〔フクシマ・NEWS〕 「天野IAEA」 もう年末、あれから9ヵ月が過ぎたのに原発安全強化の追加的予算措置 いまだ取らず たまりかねた米政府が今後の事故対策の明確化を要求 ブルームバーグが報道
史上空前の原発惨禍であるフクシマが起きて、もう9ヵ月が過ぎているのに、天野之弥事務局長が率いるIAEAが原発の安全性向上に対する追加的な予算措置をまだ取っていないことが、米ブルームバーグ・ニューズの報道(12月8日付)で明らかになった。(注1)
→ http://www.bloomberg.com/news/2011-12-08/un-s-atomic-regulator-funds-terror-fight-while-fukushima-response-starved.html
原発の安全確保は、技術協力、核兵器の拡散防止と並ぶ3本柱。
にもかかわらず、「天野ジャパンIAEA」は、原発の安全性を強化するための新たな予算措置を年末を迎えても取っていないことから、あまりの遅れに業を煮やした米政府は、天野IAEAのいう「行動計画」なるものの予算措置に対して準備を整え、将来起こりうる原発の非常事態にどう対応するか明確化するようIAEAに要求した。(注2)
これについて「天野IAEA」はブルームバーグの質問書に、「行動計画の主たる活動」を練っているチームが計画をまとめてから予算措置は行うつもりだ、と回答した。
ブルームバーグの報道によると、9月に決まったIAEAの今年度予算(4億6900億ドル)のうち、原発の安全対策費は8.9%。これには、フクシマを受けた追加的な対策費はまったく含まれていない。
こうした天野IAEAの無策ぶりについて、IAEA研究を続けて来た元オーストリアの外交官、カナダCIGI(国際行政改革センター)上級研究員のトレヴォール・フィンドレー氏は、「IAEAは(フクシマという)この悲惨な事故を契機に、原子力の安全を向上させるチャンスを掴み損ねた」と批判している。
◎ フクシマという途方もない原発が起きたというのに、「天野IAEA」が事故当初から積極的に動こうとしないことに対し、米政府などから厳しい批判が出ていたことは、拙著の『世界が見た福島原発災害』『同・2』(ともに緑風出版)でも報告したことだが、そうした無策ぶりへの国際社会の怒りのボルテージがここまで高まっているとは……。
天野IAEAを操る日本政府と国際原子力マフィア!
このブルームバーグの報道が「12月8日」付けだったことも、偶然の一致でなかったような気もする(フランスのルモンドも8日付けでフクシマに関する記事を集中的に掲載していた!)
(注1)ブルームバーグの記事原文(関係個所)は、以下の通り。
Nine months after the worst nuclear disaster in decades, the world’s atomic-energy watchdog has yet to dedicate additional money to improve reactor safety.
(注2)同。
The delay has prompted the U.S. to call for the International Atomic Energy Agency to prepare a budget for its so-called action plan and to clarify how it will respond to future nuclear emergencies.
Posted by 大沼安史 at 09:31 午前 | Permalink
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