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2011-12-24

〔玄海・NEWS〕 玄海1号機、原子炉に不純物6倍 早期劣化の原因?

 佐賀新聞(22日付け) → http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2106303.article.html

  老朽化が指摘される九州電力玄海原発1号機(佐賀県玄海町、55・9万キロワット)の鋼鉄製の原子炉容器に、不純物である銅が同社保有の他の原発と比べ最大約6倍含まれていることが21日、九電への取材で分かった。銅の含有率が高いと、核分裂で生じる中性子を浴びた際、原子炉の劣化が早く進むとの指摘もある。  

 九電によると、1975年に運転開始した玄海1号機の原子炉に含まれる銅の割合は0・12%。94年に運転開始した3号機は0・018%で約6・6倍に相当する。1号機は71年に着工しており、同社は「当時の技術ではこの程度しか不純物を取り除けなかった」と説明している。 

 井野博満東大名誉教授(金属材料学)は「比較的新しい原子炉の場合、銅の含有率は通常0・0数パーセント程度。玄海1号機は(不純物の多い)悪い鋼を使っている」と指摘。70年代後半以降、鋼材にニッケルを混ぜて焼き入れするなど製造技術の改良が進み、銅の含有率は大きく低下したという。  

 玄海1号機は1日から定期検査で停止しており、井野名誉教授は検査終了後に運転再開しないよう求めている。 

 九電が2009年、玄海1号機について運転停止などで温度が低下した際、鋼鉄が割れやすくなる境界の温度「脆性遷移温度」を測定したところ、予測値を約20度上回る98度に達した。これは、理論上85年間運転した劣化状態に相当する数値。

 九電は「銅の含有率が高く、運転期間が長いことで脆性遷移温度が高いと考えられているが、試験片で『問題ない』ことを確認している」とし、「玄海1号機の製作当時は銅の含有率の規格がなかった。その後、追加された規格を上回ってはいない」と話している。

Posted by 大沼安史 at 10:52 午前 |

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