〔フクシマ・東京新聞〕 千葉 放射性焼却灰一時保管場所 手賀沼終末処理場を打診
放射性セシウムを含むごみ焼却灰問題で、県が灰の一時保管場所として、我孫子、印西両市にまたがる手賀沼流域下水道の手賀沼終末処理場敷地内を関係自治体に打診していたことが二十二日、分かった。しかし、我孫子市議会が同日、受け入れ拒否を全会一致で決議するなど、両市は「一カ所で全部を引き受けるのは、住民感情から受け入れられない」としており、調整は難航しそうだ。 (横山大輔記者)
県は柏、松戸、流山、我孫子の四市と印西環境整備事業組合から、放射性焼却灰の一時保管場所の確保を求められたことを受け、東葛地域の県有地などを中心に用地を検討していた。
県などによると、打診は四市一組合に対し、十月末に行われた。同処理場の敷地内で、印西市にかかる東端の余裕地約二ヘクタールを活用。設置日以降に発生した一キログラム当たり八〇〇〇~一〇万ベクレルの焼却灰を三年程度、保管する内容だった。
これに対し、我孫子、印西両市は「複数の一時保管場所を設置すべきだ」と態度を保留し、決定の見通しは立っていない。
我孫子市の星野順一郎市長は二十二日の市議会で「他市の灰は受け入れられないという立場。県に国有地なども検討し再度、適切な場所を探してもらいたい」と答弁。市議会も「断固、受け入れを拒否する」と決議した。
同市を除く三市一組合では、国の通常の埋め立て基準(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)を超えるセシウムを検出しており、保管量は計千百七十六トン(十一月末現在)に達している。柏市では南部クリーンセンターでの保管が限界を迎え、年明けにも工場の運転停止の見込みとなっている。
手賀沼終末処理場は県下水道公社が運営し、周辺七市の汚水を浄化。処理時に発生する汚泥の焼却灰からも五月に一キログラム当たり最大二万五〇〇ベクレルのセシウムを検出し、工場建物内や仮設テントに約六百五十トン(同)を保管している。
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink

















