〔フクシマ・NEWS〕 「安全宣言ではない」 冷温停止状態達成で班目委員長 /溶融核燃料の所在不明 「考えていなかった事態」(つまり「想定外」の事態)の発生ありうる/住民緊急避難の可能性、「極めて低くなった」とする政府見解に「私も賛成する」
政府が東京電力福島第1原発の「冷温停止状態」達成と事故収束を宣言したことについて、原子力安全委員会の班目春樹委員長は19日の記者会見で、「各号機が一定の安定状態にあることについては同じ認識だが、『安全宣言』とは違うことをはっきりさせておきたい」と述べた。
班目委員長は、原子炉の循環注水冷却設備は急いで造った仮の設備であり、「いろんなトラブルが発生することは避けられない」と指摘。さらに「(溶融)燃料もどこにあるか分からないので、考えていなかった事態の発生があり得る」と述べた。
一方で政府が、周辺住民が再び緊急避難する事態が起きる可能性は極めて低くなったとしていることについては、「私も賛成する」と話した。(2011/12/19-16:47)
Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 | Permalink

















