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2011-12-09

〔フクシマ・発言記録 〕 過去の内部被曝の考慮  園田政務官 「検討の俎上に上っていない」

◎ この無能・無責任な日本の「政府」よ! 国連からも情報を求められているというのに……

 以下の記者会見での園田政務官の発言は歴史に残すべき、驚くべき「証言」(公式の言明)である。

 ◇ 11月21日の統合対策室合同会見で、「おしどり」さんのマコさんの質問に対して。

        ◇

 ――前々回の質問の回収ですが、前々回に出ました資料によりますと(このあたりの質疑と資料は第29回「脱ってみる?」に書いてますわよ!)、群馬、栃木、茨城、千葉などには福島原発由来のプルームで福島県以上に汚染されてる地域もありましたが、その辺りの過去の内部被曝、吸入被曝、そして外部線量被曝などはどこの部署が管理をしてどこが評価をするのでしょうか。

 福島県でホールボディーカウンターの予算が経産省から17億出て5台購入する件ですが、これは据え付け型ではなく、簡易型の検診車を5台購入、となっておりました。ですので現在の食べ物による経口被曝の慢性被曝を考慮することはできますが、過去の一発被曝は全く考慮できません。

 ヨウ素もセシウムも実効半減期は何度も過ぎておりますので、過去の内部被曝はどこが考慮して、どうするおつもりなんでしょうか。放医研では「外部被曝しか評価しないソフトを作った」と確認しました。福島県庁では「過去の内部被曝は我々としては手も足も出ない」という回答を得ました。県民健康管理検討委員会では「問診票で、過去の被曝を考慮するが、外部被曝のみしか出さない」という回答を得ています。被災者生活支援チームの医療班からは「我々は過去の内部被曝は検討していないが、どこかがやらねばならない、勉強すればするほど難しい」という回答を得ております。


 どこの部署が過去の内部被曝を考慮するのかお答えいただきたいと思います。宜しくお願いします。

 園田政務官「えっと、福島県以外の健康調査の件でございますけれども、あの只今、やはり被災者生活支援チーム――これは原発の方でございますけれども、そこが各県も含めてですね、色々ご相談をさせていただいてるようでございます。したがってまだ詳細なものは出てきておりませんけれども、自治体の皆さん方ともご相談をさせていただきながら今後対応していくようになっております。
 で、その間でございますけれども、詳細なモニタリングも含めて今やらせていただいてるところでございますので、まずは状況をしっかりと把握をさせていただいた上で今後私共としても何ができるか、あるいは県を通じてですね、何をやっていただくかは今後のまあ、いわば検討事項として、問題意識としては持たせていただいております。ということでございます」

 ――すいません、質問の趣旨が伝わっていなかったようで、もう一度質問いたします。「過去の内部被曝を考慮する機関はどこか」という質問をさせていただいたのですが、具体的に部署名を教えて頂ければと思います。

 園田政務官「はい、あのすいません、それについては実際に決まってるわけではございませんので、今後の課題という認識でさせていただいております」

 ――あの、過去の内部被曝の考慮は時間が経てば経つほど、データなり記憶なりが薄れますのでなかなか評価しにくくなるので、一刻も早く内部被曝など過去の調査はするべきなのですが。現在(原子炉が)冷温停止状態に入っているならば少し余裕があるかとは思われますが、いつのタイミングで始められるのでしょうか。

 園田政務官「まあ、そういう面ではこれからの課題であろう、というふうに思ってますので、現在それがどういう体制で行なうかということは、まだ検討の俎上には上ってないと、そういうことでございます」

 ――検討に上ってないということですか。

 園田政務官「はい、そうです」

 (わーおっしゃいましたわね!?)

 ――わかりました、過去の内部被曝をどう考慮するかは、政府でもどこでも検討に上っていないということで。よろしいでしょうか。

 園田政務官「あの、まあ検討に上っていないと、どこでもということになるとちょっと語弊がありますけども、当然課題としては認識致しております。けれどもそれが実際にどういう形で行なうことができるのか、といった場合においては、それはまだ決まっていない。ということでございます」

 あのー園田さん、私何ヵ月この質問をして、何ヵ月「検討中」とお答えされてると思ってるの? 過去の内部被曝、特にヨウ素被曝をどう評価するか、5月から追及している件。放医研も福島県庁も厚労省も県民健康管理検討委員会も被災者生活支援チームも、いい加減各所の電話の保留音聞きあきたし、仲良しまでできて雑談するレベルになってるっつの!

 ◇ 関連 「国連からも情報が求められている」(安全委・加藤審議官)

 同じくマコさんが11月24日の統合対策室合同会見で

 ――前回の会見の質疑の時に、園田政務官は過去の内部被曝の検討課題は現在上がっていない、とおっしゃいました。この点についてお聞きいたします。

 助言機関である安全委員会として――私、あの後各専門家や、色々なところに聞いたのですが、現在放医研、福島県庁、そして福島県の検討委員会、被災者生活支援チームの医療班などでも、過去の内部被曝が一切検討されていない、そしてこれからについても、園田政務官もお答えのとおり、検討課題に上がっていない、という点について安全委員会としてどうお考えかお聞かせいただければと思います。

 安全委員会・加藤審議官「われわれとしてはどこの機関がやるんでもいいんですが、何らかの形では行われる必要があると思ってます。国連のUNSCEAR(アンスケア、後述)からもですね、その辺の情報は求められているところでございます。ただ、初期のモニタリングデータが少ないということで、不確かさは非常に大きいと思いますから、『そういう状況の中で不確かさはどれくらいだけど、こうだ』というような形でもいいですから、何らかの評価はどこかの機関で行って欲しいと思います」 ……

Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 |

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