〔フクシマ・小出裕章さん〕 高濃度汚染水 大量漏洩問題 「コンクリートの構造物は殆ど地下に埋まってますので、見えないまま東電が知らん顔をしてきたというだけのことなのであって、何を今更と私は思います」「もう一体どれだけが漏れてしまったのかと私は思います」」「「もう10万トンたまってる亀裂部分からもう山ほどじゃんじゃん漏れてきたのです」
(大沼 嗚呼、太平洋が「死の海」に変わろうとしている……)
5日(月)、毎日放送「たね蒔きジャーナル」で。
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水野「高濃度の放射能に汚染された水、をこれ、処理する施設から、水が45トン漏れているのが見つかったと、東電が発表いたしました。」
※ 今回の冷却水漏れ、最低でも45トン(最大220トン)=セシウム20億2500ベクレル=ストロンチウム(推定)4兆5千億ベクレル
小出「はい」
水野「で、小出先生はこのたね蒔きジャーナルでもうずうっーーっと前からですね、えー、汚染された水は海に大量に漏れているはずだと」
小出「そうです」
水野「だから、少しでも早く遮断する壁を、地中に作らなきゃとおっしゃってきておりましたよね」
小出「……はい。いや、むしろ、そう……それも言いましたけれども。えーむしろそれより前にですね。コンクリートの構造物の中に汚染水がたまってるわけですから。必ず漏れると私は言いましたし。その、それはコンクリートの構造物でないようなところに移す以外にないと言いまして。」
水野「そうでした」
小出「私はタンカーに移してくれと言ったのです(苦笑)」
水野「そうです。もともとはこの汚染水はコンクリートで遮断できるような物ではなくて」
小出「そうです」
水野「もうよそに移すしかないんだと」
小出「そうです」
水野「だからタンカーをというのをもう」
小出「3月から言っています」
水野「3月からおっしゃっていて」
小出「はい」
水野「政治家にもこの言葉を何度となく」
小出「はい」
水野「直接ぶつけていただき、たね蒔きジャーナルを通して」
小出「はい」
水野「しかしながら、タンカーは、走らず」
小出「そうです」
水野「そして汚染水はコンクリートの、ねえ、作った中にずうっと押し込められて」
小出「はい」
水野「そして、やっぱり先生おっしゃっていたようにひび割れが出来て」
小出「たまたま今度は見えたんですね」
水野「そっから出てんのが」
小出「はい」
水野「たまたま見えたから東電も発表したんですかねえ」
小出「そうです。コンクリートの構造物は殆ど地下に埋まってますので、見えないまま東電が知らん顔をしてきたというだけのことなのであって、何を今更と私は思います。」
水野「だって今まで気づかないかって思いますよね」
小出「そうです。」
水野「見えなかった、ということですよね」
小出「そうです」
水野「見なかったといいますか」
小出「今度45トンといいますけども。10万トンを超えるような汚染水が、コンクリートの構造物、地下のピットとかトレンチとかというところにずうっと溜まり続けて、もう何ヶ月も経ってきたわけですから。もう一体どれだけが漏れてしまったのかと私は思います」
水野「これ、漏れた総量がですね、推定ですけれども。最大で220……え?220トン。最大で220トン」
小出「(苦笑)」
水野「という可能性もあるというんです?」
小出「それはあの、現在循環式の処理をしているその場所から何トン漏れたかというだけのことですね。」
水野「もっと多い? 可能性があるということですか」
小出「もちろん。もちろんです」
平野「他の亀裂部分からも……」
小出「そうです。もう10万トンたまってる亀裂部分からもう山ほどじゃんじゃん漏れてきたのです」
平野「そうですねえー」
小出「はい」
平野「だからそのへんの。そのことを言わないから、まあこう、やっぱ、漁業関係者のほうからもあの、不安の声が出て、しかもこの国際的にもですね、これはあの、大きななんか前、批判されてもおかしくない、あの事態になってますよね、今」
小出「そう思います。」
平野「ええー、これアメリカの西海岸にさえ、あの、行くかもわかんないわけでしょ。もう行きつつあるんでしょうけれども」
小出「はい。まあ、あの、震災瓦礫そのものがハワイにいつ届くっていうような話をしてるわけですし。えー海に汚染したものは必ず届きます。」
平野「うーん……」
小出「どこにでも」
水野「この汚染された水、漏れている水のセシウムの濃度がですね、1リットルあたり4万5千ベクレル。でこれは法律で定める基準のおよそ300倍、と言うんですね」
小出「はい(苦笑)」
水野「これってどう考えたらいいんですか」
小出「それはあのセシウムを浄化する装置を通ったあとになお、そうだと言うことなのであって。」
水野「ああそうか」
小出「はい。要するにその通る前は猛烈な汚染の濃度のセシウムなのですね。」
水野「淡水化の装置から出ていて、300倍なんですよね」
小出「そうです。えー……そのセシウムの浄化する装置、たぶんあの、ゼオライトを通したと思いますけれども。例えばストロンチウムという放射性物質はゼオライトには付きませんので、濃いまま、もうそこを通り抜けて、それがどの場から漏れたということだと思います」
水野「ストロンチウムについてはですね。これ推定で1リットルあたり、1億ベクレル」
小出「は、はい(苦笑)。」
水野「1リットルあたり1億ベクレル前後と見られてまして。」
小出「はい」
水野「これは基準の100万倍だと言うんですね。」
小出「はい」
水野「どん……これは海に流れるということはどういう事を意味するんですか」
小出「えー……要するに、それだけの汚染物が海へ、流れてしまったということですし。今聴いていただいたように、これまでそのままどんどん浄化装置が通ろうが通るまいが、トレンチピットから漏れて、漏れ続けてきたということです。そういう濃度のものが」
水野「少なくともストロンチウムの濃度を、こう薄めていくって言うのはできないんですか」
小出「薄めれば量が増えるだけですから、余計漏れてしまいますので。」
水野「そっか」
小出「本当は捕まえる以外にないんですけれども。えー捕まえる力も今はありませんし。一番早くできることはタンカーならタンカーに移すことだった、と私は思います」
水野「なるほどー」
平野「これそれじゃストロンチウムのあのー、前もお伺いしましたけど、比重は重いんですよね。」
小出「えー」
平野「海底に、あの、沈んで海藻とか、そういうのに吸収されやすいんじゃないですか」
小出「はい。そうですね。え……ん……セシウムとはちょっとあの、セシウムはものすごい水に溶けやすいんですけれども。えー、セシウムに比べれば水に溶けにくい、ストロンチウムは溶けにくいので、海底などにたまりやすいと思います。」
水野「それはどういうことを引き起こすおそれがあるんですか」
小出「えー、もちろんどんな放射能も危険なわけですし。えーセシウムのように水に溶けやすいのは広範囲に汚染が広がると思いますし。ストロンチウムに、水に比較的溶けにくいものは、えー近傍の土に汚染が貯まる、えーあるいは近傍の食べ物を、食べ物といったら失礼だけど、生き物を汚すということですね。」……
Posted by 大沼安史 at 12:13 午後 | Permalink

















