〔木下黄太さん・ブログ報告〕 「私の言うことをどうか怒らないで聞いてください」ベラルーシ・ゴメリ州の女医、スモルニコワさん発言 「私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える」
11/20に沖縄で開催された、ベラルーシの女医、スモルニコワ医師の勉強会のメモがとどきましたので、掲載します。「チェルノブイリのかけはし」の企画によるものです。沖縄では踏み込んだ発言もあったので、記録として残しておきます。彼女のいるあたりは、5キュリー/k㎡、およそ2850Bq/kgに少し足りないあたりの場所で医療活動に従事しています。現在のデータ的には、お子さんの七割くらいが体調不良を抱えていて、深刻な症状の子供も一割程度の地域です。健常な子供は三割程度しかいないそうです。沖縄でのやりとりが、生々しいものがあったため、掲載いたします。……
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【スモルニコワ・バレンチナ先生(ベラルーシ・ゴメリ州ブダ・コシェリョワ)】
* 出産率はだんだん減り、死亡率は高くなります。それは、理由がいっぱいあります。
事故の後すぐ、1986とか88年に子どもであった人は今ロシアにいます。
でも、子どもが生まれることができる人々は、どんどん減ります。
その若い両親は、普通健康が悪いです。いろいろな疾患があります。
そして、徴兵に行かなければなりません。
少年の調査がありました。
10年前、25%の少年は、いろいろな疾患で、徴兵に適合できませんでした。
2011年春、徴兵に行かねければならない少年のうちに、38%は全然適合できませんでした。
そして、徴兵行った少年のうちに、34%はいろいろな機能疾患で制限があります。
妊娠の女性のうちに85%は何か病気があります。
糖尿病、高血圧、腎臓の問題、甲状腺の問題、心臓の問題とか、とても問題があって子どもを産めるのはとても難しくなります。
それに、精神疾患がある人々も最近多くなりました。
* ストロンチウムと骨の関係。脊柱疾患が増えた関節炎も重症化。骨は柔らかくなり壊れやすくなる。骨の間にある節の疾患も増加。骨がよく動かないので騒いで動く。ベラルーシ医師たちは、疾患の原因がわかっていない。でも、そういった疾患がでていることは事実。
* 子供は20Bq/kgの土壌汚染だとまだ安全。子供は50Bq/kgから危険がはじまる。
大人は200Bq/kgから危険です。
* これから、私が言うことをどうか怒らないで聞いてください。
ウクライナは、原発事故で、汚染が広まらないよう防御をした。
農地も居住地も、汚染は広がらないようにした。
私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える。
農地の汚染が深刻であり、また汚染の拡大が続いている。居住地の汚染も厳しい。
東日本は、チェルノブイリよりも、ストロンチウム、α線やβ線の核種が、大量にでているだろう。
いま汚染地に住む人々が避難するとしても、膨大な人々の移住先として、汚染されていない土地が確保できるとは思えない。
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(木下さんのブログには、スモルニコワさんを呼んだ「チェルノブイリのかけはし」の野呂美加さんの発言も紹介されている。これも、とても重要な指摘なので転載させていただく)
【野呂美香さん】
「福島にこの間行って来たんですけれども、もうみんな疲れた。
放射能のことを考えることも嫌だと、汚染地域に残っている方がですね。
やっぱり、もう出て行く人はもうみんな出ています。
いや、本当にですね、聞いていて、本当に辛かったです。
やっぱり福島というところは、すごい、地縁、血縁それから伝統文化の物凄くあるところなんですね。
先程もあのキュリーとかそういう話をしたんですけれども、15キュリーから45キュリー、最終的には廃村になったというところでですね、
恐らくこの辺りは、旧ソ連の科学者・人は入らなかった?だろうというくらい高いですね。
福島市と郡山市に入っても、1マイクロシーベルト、2マイクロシーベルト、あるいは8マイクロシーベルト平気で出る。
やっぱりその、すぐに影響が出てこなかったので、逃げ遅れた感じがしますね。
で、今頃になってきて、やっぱり寒くなってくると、抵抗力落ちますよね。
そうするとみんなに症状が現れてきて、苦しいと。
だけど、精神的にこれを放射能のせいだと認めたくない。
認めたら、もうそこから、そこにいられなくなってしまうからですね。
逃げられる人と逃げられない人、いろいろあるので、まず、もうこっちの安全なところに身を移せた方も含めてですね、そういう方たちは助ける側に回ってあげてほしい。
Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 | Permalink
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