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2011-12-09

〔木下黄太さん・ブログ報告〕 「私の言うことをどうか怒らないで聞いてください」ベラルーシ・ゴメリ州の女医、スモルニコワさん発言 「私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える」

 → http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/050dccb24887930fdaa560a0c391eaaf

 11/20に沖縄で開催された、ベラルーシの女医、スモルニコワ医師の勉強会のメモがとどきましたので、掲載します。「チェルノブイリのかけはし」の企画によるものです。沖縄では踏み込んだ発言もあったので、記録として残しておきます。彼女のいるあたりは、5キュリー/k㎡、およそ2850Bq/kgに少し足りないあたりの場所で医療活動に従事しています。現在のデータ的には、お子さんの七割くらいが体調不良を抱えていて、深刻な症状の子供も一割程度の地域です。健常な子供は三割程度しかいないそうです。沖縄でのやりとりが、生々しいものがあったため、掲載いたします。……

       ◇

 【スモルニコワ・バレンチナ先生(ベラルーシ・ゴメリ州ブダ・コシェリョワ)】

 * 出産率はだんだん減り、死亡率は高くなります。それは、理由がいっぱいあります。

 事故の後すぐ、1986とか88年に子どもであった人は今ロシアにいます。
 でも、子どもが生まれることができる人々は、どんどん減ります。
 その若い両親は、普通健康が悪いです。いろいろな疾患があります。
 そして、徴兵に行かなければなりません。

 少年の調査がありました。
 10年前、25%の少年は、いろいろな疾患で、徴兵に適合できませんでした。
 2011年春、徴兵に行かねければならない少年のうちに、38%は全然適合できませんでした。

 そして、徴兵行った少年のうちに、34%はいろいろな機能疾患で制限があります。

 妊娠の女性のうちに85%は何か病気があります。
 糖尿病、高血圧、腎臓の問題、甲状腺の問題、心臓の問題とか、とても問題があって子どもを産めるのはとても難しくなります。

 それに、精神疾患がある人々も最近多くなりました。

 * ストロンチウムと骨の関係。脊柱疾患が増えた関節炎も重症化。骨は柔らかくなり壊れやすくなる。骨の間にある節の疾患も増加。骨がよく動かないので騒いで動く。ベラルーシ医師たちは、疾患の原因がわかっていない。でも、そういった疾患がでていることは事実。

 * 子供は20Bq/kgの土壌汚染だとまだ安全。子供は50Bq/kgから危険がはじまる。 
  大人は200Bq/kgから危険です。

 * これから、私が言うことをどうか怒らないで聞いてください。

 ウクライナは、原発事故で、汚染が広まらないよう防御をした。

 農地も居住地も、汚染は広がらないようにした。

 私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える。
 農地の汚染が深刻であり、また汚染の拡大が続いている。居住地の汚染も厳しい。

 東日本は、チェルノブイリよりも、ストロンチウム、α線やβ線の核種が、大量にでているだろう。

 いま汚染地に住む人々が避難するとしても、膨大な人々の移住先として、汚染されていない土地が確保できるとは思えない。

           ◇

 (木下さんのブログには、スモルニコワさんを呼んだ「チェルノブイリのかけはし」の野呂美加さんの発言も紹介されている。これも、とても重要な指摘なので転載させていただく)

 【野呂美香さん】

 「福島にこの間行って来たんですけれども、もうみんな疲れた。
 
 放射能のことを考えることも嫌だと、汚染地域に残っている方がですね。
 やっぱり、もう出て行く人はもうみんな出ています。
 いや、本当にですね、聞いていて、本当に辛かったです。
 やっぱり福島というところは、すごい、地縁、血縁それから伝統文化の物凄くあるところなんですね。

 先程もあのキュリーとかそういう話をしたんですけれども、15キュリーから45キュリー、最終的には廃村になったというところでですね、

 恐らくこの辺りは、旧ソ連の科学者・人は入らなかった?だろうというくらい高いですね。

 福島市と郡山市に入っても、1マイクロシーベルト、2マイクロシーベルト、あるいは8マイクロシーベルト平気で出る。

 やっぱりその、すぐに影響が出てこなかったので、逃げ遅れた感じがしますね。
 で、今頃になってきて、やっぱり寒くなってくると、抵抗力落ちますよね。

 そうするとみんなに症状が現れてきて、苦しいと。

 だけど、精神的にこれを放射能のせいだと認めたくない。

 認めたら、もうそこから、そこにいられなくなってしまうからですね。

 逃げられる人と逃げられない人、いろいろあるので、まず、もうこっちの安全なところに身を移せた方も含めてですね、そういう方たちは助ける側に回ってあげてほしい。

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 |

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