〔フクシマ・東京新聞〕 群馬にも死の灰 高崎市 放射線量 9地点 国基準を上回る
福島第一原発事故を受けて、高崎市が市内の教育施設を中心に放射線量を測定した結果、九地点で国の除染基準(地上一メートルで毎時〇・二三マイクロシーベルト)を超えたことが二日、市議会の災害対策特別委員会で報告された。市は遊具や砂場など子どもが遊ぶ場所から優先的に除染している。
市によると、測定は十一月一~十八日、保育・幼稚園、小中学校、公園などの計四千九百七十九地点を対象に、二人一組の職員が国内の測定器を使って進めた。
それによると、九地点は旧倉渕村の四地点、旧榛名町の三地点、旧市の二地点。
地上五十センチと地表付近では、計百六十六地点で同〇・二三マイクロシーベルトを超えた。市はこの数値を超えた計百七十五地点全てを月内に除染する方針。
地表付近の中では、全体で最高となる同一・四マイクロシーベルトの地点が旧倉渕村にあったが、教育施設ではなく、既に除染した。
ただ、同じ敷地で五地点を面的に測定した平均値では、国の除染基準を超えたケースはないため、市は国に汚染状況重点調査地域の指定は申請しない。
Posted by 大沼安史 at 10:57 午前 | Permalink

















