〔フクシマ・東京新聞〕 日光市 高濃度セシウム焼却灰、保管限界 新たにテント設置へ
日光市千本木のごみ焼却施設「市クリーンセンター」で生じる高濃度の放射性セシウムを含む焼却灰の保管問題で、来月にはこの施設での保管が限界を迎える見通しであることが分かった。市は一日開会した十二月定例市議会に、新たに灰を保管するためのテントを設置する費用約三千百九十万円を含む補正予算案を提出した。 (石川徹也)
同センターでは七月十三日、焼却灰のうち、ばいじんなどの「飛灰」から国の基準(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)の二倍に当たる一万六〇五〇ベクレルの放射性セシウムが検出され、国の指針に従って施設内の車庫棟などに一時保管してきた。
一日約三トンの飛灰が生じており、これまで搬出していた群馬県草津町の民間最終処分場が定める「三回連続で八〇〇〇ベクレルを下回り、うち一回は四〇〇〇ベクレル以下」という条件をクリアできず、同センターに保管するしかなかった。十一月末までに約三百四十八トンが保管されており、来年一月いっぱいで満杯になる見通しだ。
設置するテントは幅十メートル、長さ三十メートル、高さ数メートル。特殊繊維のドーム型で保管容量は約六百四十トンある。内側にコンクリート製の擁壁を張り巡らし、搬入口には鉛のシートを張り、飛灰の拡散と溶出を防ぐ。
市環境課の担当者は「草木や落ち葉などが原因とみられる。テントで来年九月までは保管できるが、あくまで仮置き。基準を下回り、草津へ持って行けるようになれば」と話している。
国は来年一月一日施行の放射性物質汚染対処特措法に基づき、八〇〇〇ベクレルを超えた飛灰は「指定廃棄物」として国が処分するとしているが、具体的な指針はまだできていない。
◎ 東照宮にも「死の灰」が降りそそいだのだろう。
Posted by 大沼安史 at 10:24 午前 | Permalink

















