« 〔フクシマ・NEWS〕 東電 東通原発を断念…工事中断の1号機 (「脱原発」が始まった!) | トップページ | 〔小出裕章さん・コメント〕 政府・東電 「チャイナ・シンドローム」寸前解析 「根拠レスだと言っていい」 鋼鉄の壁まで37センチが「余裕」? 鋼鉄に穴が開いている疑い、捨てきれず »

2011-12-01

〔フクシマ・NEWS〕 政府・東電、原発事故のデータ解析 1号機「コンクリート床を浸食」コア・コンクリート反応「最大65センチ」 チャイナ・シンドローム前期状態

◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111201ddm001040056000c.html

◇ 東京新聞 → http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011120190070459.html

◇ ウォールストリート・ジャーナル日本語版 → http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_353132

〔フクシマ・NEWS〕  政府・東電、原発事故のデータ解析 1号機「コンクリート床を浸食」コア・コンクリート反応「最大65センチ」 チャイナ・シンドローム前期状態

 ◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111201ddm001040056000c.html

 1号機燃料85%超落下 格納容器内、東電など解析

 コンクリ65センチ侵食
 
 東京電力福島第1原発1号機で、炉心溶融(メルトダウン)によって原子炉圧力容器が破損し、85%以上の核燃料が格納容器に落下したとの解析を、経済産業省所管のエネルギー総合工学研究所が30日発表した。

 東電の解析でも相当量の核燃料が格納容器に落ちてコンクリートを最大65センチ侵食したと推計。核燃料は格納容器の外に漏れていないが、事故の深刻さを改めて示す結果で、政府や東電は廃炉作業などに活用する。

 同研究所は、詳細に原子炉内の状況を追跡できる方法を使用し、核燃料の損傷状態を試算した。

 その結果、1号機では地震による原子炉の緊急停止から5時間31分後に核燃料の被覆管が壊れ、7時間25分後に圧力容器の底が破損。核燃料の85~90%が格納容器に落下したと算出された。

 2、3号機でも約7割の核燃料が溶けて格納容器に落下した可能性があると推定した。

 また、東電は別の方法で解析。1号機では、溶け落ちた核燃料の量は不明だが、「相当な量」とした。2、3号機も一部の核燃料が落下したと推定。

 いずれも落下した溶融燃料が格納容器の床のコンクリートを溶かす「コア・コンクリート反応」が起き、1号機では最大65センチ侵食。燃料から格納容器の鋼板までは最悪の場合、37センチしかなかったことになる。

 ただし、格納容器の下には厚さ7・6メートルのコンクリートがあり、地盤に達していないとしている。汚染水が大量発生している原因は、配管の隙間(すきま)などから格納容器の外に漏れているためと考えられる。

 一方、2号機での侵食は最大12センチ、3号機で同20センチと推計した。

 今回の解析が冷温停止状態の判断に与える影響について、経産省原子力安全・保安院は「原子炉の温度などの実測値を基にしているので関係ない」と説明。岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「燃料が格納容器の底に落ちていても、水につかって冷やされており原子炉は安定している。さらに情報を集めて解析精度を上げ今後の作業に役立てる必要がある」と提言する。

 ◇ 東京新聞 「1号機の溶融燃料 底部コンクリ65センチ侵食」→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011120190070459.html

 東京電力は三十日、最も早く炉心溶融が進んだ福島第一原発1号機では、溶けた核燃料の大部分が原子炉圧力容器から格納容器に落ち、床面のコンクリートを最大六十五センチ溶かしているとする解析結果を公表した。核燃料は格納容器内にとどまっているが、外殻の鋼板まであと三十七センチに迫っていた。

 2、3号機でも溶けた核燃料の一部が同様に格納容器内に落ち、コンクリート床を侵食している可能性があるとの解析結果だった。廃炉で最重要なのが核燃料の回収だが、困難さがあらためて浮き彫りになった。

 炉内は直接観察できないため、シミュレーションソフトを使って解析した。

 1号機は冷却できなかった時間が最も長いため、核燃料のすべてが溶融して圧力容器を壊し、格納容器内に落下したと想定して解析した。

 落ちた核燃料の高温で、球形をした格納容器の底に施されたコンクリートを熱分解する「コア・コンクリート反応」が起きたとの結果になった。

 ある程度の時間は炉心を冷却できた2、3号機では、それぞれ最大で57%と63%の核燃料が溶けたと説明。この場合、底部のコンクリートの侵食は、2号機で最大十二センチ、3号機で同二十センチになるとした。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の会見で「格納容器内は水位が三十~四十センチあり、落ちた核燃料は水に漬かっているとみられる。仮にコンクリートが侵食されていたとしても容器の強度面での問題はない」との見解を示した。

 解析結果は経済産業省原子力安全・保安院が開いた研究会で報告した。参加した岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「コンクリートの侵食の度合いについてはなんとも言えないが、格納容器に落ちた燃料が冷やされていることは確実だと思う。複数の機関の解析を持ち寄ることで炉の状態が少しずつ分かってくる」と話した。

 ◇ ウォールストリート・ジャーナル日本語版 → http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_353132

 ・東電と政府は1号機の核燃料棒が完全に溶融した可能性の高いことを初めて認めた。溶けた核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器の床にまで落下。堆積した燃料によってコンクリートの床(厚さ7.6メートル)のかなりの部分を浸食したと推定される。
 (大沼 「チャイナ・シンドローム」の前期じゃないか!)

 ・東電は2、3号機の損傷について、1号機ほど深刻ではないものの、一部の核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器に落下した状況に変わりないと発表した。

 ・ただ、政府当局者によると、3基全てで核燃料が100度未満に冷却されており、事態がこれ以上悪化することはないという。 (この政府当局者は名前を名乗って発言すべきである)

Posted by 大沼安史 at 09:24 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔フクシマ・NEWS〕 政府・東電、原発事故のデータ解析 1号機「コンクリート床を浸食」コア・コンクリート反応「最大65センチ」 チャイナ・シンドローム前期状態: