〔フクシマ・東京新聞〕 3号機爆発前日 代替準備前に注水停止
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011122302000030.html
◎ 東電はまたも運転員のミスをほのめかす「報告書」なるものを出した!
「準備が整っていないのに、片方の装置を停止させた結果、六時間も注水が止まる事態を生んでいたことを明らかにした。この空白の時間が炉心溶融につながった可能性がある」
もしかしたら、これは語るに落ちた報告かも知れない。
炉内の蒸気が乏しくなり、HPCIのタービンの回転が遅くなった責任は、運転員の責任ではない!
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東京電力は二十二日、福島第一原発事故発生直後の三月十一~十五日の事故対応状況をまとめた報告書を公表した。
3号機では、注水に使う装置を切り替える際、準備が整っていないのに、片方の装置を停止させた結果、六時間も注水が止まる事態を生んでいたことを明らかにした。
この空白の時間が炉心溶融につながった可能性がある。
注水が中断したのは三月十三日未明。圧力容器からの蒸気の力を使って水を送る装置(HPCI)を使っていたが、動力源の蒸気が乏しくなってきたことから、ディーゼルポンプ(DDFP)への切り替えを決め、HPCIを手動停止させた。
しかし、原子炉内は過熱によって高圧になっており、DDFPの力では注水できない状態だった。
本来は、炉内の圧力を下げてから切り替えるべきだが、圧力を逃がす弁が開かず、注水できない状態が続いた。
HPCIに戻そうとしたが、既に起動するための電源が失われていた。
弁の操作に必要な直流電源が失われていたため、運転員たちは原発内の自動車からバッテリーを集め、弁の電線をつなぎ替え、約六時間後に弁を開けた。
DDFPによる注水が始まったが、核燃料の溶融は進んでおり、3号機は翌十四日午前に水素爆発した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理はHPCIを止めた理由を、運転員たちは「当時、HPCIのタービンの回転が操作手順書より遅く、いつ止まるかわからない」などと懸念していた、と説明。判断は妥当だったと強調した。
HPCIの操作は政府の事故調査・検証委員会も着目しているが、今月二十六日の同委の中間報告直前に、東電が自ら説明した。
Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink

















