〔フクシマ・NEWS〕 「子や孫に原発ない世界を」 伊方原発、運転差し止め提訴
◇ 毎日新聞 9日付け 愛媛版 → http://mainichi.jp/area/ehime/news/20111209ddlk38040688000c.html
・原告共同代表の松山市の牧師、須藤昭男さん(70)は福島の出身。「『3・11』後、古里なまりの叫びが聞こえる」
・小学生2人も原告団に含まれる。
・原告には学生も参加。松山市の愛媛大3年、中山歩美さん(21)。「地震大国の原発のリスクがどれほど高いか証明できれば、原発のない世の中が理想論でないと証明できる」
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福島第1原発事故後、西日本では初めて原発の全面停止を求めて提起された8日の四国電力伊方原発の運転差し止め訴訟。原告に名を連ねた住民や弁護士らは、記者会見や原告集会で、口々に伊方原発の危険性を指摘。「子や孫に原発のない世界を」などと、切実な思いを訴えた。
原告は愛媛176人、高知59人、大分20人など16都県の300人。小学生2人も含まれる。全国147人の弁護団が支える。
この日は午後1時ごろ、原告ら約100人が集まり、「伊方原発をとめよう!」の横断幕を掲げて松山地裁に入り訴状を提出した。
提訴後、原告らは松山市堀之内の市民会館で記者会見と集会を開催。まず弁護士らが、「中央構造線で地震が起きれば原発がもつわけはない」「スリーマイル、チェルノブイリ、福島と大事故が続いた。10年後にどこで起きるかまったくわからない」「閉鎖性海域の瀬戸内海が死の海となる」などと危険性を力説した。
その後、原告らが切々と訴えた。
原告共同代表の松山市の牧師、須藤昭男さん(70)は福島県出身。「『3・11』後、古里なまりの叫びが聞こえる。何もできないほど歳をとったと思っていたが、訴訟に参加できた。子供たちが10年20年後にどうなるか分からない悲惨な状態を、四国に、愛媛に、繰り返してはならない」と力を込めた。
福島県南相馬市から愛媛に避難している農業、渡部寛志さん(32)も「原発が存在する以上は事故の確立は0%にならないが、原発が存在しなければ0%になる」と訴えた。
全国初の原発訴訟として注目された、1号機の設置許可の取り消し訴訟などを闘った伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さん(64)は「(過去の訴訟で)安全確保ができていないと訴えてきたが、国も司法も認めなかった。その結果として福島の事故がある。11年ぶりに原告となったが、子や孫の世代に安心な世界を守らなければいけない」と話した。
原告には学生らも参加。松山市の愛媛大3年、中山歩美さん(21)は「地震大国の原発のリスクがどれほど高いか証明できれば、原発のない世の中が理想論でないと証明できる」と思いを述べた。
国内では、大震災後、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)、北海道電力泊原発(北海道泊村)の廃炉を求める訴訟が起こされたが、伊方では廃炉までは求めていない。薦田伸夫弁護団長(愛媛弁護士会)は「早期に勝訴を得るため争点を絞った。大震災後、裁判官の認識も根本的に改まった。この訴訟で原発を止めることが出来ると考えている」と自信を見せた。
Posted by 大沼安史 at 01:50 午後 | Permalink

















