〔フクシマ・ブログNEWS〕 「放射能ロンダリング」が加速 汚染食品が世界中に拡散
◎ このブログ解説は第3国を経由した「死の灰洗浄」問題を取り上げているが、ここで使われている「放射能ロンダリング」という表現は、日本国内における「表示の偽装」「希釈」など、さまざまな「死の灰洗浄」に対しても使える言葉だ!
「除染神話」も「放射能ロンダリング」の一種!
彼らの偽装・欺瞞を許しはならない。
(なお、この場をかりて、「ざまあみやがれい」のみなさんの努力に敬意を表する。ありがたいことです。みなさんのおかげで、どれだけ大事な情報が広がっていることか!……)
◇ 「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.54 (全文・購読は → http://www.mag2.com/m/0001360611.html )
#
……例えば、野菜の基準値を考えてみる。
・日本国内の野菜の基準値・・・100ベクレル/kg
に対して、仮想の国Aが
・A国の輸入野菜の基準値・・・200ベクレル/kg
だったとすると、どうなるか。
日本国内では消費できない101ベクレル/kg以上の野菜が、A国に輸出可能ということになるわけだ。
実際に、EU諸国ではこの問題が指摘されている。
例えばベラルーシの国内食品向け基準値よりも、EU諸国の輸入食品向け基準値のほうが数値は高い。そのためベラルーシ国内で基準値超とされている食品がEU諸国に出回る事に対して、ドイツの消費者団体が警鐘を鳴らしている現実がある。
だが、EU諸国はこれに耳をかしていないのが現状だ。
幸いEU諸国は、輸入食品の基準値を、日本の放射能基準値に合わせている。今回の日本の新基準値の発表で、EU諸国の輸入基準値を同じレベルまで下げると思われる。
だが、日本以外の第3国からの食品の基準値は370ベクレル/kgとなっている。つまり第3国を経由すれば、EUに基準値超の日本食品が流通することも充分に懸念される。
かつての僕のブログ記事を読んだ人が、これを放射能ロンダリングと名付けていた。的確なネーミングだと思う。
もちろん、日本の新基準値より高い輸入食品基準値を定めている国へは、これまで以上に汚染食品が輸出されていくことになるだろう。
視点を移せば、国内の被災地がれきの拡散に対して、各県で強い懸念が表明されている。(続きはメルマガで)
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink