〔フクシマ・小出裕章さん〕 「粉ミルクにこういう汚染が入ってきているというそのこと自身が私は問題いだと思いますので。なんとか少なくして欲しいと思います」/「せめて学校給食に関しては、もっともっと低い汚染度のものを回して欲しいと願います」
◇ 6日(火)、毎日放送「たね蒔きジャーナル」
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小出「私はなんどもあのお答えしてきたつもりですが。放射線の被曝に関しては、大丈夫もなければ安全もありません」
平野「うん」
小出「30ベクレルという値であれば、それなりの危険なわけですし、え、国が定めた200ベクレルという危険もそれなりの危険だと思わなければいけません。で、できるだけ子どもには汚染のないものを与えるべきなわけですから。」
水野「ええ……」
小出「え……粉ミルクにこういう汚染が入ってきているというそのこと自身が私は問題いだと思いますので。なんとか少なくして欲しいと思います。ただし、え……30……1キログラムあたり30ベクレルという値が、え、なにか途方も無い危険を追わせるのかといえば、私はそうではない、と思います。え……まあ赤ちゃんが飲める、その……う……ミルクの量というのは知れてるわけですし。粉ミルクはもともと薄めて飲ませるもの……なわけですから。え……1キログラムあたり30ベクレルって、どの……赤ちゃんがどのくらいの期間で飲むんですかね。え……多分半月とかそれくらいかかるのかもしれませんが、1年間飲み続けたとしても、まあ、30ベクレルの10倍20倍というぐらいしか多分飲まないはずですし。え……それを飲んだことによる被爆量も、多分……1マイクロシーベルトとか10マイクロシーベルトとか、そういう値にしか多分ならない、筈だと思います」
水野「はい」
小出「まああの、内部被曝ですので、えー、評価によってずいぶんあの、幅がありますので、注意はしなければいけないのですけれども。それでも、お……今現在もう大地そのものが汚れてしまっていて。え……食べ物に関わらず、1年間に1ミリシーベルトを超えてしまうというような人たちが沢山いるわけですから。このことだけに目を奪われるということもまた正しくないと思います。」
水野「なるほど。」
平野「うーん」
水野「ラジオネームにこにゃんという方はですね。」
小出「はい」
水野「えー……、ある放送局のニュースでは、この粉ミルクはお湯で薄めるから大丈夫というコメントをしてる女性の映像をご覧になったんだそうです。」
小出「はい」
水野「でも、本当は乳児の場合、これ限り無くゼロが望ましいと思うんですが。」
小出「そうです」
水野「という風におっしゃってますが……」
小出「おっしゃる通りです」
水野「でも、もう、全くない、つまりゼロであるとセシウムゼロであるという食べ物というのは……」
小出「ありません」
水野「ああ、もうありませんか……」
小出「はい。あの……どんなもの……」
水野「赤ちゃんのためでももう無理ですか」
小出「はい。あの、無理です。えーと、事故の前のものであればですね、まあかなり低い…わけですけれども。それでも本当に厳密なことを言うのであれば、か、過去の大気圏内核実験の影響を受けていない食べ物はありませんし、チェルノブイリ原子力発電所の事故の影響だって未だに引きずっているわけですから。完璧にゼロであるということはありえません。」
水野「ふーーむ。はい……」
平野「先生、もう1つ気になるのはですね」
小出「はい」
平野「あのー、文部科学省が学校給食の食材でですね」
小出「はい」
平野「40ベクレルというものをまあ1つのこう……規制値として求めたというニュースが出てるんですけれども、これは学校給食の場合ではこれ毎日ですよね」
小出「はい」
平野「で……まああの、今の乳幼児のように薄まらないんで。この数字もちょっとこう大丈夫なんかなという印象があるのですけれども」
小出「(苦笑)」
平野「これもやっぱり仕方ないんでしょうかね……」
小出「えーと平野さんも今大丈夫なのかなっていう言葉をお使いになって。大丈夫ということはいずれにしてもない、のです。ですからどこまで子供たちに被曝を押し付けてしまうかということなのであって。私たち大人が出来る限り子どもには被曝を押し付けるべきではないと、私は思いますので。限り無くゼロに近づけたい、わけですが。え……まあ、なんども聞いていただいているようにもう、ゼロにはできないわけですね」
平野「できない」
小出「はい。ですから出来る限り汚染の少ないものを与えたいと私は思いますが。放射能の汚染検査ということの、こちら側の持ってる測定器の数であるとかですね、え、使える時間であるとかいうのが限られてしまっていて。今現在、その……全国の学校給食をはかろうと思うと、かなりまあ、あの……精度の悪いというかですね、か…ほんとに低い汚染まで、測定出来るような測定体制、体制がまだとれていないの、ですね。ですから、まあ、そく……1キログラムあたり40ベクレルというものを検出できるというような、ことがまあ今のところ精一杯というかですね、せいぜいそんな段階でしかない、のですね」
平野「ああ……」
小出「ですから、測定器で測って、一応検出できないというレベルのものを、学校給食に回そうというそういう判断をされたのだと思い、ます。でも私としては、本当はもっともっと低くしなければいけないし、測た…測定体制を早急に強化して……」
水野「そうですよね」
小出「はい。あのせめて学校給食に関しては、もっともっと低い汚染度のものを回して欲しいと願います」
Posted by 大沼安史 at 10:41 午前 | Permalink

















