〔フクシマ・東京新聞〕 「帰郷急がず、1カ所に」 双葉町の避難町民「あの時」に黙とう
東日本大震災から9カ月となった11日、福島第一原発事故を受け、加須市の旧騎西高校に役場機能ごと避難している福島県双葉町の町民らは同校体育館に集まり、震災が起きた午後2時46分に黙とうをささげた。
井戸川克隆町長は黙とう後、集まった町民約40人に対し除染や賠償の方針を説明。「急いで双葉町に戻ることはせず、(再移転して)若い人たちが住んでくれる場所でまとまりたい」と語った。
除染作業については、双葉町と同様に町全域が警戒区域となっている隣の同県大熊町で、国が先月末からモデル事業をスタート。同町は除染を最優先課題として早期の町民の帰郷を目指すが、井戸川町長は「今の除染作業はまだまだ不備が多い」と、当面は除染を見送る方針を示した。
高校一年の息子と両親と同校で生活する朝川栄さん(56)は「町長の考えは分かるが、今は子どものことを考えると簡単には(再移転先へ)移れない」と語った。ある町議は「十分に町民の意見を聞いて発言しているのか疑問。双葉町だけが除染を断れば、帰郷を断念したと町民が不安になるのでは」と懸念した。
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink

















