〔フクシマ・作文による記録〕 いわき市立勿来第二中学校3年 瓜生健悟さん 「震災を乗り越えて」
「お父さーん、お父さーん。」
必死に叫ぶ僕からまるで父を遠ざけるかの様に黒い雨が降り出し、目が覚めた。こんな風に父を呼んだのはいつ以来だろう。止まない地震、真っ暗な空、工場の爆発。まるで映画の中にいる様な状況下で発令された緊急事態宣言。すぐさま僕の脳裏には原発から三キロ圏内に単身赴任している父の顔が浮かんだ。僕は無意識に受話器を取り、つながるはずのない父の番号を押さずにはいられなかった。何度も、何度も。そして放射能の不安が今にも僕を押しつぶそうとしていた。
父と会えたのは二日後の夜中だった。原発が爆発する中、寝食も忘れて父は生徒達を避難させていたのだ。
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# pinpinkiri 記者とかしています
24hitomiがリツイート
きのうの読売編集手帳が紹介した福島中3生の作文。お父さんは福島原発すぐそばの高校教師。爆発後、祖父に残ったガソリンで行けるところまで息子を連れて逃げてくれと頼む。息子は体外受精で授かった命。初めて自分の出生を知る…。すごい作文だ。
Posted by 大沼安史 at 11:27 午前 | Permalink

















