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2011-12-03

〔☆フクシマ・NEWS〕 世界的な調査報道ジャーナリスト、G・パラスト記者 フクイチ暴露 第2弾 火災抑制システム 機能せず 何者かがデータを偽造し、IAEAの国際基準を骨抜きに

 米国の世界的な調査報道ジャーナリスト、グレッグ・パラスト記者の新著、『ハゲタカのピクニック』は、本ブログ既報のように「フクイチ」をめぐる「耐震偽装」問題を告発したものでもあるが、それに加え、今回の事故で「フクイチ」の「火災抑制システム(fire suppression systems)が機能しなかったことも暴露しているので、内容を紹介しよう。

 パラスト記者が「ファイアマン」と名付けている原発の防火問題の専門家が、証拠の文書を同氏に提供し、電話で証言した。

 「ファイアマン」氏は(日本を含む)全世界、すべての原発の火災抑制安全基準のテストを行っている人物。

 同氏によると、IAEAが定めている火災抑制基準は同氏の報告データに基づいたものではなく、何者かが支出の回避を狙って偽のデータにすり替え、火災の危険性を小さく見せているのだという。(大沼 この何者かがウィキリークスで暴露された、IAEAのあの日本人関係者である可能性は否定できない……)

 同氏はパラスト記者にその「偽のデータ」を通報。パラスト記者はそれが間違いなく真実であることを確認した。

 その結果として、フクシマでは以下のような悲劇が生まれた。

 The fire suppression systems at Fukushima failed, worsening the disaster.

  「フクシマの火災抑制システムは機能せず、惨事を悪化させた」(同書305頁)

 ◎ 米原子力規制委員会(NRC)のサイトでたしかめたところ、原発の火災は被覆コードの被覆が溶けた部分から火炎が発生するなど、さまざまなかたちで起きるという。

 フクイチの事故でも当時、4号機で「火災」の発生が伝えられたが、水素爆発の「爆発」の方に目が向き、火災には注意が行き届かなかったきらいがある。

 1号機などのの水素爆発も、パラスト記者が指摘しているように、火災抑制システムが働かなかったことによる引火の可能性もある。

 パラスト記者による「耐震偽装」の暴露といい、この「火災抑制システム」疑惑といい、日本ではこれまで浮上することもなかった大問題である。

 グレッグ・パラスト記者は証拠の文書などを握っていると言っているのだから、政府事故調(そして国会事故調)はパラスト記者から証拠物件の提供を受け、真実を究明すべきである。

 ◇ 耐震偽装問題については → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-65c7.html

Posted by 大沼安史 at 03:41 午後 |

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