[フクシマ] 浪江の酒蔵 江戸時代以来の伝来の酵母は生き残っていた 山形・長井で再出発 「磐城壽(いわきことぶき)」
河北新報 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111231-00000006-khks-ent
◎ ああ.、ほんとにうれしいニュースを、ようやく見つけた!
江戸末期から150年以上、続く酒蔵が復活! 乾杯!
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東日本大震災で全壊した福島県浪江町の酒蔵「鈴木酒造店」が、山形県長井市で廃業した酒造施設を引き継いで酒造りを再開、今月下旬から新酒「磐城壽(いわきことぶき)」を出荷している。杜氏(とうじ)で専務の鈴木大介さん(38)は「福島から避難中の人に酒を酌み交わしてもらい、少しでもふるさとを感じてほしい」と願っている。
鈴木酒造店は浪江町請戸地区で江戸時代末期から150年以上続く老舗。磐城壽も創業期からの銘酒だ。港のすぐ近くに立地し、漁師が大漁を祝い、冷えた体を温める酒として親しまれてきた。
3月11日。津波を受け、店舗や酒蔵など約3300平方メートルが全壊した。歴代の醸造技術をまとめた資料、伝来の酵母も流失した。しかも福島第1原発から約7キロの警戒区域内。口にこそ出さないが、家族全員が再起を半ば諦めていた。
震災から3週間後、再起の兆しが見えた。「検査で預かっていた酵母がある」。福島県会津若松市の研究機関からの吉報だった。「歴史が生き残っていた。いける」。山形県米沢市で父母ら家族と避難生活を送っていた鈴木さんは確信した。
5月、酒造りができる空き物件を探し始めた鈴木さんに、今度は山形県工業技術センターから知らせが届く。後継者がいなくなった長井市の東洋酒造が3月に廃業し、設備が空いているという。交渉の末、10月下旬に譲り受け、11月初めに仕込み開始にこぎ着けた。
再開に当たり、酵母とともに重要な水と酒米は変えた。「地元の味を地元の人に飲んでもらうのが、酒造りの喜び。無理に今までの味を再現しようとせず、地元の素材を生かそうと思った。(今は家族で住む)長井が地元なのだから」と鈴木さん。原料に使ったのは比較的硬度が低い長井の水と、山形産の酒米「出羽燦々(さんさん)」だった。
酒造りは、7月に福島県南会津町の酒造会社を借りて行って以来。約1カ月後、出来上がりを味わった。「とろりとしてコメのうま味がしっかりある。本来の磐城壽らしい」。予想外に以前の味が再現されていた。
震災から9カ月半。「ここまで来られたのは奇跡。支えてくれた方々のおかげだ」と鈴木さん。いつか帰れる日のため、請戸の土地や酒造業の免許は残している。「その日が来るまで長井で新しい磐城壽の歴史を培う」。鈴木さんは一升瓶を抱えて前向きに語った。
磐城壽は福島県内の酒店などで購入できる。連絡先は鈴木酒造店0238(88)2224。
Posted by 大沼安史 at 06:13 午後 | Permalink

















