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2011-12-21

〔フクシマ・東京新聞〕 つなぐ 浪江の絆 千葉のNPO町広報に 記事近況や避難の思い取材

 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20111221/CK2011122102000069.html

   故郷から離れて暮らす人たちの声を届け、こころをつなぐ-。福島第一原発事故を受け、各地で避難生活を送る福島県浪江町の人たちの絆をつなぎ留めようと、千葉市のNPO法人が支援に取り組んでいる。浪江町=同県二本松市に機能移転=が毎月発行する「広報なみえ」に掲載する「浪江のこころ通信」に、首都圏に避難中の町民の近況や思いを取材し、記事を送り続けている。 (佐々木香理)

 支援活動に取り組むのは、千葉市のNPO法人「ちば市民活動・市民事業サポートクラブ」=代表理事・牧野昌子さん(59)。

 きっかけは、宮城県内にあるNPOや大学でつくるコミュニティー支援ネットワークと浪江町が連携して始めた「浪江のこころプロジェクト」だった。避難先で不安な毎日を過ごす町民の思いをまとめ、広報なみえで「浪江のこころ通信」を発信することが決まり、同クラブに参加の呼び掛けがあった。

 もともと、同クラブはNPOと企業などの間に立ち、運営のアドバイスをする活動が中心で、「人と人とをつなぐのが私たちの仕事」(牧野さん)と、今夏から取材活動が始まった。

 浪江町から連絡があると首都圏の避難先に出向き、これまでに千葉、埼玉、東京の一都二県に避難した町民七人に取材した。取材した記事は九月号からほぼ毎月掲載され、来年一月発行号にも掲載予定だ。

 事務局長の鍋嶋洋子さん(55)は、避難住民の様子について「(当初は)こちらが質問しなくても、せきを切ったように話しだした」。中には、着の身着のまま逃げてきた状況を涙を流して語るお年寄りも。「何か言葉をかけるより、黙って話を聞くことが支援の形だった」と話す。

 浪江の人に出会ううち、二~三世代同居だった家族が今は住居や仕事の都合で、ばらばらに避難していることを知った。「古里では目と鼻の距離で暮らしていた人がほとんど。文章は拙くてもいい。顔が見えることが大事」と、写真にこだわって記事を送っているという。

 避難生活も長期化し、最近は「今後の生活をどうするか、不安や悩みをこぼす人が多い」(鍋島さん)。

 それでも、こころ通信の記事を読んで、家族や友人と連絡を取る人がいる。鍋島さんは「こころ通信は、『元気でいるよ』とアピールする“回覧板”。町民全員を支えるのは難しいけど、出会った浪江の人たちのつながりを、千葉で支えたい」と話した。

 こころ通信が載った広報なみえは、希望する町民のもとへ届けられるほか、町のホームページでも公開されている。

Posted by 大沼安史 at 11:48 午前 |

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