2011-12-31
[フクシマ・NEWS]最悪! 原子炉状況、大晦日午後まで 丸1日把握できず…システム停止で
原子力発電所の事故に備えた経済産業省原子力安全・保安院の「緊急時対策支援システム」(ERSS)が、30日昼過ぎから31日午後まで丸1日停止し、保安院で原子炉内部の状況を把握できなくなった。
保安院によると、運転中の各原発からは炉内のデータが正常に集まっていたが、それを入力するシステムに不具合が起きたという。
ERSSは、国内の全原発から原子炉内の温度や放射線量、水位などのデータを収集。事故の際には、放射性物質の放出量を予測する。しかし、東京電力福島第一原発の事故の際には、通信回線の不調でデータが集まらず、住民避難に生かせなかった。
Posted by 大沼安史 at 06:57 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 年の瀬にも被曝を続けるフクシマの原発難民に何のメッセージもない野田「死の灰」ドジョウ政権!
→ http://kawaraban.kantei.go.jp/
「官邸かわら版」28日付けに、わずかに3行
月の発災直後、いち早く被災地に届けなければと考えたのは、食料や医薬品とともに、寒さをしのぐ毛布でした。三次補正を早急に執行し、厳しい冬が本格化する被災地の皆さんに、心と体の温もりをお届けしたいと考えております。
◇ 野田ドジョウ政権に「3下り半」を突きつけよう!
Posted by 大沼安史 at 06:51 午後 | Permalink
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[フクシマ] 浪江の酒蔵 江戸時代以来の伝来の酵母は生き残っていた 山形・長井で再出発 「磐城壽(いわきことぶき)」
河北新報 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111231-00000006-khks-ent
◎ ああ.、ほんとにうれしいニュースを、ようやく見つけた!
江戸末期から150年以上、続く酒蔵が復活! 乾杯!
◇
東日本大震災で全壊した福島県浪江町の酒蔵「鈴木酒造店」が、山形県長井市で廃業した酒造施設を引き継いで酒造りを再開、今月下旬から新酒「磐城壽(いわきことぶき)」を出荷している。杜氏(とうじ)で専務の鈴木大介さん(38)は「福島から避難中の人に酒を酌み交わしてもらい、少しでもふるさとを感じてほしい」と願っている。
鈴木酒造店は浪江町請戸地区で江戸時代末期から150年以上続く老舗。磐城壽も創業期からの銘酒だ。港のすぐ近くに立地し、漁師が大漁を祝い、冷えた体を温める酒として親しまれてきた。
3月11日。津波を受け、店舗や酒蔵など約3300平方メートルが全壊した。歴代の醸造技術をまとめた資料、伝来の酵母も流失した。しかも福島第1原発から約7キロの警戒区域内。口にこそ出さないが、家族全員が再起を半ば諦めていた。
震災から3週間後、再起の兆しが見えた。「検査で預かっていた酵母がある」。福島県会津若松市の研究機関からの吉報だった。「歴史が生き残っていた。いける」。山形県米沢市で父母ら家族と避難生活を送っていた鈴木さんは確信した。
5月、酒造りができる空き物件を探し始めた鈴木さんに、今度は山形県工業技術センターから知らせが届く。後継者がいなくなった長井市の東洋酒造が3月に廃業し、設備が空いているという。交渉の末、10月下旬に譲り受け、11月初めに仕込み開始にこぎ着けた。
再開に当たり、酵母とともに重要な水と酒米は変えた。「地元の味を地元の人に飲んでもらうのが、酒造りの喜び。無理に今までの味を再現しようとせず、地元の素材を生かそうと思った。(今は家族で住む)長井が地元なのだから」と鈴木さん。原料に使ったのは比較的硬度が低い長井の水と、山形産の酒米「出羽燦々(さんさん)」だった。
酒造りは、7月に福島県南会津町の酒造会社を借りて行って以来。約1カ月後、出来上がりを味わった。「とろりとしてコメのうま味がしっかりある。本来の磐城壽らしい」。予想外に以前の味が再現されていた。
震災から9カ月半。「ここまで来られたのは奇跡。支えてくれた方々のおかげだ」と鈴木さん。いつか帰れる日のため、請戸の土地や酒造業の免許は残している。「その日が来るまで長井で新しい磐城壽の歴史を培う」。鈴木さんは一升瓶を抱えて前向きに語った。
磐城壽は福島県内の酒店などで購入できる。連絡先は鈴木酒造店0238(88)2224。
Posted by 大沼安史 at 06:13 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター報告〕 山口祐二郎さん 東電会長宅 抗議ハンスト 継続中
雑誌ライターの山口祐二郎さんの断食・断水ハンストが続いている!
→ http://twitter.com/#!/yamaguchiyujiro
◎ 頼むから、水だけは飲んでくれ!
# 皆さん大丈夫です。返事返せなくてすいません。ありがとうございます!10時間前
# 地元住民の方々の熱い応援が嬉しい 10時間前
# 浜崎あゆみ好きの地域住民が東電会長宅に抗議 9時間前
# 四ッ谷の地域住民が立ち上がった
# みんな、僕の前でご飯を食べてください。気をつかっていただいてばかりで、申し訳ありません。6時間前
# 真面目に心配されて、困ってしまう(>_<)本当にありがとうございます!
# 目の焦点があってないらしいが元気いっぱい(^_^)
# みんなに断水止めろと説得されるが拒否してます(>_<)5時間前
Posted by 大沼安史 at 05:21 午後 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 【要塞勝俣屋敷】 警察がハンスト青年に「テント撤去の警告」
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003410 (写真も田中龍作さんの撮影です)
原発事故に対する東電の不誠実な対応に抗議して勝俣恒久会長邸近く(新宿区左門町)の公園でハンストに入った青年がテントを張ったところ、警察から「畳んで下さい」と警告された。
30日午前0時から東電・勝俣会長邸前でハンストに入った山口祐二郎さん(26歳・雑誌ライター)は、警察の強引で狡猾な説得により近くの左門町公園に移動した。……
関連 ◇ 田中龍作ジャーナル 「青年が抗議のハンスト「警察は何でここを守ってるんですか?」
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003405
Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「今、最も大事なことは避難区域の拡大」 世界的に権威あるカナダ医学会誌がアピール ‘鬼畜’日本政府の「隠蔽の文化」が「常識外れの健康リスク」を人々に与えていると酷評
カナダ医学会の世界的に権威ある学術誌、CMAJ(カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル)電子版に、「日本の震災で公衆衛生に死の灰(Public health fallout from Japanese quake)」と題するレポートを掲げた。
→ http://www.cmaj.ca/site/earlyreleases/21dec11_public-health-fallout-from-japanese-quake.xhtml
手厳しいレポートだ。
書き出しはこうである。
福島第一原発のメルトダウンから9ヵ月、“隠蔽の文化”と不十分な除染が、日本の人々を“常識外れの”の健康リスクに晒していると、「医療専門家たち」は言っている。
A “culture of coverup” and inadequate cleanup efforts have combined to leave Japanese people exposed to “unconscionable” health risks nine months after last year’s meltdown of nuclear reactors at the Fukushima Dai-ichi power plant, health experts say.
「隠蔽の文化」「常識外れの健康リスク」――フクイチ(F1)被曝国である日本の私たちは、こんなとんでもない状況の中で押し込められている……これが2011年の末日、大晦日、ただいま現在の、私たちの現実の姿だ。
“Subject a class of 30 children to 20 millisieverts of radiation for five years and you're talking an increased risk of cancer to the order of about 1 in 30, which is completely unacceptable. I'm not aware of any other government in recent decades that's been willing to accept such a high level of radiation-related risk for its population.”
CMAJのレポートはさらにこう指摘する。
「医療の専門家たち」は
・避難区域を拡大せよ、恣意的に引き上げた被曝基準を国際水準に戻せ――と呼びかけている
・日本政府当局者の「透明かつタイムリーな包括的コミュニケーションの極端な欠如」を叱責している
――と。
……some experts are calling for evacuation of people from a wider area, which they say is contaminated with radioactive fallout.
hey’re also calling for the Japanese government to reinstate internationally-approved radiation exposure limits for members of the public and are slagging government officials for “extreme lack of transparent, timely and comprehensive communication.”
いま「叱責」と訳した英語――slag とは、「動物を屠殺する」という意味もある、きわめて厳しい言葉である。
酷評――日本の政府当局者は、カナダ医学会のジャーナルから、「鬼畜」にも等しいとみられているわけだ。
なぜ、「医療専門家」たちは、日本の役人を鬼畜同然と見なしてているか?
たとえば、8月に来日して福島現地に入ったオーストラリアの医師、核兵器廃絶国際キャンペーン代表のティルマン・ラフ氏(・メルボルン大学ノッサル国際医療研究所準教授)は、子どもたちへの20mSV被曝強制問題について、こう指摘する。
「5年間、20mSVの被曝を続けると、30人に1人、癌になるリスクが増える。ここ数十年の間、国民にこんな高い被曝を強いる政府がほかにあったか、私は知らない」
“Subject a class of 30 children to 20 millisieverts of radiation for five years and you're talking an increased risk of cancer to the order of about 1 in 30, which is completely unacceptable. I'm not aware of any other government in recent decades that's been willing to accept such a high level of radiation-related risk for its population.”
CMAJのレポートは、11月にワシントンDCで開かれた米国公衆衛生学会の年次総会で、日本公衆衛生協会のタタラ・コーゾー博士が、チェルノブイリ並みの対応をしなければならなかったとしたら、およそ1800平方キロの地域からの住民避難が必要となり、その上、さらに11100平方キロの地域での食糧生産を規制しなければならなかったろうとの発表を行ったことも紹介している。
Were Japan to impose similar strictures, officials would have to evacuate some 1800 square kilometres and impose restrictions on food produced in another 11 100 square kilometres, according to estimates of the contamination presented by Dr. Kozo Tatara for the Japan Public Health Association at the American Public Health Association's 139th annual meeting and exposition in November in Washington, District of Columbia.
CMAJはタタラ博士にインタビューを申し入れたが断られたそうだ。
しかし、日本政府がチェルノブイリ並みの対策をとっていないことを確認したタタラ博士のこのプレゼンは、日本のマスコミによって検証報道される必要があろう。
除染も進まず、政府不信が根深いものになっている状況の中で、事態を打開する手立てはないものか?
これについてCMAJのレポートは、上記、ラフ医師の次のような提言を紹介している。
「現時点で、長期間にわたる健康に対する害を最小化する、最も重要な公衆衛生上の対策をひとつ挙げるとすれば、避難区域を拡大することだけだ」
“At this point, the single most important public health measure to minimize the health harm over the longterm is much wider evacuation.”
避難区域をいますぐ拡大しなければならない……これはもちろん、カナダ医学会にかぎらず、世界の各団体から出ている声だが、聞く耳を持たず、アピールにまともに答えようともしない日本政府!
CMAJは日本政府に質問状を出したそうだが、何の返事もなかったそうだ。
英語の責任、responsibility とは、応答能力を意味する言葉だが、日本の政府の当局者には、海外からの問いかけ答える能力すらない。
日本政府の「隠蔽の文化」は常識外れの「無責任の文化」でもある。
#
◇ Canadian Medical Association Journal(CMAJ) 日本語Wiki → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AB
Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 発表! 2011 輝け! 原発御用大賞!
(旧聞ですが) → http://goyotaisyo.exblog.jp/
学者部門
金賞(全身御用賞) 山下俊一さん

銀賞(ずっぽり御用賞) 斑目春樹さん
銅賞(べったり御用賞) 大橋弘忠さん
文化人部門
金賞(全身御用賞) 勝間和代さん
銀賞(ずっぽり御用賞) 田原総一朗さん
銅賞(べったり御用賞) 大越健介さん
政治家部門
金賞(全身御用賞) 枝野幸男さん
銅賞(べったり御用賞) 石原慎太郎さん
特別賞 中曽根康弘さん
Posted by 大沼安史 at 12:15 午後 | Permalink
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〔12月31日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
◇ HCRがことし最後の救援活動 お年寄り世帯が居残る飯舘村・葛尾村・浪江町の孤立被災地を巡回中!
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-9625.html
◇〔現場・ツイッター〕このままじゃ1F収束も除染問題も瓦礫問題も上手くいかないような気がするんだけど
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
◇ 国連世界気象機関がレポート 3号機は3月15日に2度目の爆発を起こしていた!
EX-SKF → http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/12/blog-post_29.html
◇ 3号機核燃プール フィルター目詰まりで冷却停止に追い込まれる! 4日以降にフィルター交換/その間、1日水温5~6度上昇!
毎日新聞「3号機プールの冷却、4日まで停止…東電」 → http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111231k0000m040054000c.html
◇ 「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択/ 文科省 文科省 特例措置打ち切りを避難先教委に命令!
日刊サイゾー → http://www.cyzo.com/2011/12/post_9466.html
◇〔「紅白」協賛・プロテストSONG〕
# 東電、日本一無責任男
→ http://www.youtube.com/watch?v=nHXVDVuVbXU
# 東電に入ろう (倒電に廃炉)
→ http://www.youtube.com/watch?v=z9AlurAWSiM&feature=player_embedded
◇〔沖縄タイムス・社説〕[原発事故中間報告] 思考停止が招いた人災(30日付け)/「これほどまでに危機意識の欠如した組織に、原発という、巨大システムの安全を委ねていたかと思うと背筋が凍る」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-fa8f.html
◇ NEWS
# 六ヶ所村の再処理工場 「一時貯蔵」プルトニウム 抽出済み すでに2.3トン プルサーマル頓挫、行き先失い滞留
河北新報 → http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111231t21012.htm
# 京都への避難家族、正月は一緒 福島からチャーターバス 一家全員で水入らず(被曝もなし……)
→ http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20111231000010
◇ 〔ユーチューブ〕 12・28 東電前アクション 隠蔽された被曝地、宮城県南から駆けつけた男性が怒りの発言!
→ http://www.youtube.com/watch?v=2gEFESN3bZE
Posted by 大沼安史 at 12:04 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 12・28 東電前アクション 隠蔽された被曝地、宮城県南から駆けつけた男性が怒りの発言!
Posted by 大沼安史 at 11:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター・NEWS〕 HCRがことし最後の救援活動 お年寄り世帯が居残る飯舘村・葛尾村・浪江町の孤立被災地を巡回中!
# HCR_OPCOM Bansho
年内最後のミッション、全国から志願してくれたボランティアたちと、水・食料・医薬品・冬物衣料AIDなど満載し、お年寄り世帯が居残る飯舘村・葛尾村・浪江町の孤立被災地巡回ミッション始動。車内でも15μGy/hを観測する危険地帯。HCR HeartCareRescue隊、出動します。47分前
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 六ヶ所村の再処理工場 「一時貯蔵」プルトニウム 抽出済み すでに2.3トン プルサーマル頓挫、行き先失い滞留
原子力政策見直しの議論が進む中、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)に一時貯蔵されているプルトニウムが工場内にたまり続ける懸念が生じている。
プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料に加工し、再び原発で燃やすプルサーマル計画で消費されるが、福島第1原発事故の影響により計画が不透明になっているからだ。
プルトニウムは核兵器の原料になるため、「平和利用目的がなくなれば大ごとだ」(電力関係者)との声が漏れる。
工場にある抽出済みのプルトニウムは約2.3トン。国際的に扱いが厳しく監視されるためウランと混ぜた状態で保管される。国際原子力機関(IAEA)の査察官2~4人が常駐し目を光らせる。
核燃料サイクルの概念は図の通りで、高速増殖炉サイクルと一般原発(軽水炉)によるサイクルで構成する。六ケ所の再処理工場は軽水炉サイクルに属し、プルサーマル発電の核になる。
現行のプルサーマル計画では、原燃のMOX燃料加工工場(六ケ所村)が2016年3月に完成後、MOX燃料に加工し、16~18基の原発に装荷される。
12年度の政府予算案で高速増殖炉「もんじゅ」の試験運転費の計上が見送られるなど展望が見えない中、プルサーマルは事実上、唯一のプルトニウムの利用方法。だが、原発事故で原子力政策をめぐる環境は一変し、現行計画の通りに進む可能性は低くなっている。
プルサーマルの対象原発だった福島第1原発3号機は、今回の事故で廃炉が確定。政府要請で全面停止した中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)も4号機が対象だった。他の対象原発も原発事故の影響で継続できるか厳しい状況だ。
現行計画は、電力各社でつくる電気事業連合会が09年6月に示した。それまで「10年度まで」としていた導入期限が5年先送りされ、利用目的のないプルトニウム発生を嫌う三村申吾青森県知事が当時、「だらけては困る」と激怒した経緯がある。
六ケ所村の古川健治村長はプルトニウムの蓄積に以前から懸念を抱く1人。「安全性への村民の不安もある。国際問題にならないよう適切に対応してほしい」と困惑した様子で話している。
Posted by 大沼安史 at 11:00 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「日本は終わりかと考えた」 陸上自衛隊中央即応集団の宮島俊信・前司令官
毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111231k0000e040091000c.html
◎ この毎日新聞の宮島氏に対するインタビューは、歴史の記録として重要である。
「状況によっては関東も汚染されるので、日本は終わりかと考えたこともあった」――この言葉の意味は重い。
(状況によっては関東も汚染されるので――と宮島氏は語っているが、残念ながら関東はすでに汚染されている……)
そしてまた、「原発事故対応の訓練」は「まったくしていなかった」との証言!
さらに、
まったく予想しなかった任務だったので、当初は隊員にも相当な不安があった。現地で指揮を執った副司令官がまず一人で現場に赴き、状況を確認した上で「大丈夫だ」と笑顔を見せた。それで隊員たちも安心し、落ち着いて行動することができた。消防車による放水では線量計の警報が常時鳴っているとの報告を受けたが、それなりの防護をし、放射線量を管理していたので大きな心配はなかった。――との証言!
現場での自衛隊員たちは「それなりの防護」をしていたというが、それはどんな「防護」だったのか?
◇
東日本大震災で、東京電力福島第1原発事故の対応を指揮した陸上自衛隊中央即応集団の宮島俊信・前司令官(58)が、毎日新聞の単独インタビューに応じた。深刻さを増す原発、見えない放射線の恐怖の中で、「最悪の事態を想定し、避難区域を原発から100~200キロに広げるシミュレーションを重ねた。状況によっては関東も汚染されるので、日本は終わりかと考えたこともあった」と緊迫した状況を明かした。
自衛隊が警察や消防などの関係機関を指揮下に置いて任務に当たったのは自衛隊史上初めて。しかし、自衛隊に暴走する原子炉を止める能力はない。宮島さんは「ヘリコプターによる原発への放水は、本格的な冷却装置ができるまでの時間稼ぎにすぎなかった。高濃度の放射能などへの不安はあったが、我々がここまでしなくてはいけなくなったというのは、かなり危険性があるという裏返しだった」と語る。
その上で、「危険に立ち向かってでも事故を抑えるんだという日本の本気度を示す一つの手段だったと思う。あれが大きな転換点となり、米国を中心に各国の積極的な支援につながった。自国が命を賭してやろうとしなければ、他国は助けてくれない」と話した。
一問一答は次の通り。
--原発事故対応の指揮を命じられたのは
◆自衛隊内では3月14日、同20日には菅直人首相(当時)から警察、消防も含めて一元的に指揮するよう命じられた。(1)物資輸送と水の供給(2)原発を冷却するための放水(3)避難民支援や除染(4)ヘリコプターによる放射線測定などにあたった。
--これまで原発事故対応の訓練は
◆まったくしていなかった。あくまでテロなどの備えとして持っていた放射線の知識を流用して対処した。
--被ばくへの恐怖は
◆まったく予想しなかった任務だったので、当初は隊員にも相当な不安があった。現地で指揮を執った副司令官がまず一人で現場に赴き、状況を確認した上で「大丈夫だ」と笑顔を見せた。それで隊員たちも安心し、落ち着いて行動することができた。消防車による放水では線量計の警報が常時鳴っているとの報告を受けたが、それなりの防護をし、放射線量を管理していたので大きな心配はなかった。
--ヘリによる放水を命じられた時は
◆本当にやるのかと不安はあった。高濃度の放射能に加え、5トンの水を上空から落とせば衝撃で第2の爆発を起こすのではとの懸念もあった。危険は分かっていても、ここまでやらないといけないぐらい後がないという判断だった。放水の様子を画面でにらみながら祈り続け、無線で「命中しました」と聞いた時はホッとした。
--最悪の事態を考えたことは
◆部下に知られないよう1人で司令官室の地図に模型を配置しながら、避難区域を100~200キロに広げるシミュレーションを重ね、日本は終わりかと愕然(がくぜん)としたこともあった。我々は「想定外」という言葉を使わない。すべて最悪の事態を考え、想定内に納めておかないと対処できませんから。
--かなりの重圧だったのでは
◆自衛官になって35年間、常に指揮官とはどうあるべきかを自問自答してきた。孤独に耐え、心中は相当に焦っていても悠然とした態度を部下に見せることが非常に重要だと思っている。
--関係機関との連携は
◆東電は情報隠しと責められたが、持てる情報はすべて出してもらったと思う。自衛隊の一元的な指揮は戦後初めてだが、おかげで警察、消防、東電を含め関係機関が一体的に行動できた。ただ、自衛隊は主役ではない。本格的な冷却装置が作動するまでの時間を稼ぎ、政府や東電の判断に余裕を与えるのが役割だった。
--今後の課題は
◆どこまで自衛隊に原発対応を求めるのか明確にしないと教育や訓練ができない。また原子力災害を想定した訓練が各地で実施されているが、これまでは安全神話の下で形式的なものだった。今回の教訓を生かし、実効性のあるものにしなければならない。【聞き手・鈴木美穂記者】
中央即応集団(CRF) テロなどの新たな脅威や国際貢献活動に迅速に対応するため、07年3月に編成された防衛相直轄組織。司令部は朝霞(埼玉県)。対テロ対策部隊「特殊作戦群」、核・生物・化学兵器対処専門の「中央特殊武器防護隊」など専門性の高い部隊を持つ。原発事故には同防護隊が中心に活動した。
Posted by 大沼安史 at 10:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 京都への避難家族、正月は一緒 福島からチャーターバス 一家全員で水入らずの年末年始 (被曝もなし……)
福島第1原発事故で京都へ避難した人たちの家族を福島県から呼び寄せるチャーターバスが30日、京都市内に到着した。一家全員で水入らずの年末年始を過ごしてもらう取り組みで、父親や祖父母ら約30人が避難家族と再会して喜び合った。
被ばくを案じて子どもだけを連れて自宅を離れた母親が多く、仕事がある父親との離散生活を続けている。このため京都の避難者らでつくるグループや支援団体「一歩の会」が「家族再会プロジェクト」としてバスのチャーターを企画した。
午前8時すぎ、伏見区内にバスが到着した。幼子2人の手を引いた母親ら避難者が出迎えるなか、約20人が下車し、抱き合う人もいた。無事を確認した家族は、避難先の公営住宅までスーツケースを一緒に押したり、手をつないで向かった。
福島市から避難した渡辺俊子さん(65)は、仕事で福島にとどまる次女直子さん(33)を迎えた。子どもや孫を交えて家族全員がそろうのは1年ぶりになる。
俊子さんは「福島に居れば何でもないことだった。複雑な気持ちはあるが、ひとまずうれしい。一家が川の字になって眠るのが楽しみ」と話し、初詣の行き先を思案していた。
Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 | Permalink
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〔「紅白」協賛・プロテスト・ソング〕 東電に入ろう (倒電に廃炉)
Posted by 大沼安史 at 10:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ・NEWS〕 東京の下水 汚泥処理でなお 放射性ヨウ素を検出!(12月1~6日採取分)
→ http://nanohana.me/?p=10144
◇ツイッター情報
# Ukoh_rain 雨昂-Ukoh-
この前も呟いた気がするが、まだ東京の下水からヨウ素が出ている。何も終わっていないし何も好転していないのに、世間が能天気過ぎて軽くヒク。。 #osen #tokyo #genpatsu 『各地の下水汚泥からヨウ素が検出されています』 http://nanohana.me/?p=10144
◇
下水処理における放射能等測定結果
東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター及びスラッジプラントの脱水汚泥及び汚泥焼却灰に含まれる放射能の詳細な測定結果並びに敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量の測定結果をお知らせします。
1 放射能量測定結果
試料採取日 12月1日~6日
Posted by 大沼安史 at 10:19 午前 | Permalink
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〔「紅白」協賛・プロテストSONG〕 東電、日本一無責任男
→ http://www.youtube.com/watch?v=nHXVDVuVbXU
◇ ツイッター情報
# TOHRU_HIRANO TOHRU HIRANO
東電批判ソング。画像と共にお楽しみください。(・_・)っ「東電、日本一の無責任男」
Posted by 大沼安史 at 10:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 3号機核燃プール フィルター目詰まりで冷却停止に追い込まれる! 4日以降にフィルター交換/その間、1日水温5~6度上昇!
東京電力は30日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却を同日から1月4日まで停止すると発表した。
冷却装置のフィルターが詰まりやすくなったため。
東電は「プールの温度は約13度と低く作業員をすぐ招集するほど緊急性は高くない」として4日以降にフィルターの清掃作業を実施するという。
プールは30日午後1時42分現在の水温が13.1度で、冷却を停止すると1日当たり5~6度ずつ上昇。
保安規定は65度以下に保つよう定めている。
東電は、水温は40度前後にとどまるとみているが、必要があれば随時、冷却を開始する。
Posted by 大沼安史 at 10:07 午前 | Permalink
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〔★フクシマ・NEWS〕 国連世界気象機関がレポート 3号機は3月15日に2度目の爆発を起こしていた!
EX-SKF → http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/12/blog-post_29.html
◎ MOX3号機の「核爆発」……それが2度(?)あったとは! それにしても「EX-SKF」はよくぞこの事実を発掘してくれた! 日本のマスコミは総力を挙げて確認を!
◇
……3号機の爆発は、東電・日本政府の発表では3月14日午前11時01分。後にも先にも、これ限りです。(東電の発表参照:6ページ目です。)3月21日に原因不明の灰色がかった煙、23日に黒色がかった煙が出た、との記載はありますが、爆発事象としては少なくとも公式には捉えてはいません。
ところが、世界気象機関(WMO)が全世界に8箇所運営している「地域特別気象中枢(Regional Specialized Meteorological Center, RSMC)」の一つ、RSMC北京が作成し、10月31日から11月4日にかけてオーストリアのウィーンで開催された”CBS Expert Team on Nuclear Emergency Response Activities”で公表された資料の中に、このような記載があるのです(資料8ページ目):
On 15 March, an explosion was heard in Unit 2 and damaged the pressure-suppression system, causing the leaks of radioactive cooling water. Shortly afterward, Unit 4 was damaged by an explosion and a large amount of radioactive materials was released into the atmosphere. At 11:00 (Japan Standard Time) JST on 15 March, Unit 3 explored again. At that time, due to the easterly winds and precipitation in and around Fukushima, the surrounding areas including Tokyo, Nagano, Sendai and other places detected high radiation, which matched well with the simulation results.
3月15日、2号機で爆発音が聞こえ、圧力抑制システムが破損し放射能を含む冷却水が漏出した。そのすぐ後、4号機が爆発によって損傷し大量の放射性物質が空気中に放出された。3月15日日本時間午前11時、3号機が再度爆発した。当時は東風で福島周辺に降雨があったため、東京、長野、仙台などの場所で高い放射線量を計測している。これはシミュレーションの結果とも合致している。
(”explored”はおそらく”exploded”、爆発した、のタイプミスと思われます。)
つまり、3号機は14日と15日の2度爆発し、15日の2度目の爆発の際には東風と降雨のために放射性物質が海側に流れずに陸に流れて降雨とともに広範囲に拡散し、各地の高線量となった、と言っているのです。……
Posted by 大沼安史 at 10:01 午前 | Permalink
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〔フクシマ・沖縄タイムス・社説〕 [原発事故中間報告] 思考停止が招いた人災(30日付け)/「これほどまでに危機意識の欠如した組織に、原発という、巨大システムの安全を委ねていたかと思うと背筋が凍る」
→ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-30_27975/
◎ 沖縄タイムスが社説でフクイチ事故を「複合的な人災」とする見方を示した。
「フクイチ複合人災」――新年はその責任追及の年でもある!
◇
これほどまでに危機意識の欠如した組織に、原発という、巨大システムの安全を委ねていたかと思うと背筋が凍る。事態がここまで悪化したのは複合的な人災ではないか。
東京電力福島第1原発事故はなぜ起きたのか。政府の事故調査・検証委員会がまとめた中間報告は、根拠のない安全神話の上にあぐらをかいて過酷事故対策を怠り、事故発生後の対応が甘く、関係機関の情報共有や伝達が不十分だったことで被害が拡大した、との全体像を明らかにした。
中間報告によると、東電は、最大15・7メートルの津波の可能性があるとの試算を2008年に得ていた。にもかかわらず、防潮堤の設置など具体的な措置を講じなかった。規制官庁の経済産業省原子力安全・保安院も、東電から報告を受けながら対策を求めなかった。
地震や津波の被害と、原発の重大事故の「複合災害」が起こりうる、という視点が、双方に欠けていたからである。
事故発生後も、東電は、重要な原子炉冷却装置の稼働に関する判断ミスが相次いだ。そもそも運転員は、非常用装置を作動する訓練を受けていなかった。
司令塔である政権中枢も情けない。政府が総力を挙げて非常事態に対応しなければならないときに、官邸に設置された原子力災害対策本部は、意思疎通が不十分で機能不全に陥った。
「想定外」は言い訳にすぎない。安全を後回しにして「官」と「業」がもたれ合う原子力ムラの精神文化にどっぷり漬かっているうちに、国も東電も思考停止に陥った。その結果が今回の事故である。
事故対応に、住民を守る意識が希薄だったことも浮かび上がる。
その最たるものが緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)のデータが、住民避難に生かされなかった事実だ。
一部住民の避難経路は、放射性物質が飛散した方向と重なった。データの分析結果が即座に公表されていれば、住民が「無用の被ばく」を避けられた可能性があった。
「直ちに影響なし」。事故直後に放射線の影響をめぐり当時の枝野幸男官房長官らが記者会見で繰り返した表現についても、中間報告は「不適切」だとした。
心配する必要はないのか、長期的には影響があるのか、受け取る側には分かりにくい。曖昧な説明は、かえって住民を不安に陥れ、政府への不信感を募らせてしまった。
約450人への聴取に基づく中間報告。「原発事故対策は、どんなに確率の低いことでも対処できるよう考え方を転換すべきだ」との提言を重く受け止めてもらいたい。
来年夏の最終報告に積み残された課題は少なくない。地震による影響はどの程度だったのか。菅直人前首相をはじめ当時の閣僚らへの聞き取りもこれからだ。
野田佳彦首相は早々と事故収束を宣言したが、住民にとって平穏な生活への道のりは遠い。沖縄をふくめ全国各地で避難生活を強いられている住民らの「なぜ」に応える最終報告を求めたい。
Posted by 大沼安史 at 09:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」 原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択/ 文科省 文科省 特例措置打ち切りを避難先教委に命令!
……そもそも、自主避難者たちは物見遊山で九州や沖縄へやって来ているのではない。放射能被害から子どもたちを守るために、周囲との軋轢を引き起こしながらもやむにやまれず南の地に避難しているのだ。
……那覇市教育委員会も「すぐに行政面で支障があるわけではないのですが......」と認めている。文科省からの指示がなかったら特例措置を継続していたか、という問いにも「まあ、そうでしょうね(笑)」と苦笑する。つまり、これまでの特例措置を唐突に打ち切る必然性は何もないのだ。加害者である東電が本来は破綻処理されるべきなのにさまざまな特例が認められ、あまつさえ存続のために兆単位の税金が注ぎ込まれているというのに、被害者である自主避難者らが法律を盾に住民登録というささやかな特例すら認められないのは、どう考えても理不尽であるし不平等だろう。
12月16日、野田佳彦首相は原発事故の「収束」を宣言した。これには多くの人々が違和感を覚えたが、そこには強引にでも事故を収束させたいという政府の思惑が透けて見える。そして、それは「自主避難を続けたければ住民票を移せ」という文科省からの指示にも同じことが言えないだろうか。避難者らが住民票を移さずに自主避難を断念して関東の自宅へ戻るもよし、住民票を移せば外形上は通常の転校と変わらなくなるので避難を継続してもよし。いずれにせよ、自主避難という政府にとって"不都合な事実"が消えてしまう――。
Posted by 大沼安史 at 09:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 高濃度汚染車両、原発外に 東電、適切な管理怠る 「車のワイパー付近で毎時279マイクロシーベルト。何で、こんな車が原発の外に出るのか」(福島県内の自動車修理工場)
朝日新聞 → http://www.asahi.com/national/update/1230/TKY201112300421.html
◎大沼 死の灰にまみれた、原発放射能自動車。運転する人も、乗る人も、整備する人も被曝する。追跡調査が必要だ。
◇
東京電力福島第一原発の事故当時、原発敷地内に駐車していて高濃度に汚染された東電社員らの車について、東電が適切な管理を怠っていた。
なかには、中古車市場に流通したり、近隣住民との間でトラブルを起こしたりしている車も出ている。
専門家は「放射線量の高い車は、敷地内で発生したがれきと同様に扱うべきだ」と指摘している。
東電広報部によると、震災から12日後の3月23日からJヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)で放射線検査と除染を始め、一定レベル以上の放射線量の車は外部に出せなくしたが、それ以前は原発敷地内から検査なしで車を持ち出すことが可能だった。
震災時、原発内には東電社員755人と協力企業の従業員5660人がいた。社員らが駐車していた車や事故後に持ち出した車の台数は「把握していない」という。
今年6月、東電社員から修理を頼まれたという福島県内の自動車修理業者は、「車のワイパー付近で毎時279マイクロシーベルトを計測したんです。何で、こんな車が原発の外に出るのか」と憤り、測定した際の写真を差し出した。
仮に1日12分間浴びた場合、年間被曝(ひばく)量が、国が避難を促す目安の年間20ミリシーベルトを超える値だ。
◇ 続きは朝日新聞デジタルで → https://digital.asahi.com/login/index.html?jumpUrl=http%3A%2F%2Fdigital.asahi.com%2Farticles%2FTKY201112300421.html%3Fref%3Dcomkiji_txt_end
Posted by 大沼安史 at 09:19 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 休みもなくて1Fで頑張ってくれてる人もいる/ 「今は世間に忘れられるのが一番怖いこと」/ 忘れてはいけない「原発事故を起こした事を」/ 汚染水も相変わらずトラブル続き/ 予算が付いた国の除染事業の方が絶対にいい/ 国内の原発経験技術者や作業員の行先が海外になるかも/ 簡単にシフトせずにちゃんと責任を持つべき/ オイラは1F作業と除染事業は一本化するべきだと思うんだ/ 1Fで1年間被曝した作業員は除染の低線量区域を1年間廻るとか/ このままじゃ1F収束も除染問題も瓦礫問題も上
# こんばんは(^O^)久しぶりでし。オイラは28日に現場仕事納めで休みに入りました。毎日グータラしてるでし。でも休みもなくて1Fで頑張ってくれてる人もいるのです。感謝です。オイラの知り合いで家流された人や家が汚染区域で帰れない人もいっぱいいます。9時間前
# でもみんな頑張って前を向いてちょっとづつだけど進んでいます。そんな知り合いが、「辛さなんて当事者じゃないとわからない事だけど、今は世間に忘れられるのが一番怖いことだ」って言ってました。
# オイラ達は絶対に忘れてはいけないでし。震災があった事を、震災がもたらした全てを、原発事故を起こした事を、前向きに必死に頑張ってる人を…。
# 汚染水も相変わらずトラブル続きで問題ありです。早く本設に替えた方がいいんだけど…。いつまで仮設でいくのかなぁ。これから先オイラが一番怖れてる事は、原発メーカーやゼネコンが1F作業を縮小したり、撤退したりして作業員を出さなくなるんじゃないかって事。8時間前
# ゼネコンやメーカーは予算のない東電相手の1Fより、予算が付いた国の除染事業の方が絶対にいいはず。作業員の被曝は少ないし作業員も集めやすい。未知の領域だから色んな開発費の予算も計上できる。ましてや1F構内の作業よりも安全に作業できる。
# アメリカ、中国、インド、インドネシア、ベトナム、リトアニア、ブラジル、モンゴル等々すでに水面下では原発や原発関連の受注競争してる。国内の原発経験技術者や作業員の行先が海外になるかもしれないんだ。でもそれでいいのだろうか…?
# 収束に携わる技術者もいなくなる、ただでさえこれから先足りないのに…。メーカーもゼネコン企業も慈善事業じゃないのはわかる。が、国内の原発を今まで造ってきたのもメーカーやゼネコンなんだから簡単にシフトせずにちゃんと責任を持つべきって思うんだけど。
# それにはやっぱり国がまとめ役にならないとダメなんだよなぁ。この大事故や原発問題は国が先頭にたたなきゃならないのに…。オイラは1F作業と除染事業は一本化するべきだと思うんだ。
# 1Fで1年間被曝した作業員は除染の低線量区域を1年間廻るとかして計画すれば5年100mSvも守れるし、雇用も続くはずなんだ。1Fで働いてる作業員の大半は地元の人だしね。とにかく縦割りの個々の作業じゃなくて考えなきゃダメだと思うよ。
# 誰か頭が良くて力のある、いい政治家が考えて動いてくれないかなぁ。このままじゃ1F収束も除染問題も瓦礫問題も上手くいかないような気がするんだけど。
# モナカ食べた事あるでし(^O^)あんまり売れてなかったでし。8時間前
Posted by 大沼安史 at 09:08 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(31日、土曜日)も終日、西風で太平洋沖に流れるが、夜になって北に向かって拡散する。
Posted by 大沼安史 at 08:52 午前 | Permalink
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2011-12-30
[フクシマ・アピール] 「猪苗代湖ズ」よ、「紅白」で黄色のハンカチを首に巻いて歌い、これ以上、フクシマの……とくに子どもたちを被曝させるな、とステージから生アピールせよ!
Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 | Permalink
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[フクシマ・アピール] 「猪苗代湖ズ」よ、9・15 会津若松 斎藤和義さんコンサートの、この熱唱を見よ! 女の子たちが泣いて聴いていたぞ! 「紅白」で、政府・東電糾弾アピールの闘いに決起せよ!
Posted by 大沼安史 at 08:12 午後 | Permalink
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[南相馬・ツイッター] 南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省!/小児がん検診 圧力で関西の専門病院との共同作業、不可能に/斎藤和義さん。3・11に南相馬で歌って!
# shirousyan 南野剣士郎
南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省 http://goo.gl/9t0uc
shirousyan 南野剣士郎 12分前
# moto66 m-san@子残念そして脱原発
南相馬市立総合病院への圧力、妨害、酷すぎる。殺されたくなかったら、こんな行政には、もう見切りをつけるしかない。 RT @GoodBye_Nuclear: 南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省 http://goo.gl/9t0uc 16分前
# kappel0208 kappel0208
小松医師総括:「南相馬市立総合病院は、福島県及び県立医大に対して、WBCデータを1件5000円で譲ることを拒否。データを行政が一括管理することのリスクを考えれば、当然のことです。」10分前
# dws1121 BunKoku
日々、変わる 体調 ・・・ どうにもならない 南相馬市 ・・・ - Yaho… http://yahoo.jp/V7fTDy とうとうここまで来てしまったのか…メディアがコントロールされていて、こんな大事な事実を報道しないこの国は本当に危ない。26分前
# kappel0208 kappel0208
6.南相馬市立総合病院の院長が、関西の専門病院の協力を得て、小児の甲状腺がんの検診体制を整えようとした矢先、この関西の専門病院に対して、県立医大の教授から、福島県立医大副学長の山下俊一と相談するよう圧力かかり、共同作業が不可能になった。27分前
# abo_abo Yuriko Sugiyama
1日1ツイート TLに願いを:斉藤和義さん、来年の3月11日、福島県南相馬市で歌って下さい。34分前
Posted by 大沼安史 at 07:45 午後 | Permalink
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[渡利・SOS・ツイッター] テーブルの上の0.542マイクロシーベルト!
→ http://twitpic.com/80jf1a
# 福島市渡利の木造住宅、リビングのテーブルの上、0.5マイクロもある。なぜだ?
◎ 岡田克也さん、「胸にジーンと来ているなら」、一刻も早く、なんとかしろ!
◇ 関連ツイッター
# akoyo888 AsakoIde
夫が録画しておいてくれた番組。福島県の渡利で一歳九ヶ月の娘を育てるご夫婦のドキュメンタリー。その夫婦は、渡利の自宅では、一番放射線量が低いダイニングに設置したベビーサークルから娘を一日中ださない。外出もさせないで、檻の中で育てるみたいだった。悲惨な、信じられない現実の一つを見た。10時間前
# Sucha_Para らいあ
渡利中学の線量が高い。渡利の汚染が高いのはこの時点で分かっていた。渡利中学は校庭は使用していないものの学校生活は続いている。校長が配慮し、家庭へ被曝の低減させる方法のプリントを配布するが、保護者から"心配しすぎがかえってよくない"と言われる。2μSv/hもあるのに… 16時間前
# arusak1108 miyu*( •ॢ◡-ॢ)♥mama
住んでいる所を聞かれ『渡利』と答えると大丈夫なの?子供小さいのに、と言われる。心配な人はつべこべ言わず避難すればと言われる。 毎日誰かしらに言われる。接客業だからたくさんの人に会うし、話すのも仕事。だけど言葉が出てこない もちろん不安です 避難できるならしたいです。
# furiyamiyako 福島震災レポートfuriyamiyako
福島の瓦礫も食べ物もすべて絶対に拡散しないで!!という厳しい強い思いを痛く感じた10ヶ月近く。福島市の中でも最も放射能値の高い渡利に暮らす日々。わかります。東電の原発は福島のための電力ではなかった。原発には力は及ばなかったかれどずっと反対してきました。一体どうすればいいのでしょう。10時間前
Posted by 大沼安史 at 07:20 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 「家政婦のミタ」で人気 斉藤和義さん 反原発歌「ずっとウソだった」 大阪で熱唱
シンガー・ソングライターの斉藤和義さん(45)が29日、大阪市内でFM802主催のロック・フェス「RADIO CRAZY」に出演した。
関東地区の最終回平均視聴率が40%に達した日本テレビ系「家政婦のミタ」の主題歌「やさしくなりたい」や、ヒット曲「ずっと好きだった」の歌詞を反原発を訴える内容に書き換えた「ずっとウソだった」など9曲を熱唱。
1年を振り返り、「いろいろあったけど来年はいい年にしようぜ」とファンに呼びかけた。奥田民生(46)や木村カエラ(27)ら17組が参加し、約1万6000人を動員した。
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Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 | Permalink
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[フクシマ・よびかけ] 猪苗代湖ズよ、「紅白」のステージから政府・東電を告発せよ!
いよいよリハーサルが始まったようだが、「猪苗代湖ズ」よ、フクシマ被曝地で苦しむ人々のために、アドリブで、「せめて妊婦・子どもたちを避難させてください」と、オールジャパン、全世界の日本人同胞にアピールせよ!
君たちがフクシマのミュージシャンなら、福島の意地と誇りにかけて、決起せよ!
忌野清志郎さんだったて、君たちに期待しているよ!
だって、君たちのその歌、「清志郎サウンド」じゃないか!
Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 東京・晴海に五輪選手村 広さは前回計画の1.3倍に ……そんな金があるなら東京・晴海に「フクシマ被曝避難こども村」を!
Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 日本政府の年間20mSV基準は米国の平均的原発作業員の10倍以上の被曝量 アーニー・グンダーセン氏 ことし最後のビデオ・メッセージで警告
米国の脱原発組織、「フェアウインズ」を主宰するアーニー・グンダーセン氏は本日配信の今年最後のビデオ・ニュースで、日本政府が設定した年間20mSVの被曝許容基準について、「20mSVは2000ミリレム。米国の平均的な原発作業員の被曝量は年180ミリレムだから、こちらの方が10分の1以上、低い」と述べ、日本政府の被曝地住民に対する強制被曝の異常さを指摘した。(ビデオ 8分過ぎから)
この米国原発作業員の平均年間被曝量、180ミリレムは、米国の健康物理学会のサイトに、1998年の数値として紹介されている。
グンダーセン氏は米国の原発作業員は、その追加被曝に対して支払いを受けているが、福島の人々にはそれがなされていないとして、金銭的な補償さえ与えず、強制被曝させている(帰還によって強制被曝させようとしている)日本政府の姿勢を痛烈に批判した。
グンダーセン氏はまた、日本政府が希釈した放射性廃棄物を東京湾の埋め立てに使おうとしていることについて、放射性物質の海洋投棄を禁じたロンドン条約の意図(精神)に違反していると、日本政府を非難した。
Posted by 大沼安史 at 04:51 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 原発:「依存しない」要望 首相宛てに大谷派 /京都
真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の安原晃宗務総長は28日記者会見し、野田佳彦首相宛てに「原子力発電に依存しない社会の実現」を求める要望書を提出したと発表した。
要望書には、放射能に汚染された地域の放射線量計測と公表▽除染不可能な地域での早急な避難措置▽被ばくした住民の健康管理と生活支援--を記載。福島第1原発の事故で「原発の誤謬(ごびゅう)性を思い知らされた」とし、原発に依存しない社会の実現を求めた。安原総長は「宗派としても、一過性ではなく、息の長い取り組みを進めたい」と話した。
Posted by 大沼安史 at 02:22 午後 | Permalink
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〔12月30日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 02:00 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 山口祐二郎さんが抗議の断食断水ハンスト
◎ 山口祐二郎さん 自己紹介
元いじめられっこ、元通り魔、元キックボード族総長、元詐欺師、元ひきこもり、元ニート、元歌舞伎町ホスト
現在:統一戦線義勇軍幹部、思想家、作家、イベントプロデューサー、相談屋、表現者、ヒモ。 主に、コアマガジン社「実話・劇画マッドマックス」、世界書院「イチゼロ」などの雑誌に記事や漫画原作を執筆中。
メール → kumazokumazokumazo@yahoo.co.jp
◇ ツイッター → http://twitter.com/#!/yamaguchiyujiro
#【拡散希望】12/30 AM00:00 ~ 東電会長宅付近で断食断水のハンストするよ。脱水症状で救急車で運ばれて中止か?寒くて凍傷か?水分不足で死んでしまうか?リタイアしたら笑ってね。原発なくしたい。原発事故で命や暮らしが奪われた方々がいるんだ。ちゃんとした対応をしてほしい。17時間前
# 予定どーり、断食断水ハンスト開始しました。皆さんありがとうございます!心配してくれて止めてくれた方々、言うこと聞かなくてすいません(>_<)東電会長宅前と近くの左門町公園を行き来する感じ。9時間前
◇ ブログ → http://yamaguchiyujiro4.seesaa.net/
開始しました。
東電会長宅付近、断食断水ハンスト。
心配して止めてくれた方々、ありがとうございます。
警察の人たちも心配していただき、ありがとうございます。
また、たくさんの差し入れをありがとうございます。
取材してくれた方々、ありがとうございます。
とにかく、ご迷惑おかけしてすいません。
言うこと聞かなくてすいません(>_<)
東電会長宅前と、近くの左門町公園を行ったり来たりする感じ。
まだ余裕だよね。
うおおおお\(^ー^)/
Posted by 大沼安史 at 01:46 午後 | Permalink
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〔★ フクシマ・発言〕 岡田克也議員 子どもたちへの被曝強制で 罪の意識を告白 「一番、堪(こた)えるのは、赤ちゃんを抱いたお母さんやお父さんが、『あの、子どもたちは本当に大丈夫ですか』と……これ一番、堪えますよね……」
29日の文化放送・くにまるJAPAN → http://www.youtube.com/watch?v=Qn6yidzfeY8&feature=youtu.be
◎ 大沼 聞き起こし
◇ 6分過ぎ 「鎌ヶ谷(熊谷?)の樽山 51歳の奥さま」: 「民主党はこんなにひどいとは思いませんでした。東京電力に対して、どうししてもっときちんとした対応をできないのでしょうか? 誰も責任をとっていないし、自分たちを守ることしか考えていないように見えます。岡田さんは福島の子どもたちをどうしたいとお考えでしょうか? 本気でこのまま、あの汚染された地域を安全だと言い張り、子どもたちを戻すつもりなんでしょうか? もし、そうしたいなら、政治家はまず自分自身や自分の家族を住ませたらよいと思います。それができないなら安全だと言わないでください」
岡田氏:「まあ、いろんなこと言われてますので、あのう全部にはお答えできないかもしれませんが、まず、福島に私も何回も足を運んでますが、そこで一番、堪(こた)えるのは、赤ちゃんを抱いたお母さんやお父さんが、『あの、子どもたちは本当に大丈夫ですか』と……これ一番、堪えますよね。東京に戻ってからも、やはり、そのことはズーンと響いていますから何とかしたいと思うのは当然なんですね。えー、で、そのために今、政府が全力で対応しています。簡単ではありませんが、しっかりと、ま、そのために相当の時間とお金かかりますが、そのことは誠意を持ってやっているというふうに思います。東京電力、いろいろ批判されるべき点、あります。ただ東京電力だけを悪者とする見方は、私はフェアじゃないというふうに思います。福島の現場でほんとに被災地などのみなさんと向き合って、相当怒られながらですね、必死になって説明したり、努力している東京電力の社員の方もたくさんいらっしゃいますから、なんか東京電力だけを悪者にしてそこにすべて責任を押し付けるというやり方はフェアじゃないと思います。あの、政治も当然、責任がありますから……。そこは責任を分かち合いながら、しっかり対応していかなければいけないと思います」
◎大沼 「お金がかかるから」(避難はさせない)とのストレートな発言はなかった!
しかし、岡田氏は「一番、堪えますよね」と自らの罪の意識を告白する一方、子どもたちの被曝への「対応」には「相当の時間とお金がかかる」と、金銭的な問題が子どもたちの被曝の問題への「対応」における重要なファクターであることを認めた。
これは子どもたちの被曝への「対応」の問題を金の問題で考えている、とみられても仕方ないことだ。
ある意味で岡田氏らしい率直な言明ではあるが、子どもたちの命を守ることは金の問題より優先すべきことである。
Posted by 大沼安史 at 01:33 午後 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 クマ肉からセシウム 日光市 放射性物質自主検査 シカ肉からも
◇
学校給食や自家消費用の野菜などの放射性物質を自主検査している日光市は、検査したクマ肉の一部から、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を大きく超える九三四ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
二十二日までに、延べ百十九人が、二百四十二件を日光ブランド情報発信センター(同市瀬川)内の放射線量測定室に持ち込んで検査を受けた。うち二百二十件が測定され、獣肉やキノコ類など十三件から、県が示した一定水準(一キログラム当たり二〇〇ベクレル)を超える値が検出され、市が県に報告した。
中でも、同市小百地区で四日に捕獲されたクマ肉からは九三四ベクレルを検出。市農林課は、クマ肉を食べるのを控えるように持ち主に指導した。
そのほか、シカ肉七件から最大三五一ベクレル、川魚(ニジマスとヤマメの混合)から二三四ベクレル、栽培のシイタケとナメコからも四〇〇ベクレルを超える値を検出した。
学校給食三十一件は一〇〇ベクレル以下だった。 (石川徹也記者)
Posted by 大沼安史 at 12:43 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ノート〕 対岸の死の灰 ◇ 放射性漂流瓦礫 再来年まで1800万トンが漂着 /「選挙の年」 一気に問題化へ /日本への除染費用・損害賠償の請求も /愚かな日本「政府」 たった1隻の回収船も出さず!(南極「調査」捕鯨に邁進) /日本、孤立化の恐れ
日本国内での死の灰で汚染された放射性瓦礫の全国分散処理問題に批判が集まる中、こんどは太平洋の向こう側、北米・西海岸に放射性漂流物の漂着問題が浮上、国際問題化しそうな気配だ。
単なる津波による漂流物ならまだしも、放射性物質によって汚染されたものとあって、測定検査や廃棄処分など余分なコストがかかるため、日本政府、あるいは東電に対して、除染処理費、およびの損害賠償の請求が行われる可能性は否定できない。
その場合、日本にとってさらに深刻な事態が生まれる。
日本政府は官僚の無知と無責任さで、国際的な原発保険条約に加盟しておらず、裁判を提起された場合、日本国内の裁判所で裁判を行うことができない。裁判はアメリカやカナダの裁判所で行われることになる。
(加盟していれば、いくらでも、「門前払いの却下判決や不当判決を連発できたのに」……という霞が関の嘆き節が聴こえてくるようだ……)
カナダからの報道によれば、日本からの漂着物が最初に流れ着いたバークーバー島の海辺の町、トフィノ(Tofino)では、年明け1月に町議会を開催し、連邦政府の支援を求める決議を上げる。
→ http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/story/2011/12/25/bc-japan-debris.html
処理のための人員・機材はおろか、埋設処分地もないからだ。
カナダの法律では、有害な漂流物の処理は州政府の責任になっているが、西岸のブリテッシュ・コロンビア(BC)州政府は連邦政府にも支援を求める方針。
AP通信の報道によれば、BC州方向に向かって流れている漂流物は、なんと1800万トン(18 million tonnes of tsunami debris drifting to B.C.)。
→ http://www.cbc.ca/news/technology/story/2011/10/25/japan-tsunami-debris.html
ハワイ大学の研究者によると、それほど膨大な量の漂流物が再来年、2014年まで漂着する見通しだ。
ここで問題になるのは、漂流物がどの程度、フクイチ放出の放射性物質で汚染されているか、だ。
これについて、米政府機関のNOAA(海洋大気局)は、汚染は「かなりありそうもない(highly unlikely)」との見方をしている。
However, it's highly unlikely the tsunami-generated debris would be contaminated with radioactive material, according to the National Oceanic and Atmospheric Administration's marine debris program.
たしかに、海水に揺られ、揉まれ、洗われているわけだから、高度な放射能汚染はなさそうな気がする(なんとか、そうあってほしいと願うばかりだが)、問題は瓦礫漂流物を運んでいる海水自体が、フクイチ発の海洋・大気放出放射性物質で汚染されていることである。
漂流物だけが問題ではない。死の灰の漂流それ自体が問題なのだ。
北米西海岸への漂流瓦礫の漂着は、フクイチが起こした海洋汚染、生態系破壊の「目印」となる。
それによって、北米の人々の漁業(あるいは農業)被害に関する危機意識を掻き立てることになることは、最早避けられない。
拙著、『世界が見る福島原発災害 2』(緑風出版)で指摘したように、日米両国政府は4月の時点で秘密協定を結び、北米大陸の汚染問題、日本からの輸入食品問題に蓋をしたとみられる。(信頼すべき証言あり)
しかし、「漂流物」という目にみえた形で、フクイチの死の灰の恐怖が現実化する中で、米政府(及び、それに追随しているカナダ連邦政府)の隠蔽・矮小化工作がどこまで成功し続けるかは、はなはだ疑問だ。
米国のメディアの中では、来年のアメリカは「選挙の年」だから、キャンペーン・イッシュー化する、との指摘が早くも出ている。
→ http://www.allvoices.com/contributed-news/11174520-will-fukushima-ocean-trash-become-a-campaign-issue-in-2012
メキシコ湾沿岸の原油汚染問題とリンクした形で、西海岸のフクイチ漂着物汚染問題が選挙戦の争点――いや候補者の公約になる可能性が強いのだ。
それにしても、日本「政府」のなんと愚かなことよ!
すでにふれた原発保険条約への未加入もさることながら、漂流物の回収を完全に怠った罪は大きい。
日本政府はたった1隻の回収船も出さなかった!
南極海での「調査」捕鯨には熱心なのに、太平洋を死の灰で汚染して、クジラなど海洋生物に脅威を及ぼしていることについて、フランスの環境・生物保護団体、「ロビン・フッド(Robin des Bois)」が7月に批判声明を発表するなど、日本政府に対する世界の目はいちだんと厳しくなっている。
→ http://www.allvoices.com/contributed-news/11174520-will-fukushima-ocean-trash-become-a-campaign-issue-in-2012
その意味で北米西海岸の放射性漂流物を、フクイチによる太平洋チェルノブイリ化は、知らんぷりを決め込むことができる「対岸の火事」ではない。
日本国内は御用マスコミを使って抑え込むことができると思っているようだが、こんどばかりはそうはいかない。
北米西海岸の長い海岸線に沿って、対日批判の火の手が上がる……。
Posted by 大沼安史 at 12:15 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 カナダBC州政府 「州ツナミ瓦礫作業部会」設置へ 連邦政府・自治体と連携して対処 「有害(放射性)」は州政府の責任
AP通信が25日に報じたところによると、カナダの西海岸、ブリテッシュ・コロンビア(BC)州政府は、日本からの大量の漂流物の漂着に備え、年明けに「州ツナミ瓦礫作業部会」を設置し、対策に乗り出す。
→ http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/story/2011/12/25/bc-japan-debris.html
カナダ連邦政府、関係自治体を連携して対処するが、漂着物が「有害」なものなら、州政府が処理を担当することなる。
(大沼 この「有害」の概念の中に、放射性物質が含まれるのは言うまでもない)
AP電はまた、漁業用のブイなど漂流物が米国のオレゴン州からアラスカにかけ漂着しているのが確認された、と報じている。
ハワイ大学の国際太平洋研究センターによると、漂流物の帯は9月末時点で、ミッドウェーほ北西483キロの海上にあった。今月になって漁業用の浮きなどが米国のワシントン州に漂着していることが科学者たちのよって明らかにされてもいる。
Posted by 大沼安史 at 10:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 放射能性漂流物 すでにカナダ西海岸に漂着 ペットボトル バンクーバー島に打ち揚げ
カナダ西岸、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のバンクーバー島に、日本語入りのラベルの貼られたペットボトルや木片などが流れ着いている。カナダCBCテレビが今月(12月)15日に報じた。
→ http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/story/2011/12/15/bc-video-tofino-tsunami-debris.html
漂着地点は同島のトフィノ。
Posted by 大沼安史 at 10:40 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 漂流がれき日米協議へ 300万トン、費用や汚染懸念
日米両政府が、東日本大震災で太平洋に流出した大量のがれきによる海洋汚染や、米国漂着時の処理をめぐり、年明けから本格的な協議に着手することが二十九日分かった。複数の日米両政府関係者が明らかにした。
国立環境研究所などの推計では、震災で発生したがれき約二千五百万トンのうち、約三百万トンは太平洋に流出。九月、日本から約三千百キロ離れた北太平洋の米ミッドウェー諸島付近で、「福島」との表示がある小型船や家電製品が大量に浮いているのがロシア船によって見つかった。
米海洋大気局(NOAA)によると、これらは海流に乗って、早ければ来年三月にも米ハワイ北西部に漂着。その後、米本土の西海岸にも漂着する可能性が高い。
米政府は、大量のがれきが船舶の運航障害や観光産業への打撃となる上、放射性物質を含んだがれきによる環境被害も起きかねないと懸念している。
日本政府も、がれきの位置や量、今後の動きを人工衛星などで正確に計測・予測するため、情報収集費約七千万円を二〇一一年度第三次補正予算に計上。京都大に委託してシミュレーションに着手している。
米側の懸念を受け、国際問題に発展する事態を避けるため、日米で連携して本格的な対応をとることにした。
外務省によると、外国に漂着したがれき処理をめぐる国際条約はない。日米協議では、がれきが漂着する場所や量を正確に分析した上で、処理方法や費用負担について実務者が検討する見通し。(東京新聞)
Posted by 大沼安史 at 10:28 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(30日、金曜日)も終日、西風で太平洋沖に流れる。
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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2011-12-29
〔フクシマ・NEWS〕 アラスカでアザラシが変死 フクイチ発の放射能原因説も 英紙が報道
アザラシの変死体がアラスカのセントローレンス島などの海岸に打ち寄せられるようになったのは、6月になってから。現在はバローの海外にも打ち揚げられている。
学者の間で当初、ウイルス説が出ていたが、原因は分かっていない。地元の人々の間ではフクイチ発の放射性物質の降下によるものではないか、との疑いが出ている。
このため、アラスカ大学(フェアバンクス校)海洋研究所のジョン・ケリー名誉教授がアザラシの細胞を採取して、検査を始めている。
◇ ツイッター情報
# maya1318 またたび
@hanayuu"@keijimoriiVet: アラスカなどで多発するアザラシの謎の死問題は、いろいろな原因説が出ていますが、福島原発の放射能によるのではないかという専門家の懸念。 http://p.tl/_D5m"
4時間前
# tokaiama
福島第一原発の放射能はアラスカ・カナダを大規模に汚染した 結果→ http://www.dailymail.co.uk/news/article-2079317/Seals-damaged-flippers-hair-loss-killed-radiation-Fukushima-plant-biologists-warn.html?ito=feeds-newsxml これが汚染マップ http://ok-life.sakura.ne.jp/sblo_files/hibi-zakkan/image/E694BEE5B084E883BDE4B896E7958CE59CB0E59BB3.jpg
Posted by 大沼安史 at 05:21 午後 | Permalink
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〔浪江発・ツイッター〕 4号機、プールなんて残っているのかぃ?/耳なしウサギはそれを見越して私の農園で産まれた/頑張れ通販生活/小屋は燃えたが劣化ウランは大丈夫だってか。嘘つけ、燃えて東京に黒い雨で降ったという話を聞いたぞ/津島は全て井戸水か沢水なんだよねぇ。戻れといっても水源が汚染されて暮らせるもんかねぇ
→ http://twitter.com/#!/ikarostayuu
◇ 杉本祐子さん
@ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅 実は耳なしウサギのママなのだ。
# いつまでチェルノ以下とか言ってるんだろうねぇ。10日で収束できたなら言っても許すけどさ。後100年はかかるんじゃないのかぃ?ロボットの開発しかないんだろ?相変わらず放射性物質は吹き出しているんだしさぁ。4号機の使用中燃料棒はどうするんだい?プールなんて残っているのかぃ?嘘つき!15時間前
# 東海アマや熊本のお医者さんのフォローがよく外れるなぁ。妨害したって脅したって無駄さ。昔暴走族の頭、4輪のレーサーでは大物のセクハラで干されたし、2輪のレースでは鈴鹿の4耐で死に損ねたし、今更どうってことないのさ。耳なしウサギはそれを見越して私の農園で産まれたのだろう。選ばれただけ 15時間前
# 報道ステーションでカタログハウスのCMを観た。あれっ?あちこちの局がボイコットしてたんじゃなかったっけ。私は二十以上前から、十年前ほどまで愛読してた。後ろの白黒の記事の切り抜きを少々ファイルしておいたのが、今頃、読み返すと凄い勉強になったよ。頑張れ通販生活。15時間前
# 武器メーカーの三菱の炭鉱跡地を調べてみれば、プルトニウムまで埋めてあるさ。大宮のグランドにも廃棄物を埋設したし、千葉のコンビナートには劣化ウランを小屋に収納。小屋は燃えたが劣化ウランは大丈夫だってか。嘘つけ、燃えて東京に黒い雨で降ったという話を聞いたぞ。千葉や都内が変だろ? 12月28日
# ボケがひどくなってきた。スタッフもだ。知人の友人が白血病になり、知人の知人が福一に数日の滞在で、鼻血と白髪の症状が出たらしいし。南相馬の井戸が10Bqそこらで騒いでいるけど、水道はどうなんだろ?津島は全て井戸水か沢水なんだよねぇ。戻れといっても水源が汚染されて暮らせるもんかねぇ。12月28日
Posted by 大沼安史 at 04:25 午後 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢〕 福島の子ども避難させず……岡田克也議員「お金かかるから……」/100キロ離れたキエフの病院では今も/報道ステーションが謝罪、「徹底的に、これから」/双葉郡 「第二の六ヶ所村だ」
# @asoArchitect 朝生 佳憲 (あそう)
岡田克也 議員・・・生放送のラジオ番組に出演。リスナーからの質問「福島の子供を、なぜ避難させないのですか?」 岡田議員「お金が掛かるから...」 噂では聴いて いたけど、リアルに聴くことになるとは...
→ https://twitter.com/#!/asoArchitect/status/152188175664676864
こちらの番組でした→ http://www.joqr.co.jp/japan/
◇大沼注 参照願います → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-529f.html
# phantomlovers ラバ =反原発、マスク着用運動中=
【12/29東京新聞朝刊の投書から】チェルノブイリから100キロのキエフの病院で、現在も子どもの生存率がとても低いことを忘れてはならない。http://p.twipple.jp/Zm67h
# monjukun もんじゅ君
ikeda_kayokoがリツイート
すごいね!みたかったよ!RT @furrynori: 報道ステーションも凄かったよ!ネット情報の総まとめみたいだった。で、最後に今までの報道姿勢(隠蔽してたこと)を謝罪してくれて、古館さんが最後に「徹底的に、これから原発について議論しましょう!!」って言ってた。ホント、ビックリ!
# pleo6090 K3
第二の六ヶ所村だ。いろんな意味で“@fukushima_now: 中間貯蔵施設、環境相「双葉郡に」 福島県に要請 - 日本経済新聞 (12月28日11時)
Posted by 大沼安史 at 03:03 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 “これ以上自殺者出すな”農民連、賠償概算払い要求 東京電力に 東電は拒否
東京電力の福島原発事故の損害賠償が遅れ自殺者が出ている問題で、農民連(農民運動全国連合会)は28日、東京都千代田区の東電本店を訪ね、「概算払い」をふくむ迅速な損害賠償方式への転換を要求しました。
福島県農民連の亀田俊英会長など農民連代表は、年末に集中する農業用資材の支払いを苦に自殺をした果樹農家の遺族への謝罪を要求。同様の境遇にある果樹農家もふくめ緊急の支払いを求めました。
しかし東電側は、損害賠償を3カ月分まとめる方式をとり、“ほかの請求者との公平性”“請求確認作業の多さ”を理由に、年内の支払いを拒否しました。……
Posted by 大沼安史 at 01:48 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島の農民 26日に原発被害の請求行動 東電は早く賠償支払え /自殺した果樹農家の思い、伝える
「加害者の東電は賠償金をすぐ払え。資材支払いが迫られている」。福島県の農民や支援者ら350人は26日、ビル風が冷たく吹く東京都千代田区の東京電力本社前で、原発被害補償が遅れる東電の不誠実な態度に怒りのこぶしをあげました。
主催者あいさつした農民連の白石淳一会長は、野田内閣の原発事故の「収束宣言」にふれ「賠償額を少なくする東電の応援団に政府はなるのか」と糾弾すると、“怒”の鉢巻きをつけた農家の女性や全国食健連の支援者から「そうだ」「撤回せよ」との声が出ました。
東電本社行動では最多となった福島県農民連の会員は、衆院議員会館に移動。東電への全面賠償を求める指導、放射性物質の暫定基準値を超えた米の政府による買い上げ、子どもの心のケアなどを要請。業者への支払いを迫られるなかで、自殺をした果樹農家の思いをぶつけ「福島の現場に見にこい」と内閣府や経済産業省、農水省、文科省の担当者に迫りました。……
Posted by 大沼安史 at 01:46 午後 | Permalink
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〔12月29日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
◇〔田中龍作ジャーナル〕 「これでは年越せない」 福島の母たちを寒風に立たす東電の非情
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003392
◇〔ユーチューブ・記録〕12・28 福島の女たち 御用納め抗議行動 東電本社前
→ http://www.youtube.com/watch?v=_REE-f7a32Y&feature=youtu.be&a
◇〔記録〕福島の女たち 12・28日 東京電力へ 5項目の申し入れ
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-4819.html
◇〔写真・記録〕12・28 福島の女たち 御用納め抗議行動
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-47b1.html
◇〔写真・記録〕レイバーネット 福島の女たち 12・28日
→ http://www.labornetjp.org/news/2011/1228shasin
◇〔写真・ブログ〕 12・28日 東京電力へ御用納め 「でんきは足りてる~足りないのはLOVE(愛)~」
郡山市議 へびいし郁子さん → http://h-cosmos.blog.ocn.ne.jp/ikuko/2011/12/post_8b63.html
◇〔12・28 福島の女たち 東電本社前〕 ユースト(IWJ中継)へのソーシャルストリーム・コメント/仮設で震えているえてるじいちゃんばあちゃんが居るんだぞ!/やはりトップの逮捕は必要
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-2be9.html
◇〔ブログ〕ドイツTAZ紙 デルテ・ジーデントプフ医学博士 インタビュー(日本語訳) /「これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します」
→「エンテルフェン」 → http://vogelgarten.blogspot.com/2011/12/taz.html
◇〔ユーチューブ〕 グリーンピース ドイツツアー 山本太郎さん ゴアレーベンで線路に座り込み!(DAY3)
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-35e5.html
◇ 政府が監視した「反原発」識者・市民団体ランキング 1位は原子力資料情報室と西尾、矢部、伴、広瀬の各氏
マイ・ニュース・ジャパン → http://www.mynewsjapan.com/reports/1537
◇ マイ・ニュース・ジャパンの日本政府 反原発運動を監視活動 全貌暴露スクープ報道 英訳され世界拡散開始!
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-df7f.html
◇〔南相馬・HCR・日誌〕 洗面の地下水で150Bq/l/南相馬市民よ立ち上がれ!/退避せよ、今は/公共水道10.25Bq/kg、地下水109Bq/kg(共に原町区)検出/全国放射能汚染進行中/両親亡くした4名の孤児にドイツ在住@kiyomizu5さんたちからクリスマスの贈り物が届いた/ボランティア・スタッフ、インターン募集中!
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/150bql1025bqkg1.html
◇ 南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省官僚の論理を最優先、被災地の健康問題は二の次、三の次/ 「食品の検査体制の強化が重要なので、早野提案を検討してほしい」との坪倉医師からの訴えメールに、総務省出向のキャリア官僚 村田喬・副市長はなんと返信していたか?……
JBプレス → http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34121
◇ NEWS
#〔東京新聞〕 埼玉・三郷市の子ども5人 尿からセシウム検出
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111229/CK2011122902000054.html
#〔東京新聞〕 茨城 安全管理の徹底を 県内18の原子力施設 火災など頻発、県が要請 /火災4件・故障2件、東海第2では圧力容器からの漏水も
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20111229/CK2011122902000081.html
#〔東京新聞〕俳優の山本太郎さんらを不起訴 原発抗議で佐賀地検
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122801001424.html
#〔東京新聞〕第5福竜丸 「死の灰」データ 文書発見
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-b948.html
# 東電 過去にも非常用発電機が水没 (20年前の1991年の3・10に!)
NHK → http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111229/k10014975631000.html
Posted by 大沼安史 at 12:44 午後 | Permalink
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〔フクシマ・写真・記録〕 レイバーネット 福島の女たち 12・28日 東京電力へ御用納め
→ http://www.labornetjp.org/news/2011/1228shasin
◇ 写真撮影=西中誠一郎さん
12月28日、
福島の女たち40人がバスで上京し、東電・経産省に対して抗議アクションを行った。名付けて「女たちの御用納め行動!!」。支援者も含めて300人以上が集まり、東電前は一杯になった。……
「人生・生活・環境をめちゃくちゃに破壊しておいて、避難も、防御も、除染も、補償も、東電および政府への責任追及も十分には行われず、その上、原発の再稼働や輸出といった信じ難い暴挙が行われようとしている。『こんな気持ちじゃ、とても年を越せない!』『東電にも、仕事納めなんかさせない!』」という吹き上がる怒りにあふれたアクションになった。要請に対して東電は、玄関前の寒いところで対応するなど冷たい対応。「ひどい」「東電の態度は悪すぎる」と怒りの声が渦巻いた。一行は、その後経産省への抗議、そして銀座でのアピールを行い、16時過ぎにバスで福島に戻った。(西中誠一郎)
Posted by 大沼安史 at 12:40 午後 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 福島の女たち 12・28日 東京電力へ御用納め 5項目の申し入れ
1、福島県議会が行った福島第1原発及び第2原発(全10基)の全面廃炉の決議に従い、事故を起こさなかった6基についても廃炉とすること。併せて2007年の新潟中越地震の際、放射能漏れ事故を起こした柏崎刈羽原発についても全面的に廃炉とすること。
2、東京電力の責任において、避難を求める被害者に対しては避難ができるようにすること。また、除染についても、事故を起こした当事者である東京電力がすべての費用と人員を負担してみずから実施すること。
3、被害者に対し、完全な賠償を行うこと。なお、完全な賠償とは、原発事故が発生しなければ必要とならなかったすべての費用を1円残らず賠償することをいう。
4、東京電力及び社員、退職者の手で賠償のための基金を創設すること。
5、福島第一原発の現状について、常に真実を明らかにし、公表し続けること。
Posted by 大沼安史 at 12:30 午後 | Permalink
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〔フクシマ・写真・ブログ〕 12・28日 東京電力へ御用納め 「でんきは足りてる~足りないのはLOVE(愛)~」
Posted by 大沼安史 at 12:28 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 佐藤雄平知事 10・12 「福島県産 米 安全宣言」の「嘘」 世界に暴露! 英語ブログで拡散中! 「笑顔」の宣伝ポスター付き!
→ http://fukushima-diary.com/2011/12/safety-declaration-of-fukushima-rice-was-proved-to-be-a-lie/?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter&utm_campaign=Feed%3A+FukushimaDiary+%28Fukushima+Diary%29
“In Fukushima, 1724 samples of rice, which is as double as national standard, were tested and all of the samples turned out to be less contaminated than emergency safety limit.
- Fukushima Mayor Sato Yuhei”
Fukushima mayor declared the safety of rice in Fukushima 10/12/2011.
◎ このポスターは今後の「立件」への証拠写真だ!
Posted by 大沼安史 at 12:22 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 マイニュース・ジャパンの日本政府 反原発運動を監視活動 全貌暴露スクープ報道 英訳され世界拡散開始!
Posted by 大沼安史 at 12:10 午後 | Permalink
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〔南相馬・HCR・救援活動日誌〕 洗面の地下水で150Bq/l/南相馬市民よ立ち上がれ!/退避せよ、今は/公共水道10.25Bq/kg、地下水109Bq/kg(共に原町区)検出/全国放射能汚染進行中/両親亡くした4名の孤児にドイツ在住@kiyomizu5さんたちからクリスマスの贈り物が届いた/ボランティア・スタッフ、インターン募集中!
# 南相馬で活動を始めて9カ月、じわりと体が蝕まれていく。事務局の風呂、トイレ(ウォシュレツト)、洗面の地下水で150Bq/l、食べる地物野菜は数値の表示ない。公共水道にも微量の放射性物質を含み、除染活動では大量被曝。死の地域で生きるhttp://goo.gl/4bLXN 12月25日
# 【拡散願《反原発デモ》決行】このまま住むことで大事な人を被曝から守れるか?このままで子供たちの安全は確保できるか?差別され、相当量の内部被曝を押しつけられている南相馬市民よ立ち上がれ! 2012年1月14日11時:南相馬市役所前集合!ぜひ参加を! 12月27日
# 南相馬、郡山、福島では1μG/hの場所でさえマスクをしない子供たちが増えているこの末恐ろしい現実。政府や東電の巨悪に洗脳され、安全宣言・原発終息宣言を鵜のみにする無知な親たちよ。ベラルーシ、キエフでは4年目から急激に甲状腺がんや白血病が増え始めたのは周知の事実だ。退避せよ、今は。12月27日
# 【南相馬水地獄】頑なに否定し不検出を連発してきた市水、地下水のセシウム濃度を環境省は26日、南相馬市の4カ所で少量を検出したと発表。今後はなし崩し的に事実が明るみになるであろう。昨日のHCRアイソトープ検査で公共水道10.25Bq/kg、地下水109Bq/kg(共に原町区)検出。12月28日
# @MinamisomaOyama 検査体制の不備。南相馬市は全て委託でやってきた。我々は独自に5月から水や食品検査を開始し、数値を公表するたびにカルト扱いされてきました。最近になって市で運営を開始した測定所の係官はシンチの測定器は気まぐれだとつぶやくほどの素人、信頼ができません。22時間前
# キノコ栽培用の原木150Bq/kg以下は出荷を認める。同じく調理用の薪40Bq/kg木炭280Bq/kg以下も出荷を認める。林野庁が都道府県に通達。その限りなく乏しい根拠で国民や子供の命を守ろうとしない政府に対し我々はどんな形でも強硬に抗議する。全国放射能汚染進行中。12時間前
# 南相馬市には不幸にも震災により両親亡くした孤児が4名いる。ドイツ在住@kiyomizu5さんたちからHCRに届いたChristmas giftsは福祉行政を窓口として無事届けることができた。彼らの喜びに満ちたの顔を伝えることはできないが心に残るChristmasだったに違いない。10時間前
# @kiyomizu5 さん、子供たちがはるばるドイツから届いたギフトにどれだけ喜んだか、笑顔が見えたことでしょう、あなたのような方なら。他の皆さんにもよろしく伝えて下さい。合掌 万尚 9時間前
# 【拡散願う】ボランティア・スタッフ、インターン募集中!強靭な肉体と精神力で微力といえども日本の子供たち及び世界の子供たちを放射能から救い出そうと考え、現場に足を運ぶことのできる人。共に行動を!街も行政も復興一色の中、原子力事故最前線で孤軍奮闘中です。11時間前
Posted by 大沼安史 at 12:03 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 南相馬市の放射能検査をやめさせた総務省官僚の論理を最優先、被災地の健康問題は二の次、三の次/ 「食品の検査体制の強化が重要なので、早野提案を検討してほしい」との坪倉医師からの訴えメールに、総務省出向のキャリア官僚 村田喬・副市長はなんと返信していたか?……
JBプレス → http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34121
相馬市に副市長として総務省から出向している村田崇氏(37歳)から、坪倉正治医師(29歳)に送られたメールが問題になっています。坪倉医師は6年目の若手医師で、東京大学医科学研究所の大学院生です。……
Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 | Permalink
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〔東海アマ管理人氏・ツイッター警告〕 25日に大きな放出があったようだ
→ http://twitter.com/tokaiama
# 25日以降、頻繁に放射線警報が鳴るようになったと千葉から連絡(RDAN) 川俣町除染実験場でも25日に大幅に線量が上がったそうだ。千葉は依頼、連日警報が鳴ってるそうだ。25日に大きな放出があったようだ。体調悪化の報告も多い
1時間前
# RDANアラームが連日鳴るようになってから、花見川区居住で鼻血が初めて出たと。何か変だと。25日以降、体調異変の起こってる人が多い印象だ。1時間前
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 政府が監視した「反原発」識者・市民団体ランキング 1位は原子力資料情報室と西尾、矢部、伴、広瀬の各氏
マイ・ニュース・ジャパン → http://www.mynewsjapan.com/reports/1537
◇ 佐々木奎一 氏のレポート
我々の収めた電気料金を原資に政府がメディアの「反原発」報道を監視するという「即応型情報提供事業」の実態を知るべく情報公開請求したところ、過去3年間で、実に77人もの識者と67にのぼる団体の言動が監視対象とされていたことが分かった。……
識者、団体の監視回数を集計しランキングしたものが右記。
最も頻繁に監視されていたのは、個人としては原子力資料情報室の共同体表を務める西尾漠氏と、柏崎刈羽原発反対の共同代表である矢部忠夫市議で、ともに5回。組織としても原子力資料情報室が12回とトップだった。伴英幸氏、広瀬隆氏も上位に入った。(全ランキング表つき、開示文書全304枚はPDFダウンロード可)
【Digest】
◇77人の識者、67団体が監視されていた
◇最も監視されていた「原子力資料情報室」
◇広瀬隆、小出助教、鎌仲ひとみ、鎌田慧、広河隆一も
◇「声高に叫ぶ反原発グループを報じるのは問題」政府
◇「書類は専門家3人で作成」科学技術振興財団
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〔ユーチューブ〕 グリーンピース ドイツツアー 山本太郎さん ゴアレーベンで線路に座り込み!(DAY3)
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〔フクシマ・東京新聞〕 茨城 安全管理の徹底を 県内18の原子力施設 火災など頻発、県が要請 /火災4件・故障2件、東海第2では圧力容器からの漏水も
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20111229/CK2011122902000081.html
本年度は七~十二月に火災四件、故障二件が発生。これ以外に、十月には東海第二原発で原子炉圧力容器からの漏水もあった。いずれも人や環境への影響はなかった。
#
県内の原子力施設で火災などが続いていることから、県は二十八日、安全協定を結んでいる十八施設の安全管理担当者を集め、安全管理の徹底と発生時の迅速・正確な通報連絡を求めた。
県原子力安全対策課によると、安全協定では、各施設が原子炉等規制法に基づき国に報告する事故・故障とすべての火災について、県や関係市町村に通報することになっている。
本年度は七~十二月に火災四件、故障二件が発生。これ以外に、十月には東海第二原発で原子炉圧力容器からの漏水もあった。いずれも人や環境への影響はなかった。
担当者約三十人を前に、丹勝義・生活環境部危機管理監は「福島第一原発事故の後、原子力施設の事故に対する県民の目は厳しくなっている。安全確保に万全を期すようお願いしたい」と話した。 (北爪三記記者)
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〔フクシマ・東京新聞〕 埼玉・三郷市の子ども5人 尿からセシウム検出
三郷市の市民らでつくる「放射能から子ども達(たち)を守ろう みさと」は二十八日、同市内の三~十歳の子ども五人の尿から一リットル中一・〇四~〇・一九ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
同団体は十月、同市内の母親三人の母乳と、子ども十五人(男七人、女八人)の尿の検査を専門機関に依頼。十歳女児の尿からは一・〇四ベクレルのセシウムが検出された。母乳からは検出されなかった。
同団体によると、セシウムが検出された五人のうち四人の家庭では福島第一原発事故後から外遊びを制限するなど内部被ばくを抑制する対策をしていないか、十分ではなかったという。田中慶大代表は「家庭で早い段階から内部被ばくの対策をしていたかどうかが影響した可能性がある」と指摘する。 (大沢令記者)
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〔フクシマ・NEWS〕 東電 過去にも非常用発電機が水没 (20年前の1991年の3・10に!)
東京電力福島第一原子力発電所で、20年前、非常用発電機が、配管から漏れた水につかり、機能しなくなるトラブルが起きていたことが、東京電力の元社員らの話で分かりました。
発電機の浸水対策を進め、今回の事故のような深刻な事態を防ぐきっかけにもなり得たトラブルでしたが、結果として、対策にはつながりませんでした。
福島第一原発の事故では、地下1階の非常用ディーゼル発電機が、津波によって流れ込んだ水につかって機能しなくなり、原子炉を冷やせなくなったことが、事態を深刻化させる原因の1つとなりました。
このような浸水から、発電機を守るきっかけにもなり得たトラブルが、20年前の平成3年10月に起きていたことが、東京電力の元社員らの話で分かりました。
元社員らによりますと、トラブルが起きたのは、福島第一原子力発電所1号機のタービン建屋で、配管から漏れ出した水が地下1階に流れ込み、非常用発電機が機能しなくなりました。
当時、福島第一原発の技術者だった元社員は、タービン建屋が海に近かったことから、「もし津波が来たら、同じように地下の発電機が水につかって使えなくなると思い、上司に相談した」などと話しています。
一方、東京電力は、当時、発電機のある部屋のドアに、防水対策を施したということですが、発電機を地下から高い場所に移し替えるなど、津波を想定した対策は採りませんでした。
これについて東京電力は、「このトラブルの原因は、配管からの水漏れでその対策は講じている。また『津波の危険性を上司に相談した』という元社員の主張について、当時の上司は、相談を受けたという認識を持っていない」としています。
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ〕 ドイツTAZ紙 デルテ・ジーデントプフ医学博士 インタビュー(日本語訳) /「これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します」
〔フクシマ・ブログNEWS〕 ドイツTAZ紙 デルテ・ジーデントプフ医学博士 インタビュー(日本語訳)「これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します」
「エンテルフェン」 → http://vogelgarten.blogspot.com/2011/12/taz.html
◎ デルテ・ジーデントプフさん 1942年オルデンブルグ(北ドイツ)生まれ。同地でアビトゥア(大学入学資格)まで学び、1961年からヴュルツブルグ、ベルリン、ゲッティンゲンで人間医学を学ぶ。1966年学位取得試験、1968年博士号取得。1981年の創設当時からIPPNW(核戦争防止国際医師の会)に所属。90年代はじめ「ディーツェンバッハ・コスチュコヴィッチ友の会財団」を設立。年2回、ベラルーシに医療器具、衣服、自転車、ミシン、コンピューターなどの支援物資を送付するなどしている。
#
◇ ドイツの女医、デルテ・ジーデントプフ(69歳)は、20年来、チェルノブイリの子供達を療養滞在のためドイツに招聘し続けて来た。彼女は、福島事故に対する措置に、ただただ唖然としている。(ガブリエレ・ゲートレ取材)
12月初旬、ジーデントプフ博士は私達取材班を、ベルリン・パンコフの市民公園沿いにある彼女の小さな屋根裏のアパートに迎え入れてくれた。 お茶とクッキーをはさんで、今までの救援活動や経験について語ってくれる。
「一番ひどいのは、責任者達がチェルノブイリから何一つ学んでいないことです。チェルノブイリ事故よりもさらに規模の大きい福島原発事故に対する対応ぶりには、私は茫然自失としています。日本政府が避難地区を事故に見合った範囲に拡大しなかったこと、女性や子供達を即座に安全な南部に避難させなかったことに対しては、ただただやり場のない怒りを感じるだけです。そうした適切な措置を取る代わりに、国民はシステマティックに騙されてきました。実際の危険に関する情報は伝えられない、あるいは伝えられても誤った情報である。なんという無責任でしょう。これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します。しかも政治と原子力産業はそのことを黙認しているのです! 世界中で!……
Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 第5福竜丸 「死の灰」データ 文書発見
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122990065427.html
◎ この記事に出てくるロートブラット氏は、「ナチスが原爆開発中止」を知って、ロスアラモスを去った人だ。
そのロートブラット氏と日本人物理学者、西脇安氏との共同作業が第五福竜丸の「死の灰」の真相を暴きだした!
そしてその証拠となる決定的な文書を英国のケンブリッジで発見した、愛知県豊田市の科学史研究家奥田謙造さん(55)!
フクイチの「死の灰」を隠しまくる日本政府当局に反省を強いる歴史的事実が明らかになった!
◇
一九五四(昭和二十九)年三月一日に米国が南太平洋のビキニ環礁で行った初の水爆実験で被災した第五福竜丸の「死の灰」のデータを伝える日本人科学者の文書が、英物理学者ジョセフ・ロートブラット氏の遺品から見つかった。科学者による核廃絶運動を主導したロートブラット氏ら世界の科学者に、初めて水爆の実態を知らせた文書とみられる。 (加古陽治記者)
文書は、愛知県豊田市の科学史研究家奥田謙造さん(55)が、英ケンブリッジ大チャーチルアーカイブセンター所蔵のロートブラット文書から見つけた。
一枚の表と裏にタイプで書かれ、表は西脇安・大阪市立大助教授(当時)の妻が四月二十六日付で在外キリスト教関係者に宛てた手紙で、裏に西脇氏による「ビキニの灰の分析についての非公表データ」があった。
文書によると、西脇氏は第五福竜丸に降り注いだ「死の灰」の放射性物質を採取して分析。ヨウ素131やストロンチウム90など十七種類以上の放射性物質を検出した。船に降り積もった時、灰一グラムに少なくとも〇・五キュリー(一八五億ベクレル)の放射能が含まれていた可能性がある。
日本全域に降っている雨が人工的な放射能を帯びているようだ、とも指摘。雨に含まれる放射性物質は危険な水準ではないが、実験が台風の影響のある季節に行われていたならば、灰が日本に運ばれる可能性を否定できない-と述べていた。
西脇氏は第五福竜丸が静岡・焼津港に戻って二日後の三月十六日に、同港で放射能を測定。七月にキリスト教平和大会参加のため渡英した際、現地の大学などで講演し、原爆では出ないはずのウラン237が「死の灰」に含まれているとの情報を伝えた。
西脇氏の情報をもとに、ロートブラット氏は、ビキニ実験の水爆が(1)核分裂(2)核融合(3)核分裂-の三段階反応で爆発を起こし、大量の「死の灰」を降らせたことを解明した。
ロートブラット氏は水爆の実態を哲学者バートランド・ラッセルに伝達。ラッセルが提唱し、ロートブラット氏のほか、アルバート・アインシュタインや湯川秀樹らノーベル賞受賞者らが署名し、核戦争が人類の危機を招くと警告する「ラッセル=アインシュタイン宣言」を出した。
奥田さんは「文書は後のラッセル=アインシュタイン宣言に発展したと推測される。西脇氏のジェーン前夫人はアイゼンハワー米大統領に手紙を書いたと記しているので、米国側の調査もしたい」と話している。
<ビキニ水爆実験> 米国が南太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で1954年3月1日に行った核実験。爆発の威力は15メガトンで、広島原爆の約1000発分に当たる。「死の灰」により東のロンゲラップ環礁の島民多数が被ばく。米国の設定した警戒区域外で操業していた静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人も被ばくし、半年後に無線長の久保山愛吉さん=当時(40)=が死亡した。原水爆禁止運動や、ラッセル=アインシュタイン宣言など核廃絶運動のきっかけとなった。
西脇 安(にしわき・やすし)氏 1917年、大阪市出身。放射線生物物理学が専門で、大阪市立大助教授当時、第五福竜丸を調査した。ウィーン大名誉教授。2011年3月に大阪市内で死去。享年94。
ジョセフ・ロートブラット氏 1908年、ポーランド出身の英物理学者。米国の「マンハッタン計画」で原爆開発に参加したが、ナチス・ドイツに原爆製造の能力はないとして離脱。核兵器廃絶を求める科学者組織「パグウォッシュ会議」を創立し、反核運動に生涯をささげた。95年、ノーベル平和賞受賞。2005年、ロンドンで死去。享年96。
Posted by 大沼安史 at 09:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 俳優の山本太郎さんらを不起訴 原発抗議で佐賀地検
佐賀地検は28日、佐賀県の玄海原発2、3号機の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優山本太郎さん(37)ら数人を、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は「犯意を認め起訴するに足る証拠がなかった」などとしている。
抗議の様子を報道で知った京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理。別の市民団体も10月に同容疑などで告発し、その後受理された。地検は19日、東京都内で山本さんから任意で事情を聴いていた。(共同)
Posted by 大沼安史 at 09:09 午前 | Permalink
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〔12・28 福島の女たち 東電本社前〕 ユースト(IWJ中継)へのソーシャルストリーム・コメント/仮設で震えているえてるじいちゃんばあちゃんが居るんだぞ!/やはりトップの逮捕は必要
#S350ml 糞寒い仮設で震えてるじいちゃんばあちゃんが居るんだぞ!
#GuciYama お茶も出せねえのかよ。
#nobody_rose 暖かいところでやってほしい
#mai_mukai 後で「お疲れ~いやー寒くってさー、女は厄介だよなー」とか言いそう。
# aozorarin 何が悲しいって、日本人同士がこういうことになっている現実。
# GuciYama カツマタのボーナスなど、多数の怒号を振り切る。当たり前だ、まず謝ろうともしない、そういう態度も見受けられない・
#PSIMAC211 東電社員はボーナス貰って税金投入し、福島からわざわざ来られた方々は寒空の下の対応・・・ ありえない
#“@papanonbe: 飲み屋の皆様本日東電職員が仕事納めをしに飲みに来たら教えて下さい!抗議しに行きます
# YumGreens ここで神妙な顔をしていれば済むものではない。やはりトップの逮捕は必要だ。
# FireStick4 「福島の放射性物質では健康被害すら起きない」と言う池田氏は、この場に来て同じ事をこの人々に言えるのか?つか、来たらどうなんだ
# nobody_rose 東京電力は年末年始休みます しかも除染はしません
# Hamaura_K 放射能を全力で封じ込めろ!
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〔写真・記録〕 12・28 福島の女たち 御用納め抗議行動
◇ ネットで公開された現場でのスナップ写真の一部です。



Posted by 大沼安史 at 08:58 午前 | Permalink
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〔ユーチューブ・記録〕 12・28 福島の女たち 御用納め抗議行動 東電本社前
Posted by 大沼安史 at 08:38 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 「これでは年越せない」 福島の母たちを寒風に立たす東電の非情
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003392
今日28日は世間で言う御用納めだ。だが原発事故で子供たちを被曝させられた福島の母親たちの怒りは、年が終わるからと言って収まりがつくわけではない。「廃炉や避難の補償」などを求めて東京電力本店(内幸町)に交渉を求めたが、東電側は玄関先で対応するに留まった。
……
(写真は田中さん撮影 田中さんのサイトに、鮮明な写真が大きく掲載されています)
朝6時福島市を貸切バスで出発した「原発いらない 福島の女たち」は、正午前、東京に到着。事前了承(アポ)を得ての訪問だったため、取締役レベルとの交渉に臨む構えだった。
だが、建物の中にも入れてもらえず、対応したのは原子力損害センターのヒラ社員だった。東電は当初、女性たちが正門の内側に入ることも拒否した。門前払いである。「入れろ」「だめ」の押し問答がしばらく続いた。
だが、「アポも取っているのにどうして話を聞いてもらえないんですか」。女性たちの懸命の訴えの前に、東電は2人一組に限って正門の内側に入ることを認めた。一組ずつ正門の内側に入って、東電原子力損害センターのヒラ社員の前で要請文を読み上げていった。10数組すべてが入り終えるのには、1時間半近くを必要とした。
郡山市から駆け付けた蛇石郁子さんは「子供たちへ心からの謝罪と脱原発を求める要望」と題して次のように訴えた―「外で遊ぶこともできず、夏でも長袖とマスクを着用しなければならない。草花にも触れない…(中略)…普通の生活を返して下さい」。……
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(29日、木曜日)は終日、西風で太平洋沖に流れる。
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2011-12-28
[フクシマ・ブログ・NEWS] リンゴ農家がリンゴ園で! 「東電から賠償なくクリスマスイブに自ら命絶った福島農民――この悲しみを怒りに変えて」
……雪の降るなか早朝に福島を発ち上京した250人の農民をはじめとする被災地の農民らが本日(26日)、東京電力本社前で「東電は年内に賠償金を支払え」「原発事故収束宣言を撤回しろ」「原発をなくせ」と「12.26東電本社賠償請求行動」に取り組みました。福島農民連の方の訴えの一部を紹介します。
雪の降るなか早朝に福島を発ち上京した250人の農民をはじめとする被災地の農民らが本日、東京電力本社前で「東電は年内に賠償金を支払え」「原発事故収束宣言を撤回しろ」「原発をなくせ」と「12.26東電本社賠償請求行動」に取り組みました。福島農民連の方の訴えの一部を紹介します。
◇
ここにリンゴを2つ持ってきました。2日前、東電からの損害賠償金を受け取れないまま、リンゴ農家の仲間が自ら命を絶ってしまったことを報告しなければならないと思ったからです。
彼は、リンゴとサクランボを作っていました。12月1日には、私たちと一緒にサクランボの損害賠償を東電に請求しました。彼は、東電に対して「12月末には7ケタの請求書が来てそれを支払わなければいけない。本当に困っている。すぐに賠償金を支払ってくれ」と訴えました。しかし、東電はその後、彼のところに何度か調査に来ただけで、損害賠償は支払われなかったのです。
彼は親子2代にわたってリンゴを栽培してきて、いろんな工夫をして販路も拡大してきました。その彼の何年にも渡る努力の結晶を東電は奪ってしまったのです。
12月24日の夕方、彼は、長い間、手塩に掛けてきたリンゴ畑で自ら命を絶ちました。本当に悲しく、悔しい思いでいっぱいです。しかし、彼の命を奪った責任は東電にあります。この悲しみを東電への怒りに変えて、この怒りを決して忘れず、東電とたたかい続け、全面賠償を果たさせ、原発をなくすまで頑張り続けたいと思います。
Posted by 大沼安史 at 07:58 午後 | Permalink
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〔12月28日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
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〔南相馬・大山こういち市議のブログ〕 ついに 井戸水からセシウム出始めました。
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〔ミヤギ・ブログ警告〕 阿武隈川の水を水道水にして本当に安全でしょうか? 角田市、亘理町の一部の地区また岩沼市の全域では供給!
阿武隈川の汚染については新聞報道などでも取り上げられ、海に流れ出る放射性セシウムの量が1日あたり約500億ベクレルにものぼることが分かりました。
また、みんなの放射線測定室「てとてと」代表の三田さんの測定により川沿いの空間線量が1マイクロに及ぶ高線量の場所が数か所測定されています。
角田市、亘理町の一部の地区また岩沼市の全域ではこの阿武隈川の水を水源として水道水が供給されています。
東北大による各市町の放射性物質検査では放射性セシウムとヨウ素は不検出とされ(検出限界値1.2~1.4Bq/kg、宮城県ホームページ)飲料水として供給されていますが、検査は放射性セシウムとヨウ素に対してだけで、その他の核種については何も検査されていません。
阿武隈川は郡山市や福島市を通り岩沼市と亘理町で太平洋に注ぎます。原発事故による高濃度の放射能汚染地域から流れて来ており、下水、除染に使用した水、雨水や今後は雪解け水などがこの川に注がれる事を考慮すると、セシウムとヨウ素だけの検査で飲料水として安全とするには不十分であり、あらゆる核種が含まれている可能性を考える必要があります。
原発事故からすでに9カ月が経ち、この地区の約6万人の人々が汚染された水道水を毎日飲用している可能性もあります。
飲料水による内部被曝の危険性を考えると、セシウムのより詳しい検査とストロンチウム等の検査が早急に必要ではないかと考えています。
阿武隈川を水源とする水道水の供給地区。
角田市、隈東地区(水道水割合、阿武隈川80%、七ヶ宿ダム20%)、人口約7千人。
亘理町、逢隈地区(水道水割合、阿武隈川100%)、人口約1万人。
岩沼市、全域(水道水割合、阿武隈川10%、七ヶ宿ダム90%)、人口約4.3万人。(現在水道施設改修工事のため阿武隈川の水は10%ですが改修工事が終わり次第阿武隈川の水が増える予定。)
Posted by 大沼安史 at 12:29 午後 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ報告〕 宮城県 37箇所の土壌調査まとめ ――セシウム合算平均でおよそ921Bq/kg 高濃度汚染が判明! 仙台は479Bq/kでキエフ並み!
ガレキの問題の話で、肝心要の宮城県がどれだけ汚染しているのか認識が薄いことが分かりました。
僕や放射能防御プロジェクトが協力して、宮城県内で37箇所の地点を土壌調査しました。福島県側に近い相当な汚染地域はふくまれていません。それ以外に限定した宮城の土壌汚染です。
それでも、かなりやられています。こうした汚染があるエリアから、どのくらいのガレキがくる可能性があるのか、じっくりと考えてください。
宮城県37箇所(県南の高濃度地域含まず)のセシウム合算の平均は およそ921Bq/kg
このうち仙台市内12箇所のセシウム合算の平均はおよそ479Bq/kg
仙台市内はフォールアウトがあった日、市街地に雪が降らなかったのが、県内に比較して、低い原因ではないのかと推測しています。(周辺は降ったそうです。) もちろんこれでキエフ並みの数字ですが。……
Posted by 大沼安史 at 12:24 午後 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 直営もかなり被曝/廃炉に向かっての第一の問題は、やっぱ人なんだなぁ…って感じた/いま汚染水や循環ホースの保温材を巻いてるけど間に合うのかなぁ…/本設だと立ちあい確認になるから、高線量のところは全部仮設なのかな/がんじがらめだと時間がかかる/フクイチ限定の廃炉基準法を
# Happy20790 ハッピー
こんばんは(^O^)今日はオイラ現場はなくて年末の挨拶まわりでした。どこのグループや会社もやっぱり来年度の仕事はほとんど発注されてないみたいみたいなんだ。あるのは高線量の場所ばかりで年度末が近いこの時期、被曝残線量がある作業員を集めるのは大変みたい。16時間前
# どこの会社も同じだね。下請けは5年100mSvの上限もあるし、その後の生活補償も仕事の保証もないから作業員を出せなくなってきたんだ。協力企業が出来ないとなると直営企業か東電社員が作業するんだけど
# 直営もかなり被曝してるし、東電も作業慣れてないから大変かも。それに最近は、直営も東電も社員が退職してるみたいなんだ。だからメーカーに作業員出向者を出すように依頼してるみたい。これから廃炉に向かっての第一の問題は、やっぱ人なんだなぁ…って感じた1日でした。
# 1Fの一番寒い時期はオイラが思うに1月末~2月頃なんだ。いま汚染水や循環ホースの保温材を巻いてるけど間に合うのかなぁ…。1Fはあんまり雪は降らないんだけど、2月とか3月にどか雪降るときあるんだよね。ホースが雪に隠れてしまうと捜すの大変だから対策した方がいいんだけど…。15時間前
# ホースルート、バルブ、フランジの場所に1メートル位のポールと旗表示するとか…。積もる確率は低いけど対策した方がいいよなぁ。でも、東電は確率低いものの危機対策はしてくれないからダメかも。ていうか、そもそも今の汚染水処理システムや循環冷却システムは仮設なんだよね。
# 仮設で何年もっておかしいと思うんだ。許認可とか法律とか色々あるけど国がそれこそ特例で早く造らせればいいのに、そんな動きもない。東電も各メーカーが恒久的なシステムや設備の案を提出しても、予算的な問題で発注しない。
# 今の仮設で問題が出たらその都度、処理と対策するスタンスみたい。保安院も具体的案や対策案なんて一つも持ってないんだ。まぁ今までも、ただ東電に説明受けてハンコ押してただけだし。その東電が出す説明資料も大半はメーカーが作ってるんだけどね。
# それはいまでも同じなんだよなぁ…。オイラ達は現場写真撮ったり工程作ったり、その資料作るのに大変なんだ。いまだに納得いかないのは、建屋の中の配管サポートにケミカルアンカーを使うんだけど、それが今までの耐震基準でやるんだ。
# 仮設なんだし、建屋床や壁の現耐震性も怪しいのに…。オイラ達はそこで検査したり記録数値とったりそれだけでも相当な被曝なんだけど…。でも東電や保安院の人は現場には来ないで報告書と検査記録の確認だけなんだよね。
# 設備が本設になると東電や保安院も立ち会い確認になるから、線量の高いとこは全部仮設なのかなぁって疑ってしまうよ。とにかく国も東電も今までの杓子定規じゃなくて、国会通して法律改正してでも1F独自の特例措置を考えなきゃ。
# 廃炉まで法律でがんじがらめだと時間は、もっとかかるでし。爆発した原発の本格廃炉なんて世界で初めてだし、1F限定の廃炉基準法みたいなものをちゃんと作るべきなんじゃないのかなぁ。原発関係法令だけじゃなくて消防法や緑地法とか色々含めて先を考えないと。
# バンヮ(^O^)高線量の場所が沢山あるので余計に人はかかります。あと志願者の方達はオイラにはわからないです。
# ヒートテックは寄付もなく、東電からの支給もないので、各企業で準備しました。企業が準備しないとこは、各自自前でし。オイラは会社が準備してたでし(*^o^*)14時間前
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〔フクシマ・東京新聞〕 取手市が除染基本方針 空間放射線量を毎時0.23マイクロシーベルト以下に
取手市は二十七日、来年一月中旬にも取りまとめる放射性物質除染実施計画の基本方針を発表した。
除染対象や優先順位などを示したもので、汚染状況調査重点地域指定の県内二十市町村で実施計画の基本方針の発表は初めて。
基本方針によると、二〇一四年八月までに追加被ばく線量を年間一ミリシーベルト、空間放射線量を毎時〇・二三マイクロシーベルト以下にすることを目標とし、日常生活で子どもたちが利用する施設を重点に策定中の放射線量マップに基づく優先順位に従って除染する。
除染方法は、土壌が表土削り取りや入れ替え、側溝の堆積土砂は収集・撤去、公園遊具は洗浄・ふき取りなどとし、除染後の汚染土壌は処分地が決まるまで公園内などに仮置きするとしている。
敷地内に仮置きする民有地については、汚染土を入れる土のう袋を支給。
計画は市放射能対策委員会が推進し、除染作業の実施状況や除染前後の放射線量測定結果はホームページで公表する。
計画は国、県、東電の対応により随時見直すとしている。 (坂入基之記者)
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〔フクシマ・NEWS〕 コメ作付け制限 「東電よ、土を返せ」 農家怒り、提訴の動き (「原発一揆」へ!)
◎大沼 来年は霞が関にムシロ旗が立つ! 「被曝一揆」「原発一揆」が始まる! 福島から宮城など被曝地の米どころにも拡大する!
# 毎日新聞 → http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111228ddlk07040129000c.html
◇
春に田植えはできるのか。国が27日示したコメの作付け制限方針が、県内産地に不安を広げている。放射性セシウムが国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超え出荷停止となった地区で作付けが禁じられる可能性がある。「東京電力よ、土を返せ」。農家が裁判で原発事故の損害賠償を東電に求める動きも起きている。【井上英介、乾達、山本太一記者】
薄暗い倉庫に、袋詰めの新米6トンが整然と積まれている。出荷先はない。「どうしていいんだか……どうしようもねえ。夜も眠らんねくて医者に薬もらった」。二本松市吉倉(旧渋川村)の渡辺永治さん(62)は自ら販路を開拓する稲作専業農家。旧渋川村では今秋収穫されたコメの一部で国の暫定規制値を超え、8日に出荷停止となった。
毎年12ヘクタールを耕し、50トンのコメを東京の小売店や県内卸に売ってきた。自分のコメからはセシウムが不検出だった。出荷停止地区の作付け制限方針に「疑わしきは罰せず、とはならないだろうが、厳しい。どれくらい続くのか」と不安を漏らす。
原発事故の影響は早かった。水素爆発から間もない3月半ば、17年間取引してきた東京の米穀店から電話があった。「客が買ってくれそうにない」。秋以降に売る新米9トン(230万円相当)だけでなく、新米がとれるまで順次売る予定だった昨年産米2・7トン(68万円相当)の注文までキャンセルされた。
相手の求めで契約解除の文書に押印した。書面に言い訳めいた部分があった。「本来、国や東電が原発事故に対し、適切な事前、事後対応をしていれば、当店のお客様からも大変においしいと評判の米であり、解約には至らなかったことを追記しておく」。渡辺さんは「取引先も申し訳なさそうだった」と寂しげに話す。
江戸時代から続く農家の8代目。東京にいる大学生の長男は来春就職するが、「将来家に戻ってもいい」と母親に言ったという。「先祖が耕してきた豊かな農地を子孫に受け渡すのがおれの役目。土を返せと言いたい」
大玉村では友人の専業農家、鈴木博之さん(61)が、原発事故の汚染や風評被害に伴う損害賠償を東電に求め来春にも東京地裁に提訴する意向を固めた。「補償は東電の言い値ではなく、争って勝ち取る。食の安全安心を奪われた消費者も、憲法13条(幸福追求権)をたてに東電をどんどん訴えるべきだ」と話す。渡辺さんもこの訴訟に参加しようと、慣れない法律書を開いている。
◇
出荷停止地区を抱える福島市農政課は「大波地区の全袋検査では100ベクレル未満が多く、地区丸ごとの制限は農家に説明できない。農家は田んぼ1枚1枚を調べ判断することを望んでいる」と話す。
大波地区で60年近くコメを作ってきた農家の佐藤衛雄(もりお)さん(74)は、「凶作や干ばつは何度もあったが、次があると頑張れた。今回は来年への希望すらたたれてしまうのか」と肩を落とした。
一帯は山あいで日照が少なく、農作業は平野部に比べ苦労が多い。斜面の草刈りは体力的にきつく、肥料にも気を遣う。それでも今年は天候がよく、収穫は平年より1割増の3トンだった。だが状況は暗転。出荷停止で一時体調を崩した。
3年前妻に先立たれ1人暮らし。年金とコメでどうにか生計を立てている。「年金だけでは食えず、死ぬまで農業を続けるつもりだ。これからどうすればいいのか」と切実だ。
14代目となる農家で大波地区町会連合会長の佐藤秀雄さん(64)は、来年の新米に適用される1キロ当たり100ベクレルの新基準について「地区内で100ベクレル以上出た農家は多く、致命的な影響がでる。それでも、消費者の立場からはやむを得ない措置なのだろう」と複雑な心境を明かした。
◇「生産者にきちんと補償」 鹿野農相、作付け制限で言及
鹿野道彦農相は27日、出張先の福島市で、同日示されたコメの作付け制限について「消費者が安心できるものだけ出回るようにし、生産者にはきちんと補償したい。(担当者が)市町村に足を運び意見を十分に取り入れて決めたい」と述べた。
国の作付け制限や検査にもかかわらずコメから暫定規制値を上回る放射性セシウムの検出が相次いだことに「できうることをやったが、反省しなければいけない。詳細に原因を追究し、来年に生かしたい」と責任を認めた。
従来の土壌の作付け制限基準(1キロ当たり5000ベクレル)についても「今の段階では見直しを考えていないが、それも含めて検討していく」と引き下げの可能性に言及した。【乾達記者】
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〔フクシマ・福島民友〕 作付制限 「早く具体案を」 コメ農家への配慮求める首長
農林水産省のコメの買い上げ方針が出されたことで、地元で生産するコメから放射性セシウムが検出された自治体の首長は、一定の評価をした上で、2012年産米の作付け制限に関して国の考え方を早急に示すよう求めた。
市内全域のコメ買い上げを要望していた二本松市の三保恵一市長は「内容に不満は残るが一歩前進した」と評価。来年の作付けに向け、「国が全責任を持って全ほ場の土壌調査や検査態勢の整備を早急に進め、安全なコメを流通できる方針を示すべきだ」と求めた。
県のコメの放射性物質緊急調査で、100ベクレルを超えるコメが見つかっている本宮市の高松義行市長は「どのような態勢で買い上げをするのかなど分からない点が多い。ほかの作物も同様で、具体的な方針を示してほしい」と注文を付けた。(2011年12月28日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 米どころ福島 壊滅的危機 500ベクレル超は作付制限 100ベクレル超も検討 12年産米で農水省 (河北・農業新聞)
◇ 河北新報 「セシウム汚染米、500ベクレル超地区作付け制限 農水省方針」
→ http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111228t61010.htm
農林水産省は27日、厚生労働省が食品に含まれる放射性物質の新基準値案を示したことを受け、2012年産米の作付け制限の方針を示した。
(地図は河北新報電子版から)
11年産米の検査で暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超えた地区では、12年産米でも新基準値案(同100ベクレル)を超過する可能性が高いと判断。作付け制限を行う必要があるとした。
11年産米の検査で新基準値案を超えた地区については、作付け制限を行うかどうかを十分検討する必要があるとした。制限区域を現行の旧市町村単位とするかどうかも含め、福島県が進める全戸検査の終了を待って来年4月までに決める。
いずれ新基準値案が適用されることから、農水省は11年産米の検査で新基準値案を超えた福島県産米を市場から隔離することも決定。農水省関連の公益法人が市場価格に近い金額で買い上げ、県内の倉庫などに保管した後で廃棄処分する。
買い上げに必要な資金は公益法人が拠出し、東京電力が出す賠償金で補填(ほてん)する。隔離対象は暫定基準値超えのコメに限れば約3600トン、新基準値案超えと合わせると約4000トンに上るとみられ、買い上げ金額は約10億円と推計される。買い上げは来年1月にも開始する。
宮城県内でも、白石市旧越河村の1地点で新基準値案をやや超過しているが、「既に精米され、流通したと聞いている」(同省)とし、県や市と協議する。
鹿野道彦農相は27日の閣議後の記者会見で「制限区域は12年産米の作付けに間に合うように正式決定する。新基準値案を超えるコメの隔離も、消費者の不安解消と生産者の経営安定につながる」と強調した。
佐藤雄平福島県知事は「作付け制限の対象地域が増加すると見込まれる上、食品の新基準値案への対応も求められ、厳しい内容だ。国に除染や賠償、救済策を強く要望する」との談話を出した。
◎ 6市25地区制限対象か 福島県内
福島県が県内の2011年産米の放射性物質調査を行った結果、1キログラム当たり100ベクレルを超す放射性セシウムが検出されたコメの産地は27日現在6市25地区に上り(地図)、これらの地区が12年産米の作付け制限の対象になる可能性がある。
25地区のうち現行の国暫定基準値の500ベクレルを上回ったのは福島市大波、渡利地区、二本松市渋川地区、伊達市保原町柱沢、富成地区、同市霊山町掛田、小国地区、同市月舘町地区の3市8地区。国の出荷停止指示を受け、市場への流通を止めている。農水省の新方針では「作付け制限を行う必要がある」とされた。
100ベクレル超500ベクレル以下は福島市平田、水原、庭坂地区、伊達市保原町上保原地区、同市霊山町石戸、霊山地区、同市月舘町小手地区、二本松市岳下、大平、小浜、塩沢、木幡、戸沢地区、本宮市白岩、白沢和木沢地区、相馬市玉野地区、いわき市久の浜地区の6市17地区。新方針では「作付け制限を行うかどうかを十分検討する必要がある」地域に入った。
県は調査を継続中で100ベクレルを超す産地が増える可能性がある。
◇ 日本農業新聞 「500ベクレル超は作付制限 100ベクレル超も検討 12年産米で農水省」
→ http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=11562
農水省は27日、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う2012年産米の作付け制限の考え方を示した。
今年産米から(1)食品衛生法上の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された地区は作付けを制限(2)500ベクレル以下でも100ベクレルを超える米が見つかった地域は作付け制限を検討――するとした。
作付けを制限する地域など具体策の提示は、福島県の緊急調査の結果がまとまる来年2月以降となる。
(以下は要登録)
Posted by 大沼安史 at 11:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 中間貯蔵施設 難しい土地所有者の合意 周辺住民 被曝で反発必至
…… ただし、知事や地元首長が承諾しても、土地の所有者の合意を得るには難航が予想される。また、放射線による健康影響を懸念する周辺住民から反発が出るのは必至だ。
環境省は10月に示した除染の工程表で、中間貯蔵施設を福島県内に設置する方針を明らかにした。中間貯蔵施設で保管する容量は約1500万~2800万立方メートル程度で、敷地面積は約3~5平方キロと想定。12年度中に建設場所を選び、13年度中に基本設計や調査、用地取得を終え、15年をめどに運用開始を目指している。12年度予算案に、中間貯蔵施設の整備に向け、現地調査や施設の設計などに20億円を計上。貯蔵開始後30年以内に、福島県外で最終処分するとしている。
Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 賠償、生活で切実な訴え 福島市が山形で説明会
◇
福島市は27日、山形県米沢市などで同県に自主避難している市民を対象にした避難者説明会を開き、除染計画など市の対応について説明した。市によると、自主避難者への説明会は中通りの自治体としては初めて。
米沢市と山形市の借り上げ住宅などで生活を送る自主避難者を対象に開いた。米沢市市民文化会館で開いた説明会では、瀬戸孝則市長が「苦渋の選択で避難されていると思う。遅くなり大変申し訳なかったが、皆さんと連携を密にし少しでも安心して住め、早く故郷に戻ってもらえるような心掛けで政策を進める第一歩としたい」と述べた。
市によると、山形市と米沢市への自主避難者は11月現在で、約1790世帯、約5600人。山形県が提供している借り上げ住宅などで避難生活を送っている。
(2011年12月28日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 「収束宣言」撤回を 福島県議会、意見書全会一致で可決
◇
12月定例県議会は27日、最終本会議で政府による東京電力福島第一原発事故の収束宣言について「県の実態を理解しているとは言い難い。宣言を撤回し、避難住民が帰還できる環境の実現を強く要望する」との意見書を全会一致で可決した。意見書は、野田佳彦首相や衆参議長ら宛てに提出する。
Posted by 大沼安史 at 11:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 県、受け入れ前提に検討 中間貯蔵施設30年以内搬出、確約要求へ
→ http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9919520&newsMode=article
◎大沼 佐藤雄平知事が地元を説得しようとすればするほど、政府・東電の「手先」である姿が明確化してゆく……
もはや「疎開・移住」がない限り、解決の道はないことを、政府当局は知らねばならない。
#
◇
東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設について、県は27日までに県内への整備受け入れを前提に国、市町村と協議する方針を固めた。候補地となる双葉郡内の町村と話し合いの場を設け、受け入れに向けた条件を提示する方針。除染は急務で年明けのなるべく早い段階で国と調整したい考えだ。
佐藤雄平知事は28日、細野豪志環境相兼原発事故担当相から施設を双葉郡内に整備する意向について説明を受けた後、関係町村と協議に入る。
廃棄物を30年以内に施設から搬出する国の方針への確実な担保を求めるほか、施設規模拡大を防ぐため廃棄物の減容化技術の開発を急ぐことを要望する。施設の管理主体を明確にすることや、運営状況を県民に知らせる情報開示システムの構築も要求する考え。
施設整備のため民有地の買い上げも検討されるとみられ、移住する住民への補償や生活支援について確実に責任を持つよう訴えることも視野に入れている。
県内市町村の多くが、除染作業で発生する廃棄物の仮置き場確保に苦慮している。「中間貯蔵施設の整備見通しが不透明なため仮置き場への住民の理解が得られない」との指摘があり、県は除染を強力に推進するため中間貯蔵施設の県内への設置は避けて通ることはできないと判断した。
Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 双葉郡への設置を正式要請 中間貯蔵施設で環境相
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122801000886.html
◎ 政府事故調の「中間報告」を見て、双葉郡の自治体は「中間貯蔵施設」を拒否する態度を明確化した!(下記参考を参照)
フクイチ事故が政府・東電による、あきれた「人災」だったことが、あらためて確認されたからだ!
それなのに、のこのこ福島にでかけ、「放出“死の灰”半永久廃棄場」を受け入れてくれ、と「正式要請」する細野大臣の間合いの悪さよ!
政府・東電が自分たちの責任逃れをはかるあまり、現場の「人災」を強調する作戦に出ていることが、同じ現場(被曝地)の人々の、とてつもない怒りと反感を買っていることを、「あの連中」は分かっていない……
◇ 参考 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-99a6.html
#
◇
細野豪志環境相は28日、東京電力福島第1原発事故を受けた除染で発生する汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の建設について、福島県の佐藤雄平知事と県庁で会談し「放射線量が高い地域の国による土地の買い上げや長期借り上げも視野に、中間貯蔵施設を双葉郡につくらせていただけないか」と述べ、同県双葉郡への設置を正式に要請した。
双葉郡の8町村の首長らとも同日午前、福島市で会談し設置を要請した。
佐藤知事は「双葉郡にとっても非常につらい話。県としては非常に重く受け止める」と述べた上で「町村長から意向を十分にうかがっていきたい」と応じ、地元の意向を尊重する考えを示した。(共同)
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・資料〕 政府事故調 中間報告(全文)
Posted by 大沼安史 at 10:55 午前 | Permalink
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〔東京新聞・社説〕 原発事故報告 設計欠陥に迫る姿勢で(28日)
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011122802000054.html
◎大沼 一呼吸おいて出て来た東京新聞の社説はさすがである。
最も重要なポイントを突いている。
「全電源喪失や大地震に耐える設計だったのか」――
海外から、フクイチで「耐震(SQ)偽装」が行なわれていた、と告発が出ている……
政府事故調が失敗事故調であることがハッキリした以上、国会事故調に期待するしかないが、この際、もうひとつ、日本の政治経済権力の中枢に向けて、言っておきたいことがある。
それは、米国のS社主導で行われたという「フクイチ耐震偽装」を表に出すことは、TPP、F35で押しまくられて来た対米関係に、巻き返しのチャンス――あるいは抵抗の足場を築くものになりうるということだ。「対米損害賠償」の「切り札」さえ手に入れることができる。
日本の検察はロッキード事件で使い走りをさせられた屈辱を「フクイチ耐震偽装疑惑」の解明で晴らせ!
#
◇
福島第一原発の事故調査・検証委員会の中間報告では、人災面の問題が浮き上がる。だが、全電源喪失や大地震に耐える設計だったのか。疑われている原発自体の欠陥まで踏み込む姿勢が必要だ。
確かに「想定」とは人の頭で枠が決められる。「失敗学」で知られる同委員会の畑村洋太郎委員長は「人間が考える範囲を決めたら、その内側のことは考えるが、外側は考えない」と語った。事故後に政府や東電が繰り返した「想定外」の言葉への批判だろう。
報告書を読むと、全電源を喪失した原発内で、数々の落ち度があったことが分かる。原子炉に注水する非常用冷却装置(IC)が稼働しているという誤認があり、その代替手段の準備が遅れた。そもそもICを作動させた経験のある作業員はいなかった。別の冷却装置も、運転員が手動停止させ、幹部はその事実を知らずにいた。
非常時の仕組みを十分に理解しておらず、爆発事故という最悪の事態を招いたことは深刻で、中間報告も「極めて不適切」と非難した。むろん政府の対応にも多くの問題がある。
放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI(スピーディ)」のデータを公表する発想がなかったのは驚くばかりだ。拡散方向に避難する人々の命をどう考えていたのか。憤懣(ふんまん)やる方ない。
経済産業省原子力安全・保安院が「炉心溶融が起きている」と説明しながら、官邸の横やりで「炉心状況は不明」と翻したのは言語道断だ。打つ手なしと判断すれば、口を閉ざすのか。今後、当時の菅直人首相ら政府首脳への聞き取りを進めるが、ただ説明をうのみにしてはなるまい。反証しつつ、正確な状況再現を求めたい。
不可解なのは、「地震動のみによる大きな損傷はなかったと推定」していることだ。東電の解析にすぎないはずだ。原発政策に関わるだけに、専門家を交え、より客観的な検討を行うべきだ。
人災面を強調するだけではいけない。複雑なシステムであればあるほど、人間は失敗を犯すものだ。状況誤認や誤操作があっても、常に安全側に働かせるのがフェイルセーフの思想だ。
原発のような破局をもたらす機械は、地震大国ではより、その思想が徹底されねばならない。原発自体の設計やシステムに欠陥はなかったのか。そこに焦点を当てて検証し、来年夏の最終報告で「失敗学」を生かしてほしい。
Posted by 大沼安史 at 10:49 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(28日、水曜日)は西風で太平洋沖に流れるが、夕方から銚子沖、仙台湾方面にかけて南北に拡散する複雑なパターンを描く。
Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 | Permalink
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2011-12-27
[フクシマ・NEWS] ついに井戸水からセシウム 南相馬
毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111227k0000m040028000c.html
◇ 関連ツイッター 「きっこ」さん
→ http://socialnews.rakuten.co.jp/link/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E5%8D%97%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%BA%95%E6%88%B8%E6%B0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0%E6%A4%9C%E5%87%BA
「最大で水1リットル(キロ)当たり14.7ベクレルで、厚生労働省の暫定規制値(1キロ当たり200ベクレル)以下だが、来年4月施行を目指す新基準値(同10ベクレル)を3カ所で上回った」とのことです。
つまり、今なら暫定基準値以下だから飲んでも安全だが、来年4月以降は新基準値以上になるので飲むと危険、ということでしょうか?
こうした事例を見れば分かるように、そもそもが「基準値以下だから安全」という考え方が間違っているのです。
摂取した放射性物質は体内に蓄積されるのですから、たとえ基準値以下であっても汚染されたものばすりを口にしていたら、将来的に健康被害が起こる可能性があります。
ましてや、政府や自治体はヨウ素とセシウムしか測定しておらず、他の核種については無視しているのですから、わずかでもセシウムが検出されたものはできる限り口にしないほうが賢明でしょう。
◇
環境省は26日、東京電力福島第1原発事故後に設定された福島県内の緊急時避難準備区域(9月末に解除)にある飲用の井戸水中の放射性セシウムの濃度を調べ、南相馬市の4カ所で少量を検出したと発表した。
最大で水1リットル(キロ)当たり14.7ベクレルで、厚生労働省の暫定規制値(1キロ当たり200ベクレル)以下だが、来年4月施行を目指す新基準値(同10ベクレル)を3カ所で上回った。
調査は同市と広野町、楢葉町の1317カ所で10、11月に行い、同区域の他の自治体などは継続中。南相馬市原町区北長野の2カ所と同区北原の1カ所で、1リットル当たり11.4~14.7ベクレル、同区萱浜で1.3ベクレルを検出した。
検出下限値は5ベクレルで、他の井戸は不検出だった。環境省によるとセシウムが付いた付近の土が混ざった可能性があるという。井戸は個人所有で、結果を知らせており、多くの人が飲む恐れはほぼない。
Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 | Permalink
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[フクシマ・ノート] 政府・東電には、被曝地のミタさんに笑っていただく義務がある!
#
なぜ、このドラマが視聴率40パ超えを記録したのか?
私はこのドラマが震災・津波・原発災害を、時代背景にしたドラマだからだと思う。
家族を亡くしたミタさんが家族を再生させる……。
米国の女性ジャーナリスト、レベッカ・ソルニットさんが、ハリケーン・カトリーナ被災地などで確認した、あの「災害ユートピア」が、テレビで再現された。
喪失の中から発せられる、ミタさんのストレートな物言いと……励まし。
3・11を経験した日本の視聴者にとって、AC広告のような、浮ついた、おためごかしのセリフは、もういらない……。
#
3・11で、ミタさんのような過酷な体験をした人は、それこそゴマンといる。
なかでも、フクイチの被曝者の立場に立たされた人々は、年の瀬のいまなお、現在・未来進行形で苦しみ続けている。
フクシマとは、終わりのない、ミタさんだらけの悲劇の土地なのだ。
#
心の底から笑うことのできない被曝地の家族は、このドラマをどんな気持ちで見ていたことだろう。
#
日本政府・東電の当局者は忘年会を終えたかも知れないが、被曝地の人々は年忘れすることさえかなわない苦境にある。
生活苦――外部被曝・内部被曝……。
#
もはや問答無用!
日本政府・東電は被曝地の人々に笑っていただかなければならない。
せめて妊婦と子どもたちを疎開させ、救い出さなければならない。
#
この国の為政者である、あなたたちにいま、求められているのは、自らをごまかさず、自らの罪責を償おうとする、家政婦のミタさんのような態度だ。
あなたがたがやるべきことはハッキリしている。
疎開を、移住権の付与を!――これをするしかない!
#
みなさんが返すべき答えは、ひとつ――ひとつしかない。あの答えしかない。
#
野田首相よ、私はあなたの高校、大学時代の親友を知っている。
K君だ。新聞社で、私のかつて部下だったK君だ。
いいやつだ。
K君の親友なら、君もいいやつだ。
#
野田首相よ、疎開と移住を承知していただきたい!
年頭の記者会見で表明せよ!
フクシマのミタさんが初笑いを――文字通りの福笑いをできるよう、野田首相よ、疎開・移転補償を「承知した」と言え!
Posted by 大沼安史 at 06:27 午後 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢〕 お身内だけのナアナアで済ませた/居直り強盗さながら/警官が寒風の中、立っていた/非暴力の直接行動は無抵抗とは全く異なりますが、暴力的な言動とも非なるもの/伝えないで出動させていた
#tanakaryusaku 田中龍作
24hitomiがリツイート
原発事故調・中間報告。記者クラブには23日に事前レクがあったそうだ。昨夕の記者会見はフリーには知らされなかった。仮に出席したとしても、いきなり500ページもの資料を出されて、どう質問しろというのだ。お身内だけのナアナアで済ませた。事故の教訓は生かされていない。1時間前
# buhi_2 ぶひ:脱原発に2票+ワンコ2票!
東電が「家庭向け電気料金20%値上げ」を主張 ~「当然」とする姿は”居直り強盗”さながら~(暗黒夜考)http://j.mp/w3ausm
# batbatsumaru ばつまる
週末に新橋で飲む機会がありました。夜遅くにガード沿いを歩いていると警官が寒風の中立っていました。なぜ?と思い振り返ると、そこは東京電力本店ビルでした。6万人の避難民には政府の保護は行き届かないのに、加害者は24時間体勢で護られている。これ絶対おかしい!
# natsumetaira 平良夏芽
阻止行動は、あくまでも非暴力です。非暴力の直接行動です。無抵抗とは全く異なりますが、暴力的な言動とも非なるものです。言葉も含めて気をつけましょう。相手を尊重し、丁寧に説得しましょう。
# 24hitomi ツーカー携太郎
既にメルトスルーした原発を、人力で注水冷却させられた陸自ヘリパイ・ハイパー・警視庁特化車両隊。あの時、政府はメルトダウンすら公表していない。事実を認識してから出動させたのではなく、伝えないで出動させていた。人々が彼らの生還に狂喜している時、関東に大量の放射能雨が降る。
Posted by 大沼安史 at 04:45 午後 | Permalink
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〔東海アマ管理人氏・ツイッター速報〕 EMBC 「成果あり」との報告!
→ http://twitter.com/tokaiama
# tokaiama
川俣町で実験されてきたEMBC微生物複合発酵による放射能除去実験、素晴らしい成果だったと報告があった。土壌は地下2mまでフカフカに、放射線レベルも一様に8割低下、ほぼ十分の一程度に。トラクター反転ではない。間違いなく放射能が消えている。 大玉町の菊池さんよりメール 3時間前
◇ 参考 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-91f3.html
◎大沼 希望はここにあるのかも知れない。死地を脱出する希望は……。
Posted by 大沼安史 at 04:29 午後 | Permalink
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〔12月27日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 11:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 保安院の検査官 現場を放棄/現場の運転員 訓練受けずハッキリしたマニュアルもなし 悲劇的な失敗に終わった日本の当局の事故対応 ニューヨーク・タイムズが「中間報告」を報道 「責任を追及しない」事故調を批判
「保安院の検査官たちの現場放棄から、放射能漏れ公表の遅れまで――日本の当局の対応は悲劇的な失敗に終わった……」
From inspectors’ abandoning of the Fukushima Daiichi nuclear power plant as it succumbed to disaster to a delay in disclosing radiation leaks, Japan’s response to the nuclear accident caused by the March tsunami fell tragically short, a government-appointed investigative panel said on Monday.
ニューヨーク・タイムズの政府事故調・中間報告に関する記事は、日本人としていたたまれなくなるような、こんな厳しい指摘で始まっていた。
現場に踏みとどまって、官邸とフクイチ現場の連絡・調整、あるいは現場に対する支援・アドバイスをするのが、政府の検査院の役目のはずだが、「素早く逃げ出した( quickly left the sit)」というのだから、職場放棄・職務放棄とみなされても仕方ない。
政府の命令で現場に戻っても、何の手助けにならなかった――と、タイムズ紙は書いている。
Officials of Japan’s nuclear regulator present at the plant during the quake quickly left the site, and when ordered to return by the government, they proved of little help to workers racing to restore power and find water to cool temperatures at the plant, the report said.
タイムズ紙はまた、現場の運転員たちが多重事故に対応する訓練を受けておらず、ハッキリ分かるマニュアルも用意されていなかったことを問題にしている。
Also, the workers left at Fukushima Daiichi had not been trained to handle multiple failures, and lacked a clear manual to follow, the report said. A communications breakdown meant that workers at the plant had no clear sense of what was happening.
(★大沼注 米国では模擬炉で訓練を受けている)
これだけで政府・東電責任者の「重過失」になるはず(★これは大沼の判断)だが、タイムズ紙もこの点に納得できないようで、事故調が「今回の事故の最終的な責任がどこにあるのか、あいまいなままにしている」と批判している。
But the interim report seems to leave ultimate responsibility for the disaster ambiguous.
要は政府も東電も事故調も、やることなすこと、いい加減なわけだ(★大沼 同)。
畑山委員長は(記者会見)で、こう言ったという。
「委員会の目的は責任をとることを要求することではない」
“The aim of this panel is not to demand responsibility,” Mr. Hatamura said.
なんと無責任なことか!(★同)
Posted by 大沼安史 at 11:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 死の灰の海に! 水深5千メートルの泥にセシウム 東北の太平洋、原発放出
東日本大震災の震源域である東北地方の太平洋海底で、水深約5千メートルの深海の泥から、東京電力福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性セシウムが検出されたことが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究グループの23日までの調査で分かった。
セシウムが検出された泥は水深約120メートルから約5千メートルまで広く分布。
全体として高濃度ではないが、測定結果についてグループの池原研・産総研副研究部門長は「おおむね、福島県に近いほど濃度が高い傾向にある」としている。
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〔フクシマ・福島民友〕 原発安全軽視 国と東電のもたれ合いに県民怒り/「とんでもないことで、許せない」(井戸川・双葉町長/双葉郡 放射性廃棄物の中間貯蔵施設受け入れを拒否!(事故調報告)
「原発事故の原因は、国と東京電力のもたれ合いにあったのではないのか」。政府の東京電力福島第1原発事故調査・検証委員会が26日発表した中間報告には、国と東電がともに津波による過酷事故を想定せず、原発事故への必要な対策を講じなかったとの内容が盛り込まれたほか、事故後も政権中枢と東電間などに情報共有の不備があったと指摘した。
十分な対策や、事故後の対応がなされていれば、事故がここまで拡大していなかった可能性もある。原発立地地域の住民や首長は、国と東電への不信感をさらに募らせている。
双葉郡町村会長を務める双葉町の井戸川克隆町長は、中間報告で明らかになった東京電力と原子力安全・保安院のもたれ合いの構図について「とんでもないことで、許せない」と憤慨。
国が双葉郡内への設置を模索している放射性廃棄物の中間貯蔵施設について「このような国の体質では、地元の理解はない」と話し、「国に対し『今後、双葉郡では何も進まない』ことを伝えたい」と設置の受け入れを拒否する考えを明らかにした。
(2011年12月27日 福島民友ニュース)
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〔フクシマ・NEWS〕 保安検査官 逃げ回り 東電は子会社任せ…事故調
原発の監視を担う原子力安全・保安院の原子力保安検査官や、事故対応の責任を担う東電が、役割を十分に果たせなかった実態も、中間報告で明らかにされた。
報告書によると、東電の事故対応を指導監督する立場の検査官は3月12日早朝、4人全員が現場を立ち去り、約5キロ離れた対策拠点のオフサイトセンターに戻っていた。放射線量の上昇により、屋外の防災車の搭載電話が使えなくなったのが理由とするが、中間報告は「東電の回線など他の手段で状況報告は可能だった」とみている。
13日朝には、海江田経済産業相から炉心への注水状況を監視するよう指示を受け、検査官4人が原発に入った。だが、対策本部のある免震重要棟の一室に閉じこもり、東電社員から資料を受け取るだけだった。14日午前11時過ぎには、3号機が水素爆発を起こしたため、身の危険を感じ、同日午後5時頃、上司の明確な了解がないまま同センターに引き揚げた。
菅首相が東電本店に乗り込み、東電社員に「逃げてみたって逃げ切れないぞ」とまくしたてたのは翌15日早朝。その前に検査官らは退避を終えていた。事故調関係者は「検査官は職責を果たさず逃げ回っていたも同然だ」と批判する。
一方、原子炉の冷却で重要な役割を果たしたのが東電の子会社だったことも分かった。
吉田昌郎所長(56)は3月11日夕、全電源喪失の事態を受け、1、2号機への消防車による炉内注水を検討するよう指示した。だが、消防車の活用はマニュアルになく、同原発の「発電班」「技術班」などはどこも自分の担当と考えなかった。
同日深夜、1号機の危機的状況が分かり、12日未明、消防車による注水を準備した。しかし、消防車を操作できる東電社員はおらず、下請けの子会社に頼らざるを得なかった。東電社員の「自衛消防隊」もあったが、ホースの敷設なども当初は子会社社員だけで行った。
放射線量が高まる中、子会社は一時、作業に難色を示したが、東電の強い要請に応じた。2、3号機でも注水作業を担い、3号機建屋の水素爆発では3人が負傷した。(肩書は当時)
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 埼玉 5市1町(越谷、草加、吉川、八潮、三郷市と松伏町)も東電に賠償請求 県東南部地域対 策費や汚染土壌処理
福島第一原発事故で放射性物質の除染などに多額の費用がかかったとして、越谷、草加、吉川、八潮、三郷市と松伏町でつくる「県東南部地域放射線対策協議会」(会長・高橋努越谷市長)は二十六日、東京電力に費用負担などを求める要求書を提出した。
要求書を受け取った花岡正揚・同社川口支社長は「事故による放射性物質、除染の問題に多大な迷惑を掛けたことを、深くおわびする。早急に社内に伝え、検討したい」と述べた。
要求書によると、各市町が負担した対策費への補償や、除染で生じた汚染土壌の処理などを求めている。このほか、五市一町の「東埼玉資源環境組合」で生じたごみ焼却灰の一時保管などの費用も請求する方針で、現時点で約三億一千八百万円に上る見込みという。 (大沢令記者)
Posted by 大沼安史 at 10:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 原発事故 3億円補償 集団申し立て 南相馬市や双葉町など6市町の15世帯の54人
福島第一原発事故を受け、県内に避難する福島県南相馬市や双葉町など六市町の十五世帯の住民五十四人が二十六日、東京電力に補償を求める和解仲介手続きを、国の原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた。
請求総額は約三億四百三十万円。
集団申し立ては東京、神奈川、群馬に続き全国四例目。原発被害救済弁護団(埼玉)の有志の弁護士が支援。休業補償などに加えて、政府の示した中間指針を上回る一人当たり月額三十五万円の慰謝料を盛り込んだ。
福島県楢葉町から越谷市に避難する申立人代表の新妻敏夫さん(62)は「借り上げ住宅も来年三月以降、どうなるか返答がない状態。東電と政府には故郷に戻るまでしっかり補償してほしい」と話した。
弁護団の海老原夕美弁護士は「いろいろ考え申し立てをためらっている人もおり、集団で声を上げる必要があった」とした。弁護団は今後も相談を受け付け、来年二月には二回目の申し立てをする予定。
問い合わせは、同弁護団事務局=電048(642)3883=へ。 (池田宏之記者)
Posted by 大沼安史 at 10:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・写真ブログ〕 経産省前テントで24日 イブコンサート 池邊幸恵さんが平和を願ってピアノ演奏/テント日誌(24日)「厳しい寒さの中、平和のピアノコンサート」
◇「黙々と-part4」 → http://red.ap.teacup.com/kysei4/804.html
(大沼、写真を拝借しました)
10人程でテントは一杯になった。
テントに入ったのは初めて、いろんなものがありますね
この犬(左下)も聴衆の一員
池邊さんはスライドショーを映しながら、何曲も演奏をされていた。
広場の様子
15時少し前に行ったが、寒いため外で座り込んでいる方はいなかった。
土曜日のため静まりかえっていた。
++++++
<テント日誌 12/24(土)>
厳しい寒さの中、平和のピアノコンサート
―― 経産省前テントひろば 105日目 ――
12月24日(土)晴。無風。
昨日23日は、風に悩まされた。議事堂から吹き下ろす風は、入口を直撃。凍て風と枯れ葉を吹き込む。
テーブルの紙は、震え、落ち、舞い狂う。脱原発の旗は、ばたばた、なぎ倒される。敷石に触れる足は冷え、毛布を巻きつけなければいられない。現代化学カイロのさしいれもないではないけれど。
経産省の電気は、東電から購入していない。ここは、篤志家の好意で、発電機とバッテリーの二面作戦で独自の電化をしてはいる。そのためには、豆に、ガソリンを購入し(油切れで電圧が下がる)、充電しなければならない。
夜11時を過ぎれば、消灯時間となり、昨日の立ち入り検査の結果、火器、ガスタンク、ガスレンジ、石油ストーブ、喫煙、トイレなど一切、禁じられている。風の強い夜は、古代の穴居人のような恐怖と戦慄にみまわれるばかり。
北海道のアイヌ・モシリで、山の中の砂防ダムづくりを体験している記者も、この第二の自然コンクリート・ジャングルも結構キビシイ。
投石を恐れて、デザインされた敷石はアスファルトで固められた。疑心暗鬼にかられる権力派は「おもちゃ」を使いたくてうずうずしている。何重ものモニターをしかけ、これ見よがしに、ビデオを撮影に来る。
ハイテク公安の練習台としては、うってつけの「島」であろう。人間の鎖に対抗して、封鎖した鎖を、やっとのことまたいで、その人は来た。
「原発もトイレなきマンションと言われていますが、このテントもトイレがありません。(音楽家が尿意や便意で悩まされていれば、おのずから、演奏はおちつきのないものになる、とかつて先輩が語っていた)。
ピアノもこんなものですが、これもTさんの御好意なので…「ちょっと、指ならしさせて…」 リハーサルで、ユダヤ人のゲットーから脱走する「ピアニスト」のテーマをひいて下さった。
福島の子どもたちの「ゲットー」は放射能の霧の中にある。福島市も福島県も文科省も「脱走」しなくてもいいよ、という。転校はご自由ですから…金持ちにしか、転校などできるものではない。
平和のピアニスト、池邊幸恵さんは、ご自身で編集制作されたDVDをスクリーンに映しながら、演奏された。風か何かのせいで、発電機の配線が乱れ、電圧がさがり、白いテントのなかでの映像はかげろうのごとく、音は、ふきすぎる風のように、はかない響きとなる。
スーザン・ソンタグは、コソボで「ゴド―を待ちながら」の公演をした。ベケットは、「大切なのは、台詞の意味ではありません。役者の言葉の響きなんです」と初演のインタビューにこたえている。スーザン・ソンタグは、日本の雑誌文明に苛立っていった、「ぜいたくすぎるのよ」。
テントの中で、ひとりの女性が演奏と歌を聴いて、目をうるませている。琴線を啓くということがわかるか、とかつて、非暴力の闘士が訴えていたことを思い出す。
105日目、闘争は始まったばかりである。
辺野古のテントは、九電本社前テントは、立川テント村は…世界のオキュパイテントの闘志たちは、ピアノの音がきこえるだろうか? 福島の子どもたちの心に、ショパンの心が届くだろうか?
池邊さんは、2時間を超えなんとするコンサートのあとで、今度は、ピアニカでやってみようかしら……とほほえんでいた。
それから、「スペースたんぽぽ」で、福島の学童疎開裁判の柳原弁護士の報告を聞きにいらっしゃっていた。大学のピアノ教師が演奏会にでなければと思い詰めたのは、阪神淡路大震災に対応できない政治意識の無力さを痛感してからと語られた。
柳原氏は、日本の人権擁護精神は、世界最悪であることが、白日のもとにさらされた、と慨嘆を隠さない。福島市はチェルノブイリのデータや放射能被ばくの研究成果を「不知」として退け、学童疎開の義務を怠った福島市訴追裁判は、地裁却下となった。
国際刑事裁判所に訴え出る意思もあると弁護士は語られた。経産省安全保安院のお役人は、モニターデータのほかには、信ずべきデータとはならないのです、と語っていたことを思い出す。コンピュートピアの宣伝マンは、福島の子どもの怒りも涙も、テクノサウンドでなければ感じないらしい。
たんぽぽ舎の柳田さんは、経産省自体のモニターデータが頼りにならないことを立証するコピーを配布された。
ガンジーは、行動の根底的動機を自己実現とかつて語ったそうである。ガンジーの自己とは、仏陀だった。福島のこどもたちは、日本政府や経産省安全保安院や東電の人間をまず、自己実現モデルとして励む意思はまず、いやなことだろうことはまちがいない。文科省やら医者やらが、自分たちが殺されるのを励ます側にまわっていようとは!しかし、歌手になりたい子供たちは、たくさんいるにちがいない! (Q記)
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〔フクシマ・NEWS〕 ウォールストリート・ジャーナル日本版 「当局と東電の深刻な対策不備を指摘―福島第1原発の事故調が中間報告」/責任追及の勧告もせず
→ http://jp.wsj.com/Japan/node_366256
同調査委は、聞き取り調査を強要する権限は持たない。また、特定の個人を非難することはせず、責任追及の勧告もしていない。
米国で同様の調査が行われる場合、召喚状を出す権限を持ち、企業や関係者に対し刑事・民事両面での責任追及を行うのが常だ。昨年4月にメキシコ湾で起きた原油流出事故で、米国政府は6月には民事・刑事の責任を問うための捜査を開始した。
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日本政府が委託した東京電力福島第1原発事故調査・検証委員会は26日、政府が現場近くに設置した緊急対応センターに放射能除染ができる空気洗浄装置がなかったことなど監督・規制当局の深刻な不手際を指摘する中間報告をまとめた。
Agence France-Presse/Getty Images/Ho/Tepco via Jiji Press
This handout picture shows black smoke rising from the Fukushima Daiichi nuclear power plant in March. According to an interim report by an independent panel, Japanese regulators were unprepared for a serious accident at the plant.
同報告はまた、原発を運営する東京電力についても、原発の運転責任者が最初に水素爆発を起こした1号機で緊急時に炉心を冷却させる仕組みを理解していなかったなど、極めて不適切だったと非難した。また3号機では、エンジニアらが事故防止に不可欠な炉心冷却水の注入装置を、他の冷却水注入法が残されているかどうかを確かめずに停止、この結果、既に過熱状態になりつつあった同機を7時間近く冷却水の流入なしの状態にしてしまった、とした。
3月11日の東日本大震災と大津波で電源を喪失、国内で史上最悪となったこの原発事故について原因の徹底究明とその責任の所在を明確にするための公式の調査結果が報告されたのはこれが初めて。計500ページにわたるこの中間報告書は、事故に関わった456人に直接聞き取り調査などによってまとめられた。
同報告書は、監督する政府、運営する東電の双方にこうした重大事故に対応できる体制が不備だったことを指摘しているが、これは東電が先に発表した事故直後の対応で運営上の重大な過失はなかったとした自己調査の結果と真っ向から対立する。
中間報告を野田佳彦首相に提出後、会見に応じた同調査委の畑村洋太郎委員長は、これまで日本全体が原発事故のリスクと真剣に向き合うことを避けてきたとし、人は見たくないもの、聞きたくないもの、考えたくないもの、これら全てにふたをしてしまいがちだ。今回の事故は、人間のこうした欠点を改めて認識し、災害対応計画を作る際にこの欠点が生むリスクを計算に入れることを教えてくれたと述べた。
同原発では津波に襲われた後の数日間で当時稼動していた原子炉3基全ての制御を失った。報告書は、その過程で東電が犯した重大なミスを詳しく描写している。
一例を挙げると、3月11日に電源喪失で自動的に作動する「フェール・セーフ(安全確保)」システムにより、1号機に冷却水を注入する非常用復水器の注入弁が閉じた。ところが東電のエンジニアは、この注入弁の自動閉鎖を知らず、それに気付くまで相当な時間を浪費した。また気付いた後も、同原発のコントロールセンターの上司にすぐに報告することを怠っていた。一方、コントロールセンター側も冷却装置が作動していないことを示すパネル表示を見落とし、1号機の崩壊を早めてしまった可能性がある、としている。
中間報告で実名を挙げられた数少ない人々の一人である同原発の吉田昌郎所長(当時)は聞き取り調査に対し、事故直後、洪水のように部下から報告が寄せられ「本当に重要な情報を包括的に判断することができなくなっていた」と話した。
3月12日未明には、1号機の消火栓の場所がわからず、従業員が大勢でタービン建屋をしらみつぶしにし、施設の設計図を探し回り、2時間後、消防設備の設置担当者を探し当ててようやく消火栓のありかがわかったことも明らかになった。
3号機では、冷却水を供給するシステムを、より信頼性の高いシステムに切り替えようと停止した。だが、その前に原子炉内の圧力を下げなければならないのにベントのバルブが開かなかったという。バッテリーがほとんど消耗し切っていたためとみられる。このため7時間近く冷却水の供給が止まってしまったという。
政府については、事故対応前線基地の空気フィルターの放射能防御能力不足以外にも計画の不備、実行上の不手際や関係各部署の意思疎通に問題があったことを指摘。首相官邸の5階の一室が今回の事故対応措置の決定を下す司令塔となっていたが、そこで下された決定が、官邸地下に集められた関係各省庁の役人に十分に伝えられず、その遂行に支障が出た、としている。
同報告は、福島第1原発が津波に脆弱(ぜいじゃく)であるとのたび重なる警告を無視していたことなど政府の原子力安全・保安院や東電がすでに認めている過ちについても詳細に記している。
政府と東電は地震と津波、停電など多重災害の場合についての対策を十分に行っていなかった。東電は緊急用設備をいくつか設置していたが、マニュアルや訓練を適切に行っていなかったという。
同調査委は、聞き取り調査を強要する権限は持たない。また、特定の個人を非難することはせず、責任追及の勧告もしていない。
米国で同様の調査が行われる場合、召喚状を出す権限を持ち、企業や関係者に対し刑事・民事両面での責任追及を行うのが常だ。昨年4月にメキシコ湾で起きた原油流出事故で、米国政府は6月には民事・刑事の責任を問うための捜査を開始した。
今回の中間報告は、菅直人前首相など政府関係者への調査が残っているとしている。来年夏までに最終報告をまとめる予定だ。
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔木下黄太さんブログ報告〕 「健康被害関連をいくつかお伝えします」
……その他身近に起こった健康被害関連をいくつかお伝えします。
1.私自身も先月死産した親族のお見舞いに行ったとき、たったの数日だったのですが、体調不良になりました。神奈川にいたときは、目がシパシパする(こんな表現あるのか?)、目を開けているのがつらい、そして喉の痛みがありました。また(関東外の現在の居所に)戻ってからは、かつて経験したことのないようなひどい口内炎。そして、8月にたった1泊、東京に戻った時から続いている生理不順。
2.十代後半の男の子の親戚(神奈川西部在住)も変な症状がありました。目が開けられないほどの目の痛みと充血。医者へ行きましたが、コンタクトで傷がついたためという診断だったそうです。
彼はコンタクトの手入れはきちんとするとのこと。私もかつてはコンタクトを15年以上していましたが、そんな経験は一度もありません。
3.親族の知り合いで(神奈川県央地区在住)10月下旬に出産された方の赤ちゃんが、1月半ほどの新生児であるにもかかわらず、発熱により入院している、とのことです。
6ヶ月までの新生児は母親の免疫に守られ、熱や感染症には犯されない、というのが赤ちゃんを持つ母親の常識みたいなものなんですが、この赤ちゃんは放射能で母親からもらった免疫を破壊されてしまったのでしょうか。
4.親族の母親が、脳梗塞で具合が悪いときに、その近隣の大学病院に入院したいと希望したのですが、満床のため、断られてしまい、町医者へ行くように、という信じられない対応をされたとのことです。
重症患者がどれだけ多いのかということを裏付けていると思います。
死産のときに入院していたのも同じ大学病院なんですが、大量輸血をしたので、しばらく入院といわれていたにもかかわらず、その後すぐに退院させられてしまいました。
彼女の話では、異常のある妊産婦が多く、ベッドが足りず、廊下に寝かされていた人もいたらしいです。
やはり満床のため、産み終わっているということで、実質追い出されてしまったのではないか、ということでした。
5.また余談かもしれませんが私の友達で最近おじいさんがなくなった方の話です。
その方のおじいさんは東京西部あたりのようですが亡くなってから1週間後まで火葬場がいっぱいのため葬儀が出せないという話でした。
最近寒いからぽっくりいく人がたくさんいるみたいよ、と話していましたが、私はそうじゃなくて放射能のせいで持病が出る人が多く結果亡くなる人が多いのではないかと思います。
邪推でしょうか。
親族の亡くなった赤ちゃんの火葬もすぐには出来ず5日ほど待ったようです。
==========================================================
ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。
Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 六ヶ所 再処理工場が試運転を再開へ
NHK → http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111227/k10014929111000.html
◇ 関連ツイッター
# 4manekineko17 manekineko 脱原発に一票
六ケ所村再処理工場試運転再開へ http://bit.ly/t2zrcs どうして始めるのだろう?? 少なくとも脱原発依存なわけだし、このまえ色んな施設に核物質黙っていっぱい持ってたのをIAEAに注意されてなかったっけ? 既成事実作り?
# bianconoce 尾形
【六ヶ所村再処理工場が試運転を再開へ】青森県三村知事「安全対策について内容が妥当だ」と運転再開へ 原発事故の原因解明もまだ 事故終息も儘ならない現状でも やっぱり「原発マネー」が一番大切なのか 人間として「さもしい」
◇
東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、青森県内にある原子力施設で行われた安全対策について、三村知事は、内容が妥当だとする考えを示し、これを受けて、使用済み核燃料の再処理工場は、試運転が来月にもおよそ3年ぶりに再開される見通しとなりました。
青森県六ヶ所村にある再処理工場は、原発の使用済み核燃料から燃料に使うプルトニウムなどを取り出す施設で、一部の装置でトラブルが相次いだほか、福島第一原発の事故の影響で、平成20年12月から試運転が中断しています。
こうしたなか青森県の三村知事は、26日、記者会見し、福島第一原発の事故のあと、県内にある原子力施設で行われた安全対策について、内容が妥当だとする考えを示しました。
これを受けて再処理工場は、試運転が、およそ3年ぶりに再開される見通しとなり、事業者の日本原燃は、来月はじめにも再開したいとしています。
青森県内では、建設が中断している大間原発も、事業者の電源開発が工事を今後再開するとみられ、一方、東北電力の東通原発は、運転を再開するまでに新たな安全評価「ストレステスト」の国の審査を受けなければならず、見通しは立っていません。
Posted by 大沼安史 at 10:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 吉田所長 最悪惨事を懸命に回避 東電本社のバカどもにひと泡 「海水注入中断」を「宣言」
◇ 読売新聞 「吉田所長TV会議で一芝居…本社欺き注水止めず」 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111226-OYT1T01426.htm
◎ 吉田さん、ありがとう! あなたは私たちを救ってくれた!
インパール作戦での、あの「抗命」事件のようなもの。
吉田さんに感謝申し上げる!
福島第一原発1号機への海水注入を巡り、吉田昌郎所長が本店側の要請に反して注水を継続するため、一芝居打った場面も、中間報告で再現された。
1号機への海水注入が始まったのは、3月12日午後7時過ぎ。海江田経産相の命令だったが、その情報が届いていない官邸では、菅首相らが海水の悪影響について協議していた。
官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(65)から電話を受けた吉田所長は、既に海水注入を始めたことを伝えたが、武黒フェローは官邸での協議が終わっていないことを理由に海水注入をいったん止めるよう強く要請した。
吉田所長は、本店などと相談したが、注水中断は危険と考え、自らの責任で注入を継続した。その際、発電所対策本部の注水担当者を呼び、本店などとつながっているテレビ会議のマイクに拾われないよう、小声で「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな」と指示。そのうえで、部屋全体に響き渡る声で海水注入中断を宣言した。このため、本店だけでなく、現場作業員の大半も注水は中断されたと思い込んでいた。
Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・発言〕 小沢一郎氏 「本来ならば、特に福島県の人たちなんか、全県民が上京して、霞が関を取り巻くぐらいのムシロ旗デモを起こしてもよさそうなのに……」
◇ 週刊ポスト(2012年1月1・6日号)インタビュー → http://www.news-postseven.com/archives/20111226_77213.html
◎大沼 私は来年、小沢氏のいうとおりの事態が生まれると思っている。
小沢:今回、一般の人たちがお互いに連帯していろいろな救助活動や復興活動に立ち上がった。これは日本人のとてもいいところで、みんなが感動した点だと思う。
一方、地方はいちいち中央の霞が関の許可をもらったりするのが面倒くさくてしようがないと思っているけれども、それが政治的な運動にならない。そこが日本社会が他の国から遅れているところですね。大きな変革を起こせない理由でもある。本来ならば、特に福島県の人たちなんか、全県民が上京して、霞が関を取り巻くぐらいのムシロ旗デモを起こしてもよさそうなのに日本はそうならないんだね。
――外国なら暴動が起きても不思議はない。
小沢:政治に何をしてほしいんだというものは必ずあるはずです。それが政治の変革を求める運動に繋がっていかないのが、日本社会の最大の問題だね。
Posted by 大沼安史 at 09:48 午前 | Permalink
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〔小出裕章さん・コメント〕 事故調中間報告 「あまりにアホらしい」/地震による配管切断、それを調べるのが事故調の仕事/「テクニカルな専門家がいない」/「はじめから、こういう結論になるんだろうなと思っていた」/3号機高圧注水の停止 配管破断ではないか?/テクニカルな問題の解明をやってほしかった/(海外から)日本ってどうなってるんだ?
〔小出裕章さん・コメント〕 事故調中間報告 「あまりにアホらしい」/地震による配管切断、それを調べるのが事故調の仕事/「テクニカルな専門家がいない」/「はじめから、こういう結論になるんだろうなと思っていた」
◇ 26日 毎日放送 「たね蒔きジャーナル」 → http://www.youtube.com/watch?v=_tLCrd_wh7E&context=C349f67eADOEgsToPDskJl8spdtGeMU6u_DZLeUu3Z
Q ……これをどんなふうに受け止めてらっしゃいますでしょうか?
A(小出さん) ……もう、あまりにもアホらしいと思います。
Q 全体に津波のせいで貫かれているように思ったのですが
A(小出さん)いちばん大切なのは事故の原因をきっちっと明らかにすることだと私は思って来ましたし、えー、これまで日本の政府、電力会社は事故はひたすら津波のせいで起きた、地震は何も関係ない、ということで宣伝をして来たわけです。ほんとうにそうかどうかということを検証して、この地震国・日本で、これでいいのかどうか、ということを考えなければいけなかったはずだったと思うのですが、残念ながら、それに関しては何も触れないまま――ということになっているように見えます。
Q 地震での大掛かりの配管破断などは現時点で確認できていない、ということですが、
A(小出さん)それを確認するのが(事故調の)仕事だと私は思うのですが……(苦笑)
Q 地震で破断が起きたのかどうか、それがポイントですよね。ほかの原発への政策にかかわるわけですから
A(小出さん)ただ畑村さんをヘッドする(この)委員会、いわゆるテクニカルな専門家が誰もいないという……もともと原発のテクニカルな問題をきちっと分かかる人がいないわけです。はじめから、こういう結論になるんだろうな、と私は思っていました。……
以下、小出さんの発言を順に記します。
・……結局、制度的にどうであった、連絡体制がどうであった……まあ、そういうところしか興味がなかったというか、明らかにする力がなかった――ということだと思います。
・私は政府が最大の犯罪者だと言っているわけで、その犯罪者が自分の罪を積極的に暴こうと、もちろんしないだろうと思いますし、畑村さんはもともと、個人の責任は問わないということで初めから始めているんですね。
・私はこれほど悲惨なことが起きて、現在、子どもを含めて被曝しているという状況の中で、個人の責任を問わないで済むことが、私にとっては想像もできないことであって、きちっと、一人ひとりの責任ですね――ま、学者も政治家も東京電力の会長・社長も含めてですね、個人の責任をきっちりと明らかにするようなことをしなければいけないんだろうと私は思います。
・(3号機注水停止 なんで止めたか?)私は高圧注水系の配管が破断したがために使えなくなった――それを知った運転員が止めたんだではないかということを疑って来ているのですけれども、そういう現場というか、実際に起きてイルテクニカルな問題の解明を実はやってほしいのですけれども、結局、連絡体制とか組織的な問題だけに今回の委員会は終わってしまった、ということだと思います。
・(海外の反応・評価について)日本ってどうなってるんだ、という感想がいちばん多いように思います。
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〔ブログ・コメント〕 恐ろしいほどのプロ精神欠如 福島原発事故調報告
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〔自由報道協会・ザ・ニュース〕 政府事故調 記者会見(動画)
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〔フクシマ・新聞コラム〕 毎日新聞 余禄「原発事故調査委の中間報告」
チェルノブイリ原発事故の主席調査官をつとめたソ連科学アカデミーのバレリ・レガソフは、ウィーンでの国際会議で事故の原因が運転員のミスと規則違反にあると断言した。だが彼は2年後、1本の録音テープを残して自宅で自殺をとげる
▲「事故について私は明確な結論を下した。それは何年も続いてきたわが国の経済政策の貧困がこの事故を引き起こしたことである」。テープには悲痛な肉声が録音されていたのだ。巨大事故をめぐる調査は国家体制の根幹に巣くう構造的病弊に突き当たることがある
▲さて福島第1原発事故の原因究明などにあたってきた政府の事故調査・検証委員会がまとめた中間報告である。そこには自らの作り出した安全神話に自らが縛られ、過酷事故の想定やそれにもとづく対策を怠ってきた東京電力と国の積年の宿弊が浮かび上がってくる
▲報告は炉心溶融を防ぐ冷却装置を作動させられなかった東京電力のミスを指摘したが、そもそも全電源の喪失が想定外だったがゆえの混乱である。後手に回った住民避難や放射線防護対策でも、深刻な危機の想定と取り組んでこなかった政府の手抜かりが批判された
▲「プロクルステスの寝台」とは、寝台の大きさに合わせて旅人の足を切ったり引き伸ばしたりした古代ギリシャの強盗の話である。原発を襲う巨大津波の想定も原子力の業界では相手にされなかったいきさつを聞けば、この業界には安全の足を切る寝台もあったらしい
▲ならばそのリスク軽視はなぜまかり通ったのか。起こったことの精密な解明とともに、「失敗」の構造的根源を照らし出してほしい来夏の最終報告だ。
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〔フクシマ・新聞社説〕 政府事故調 中間報告 日経・毎日・読売
◇ 日経新聞 「すべての記事 踏み込みもスピードも足りぬ事故調報告」 → http://news.google.co.jp/news/story?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&ncl=db__Z5m5M6fcxIMqxXiIl_7wNPWnM
事故の根本的な原因への踏み込みも、解明するスピードも、この報告では足りないと言わざるを得ない。福島第1原子力発電所に関する政府の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎東大名誉教授)が中間報告を公表した。
チェルノブイリ原発事故と並び最悪となった福島事故は、多くの人が被曝(ひばく)する重大事故への備えの甘さや、原子力安全規制、危機管理のあり方など様々な問題を浮かび上がらせた。事故の全容解明や、再発防止にどう役立てるかは、被災者や国民だけでなく世界が注視している。
問題の本質に迫り、教訓を引き出せたのか。中間報告とはいえ多くの点で疑問と不満が残る。
報告は「想定外の津波に対処しきれなかったという弁明では済まない」と事故を総括し、(1)東京電力が過酷事故の対策を取っていなかった(2)国も地震・津波と原発事故が重なる災害を想定していなかった(3)原子力災害の全体像を誰も見渡せなかった――と指摘した。
東電と国のそれぞれで何が欠けていたかを明らかにした点は、ひとまず評価できる。しかし、対策や想定がなぜ欠落してしまったのかが、報告では分からない。
国が原発の安全確保を電力会社まかせにし、電力会社は国の想定がないことを言い訳に対策を取らない。「原子力ムラ」と呼ばれる行政・電力会社がもたれ合い、外部の声を聞かなかったことが事故の遠因ではなかったか。
菅直人前首相ら当時の政府首脳の初動や情報公開が適切だったかも、聴取が年明けになるとして盛り込まなかった。その解明に加え、過去の政府・東電幹部らの証言を集めて、事故の全貌の歴史的な検証が要る。
今月中旬に発足した国会の事故調査委員会は、参考人招致や資料提出などで国政調査権を使うことができる。政府事故調の手に負えない点があるのなら、国会調査委との連携も考えるべきだ。
事故原因の究明は他の原発の再稼働を左右する。政府が来夏に見直すエネルギー戦略でも欠かせない判断材料になる。事故調は同じ時期に最終報告を出すというが、それでは遅い。事故から1年になる来年3月の節目には、掘り下げた検証結果を示してはどうか。
事故を巡る政府の情報発信は混乱し、国内外から不信を買った。最終報告は国際社会の信頼を取り戻す内容にしなければならない。
◇ 毎日新聞 「最終に向け踏み込め」 → http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20111227k0000m070115000c.html
政府の原発事故調査・検証委員会がまとめた中間報告は500ページを超える。456人から計900時間ヒアリングした結果だという。
報告からは改めて東京電力や政府の対応に大きな問題があったことが浮かぶ。一方で、物足りなさも感じる。パズルのピースは埋まってきたが全体像が見えてこないからだ。
ひとつの理由は閣僚からのヒアリングがすんでいないためだろう。事故時に意思決定が行われていたのは「官邸5階」であり、ここに関係閣僚や原子力安全委員会の委員長、東京電力幹部が参集していた。
事故対応の鍵を握っていた閣僚が何をし、何をしなかったか。指揮命令系統のどこに不備があったか。それが検証されない限り核心に迫ることはできない。最終報告までに徹底検証してもらいたい。
もうひとつは、事故に至った背景にある「安全文化」の問題に深く切り込んでいない点だろう。
東電は津波や過酷事故への対策も事故時の対応も、極めて不十分だった。原子力安全・保安院もまったく役に立たなかった。報告は厳しく批判しているが、では、これらの組織がなぜ、そういう集団になってしまったのか。歴史的背景や政府と東電のもたれあい、集団心理にまで踏みこんだ検証が必要だ。
市民の多くが抱えてきた疑問にも答え切れていない。たとえば放射能の拡散を予測する「SPEEDI」の結果がなぜすぐに公表されなかったのか。報告は役割を担うべき政府の各組織に「広報する発想がなかった」との指摘にとどめている。
情報の流れが意図的に止められた事実はないのか。どうすれば住民避難に役立てられたか。もっと踏み込んでほしい。
過酷事故対策が不十分だった点について民間である電力会社の論理を斟酌(しんしゃく)している点にも疑問がある。自主対策の限界はあるとしても、最終的には東電に安全の第一義的責任があることを忘れてはならない。
報告から全体像が伝わってこないのは書き方に問題があるからかもしれない。膨大なヒアリングを報告にまとめる段階で具体的情報が抜け落ちてしまった部分が見受けられる。主語がはっきりしない文章や抽象的な言い回しも本質をぼやけさせる。
最終報告ではそうした点にも留意してほしい。全体の流れを追えるよう時系列に沿って組織や人の対応をまとめることも検討してはどうか。
米スペースシャトル「チャレンジャー」事故の調査委では物理学者ファインマンが組織の論理にとらわれない独自の見解を報告に付け、広く受け入れられた。そんなことも念頭に置いて検証を進めてほしい。
◇ 読売新聞 「首相官邸が混乱の一因だった」 → http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111226-OYT1T01384.htm
東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の「事故調査・検証委員会」が中間報告を公表し、政府、東電が犯した判断ミスを指摘した。
教訓を、今後の原発の安全確保に生かしてもらいたい。
とりわけ深刻だったのは、首相官邸の混乱だ。官邸が「助言」として東電に発したものは、ほとんどが役に立たず、現場に悪影響を与えたものもあったという。
原子炉1号機冷却のための海水注入を巡る混乱は代表例だ。炉心は空焚(だ)きの状態で、過熱を止めるには注水が必須だったが、菅前首相が「再臨界」を懸念した。
東電本店は、首相了解なしと解釈して、すでに始まっていた海水注入の中断を現場に指示した。だが、福島第一原発の所長は、止めれば危険と判断し、続行した。
所長は「続行」を部下に指示する一方、本店とのテレビ会議では「海水中断」を宣言する芝居を演じざるを得なかったという。
原因として中間報告は、政府内の連携不足や、政府と東電の意思疎通の欠如を挙げている。
関係省庁幹部らが詰めていた官邸地下の「危機管理センター」は携帯電話が通じず、菅前首相ら首脳は「官邸5階」に陣取って独自に情報を収集し、指示を出していた。政府中枢が分断していた。
「福島第一原発を東電が放棄し、全面撤退」との誤情報に基づいて、菅前首相が東電に乗り込んだのは混乱の極みと言えよう。
中間報告は、住民避難の混乱や放射性物質拡散予測システム「SPEEDI」の情報公開の遅れも原因は同じ、と批判している。
原発事故に限らず、緊急時に政府が一丸で対応できる危機管理体制を構築しておくべきだ。
現場の対応が適切であれば、破局的な事態を防げた可能性があることも指摘されている。
1号機では、津波襲来で電源が失われ、緊急冷却装置が自動停止した。だが、現場も東電本店も作動中と誤解していた。この装置の停止を踏まえ、消火配管などから冷却水注入を急げば、炉心溶融を遅らせることができた。
原発を襲う「想定外」への備えが甘かった、と中間報告は結論付けている。政府、原子力関係者は重く受け止めねばなるまい。
中間報告は、津波到来まで重要機器が正常に作動していたことから、地震による重大な損傷はなかったとの判断も示している。
停止している各地の原発について、政府が再稼働を判断する際に考慮すべき事実だろう。
Posted by 大沼安史 at 08:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 政府事故調 中間報告 (新聞記事・本記・サイド・解説・報告要旨)
◇ 東京新聞 本記「原発事故 人災で拡大 運転員、非常冷却経験なし」 → http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122790070128.html
福島第一原発事故をめぐり、国の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は二十六日、多角的に事故原因を検証する中間報告を公表した。
非常用ディーゼル発電機のほか配電盤も地下にあったため津波で水没し、全交流電源喪失を招いたと指摘。
吉田昌郎(まさお)所長(当時)ら東京電力側が、原子炉に注水して冷やす非常用装置が稼働していると誤認して代わりの冷却手段の準備が遅れ、被害が拡大した可能性があると述べた。
東電や首相官邸内の情報伝達の混乱や津波への備えの甘さ、避難指示の遅れなど、「人災」の側面にも言及。
原子炉の重要設備が地震で壊れた跡は確認できないとして、地震が直接事故につながったとの見方は否定した。
今後、菅直人前首相ら当時の閣僚らから聴取し、来年夏に最終報告をまとめる。
中間報告によると、1~2号機は三月十一日、非常用発電機や配電盤が浸水し、交流と直流の全電源を喪失。3~4号機も配電盤が水をかぶるなどして全交流電源を失った。
このため、最初に水素爆発を起こした1号機では、電気を使わずに、原子炉の水蒸気を冷やして水に戻し再び原子炉に入れる非常用冷却装置(IC)で冷却しようとした。
ICに蒸気を送る配管の弁は、電源が失われると自動で閉まる仕組み。この時も弁は自動で閉まったが、ICを作動させた経験のある運転員はおらず、こうした仕組みを十分理解していなかった可能性が高い。弁は開いたままで、冷却が続いていると誤認、代わりの注水の準備が遅れた。
その間に圧力容器内の圧力は上昇。代替手段での注水も難航し、ICが機能不全に陥ってから、継続的に注水できるようになるまでに十四時間を要した。その結果、空だきとなった1号機は同日夕に炉心溶融(メルトダウン)し、翌日には建屋が水素爆発した。中間報告は「原子力事業者として極めて不適切であった」と東電の対応を厳しく批判した。
3号機は十三日未明までは冷却が続いていたが、原子炉の蒸気の力でポンプを動かして炉に冷却水を送る装置(HPCI)を、運転員が手動で停止した。蒸気が弱くなり、過熱した設備が壊れると恐れたためだった。
運転員は炉の圧力を減らす弁を遠隔操作で開けた上で、消火用のディーゼルポンプによる注水に切り替えようとしたが、弁は開かない。このため水が入らず、注水が七時間近く途絶えた。発電所幹部らはHPCIの手動停止を知らなかった。
中間報告は、1、3号機とも誤った認識により注水が長時間止まり、危機的な状況を招いたことを重視。「より早く別の手段で注水すれば、炉心損傷の進みを遅らせ、放出された放射性物質の量を減らせた可能性がある」と指摘した。
政府の対応が後手に回ったことも問題視。放射能の拡大範囲を予測するシステム(SPEEDI)を住民の避難指示に生かせなかった点や、現地の対策拠点となるオフサイトセンターが機能しなかったことを批判した。
◇ 毎日新聞 本記「東電ミス連鎖で深刻化」 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111227k0000m040007000c.html
東京電力福島第1原発事故の原因などを調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は26日、中間報告書をまとめた。炉心溶融を防ぐための冷却装置への東電の対応に問題があったと認定し、「極めて遺憾」と指摘。政府の対策本部が機能不全に陥っていたことにも言及した。深刻な被害にいたった背景として、自然災害と原発事故の複合災害という視点がなく、政府や東電の備えの欠如があったと分析した。
報告書は一連の事故で、(1)東電の対応(2)政府の対応(3)市民の被ばく防止(4)過酷事故(シビアアクシデント)対策--の4点で問題があったとしている。
東電の対応では、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)の稼働状況で誤解があった上、3号機の冷却装置「高圧注水系」(HPCI)の操作で不手際があったと分析している。具体的には、ICは津波到達後に機能を失ったが、現場ではICの役割を十分把握していなかった上に、吉田昌郎所長(当時)や本店は稼働していると誤解。誤解に気づく機会は何度もあったが見逃された。
HPCIの操作では、運転員が吉田所長らの判断を仰がず、別の注水操作をしようとして稼働を停止した。その後、バッテリーがなくHPCIの再起動はできなかった。
検証委は1、3号機で「より早い段階で現状を認識し、別の方法で注水に着手していれば炉心損傷の進行を緩和し、放射性物質の放出量は減った可能性がある」と分析。ただし、最善の対応が実施できても1、3号機の水素爆発が防げたかは判断が難しいと評価した。
政府対策本部の問題では、原子力災害対策特別措置法に基づき、首相官邸の地下に官邸対策室が設置されたが、携帯電話が通じない上に菅直人首相(当時)らは官邸5階にいて、情報共有ができず円滑に対応できなかった点を挙げた。経済産業省原子力安全・保安院は、東電のテレビ会議システムの活用に気づかない上、職員を東電に派遣しないなど情報収集に消極的な姿勢を問題視している。
このほか、放射性物質の拡散を分析し、被ばく防止に役立てる政府の「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)に言及。地震に伴うシステム損傷で本来の機能が発揮できなかったほか、暫定分析の公表も遅れたために、被災者の避難に混乱を招いたとしている。
シビアアクシデント対策では、巨大津波の来襲を予想できたにもかかわらず実施していなかったことから、東電など電力事業者による自主的な運用には限界があるとした。
一方、地震による重要機器の損傷は確認できないが、現場の調査が実施できていないとして最終判断は先送りした。
検証委は6月から調査を開始。原因解明に主眼を置き、責任は追及しない方針を打ち出し、今月半ばまでに関係者456人から延べ約900時間聴取した。時間的な制約で閣僚の聴取は終わっておらず菅前首相ら官邸中枢の具体的な関与などは来年夏の最終報告書に盛り込む。
中間報告書は本編507ページと資料編212ページで構成。検証委のウェブ(http://icanps.go.jp/)で公表し、来年1月末まで意見を募集する。【奥山智己、岡田英】
◇IC(非常用復水器)とHPCI(高圧注水系)
ICは古いタイプの原子炉に特有の緊急時用冷却装置で、福島第1原発では1号機にしかない。交流電源が失われた時に、炉内の核燃料を冷却するために使用する。HPCIは、非常時に原子炉内に注水するために備えられた緊急炉心冷却装置(ECCS)の一つで、原子炉内の水位が異常に下がった場合に働く。停電時でもバッテリーで使用できるのが利点。
◇ 毎日新聞 「政府事故調中間報告 過小評価体質を指弾」 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111227ddm003040101000c.html
東京電力福島第1原発事故で、26日に公表された政府の事故調査・検証委員会の中間報告書では、政府や東電が地震や津波による自然災害と原発事故が同時に起こる「原発震災」を考慮してこなかったことで、対応が後手に回った数々の事例が示された。その不適切な対応からは「想定外」では済まされない実態が浮かび上がった。
◇保安院、情報集めず遅い指導
東京電力が今月2日に公表した社内調査委員会の中間報告書では、東電の不備にほとんど触れていなかった。これに対し、検証委の中間報告書では、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)が稼働していたとの誤解や、3号機の冷却装置「高圧注水系」(HPCI)の操作の不手際を詳しく記載した。
ICは全電源を失うと、原子炉内からの放射性物質の流出を防ぐため四つの弁がすべて閉まり、冷却機能が止まる設計になっている。だが、発電所幹部や本店がICの仕組みを十分把握せず、ICの停止を考えなかった。
誤解に気付く機会はあった。津波による全電源喪失後の3月11日午後5時19分、運転員が原子炉建屋に向かうと、途中で高い放射線量で線量計が振り切れた。検証委はこの高線量は炉内の核燃料が水から露出したためで、「ICが機能していないと気付くべきだった」と指摘。運転員は午後6時ごろにICの状態を示す表示灯が回復し機能不全を疑ったが、吉田昌郎所長(当時)らは運転員に報告を求めず同日夜まで作動していると思い込んだ。
このため、「消防車による注水に早く移れなかった可能性がある」と検証委はみる。同時に、消防車の活用は、東電が過酷事故対策の手順書で想定していなかったために、担当者は自分の作業と理解せず準備をしなかった。
もう一つの問題は、HPCIを運転員が13日午前2時42分、無断で停止させたことだ。別の方法での注水を実施しようとしたが、事前に実行可能かを確認せずに注水に失敗。吉田所長や本店の指示、支援も仰がず、検証委は「危機管理のあり方として問題」とした。
一方、政府や東電本店の対応についても、検証委は多くの問題点を浮き彫りにした。
経済産業省原子力安全・保安院について、東電への指示のほとんどが「正確な情報を早く上げてほしい」というものだったと指摘。積極的に情報を収集せず、東電への指導や助言が「遅かったり、現場の状況を踏まえないものが少なくない」「東電が実施済みのことが多かった」と認定した。
さらに、原発敷地内にいた保安院の検査官について、「事故対処に寄与したという状況は全く見受けられなかった」といい、監督官庁の「落ち度」を厳しく指摘した。
東電は原子力災害時、原子力災害対策特別措置法に基づき事故対応にあたる保安院に事故情報を報告することを前提にしていた。ところが、官邸に東電幹部が呼び出され、携帯電話だけなど情報伝達手段が不十分だったという。体制が改善され始めたのは事故発生から2日後だった。
原発から5キロ離れたオフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)が放射性物質を遮断する構造になっていなかったことなどから役割を果たさなかった問題も指摘。保安院の深野弘行院長は26日の記者会見で、「複合災害への備えがなかった点を改善しなければならない」と語った。【奥山智己、岡田英、関東晋慈】
◇東電、津波対策に着手せず
「(東電は)15メートルを超える津波の予測を仮想的な数値で、十分に根拠ある知見とみなさず、具体的な津波対策に着手しなかった」「『自然災害の外的事象を想定し出すときりがない』など幹部の供述から、津波を含む自然災害への過酷事故対策が極めて不十分」--。検証委は、過小評価を繰り返した東電など原子力関係者の姿勢をこう批判した。
今回の調査では、将来の地震発生を予測する国の長期評価に関連し、東電が震災前の今年3月上旬、長期評価の事務局である文部科学省に、「(東北地方に大きな津波をもたらした)貞観地震(869年)の震源はまだ特定できないと読めるようにしてほしい。貞観地震が繰り返し発生しているようにも読めるので表現を工夫してほしい」と要請したことが判明。過小評価で津波対策の先延ばしを工作したとみられる。
原子力関係者による過小評価はこれに限らない。06年の内閣府原子力安全委員会の分科会では、炉心損傷事故が起きる確率をどこまで低く抑えればよいかを定める「性能目標」の具体的数値を巡り、リスク評価を専門とする委員が年10万分の1を主張。これに対し、電力会社などに所属する委員らの反対で1万分の1に弱められた経緯がある。
なぜ過小評価が生じ、対策に生かされないのか。検証委は一因として、リスクと向き合う努力が足りない点を挙げた。
原発の建設当初、国や電力会社は「現行規制で原発は安全」と地元に説明し、「安全神話」が醸成された。その後の研究の進展に伴い、一定の確率でリスクが存在すると判明したが、説明を変えると過去の否定につながることを恐れた可能性があるという。
原発のリスク評価に詳しい平野光将・東京都市大特任教授は「研究者や地元の有力者は『安全神話』を信じていなかったはず。原子力業界が経済性を勘案しながら、手抜きをしていたのが実態ではないか」と苦言を呈した。【河内敏康】
◇SPEEDI分析公表遅れ 住民守る意識希薄
無用な被ばくを避ける上で重要な避難や屋内退避、安定ヨウ素剤の服用など放射線防護対策も後手に回った。検証委は「住民の命と尊厳を重視する立場でデータの重要性を考える意識が希薄だった」と厳しく批判した。
政府の事故対応を巡っては、原発から放出された放射性物質の拡散状況を予測し、避難などに役立てる文部科学省の「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」が活用されていなかったことが、早い段階から疑問視されていた。
中間報告書によると、放射性物質の量や種類などのデータが停電で送信できず、拡散する量を算出できなかった。一方、毎時1ベクレルが放出されたと仮定した拡散予測は事故発生当日の3月11日夕以降、1時間ごとに計算、経済産業省原子力安全・保安院や福島県などに送信されていた。
ところが、政府機関も県も「実際の線量ではなく、具体的な措置の検討に活用せず、公表するという発想もなかった」と言う。その結果、一部の住民の避難先は放射性物質の飛散方向と重なった。SPEEDIの分析結果の公表遅れは、被ばくの少ない避難経路を選ぶ機会を奪った。
さらに、放射性ヨウ素の体内蓄積を防ぐ安定ヨウ素剤の服用についても、原子力安全委員会が15日未明に「入院患者の避難時に投与すべきだ」と助言したが、現地対策本部の職員は被ばく回避などで県庁へ移転中で、助言が記載されたファクスが放置された。また、多くの自治体がテレビ報道で政府の避難指示の内容を知った。
馬場有(たもつ)・浪江町長は「SPEEDIのデータが瞬時に公開されていれば、町民が不必要に被ばくする事態を避けられた。テレビを見て20キロ圏外に出なければと考え、(放射線量が高い)津島支所に移動すると防災無線で町民に知らせた。本当に悔やまれる。国は人の命をどう思っているのか」と怒りをあらわにした。
遠藤勝也・富岡町長は「SPEEDIの存在は事故後に初めて知った。住民は怒りを通り越した感情だろう。今後は政府や東電が初動でどんなやりとりをしたのかを解明してほしい」と述べた。
中間報告は、一連の混乱要因として、政府の意思決定が首相執務室のある官邸5階に集められた一部の省庁幹部や東電幹部の情報のみを参考にした点を挙げている。SPEEDIを担当する文科省職員は常駐していなかった。事故対応に当たる官僚は「政治主導に加え、菅直人・前首相の怒鳴り声が廊下まで響き、誰も近寄りたがらなかった」と漏らす。
吉井博明・東京経済大教授(災害情報学)は「政府も東電も、これほど影響が広がる事故はないと決めつけていたので、SPEEDIの柔軟な活用に気づかず、毎年の原子力防災訓練も形だけになっていた」と指摘する。【西川拓、山本太一、清水勝】
■ことば
◇IC(非常用復水器)とHPCI(高圧注水系)
ICは古いタイプの原子炉に特有の緊急時用冷却装置で、福島第1原発では1号機にしかない。交流電源が失われた時に、炉内の核燃料を冷却するために使用する。HPCIは、非常時に原子炉内に注水するために備えられた緊急炉心冷却装置(ECCS)の一つで、原子炉内の水位が異常に下がった場合に働く。停電時でもバッテリーで使用できるのが利点。
◇ 毎日新聞 サイド記事「住民ら政府の対策不足非難」 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111227k0000m040105000c.html
政府の事故調査・検証委員会が26日に公表した中間報告は、原子力災害が発生した際の住民の避難について、政府や電力業界が十分な対策をとっていなかったことを指摘した。福島第1原発事故で避難を強いられた住民や医療関係者からは、改めて政府の対応を非難する声が上がった。
大気中の放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の分析結果公表が遅れた結果、放射線量の高い地域に避難してしまった人は少なくない。福島県南相馬市原町区の内科医、志賀嘉津郎さん(63)も福島第1原発3号機が爆発した3月14日、妻子を車に乗せ飯舘村の小学校に避難した。
「ガソリンも少なかったし、飯舘村は原発から約50キロ離れているから安全だと思った。SPEEDIの分析結果を速やかに公表してくれれば、飯舘村には逃げなかった」。村の小学校では、小中学生がボランティアで避難者に食事を配るなど屋外で活動していたといい、「あの子たちがどのくらい被ばくしたのか」と案じる。
屋内退避の指示区域に入った南相馬市立総合病院は、物流が止まったため医薬品や酸素ボンベが不足して混乱に陥った。全入院患者の避難も始めたが、病院の救急車は1台しかなく、自衛隊の協力で全員の搬送を終えたのは指示から5日後の3月20日。系列の特別養護老人ホームの入所者の間では、搬送後に死亡する人も相次いだ。
金沢幸夫院長(58)は「国は屋内退避を指示しながら、災害弱者がどうなるか全く考えていなかった。患者の移送手段や医薬品などを確保できる体制を整備しなければ、また同じことを繰り返す」と警鐘を鳴らす。
福島県福祉事業協会が運営する富岡町や川内村の知的障害者入所施設も、移転を余儀なくされた。当初は一般の避難所に移ったが、環境の変化に対応できない入所者が続出。田村市の通所施設に移った後も、手狭で入所者が重なり合って寝る状態だった。
事情を知った医療関係者の紹介で、4月に千葉県鴨川市の県立施設へ移った。同協会の山田荘一郎理事長は「我々の力だけで受け入れ施設を探すのは困難。国が施設を紹介してくれないと、避難は難しい」と話した。
◇ 毎日新聞・解説 「安全文化を軽視」 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111227k0000m040102000c.html
政府の事故調査・検証委員会が公表した中間報告書から浮かぶのは、「安全文化」が欠如した国や東京電力の姿だ。これまで、地震や津波など自然災害と原発事故が起こる複合災害の「原発震災」があれば甚大な被害をもたらすことは指摘されてきた。その警告を軽視してきた原子力関係者の過小評価体質に猛省が求められる。
安全文化とは、反省しながら、最新知見を取り入れ安全を常に求める姿勢をいう。だが東電の場合、08年に福島第1原発に15メートル超の津波が押し寄せる可能性を予測したが、コストのかかる防潮堤の設置などの対策を進めなかった。事故発生直後も「想定外の津波が原因」という言葉を口にしている。これに対し、26日、記者会見した畑村洋太郎委員長は「一度想定を決めると、想定外を考えなくなる」と指摘、被害の甚大さを考慮すれば確率が低くても想定外を無視しない大切さを説いている。
報告書は、経済性と安全性の問題にも触れた。近年、規制緩和の流れの中で、原発の安全確保も法に基づく規制から、電力会社の自主規制へと流れが強まっている。電力会社が自らの責任で取り組む姿勢は重要だが、検証委は「経済性と安全性のせめぎあいの中では、適切な判断にいたらない恐れがある」などと指摘し、自主規制の限界に言及した。
一方で報告書では、安全文化を軽視した背景に言及しているのは全体の1割以下にとどまる。なぜ対策が電力会社の自主性に委ねられたのか。地震国・日本で珍しくない津波の対策をなぜ軽んじたのか。来夏の最終報告に向けて、検証委の分析が注目される。【河内敏康記者】
◇ 毎日新聞 中間報告要旨 その1 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111227ddm010040013000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 政府事故調中間報告 要旨(その1)
東京電力福島第1原発事故を受けて設置された政府の事故調査・検証委員会(委員長=畑村洋太郎東京大名誉教授)が26日、中間報告書を公表した。要旨は次の通り。(文中の肩書は当時)
1・はじめに
(略)
2・事故の概要
1 原発の概要
地震発生時、東電社員約750人と協力企業の従業員計約5600人が勤めていた。
2 地震と津波の発生
原発は、東北地方太平洋沖地震と津波に見舞われた。地震規模はマグニチュード(M)9・0。立地する大熊、双葉両町で観測した最高震度は6強。津波は高さ15メートルを超え、1~4号機の区域は最大約5・5メートルの深さで浸水。5、6号機の区域は1・5メートル以下の深さだった。
3 被害概要
地震発生時は、1~3号機が運転中で、直ちに原子炉に全制御棒を挿入、運転を止めたとみられる。
地震と津波で外部電源と発電所に備えられていたほぼすべての交流電源が失われ、原子炉や使用済み燃料プールが冷却不能に陥った。1、3、4号機は炉心損傷で大量に発生した水素が原子炉建屋に充満したことによると思われる爆発が発生した。2号機も炉心が損傷したと考えられる。
4 事故に伴う被災
第1原発からは大量の放射性物質が放出された。総放出量のヨウ素換算値は、経済産業省原子力安全・保安院が約77万テラベクレル(テラは1兆倍)、内閣府原子力安全委員会が約57万テラベクレルと推計。福島県では10月末までに約23万2000人が被ばく調査を受け、102人が全身除染の基準を超えた。
3・発生後の組織対応
1 原子力災害対策特措法、防災基本計画に定められた対応(略)
2 事故発生後の国の対応
3月11日午後2時46分の地震発生直後、官邸は各省の局長級幹部らを官邸危機管理センターに緊急参集チームとして招集。
政府は同7時3分に原子力緊急事態宣言を発出し、菅直人首相を本部長とする原子力災害対策本部(原災本部)を官邸に、現地対策本部を福島第1原発から約5キロに立地する緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)に、原災本部事務局を保安院の緊急時対応センター(ERC)にそれぞれ設置した。
ERCの情報入手・伝達は遅れ気味だった。さらに、東電本店やオフサイトセンターが社内のテレビ会議システムで原発の情報をリアルタイムで得ていることも把握していなかった。緊急参集チームは官邸地下では情報保全のため通常時から携帯電話が使えず、迅速な情報収集が困難だった。また、電話回線が混雑し、ファクスによる情報収集も困難だった。
首相執務室のある官邸5階では、菅首相の要請に応じ、寺坂信昭保安院長、東電の武黒一郎フェローら幹部社員、班目春樹原子力安全委員長、原子炉メーカーの幹部らが事故対応について関係閣僚と協議した。原発の情報収集が期待された武黒フェローらは当初、官邸で連絡要員を務めるのは一時的と認識していたため情報入手を携帯電話に依存。情報を十分得られず、1号機の水素爆発をテレビ報道で初めて知る状況だった。
3 事故発生後の福島県の対応
地震で県庁舎が使用できなくなったため、隣の自治会館3階に県災害対策本部を設置。
4 事故発生後の東電の対応
11日午後3時42分、第1原発の吉田昌郎所長は全交流電源が喪失する原災法10条事象になったと判断し、第1原発と本店はそれぞれ緊急時対策本部を設置した。双方の対策本部はテレビ会議システムを通じリアルタイムで情報を共有し、対応を協議。本店は具体的な対策の最終判断は基本的に吉田所長に委ねた。
政府と東電は15日午前5時半ごろ、東電本店に統合本部を設置した。
5 事故発生後のオフサイトセンターの対応
オフサイトセンターには放射性物質を遮断する空気浄化フィルターがなく、放射線量が上昇、要員は3月15日に福島県庁に退去した。
4・事故対応
1 地震発生後、津波到達まで
発電所対策本部は免震重要棟2階の緊急時対策室に置かれ、メーンテーブルには本部長の吉田所長、発電班、復旧班など各機能班の班長が座った。当直、発電所対策本部、本店はいずれも津波が到達して全交流電源が喪失するまで、あらかじめ定められた手順に従って操作すれば、各号機とも冷温停止できると考えていた。
11日午後2時52分、1号機で炉内の圧力が高まった。非常用復水器(IC)2系統が自動起動した。1、2号機の冷却注水設備にはICと原子炉隔離時冷却系(RCIC)、高圧注水系(HPCI)もあった。当直は通常の手順に従い、1号機はICで、2号機はRCICで原子炉の圧力制御を行い、原子炉水位が低下した際はそれぞれHPCIを起動させようと考えた。
「福島第1原発原子炉施設保安規定」では原子炉冷却材温度変化率は毎時55度以下と定め運転上の制限としている。午後3時3分、当直は1号機の原子炉圧力の低下が速く、規定を守れないと考え、ICの2系統の弁を閉操作して手動停止した。2号機では、外部電源喪失で主蒸気隔離弁が閉まって原子炉圧力が上昇し、圧力容器から圧力抑制プールに蒸気を逃がす主蒸気逃がし安全弁が自動的に開閉を繰り返し、圧力抑制プールの水温が上昇傾向にあった。
2 津波到達後、原災法15条に基づく特定事象発生報告まで
地震発生後、発電所対策本部は気象庁の津波情報を把握し、吉田所長は6メートルの津波が到達する恐れがあると知った。しかし、複数号機が同時的に全交流電源を喪失するとは想像していなかった。
11日午後3時27分と35分の2回、津波が到達して13メートルの電源盤の上まで遡上(そじょう)、原子炉建屋など多くの施設が被水。同37分から同42分に6号機の空冷式ディーゼル発電機を除きすべての交流電源を失った。各中央制御室から全交流電源を喪失したとの報告を受け、想像を絶する事態に皆が言葉を失った。吉田所長は、これまで考えられてきたあらゆるシビアアクシデント(過酷事故)をはるかに超える事態が発生し、とっさに何をしていいか思いつかなかった。午後3時42分、原災法10条の特定事象(全交流電源喪失)の発生を通報した。
1、2号機とも午後3時50分までに原子炉水位や他のパラメーターを監視できなくなった。当直は過酷事故対策用の「事故時運転操作基準」(手順書)を取り出して読んだが、全交流電源が失われる事態を想定していなかった。
津波到達後、1号機のIC隔離弁は、開閉状態の表示灯が消えて確認できなかった。当直は津波到達前のIC操作を覚えておらず、全電源喪失によって自動で弁が閉まる(フェイルセーフ)機能についても思い至らず、津波到達直後のICの作動状況を把握できなかった。3号機は直流電源盤が被水を免れ、RCICとHPCIが起動可能だった。当直は、これらの設備だけでは冷温停止は困難なため、代替注水までの時間を確保するため、できるだけ長い間作動可能な状態に保つことを考えた。
吉田所長は1号機のICや2号機のRCICが作動していると期待しつつも、最悪の事態を想定して原災法15条の特定事象(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生したと午後4時45分、官庁などに報告した。午後4時45分、1号機の水位計が確認できたと報告を受け、同55分、特定事象発生の報告を解除した。その後再び1号機の水位を確認できなくなり、午後5時12分、特定事象の発生を報告した。
午後5時15分、発電所対策本部技術班は1号機について燃料頂部に水位が下がる時間を1時間と予測。本店対策本部も午後6時15分には炉心が露出する可能性があると認識していた。この時点でICの冷やす機能が十分でなく、代替注水の実施作業に着手する必要があると容易に認識できたはずだ。
3 原災法第15条に基づく特定事象発生報告後、1号機原子炉建屋爆発まで
1号機のICは全交流電源が失われ、弁は自動的に閉まる動作によりすべて閉となっていたと推認できる。午後5時19分、当直はICの復水タンクの水量を確認しようとしたが、1号機原子炉建屋内で線量計が最高値の毎時約2・5マイクロシーベルトを振り切ったためあきらめた。津波到達から2時間以上ICの「冷やす」機能はほとんど機能しなかった。しかし、この時点でも、ICが機能を失っている可能性があると認識した人はいなかった。
当直の誰一人として、地震が発生するまでICを実際に作動させた経験がなかった。11日午後6時18分、当直は中央制御室で、ICの弁が全閉の状態を示すランプが点灯していることに気づいた。午後9時半ごろ、弁を開く操作をして発電所対策本部に報告した。
同本部も午後9時台までは1号機よりも2号機で炉心溶融に至るのではないかと危機感を持っていた。保安院の保安検査官も12日未明まで免震重要棟2階にいたが、プラントデータなどを携帯電話などでオフサイトセンターに報告するのみで、指導、助言をした形跡はまったく見当たらない。
問題点は、当直がICを作動させた経験がなく、訓練、教育を受けていなかった。また当直長から代替注水のライン構築作業について報告を受けた発電所対策本部の者は誤解した受け答えに終始し、当直長が何度訂正しても十分理解が得られなかった。最重要情報の一つが当直から発電所対策本部に正確に伝わらず、大きな認識の乖離(かいり)が生じた。
発電所対策本部、本店対策本部でも誰一人としてICが機能していないという疑問を指摘した者はいなかった。吉田所長は「これまで考えたことのなかった事態に遭遇し、情報に追われ、重要情報を総合的に判断する余裕がなくなっていた」と供述する。結局、今回のような事態を想定し、対処に必要な教育、訓練がされていなかったと言うほかない。
11日午後5時12分、吉田所長は発電班、復旧班に代替注水を検討するよう指示したものの、各班で役割や責任が不明確で、12日未明まで具体的な検討、準備はされなかった。同午前2時3分、発電所対策本部は消防車のホースを1号機タービン建屋の送水口に接続して注水するしかないと考えた。だが東電社員には消防車を運転操作できる者がいなかった。12日午前中、ようやく、柏崎刈羽原発の消防車などが到着した。
12日正午、吉田所長は1号機付近の淡水がなくなった場合は海水注入を決断し、午後2時54分、注入を指示。しかし午後3時36分、1号機で水素爆発が発生し、消防ホースは破損して使用不能となった。
11日夕方以降、1、2号機中央制御室の当直はベント(排気)を実施する可能性もあると考えた。吉田所長は12日午前0時6分ごろ、1号機のベントの準備を進めるよう指示した。本店でも異論は出なかった。午前1時半ごろまでに、清水正孝東電社長の了解を得た。官邸でも菅首相や海江田万里経済産業相、保安院の了解を得て午前3時6分にに海江田経産相と東電がベント実施を発表。だが原子炉建屋は照明がない上、線量が高く、余震も発生し思うように作業を進められなかった。
午前7時11分、菅首相は班目委員長とともにヘリコプターで原発に行き、免震重要棟2階の会議室で吉田所長と面会。ベントを急ぐよう言われた吉田所長は午前9時ごろをめどに実施したいと答えた。
1号機のベントに必要な弁を開けるためには高線量の建屋内に入らなければならなかった。午前9時15分、第1班が弁を手動で25%開にして戻った。第2班は線量限度の100ミリシーベルトを超える可能性があったため操作を断念。午前10時以降、中央制御室で弁を開ける操作を3度試みると、原発正門付近の線量が上昇、ベントできた可能性が高いと判断した。しかし、午前11時15分には再び線量が下がり、ベントは十分効いていない可能性があると判断を改めた。担当者にはベントをちゅうちょした事実は認められない。しかし吉田所長は11日夜まで、差し迫ったベントの必要性を感じていなかった。
4 1号機原子炉建屋爆発後、3号機原子炉建屋爆発まで
3月12日午後7時15分までにERCは東電から1号機への海水注入開始の報告を受け、官邸地下の緊急参集チームにいた保安院職員に電話で伝えた。だが官邸5階の菅首相らには伝わらなかった。
同日夕方以降、菅首相らは避難区域の拡大に関する議論をしていた。(菅首相からのヒアリングは未了で暫定的な調査結果)菅首相は班目委員長に、海水を入れることで再臨界の可能性があるのではと尋ね、班目委員長は「再臨界の可能性はそれほど考慮に入れる必要がない」と答えたが、菅首相は十分納得しなかった。
菅首相は原発から半径10キロ区域の避難範囲を拡大し、半径20キロにした。それまでは半径10キロを超える地域は防災訓練も実施しておらず、自治体や地域住民への連絡、避難手段の確保なども全くされていなかった。
官邸で海水注入について議論になり、武黒フェローが12日午後7時4分過ぎ吉田所長に電話をした。吉田所長は「もう開始している」と回答し、武黒フェローは「今官邸で検討中だから、注入は待ってほしい」と強く要請した。吉田所長は電話後、いつ再開できるか分からないのに海水注入を中断すれば原子炉の状態が悪化の一途をたどるだけと考え、自己の責任で海水注入を継続しようと判断して担当者に小声で「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな」などと指示。その後、緊急時対策室全体に響き渡る声で海水注入中断を指示した。1号機に本格的に海水注入が開始されたのは午後8時20分ごろで、それまでは試験注水という整理がされた。
3号機では12日午前11時36分ごろ、何らかの原因でRCICが停止。午後0時35分ごろ、HPCIが自動起動した。その後原子炉は減圧が顕著となった。HPCIは本来原子炉圧力が高圧状態の時に短時間に大量に注水するシステムだった。そのため当直は通常と異なる運転方法でHPCIの設備が壊れる恐れがあると不安を抱くようになった。13日午前2時42分ごろ、HPCIを手動で停止することにした。当直は発電所対策本部発電班の一部の者に相談した。しかし、それらの者は現場対応に注意を払うあまり、発電班でも共有されず、HPCIが作動しているという認識を持っていた。
13日未明以降、官邸5階の首相応接室では海江田経産相、平岡英治保安院次長、班目委員長、東電部長らが意見交換していた。このとき、3号機への海水注入の準備をしていると情報が得られ「海水を入れるともう廃炉につながる」「発電所に使える淡水があるなら、それを使えばいいのではないか」などの意見が出た。東電部長は吉田所長に電話し「淡水が残っているなら極力淡水を使った方がいいのではないか。官邸でそのような意見が出ている」と伝えた。吉田所長はこれを重く受け止め、海水注入作業を中断して注水ラインを変更するように指示した。13日午後0時20分ごろ、淡水が枯渇。海水注入が開始されたのは午後1時12分だった。
3号機のベントでは13日午前8時35分、当直が原子炉建屋に入り弁を手動で15%開。午前9時8分、ベントを実施した。午後2時31分、3号機建屋内で毎時300ミリシーベルトを超す高線量が計測され、吉田所長は3号機でも炉心損傷が相当進み、大量に発生した水蒸気が水素とともに建屋内に漏れ、1号機と同様に水素爆発が発生することを恐れた。ウオータージェットで建屋の壁に穴を開けようと考えたが、困難だった。
14日午前11時1分、3号機原子炉建屋で水素爆発が発生。15日午前6時から同10分にかけ4号機原子炉建屋も爆発した。
5 3号機原子炉建屋爆発後、2号機圧力抑制プール圧力低下と4号機原子炉建屋爆発まで
14日午後0時半ごろには2号機の圧力抑制プールの水温、圧力が上昇の一途をたどり、破損が懸念された。官邸5階では細野豪志首相補佐官、班目委員長、東芝の技術者らが2号機の対応について意見交換した。班目委員長は吉田所長にベント前に早期に注水すべきだと意見した。発電所対策本部と本店は、班目委員長の意見に反してベントを急ぐべきだとの意見で一致した。だがベント弁の開操作がうまくいかず、午後4時過ぎに清水社長は吉田所長に対し、班目委員長の意見に従って、注水作業を行うよう指示した。
発電所対策本部と本店は午後6時22分の時点で2号機の燃料棒が全部露出したとの認識を確認した。午後7時57分にようやく2号機への連続注水が開始。吉田所長はこのままでは炉心溶融が進み、核燃料が溶け落ちて格納容器の壁も溶けて貫通し、放射性物質が外部にあふれ出すいわゆる「チャイナ・シンドローム」のような最悪の事態になりかねないと考えた。さらにそうなった場合1、3号機も作業ができなくなり、同じ事態に陥る。吉田所長は自らの死も覚悟したが、社員などの人命も守らなければならないと考え、必要な人員だけ残して原発敷地外に退避させようと判断した。
6 2号機圧力抑制プール圧力低下と4号機原子炉建屋爆発後(略)
7 原子炉格納容器外の爆発(略)
■ことば
◇原子力災害対策特別措置法
原子力災害から国民の生命や財産を保護することを目的に00年6月施行された。10条で一定の事故や故障が生じた場合の迅速な通報を事業者に義務づけている。原子炉内に注水できず冷却機能が喪失するような重大な緊急事態に至った場合は15条に基づき通報、首相が原子力緊急事態宣言を
◇ 毎日新聞 中間報告要旨 その2 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111227ddm010040021000c.html
5・原発外での事故対応
1 環境放射線モニタリング
地震と津波で、福島県が設置した24台のモニタリングポストのうち、23台が使用できなくなった。モニタリングカーでの計測は、12日早朝から開始。13日以降、県と文部科学省の職員がモニタリングカーを用いて空間線量率の測定、大気浮遊塵(じん)や土壌の採取を行った。しかし、地震で道路状況が悪化、初期活動は思うように進まなかった。
2 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)情報の活用と公表
政府の原災マニュアルでは、実用炉の事故の場合、保安院は緊急時対策支援システム(ERSS)を起動して放出源情報を把握し、文科省などに連絡することとしている。今回は、地震による外部電源喪失により、ERSSへのデータ送付ができなくなったため、放出源情報を基にしたSPEEDIによる放射性物質の拡散予測はできず、避難区域設定に活用することもできなかった。
3月11日午後4時49分、文科省の指示で原子力安全技術センターは原発から毎時1ベクレルの放出(単位量放出)があったと仮定し、気象データなどを用いて1時間ごとの放射性物質の拡散予測計算(定時計算)を開始した。
同センターは定時計算の結果を文科省、ERC、安全委員会、オフサイトセンター、福島県庁などに送付した。これらの組織は、実際の放射線量を示すものではないなどの理由から、具体的な措置の検討には活用せず、またそれを公表する発想もなかった。
3 住民の避難
福島県災対本部は原子力緊急事態宣言を受け、原発から半径2キロ圏内に避難指示を出すことを検討。佐藤雄平知事は11日午後8時50分、大熊、双葉両町に対し、指示を出した。
一方、班目委員長、平岡保安院次長、東電幹部が官邸5階に集められた。炉心損傷を避けるにはベントを行う必要があること、ベントを実施しても3キロを避難範囲とすれば十分であるなどの意見を踏まえ、3キロ範囲の避難、3~10キロの屋内退避の指示が決定された。
1号機の原子炉格納容器圧力が異常上昇し、12日未明、避難範囲の再検討が行われ、避難範囲を10キロに拡大することが決められた。
12日午後3時36分、1号機原子炉建屋で爆発が発生し、官邸5階で20キロの範囲で避難指示を出すことが決められた。同日午後8時32分、菅首相は国民へのメッセージを発表。枝野幸男官房長官は格納容器の爆発ではなく、放射性物質が大量に漏れ出すものではない旨説明した。
14日の3号機の爆発、15日の4号機原子炉建屋3階での火災などの後、原災本部は15日午前11時、県知事と関係自治体に20~30キロ圏内の居住者に屋内退避を指示した。
4 被ばくへの対応
東電幹部は、法令の定める線量限度を順守していては事故収束作業が難しくなると判断し、安全委員会や保安院に相談。3月14日午後、官邸で緊急作業時の線量限度を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げることが決められた。文科省の放射線審議会は同日深夜から翌日未明にかけメールで審議し、妥当と答申した。11月1日、限度を100ミリシーベルトに戻した。
従業員の被ばくを契機に、東電は5月2日、敷地全域を管理区域と同等の区域と定め、警報付きポケット線量計の携行などを義務づけた。
延べ人数で福島県人口の1割を超える20万人以上がスクリーニングを受け、102人が全身除染の対象になった。
安全委員会は、スクリーニングで一定レベルを超えた者に安定ヨウ素剤の服用を指示すべきだとするコメントをERCに送付した。しかし、現地対策本部には伝わらなかった。安全委員会は3月15日、避難範囲内の入院患者が避難する際に安定ヨウ素剤を投与すべきだとの助言を出し、ERCはこれを現地対策本部にファクスした。しかし、現地対策本部は福島県庁への移転作業中で、ファクスに気づいたのは同日夕方だった。
5 農畜水産物や空気・土壌・水の汚染
厚生労働省の担当者は食品対策の必要性を認識したが、原災法で一貫して行うのが適切と考え、同省所管の食品衛生法に基づく対応は考えていなかった。農水省は農産物の風評被害を防ぐためには被災地以外も含めて一般的な基準が必要と考え、3月16日に厚労省に、放射性物質に関する食品衛生法上の基準を設定するよう要望した。厚労省は、安全委員会が国内の原子力事故を想定して設定した飲食物摂取制限の指標をそのまま規制値として採用した。
19、20日に福島県の原乳、茨城県などのホウレンソウ、群馬県のかき菜から暫定規制値を超える放射性物質が検出されたことを受け、原災本部長はこれらの出荷制限を指示した。その後も出荷制限は続いた。
福島県は30日、現地対策本部に学校などの再開の基準を示してほしいと要望し、文科省は事故収束後の状況について国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた基準が年間1~20ミリシーベルトだったことから、その上限を基準とした。児童生徒が屋外にいる時間を1日8時間と仮定し、毎時3・8マイクロシーベルトを一つの目安とした。5月12日以降、毎時3・8マイクロシーベルト以上が測定された学校はない。
6 汚染水の発生・処理
4月2日午前10時ごろ、2号機取水口付近の電源ケーブルを収めるピット内に表面線量が毎時1000ミリシーベルトを超える高濃度汚染水が滞留し、ピット脇のコンクリートの亀裂から海洋に汚染水が流出しているのを作業員が発見した。
東電は汚染水の貯蔵スペース確保のため、4月2日から集中廃棄物処理施設の水を4号機タービン建屋に移送していたが、4日朝に隣接する3号機タービン建屋立て坑内の汚染水水位が急上昇したため中止。これとは別に5、6号機の建屋内に地下水が浸水し、重要な電気機器が健全性を失う恐れがあった。東電本店で保安院、安全委員会、東電の職員は集中廃棄物処理施設の水などを海洋に放出するための事務手続きを開始。同日午後3時までに菅首相、枝野官房長官、海江田経産相の了解を得た。
その後、東電と現地対策本部は関係する自治体、漁業協同組合連合会等に海洋放出について連絡した。事務作業開始から菅首相の了解を得るまでの間、外務省や農水省などの国内関係機関、国際原子力機関(IAEA)、各国に海洋放出予定を伝えていなかった。
7 放射性物質の総放出量の推定と国際原子力事象評価尺度(INES)
保安院は原子炉の状態を解析するプログラムを用い、1~3号機から大気中に放出された放射性物質の総量をヨウ素換算値で77万テラベクレルと推計、6月6日に公表した。安全委員会はモニタリング結果等を用いて総量を推計し、ヨウ素換算値で57万テラベクレルとなった。
保安院原子力防災課原子力事故故障対策・防災広報室長は3月11日、IAEAに「レベル3」と評価した旨報告した。翌12日、IAEAに「レベル4」と報告。12日の1号機爆発に加え、14日の3号機建屋の水素爆発、15日の敷地内の放射線量の急上昇などを総合し、18日に「レベル5」と判断した。
4月12日、深野弘行・保安院原子力災害特別対策監と広瀬研吉・内閣府参与は菅首相に、暫定INES評価が「レベル7」になる旨説明した。
8 国民への情報提供の問題
保安院の中村幸一郎審議官は12日午後2時の記者会見前、寺坂保安院長に敷地内の放射線量が高くなっていることなどから、炉心溶融の可能性が高い旨報告した。寺坂保安院長は「事実がそうなら、そのように言うしかない」と告げた。中村審議官は記者会見で「炉心溶融の可能性がある。炉心溶融がほぼ進んでいるのではないだろうか」と説明した。
この後、寺坂保安院長は官邸で発表に対する懸念の声があったとの情報を受け、発表前に官邸の了解を得るよう広報担当者に指示。他の審議官を介して中村審議官に、発言に注意するよう指示した。
中村審議官は同日午後5時50分の記者会見まで担当したが、その後、院長に交代を申し出て、野口哲男首席統括安全審査官に交代。野口審査官は午後9時半の記者会見で「炉心が破損している可能性はかなり高いが、正確には分からない」と説明し、炉心溶融という表現を使わなかった。
政府は事故後、放射線の人体への影響に関し、たびたび「直ちに影響を及ぼすものではない」と説明した。この表現については、「人体への影響を心配する必要はない」と理解する者と、「直ちに影響はないが、長期的には影響がある」と理解する者があり得る。いずれの意味で用いているのかが必ずしも明らかでなく、踏み込んだ説明もなかった。
9 国外への情報提供の問題
東電は4月4日、比較的汚染度の低い滞留水を海洋に放出することとしたが、事務作業に関与した保安院職員の中で諸外国への通報の必要性を認識、指摘した者はなく、決定後の記者会見を見ていた職員がIAEAに電子メールで連絡した。外務省が全外交団に電子メールやファクスで伝えたのは、放出開始後だった。
10 諸外国、IAEAとの連携(略)
6・事故予防と拡大防止
1 原子力施設に対する安全規制(略)
2 地震対策
東電は06年9月の耐震設計審査指針改定後、基準地震動を算出し、原子炉建屋や安全上重要な機器・配管系について、耐震安全性が確保されていると判断した。保安院、安全委も妥当と判断した。
3 津波対策
土木学会が02年に「原発の津波評価技術」を公表。過去の津波の痕跡などから津波を起こす地震のモデルを想定し、想定津波を選ぶ設計津波水位の評価方法が示された。評価技術に基づき、東電は福島第1の6号機の非常用ディーゼル発電機、海水ポンプの電動機のかさ上げなどを実施、保安院に報告したが、特段の指導はなかった。
その後、安全委員会が耐震指針検討分科会を設置したが、津波や海岸工学の専門家は含まれなかった。保安院は指針改定を受け、新耐震指針に照らした評価手法(バックチェックルール)を策定、各電力会社に実施を求めた。その津波の評価手法は、土木学会の津波評価技術と酷似したもので、津波評価技術が公表された02年以降に明らかになった新知見について、保安院は体系的な調査、検証作業をしなかった。
東電は、バックチェック指示を受け、福島第1、第2原発の作業を進めたが、国の地震調査研究推進本部(推本)が02年に示した「1896年の明治三陸地震と同様の地震は、三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの領域内のどこでも発生する可能性がある」という知見の取り扱いが問題となった。08年2月ごろ有識者の意見を求め、遅くとも同年5月下旬から6月上旬までに、最大で福島第1敷地南部で15・7メートルという想定波高の数値を得た。この波高を知った吉田昌郎原子力設備管理部長の指示で、武藤栄原子力・立地副本部長らへの説明と社内検討が始まった。同年7月31日、武藤副本部長、吉田部長に、防潮堤の設置で津波の遡上水位を1~2メートル程度低減できるが、数百億円規模の費用と約4年が必要と説明があった。
武藤副本部長と吉田部長は「示されているような津波は実際は来ない」と考えていた。推本の長期評価の取り扱いは評価方法が確定しておらず、ただちに設計に反映させるレベルのものではないことなどを東電の方針として決定した。東電は同年10月ごろ、有識者らを訪ね、社内検討結果の理解を求めたところ、特段否定的な意見は聞かれなかった。その一人の佐竹健治・東京大地震研究所教授は、869年の貞観地震のシミュレーションの論文を渡し、それに基づいて東電が波高を試算したところ、福島第1で最大9・2メートル、第2で同8メートルという結果を得た。
吉田部長は、佐竹論文に基づき試算された波高の津波も実際は来ないと考えていたものの、土木学会に検討を依頼することにした。また福島県沿岸での津波堆積(たいせき)物調査も決めた。09年12月~10年3月、福島県沿岸で津波堆積物調査をした結果、貞観地震津波の堆積物が福島第1より10キロ北の南相馬市などで発見された。
東電はその後、必要となるかもしれない津波対策の内容を、いわば頭の体操的に検討した。しかし、当時の小森明生原子力・立地副本部長には報告されていなかった。
東電が提出した福島第1の5号機、第2の4号機の耐震安全性評価の中間報告書に対する評価について、09年6月、7月に経済産業省総合資源エネルギー調査会のワーキンググループで、委員から貞観地震津波を考慮すべきだとの意見が出された。この指摘を受け、保安院の審査官が同年8月上旬ごろ、東電に説明を要請した。東電の担当者は吉田部長に相談し、従来の東電の方針と佐竹論文に基づく試算の波高を説明する意向を述べたところ、吉田部長は波高は説明不要と指示した。
保安院の審査官は波高が8メートル台ならば、ポンプの電動機が水没して原子炉の冷却機能が失われることを認識した。だが、保安院の室長らは対策工事を講じるよう要求したりせず、上司の森山善範審議官にも報告しなかった。
森山審議官は10年3月、部下から「貞観地震津波は簡単な計算でも敷地高は超える結果になっている。防潮堤を造るなどの対策が必要になると思う」と報告を受けた。しかし、具体的な波高を確認せず、ワーキンググループで議論してもらうこともしなかった。
保安院は11年2月22日、文科省から、推本の長期評価で貞観地震に関する最近の知見も踏まえた改定を同年4月ごろに予定しているとの情報を得た。同日に東電に連絡し、福島第1、第2の津波対策の現状について説明を要請した。
11年3月7日、保安院で東電は文科省に、改定案ついて「貞観地震の震源はまだ特定できていないと読めるようにしてほしい。貞観地震が繰り返し発生しているようにも読めるので、表現を工夫してほしい」と要請したことを説明した。保安院の室長らはこのヒアリングの内容を上司に報告しなかった。
4 シビアアクシデント対策
シビアアクシデントの一つに全交流電源喪失(SBO)がある。米スリーマイル島原発事故を踏まえ、原発の安全設計審査指針を全面改定し、「原子炉施設は、短時間の全交流動力電源喪失に対して、原子炉を安全に停止し、かつ、停止後の冷却を確保できる設計であること」とした。安全委員会の検討では、外的事象(地震、洪水などの自然災害)によるSBOの可能性は論じられていない。
安全委員会や通商産業省は、シビアアクシデント対策を国内に導入するにあたり、規制要求にすると、現行規制の不備、欠陥を意味することになり、過去の説明と矛盾が生じるのではないかとの議論があった。しかしアクシデントマネジメントが重要であることが国際的に広く認識され、各国で採択され始めていた。このため、安全委と通産省は、規制ではなく、事業者が主体となって更なる安全を確保するとして整備を進めることとなった。
また、通産省が92年7月に出したアクシデントマネジメントの整備に関する通達は、事業者側と文言調整がされたとの供述が得られている。同様に、通産省で「シビアアクシデント」「過酷事故」という言葉が嫌われたとの供述もある。東電関係者へのヒアリングでは、地震に対するアクシデントマネジメントの難しさを考え、通達に明示的に書かないよう調整したとの供述が得られている。
東電は02年5月までに福島第1、第2のアクシデントマネジメントを整備し、保安院に報告。外的事象は対象外とされていた。東電が、想定を超えた自然災害が発生した場合のシビアアクシデントへの対策を検討することまではしていなかった理由について、武藤栄顧問、小森明生常務、吉田昌郎福島第1原発所長をはじめとする幹部らは、皆一様に「対処を考えたことはなかった」と述べ、「想定すべき外部事象は無数にあるので、想定し始めるときりがない」と述べた幹部もいた。吉田所長は「新潟県中越沖地震の際、柏崎刈羽原発で事態を収束させることができたことから、設計が正しかったという評価になってしまった」と述べた。
5 津波対策・シビアアクシデント対策についての基本的な考え方(略)
6 複合災害時の原子力災害対応
保安院は09年4月、「複合災害時の原子力防災マニュアルの作成上の留意事項の素案」を、総合資源エネルギー調査会小委員会に提出した。しかし素案は、複合災害が発生する蓋然(がいぜん)性は極めて低く、現在の防災体制を基本に対策を検討することが合理的との結論を示した。地方などからも、複合災害対策の策定は大規模自然災害が原子力災害を引き起こすとの誤解を招く懸念がある、と策定自体に批判的な意見が寄せられた。保安院は10年10月、自然災害が原子力災害を引き起こす可能性はほぼゼロに等しいと判断、複合災害対策も現行に沿って取り組むという方針を決めた。
今回の事故は、地震によって発生した津波等により原子炉を冷却する装置が使用できなくなるなど、プラント自体が壊滅的な打撃を受けたのみならず、事故発生後の対応でも、地震・津波が原因となって人手不足や通信・交通インフラに障害が起き、事故対応、避難措置に困難が生じた。原子力災害と同時に自然災害が発生する事態を想定していなかったためと考えられる。
7 原子力安全・保安院の規制当局としてのあり方
今回の災害で、保安院は情報収集機能を適切に果たせず、事故の初期段階に、官邸や関係省庁が求める情報を適時適切に提供できず、福島第1の状況についても十分な説明ができなかった。
保安院は、情報の収集・把握のハブとしての役割を果たす自覚と問題意識に欠けていた。
官邸やERCにいた者が現場の作業状況を把握できず、ベントの実施について現場との認識の共有が十分できていなかったため、菅首相の福島第1原発訪問などの国側の対応に影響を与えた。
保安院が役割を果たせなかった背景には、全電源喪失という非常事態での現場の対処や具体的な知識・知見を十分に持っていなかったという事情があるのではないか。
原子力保安検査官は、3月12日午前5時ごろにオフサイトセンターに退避した。この時期は1号機格納容器の圧力が異常に高い状態が続くなど現場の状況確認の必要は極めて高い状況が続いていた。この時期に保安検査官が退避するという判断が適切であったかは甚だ疑問が残る。非常事態に国として事故対処を担うべき自覚に欠けたのではないか。
現地対策本部が実施したモニタリング結果について、保安院は一部しか公表せず、ほとんどが公表されたのは6月3日になってからだった。SPEEDI情報も、広報の要否について踏み込んだ検討を加えず、ERCは公表しなかった。保安院は、非常時において情報を確実に管理し、必要性があるものについては確実に公表することの重要性について、組織全体に徹底していなかった。
8 原子力安全委員会のあり方
原発の地震・津波対策のための指針の策定が十分かつ迅速であったかについて今後も検証を続ける必要がある
◇ 毎日新聞 中間報告要旨 その3 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111227ddm010040022000c.html
7・考察と提言
1 はじめに(略)
2 今回の事故と調査・検証から判明した問題点
(1)オフサイトセンターが機能不全に陥り、関係組織の連携が不十分だった。
(2)福島第1に設置された対策本部や東京電力本店の対策本部が、役割を十分に果たせず、1号機のICの作動状況の誤認や3号機への代替注水に不手際が生じた。
(3)モニタリングシステムやSPEEDIが機能を果たさず、実効性のある避難計画の策定や避難訓練が行われず、政府による避難指示をめぐり現場が混乱した。
(4)想定を大きく上回る津波を考慮した津波対策、シビアアクシデント対策が取られていなかった。
3 政府機関の対応の問題点
政府は、オフサイトセンターが放射能汚染に十分配慮していなかったことにより使用不能に陥ったことを踏まえ、大規模災害でも機能を維持できるオフサイトセンターとなるよう、速やかに適切な整備をする必要がある。
原災本部の置かれた官邸5階と地下の緊急参集チームとのコミュニケーションが不十分で、事故発生直後の情報の入手・伝達ルートが確立されず、国民への情報提供も含め大きな課題を残した。既存のマニュアルや想定されていた組織が十分に機能しなかった。
4 事故後の対応の問題点
訓練、検査も含めてICの作動を経験した者は原発内にいなかった。原子力事業者として極めて不適切であったというしかない。
3号機のHPCIが13日午前2時42分ごろに手動停止され、結果的に13日午前9時25分まで代替注水が実施されなかったことは、極めて遺憾。
全電源喪失から1日以上たった13日未明には、3号機のHPCIなどの作動に必要なバッテリーの枯渇を、福島第1関係者は懸念してしかるべきだった。そうした懸念があれば、消防車を利用した早期の代替注水も可能だった。より早い段階で原子炉の減圧、代替注水作業をしていた場合、爆発を防止できたかについては、現時点で評価することは困難だ。仮により早い段階で減圧ができ、消防車による代替注水が順調に進んでいれば、炉心損傷の進行を緩和し、放出された放射性物質の量も少なくなった可能性がある。
5 被害拡大防止対策の問題点
関係機関がモニタリング結果の公表に積極的に取り組まなかったのは、住民の命と尊厳を重視する立場に立って、データ公表の重要性を考える意識が希薄だったためと考えられる。
関係機関はモニタリングシステムに関して、(1)モニタリングシステムが機能不全に陥らないよう、さまざまな事象を想定して設計するとともに、複合災害の場合も想定して機能が損なわれない対策を講じる(2)システムの機能・重要性について、関係機関や職員の認識を深めるため研究の機会を充実させる--などの対策を講じる必要がある。
また、被害拡大を防止し、国民の納得できる有効な情報を迅速に提供できるよう、SPEEDIシステムの運用改善を講じ、複合要因に対してもシステムの機能が損なわれることのないように、ハード面でも強化策が講じられる必要がある。
避難指示決定にあたり、文科省の関係者が(避難指示を決定した)官邸5階に常駐した形跡はなく、SPEEDIの知見が生かされることはなかった。SPEEDIの存在が前提にあれば、ベント措置と避難の方向等について、異なった議論がされた可能性がある。
国による避難指示は、対象区域すべてに迅速に届かなかったばかりか、内容も「ともかく逃げろ」というだけに等しく、きめ細かさに欠けていた。被害の拡大防止という視点から、こうした事態に対して備えるべきことは、(1)重大な原発事故が発生した場合、放射性物質の拡大の傾向、被ばくの健康被害について、住民の啓発活動をする(2)自治体は原発事故の特異さを考慮した避難態勢を準備し、訓練を定期的に実施する(3)避難では数千から数万人規模の住民の移動が必要になる場合があることも念頭に、交通手段の確保、避難場所の確保、水食糧の確保などについて具体的な計画を立てる(4)対策を市町村任せにするのではなく県や国も積極的に関与していく必要がある--などだ。
炉心状態や3号機の危機的状態に関する情報提供方法、放射線の人体への影響について、「直ちに人体に影響を及ぼすものではない」といった分かりにくい説明が繰り返された。どのような事情があったにせよ、急ぐべき情報の伝達や公表が遅れたり、プレス発表を控えたり、説明をあいまいにしたりする傾向が見られたことは、非常災害時のリスクコミュニケーションのあり方として決して適切なものであったとはいえない。
6 不適切だった事前の津波・シビアアクシデント対策
一部研究者の間には、原子炉圧力容器・格納容器・重要な配管類の一部が、地震により破壊されたのではないかとの指摘もある。当委員会のこれまでの調査では、そうした事実は確認できていない。
安全委が01年に耐震設計審査指針の改定に着手したが、分科会委員に津波の専門家はいなかった。
東京電力は08年に津波対策を見直す契機があったが、その見直しはされず、今回の事故を防ぐことができなかった。シビアアクシデント対策は、事業者の自主保安にゆだねれば済むのではなく、規制関係機関が検討のうえ、法令要求事項とすべきものであることを改めて示したのが今回の事故だった。東電が津波に対して事前のアクシデントマネジメントを整備していなかったことは、極めて大きな問題点の一つだった。
7 なぜ津波・シビアアクシデント対策は十分ではなかったのか
原発の安全確保は、電力事業者の自主保安を前提とせざるを得ない一方、電力事業者による安全対策が適切であるとも限らない。自主保安には限界がある。保安院は、続発したトラブルへの対応に追われ、長期的な組織運営の検討ができず、職員の専門技術向上に取り組めなかった。安全委員会も人的態勢が十分とはいえなかった。
シビアアクシデント対策を規制要求にすると、論理的には現行の規制に不備があることになってしまい、説明に矛盾が生じるとの懸念があったと考えられる。より安全性を高めるための改良を加えようとすると、過去を否定することと受け取られるというパラドックスが生じている。絶対安全が存在しないことを認め、リスクと向き合って生きることは容易ではない。しかし、伝えることの難しいリスク情報を提示し、合理的な選択ができるような社会に近づく努力が必要ではないか。
8 原子力安全規制機関のあり方
政府は保安院を経産省から分離し、安全委の機能も統合して、環境省の外局「原子力安全庁」(仮称)とし、12年4月に発足を目指している。原子力安全規制機関は、原子力安全関連の意思決定を実効的に独立して行うことができ、意思決定に不当な影響を及ぼす可能性のある組織から機能面で分離されていなければならない。このような独立性と透明性を確保することが必要だ。同時に、国民への原子力安全についての説明責任を持たせることが必要である。
9 小括
事故の発生、その後の対応について生じた問題の多くは、(1)津波によるシビアアクシデント対策が欠如したこと(2)原子力事故が複合災害として発生するという視点が欠如したこと(3)原子力災害を全体的に見る視点が欠如していたこと--の三つが大きく影響していると考える。
10 おわりに
事故後、関係者から相次いだ「想定外」という言葉に、多くの国民は責任逃れの発言との印象を持った。「想定する」とは考える範囲と考えない範囲を決め、境界を設定することである。境界がどのようにして決まったかを明らかにしなければ、事故原因の真の要因の摘出はできない。
大事なことは、なぜ「想定外」が起こったかである。関係者は原子力が人間が制御できない可能性がある技術であることを、国民に明らかにせずに物事を考えようとした。端的に表れているのが「原子力は安全である」という言葉だ。そう言ったときから、原子力の危険な部分について考えるのが難しくなる。
何かを計画、実行するとき、想定自体は必要だが、想定以外のことがあり得ることを認識すべきである。
Posted by 大沼安史 at 08:31 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕スイス気象台によると、本日(27日、火曜日)も、引き続き西風にあおられ、太平洋沖に流れる。
Posted by 大沼安史 at 07:57 午前 | Permalink
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2011-12-26
[フクシマ・NEWS] 海外から「フクイチ耐震偽装」が指摘される中、東電の対処能力に問題=政府内の意思疎通足りず―原発事故で中間報告・政府事故調 /地震による大規模配管破断「確認できず」/「吉田昌郎所長ら発電所幹部が電源喪失後も長時間ICが動いていたと誤信したことが事態悪化につながった」
時事通信 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000075-jij-soci
◎ 東電の対処能力&政府内の意思疎通……これが政府事故調の中間的な結論?!
おまけに、地震で大規模破断「確認できず」だと? 海外からフクイチの「耐震偽装」さえ指摘されているのに……
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-ebb1.html
今回の中間報告で「政府事故調」の無能ぶりが明らかになった。
「国会事故調」は、米国の調査報道ジャーナリスト、グレグ・パラスト氏に協力を求め、氏が持っている「フクイチ耐震偽装」の証拠を全開示してもらったらいい!
◇ 時事通信の報道を歴史的資料として、以下に、記録しておこう。
◇
東京電力福島第1原発事故で、政府の事故調査検証委員会(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は26日、東電が津波に十分な備えをせず、事故時の対処能力に問題があったとする中間報告書を公表した。政府の初動対応についても首相官邸内のコミュニケーション不足などを指摘した。さらに調査を進め、来年夏までに最終報告をまとめる。
中間報告は7章構成で507ページ。官邸や経済産業省原子力安全・保安院を中心とした政府の対応、原発内での事故の進展と対応に加え、事故前の津波対策や過酷事故(シビアアクシデント)対策などを検証し、現時点で判明した事実に基づいて問題点を指摘した。
事故については、津波到達前の地震による大規模な配管破断などは確認できないとした上で、主に1、3号機の緊急冷却装置をめぐる対応を取り上げた。1号機では非常用復水器(IC)の基本的動作を東電技術陣の誰も知らず、吉田昌郎所長(当時)ら発電所幹部が電源喪失後も長時間ICが動いていたと誤信したことが事態悪化につながったとした。
運転員が高圧注水系(HPCI)を停止させた3号機でも、バッテリー枯渇の可能性が過小評価され、代替注水の準備が遅れたとし、停止の判断も幹部の指示を仰がなかったとした。
政府の対応では、官邸地下の危機管理センターと菅直人前首相らが意思決定していた5階との間で、意思疎通が十分に図れていなかったと指摘。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果や炉心溶融(メルトダウン)の公表の仕方など、情報公開の遅れや説明を曖昧にする傾向があったと批判した。
Posted by 大沼安史 at 06:04 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 自民党の衆院議員の令息で元・日経記者=現・民主党衆院議員の近藤洋介氏が12・19 新橋駅前 街頭演説で、聴衆からのブーイングに「これはほとんど仕込みだな」発言
Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 世田谷でストロンチウム 3・15に検出 東京都 これまで発表せず、事実をひた隠し
読売新聞 → http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111226-OYT1T00825.htm
◎ 読売の記事では「同区(世田谷区)の都立産業技術研究センター」で大気を採取――と出ているが、同センターの本部、支所、テクノプラザとも、世田谷区にはない。
→ http://www.iri-tokyo.jp/
同センターのスタッフが3月15日に世田谷区に出向き、採取した大気からストロンチムが出た、ということだろう。それをこれまで隠していた!
同センターはおそらく、世田谷に限らず、都内各所で、ストロンチウムなど放射性物質の検出を続けていたはず。
隠されたデータはまだまだあるに違いない!
◇
東京都世田谷区で今年3月に採取された大気中から、東京電力福島第一原子力発電所の事故で飛散したとみられる放射性物質のストロンチウム89が検出されたことが26日、都への取材でわかった。
文部科学省によると、ストロンチウム89が検出されるのは関東地方では初めて。
都は3月15日に同区の都立産業技術研究センターで大気を採取し、浮遊物質の詳細検査を実施。その結果、1立方メートルあたり0・1ベクレルの微量のストロンチウム89を検出したという。ストロンチウム89は半減期が50日と短いため、原発事故由来とみられる。半減期が約30年のストロンチウム90は、すでに都内や横浜市で微量ながら検出されていた。ストロンチウムは体内に取り込まれると骨に蓄積されやすい……
Posted by 大沼安史 at 04:36 午後 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 内閣府原子力委員長の「最悪のシナリオ」と最初の「警告メール」
梶村さんは中央ヨーロッパ時間の3月11日19時19分(日本時間12日02時19分)、以下のような警告メールを日本に向かって発信していた。
………………………………………………
From:
Subject: 放射能漏れの場合/子供と母親の疎開
Date: 2011年3月11日 19:19:22:GMT+01:00
To:
梶村です。
(緊急時のため複数の投稿をご容赦下さい)
福島原発の一基がいよいよ危なくなっています。原子炉爆発を回避するために
放射性物質を意図的に外気に出すことを検討しています:
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=995
風向きにも寄りますが汚染は不可避ですし、炉心溶融が急速に進むと予想できない事態になります。
ここ24時間が危ないでしょう。
あわてることは禁物ですが、その場合は、近くのひとはもちろん、東京近郊でお住まいの方は、子供と母親はできるだけ遠くに疎開させることを準備された方が良いでしょう。子供の被曝は悲惨です。
関西は比較的安全でしょう。
………………………………………………
この時、日本政府は何をしていたのか? 何の警告も発していなかった!
そして、今月24日の毎日新聞によれば、「事故から2週間後の3月25日、菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が作成し、菅氏に提出していた」。
梶村さんは、こう書いている。
「つまり、提出されてから9ヶ月を経てようやく報道されたことになります。20頁あるとされるこの原資料の即時公表が望まれます。
「日本の原子力政策の中枢が事故当初より、このようなシナリオを持っていたことは、専門家としては至極当然のことです。原子力村の隠蔽の本質(体質ではない)をよく知っているわたしなどは「何をいまごろになって、こっそり出して」と、彼らの姑息極まる犯罪的本質にむしずが走り、この「原発中毒」連中がいまだに政府の原発政策中枢に居座り続けて事態の矮小化に励んでいることに呆れ返り、危機感がつのるばかりです」……
梶村さんのベルリン通信は、日本の原子力ムラの悪を映し出す鏡(シュピーゲル)である。
新年もよろしくお願いします!
Posted by 大沼安史 at 02:11 午後 | Permalink
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〔フクシマ・新聞社説〕 放射能「新」基準 食の安全を直ちに確保すべき (読売新聞社説と対比)
緩すぎる暫定規制値を9ヶ月も放置している政府は異常。マスコミは国民に真実を知らせるべきた。
(安心のための基準がかえって不安をあおることにならないか。政府は、慎重に対応すべきだ。)
厚生労働省が、食品中に含まれる放射性セシウムの新たな規制値案をまとめた。政府内で調整後に、来年4月の導入を目指している。
(※厚生労働省が、食品中に含まれる放射性セシウムの新たな規制値案をまとめた。政府内で調整後に、来年4月の導入を目指している。
)
今は、東京電力福島第一原子力発電所の事故直後に定められた「暫定規制値」を食品の安全確認の目安としている。新たな規制値案は、これよりは厳しい。
(今は、東京電力福島第一原子力発電所の事故直後に定められた「暫定規制値」を食品の安全確認の目安としている。新たな規制値案は、これより大幅に厳しい。)
例えば、粉ミルクなどの「乳児用食品」や「牛乳」は、暫定規制値の4分の1である1キロ・グラム当たり50ベクレルだ。その他の一般食品は5分の1の同100ベクレル、飲料水は20分の1の同10ベクレルとなる。
(例えば、粉ミルクなどの「乳児用食品」や「牛乳」は、暫定規制値の4分の1である1キロ・グラム当たり50ベクレルだ。その他の一般食品は5分の1の同100ベクレル、飲料水は20分の1の同10ベクレルとなる。)
厚労省は、規制値を厳格化するのは「安心確保」のためと説明している。具体的には、食品を通じた「内部被曝(ひばく)」のリスクが今の5分の1以下になるという。
(※厚労省は、規制値を厳格化するのは「安心確保」のためと説明している。具体的には、食品を通じた「内部被曝(ひばく)」のリスクが今の5分の1以下になるという。)
導入後は、これに基づき出荷停止などが判断される。
(※導入後は、これに基づき出荷停止などが判断される。)
しかし、緩すぎる規制値を緩い規制値に変更することで社会不安が収まるとは思えない。放射線被ばくによるリスクに追加して、政府マスコミのリスク管理能力の無さによるストレスも注意深く見守る必要があろう。
(しかし、規制値を厳しくすることで社会不安が高まるリスクも注意深く見極める必要があろう。)
暫定規制値は非常識に「危険」だが、新規制値では「超過」と判定される例がさらに増えると想定される。出荷停止がだらだらと続発するのは確実だ。安全宣言を出した福島のコメから暫定規制値超が続出している例を出すまでもない。
(暫定規制値で十分「安全」の範囲なのに、新規制値で「超過」と判定される例が想定される。出荷停止が続発しはしないか)
現行の暫定規制値は、欧米の”輸入”規制値の2分の1から4分の1程度と汚染国の国内基準としては緩すぎる。実際に健康被害が発生しているウクライナやベラルーシと比較すると非常識に緩い。
(現行の暫定規制値も、欧米の規制値の2分の1から4分の1程度と厳格だ。)
だからわたしや市民団体の多くは、暫定規制値を信じない。”数値”が不明な食品を口にするのは「危険」の域に入る、と「解説」してきた経緯がある。健康被害を小さくするためには、1キログラムあたり5ベクレル程度の一律の規制が必要だ。もちろん、給食や乳児食などの子ども向けの食品は”ゼロ”を目指すべきだ。
(だから政府や専門家の多くは、規制値を多少超えた食品を口にしても、「危険」の域に入るのではなく心配は無用、と「解説」してきた経緯がある。)
厚労省は、新規制値導入に際して関係自治体、業界にも理解と協力を求める方針だ。食品によっては、新規制値の適用時期を遅らせる「経過措置」を検討する。遅すぎる”暫定”規制値の見直しと併せて、先送り体質は健在だ。
(厚労省は、新規制値導入に際して関係自治体、業界にも理解と協力を求める方針だ。食品によっては、新規制値の適用時期を遅らせる「経過措置」も検討する。)
新規制値に対応するには、微量のセシウムも測れる精密測定装置が要る。9ヶ月も経過した現在、準備できない企業・業界は衰退して当然といえるだろう。規制切り替えは直ちに進めるべきだ。
(新規制値に対応するには、微量のセシウムも測れる精密測定装置が要るが、直ちに準備できない業界もあるだろう。規制切り替えは時間をかけて進めるべきだ。)
新規制値を検討するに当たり、厚労省は様々な食品にセシウムがどの程度含まれているか、抜き取り調査をしている。
(※新規制値を検討するに当たり、厚労省は様々な食品にセシウムがどの程度含まれているか、抜き取り調査をしている。)
調査によれば、全国で、暫定規制値を超えた食品は全体の1%未満に過ぎない。直ちに新規制値を適用しても問題はない。暫定規制値を超過した食品は原則、流通しない。と言いながら流通してしまっている現実は政府や農業団体・流通業者の怠慢だ。セシウム汚染ミルクを発見したのは市民測定所だっとことは記憶に新しい。
(調査によれば、全国で、暫定規制値を超えた食品は全体の1%未満に過ぎない。暫定規制値を超過した食品は原則、流通しない。)
それ以下の食品では検出例は減る傾向にはある。放射性物質の特質として、セシウム量が1年後に大幅に減ることはあり得ない。
(それ以下の食品でも検出例は減る傾向にある。放射性物質の特質として、セシウム量が1年後に大幅に減ることも考慮したい。)
こうした状況を国民に丁寧に説明し、食の安全への正しい理解を広めることが、まず重要だ。流通過程での安全確認も、至急に構築する必要がある。また、政府・自治体や業界の無策は明らかであり、市民による測定が必要と言わざるを得ない。国際基準(ICRP Pub.111)に従って、測定手段を提供するのも政府の責任だ。
(こうした状況を国民に丁寧に説明し、食の安全への正しい理解を広めることが、まず重要だ。流通過程での安全確認も、確実に継続しなければならない。)
(2011年12月24日 日刊いるかちゃん)
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〔12月26日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:02 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ノート〕 日本の母たち 「新しい社会」の出産を宣言!
英紙ガーディアン(電子版)は22日、「日本の母は反原発も立ち上がる(Japanese mothers rise up against nuclear power)」と題するIPS通信の記事を転載した。
→ http://www.guardian.co.uk/environment/2011/dec/22/japanese-mothers-rise-nuclear-power?newsfeed=true
#
そこに、注目すべき、次のような指摘があった。
日本における市民運動で女性たちが指導性を発揮していることは、前例のないことである。
The leadership of women in civic movements is also unprecedented. Mothers have been leading the demonstrations, with many of them coming out for the first time to gain sympathy and support for their campaign to prevent exposing children to the dangers of radiation.
#
過去に「米騒動」の前例はあるが、たしかに日本の戦後において、これだけ女性が運動の全面に出たことは今回が初めてだ。
#
記事のなかで、「原発いらない 福島の女たち」の椎名千恵子さんによる、以下のような言明が紹介されている。
「私たち抗議は日本社会の新たな誕生の達成を目指しています」「人々の生活を守ることより経済成長を優先する政府のやり方を変える必要があります
"Our protests are aimed at achieving a rebirth in Japanese society," said Chieko Shina, a participant, and a grandmother from Fukushima. "There is a need to change the way the authorities have run the country by putting economic growth ahead of protecting the lives of people."
#
「日本社会の新たな誕生の達成(achieving a rebirth in Japanese societ)」を目指す、と「フクシマの女たち」は言っている!
これは凄いことだ。
つまりは、私たち女が「新しい日本」を産み出します、との「出産宣言」しているわけだから!
#
間もなく、新しい年が開ける。
新年1月の11日――1・11で、3・11から「10ヵ月」になる。
Posted by 大沼安史 at 11:56 午前 | Permalink
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〔浪江発・ツイッター〕 化粧をしたら、痛みが出る/遺伝子が6~7個ほど壊れていた/取材者、来年は海外からが続々来るらしい/南東から相変わらず放出しっぱなしのフレッシュな放射性物質が流れてきてるさぁ/これじゃ皆が検知せず、安全ですで終わりだね/心の貧しい国民は、癒しやお笑いで心を埋めるしかない
◎杉本祐子さん @ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅
実は耳なしウサギのママなのだ。阿武隈高原の1万5千坪を20年開拓して住んでいる。10月になって役場から避難要請があったが、泥棒が増えたので舞い戻ってきたのだ。悪しき者には天誅をと、縁者の将門にお願いしている今日この頃だ。
# 先日のKBSの人と猫飯さんは飯舘村の草野の100μ超えの土も見たそうで、その後目が痛くなったそうだ。今日の知人の友人が白血病になったそうで、私同様に顔がガビガビになった人もいるとか。幸い私の顔は綺麗になったけど、9ヶ月ぶりに化粧をしたら、痛みが出る。完治ではなさそうだ。ガクッ。12月23日
# 昨日来訪の郡山の人は4月に指や足先や肘が痛くなり、7月からは腹部に吹き出物が。先日飯舘に行ったら背中にも出たと、見せてもらった。KBSの2人は1週間そこらの滞在で、本国で検査をしたら、遺伝子が6~7個ほど壊れていたそうな。皆身体が痒くなり、目が痛んだそうだし、取材も大変だね。10時間前
# この5月からの取材者は30人を超えた。来年は海外からが続々来るらしい。先日の電話取材の雑誌社は、最後に取材費は届きましたか?と。何処からも一銭も貰っていませんよと言ったけど、カマかけたんだろうねぇ。コーヒーを飲ませたりしてるけど、手土産は必ずじゃなかったしなぁ。嫌な詮索だね。
# 武士は食わねど高楊枝で生きてきたけどさ、さすがに生活費が無くなってきたぞ。スタッフが東電に請求を出したから、本当に払うかどうかを確認してから、請求書を書くとしようか。一時仮払い金だけだから、他からの支援がなかったら、とっくに飢え死にしているわぃ。他で同じ商売はできないしねぇ。
# おやっ、火が消えそうだ。で、薪を2本投入。セシウムが放出されるって?けっ、南東から相変わらず放出しっぱなしのフレッシュな放射性物質が流れてきてるさぁ。毎日数値が違うってぇのは地面からの数値じゃないということ。お陰で寝室が0.6~1.1もあるんだぞ。4月よりも濃くなってるんだぞ。
# 福島県知事が放医研に丸投げした、検査費用の600億とやらで、こんな程度の検査かよ。高橋先生が言ってたとおり、南相馬のWBCとの検査数値が、放医研は低すぎて駄目なのがよく解った。これじゃ皆が検知せず、安全ですで終わりだね。それが政府の狙いなんだろうねぇ。補償を無くすための捏造さ。1時間前
# 中国や北朝鮮の悪口は言えぬほど、日本人の精神も劣化してるのか。どこだよそんな鋼材作ったの。泊原発建屋は海砂使用のコンクリートで鉄筋がボロボロでヒビだらけだけど。まぁ、福一の事故の処置を見たって、素人ばっかりで。技術は皆海外へ。心の貧しい国民は、癒しやお笑いで心を埋めるしかない。1時間前
Posted by 大沼安史 at 11:19 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログNEWS〕 東京の下水からまだヨウ素検出
「黄金の金玉を知らないか?」→ http://goldentamatama.blog84.fc2.com/
◎大沼 フクイチで臨界が続いている……!!
#
……ヨウ素131というのは半減期が8日なのは皆様知ってますよね。そんな短い半減期の放射性物質が未だに検出されてるということは、未だに福島から飛んできているという証拠ですよね。
◇ 最新の測定結果
東京都下水道局 下水処理における放射能等測定結果 試料採取日 12月1日~6日
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0579.htm
これからも毎日毎日、放射性物質があなたの体に溜まっていく。
冷温停止などしていないのに、大人はまだしも子供がいる家庭で家政婦のミタが視聴率40%超えただの、今年の紅白は誰だの。
幻想の世界に浸ってないで、ちゃんと現実を見た方が良いかと思いますが。
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 高濃度セシウム米 カリウム肥料不足と根張りが浅かったのが「原因」 農水省・県が中間報告
福島民友「根張り浅くカリウム不足 コメ基準値超え水田」(24日付け) → http://www.minyu-net.com/news/news/1226/news1.html
◎ 大沼 原因は死の灰の降下である。
◇
福島、伊達、二本松3市の一部地域のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、農林水産省と県は25日、カリウム肥料が少量だったことや、稲の根の張り方が浅かったため稲が水田表層のセシウムを多く吸収したことが原因とする中間報告をまとめた。県は、週明けにも国から示される来年産米の作付け制限の指標と、1キロ当たり500ベクレルから100ベクレルに厳格化される食品の新基準の動向を踏まえ、今後の営農方針を固める。
中間報告は、現地調査や農家からの聞き取りを行ってまとめた。報告によると、カリウムにはセシウムの吸収抑制作用があるとされるが、農家の中にはカリウム肥料を使用しなかったケースもあった。また、山あいの狭い水田のため機械での耕運ができずに土起こしが浅い傾向にあったことで、根の張り方が表層部に広がったとした。
(2011年12月24日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 山形市の定時降下物 (12月21日~22日) からセシウム 福島市の約14倍 /宮城県のモニタリングポスト 9ヵ月経っても、なぜかまだ「故障中」
→ http://merx.me/archives/15713
◇ ツイッター・コメント
# 111ny 【内部被曝を回避】by yonekura
ikeda_kayokoがリツイート
不思議なのは、9ヶ月経っても宮城県のモニタリングポストは故障中という事。計測したくない意向が強いのか、と疑ってしまう
Posted by 大沼安史 at 10:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・手記〕 棄郷ノート /窓から、冬の終わりに娘と一緒に植えたチューリップが愛らしい花を咲かせているのが見えた
◇ さっぽろ自由学校「遊」のニューズレター「ゆうひろば」第130号(2011年7月)に掲載された、福島県須賀川市ご出身のピアノ講師小河原律香さんの手記を、ご本人の承諾を得て転載します。
◇
……
5月23日に娘が鼻血を出した。もう持ちこたえられない。北海道に逃げる、と決めてから行くまでの猶予が半日しかなかった。
夕方帰宅した夫に「明日北海道に行く」と告げた。彼は「そんなに鼻血が心配なら明日病院に連れていけばいいじゃないか」と言う。病院に行くためにまた被曝しろってことか。話にならない。
放射能を避けるために、家事だって煩雑を極めた。それでもどのくらい「あれ」を避けられているのかなんて分かりやしなかったし、どのくらい体が蝕まれているのかも分からなかった。分からないことは何より恐ろしい。想像ばかりが膨らんでしまうから。
窓から、冬の終わりに娘と一緒に植えたチューリップが愛らしい花を咲かせているのが見えた。昼間それを触ろうとした娘を厳しくたしなめたばかりだった。幼稚園入園に合わせて彼女の好きな色ばかりで埋めた花壇は、私が夫にせがんでつくってもらったものだ。毎朝娘を励ます力になるはずだった花が、放射能をまとって風にゆらゆら揺れている。娘がその幼稚園に通うことはなくなった。……
娘に鼻血を出させてまで福島に留まったのは、そこに希望を見出してしまったからだ。あそこにしか私たちの暮らしはないのだから、それは至極当然のことなのだけれど。何度も絶望を繰り返してようやく過去を捨てる決意ができた私には、ひとつ、とても反省していることがある。
それは、所有しすぎたことだ。土地を所有してその上にばかでかい家を建ててしまったこと。夫を持ち車を持ち、木まで持っていた!! なんという傲慢だろう。
少し考えれば分かることだ。そんなものを持ったつもりでいても、所詮まやかしだってこと。他人も土も木もなぜ動くか自分で理解できていない機械も、私には本来持てるはずもないものばかりなのだった。
結局、自分で持てる容量の赤いスーツケースに私が詰めたのは、自分のスタイルに馴染んだ衣類と結婚以来使ってきた食器だけだった。……
札幌で借りた部屋に入居した日に、新聞紙で包んだ食器を出した。役目を終えて皺だらけになった新聞紙には、この震災で何人亡くなったか、避難所で人がどう生活しているか、原子力発電所がいかに安全を保ちつつ壊れているか、なんてことが書かれていた。とても空々しく。一人ひとりがどう命を失っていったか、生きている人が避難所や放射能汚染地帯でどう摩耗しているのか、記事から読み取れないことを想像すると狂いそうだ。
それらの皺を一枚いちまい伸ばして紙袋に突っ込んだ私は、「この新聞紙、もったいないから揚げ物の油きりに活用しよう」と考えていた。
こころは静かに落ち着いていた。
どんな土地にいっても、コンクリートの家でも木造の家でも、大きい家でも小さい家でも、私は繰り返す。クッキーを作り、グラタンを焼き、娘のすこやかな成長を希うことを。
心臓が繰り返し鼓動を打つのと同じように、何度でも淡々と繰り返そうと思っている。
Posted by 大沼安史 at 10:28 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ〕 「リトアニアへの原発輸出」問題 総まとめ
Posted by 大沼安史 at 10:15 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログよびかけ〕 【緊急】 北海道の苫小牧市がガレキの受け入れをしようとしています。市民が手を上げてください!
汚染されたガレキを、そのまま受け入れようとしています。苫小牧市です。今まで、いろんな化学物質で汚染されていても、そのままやってきたので、放射性物質が付着しているガレキでも燃やすというロジックを、市長が話しているようです。電話が四百本架かってきても、市民からは、あまり架かってきていないから、関係ない、避難者がなにをいっても関係ないというスタンスだそうです。苫小牧市民や周辺自治体の住民が、立ち上がらなければならないと思います。
苫小牧市はおそらく殆ど汚染されていません。苫小牧市民、近隣住民が手を上げてください。ぼくのところにもメールで連絡ください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
みんなが声をあげてつながっていかないと、北海道は終わります。とにかく、がんばりましょう。
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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〔ユーチューブ・NEWS〕 東電会長・勝俣さんちにお手紙を届けよう
◇ バリケードをつくる警官 → http://www.youtube.com/watch?v=g4tE9aj7650
リアリティーツアー2011の締めくくり「東電解散!会長・勝俣さんちにお手紙を届けよう」の模様です。新宿アルタ前をスタートし、四谷の勝俣邸を目指します。勝俣邸の手前で多数の警官がバリケードを作り、一時は騒然となりました。
◇ パート1 → http://www.youtube.com/watch?v=spvbhW5FeCY
2011.12.25(日) 集合場所の新宿アルタ前広場を13時40分ごろ出発し、目的地・新宿区左門町6番地にある東電会長・勝俣恒久宅へ 動画はアルタ前を出発し、多くの警察・公安が監視している中、新宿通り(歩行者天国)を歩いているところです。このころは参加者も少なかったですが、いつのまにか目的地に着くころには約120人ぐらいに増えていました。
◇ パート2 → http://www.youtube.com/watch?v=SVTG-YkKlMo
2011.12.25(日) 【目的地】東電会長・勝俣恒久宅(東京都新宿区左門町6番地)
【目的地へのルート】新宿アルタ前広場~新宿通り(歩行者天国)を東へ直進~四谷三丁目交差点を右折~外苑東通りを南へ直進~四谷警察署付近の目的地へ到着
アルタ前から多くの警察官・公安が監視する中、徒歩で勝俣宅へ~多くの警察官・公安が付けてくる中、無事目的地手前まで到着~しかし【異常事態発生】勝俣宅手前路地入り口で警察官が道路封鎖・5人づつなら通すとなんの説明もなく要求して来た・一時現場は騒然となる(動画はこのあたりの模様)その後5人づつ勝俣宅を見学・自分が見学に行った頃は3人づつになっており、一緒に行った方が大声で「勝俣出てこ~い」とか「勝俣ふざけるな~」とか抗議の声を上げだし、私も大声で抗議の声を上げ、その後も目の前で警察官が監視する中、見学者がみんな勝俣宅前で大声で抗議の声を上げ続け、撮影もする事が出来、参加者約120人・一人も不当逮捕者もなくツアーは無事終了した。
◇ → http://www.youtube.com/watch?v=3DWOoN16nVU
Posted by 大沼安史 at 10:05 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 【要塞勝俣屋敷】 テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者
日本国民を放射能の恐怖に陥れ、福島県民の生活を破壊しながら、誰一人として責任を問われない東京電力。
その頂点に君臨する勝俣恒久会長の屋敷(新宿区左門町)は、テルアビブの米国大使館よりも堅牢だった。
正面は分厚いコンクリートの壁だらけで窓はない。要塞さながらである。ポリスボックスまで設けられており、警察官とガードマン(ALSOK)が守りを固める。
JRや民間の工場などが大きな事故を起こしたら、警察の捜査が入るのが普通である。
責任者に安全管理義務違反があれば、「業務上過失傷害」などで検挙される。
ところがチェルノブイリ原発事故と同じ世界最大級の事故を引き起こしていながら、東電の刑事責任を問う動きは全く見られない。
……
Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 日立、リトアニアの原発建設で仮契約
日立製作所は23日、リトアニア北東部で計画されているビサギナス原子力発電所の建設について、リトアニアのエネルギー省と仮契約を結び、暫定合意したと発表した。
来年2月中旬に最終的な契約を結ぶ予定だ。……
Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・毎日新聞・社説〕 原発コスト「安価神話」も崩壊した(26日)
「原発の発電コストは安い」。これまで原発推進のひとつの根拠として繰り返されてきた言葉である。
東京電力福島第1原発の大事故を経て、この「安価神話」が崩れた。
事故後、原発コストの見直しを進めてきた政府の「コスト等検証委員会」の試算によると原発の発電コストは最低でも1キロワット時当たり8.9円。これまで電力会社や政府が提示してきたコストの1.5倍となる。
放射性物質の除染や廃炉、損害の費用など今後の事故処理の費用がかさめば、さらにコストは増す。
石炭火力、液化天然ガス(LNG)火力が10円前後であることを思えば、原発のコストの優位性は大きく揺らいだといえる。風力や地熱も条件がよければ原子力に対抗でき、太陽光も20年後にはそれなりに安くなる可能性が示されている。
政府はこれをきっかけに、「コスト高」を理由に敬遠されてきた再生可能エネルギーへの投資と推進政策を本気になって進めるべきだ。
今回の試算がこれまでと大きく違う点は、建設費や運転維持費、燃料費などに加え、事故リスクや二酸化炭素対応といった社会的コストも勘案した点だ。考えてみれば、これまで事故リスクを度外視してきたことが間違いだった。「安全神話」と「安価神話」はセットになっていたことになる。
検証委は家庭の省エネは発電に等しいという考え方や分散型電源の潜在力も示している。改めて注目したい。こうした試算を踏まえれば、今後原発を減らしていくという政府の「脱原発依存」の実現性が見えてくるはずだ。
現時点で示された数値は不確実性が高いことにも留意したい。試算の過程では、原発事故のリスクをどう評価するかで、専門家の意見が大きく割れた。
今回のような深刻な事故が起きる確率を「10万年に1回」と仮定する専門家もいたが、米スリーマイル島原発、旧ソ連のチェルノブイリ原発の事故に、今回の福島の事故を考えあわせると普通の人の感覚とかけ離れている。
検証委は今回、事故確率を含まない方法で事故リスク対応費をはじいたが、もっとも低い見積もりであることを忘れてはならない。
日本が原子力政策の要とする核燃料サイクルも直接処分に比べ約2倍高いという試算が示されている。これまでつぎこんだ費用は大きいが、ゼロから考え直すべきだ。
今後は、こうした試算をさまざまな立場の人が検証しつつ、エネルギーのベストミックスを考えていく必要がある。試算をそのスタートとしたい。
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 年末年始も現場で働いている作業員を忘れてほしくない/オイラも3歳の女の子にプレゼントした/「あぶないから、きをちゅけてね」って言われ、すごくジーンと来た/あ~この子供達の子供の世代までには、絶対に廃炉にしなきゃって/東電には“企業の義務”がある
# こんばんは(^O^)先週は忘年会や年末の挨拶で忙しくなかなかつぶやけなかったでし。来週はオイラ達のグループの現場作業はなくて片付けがメインでし。あとは挨拶まわりかな。でも、みんなに忘れて欲しくないのは年末年始も現場で働いてる作業員も沢山いると言う事でし。12時間前
# いまTBSの番組みてて思ったのは、震災の時みんな必死で生き抜いて、助け合って、子供達の命をつないだんだね(;_;)オイラも昨日のクリスマスイヴに会社の同僚の3才の女の子にプレゼントあげたんだ。そしたら満面の笑顔で「ありがとう」って言ってくれてたんだ。11時間前
# そしたら、その言葉のあとに「おじちゃんもパパと同じ“げんぱちゅ”のなかではたらいてるの?」「あぶないから、きをちゅけてね」って言われてなんかすごくジーンと来てしまったんでし。
# あ~この子供達の子供の世代までには、絶対に廃炉にしなきゃって、あらためて強く思ったです。全国の子供達の未来をいまの大人達が真剣に考えなければ…。いま小さな子供さんを持つパパさんやママさんはとっても不安なんだよね。
# だからこそ、正確な情報をしっかり伝えなきゃならないんだ。先日、東電は電気料金の値上げを“企業の権利”だと言った、でもその前に原発収束や完全補償等々含めた“企業の義務”を果たす姿勢を示さなきゃならないんじゃないのかなぁ。11時間前
Posted by 大沼安史 at 09:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 冬本番 福島第一 冷却ホース凍る恐れ /濃度汚染水ホース 人が近づけないほど放射線が強く作業困難
本格的な冬の訪れで、福島第一原発の「冷温停止状態」を保つのに不可欠な塩化ビニールホースに、凍結やそれに伴う破裂などトラブルへの懸念が出ている。タービン建屋から高濃度汚染水を移送して浄化、その水を原子炉の冷却に使用-。水の循環に使われているホースは全長十数キロに及び、破裂すれば汚染水が漏れることになるため、東電も対策を検討している。 (志村彰太記者)
東電によると、循環式の冷却には、一部は鋼管が使われているものの、大半は塩ビ製のホース。ほぼ全てが野ざらしで地面に置かれている。
原子炉に注水している部分は、常に水を流しているので凍る危険性は低い。しかし、汚染水を浄化システムまで運んだり、浄化した水をタンクに運んだりする部分は、処理の進み具合に応じて水の流れを止める。
この時期、福島第一近辺では、ほとんどの日で気温が氷点下にまで下がる。もし、ホース内の水が凍れば、汚染水を移送する際に詰まった箇所に圧力がかかってホースが破裂し、放射性物質を含む水が漏れたり、移送できずに一時保管する建屋で水があふれたりする恐れがある。
東電は凍結対策として、低濃度汚染水のホースでは「必要に応じて断熱材を巻く」としているが、具体的な箇所や時期は未定。高濃度汚染水を流すホースは人が近づけないほど放射線が強く、作業は困難だ。
ホースは一般的に販売されている製品。東電は「通常の気象条件なら大丈夫」と説明するが、メーカーの説明書には、耐えられる温度の下限は零度かマイナス五度までと書かれている。
福島地方気象台によると、福島第一に近い浪江町の観測所で今年一~二月、最低気温が零度を上回ったのは五日間しかなく、マイナス五度以下の日は十五日間もあった。
東電の担当者は「状況を見ながら順次、対策を進めたい」としているが、凍った場所を特定するのは容易ではない。異常があった際は、見回りで見つけるしか方法がなく、装置の安定稼働にはまだ課題が残っている。
Posted by 大沼安史 at 09:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ビートたけし、“脱原発”発言の山本太郎に「太郎ちゃんは民意の代弁者」
タレントのビートたけしが一年を振り返り、“今年の大論点”について論客達がトークバトルを繰り広げる年末の特別番組『ビートたけしのガチバトル2011』(28日放送 後9:00 MBS・TBS系)の収録がこのほど都内で行われ、収録後のスタジオでたけしが取材に応じた。今回、3つ設けたテーマのうち、2つは“原発”に関するもの。パネリストの一人として「脱原発」発言で話題の俳優・山本太郎の出演について、たけしは「山本太郎ちゃんは民意の代弁者。一般の人の代弁者として熱く語ってもらおうと思った」と歓迎した。……
テレビではこれまで、この問題について十分語る機会が無かった山本は、最近訪れたというチェルノブイリの現状について語り、「日本政府がやっていることが、どれだけ非人道的か。これは命の問題」と原発の危険性を訴えた。
収録中は行司役に徹していたたけしだったが、自らの意見として「今は“核すなわち悪”みたいになっているけど、文明科学の進歩は負の遺産ばかりじゃない。今までの科学が現代を作ったというのは間違いない。今回の事故の影響で研究費を削減されたりするのはどうかと思うよね。負の遺産があっても(将来への)研究は続けるべきだと思う」と述べた。
Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「しっかり賠償請求を」 双葉町 東電対策の弁護団結成式
福島第一原発事故で受けた損害の完全な賠償を求めて、福島県双葉町は二十五日、加須市の騎西コミュニティセンターで「原発事故被害救済双葉町弁護団」の結成式を開いた。原発事故への対策弁護団を自治体がつくるのは、双葉町が初めて。
結成式には約百人の町民が参加。井戸川克隆町長と弁護団長を務める福島県の荒木貢弁護士、埼玉県の海老原夕美弁護士が調印書に署名した。井戸川町長は「東京電力が出してきた補償請求書には、町民の皆さんが怒りを覚えたと思う。弁護団を通じ自分が受けた損害をしっかり請求してほしい」と述べた。
弁護団は、質問に答えて記入する「やさしい原発事故損害賠償申出書」を使い、国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に東電との和解仲介を申し立てる町民を支援。町は弁護士の着手金二万円のうち、一万円を負担する。
全国四十一都道府県に散らばった町民の相談に対応するため、弁護団は百人以上になる見通し。来年一~二月に計六回、「申出書」の記載方法の説明会を、役場機能がある避難所、加須市の旧騎西高校などで予定している。同市に避難する無職橋本善吾さん(74)は「東電の請求書は難解すぎて納得できない。弁護団に任せて請求したい」と語った。(増田紗苗記者)
Posted by 大沼安史 at 09:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 メリー・クリスマス にっこり 乳幼児 福島原発事故で避難 江東・東雲住宅でクリスマス会
福島第一原発事故の被災者らが避難生活を送る江東区の東雲住宅で、乳幼児向けのクリスマス会があった。近くの豊洲地区で学童クラブを運営するNPO法人ワーカーズコープが開き、親子11組が参加した。
東雲住宅への避難者でつくる「東雲の会」代表の藤田泰雄さんがサンタクロースにふんして登場し、子どもたちを喜ばせたほか、参加者らは歌やパネルシアターを楽しんだ。
福島県南相馬市から夫と3歳の長男と避難している山下なるみさん(36)は「息子を同じ年ごろの子どもと過ごさせてあげたいので、こうした会になるべく参加したい」と話した。
同NPOは、慣れない環境で閉じこもりがちになる幼い子を持つ母親らを支えたいと、子どもたちと歌ったり、踊ったりする親子ひろばを東雲住宅で毎月開催している。
NPOメンバーの横林加代子さんは「親子で出てきてもらう場をつくり、お母さん同士のネットワークづくりをお手伝いしたい」と話している。(小林由比記者)
Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 九電の全原発が停止 玄海4号、国内残り6基
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122501001691.html
九州電力は25日、管内で唯一稼働中だった佐賀県玄海町の玄海原発4号機(118万キロワット、加圧水型軽水炉)の発電を停止し、定期検査を開始した。これにより国内商業炉54基のうち稼働中のものは、北海道電力の泊原発3号機や中国電力の島根原発2号機など計6基となった。
九電の原発全停止は、管内6基体制となった1997年以降では初。最も古い玄海1号機だけが稼働していた時期を含むと、同機が定検入りした80年以来31年ぶり。(共同)
Posted by 大沼安史 at 08:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 原発安全研究“丸投げ”(「原子力安全基盤機構(JNES)」) 保安院関連独法
原発の検査や安全研究を担う独立行政法人「原子力安全基盤機構(JNES)」が、昨年度に国から受け取った安全研究費のうち、人件費を除く費用の85%を原発関連の公益法人やメーカーなどへの外注費に回していたことが分かった。
政府内にもこの実態を問題視する声があり、総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会は「利害関係のある原子力事業者などへの外注費支出は国民目線から不透明感が否めない」として見直しを求めた。
JNESは昨年度、原子力に関する安全研究費として七十七億五千万円を計上。本紙の調べなどによると、人件費九億八千万円を除く六十七億七千万円のうち、五十七億六千万円が外注費だった。
六分野の十七テーマで安全研究を行ったとされるが、業務費のほぼ全額を外部委託しているケースもあった。
効率的な検査の実現などを目指す「非破壊検査技術実証事業」では三億三千五百万円のうち、三億三千二百万円を財団法人「発電設備技術検査協会」に支出。同協会は、事業収入の約半分を原発や火力発電所などの検査料が占め、電力会社と関係が深い。
使用済み核燃料の再処理施設で老朽化に関するデータを得るための調査事業は、一億三千七百万円のうち、一億三千六百万円を独立行政法人「日本原子力研究開発機構」に支払っていた。同機構は高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する。
またJNESは発足以来、就任した十一人の理事のうち、十人が官僚OBか現役官僚の出向であることも判明。経済産業省はこのうち九人を占め、天下り先になっていた。
安全研究の外注について、JNESは「当機構は研究設備を持たないことを原則に発足した。安全研究のためのデータ取得は研究設備のある機関に委託し、(JNESでは)データの解析・分析を行っている」と説明。
経産省原子力安全・保安院企画調整課は「JNESが自前の設備を持つと維持費がかかり、経費削減の観点から外注する方針になった。安全研究はデータをどう使うかが重要で、外注自体に問題はない」としている。
これに対し評価委員会は、JNESが安全研究の見直しを行うとともに、委託先ごとに選定理由や委託業務の内容、契約金額など詳細な情報を開示するよう求めている。
<原子力安全基盤機構(JNES)> 1999年のJCO臨界被ばく事故や2002年の東京電力データ改ざん問題を受け、経済産業省原子力安全・保安院を支援する組織として03年に発足。原発の検査や安全研究を担い、「原子力の安全確保に取り組む専門家集団」を自任する。国のエネルギー対策特別会計から支出される年間約200億円が主な財源。
Posted by 大沼安史 at 08:56 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 67歳 双葉町のおじいさん 仮設住宅で死す
Posted by 大沼安史 at 08:47 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕スイス気象台によると、本日(26日 月曜日)もまた、西風により、終日、太平洋沖に流れる。
Posted by 大沼安史 at 08:40 午前 | Permalink
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2011-12-25
〔フクシマ・Xマス・ソング〕 The Rebel Jesus
Posted by 大沼安史 at 04:42 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ノート〕 被曝地のイエス
イブの昨夜、友人に教えられ、いまの日本が――日本のフクシマ被曝地が、イエスの生まれた、昔の(そして今の)パレスチナに似ていることに気付いた。
いまの米帝(原子力帝国)はローマ帝国である。イエスの時代、世界帝国であるローマに服従しながら、地元の人々を戒律で縛り上げていた植民地の権力者は、今の日本の権力者の姿に重なる。
極東の被曝地、フクシマ。
私たちに、イエスはいるのか?
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フクシマを被曝地と化した現代の原子力帝国の本性をさぐるにあたって、新約聖書の教えは参考になる。
わが尊敬する米国のジャーナリスト、ジェームズ・キャロル氏は、米国の「核の権力」の姿を、聖パウロの「悪」の定義でもって、こう描き出している。(『戦争の家』(下巻、緑風出版)参照)
・だからこそ彼は「悪」の定義において、無知、妥協、欺瞞の連続に――小さな堕落がいつの間にか巨大化することに、はるかに大きな力点を置いていたのだ。聖パウロの喩えは、個人的なものではなく、圧倒的に制度的なものだった。
・(だからこそ聖パウロは)「私たちの戦いは、血肉を相手にするものではなく」と、パウロは「エフェソの信徒への手紙」の中で書いている。「支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです」と。
#
利権や権力を求める小さな堕落が個人を超え、圧倒的に制度的なものと化していた、原子力帝国の属国である日本の原子力ムラ!
だからこそ、事故後、9ヵ月以上が過ぎても、「悪」は動こうとしないのだ。
フクシマの被爆者たちを――妊婦や子どもたちを、死の灰の十字架にかけても……。
原子力を推進して来た「圧倒的に制度的なもの」が、いまなお蹂躙し続ける被曝地・フクシマ。
現実がこうである以上、ヒバクシャである私たちは闘わざるを得ない。
#
では、私たちが闘う相手とは何者か?
キャロル氏によれば、聖パウロは「主権」と闘え、と説いている、という。
・パウロの言葉で言えば、私たちが戦うべき相手は、「主権」なのだ。そして、このことを理解する鍵は、それが基本的に人間に敵対するものだという点にある。つまり、聖パウロは今、「政治」及び「人間の組織」の言葉を使っているのである。
#
ここまでは、分かる。しかし、闘うべき相手が「政治」及び「人間の組織」=「主権」であるとして、では、どう闘えばいいのか?
私はここに――この問いの中に、現代での焼け跡であるフクシマ被曝地のなかに(あの石川淳の小説のように)、無名のイエスが無数に出現し得る契機が潜んでいるに違いない……と考える一人だ。
そう私が考えるのも、キャロル氏の聖パウロに「主権」論をめぐる以下のような指摘にもとづく。
・ただそれは、学者たちの言う、パウロはローマ帝国の独裁者や、無慈悲なローマ帝国の官僚制を考えて、この言葉を言った、ということではない。そうではなくて、パウロは人間の条件に関わる何かを語っていたのだ。
「主権」との闘いは、その担い手であり行使者でもある原子力属国の「権力者」や「霞が関」の官僚制との闘いであるわけだが、それは《「人間の条件」に関わる何か》をめぐる(めざす)闘いでなければならない。
だから焼け跡や被曝地には、マルクスだけでなく――それ以上にイエスが必要とされる。
#
ところで、なぜ私がクリスマスの今日、この文章を書き始めたたかというと、イエスの時代のパレスチナと、現代日本のフクシマの間の類同もさることながら、3・11後の状況のなかで、政治経済的な分析を超えた、「人間の条件」の領域にかかわる、新たな活動の息吹のようなものを、日々、感じて来たからだ。
そういう「人間の条件」にかかわるコトバが(私に対しても)語られ、預(あた)えられ続けて来たからだ。
#
たとえば、7月19日、福島市での対政府交渉で、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の中手聖一さんやメンバーの男性が語った、
・「私たちにも無用な被曝をせずに生活する権利があるでしょう? ないんですか?」
・「だめ、だめ、ここで逃げちゃ、だめ。人間としてつきあってくださいよ、われわれと人間として付き合ってください」
――。(→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/07/post-8f17.html )
あるいは、10月27日、経産省前に座り込んだ「福島の女たち」の代表が、政府への申し入れで語った、
・「だから、どうか生涯をかけて、ほんとに自分の良心とか、そういうものをちゃんと……私たちの今日の気持ちとか忘れないで活かしてほしいと思います。そうでなければ、私たち、犠牲になった意味はないんです」
(→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/10/post-e8ba.html )
#
この9ヵ月半、無名のイエス、マリアの言葉として語られて来た、祈りのような言葉たち。
2011年のクリスマスに私たちが思い出すべきは、こうした被曝地からの願いであるだろう。
それはとくに「主権」の側にある人々がかみしめるべき言葉でもある。
#
フクシマのクリスマス。
私はとくに、人として、良心の呵責にさいなまれているように見える、細野豪志・原発相に対して言いたい。
ユダになるな、ローマに引き返したペトロになれ、とお願いする。
「クォ・ヴァディス」……「(あなたは)どこに行くのか?」
「汝、我が民を見捨てなば、我、ローマに行きて今一度十字架にかからん」
#
あなたにも、聴こえるでしょう、細野さん!
フクシマの被曝地の無名のイエスの声が!
Posted by 大沼安史 at 03:06 午後 | Permalink
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〔12月25日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:27 午後 | Permalink
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〔フクシマ・おしらせ〕 12・26 「複合発酵技術による放射性物質の除染・浄化実証実験」実験場見学会
→ http://tidt.jugem.jp/
◎ 東海アマ管理人氏 「EMBCシステムで除染が可能であることを示す必要がある」
◇
日時:2011年12月26日(月) 午前11時より
会場:福島県伊達郡川俣町石平山 サトーファーム牧草地(地図はこちら)
本年10月より計画避難地域である福島県川俣町にて実施している「複合微生物の微生物触媒による放射線エネルギー、放射性物質の除染・浄化実証実験」では、放射線量が周辺地約800CPMに対して100~200CPMにまで順調に低下しています。現地実験場をご視察・ご確認いただくことで、5000坪規模での放射線量低下の実態をご理解いただきたく、見学会を実施させていただきます。
【実験の経緯】
• 2011年5月、福島県伊達郡川俣町サトーファーム牧草地内に50坪の実験区画を設け、実証実験を開始。
• 実験開始後3日で汚染土壌の表部における放射線量の低下をGMサーベイメーターによる測定で確認。採取土壌の核種分析により、放射性セシウム量の軽減を確認。
• 8月、経済産業省松下副大臣から土壌深部に放射性物質がないことの確認を求められ、50cm~3mまで50cm毎にサンプルを採取。核種分析を実施し、深部に放射性物質がないことを確認。
• 10月、同牧草地内で5000坪規模での実証実験を開始。
• 12月現在、放射線量は100~200CPMにまで低下(周辺地は約800CPM)
• 放射線量が50~100CPMに近づいた時点で、日本環境調査研究所による土壌サンプルの核種分析を実施予定。
【採用技術】
• 複合微生物群による複合発酵を用いた耐放射性細菌による微生物触媒の現生と発現の実証技術。
• 2001年、台湾の胡錦標科学技術庁長官の依頼により台湾原子能委員会核能研究所において放射性セシウムの除染・浄化の実績を有する。
◇ 株式会社 高嶋開発工学総合研究所
静岡県沼津市原346-7 TEL: 0559-67-0010
URL: http://tidt.jugem.jp E-MAIL: info@tidt.jp
お問い合わせは、できるだけメールでお願いいたします。
Posted by 大沼安史 at 12:25 午後 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢〕 「君の死因は何なの?」「情報だよ・・・」/刑事責任が問われないとしたら、日本の倫理は崩壊します/犬HK「東電庇護専用チャンネルになれ!」/除染なんて竹やりと同じ/この記者、見ていない/夢の会社、東電!
# taneichiseikei tane 脱原発・即時廃炉に1票
HCR_pressがリツイート
旧ソ連の小話だそうです-天国に昇った2人の死者の魂が語り合った。「あんたどこから来たの」「チェルノブイリからだよ」「で、死因は?」「放射能だよ、ところで君はどこから?」「キエフから」「君の死因は何なの」「情報だよ・・・」キエフはチェルノブイリから120kmです
#masa555 I am the 99%.
【文科省「SPEEDI公表すべきだった」】 http://bit.ly/tcwqVr 膨大な数の国民を被曝させてしまいました。これは、国家による重大な犯罪です。刑事責任が問われないとしたら、日本の倫理は崩壊します。
# galaxy_ichijp Galaxy (脱原発に一票)
ああいう腹立たしい出演者(古賀氏ではない)や解説委を平気でしゃべらす犬HK!ここも「社会の要請に応える」というコンプライアンスが欠落。受信料を徴収してるのに番組の質が悪い。今後は東電庇護専用チャンネルにでもなって「電気料金値上げで東電を応援」とでも宣伝したら?
# nakashitadaiki 中下大樹
福島の仮設に住む80代の女性の言葉「除染なんて、私達が若いころ(戦時中)、強制的に竹やりを持たされて鬼畜米兵と言わされていたのと本質的には同じ。小手先だけの対応で、何の意味もないことは皆、分かっている。でもそれを声に出すと、非難される。同調圧力だよ」12月20日
#yamasan2073 山口 浩輝
デモは悪だと刷り込みたいんでしょう。 RT @kou_1970: 朝日の多摩版の「若者の脱原発デモ」という記事。「参加者が機動隊員を突き飛ばすなどして12人が公務執行妨害で逮捕され…」と書いてある。この記者、見ていない。警察発表そのまま。あの場面は明らかに過剰警備、挑発。12月21日
# coxxy27 kyosukebon
素晴らしい!夢の会社だ! RT @twshuyu: 1兆円もの国民の税金からの支援を受けながら全社員へ冬のボーナスを支給した東電はさらに追加の1兆円の支援を要請しこのままでは破綻するからと電気料金の大幅な値上げも申請。
Posted by 大沼安史 at 12:16 午後 | Permalink
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〔木下黄太さんのブログ〕 メリークリスマス。少しでもましな未来となりますように。祈るだけです。
……クリスマス・イブにこんな話しか紡げない自分が大変に申し訳ないです。
僕が、今しているいろんな事柄が、少しでも現実に実を結べばよいと思っていますが、それがどうなるのかは、僕にもわかりません。
最近、リスクコントロールという概念を用いて、新聞記者が書いている文章があって、「少しの危険を過剰に言うことで、善意の押し付けで、心理的負荷を相手に与えてはならない」という趣旨のことを書いていました。
これは、放射能被害を懸念することはやりすぎで、おかしなことになっている、ということを言われたいと理解しました。
僕ははるかにリスクの低い、狂牛病などの対応でメディアがとった役割を認識しているだけに、自己矛盾どころの言い草ではないなと思いました。
というか、本当のリスクが目の前にぶら下がったときに、人はそれをなかったことにしようとするリスクこそ、とてつもなく大きいものだと。
そういう観点から考えれば、女子高校生の手紙に対して、その人間が非実在と言い張る人間たちの珍妙さには恐れ入りましたし、もっとひどい健康被害の紹介を伝えているときよりも、この話に過剰に反応している人々の感覚は僕には奇妙なものでした。
その存在をなかったことにしたいという、特に中年男性たちの過剰な言説を見ると(ツイッターという日本で半匿名メディアの功罪でしょうが)、この人たちは「女子高校生」という記号に過剰反応しているのだろうと思いましたし、この期に及んでもなお、こういう記号が大切な人々の存在こそ、日本の病が、特徴的に立ち顕れた感じがしています。僕には反吐が出ます。゜奴等の言葉が。気持ち悪いのです。
ツイッター上のことで言えば、僕の文章批評をしてきたフランスに避難した主婦の方(自称)がいました。その文章が、僕が自分の大切な人間を説得するために、書き続けた文章を、別の人がほめてきたコメントに対して、貶めるコメントを書いてきたため、怒った迄です。
情報の話ではありません。自分の大切な人間を説得するために、書いている文章の批判を分かる形でされているだけですが、見ず知らずの人間で、しかも通常僕の情報を利用している立場であるとしか思えない人間が、安全地帯にいて、そういう中身の文章と分かっているときだけ、面白がって、高みにたって批評してくる。
こちらか怒ると「一主婦のつぶやき」と逃げて、「応援しているのに」と言い訳します。
応援してもらったこともないし、あったこともない人間。はっきりいって、おいしく僕からの情報を得ているだけの人間です。
情報を得るなら、得ている相手への礼儀くらいわきまえろという話です。
そんなことも理解せずに、自分が他人の心の奥底を傷つけるような行為を平気でしている。だから激怒しているだけです。いまだに理解せず、「僕が弱い」といい続ける、こういう人間を僕はとことん軽蔑します。死ぬまで軽蔑します。
ネット上の嫌がらせに特化している数十人のグループとは違って(この人たちは僕の中ではもはやお笑いの対象になってきました)、近いスタンスを取る人間のほうが、こうした行為をおこなうと、問題の根は深いです。
今回の放射能による健康被害を一番理解しないのは、原発推進側の人間(分かっているが認めない立場)よりも、反原発側でそういう人たちが根が深いと感じているのと、相似形だろうと思います。
何か、嫌なこと、困難なことばかり書きました。ごめんなさい。イブには、何かプレゼントがあればよいのですが、何一つ楽しい話はありません。何一つです。クリスマスにはすこしはよい見通しでも出せないかと、きのう、きょうとずっと考え続けましたが、本当になんにもありません。
健康被害のスピードが進んでいる実感だけは、はっきりとあります。一年、二年早い気がします。α線、β線核種の影響ではないかと推測しています。この冬から春にかけてどういう状況になるのか気になります。本当に気が重くなります。
メリークリスマス。少しでもましな未来となりますように。祈るだけです。通じないかもしれませんが。
Posted by 大沼安史 at 12:10 午後 | Permalink
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〔ユーチューブ・記録〕 12・23 埼玉・草加市 「原発さよならデモ」
Posted by 大沼安史 at 12:00 午後 | Permalink
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〔ユーチューブ・記録〕 12・23夜 東電前・年末ジャンボアクション
撮影・編集:秋山理央さん → http://www.youtube.com/watch?v=yKG7uXi8DJw&feature=youtu.be
◇ 関連ツイッター
Forgetmenot0822 勿忘草
最後、夜の闇に浮かぶ「原発いらない」という赤い文字が。寒い中、東電に抗議してくださったみなさん、ありがとうございました!
Posted by 大沼安史 at 11:58 午前 | Permalink
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〔フクシマ・河北新報〕 蔵まち通り商店街(福島県浪江町)ルポ /時間止まり 人影なく
→ http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111225_08.htm
◎ 伊藤寿行記者による哀切きわまるルポだ。
避難先で暮らす主婦が言う。「こんな生活に追いやった東京電力が憎い」
新年を祝う気になれず、年賀状を書いていないそうだ。……
◇
坂上二郎さん永遠に。
無人のコンビニエンスストア。
店内の新聞スタンドに差し込まれたスポーツ紙の1面トップ記事は、有名コメディアンの死去を伝えている。3月11日の朝刊。紙は日焼けして茶に変色していた。
福島県浪江町の蔵まち通り商店街は新聞の日付から時が止まっている。
春物入荷しました。
洋品店のポスターはカラフルで薄手の婦人服の売り出しを告げている。店は施錠され、中は薄暗い。華やぐ服で着飾ったマネキンが倒れていた。
商店街は町役場からJR常磐線浪江駅に抜ける。今月、自衛隊による役場の大規模な除染活動に同行した。
例年ならこの時期、商店街は歳末セールでにぎわう。今年は人影がない。車も通らない。ガス灯を模したしゃれた街灯は明かりが落ちている。
3月12~15日、福島第1原発が爆発し、放射能汚染を引き起こした。町は原発の5~35キロ先。避難区域に指定され、2万1000人の全町民が古里を追われた。逃避先は45都道府県に上る。避難生活は9カ月を超し、異郷の地で年を越す。
主婦根本洋子さん(69)は避難先の相馬市で暮らす。浪江町に嫁いで37年。自宅以外で正月を迎えることはなかった。新年を祝う気になれず、年賀状は書いていない。
「こんな生活に追いやった東京電力が憎い」
商店街の食品店の表にアイスクリームの冷凍庫が置いてあった。カップアイスの容器が腐食して中身が漏れ、異臭を放っていた。
農機具店の前を通る。原発周辺の田んぼは稲の作付けが制限され、農機具は出番をなくした。
店正面のガラスが破られている。空き巣に入られたようだ。ガラスの破損箇所から風が吹き込み、店内の販売促進用の小旗がはためいていた。
Posted by 大沼安史 at 11:54 午前 | Permalink
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〔フクシマ・毎日新聞〕 放射線不安:林業にも 山の除染困難「商売成り立たぬ」 (村井宮城県政 無策のツケ 林業にも!)
……「高額な検査機器を準備しても、取引先が減っていては商売が成り立たない」。
福島県境にある宮城県白石市で林業を営む高橋富夫さん(58)は、ため息をつく。
35年前に県南や福島県の木材を使ってキノコ原木や木炭、まきの製造販売を始め、年商9000万円まで成長したころ、原発事故が起きた。
福島第1原発からは70キロ離れているが、取引先から「放射能は大丈夫か」と聞かれシイタケの原木を検査機関に送ったところ、1キロ当たり333ベクレルのセシウムを検出。キャンセルが相次ぎ、ある社からは「今後2年は取引できない」と告げられた。
木炭を作る炭焼き窯の灰からも同約1800ベクレルが検出され、「木を焼いたため窯自体が汚染されてしまったのでは」と不安が募った。6基ある窯を壊すと約3000万円かかる上、解体後の処理も課題だ。
「周辺の山にいつまで放射能が残るか分からない」と除染への懸念もある。「お客さんが戻ってくる保証もない」と、木炭作りからの撤退も考えている。
宮城県は、業者に情報提供するため、セシウム濃度が低い山林を探す調査を始めた。 (大沼 例によって「今頃」!)
◇
東京電力福島第1原発事故の影響で、キノコ栽培の原木や木炭を扱う林業従事者の間に検査に対する不満や除染への懸念が広がっている。法的裏付けがある農水産物と異なり、自前で検査した上で東電に損害賠償請求する手続きが必要となるからだ。山間部の除染は平地より困難とされ、先行き不安から転業を考える人も出ている。【曽田拓】
林野庁は10月、キノコ栽培に使う原木に1キロ当たり150ベクレル、11月には調理用のまきや木炭はそれぞれ同40ベクレル、280ベクレルとする指標(目安)を設定。上回る場合は流通させないよう都道府県に通知した。食品衛生法に基づき自治体が検査する農水産物と異なり、原木や木炭の汚染に関する法律はなく、検査は「あくまで要請」(林野庁)。生産者が自力で行い、賠償請求する。……
Posted by 大沼安史 at 11:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 12年度予算案決定 「原発」大なた振るえず 政府のエネルギー政策 定まらないのが最大の原因 官僚主導による玉虫色
二〇一二年度予算案が二十四日決定したことを受け、政府は予算案を年明け召集の通常国会に提出し、年度内の成立を目指す。今後の焦点は消費増税を中心とする社会保障と税の一体改革に移る。政府・与党は早ければ一三年十月から段階的に消費税率を引き上げる方向を模索しており、社会保障費を中心に一三年度予算から税収の仕組みが大きく変わる可能性がある。
一二年度予算案では、借金に当たる新規国債の発行額が税収を上回る異常事態が三年連続となり、不足する歳入の構造改革は喫緊の課題となっている。一方、歳出では少子高齢化の影響で社会保障費は毎年一兆円超の自然増が続く見込みだ。
こうした厳しい財政事情を受け、政府・与党は一〇年代半ばまでに段階的に10%まで税率を引き上げるとしている消費増税を中心に、年内に一体改革の素案をまとめたい考え。年明け以降に与野党で協議した後、来年三月までに関連法案を国会に提出することを目指している。
だが、一二年度予算案には与野党から反対が出ている将来の消費税増税分が「年金交付国債」として組み込まれており、自民、公明両党が民主党との対決姿勢をさらに強めるのは必至。予算執行に欠かせない関連法案も成立の見通しが立っていない。
◇
「脱原発」への一歩を踏み出すかどうかが問われた原子力関係予算。前年度比1・1%減の四千百八十八億円と額面は現状維持だった。福島第一原発事故を受けて安全対策の予算を前年度の二・六倍となる七百八十三億円に増やしたが、これまでの推進路線の流れをくむ研究開発費も大半が温存された。
安全・事故対策の研究開発費は、前年度は関連予算全体の7%だったのを18%まで比重を高めた。ただ文部科学省が所管する従来型の研究開発費は二千九十五億円が計上され、一割余りの削減にとどまった。
大なたを振るえなかった最大の理由は政府のエネルギー政策が定まっていないため。菅直人前首相が設置したエネルギー・環境会議や、経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会では原発の是非をめぐる議論が続いており、まとまるのは来夏。
これらの会議は原子力政策の今後を政治主導で決めるために設けられた側面が強い。提言を得ていない現状で、官僚主導による玉虫色の予算となった。
Posted by 大沼安史 at 11:34 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 9カ月遅れ 季節外れの卒園卒業式 全村避難の飯舘村
東京電力福島第1原発事故で全域が計画的避難区域になっている福島県飯舘村の村立の幼稚園2園、小学校3校が25日、避難先の同県川俣町で、この春に実施できなかった卒園式と卒業式を約9カ月遅れで一緒に開いた。
季節外れの「門出」を迎えるのは、既に小学生になった54人、中学生になった58人の計112人。約6200人の村民のほぼ全員が避難生活を続ける中、県外に転校した児童生徒も参加。
川俣町の公民館が会場の式では、俳優の伊勢谷友介さんらが参画する東日本大震災の被災者支援プロジェクトの一環として、記念コンサートも行われる予定。(共同)
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 友人と再会、沖縄へ出発 全村避難の飯舘の小学6年生
東京電力福島第一原発事故で全村避難している飯舘村の小学6年生が命と平和の大切さを学ぶ「沖縄までいの旅」の参加者は24日、福島市の村飯野出張所前を出発した。3泊4日の日程で沖縄の歴史などを学ぶ。
村いいたてっこ未来基金の運営。会津美里町の宮川小に転校した木幡柊平君ら県内外避難者と川俣町に開設した草野、飯樋、臼石各小の42人が参加した。浜名光男村生涯学習課長を団長に指導員、看護師らスタッフ11人が随行した。
式では菅野典雄村長が「放射能と離れ、転校した友人と再会する機会をつくった。思いきり楽しんでほしい」とあいさつした。リーダーの武藤彰吾君(臼石小)が「参加できることに感謝し、たくさん学んできます」と決意を表明した。各小の校長、父母が見送る中、村のバス3台で仙台空港に向かった。
一行は平和祈念公園、住民が集団自決したチビチリガマ、米軍基地、美ら海水族館を見学するほかクリスマスパーティー、沖縄料理教室などを楽しむ。
Posted by 大沼安史 at 11:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 本県要望の18歳以下医療費は無料化ならず/除染費 「十分でない」
2012(平成24)年度の政府予算案が閣議決定されたことを受け、県は24日、本県に関係する復旧・復興関係の予算措置と制度改正の状況をまとめた。
政府に要望していた県内の18歳以下の子ども医療費無料化は盛り込まれなかったほか、除染経費も3700億円程度にとどまり、県は「復旧・復興予算として十分ではない」としている。
要望の成果としては、地方交付税の総額が前年比1千億円の増額となる17兆5千億円が計上された。
復旧・復興事業の地方負担分や地方税の減収分を全額措置する震災復興特別交付税7千億円が通常の地方交付税とは別枠で確保された。
復旧・復興予算の拡充に向け、県は「引き続き政府に強く要望していく」としている。
(2011年12月25日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:26 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 医療保険料免除を延長 警戒区域は1年間
厚生労働省は24日、東京電力福島第1原発事故で警戒区域に指定された地域の住民に対し、医療保険と介護保険の保険料や利用者負担などの免除措置を1年間延長する方針を明らかにした。
2012年度予算案に必要な費用として、142億円を盛り込んだ。
両保険制度で、現在の保険料や利用者負担を全額免除する措置は来年2月で廃止されることになっており、延長を求める声が上がっていた。
(2011年12月25日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 交付金制度を廃炉にも適用 1~4号機廃炉分34億円 電源交付金
2012年度政府予算案では、東京電力が廃炉を決めた福島第1原発の1~4号機に関する地元自治体への「電源立地地域対策交付金」として約34億円が盛り込まれた。
現行制度では廃炉が正式に決まれば交付金は停止されるが、双葉地方の各町村は財政が逼迫(ひっぱく)するとして、新たな財政的支援を政府に求めていた。このため経済産業省は、交付規則を「防災・安全対策」に活用できることを新たに盛り込む形で改正し、来年度以降も継続して交付することを決めた。
交付金は避難道路の整備や事故対応などに活用される。
また、県内全原発の廃炉を前提に「脱原発」方針を打ち出した県は、市町村への配分金と県民への給付金などを除いて国に同交付金を申請しない方針を示していたが、予算案では県分の約26億円は計上が見送られた。
(2011年12月25日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:19 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 「学校給食」 調理後も 放射性物質の検査実施へ
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1225/news1.html
◎大沼 「調理済み給食1食分を粉砕」して調べる。来年度(2012年4月から)、1年間の期間限定、それも市町村、1箇所だけ!
◇
政府は来年度、県内59市町村の小中学校の学校給食について、調理後の放射性物質検査を実施する。
24日に閣議決定した政府予算案の復興特別会計に検査費2億3900万円を計上した。
県内では、市町村独自に調理前の給食食材を検査する動きが広がっているが、調理後も放射性物質の有無を調べる二重の検査態勢を確立し、児童・生徒の被ばく防護を強化する。
検査は来年度1年間にわたり、市町村ごとに学校給食センターなど1カ所を選定して実施する。検体を採取する給食センターなどは今後、文部科学省と県が給食の配膳数などを踏まえて選定する。
調理済み給食1食分を粉砕、精密に放射性物質を分析できるゲルマニウム半導体検出器で調べる。民間の検査機関に分析を委託する方針。
検査結果を随時、保護者らに公表。暫定基準値を超える数値が出た場合には、給食に使う食材の変更など迅速に対応する。
(2011年12月25日 福島民友ニュース)
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〔フクシマ・新聞「社説」=記録〕 読売(24日付け) 放射能「新」基準 食の不安の拡大防止策が先だ
→ http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111223-OYT1T00701.htm
◎ 日本亡国史の史料として……あるいは報道犯罪の容疑記事として、記録する!(引用文の太字強調は大沼)
◇ 関連ツイッター
# Yamakawakenichi 山川健一
読売のこの社説は、非常識であることを超え犯罪的でさえある。意図的な世論誘導であり、もはやジャーナリズムとは言えない。 QT あまりに酷い内容の社説だ。小さな子どもを持つ親として抗議をしたい!
◇
安心のための基準がかえって不安をあおることにならないか。政府は、慎重に対応すべきだ。
厚生労働省が、食品中に含まれる放射性セシウムの新たな規制値案をまとめた。政府内で調整後に、来年4月の導入を目指している。
今は、東京電力福島第一原子力発電所の事故直後に定められた「暫定規制値」を食品の安全確認の目安としている。新たな規制値案は、これより大幅に厳しい。
例えば、粉ミルクなどの「乳児用食品」や「牛乳」は、暫定規制値の4分の1である1キロ・グラム当たり50ベクレルだ。その他の一般食品は5分の1の同100ベクレル、飲料水は20分の1の同10ベクレルとなる。
厚労省は、規制値を厳格化するのは「安心確保」のためと説明している。具体的には、食品を通じた「内部被曝(ひばく)」のリスクが今の5分の1以下になるという。
導入後は、これに基づき出荷停止などが判断される。
しかし、規制値を厳しくすることで社会不安が高まるリスクも注意深く見極める必要があろう。
暫定規制値で十分「安全」の範囲なのに、新規制値で「超過」と判定される例が想定される。出荷停止が続発しはしないか。(以下、略)
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ報告〕 握りつぶされた「最悪シナリオ」 ~半径250キロ圏が強制移住レベルとの試算~
「暗黒夜考」→ http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/1c8a27932b90a557d9a83aa225592c97
……この手の国家権力にとって都合の悪い情報が、今回
のクリスマスイブのように世間の意識が他にいっているような時にこっそりと報じられるのは毎度のことである。
で、今回、当時の菅政権と原子力委員が「最悪のシナリオ」として試算しつつ握りつぶしていたのが、上記記事にあるように、東日本のほぼ全域が壊滅的な放射能汚染に苛まれるという代物である。
事態がそのレベルにまでは至らなかったからよいものの、事故当時、東日本に暮らす多くの住民が深刻な放射能汚染に晒されるという、極めて危険な状態にあったということである。
即ち、最悪の場合、東日本に暮らす住民は政府から何も知らされないまま、その大多数が被曝しても仕方なしとの判断が下されていたということである。
早い話、「棄民」として見捨てられる可能性があったということである。
今になってこのような重大な情報が報道された訳であるが、これは既に過ぎ去った危機・昔話ではなく、何かの弾みでフクシマ原発が上記にあるような危機的状況に陥ることがあっても不思議ないとみるべきであろう。
今後、「F1」(福1)の廃炉作業の過程で何が起きるかは予断を許さず、仮にF1が再び東日本大震災級の地震に襲われれば、一気に事態が悪化することも想定するべきであろう。
それにしても、「最悪シナリオ」の強制移住地域の範囲図をみると、以前のエントリーに取り上げた”未来からの使者”ジョン・タイターの予言どおりであり、薄ら寒さを覚える次第である。……
Posted by 大沼安史 at 10:56 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログNEWS〕 「放射能ロンダリング」が加速 汚染食品が世界中に拡散
25日付け → http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65782151.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=facebook
◎ このブログ解説は第3国を経由した「死の灰洗浄」問題を取り上げているが、ここで使われている「放射能ロンダリング」という表現は、日本国内における「表示の偽装」「希釈」など、さまざまな「死の灰洗浄」に対しても使える言葉だ!
「除染神話」も「放射能ロンダリング」の一種!
彼らの偽装・欺瞞を許しはならない。
(なお、この場をかりて、「ざまあみやがれい」のみなさんの努力に敬意を表する。ありがたいことです。みなさんのおかげで、どれだけ大事な情報が広がっていることか!……)
◇ 「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.54 (全文・購読は → http://www.mag2.com/m/0001360611.html )
#
……例えば、野菜の基準値を考えてみる。
・日本国内の野菜の基準値・・・100ベクレル/kg
に対して、仮想の国Aが
・A国の輸入野菜の基準値・・・200ベクレル/kg
だったとすると、どうなるか。
日本国内では消費できない101ベクレル/kg以上の野菜が、A国に輸出可能ということになるわけだ。
実際に、EU諸国ではこの問題が指摘されている。
例えばベラルーシの国内食品向け基準値よりも、EU諸国の輸入食品向け基準値のほうが数値は高い。そのためベラルーシ国内で基準値超とされている食品がEU諸国に出回る事に対して、ドイツの消費者団体が警鐘を鳴らしている現実がある。
だが、EU諸国はこれに耳をかしていないのが現状だ。
幸いEU諸国は、輸入食品の基準値を、日本の放射能基準値に合わせている。今回の日本の新基準値の発表で、EU諸国の輸入基準値を同じレベルまで下げると思われる。
だが、日本以外の第3国からの食品の基準値は370ベクレル/kgとなっている。つまり第3国を経由すれば、EUに基準値超の日本食品が流通することも充分に懸念される。
かつての僕のブログ記事を読んだ人が、これを放射能ロンダリングと名付けていた。的確なネーミングだと思う。
もちろん、日本の新基準値より高い輸入食品基準値を定めている国へは、これまで以上に汚染食品が輸出されていくことになるだろう。
視点を移せば、国内の被災地がれきの拡散に対して、各県で強い懸念が表明されている。(続きはメルマガで)
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 SPEEDI 岐阜と滋賀にも……そして富山、福岡、山口の3県にも導入へ
中日新聞 → http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011122590093602.html
◎ でも、また「隠されたら」おしまいだし、そもそも溶融事故が起きたら、その時点で日本は猛スピード完全崩壊、死の灰ジャパンに!
◇
2012年度政府予算案で、福井県と県境を接する岐阜、滋賀両県に大気中の放射性物質拡散を予測する国の「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI=スピーディ)の情報を活用できるコンピューター導入費用が初めて計上された。
SPEEDIの情報はこれまで、原発立地県しか利用できなかった。福島第1原発事故を受け、国の原子力安全委員会は避難など防災計画を準備する地域を原発から8~10キロ圏から10~30キロ圏に拡大。岐阜、滋賀の自治体も含まれたため利用範囲を広げることにした。
コンピューターが導入されれば、原発事故時の放射性ヨウ素などの拡散状況を示すシミュレーション情報が原発立地県並みに得られ、原子力防災計画の策定などに生かせる。
福井県の原発事故を想定したSPEEDI情報の提供を求めてきた滋賀県の原子力防災担当者は「県民の安心・安全につながる」と評価。同県は昨秋、独自の放射能拡散予測システムを開発しており「県のシステムと比較検証し、より良い避難計画の策定につなげたい」と話している。
SPEEDIが岐阜、滋賀両県以外で新たに導入されるのは富山、福岡、山口の3県。
Posted by 大沼安史 at 10:25 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 【検証】細野大臣は「低線量被曝WG」の御用学者らに寄ってたかって洗脳された!
(21日付け)→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003372
◎大沼 細野大臣は山下俊一氏並みの被曝加害責任を問われることとなった!
あまりにも「正直」な細野氏の、この悲しきふるまい!
「ニッポン放射能教」は、ついにカルト化した!
◇
19日、日本外国特派員協会で開かれた記者会見で「福島のガン発生率を全国で最も低い県にする」と“迷言”した細野豪志・原発事故担当相。記者会見での発言内容を聞くと、『ミスター100mSv』の山下俊一・福島県立医大副学長が、原発事故後間もなく(4月1日)飯舘村で開いた非公開セミナーと基本的な考え方が同じことに驚く――
細野大臣「100mSv以下ということになると、疫学調査は行われてきたけれど、他のガンのリスクに隠れてしまい、隠れてしまうほど小さいものですから、放射線によるリスクの明らかな増加を証明することは難しい…」
山下俊一氏「ガンのリスクが上がるのは年間100mSv以上である。それ未満であればリスクはゼロと考えてよい」(セミナー出席者の質問に答えて)
……
Posted by 大沼安史 at 10:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログNEWS〕 NHK「日曜討論」は間違いだらけ 「除染できません!」
「いるかちゃん ~ 子どもを守れ@福島市」
① 福島市 除染できません → http://blog.livedoor.jp/irukachan2009/archives/51792534.html
② 環境省:現段階でできることはすべてやり これが除染効果の現実 → http://blog.livedoor.jp/irukachan2009/archives/51792589.html
◇ 関連ツイッター
# irukachan2009 いるかちゃん@福島市
#NHK 日曜討論は間違いだらけ:福島市 除染できません http://bit.ly/sfX0mH 「高圧洗浄器の除染は役に立たない
日曜討論は間違いだらけ:警戒区域 除染効果の現実 http://bit.ly/tl46dz 『環境省:現段階でできることはすべてやり これが除染効果の現実』と自白している
# 2712Papa papumamu 【脱原発に一票+α】
NHK日曜討論。細野も平野も悠長なことを言っている、二人とも家族を連れて被災地で仕事しろ!、おまえらの頭が冷温停止しているんだよ。20ミリまで安全だというなら、残りの人生福島にかけてみろ。離れたところからふざけた事を言ってるんじゃないよまったく朝から胸糞悪い。
Posted by 大沼安史 at 10:08 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(25日 日曜日)は引き続き、強い西風にあおられ、終日、太平洋に流れる。
Posted by 大沼安史 at 09:56 午前 | Permalink
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2011-12-24
[フクシマ・ユーチューブ・記録] 12・19 新橋駅前 「野田政権が早く終わりますように」 プラカードを掲げた人を警官隊が弾圧・排除
Posted by 大沼安史 at 06:44 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 義捐金・補償金を「収入」とみなし、南相馬市 生活保護打ち切り 県が3世帯分 裁決で取り消し
福島県南相馬市が東日本大震災の義援金や福島第1原発事故の補償金を収入とみなして生活保護を打ち切った問題で、県は23日までに住民3人の審査請求に基づき市の決定処分を取り消す裁決をした。市の手続きに不備があったためで、市社会福祉課は「他の世帯についても手続きに誤りがなかったかどうか確認する」としている。
裁決は21日付。厚生労働省は義援金を生活再建のために使う場合は収入とみなさないよう自治体に通知しているが、3人を支援する倉持恵弁護士によると、裁決は市の説明や調査が不十分で、正当な理由のない不利益な決定変更を禁じた生活保護法に違反しているとした。義援金の収入認定の是非については言及していない。
日本弁護士連合会の調査によると、8月時点で福島など被災5県の458世帯が義援金の受け取りを理由に生活保護を止められ、うち233世帯が南相馬市に集中していた。日弁連は11月、「直ちに是正すべきだ」として国や自治体に改善を迫る会長声明を出した。
Posted by 大沼安史 at 04:35 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 「最悪シナリオ」 東京都ほぼ全域・横浜市まで含む半径250キロが避難必要に 原子力委員長が3月に作成
菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が試算、作成した「最悪シナリオ」の強制移住地域の範囲 東京電力福島第1原発事故から2週間後の3月25日、菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が「最悪シナリオ」を作成し、菅氏に提出していたことが複数の関係者への取材で分かった。
さらなる水素爆発や使用済み核燃料プールの燃料溶融が起きた場合、原発から半径170キロ圏内が旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の強制移住地域の汚染レベルになると試算していた。
近藤氏が作成したのはA4判約20ページ。第1原発は、全電源喪失で冷却機能が失われ、1、3、4号機で相次いで水素爆発が起き、2号機も炉心溶融で放射性物質が放出されていた。
当時、冷却作業は外部からの注水に頼り、特に懸念されたのが1535本(原子炉2基分相当)の燃料を保管する4号機の使用済み核燃料プールだった。
最悪シナリオは、1~3号機のいずれかでさらに水素爆発が起き原発内の放射線量が上昇。余震も続いて冷却作業が長期間できなくなり、4号機プールの核燃料が全て溶融したと仮定した。
原発から半径170キロ圏内で、土壌中の放射性セシウムが1平方メートルあたり148万ベクレル以上というチェルノブイリ事故の強制移住基準に達すると試算。東京都のほぼ全域や横浜市まで含めた同250キロの範囲が、避難が必要な程度に汚染されると推定した。
近藤氏は「最悪事態を想定したことで、冷却機能の多重化などの対策につながったと聞いている」と話した。菅氏は9月、毎日新聞の取材に「放射性物質が放出される事態に手をこまねいていれば、(原発から)100キロ、200キロ、300キロの範囲から全部(住民が)出なければならなくなる」と述べており、近藤氏のシナリオも根拠となったとみられる。
毎日新聞 2011年12月24日 15時00分(最終更新 12月24日 15時54分)
Posted by 大沼安史 at 04:24 午後 | Permalink
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[☆(拡散願い)フクシマ・ブログ報告] 川内村で被曝した軽自動車 ワイパー下の土埃から 130万ベクレル/kg 北海道の避難先で乗車した双子の兄弟 痙攣・歩行障害を含む被曝症状 車両汚染に気付き危ういところで最悪事態を回避 父親が事実を公表し、アピール 「この子らの痛みを、絶対に無駄にしたくない」「まずは、事実認識、そして避難、それだけでいい」
日本人の皆々様への心からのお願いです
このファイルをインターネット上にアップするかどうか、正直なところ、本当に悩み、苦しみました。
僕自身が、我が子の未来をどう拓くのか…子供たち自身が自らの未来をどう切り拓いてゆくのか…
そのことをずっと考えていました。
23年前、泊原発、そして幌延の高レベル放射性廃棄物問題で北海道が沸騰していた時期、僕は大学4年生で、若いなりにこの問題と向き合い、自分なりに必死に考えて、行動していました。
泊、幌延、六ヶ所、女川、福島、東海、大飯、美浜、もんじゅ、島根…これらの現地にも足を運んで、この「原子力」という無機物の怪物を見つめ、(いつか、すべてをやめさせたい)そう願ってきた一人です。
けれども、2011年3月11日の大震災の直後、23年前から憂いていた日が…ついにやってきてしまいました。
僕が真っ先にしたのは、我が子4人の下の双子たちに、「申し訳なかった…原発を止めることができなかった…」との謝罪です。
フクシマの1号機、3号機の爆発映像を呆然と見つめ、恐ろしいほどの虚脱感に襲われました。
けれども、ぼぉっとしている猶予などありませんでした。
原発事故というものは、フクシマと北海道との距離など、目と鼻の先同然ですから。
情報は錯綜していましたが、
ニュースの断片と23年前に学んだ知識から推測して、これはチェルノブイリ事故以上の被害になると確信し、とにかく第一波のヨウ素131から子供らを守るため、友人らと1~2ヶ月は篭城できるだけの想定をして準備をしました。(篭城までは実行しませんでしたが)
常に風向きを警戒し、雨には絶対当たるなと伝え…
しかし、思いもよらぬところから双子らが被曝し、床に伏しました。
このサイトで詳細をお伝えしているとおり、汚染車両による被曝が原因であることは、ほとんど疑う余地もありません。
この一連のことについて、一人の親として、一人の人間として、どう行動するのか、本当に悩みました。
第一にはもちろん、双子たちがこの被曝症状からいかに早く、そしてどこまで回復させてあげられるのか…ということが最優先でした。
友人のH氏が、車両の部分部分が高い線量であることに気付き、第一報をくれたのは8/30、すでに19時近かったとおもいます。
(この知らせが1日遅かったら、と思うとぞっとします…)
すぐに真っ暗になった道を車で走って、現場に行き、高線量を線量計で確認。
即とってかえして、頻繁に体調を崩していた双子らを確認し、すぐに自然療法仲間、ほうぼうに連絡をとって、最も効果的と思われる方法を探しました。
翌日は自営業の配達の日で、どうしても穴を空けるわけにいかず、配達しながらも、さらに連絡を取り合って、治療法(放射性物質の排泄方法)を考えました。
子供らには、汚染車両に乗らないこと、そして妻には、すぐに祖父母にこのことを連絡するように指示して、翌々日には札幌のバンキー(吸い玉=プハンのようなもの)の指導所に症状の重いY君を連れて行きました。
双子は5、6、7月とほぼ同時に熱も出さずに倦怠感と無気力で数日寝込むことが続き、8月半ばには、Y君の痙攣が始まりました。
さらに9月には歩行困難も合併しましたが、痙攣は少しずつ改善していきました。
Y君の歩行障害は12月現在も続いています。
K君の右ふくらはぎ付近の筋肉の疼痛と萎縮も、まだあります。
しかし、汚染車両に乗らなくなって、手当てを始めてからは、ひどい倦怠感で寝込むようなことは、ほぼなくなりました。
お医者さんには、12月現在まで、3回診察を受けていますが、治療法はなく、経過観察のみといわれています。
※この子らに毎日のように行っているさまざまな自然療法の手当てについては、別に書こうと思っています。
この問題は、我が子だけの問題ではなく、まだまだ数万、あるいは数十万の汚染車両が日本中を走っている可能性があり、一刻も早く対処しなければ、次々と被害に遭う子供たちが増えてしまいます。
双子たちは、被曝(おそらくは吸い込んだ)によって、倦怠感、無気力、痙攣、歩行障害、筋肉の痛み、筋肉萎縮などの症状になりましたが、必ずしもみんなが同じ症状になるとは限りません。
体内に入った放射性物質が、どこに蓄積し、どこが弱り、感染症などとの合併で、どんな症状を起こすのか、通常は予測不能であり、多種多様の疾患につながると思います。
そして、汚染に対しての事実認識をしないと、今、あなたに何か症状があっても、あるいはお子さんに何か症状があっても、病院にかけこみ、風邪などの適当な診断(というより、普通はこう診断する、というような)を受けて、マニュアルどおりの投薬をされます。
それが、放射能のせいなのかどうか、個々に判別するのは極めて困難で、1年、5年、10年、20年と、統計学的な数値が明らかになってきたときに、そうなのかもしれませんね、と言われるのです。
ですが・・・我が子を単なる統計学的な数値のひとりにしたいですか??
…悩みました…
この事実を暴露するということは、双子たちの未来に「差別」という障害が立ちはだかる可能性があるからです。
それでも敢えて、このように公開に踏み切ったのは、被曝の恐怖におびえ、そして差別におびえ、ひっそりと息を殺して、生きていく未来をこの子らが望んでいるはずがないと、この子らの笑顔を見て、確信するからです。
のサイトに来て、この文を読んでいる方々に、ぜひ、お願いしたいことがあります。
あなたの持っている車、
あなたのご自宅の庭、
あなたの生活空間のどこか、
なんとかして、汚染状況をしっかり把握してください。
空間線量だけでは、絶対にいけません!
なぜなら、0,2~0,3μSv/hくらいであっても、その付近には、数千、数万ベクレルの汚染が存在する可能性があるからです。
だから、国は汚染度合いも、除染のことも、避難の区分けも、空間線量でしか言わないのです。
ですから、しっかりと汚染を調べて、数値を記録して、証拠を残してください。
でないと、全てをウヤムヤにされます。
僕たちが調べた車も、鉄板などの比較的容易に洗車ができる部分は、0,1前後しかありませんでしたが、パッキンなどの部分では、0,2~0,5、ワイパー根元の吸気口付近では1~2μSv/hを計測し、その一部の土埃をぬぐいとっただけで、数千ベクレルの放射能を検出しているのです。
この車1台の、総汚染量は、数十万~百万ベクレルに達するのではないかと推測しています。
このような場所に子供を近づけてはいけません。
適当に廃車にしたり、捨てたりすることもいけません。
すでにこの車は、放射性廃棄物です。
この車と同じようなレベルの放射性の瓦礫を、全国の自治体に受け入れさせようとする動きがあります。
これも、絶対に阻止しないといけません。
すでに、北は岩手から、南は関東全域を含め、静岡、長野、新潟あたりまで、法的な意味での「放射線管理区域」を超えているのは、土壌汚染の実測値によって明らかになってきています。
(文科省の航空モニタリングの数値は、土壌実測値と比較してあまりにも低い)
汚染地から、一人でも多くの方が避難されることを願っています。
そして、汚染されている物は絶対に持ち出さないことです。
そのことを…この子らが証明してくれているじゃないですか。。。。
この子らの痛みを、絶対に無駄にしたくありません。
もう一度言います。
ちゃんと、目を背けずに、汚染を確認してください。
そして、自分を、我が子を、友人を汚染から守ってあげてください。
除染など危険なだけで、今は意味がありません。
まずは避難してください。
あるいは避難を助けてあげてください。
原発反対とか、新しい自然エネルギーとか、そういうことも後回しにして、まずは、事実認識、そして避難、それだけでいいのです。
それだけで、原発など、勝手に止まります。
自然エネルギーの開発も、勝手に進んでいくはずです。
今、我が子を守らないで、いつ守るのですか??
この国は、国民を守ってくれません。
守れるのは、あなた自身だけです。
私自身だけです。
裁判など後回しにします。
みなさんに早くお伝えしたくて、ここに書きました。
心よりお願いします。。。
2011.12.20 kazu
Posted by 大沼安史 at 03:21 午後 | Permalink
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〔12月24日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:07 午後 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 線引き割れる対応 避難区域再編案
→ http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9918504&newsMode=article
・ 飯舘村の菅野典雄村長は「半分以上のエリアが帰還可能とならない限り、村の生活は成り立たない」という。村内を同一の地域に設定するよう求めたが、政府から明確な返答はない。
◇
「自治体崩壊の危機だ」-。東京電力福島第一原発事故で、政府が避難区域再編案を打ち出したことから市町村に混乱が広がっている。町内の大半が「帰還困難区域」に設定される可能性のある双葉町は、町長が地域コミュニティーを守るための苦肉の策として「仮の町」への全町移転を提案。大熊、浪江両町は住民帰還に向け、町内を生活圏と非生活圏に分けて地域づくりを再開する方向で動き始めた。ただ、放射線量による線引きが地域を分断することに関係者の苦悩は深く、手探りの検討が続く。
■集団移転
双葉町の井戸川克隆町長は、政府が避難区域見直しの説明会で示した放射線量マップにがくぜんとした。
町内の広範囲が年間線量50ミリシーベルト以上で、長期にわたり戻ることの難しい帰還困難区域に設定される可能性があった。一部地域だけ帰還できたとしても、町の再生は困難だとの思いが強くなる。そこで発案したのが、一定期間、住民が町外でともに暮らす「仮の町」を設ける構想だ。郡内を離れれば、高い放射線量にさらされる危険がなくなる可能性もある。
町から東京都に避難している農家の男性(34)は「町の放射線量は全体的に高い。現実を直視した場合、古里を離れるという考え方も選択肢の一つだ」と理解を示す。
ただ、国の承認や仮の町の設置場所と時期、建設手法などは全て白紙だ。どのように町民の合意形成を図るのか見当もつかない。井戸川町長は「町民は今後の生活に不安を感じている。安心して暮らせる環境づくりが必要。スピード感を持って進める」と力説するが、極めて異例の計画だけに実現には険しい道のりが予想される。
■皮肉
大熊町は町西部地区を復興の拠点とする案を練る。福島第一原発に近い東部地区に比べ線量が低く、避難指示解除準備か居住制限のいずれかの区域に設定されるとみられるからだ。
行政機能を置いて町内の除染とインフラ復旧を進める構想で、徐々に帰還できる範囲を広げていくことを想定している。ただし、山間部が多い西部地区だけに、開発と、学校などの公共施設や住宅整備には膨大な予算と時間が必要となる。町民に明確な青写真を示せるのは当分、先になりそうだ。
一方、浪江町の職員は「人口の多い町東部が解除準備区域になりそうだ。除染が進めば、住民の帰還に一筋の光明が差す」と少しだけ明るい表情を見せた。
町の人口は双葉郡最多の2万1000人。このうちの8割が、避難指示解除準備区域と居住制限区域の候補となる地域の住人だ。ただ、請戸地区など放射線量が比較的低い沿岸部は津波で人家が壊滅的な被害を受けている状況にある。線量は低くともわが家に戻ることのできない皮肉なケースも出てきそうだ。
内閣府被災者生活支援チームは「新たな区域分けは住民の被ばくリスクを考えた上での対処であることを理解してほしい」と説明するが、それぞれの市町村は線量による線引きだけでは解決できない多くの課題を抱えることになった。
■見えない壁
「どうやって区域分けをすればいいのか、見当もつかない。大変な作業になる」。富岡町の担当職員はため息をつく。
町は福島第一原発に近い北部で線量が高く、南部は低い傾向にある。北東部の小良ケ浜地区は年間線量(推計値)が110ミリシーベルト。中心部に近い本岡地区は70ミリシーベルト程度で、楢葉町に近い上郡山地区周辺は20ミリシーベルトを下回る見込みだ。単純に線量で区域分けした場合、人口が多く店舗や公共施設が立ち並ぶ繁華街の付近で「避難指示解除準備」と「居住制限」の両区域に分かれる可能性がある。
町内に、放射線で分断された目に見えない壁が築かれる格好だ。町は線量だけでなく、地域や集落ごとの事情も加味して区域分けすることを検討しているが、対策が具体化するまでにはかなりの時間が必要だという。
いわき市に避難する男性(63)は「同じ町内なのに100メートル離れるだけで住めるか、住めないかが決まるのはふに落ちない。しゃくし定規な対応はしないでほしい」と注文を付けた。
■暗 雲
政府は、住民の早期帰還を目指す避難指示解除準備区域内でインフラ復旧を早急に行う考えだ。しかし、現在は警戒区域として立ち入りが制限されている地区は被害の状況確認が進んでいない。住民の早期帰還に暗雲が垂れ込める。
南相馬市小高区は比較的に線量が低く避難指示解除準備区域の候補だが、3771戸の住宅のかなりの数が損壊している。沿岸部の角部内地区では堤防が約130メートル決壊、井戸川地区では東西2キロ、南北1キロにわたって冠水した状態が続いている。帰還の見通しを立てることは現時点で不可能だ。
町内の広範囲で年間線量が20ミリシーベルトを下回る楢葉町は、下水道管などの被害状況を把握できていないという。葛尾村は区域設定と並行して、住民が安心して帰還できる線量の基準を示すよう政府に求めている。
■山木屋は一つ
計画的避難区域に指定されている川俣町山木屋は地区東部が居住制限区域に、西部が避難指示解除準備区域にそれぞれ設定される可能性がある。
「避難した時も住民は一緒に移動した。戻る時も、もちろん一緒。山木屋は一つだ」と、古川道郎町長は力説する。
地域が二つに分かれてしまえば住民同士のつながりまで分断される。統一的な対応を取るよう政府に求めている。「『友達と離れたくない。一緒に山木屋に帰りたい』という児童の声が届いている。その気持ちを大切にしてあげたい」と目を潤ませた。
村内全域が計画的避難区域となっている飯舘村の菅野典雄村長も考え方は同じだ。「半分以上のエリアが帰還可能とならない限り、村の生活は成り立たない」という。村内を同一の地域に設定するよう求めたが、政府から明確な返答はない。
(2011/12/24 08:44)
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〔フクシマ・福島民報〕 「完全賠償させる会」結成 いわき市民、双葉郡避難者
いわき市民や双葉郡からの避難者らでつくる「原発事故の完全賠償をさせる会」が23日、結成された。同日、いわき市の内郷公民館で発足総会が開かれた。
住民ら約160人が出席。今後、国や東京電力に対して精神的苦痛を含めた全ての被害に完全賠償を求めるほか、原発の廃炉などを訴える。同市などに事務局を置く「福島原発被害弁護団」と連携して活動する。
総会後、共同代表の佐藤三男浜通り復興共同センター事務局長らが記者会見した。佐藤事務局長は「長い闘いとなるが、完全賠償が実現するまで運動を進めたい」と述べた。
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〔フクシマ・福島民友〕 室内遊びのひろば 「ペップキッズこおりやま」 オープン
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1224/news5.html
◎ お孫さんを連れて来たおばあさんが言った。「いつも孫には『お外にはバイキンマンがいるから中に入りなさい』と放射線について説明している」
◇
放射線を気にせず子どもたちに遊んでもらおうと、郡山市元気な遊びのひろば(愛称・PEP(ペップ)キッズこおりやま)が23日、郡山市横塚にオープンし、施設内に子どもたちの笑顔と歓声が広がった。
4歳と5歳の孫と訪れた同市の高久トシ子さん(65)は「いつも孫には『お外にはバイキンマンがいるから中に入りなさい』と放射線について説明している。施設ができて楽しめる」と笑顔で話した。
同施設は、郡山市震災後子どもの心のケアプロジェクトの活動に感銘を受けた大高善興ヨークベニマル社長が市に申し入れ「子どもたちへのクリスマスプレゼントに」と設置への動きが始まった。
同社が建物と土地を市に無償貸与したほか、セブン&アイ・ホールディングスグループの同社とライフフーズ、ヨークベニマル文化教育事業財団が施設内の遊具一式(総額1億5000万円相当)を寄贈した。
オープニングセレモニーでは、原正夫市長、大高社長らがあいさつ。原市長らがテープカットやくす玉割りでオープニングを祝った。
開館時間は午前10時~午後6時、90分ごとの完全入れ替え制。入場無料。
(2011年12月24日 福島民友ニュース)
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〔フクシマ・河北新報〕 脱原発の選択-エネルギー先進国ドイツ(下)実践/住宅工夫、節電に尽力
<世界から見学者>
フランスとスイスの国境に近いドイツ南西部のフライブルク市には、世界が注目する省エネのモデル地域がある。
約5300人が暮らすヴォーバン地区。1990年の東西ドイツ統一後、フランス軍から返還された元駐留地だ。約38ヘクタールの地区内には屋上を緑化した集合住宅や、太陽光パネルを設置した一戸建て住宅などが目立つ。
「ここでは電力会社に依存せず、住宅ごとに発電して光熱費を抑えている家庭が多い。日本からも研究者や行政関係者が見学に来ている」。地元で視察ガイドを務めるアンドレアス・デレスケさんは言う。
ドイツ政府は2010年、環境対策を進めるためエネルギー大綱を策定。電力に変換する前の化石燃料など1次エネルギーの消費量を08年比で20年に20%、50年に50%削減するとした。
<10年で元取れる>
この省エネの重要性が、ことしの「脱原発」政策の決定でより高まった。
フライブルク市内には大綱に基づく省エネ対策を進める上で期待される住宅がある。ヴォーバン地区を中心に一戸建てや集合住宅約200棟がある高断熱の「パッシブハウス」だ。ガイドのデレスケさんも集合住宅タイプで暮らす。
自宅は南向きで大窓が三重ガラス。室内には高性能の空調装置を備える。建物地下には天然ガスを燃料にするコージェネレーション(熱電併給)施設があり、発電した電気と発生する熱を全20戸で共同利用し、電力会社から受ける電力量を抑える。
広さ90平方メートルのデレスケさん宅の暖房費は年間約90ユーロ。日本円で約9000円の安さだ。
デレスケさんは「コージェネ施設などは10年余で元が取れる。量産すれば、原発に代わる電力を確保することもできる」と強調する。
寒冷なドイツでは家庭の年間消費電力の約7割を、暖房需要が占めるとされる。暖房の効率化は脱原発社会に欠かせない。政府は建築物の省エネ支援に年間15億ユーロ(約1500億円)規模の助成を続ける方針を打ち出し、パッシブハウスは国内に広がり始めている。
<市民も責任負う>
首都ベルリンでは07年、集合住宅としては市内初のパッシブハウスが「ベルリンの壁」跡地をまたぐ形で完成。7階建てに19戸54人が暮らす。
住民でもあるクリストフ・ダイメルさんは建築家として設計に携わった。構造が特殊なことなどから「本格普及には専門の建築家育成や投資を促す制度が必要」と指摘しながらも、「条件が整えば今後は多くの住宅がパッシブハウスになるだろう」と予想する。
ドイツが決めた22年までの「脱原発」は、風力など再生可能エネルギーの発電拡大とともに電力消費の抑制が前提になっている。
「責任は政府だけでなく、市民も背負っている。一人一人が意識を高めて行動すれば、脱原発は実現できるだろう」。ヴォーバン地区で省エネ生活を実践するデレスケさんは語る。2011年12月24日
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〔フクシマ・NEWS〕 初公開! 玄海原発事故 情報公開請求のSPEEDIで判明! 1時間で有明海・佐賀市・福岡市汚染の可能性
◇ グリーンピース(22日)SPEEDI検証シリーズ (3)
→ http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/speedi1/blog/38508/
◎ 「きっこ」さん情報(kikko_no_blog きっこ)
#
24hitomiがリツイート
初公開!玄海原発事故SPEEDI、1時間で有明海・佐賀市・福岡市汚染の可能性
◇
11月20日、佐賀県は玄海原発で「福島原発と同レベル」の事故が起きたと想定する避難訓練を行った。
グリーンピースは「福島原発と同レベルの事故」という点に注目し、佐賀県に対してこの避難訓練で使用したSPEEDI( 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の情報公開請求を行っていた。
◇ 驚愕、強風で有明海まで1時間で汚染が到達
昨日、グリーンピースに対して佐賀県から情報公開されたSPEEDIデータをみて驚いた。
11月20日は、強風だったらしい。
事故を想定した、午前8時の段階で北北西の風が12.5m/sと示されている。 ……
Posted by 大沼安史 at 11:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・重要資料〕 ウクライナ政府(緊急事態省)報告書 『チェルノブイリ事故から25年 “Safety for the Future”』より(2011年4月20-22日、チェルノブイリ25周年国際科学会議資料)
→ http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf
◇ 「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク・訳
〒273-0041 東京都杉並区松の木1‐12‐4 Fax:03-3312-7791
代 表:綿貫礼子 (サイエンス・ライター)
事務局長:吉田由布子 E-mail: yosida-y@tkd.att.ne.jp
◇ ツイッター情報
# nomad_ozland NomadicHerald 脱原発に一票
涙目でTWします。【永久保存オススメ】「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク翻訳資料→http://bit.ly/tjnkRD #genpatsu #Fukushima 54分前
◎ 一部を以下に抜粋して紹介する(大沼)
3.2.3 チェルノブイリ惨事の被害を受けた様々な子どもたちの集団における健康影響
チェルノブイリ惨事の医学的結果は、チェルノブイリ原発30kmゾーンから避難した子ども、汚染地域居住の子ども、出生前に被曝した子ども、被曝した両親から生まれた子どもという、さまざまなコホートで研究されてきた。事故後の期間に5万人以上の子どもたちが放射線医学研究センターによって観察された。
放射性ヨウ素ならびにチェルノブイリ事故によるその他の好ましくないファクターに曝露した子どもたちの健康状態の変化
チェルノブイリ事故の早期段階(1986.04.26~1986.09.01)の初期の日々にチェルノブイリ原発の立ち入り禁止地域から避難した子どもたちは、口中に金属味がするという喉の感覚による刺激(55.7%)、頻発な空咳(31.1%)、疲労(50.1%)、頭痛(39.3%)、めまい感(27.8%)、睡眠障害(18.0%)、失神(9.8%)吐き気と嘔吐(8.0%)、排便障害(6.9%)を訴えた。
子どもたちの31.0%には呼吸器の疾患が検出され、32.2%にはリンパ組織の過形成、18.0%には循環器系の機能障害、9.4%は消化器官、9.8%は肝臓肥大、3.2%は脾臓、34.2%はヘモグラム(訳者注:詳細な血球検査所見)に量的な変化が、そして92.2%にはヘモグラムに質的な変化が検出された。……
Posted by 大沼安史 at 11:11 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 原発事故対策システム強化へ 使用済み核燃料プールも監視
西日本新聞(24日付け)→ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279271
◎使用済み核燃プールに対する、放射線モニタリング設備がなかったことが、この記事に明るみに出た!
◇
福島第1原発事故の際、放射性物質の放出量を予測する「緊急時対策支援システム」(ERSS)が使えなくなったことを受け、環境省は過酷事故(シビアアクシデント)でも機能するようシステムの強化策を講じる。各原発の原子炉だけでなく使用済み燃料プールにも放射線のモニタリング機器を設置し、監視対象を広げる。非常用電源設備の増強や通信回線の多重化も図り、住民避難が必要となる非常事態に備える。
同省は来年4月の「原子力安全庁」(仮称)設置に伴い、原子力安全行政を所管する。2011年度第3次補正予算にERSS関連強化費として約5億円を盛り込んだほか、12年度予算案に約3億円を計上する。
東日本大震災に伴う福島第1原発事故の直後、ERSSは電源喪失や通信網の途絶で機能しなかった。非常時はERSSの放射性物質放出量の予測に基づき、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)がその拡散予測をすることになっていたが、ERSSの機能不全でSPEEDIも十分な役割を果たせず、住民の効率的な避難に役立たなかった。
ERSSは原子炉だけを監視対象としているが、福島第1原発では使用済み核燃料プールも損傷し、放射能漏れの恐れが指摘された。4月以降は全国各地の原発のプールに放射線量などのモニタリング機器を新たに設置し、常時監視する。
データを送信する通信手段を多重化するため、ERSSを運用する緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)と各原発、安全庁を結ぶ専用衛星回線も整備する。電源対策では、事故時に現地対策本部となる全国20カ所のオフサイトセンターの非常用電源設備を増強する。
さらに九州電力など原発を保有する電力会社の本店と各原発を首相官邸のテレビ会議システムに組み込み、住民避難を含めた緊急対応の迅速化を図る方針だ。
■緊急時対策支援システム(ERSS)
原子炉の圧力、温度、放射線量のほか電源や各種安全装置の作動状況などを監視し、事故発生時には事故の進展や放出される放射性物質量などを予測するシステム。現在は経済産業省の独立行政法人・原子力安全基盤機構が運用している。緊急事態を想定して1987年に開発が始まり、開発・運用に約155億円が投じられた。福島第1原発事故で初めて真価を問われたが、役に立たなかった。
Posted by 大沼安史 at 11:00 午前 | Permalink
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〔玄海・NEWS〕 玄海1号機、原子炉に不純物6倍 早期劣化の原因?
老朽化が指摘される九州電力玄海原発1号機(佐賀県玄海町、55・9万キロワット)の鋼鉄製の原子炉容器に、不純物である銅が同社保有の他の原発と比べ最大約6倍含まれていることが21日、九電への取材で分かった。銅の含有率が高いと、核分裂で生じる中性子を浴びた際、原子炉の劣化が早く進むとの指摘もある。
九電によると、1975年に運転開始した玄海1号機の原子炉に含まれる銅の割合は0・12%。94年に運転開始した3号機は0・018%で約6・6倍に相当する。1号機は71年に着工しており、同社は「当時の技術ではこの程度しか不純物を取り除けなかった」と説明している。
井野博満東大名誉教授(金属材料学)は「比較的新しい原子炉の場合、銅の含有率は通常0・0数パーセント程度。玄海1号機は(不純物の多い)悪い鋼を使っている」と指摘。70年代後半以降、鋼材にニッケルを混ぜて焼き入れするなど製造技術の改良が進み、銅の含有率は大きく低下したという。
玄海1号機は1日から定期検査で停止しており、井野名誉教授は検査終了後に運転再開しないよう求めている。
九電が2009年、玄海1号機について運転停止などで温度が低下した際、鋼鉄が割れやすくなる境界の温度「脆性遷移温度」を測定したところ、予測値を約20度上回る98度に達した。これは、理論上85年間運転した劣化状態に相当する数値。
九電は「銅の含有率が高く、運転期間が長いことで脆性遷移温度が高いと考えられているが、試験片で『問題ない』ことを確認している」とし、「玄海1号機の製作当時は銅の含有率の規格がなかった。その後、追加された規格を上回ってはいない」と話している。
Posted by 大沼安史 at 10:52 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 【電気料金値上げ】庶民の猛反対よそに記者クラブの「東電援護質問」
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003381
◎ 「記者」諸君! 君たちはジャーナリストだ! 「御用書き」になるんじゃない!
東京電力は22日午前、記者クラブだけに質問させる「電気料金値上げ記者会見」を開いた。そもそも抜き打ちのような形だったため、ほとんどのフリーランスはこの記者会見に出席していなかった。木野龍逸、おしどりマコさんら常連出席者さえも知らないままだった。
筆者がニコ生で確認したところ、ほぼ1時間(65分)にわたる記者会見で質問したのは9社13人(日経が3人、時事と朝日が2人づつ)。「値上げを利用者に転嫁する」ことへの疑問など東電の責任を追及する質問は一切出ず、値上げの幅と値上げ開始時期などに集中した。東電の補足説明を誘い出す「値上げ援護記者会見」となった。
ニコ生のコメント欄には「フリーは来てないのか?」という書き込みが頻繁に踊った。記者会見終盤には「新聞村御用記者、値上げ援護質問」という痛烈な書き込みも見られた。……
Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・歌〕 原子力発電から脱却することを主張するプロテストソング集
Posted by 大沼安史 at 10:40 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 米、新型炉を認可 年明けにも2州で
24日付け朝刊→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011122402000047.html?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
◇ ツイッター・コメント
# monogatarizm waku izumi
「巨悪は東芝」と飯田哲也氏が言った意味が、よく分かる。 RT @TOKYO_Shimbot 経済: 米、新型炉を認可 年明けにも2州で(12月24日 朝刊) [写真]: http://bit.ly/w30VUH #genpatsu #原発 1時間前
◇
【ワシントン=共同】米原子力規制委員会(NRC)は二十二日、東芝子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の新型加圧水型原子炉「AP1000」の設計を認可した。米国内ではこの原子炉を採用した原発の建設計画が複数あり、早ければ年明けにもジョージア州のボーグル原発3、4号機とサウスカロライナ州のV・Cサマー原発2、3号機の建設と運転が承認される見通し。
新たな米原発の着工は一九七八年を最後に途絶えていた。七九年のスリーマイルアイランド原発事故を経て約三十四年ぶりに新規着工が再開されることになる。チュー・エネルギー長官は「政府は米原子力産業の再生に力を注いでおり、今回の承認は建設再開への大きな節目になる」との声明を発表した。
東京電力福島第一原発事故後、各国で原発見直し論が強まる中、百四基の原発を抱える「原発大国」米国が推進の姿勢を明確にしたことで、原子力業界は原発への逆風に歯止めがかかることを期待している。
AP1000はテロや災害を想定し、旅客機の衝突に耐え、福島第一原発事故のような外部電源の喪失時に七十二時間の原子炉冷却ができるなど、従来型と比べ安全性や運転効率が高いとされる。中国ではAP1000を使った原発の建設が既に始まっている。
米国の電力業界はスリーマイルアイランド事故後、費用面の問題から原発新設に消極的だったが、ブッシュ前政権下で建設再開に向けた地ならしが進められ、オバマ大統領も昨年二月、ボーグル原発の増設計画に政府が債務保証する方針を発表するなど再開に前向きな姿勢を示していた。
米国では二〇〇七年以降、三十七基の原発の新規建設計画が持ち上がっており、十数基がAP1000の採用を検討している。
Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・愛媛新聞・社説〕 懲りない東電 値上げの前に体質改善せよ(24日)
東京電力は置かれた立場を理解しているのか。
福島第1原発の事故賠償と廃炉の詳細が定まらないまま、企業向けの電気料金を値上げすると発表した。
家庭向けも早い時期に値上げ申請するという。
すでに東電は「破綻状態」にある。政府の経営・財務調査委員会が、新潟県にある柏崎刈羽原発の再稼働か、料金値上げか、どちらもできない場合は2012年度に債務超過に陥ると指摘している。赤字構造が恒常化する以上、値上げは企業体として最後の自助努力というわけだろう。
しかし、独断専行が許される状況ではない。
値上げは原発停止に伴う火力発電の燃料費増加を理由としたが、元凶は原発事故なのだ。まもなく東電は公的資金の投入で実質国営化される。経営合理化と体質改善が目に見える形で示されない限り、事故の代償を負わされる企業や家庭の理解は断じて得られない。
世界に比して割高とされる電気料金制度の見直し作業も道半ばだ。
不完全ながらも電力会社を選べる企業と違い、一般家庭に逃げ道はない。
その料金計算の基準となる原価は、これまでオール電化住宅の宣伝費や社員用保養所の経費など、常識外のものが含まれてきた。膨張体質が自助努力であらたまるはずがない。
東電の判断は自前資金の確保で国有化を避けたいという邪心が先に立つ。
「値上げが嫌なら原発再稼働を」との圧力もちらつく。責任明確化のために経営陣刷新は避けられないにせよ、安直な値上げとの差し違えは言語道断だ。
もっとも、兆円単位で膨らむ賠償と廃炉費用が一個の企業に払えるとは思えない。廃炉に向けた工程表では、今後30~40年にわたって困難な作業が続くと示された。賠償と事故処理を確実に進めるためにも、いずれ一定の国民負担が避けられないだろう。
それでも国民負担は「なるべく遠く、なるべく低く」を原則とするべきだ。
東電のような大企業の不確実性を社会がどう受け止めてゆくか。市場のルールよりも民主主義のルールを優先し、国民的議論を深めてゆくには、国有化しか選択肢は見当たらない。
東電だけの問題ではない。原発停止で燃料費増加にあえぐのは、四国電力はじめ業界各社もほぼ同じ状況だ。事故賠償と東電支援の軸となる原子力損害賠償支援機構への資金拠出もしている。料金転嫁の可能性はゼロではない。
国有化で守るべきは被災者や電力システムだ。地域独占にもたれた業界形態を変え、消費者が質と料金で選べる電力市場へと導くことに政府関与の意味がある。
そして、脱原発につなげてこそ。
でなければ、世界を震え上がらせた原発事故から日本は何も学ばなかったことになる。
Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 赤城山の山頂湖 大沼のワカサギ 放射性物質検出 餌影響 中心に調査
前橋市の赤城山山頂部にある大沼のワカサギから、福島第一原発事故の影響で国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題で、県や前橋市は研究機関と連携して魚体に放射性物質が蓄積されるメカニズムの調査に乗り出した。
県の検査では大沼の水から放射性物質は検出されておらず、餌となる水生生物の影響を中心に分析する。
十一月末に釣り愛好家ら約百四十人の協力で調査用のワカサギ約四千九百匹を捕獲。一部を県水産試験場で飼育し、定期的に体内の放射性物質の濃度変化を観察する。
水産総合研究センター(横浜市)には胃の内容物の解析を依頼。食物連鎖の実態把握を目指す。群馬大も周辺の環境や土壌に含まれる放射性物質を調査する。
大沼のワカサギは、十一月下旬までの四回、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超えるセシウムを検出。今月中旬、同四四〇ベクレルと初めて規制値を下回ったが、禁漁は続いている。
大沼は標高一三〇〇メートルを超えるカルデラ湖で、周辺からの水の出入りは少ない。県水産試験場の佐藤敦彦主席研究員は「日本では例のない調査。できるところからデータを集め、対応に生かしたい」と話している。
Posted by 大沼安史 at 10:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 文科省 検証先送り SPEEDI中間報告 職員の意見並べただけ ずさんな内容
福島第一原発で事故が起きた当初、政府が放射性物質の拡散をシミュレーションしながら公表しなかった問題で、文部科学省は二十三日、省内の対応を検証した中間報告を発表した。公表が遅れた理由について関係者に聞き取りするなど十分な分析をした形跡はなく、単に全職員から募った意見を並べただけ。「検証」というにはずさんな内容となっている。
文科省は十月、政務官をリーダーに検証チームを編成。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」を百二十億円を投じて開発、運用していたのに、福島県民の安全な避難につながらなかった問題を検証するはずだった。
しかし、中間報告書では「当初は放射性物質の放出量が仮定したものだったことなどから公表されなかった」と、これまで政府と東京電力の統合対策室の会見などで出た説明を簡単に記載。事故直後の公表の是非を誰がどのように判断したかには触れないまま「放出量が分からなくても当初から公表することが必要」と教訓を記した。
文科省の担当者は「緊急時の対応態勢という全体的な課題に焦点をあてた」と釈明。今後、詳しく検証し、来年三月末までに報告書をまとめるという。
文科省の姿勢に、専門家から疑問の声が出た。東京大の児玉龍彦教授は「当時、予測が公開されていれば、無用の被ばくをせずに済んだ人が多数いた」と対応を批判した。
原子力安全の専門家で社会技術システム安全研究所長の田辺文也氏は「事故から九カ月余がたっており、検証を本当にやる気があるのか疑う。誰がどんな理由で非公表を決めたのかを明らかにしなければ、同じ過ちを繰り返す」と訴えた。
Posted by 大沼安史 at 10:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 栃木県 子ども3千人の被曝線量調査へ
原発事故による放射線の健康への影響について評価する県の有識者会議は23日、県民の被曝(ひ・ばく)線量を把握する調査の実施を県に提案し、県は1月にも調査を始めることを決めた。
調査は、外部被曝と内部被曝について四つの方法で実施。外部被曝測定では、原発事故後の放射線量の総量を空気中の放射線量から推計するほか、国が「汚染状況重点調査地域」に指定した那須塩原市や日光市など8市町を中心に3~15歳の子どもたち3千人を対象に2カ月間、線量計を携行させて測定する。
一方、内部被曝測定では給食に含まれる放射性物質を1自治体あたり約60検体集めて調査する。また、全身の被曝線量がわかるホールボディーカウンター(WBC)を使って調べる。
調査はいずれも1月下旬にも始める意向だが、WBCは機器の調達時期が未定という。今年度末までに中間報告を出し、最終報告を4~5月にする予定。
有識者会議の座長、鈴木元・国際医療福祉大学クリニック院長は「被曝線量を示すだけでなく、どの程度健康リスクが考えられるかなど、かみ砕いた形で情報を発信していく」と話した。
◎ 「朝日」よ、信頼を取り戻せ!
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 上杉隆さんは3・14以降、ほとんど怒鳴り声で官邸の広報窓口に電話で訴え続けていた!
……
官邸の笹川武内閣広報室長(当時)、西森昭夫内閣参事官(当時)は相も変わらず、煮え切らない態度を続けている。私の口調は徐々に荒くなり、3月14日以降の電話では、ほとんど怒鳴ることが続いていた。
「原発事故だ。原発事故! 人の命が懸かっているんだ。国民の命だぞ。お前ら役人に何の権限があって情報を遮断するんだよ。とにかく、こちらには現地の情報があるんだ。フリー記者、海外メディア、自由報道協会の記者たちが現場に入り、そこの情報を持っているんだ。ガイガーカウンターで測定した数値もある。こんな時に政府を批判しようなんてジャーナリストなんていないよ。いいか、おい、記者会見は質問ばかりではない。記者が政府に情報を伝えるという機能もあるんだよ。とにかく、早く官房長官、副長官でもいいから伝えろ!」
前の日の3月13日、筆者は原発から3キロメートルのところに到達した広河氏と電話で話していた。
広河氏は、子どもたちの遊ぶ病院の敷地内で3つあるガイガーカウンターを稼動させた。すべての計器の針は振り切れ、それは20年来チェルノブイリを取材している広河氏にとっても初めての経験となる恐ろしい出来事であることを示していた。
……
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〔フクシマ・NEWS〕 上杉隆さんが暴露! 政府事故調 中間報告 記者クラブだけ 23日に事前レク
20日(水)、上杉隆さんが文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に出演。26日に行われる、政府事故調査・検証委員会の中間報告に関して、政府とマスコミが事前レクをする段取りであることを明かしました。今後「上杉リークス」として様々な媒体でメモを公開していくことを述べています。
上杉「ええ、おもいますね。それでなんといってもですね。これはまあもう言っていいんでしょうけど。26日、事故調査委員会、これ、えー700ページほどのですね、報告書出します。」
吉田「あーそうなんだ」
上杉「ええ、もう、最初から作ってんですね。」
吉田「ああ、そうなの」
上杉「で、ええ。はっきり言って、骨抜きというかですね。ガス抜きのものですね」
吉田「ああそうなんだ」
上杉「えーと同時に23日に記者クラブだけ、えー事前レクやります。明後日。これで内閣府かすってますけど(※でいいのか)」
吉田「インチキだよねそれがねもう」
上杉「で、記者クラブだけにまた洗脳して、そして24、25には明日発表へっていって、先に呼びこませて」
吉田「なんでそこでつるんじゃうのかがよくわかんないですね」
上杉「そうなんですね。もう(※聞き取れず)だけですから。で、それをやっといて26日には、例えば記者会見ひらいても、フリーランスとか海外メディアとか自由報道協会の面々はその時になって700ページ渡されても読み込めないんですね。で記者クラブだけ洗脳して、どうでも良い質問をさせて、そしてはいっ、無事出しましたと、やることが決まってるんで、今のうちに暴露しときますけど」
吉田「そうなんだねえー」
上杉「まあそういうことがこのニュースを作ってくんですね。だからもう明後日ですから、えー23日休日にそういうようなこっそり、えーまあ内閣記者会と、えーまあ、政府が一体となって、事前レクをやって、だいたい記者に事前レクする自体が国がおかしい」
吉田「そういうことやること、インチキだって意識が全くないのかなあ」
上杉「まあ談合ですね。カルテル。普通の国だったら、まあ、普通の国じゃなくても日本でも、独占禁止法とかカルテルはダメなんで」
吉田「そういう意味では海外のそういうなんだろう、視線で見た場合には、北朝鮮と変わんないような、動き方だよね」
上杉「北朝鮮のほうがましなのは、みんなそれ知ってんですね。インチキしてるということが。でも知らないふりして気づかないふりして見ないようにしてるんです。日本は」
吉田「日本の場合はインチキだっていうふうにわかんない人が多数になっちゃってるっていうね」
上杉「で、インチキを本物だと信じてんです。あの大手メディアを含めて。そういう事を談合してる政府と。そういうふうに言ってるのを本物だと見て、」
吉田「なるほど」
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〔フクシマ・東京新聞〕 政府の「除染+帰郷」方針、透ける「救済」相手 ・ 原発再稼働したい 原子力ムラ/ 大手銀行守りたい 財務省
12月24日付け 朝刊・特報面 → http://p.twipple.jp/N46Ls
http://p.twipple.jp/zQ6NL
◇ 東京新聞 政府の「除染と帰郷」方針は東電と原子力ムラ、財務省の救済狙いか
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011122402000059.html
政府は年間放射線量が20ミリシーベルト未満の地域を「居住できる」と宣言した。「除染と帰郷」を強調して、疎開や移住の選択を狭めるという従来の方針を踏襲した。これに対し、避難住民の意見は一色でないが、生活の場の自由な選択肢は保証されてしかるべきだ。だが、そうなっていないのはなぜか。背景には東京電力と原子力ムラ、財務省の「救済」を優先する政府の狙いが透けて見える。 (出田阿生、鈴木泰彦)
# 以下は、有料です。http://www.tokyo-np.co.jp/database/
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〔木下黄太さんのブログ〕 放射性物質を人体に取り込むことは、人間の脳神経に大きな影響を与えかねない
ニューヨーク科学アカデミー刊行のレポートの中で、放射性物質の関与する脳の異常について、書かれた部分の翻訳です。Terry Yabumoto氏によるものです。
器質的な精神異常とは、物理的は破壊に起因する精神異常のこととおもいます。
放射性物質が脳に具体的に影響するということの意味合いはそういうものかと思います。
こうした場合、一般的な精神の病とは異なり、つまり、症状はどうであれ、治すことはほぼ不可能だろうとみられます。
なお、リクイデータとは、汚染除去清掃人で、ほぼ死亡している人たちです。
すなわち、リクデータのほぼ全員が、人格崩壊したということです。
なお、こうした特殊な放射線作業者には、DVが多発することが知られていますが、リクイデータの家庭が大変に悲惨な状況になることは、その家族からよく伝えられる話でもあります。
◇
Annals of New York Academy of Science, 2009
“ Chernobyl:Consequences of the Catastrophe for People and the Environment “
5.8.1 神経系の障害
13.リクイデータの93%から100%は、神経病理学的な障害があり、同時に器質的な精神異常の徴候を圧倒的に示していた。(Loganovsky, 1999, 2000) 現地の精神医学上の分類やICD-10、DSM-IV の基準に従うと、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)や、心身症的・器質的・分裂病的な人格異常などが、記録に残されている。(Loganovsky, 2002)
24.1990年以来、チェルノブイリ居住禁止区域の人たちのあいだでは、一般の人たちと比較して、統合失調症の発症率が有意に増加している(1990年のウクライナにおいて、人口1,000人あたり、5.4人 vs. 1.1人)(Loganovsky and Loganovskaya, 2000)。汚染地域で生じた放射線被ばくは、情報処理に関わる大脳皮質-大脳辺縁部を分子レベルで損傷し、もともと統合失調症の傾向のあった個人においてはその引き金を引き、あるいは統合失調症に似た障害の原因となり得るようなダメージを脳に引き起こした。(Loganovsky et al., 2004a, 2005)
5.8.1.5 結語
汚染地域における多数の人々特にリクイデータたちのあいだで神経系の疾患が発生していることを証明したデータが次々と積み上がってきて、 神経系は放射線による損傷に対して抵抗力があるという従前の主張は論破されている。以前の放射線防御対策では無害と考えられていた相当少ない量の放射線ですら、生体組織にはっきりと分かる損傷を与える結果となっている。汚染地域における現在の放射線レベルが数えきれないほど多数の人々の中枢神経系に障害を与えていることは、明白である。
汚染地域に住む多くの住民たち、特に胎児の段階で被ばくした人たちおよびリクイデータたちは、認知、短期記憶、集中力の持続期間、動作にかんする判断力、夢見などが悪化している。これらの異常は、大脳半球の深部、すなわち間脳、前頭葉・側頭葉の深部、後頭頂部の損傷と関係している。低線量被ばくは、自律神経に損傷を与える。広島・長崎の原爆の炸裂をくぐりぬけた母親から生まれた子どもたちの45%に知的発達の遅延がみられるという事実は、ひじょうに厄介な懸念すべき問題となっている。(Bulanova, 1996)
=================================================
こちらの注:「日本では、一般的に被曝二世に知的障害が無いとされています」(原影研)
Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 政府が「死の灰汚染食品危険説明会」 「公開」で各地で開催へ /何万人も詰めかけよう!
◇ 食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会 ~ 来年1月中旬から7都府県で、参加者を募集 (内閣府食品安全委員会事務局)
厚生労働省と内閣府食品安全委員会では、来年1月16日(月)から2月28日(火)にかけ、岩手、宮城、福島、東京、愛知、大阪、福岡の7都府県で「食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会~」を開催します。
食品中の放射性物質については、東京電力福島第一原発事故後の3月17日、厚生労働省が暫定規制値を設定し、これに基づき、食品の回収や出荷制限等の措置を行ってきました。その後、10月27日に、食品安全委員会から食品健康影響評価が出されたことも踏まえ、現在、食品の安全と安心をより一層確保するため、新たな基準値の設定について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会放射性物質対策部会で検討を進めています。
今月中には基準値(案)を取りまとめた上で、来年4月を目途に施行する予定です。
説明会では、この新たな基準値(案)や食品中の放射性物質による健康影響、国や地方自治体が実施する検査の方法などについて理解を深めていただくことを目的としており、関係省庁の担当者などによる説明のほか、参加者との意見交換も実施する予定です。
……
◎大沼 「食品に関するリスクコミュニケーション」?……例によって、政府お得意のゴマカシ・カタカナ・イングリッシュの登場である。
「死の灰汚染食品危険説明会」と言うべきなのに……。
募集要領にこうある。
参加の可否については、開催前日までにFAX又は電子メールで御連絡します。その際、参加可能な方には「参加証」をお送りします。
例によっての「やらせ説明会」。
問題のありそうな参加希望者を「開催前日」――つまり、ギリギリまで調べ上げようという魂胆だ。
◇ 関係ツイッター
# KinositaKouta 木下黄太
tokaiamaがリツイート
何万人もここに詰め掛けて、政府のいい加減な食品基準を罵倒しないとだめだと僕は思います。説明会ではない。こちらの意思を重い知らさねばならない。http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/tokyo_radio_risk_annai2401.html 13時間前
Posted by 大沼安史 at 09:39 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(24日 土曜日)は引き続き、強い西風にあおられ、終日、太平洋に流れる。
Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 | Permalink
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2011-12-23
[フクシマ・NEWS] 死の灰汚染の米と牛肉 混乱が起きないよう――(整然と摂食・内部被曝を続けられるよう)、来年の9月まで「暫定基準」適用!
→ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-22_27649/
厚生労働省は22日、薬事・食品衛生審議会の放射性物質対策部会を開き、食品に含まれる放射性セシウムの新たな基準値案を公表。同部会は了承した。現行の暫定基準値を大幅に厳しくするもので、来年4月から適用する予定。
コメと牛肉は、市場や消費者に混乱が起きないよう周知が必要として、経過措置として来年9月30日まで半年間、暫定基準値を適用する。大豆は来年12月31日まで。
新基準値は、コメや肉、野菜など「一般食品」が1キログラム当たり100ベクレル、「牛乳」と、粉ミルクや市販のベビーフードなど新たに設ける「乳児用食品」が同50ベクレル、飲料水が同10ベクレル。
暫定基準値は「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」が同500ベクレル、「牛乳・乳製品」「飲料水」が同200ベクレル。(共同通信)
◎ ジャック・天野氏、よびかけ
犬HKのもとアナウンサー、小宮山厚労相を、殺人未遂・業務上致死傷で、常人逮捕し、世田谷交番に突き出そう!
◎ ジャック・天野の補佐、チャック・甘井の報告
ジャック親分さま、厚労省に取材したら、こういうことでした!
◇ 厚労省の(高級・屁でなし[クソ]官僚): このクソアマが! まだ。わかんねののか! 来年9月まで、セシウム・ストロン・プルト米、バカな国民どもに食わせろと言ってるんだよ!
◇ コミヤマ・ミタ大臣 「承知しました!」
Posted by 大沼安史 at 07:43 午後 | Permalink
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[ジャック天野・ツイッター・コメント] わたしが次の宮城県知事に選ばれたなら、村井容疑者を宮城県民殺人未遂罪で刑事告発する! 大阪に逃げようたって逃がしやしない!
# Santiago_Hotel とんとかいも(tomtokaimo)
あの極悪非道の佐藤知事を有する福島県ですらセシウムの降下量が出されたが、宮城県に関しては未だに何も公開されていない。SPEEDIの当初の予測からして、相当量が宮城県境に向かったはずだ。これまでの村井宮城県知事の言行からして、どうやら県民を皆殺しにしたいらしい。代償は深く重いぞ。31分前
◇ ジャック天野 後記
なんなら、いますぐ村井を常人逮捕して、仙台駅前交番の番長のリョーさん(良一・巡査部長)あたりに引き渡したって構わないんじゃないかな?
リョーさんのことだ、あの無責任野郎を、徹底的に絞り上げるぜ!
◎ 大沼 そういえば、あのブッシュも、チェイニーも、「常人逮捕」されるのを恐れて、米国外に出れないでいるんだよね!
Posted by 大沼安史 at 06:50 午後 | Permalink
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[ジャック天野・正論アピール] 日本政府・東電の責任者を現行犯逮捕して交番に突き出そう!
わが畏友、ジャック・天野が、以下の「正論」アピールを、本ブログあて、送って来たので、紹介したい。
◇
野田首相以下、日本「政府」当局者、そして東電の責任者を、業務上過失致傷の現行犯で常人逮捕し、最寄の交番に突き出そう!
電車の痴漢以下のサイテーな犯罪者たちを許してはならない。
この国を死の灰で穢し、この国の人々に、キラー・セシウム(&プルトニウム、ストロンチウム)の猛毒を浴びせ続けているヤツラは、サリンをまいたオウムの麻原並みの凶悪な犯罪者だ!
ひっつかまえて、最寄の交番、あるいは駐在所に突き出そう!
Posted by 大沼安史 at 06:20 午後 | Permalink
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[東海アマ管理人・ツイッター] 文科省 測定データ改ざん/東芝、実は買収されたも同然
→ http://twitter.com/tokaiama
# モニタリングポスト、これまでデータを改竄捏造してから公表していたということ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000186-jij-soci 9月29日夜、双葉町の公表値は毎時40マイクロだったのに翌日には空白、その翌日には0.6マイクロに下げられた。まさにインチキ、捏造の文科省モニタリング モニタリングポスト、これまでデータを改竄捏造してから公表していたということ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000186-jij-soci
# 東芝の原子炉をアメリカが認可、ウエスチングハウスを買収した東芝だが、その実体はユダヤ資本 株主の大半がユダ金で、本当に買収されたのは東芝だったんだよ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000012-jij-int 3時間前
◎ 大沼 いずれも同感!
・ 来年はPPT(永久民衆法廷)で、文科省の役人どももまた断罪されるだろう!
1945年には巧妙に責任逃れした彼らだが、今回は――今回だけは絶対に許されない! SPEEDI 隠しによるスローモーション・被曝ジェノサイドは、許されないことだ。
責任者を刑務所にぶちこめ! 私は死刑に反対だが、彼らは極刑にあたいする。やつらを無期懲役にせよ!
・ 日立も東芝も、GE、WH(ウエスチングハウス)のボロボロ原発部門を買わされて、いまや「死の灰の泥沼」に脚をとられている。
とくに東芝は南テキサス原発新設問題にからむスキャンダルが、世界的な調査報道ジャーナリスト、グレグ・パラスト氏の新著、『ハゲタカのピクニック』で暴露されているのではないか!
Posted by 大沼安史 at 05:34 午後 | Permalink
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〔12月23日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:08 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「子ども全国ネット」が「放射性セシウム食品新基準値案」で意見書
2011年12月22日
小宮山厚生労働大臣 殿
食品中の放射性セシウムの新基準値案に関する意見書
子どもたちを放射能から守る
全国ネットワーク 一同
「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク(以下、子ども全国ネット)」は、今回発表された食品の新基準案、および、政府の姿勢に対し、子どもたちを守るためには「安全基準として意味のない、受け入れられない数値」と判断いたします。
事故後、高い暫定基準値とずさんな検査体制により、汚染食品は流通し、既に日本の子どもたちは被曝しています。
また、農水省の検査データをみても、特別な食品を除き、おおむね20Bq/kg以下となっており、食品中の汚染は低下しつつあるといえます。
さらにセシウムだけを考慮する今回の基準値は、現状を踏まえない高いものであり、むしろ消費者の買い控えを助長し、生産者の被害をも助長します。
よって、今回の基準値は、国民の健康よりも流通させることを重視した「現状追認基準値」と言えます。
私たちは、可能な限り数値を低くし、検査体制を徹底するという国の強い姿勢を求めていました。
しかし、今回の発表は、現状を追認する程度、すなわち、食の安全と国民の健康を守り、国内の食産業を守ろうという姿勢は皆無と言っても過言ではありません。
1. 乳児の基準に関してはゼロベースを目指す姿勢を示すこと。
2. 乳児食品以外の子どもの基準値を設定すること。
3. 主食である「米」の基準値を設定すること。
4. 牛乳に関しては、より低い数値を設定すること。
5. 妊娠・授乳中の女性へ配慮した基準を設定すること。
6. 高い外部被曝が懸念される地域の子どもたちにはゼロベースを目指す姿勢を示すこと。
厳しい基準値と、徹底した検査体制と、情報公開を行うことで国民の信頼を回復し、安心して子育てできる環境を整えることは厚労省の責務であると考えます。子ども全国ネットは、未来をになう子ども達、またその先の子ども達のために、基準の再考を強く求めます。 以上
Posted by 大沼安史 at 12:03 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 広瀬隆さん 9・11 土浦講演 「原発を即時廃炉に」が英語字幕版(Farewell to Nuclear Power – A Lecture on Fukushima )で世界拡散! ダグラス・ラミスさんが「序」
Posted by 大沼安史 at 11:57 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ルモンド 小出裕章さんインタビュー 英訳で世界拡散!
→ http://japanfocus.org/events/view/122
◇ ツイッター情報
# PeacePhilosophy Satoko Oka Norimatsu
「ル・モンド」小出裕章インタビュー英語版、ポール・ジョバン翻訳。 http://fb.me/1c6PhKmq3
◎大沼 ルモンド電子版(PDF版)のインタビュー記事についた写真の小出さんは、辛そうな顔をしていた。
Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・写真・NEWS〕 お天道さまの、やさしい陽の光を浴びて……「経産省前テント」には自転車と若い見物客が似合! 大木晴子さん撮影
大木晴子さんの写真ブログ → http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1794&forum=1&post_id=3272#forumpost3272
◇ ブログ・経産省前テントひろば http://tentohiroba.tumblr.com/
場所: 霞が関、経産省前
住所: 東京都千代田区霞が関1丁目3-1
お昼休みだけでも、1日でも、ちょっと声をかけるだけでも!!
地下鉄(丸の内線・千代田線・日比谷線)の「霞が関」下車。
出口がたくさんありますが、写真の【A12番】に出ると座り込みのテントが見えます!!
Posted by 大沼安史 at 11:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「こんな気持ちじゃ、年を越せない!」 経産省前 28日に「女たちの御用納め行動」 /反原発紅白歌合戦・元旦霞が関マラソン・新年餅つき大会も計画
◇ 呼びかけ
わたしたちの人生を、生活を、環境を、めちゃくちゃに破壊した福島原発事故から 9カ月が過ぎ、2011年も終わろうとしてい ます。
しかしこの間、避難も、防御も、除染も、補償も、東電および政府への責任追及も 十分には行われず、その上、原発の再稼働や輸 出といった信じ難い暴挙が行われ ようとしています。
「こんな気持ちじゃ、とても年を越せない!」「東電にも、仕事納めなんかさせないわ!」 という声が、「福島の女たち」の中からわき上 がってきました。 そこで師走の慌ただしい時期ではあります が、「女たちの御用納め」を企画しました。
東電に今年最後のご挨拶に参りましょう!
◎ 日程 ■12月28日(水)、昼12時に東京電力本社(東京都千代田区内幸町1丁目1ー3) 前に集合し、霞ヶ関経産省前でもアクションを行う予定です。
あなたも、あふれる思いの丈を叫 びに行きませんか。
■ 往復無料バスツアー(福島→郡山→須賀川 →西郷バスストップを経由して東電へ)も企画しました。(対象者は福島)
呼応して、できるだけ多くの方が東電本社前に 集まって、今年1年の怒りの声を東電に!年末年 始、テントでは多くの企画が検討されていま す。反原発紅白歌合戦、ゆく年くる年リレートーク、元旦霞ヶ関マラソン等々です。
1月4日は新年餅つき大会が予定されています。 (am10時~準備 pm3時~餅つき)
Posted by 大沼安史 at 11:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 5団体が声明を発表! 「厚労省の食品の放射性物質新基準案に反対する」
◇ 厚労省の食品の放射性物質新基準案に反対する
食品による内部被ばくだけで1ミリシーベル基準は高すぎる
外部被ばくを含めた1ミリシーベルトの遵守を
子どもの基準をより厳格に設定すべき
食品に含まれる放射性物質の基準値について、厚労省は、放射性セシウムの基準値を、「一般食品」は1キログラム当たり100ベクレル、「乳児用食品」と「牛乳」は同50ベクレル、「飲料水」は同10ベクレルとする新基準値案をまとめ、22日の薬事・食品衛生審議会の部会で提示すると報道されている。
政府が、現在のあまりに甘い暫定基準値をここまで長期に適用したことは、大きな問題である。
また、新基準値設定にあたり、放射性セシウムによる年間被ばくの許容上限を暫定基準値の「5ミリシーベルト」から「1ミリシーベルト」へ引き下げるということだが、この基準案には以下の問題がありとても認められるものではない。
・ 食品の放射性セシウムによる年間被ばくを1ミリシーベルト以下に抑えるだけでは、トータルな被ばくを1ミリシーベルト以下に抑えることはできない。放射性セシウム以外にも、放射性ストロンチウム、放射性ヨウ素やウラン、プルトニウム等による内部被ばくがあり、それに加えて外部被ばくがある。これらを合せて年間1ミリシーベルト以下に抑えなければならない。ストロンチウムやプルトニウムは「測定が困難」として、セシウムに換算していると報道されているが、これら健康影響の大きい核種について、独自の基準を設けるべきである。
・ 食品安全委員会の食品による健康影響評価は「追加的な被ばくを食品のみから受けたことを前提に」したものであり、現状ではこの前提は崩れている。外部被ばくだけをとっても、既に1ミリシーベルトを超えている地域が多く存在すること、福島周辺では、放射能雲(プルーム)やホコリの吸い込み、食品を通じた内部被ばくが明らかになっており、子どもたちにこれ以上の余分な被ばくをさせてはならないことから、食品による内部被ばくは極力ゼロに抑えなければならない。
・ 給食では40ベクレルを事実上の基準値として運用する動きがあるが、それに比べても緩い基準である。
・ チェルノブイリ周辺国であるウクライナでは、主食のじゃがいも60ベクレル、野菜40ベクレルなど、日常的に食するものについてより厳しい基準を設けているが、そのような措置をとろうとしていない。
・ 一般食品の基準値は、全ての年代で同等に設定されている。また、乳児食品の基準値は一般食品の2分の1にしかすぎない。子どもが大人よりも放射線に対する感受性が高く影響が大きいことは常識といってもよく、原子力安全委員会も考慮するよう求めているが、厚労省案はこれを十分反映したものにはなっていない。
・ 食品の基準値は、子どもをもつ母親をはじめ、多くの人の関心事であるが、公開の場での検討が十分なされているとはいえない。
以上の点を踏まえ、現在の暫定基準値の一刻も早い抜本的な見直しを行うべきである。
2011年12月22日
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 共同事務所AIR TEL/FAX 03-5225-7213
国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-8-1F TEL 03-6907-7217 fax 03-6907-7219
グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿 8-13-11N・Fビル2F TEL 03-5338-9800 FAX03-5338-9817
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔南相馬・大山こういち市議のブログ〕 これだけ多いアルファー線核種って何? 採取・保存・検査が「避難補償」獲得の道!
……
何度も言います。
特に 福島、二本松、郡山など中通りのみなさん!!
広い駐車場や舗装道路の水の流れの下流(側溝手前のくぼみや 縁石周辺)の コンクリートやアスファルトの上に堆積物がある場合、表面を 3種合計で計測してください。
そののち、地上10センチ~で計測し その差が格段に大きかった場合(たとえば10μ~)
そのアルファー線量が多い物質を「採取、保存」そして「検査」することが 隠蔽を暴き、「避難の補償」をつかむ最良の道となると思います。
……報われることを信じ、アルファー線量が多い舗装駐車場の表面の黒い物体を集めてください。!
Posted by 大沼安史 at 11:10 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ〕 南相馬市の真実 「市営住宅、ここはチェルブイリか?」 γ+β+α線放射線41.72μSV/h /ここにまだ子どもがいる!
「消えない夜のブログ」(20日付け)→ http://ameblo.jp/rvf400-1014/entry-11112036451.html
言葉より事実を見て貰うのが一番だ。
写真は動かぬ証拠になる!
旧「緊急時避難準備区域」だった福島県南相馬市原町区。
原町区北長野の市営住宅の今日、2011年12月20日の写真である。
……
……
γ+β+α線放射線 41.72μSV/h
《γ線放射線量 10.83μSV/h》
《β線放射線量 3.17μSV/h》
《α線放射線量 27.72μSV/h》
ほぼ子供達は居ないそうだが数人は居るような話しだった。
しかも住民が知らない数値だった。
高いとは思って居たが、これほど高いとは思わず避難先から週末に子供達が帰って来た時に外で遊ばせていたそうだ!
どこを測定しても高い放射線量が確認された。
これが南相馬市営の住宅で南相馬市の真実である!
ここはチェルブイリか?
と錯覚する…
◇ 12月21日追記
市役所へ直接伝えてきました!
その足でもう一度北長野市営住宅へ行きました。住民の方の話しでは、子供も居るそうです。
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 渡利産コメ基準値超 1戸から過去最大 1540ベクレル
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1223/news5.html
県は22日、特定避難勧奨地点などがある福島、伊達、二本松、本宮の4市で行っているコメの追加検査で、福島市渡利地区(旧福島市)の農家1戸で生産されたコメから、これまでの最大濃度となる1キロ当たり1540ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
県によると、農家は24袋(720キロ)を生産しているが、いずれも全量を自宅に保管、一般には流通していない。政府はすでに旧福島市産米の出荷停止を指示している。
旧福島市産米の超過は5例目で、いずれも渡利地区となっている。(2011年12月23日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 10:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 千葉 放射性焼却灰一時保管場所 手賀沼終末処理場を打診
放射性セシウムを含むごみ焼却灰問題で、県が灰の一時保管場所として、我孫子、印西両市にまたがる手賀沼流域下水道の手賀沼終末処理場敷地内を関係自治体に打診していたことが二十二日、分かった。しかし、我孫子市議会が同日、受け入れ拒否を全会一致で決議するなど、両市は「一カ所で全部を引き受けるのは、住民感情から受け入れられない」としており、調整は難航しそうだ。 (横山大輔記者)
県は柏、松戸、流山、我孫子の四市と印西環境整備事業組合から、放射性焼却灰の一時保管場所の確保を求められたことを受け、東葛地域の県有地などを中心に用地を検討していた。
県などによると、打診は四市一組合に対し、十月末に行われた。同処理場の敷地内で、印西市にかかる東端の余裕地約二ヘクタールを活用。設置日以降に発生した一キログラム当たり八〇〇〇~一〇万ベクレルの焼却灰を三年程度、保管する内容だった。
これに対し、我孫子、印西両市は「複数の一時保管場所を設置すべきだ」と態度を保留し、決定の見通しは立っていない。
我孫子市の星野順一郎市長は二十二日の市議会で「他市の灰は受け入れられないという立場。県に国有地なども検討し再度、適切な場所を探してもらいたい」と答弁。市議会も「断固、受け入れを拒否する」と決議した。
同市を除く三市一組合では、国の通常の埋め立て基準(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)を超えるセシウムを検出しており、保管量は計千百七十六トン(十一月末現在)に達している。柏市では南部クリーンセンターでの保管が限界を迎え、年明けにも工場の運転停止の見込みとなっている。
手賀沼終末処理場は県下水道公社が運営し、周辺七市の汚水を浄化。処理時に発生する汚泥の焼却灰からも五月に一キログラム当たり最大二万五〇〇ベクレルのセシウムを検出し、工場建物内や仮設テントに約六百五十トン(同)を保管している。
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 3号機爆発前日 代替準備前に注水停止
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011122302000030.html
◎ 東電はまたも運転員のミスをほのめかす「報告書」なるものを出した!
「準備が整っていないのに、片方の装置を停止させた結果、六時間も注水が止まる事態を生んでいたことを明らかにした。この空白の時間が炉心溶融につながった可能性がある」
もしかしたら、これは語るに落ちた報告かも知れない。
炉内の蒸気が乏しくなり、HPCIのタービンの回転が遅くなった責任は、運転員の責任ではない!
◇
東京電力は二十二日、福島第一原発事故発生直後の三月十一~十五日の事故対応状況をまとめた報告書を公表した。
3号機では、注水に使う装置を切り替える際、準備が整っていないのに、片方の装置を停止させた結果、六時間も注水が止まる事態を生んでいたことを明らかにした。
この空白の時間が炉心溶融につながった可能性がある。
注水が中断したのは三月十三日未明。圧力容器からの蒸気の力を使って水を送る装置(HPCI)を使っていたが、動力源の蒸気が乏しくなってきたことから、ディーゼルポンプ(DDFP)への切り替えを決め、HPCIを手動停止させた。
しかし、原子炉内は過熱によって高圧になっており、DDFPの力では注水できない状態だった。
本来は、炉内の圧力を下げてから切り替えるべきだが、圧力を逃がす弁が開かず、注水できない状態が続いた。
HPCIに戻そうとしたが、既に起動するための電源が失われていた。
弁の操作に必要な直流電源が失われていたため、運転員たちは原発内の自動車からバッテリーを集め、弁の電線をつなぎ替え、約六時間後に弁を開けた。
DDFPによる注水が始まったが、核燃料の溶融は進んでおり、3号機は翌十四日午前に水素爆発した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理はHPCIを止めた理由を、運転員たちは「当時、HPCIのタービンの回転が操作手順書より遅く、いつ止まるかわからない」などと懸念していた、と説明。判断は妥当だったと強調した。
HPCIの操作は政府の事故調査・検証委員会も着目しているが、今月二十六日の同委の中間報告直前に、東電が自ら説明した。
Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 決死の原発作業員 福島第一「3・11」の証言
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011122302000041.html
・ 爆風で目の前の風景が「一瞬ゆがんだ」
・ 建屋のシャッターが吹き飛んだ
・ 4号機 閉じ込められた作業員をドアのガラスを破って救出
・ 外した結婚指輪、はめ直す
・ 「かみさん、娘をよろしく」
・ 暗闇の中で「ゴー」という、圧力容器から格納容器へ蒸気を逃がす音で、振動を感じるほどの大きさ
◇
東京電力が二十二日に公表した報告書は、福島第一原発が三月に事故を起こした直後の状況を、作業員から聞き取った肉声により再現していた。そこには「死」の文字がいくつも並び、あらためて現場の過酷さが浮かび上がった。
十一日午後、大きな揺れに襲われた後、運転員や作業員たちは装置の点検に回った。
作業員は建屋の大きなシャッターの下から水がしみこんでくるのに気づいた。その直後にシャッターが吹き飛び、津波が建屋内に流入。必死で逃げた。恐怖でふるえた。
4号機では、地下の非常用ディーゼル発電機をチェックしようと建屋に入った作業員が中に閉じこめられた。建屋を津波が襲い、内部の水位は刻々と上がった。あごの下まで水が上がり、「もう死ぬのか」と観念。外から同僚がドアのガラスを割ってくれ、九死に一生を得た。
翌日には1号機が水素爆発を起こした。
消防車内で注水に向けた準備をしていた作業員は、爆風で目の前の風景が「一瞬ゆがんだ」と感じた。窓ガラスが割れたのに驚くひまもなく、ロケットのように飛んできたがれきを必死でよけた。
爆発で放射線量が上がって作業が難しくなり、2、3号機の状況も悪化。結婚指輪が汚染されるのを嫌い、一度は外したが、「最悪の事態が起きたときに、自分だと分かるよう」考え直し、はめて作業に出た人もいた。
危うい状況の3号機の中央制御室に交代で行く順番が回ってきた作業員は死を覚悟。故郷の父親に電話で「俺にもしものことが起きたら、かみさん、娘をよろしく」と伝えた。
制御室の放射線量は刻々と上昇。三秒に〇・〇一ミリシーベルトという異常な上がり方だった。そんな恐怖と、空腹とも闘うことになる。
「生きるためには食べるしかない」と、内部被ばくを心配しながら乾パンを口にする作業員がいれば、「これで終わりなんだ」とあきらめの気持ちを抱く作業員もいた。
原子炉建屋地下へ向かった作業員は、暗闇の中で「ゴー」という音を聞いた。圧力容器から格納容器へ蒸気を逃がす音で、振動を感じるほどの大きさだった。「蒸気が外に漏れたら死ぬだろうな」と思いながら、弁の操作をした。
十四日昼前には、3号機が水素爆発を起こした。「タービン建屋の廊下はほこりで真っ白になった。外を見ると、車がふっとんでいた」。現場はパニックになった。
爆発直後、吉田昌郎所長(当時)が「2号機の水位が下がった。また爆発させないように」と現場に指示を飛ばした。十五日午前六時すぎ、三度目の衝撃音が響き、4号機の原子炉建屋上部が壊れた。吉田所長の命令で約六百五十人が撤退し、約七十人が発電所に残った。
Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 文科省、マスコミ 洗脳教育に失敗! 女子高生の9割は「政府・マスコミを信用していない」
ニコニコニュース・新刊JPニュース(22日付け)→ http://news.nicovideo.jp/watch/nw167811
◎大沼 女子高生たちは「未来の母親」であると同時に「間もなく有権者」だが、「現在世論の代弁者」でもある!
◇
12月16日、野田総理は福島第一原発事故に対する収束宣言を出しましたが、未だ溶け落ちた核燃料がどうなっているのかは定かでなく、あくまで形式的なものだという見方が強まっています。
仮に、各原子炉の冷温停止状態が保たれているとしても、これまで海に流し続けてきた汚染水や、事故によって仕事や生活を奪われた人たちをどうするかなど、日本は今後何十年も今回の原発事故と向き合っていかなければなりません。
そう考えると、未成年である若い世代全体が、この事故の被害者だともいえます。彼らはこの事故や、事故に対する政府の対応をどう思っているのでしょうか。
『放射能と原発のこれから――武田先生、どうしたらいいの?』(武田邦彦/著、KKベストセラーズ/刊)は、工学博士の武田邦彦氏が、中高生から大人まで理解できるよう、わかりやすく放射能や原子力について解説している一冊ですが、その中に原発事故に関して、100人の女子高生を対象に行ったアンケートの結果が掲載されています。
……
今回アンケートの対象となった女子高生というのは、いうまでもなく「未来の母親」です。今回の事故で本当に迷惑を被ったのは、これから子どもを産む女性たちだと武田氏はいいます。……
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔浪江発・ツイッター〕 いくら拭いても、カバーとマットを変えても線量は……/もっと動けよ東北の医師達も。福島県は見殺しにしてるじゃないか/燃料棒その他大勢が、国道114号の20キロ地点に飛んだ/さもなきゃ完全封鎖なんて考えられないよ。今月になってさ/国と県は見殺しにする魂胆だった/そうか、先日の爆発音は燃料棒を埋めるための穴でも掘るための爆破か?/大地震が襲えば、浜岡の配管が破断するのは目に見えてるさ。停止しても燃料棒を取り出すまでは、どうにもならない/第二の被曝はどの県になるんだろ?消滅するんだよ
◇ 杉本祐子さん
@ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅
実は耳なしウサギのママなのだ。阿武隈高原の1万5千坪を20年開拓して住んでいる。10月になって役場から避難要請があったが、泥棒が増えたので舞い戻ってきたのだ。悪しき者には天誅をと、縁者の将門にお願いしている今日この頃だ。
→ http://twitter.com/#!/ikarostayuu
# いくら拭いても、カバーとマットを変えても線量は0.7~0.8、時々1.0。もういいや、疲れちゃったよん。3月からずっと住んでいるんだからねぇ。しかし、薄くならずに濃くなっていくのは嫌だねぇ。年間7ミリプラスαだなぁ。実際はセシウム137を足すとどれくらいの数値の被曝だろうねぇ。いくら拭いても、カバーとマットを変えても線量は0.7~0.8、時々1.0。もういいや、疲れちゃったよん。3月からずっと住んでいるんだからねぇ。しかし、薄くならずに濃くなっていくのは嫌だねぇ。年間7ミリプラスαだなぁ。実際はセシウム137を足すとどれくらいの数値の被曝だろうねぇ。12月21日
# 西日本の子供達の被曝は大変な事で、福島の子供達は放射能に慣れて、大した事がないってか。もっと動けよ東北の医師達も。福島県は見殺しにしてるじゃないか。疎開させてやりなよ。海外に金を使ってる場合じゃないだろう。23時間前
# 3号機は核爆発に決まってるもん。3.7キロ地点で燃料棒の破片が見つかったけど、その他大勢が、国道114号の20キロ地点に飛んだのではないかと憶測してるのだ。スピーディの形を再度見てご覧よ。飛び地の様に濃い色してるんだよ。さもなきゃ完全封鎖なんて考えられないよ。今月になってさ。23時間前
# 赤宇木の手七郎が100ミリ超えと言ってたが、4月4日に枝野が10.3ミリ超えと発表した時点で、私の計算では30ミリを超えていたから、5月過ぎからの計器設置での計測の100ミリなんてもんじゃない。3月14日は津島集落でも200μはあったのだ。椚平の先は15日で330μsvだよ。
22時間前
# スピーディを発表出来なかった訳は、この数値が皆に知れたらパニックになるからだろう。で、1万人程が、その中に避難していた。国と県は見殺しにする魂胆だったのだろう。だからテレビのテロップにも流されなかった。浪江の文字が出ないから被害は何も無いと思った客がいたよ。予約電話も多かったし。22時間前
# そうか、先日の爆発音は燃料棒を埋めるための穴でも掘るための爆破か? 最近の線量の濃くなった理由もそう考えると辻褄が合う。どうせ田舎だから埋めてしえば分かりっこないってか。燃料棒をいじくり回しているから北風でも濃いのが漂ってくるんじゃないのか?検問付近まで行って計測しようかなぁ。22時間前
# 関東、東海を大地震が襲えば、浜岡の配管が破断するのは目に見えてるさ。停止しても燃料棒を取り出すまでは、どうにもならない。早く他の原発も廃炉にしないと、浪江町と同様になるぞ。人口が多けりゃ、もっと悲惨だねぇ。学習しろよ、第二の被曝はどの県になるんだろ?消滅するんだよ。22時間前
Posted by 大沼安史 at 10:13 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 食事からセシウム、福島は東京の8倍 厚労省調査 (宮城、福島に匹敵!)
朝日新聞(22日付け) → http://www.asahi.com/science/update/1222/TKY201112220255.html
厚生労働省の研究班がまとめた。
・1日の食生活から摂取される放射性セシウム
東京都 0.45ベクレル
福島県 3.39ベクレル
宮城県 3.11ベクレル
・1年間の食品内部被曝線量
東京都 0.0026ミリシーベルト
福島県 0.0193ミリシーベルト
宮城県 0.0178ミリシーベルト
◎大沼 村井という知事、奥山という市長を持った、被曝地・仙台の住人の不幸よ!
◇
平均的な1日の食生活から摂取される放射性セシウムの量が、福島県では東京都の約8倍とする調査結果を厚生労働省の研究班がまとめた。ただ福島県で1年間食べ続けた場合の人体への被曝(ひばく)線量は0.0193ミリシーベルトと推計され、食品の新基準をつくる際に設定している年間の許容線量1ミリシーベルトを大幅に下回っている。
……
今年9月と11月に福島県、宮城県、東京都で流通している食品を購入して調理。原発事故の影響とみられる放射性ヨウ素と放射性セシウム、そして自然から取り込まれる放射性カリウムの1日の摂取量を調べた。1年間食べ続けた場合の被曝線量も出した。
その結果、1日の食生活から摂取される放射性セシウムは東京都では0.45ベクレル、福島県で3.39ベクレル、宮城県は3.11ベクレルだった。
1年間の被曝線量は東京都で0.0026ミリシーベルト、福島県0.0193ミリシーベルト、宮城県は0.0178ミリシーベルトとなった。
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・写真ブログ〕 秋山理英さん 11・2 「怒りのドラムデモ」の記録
→ http://nonukes710.exblog.jp/14211535/
◇ 写真はいずれも秋山さん撮影
■東京都渋谷区で行なわれた『怒りのドラムデモ実行委員会 (a.k.a.ドカドカうるさいマーチングバンド)』主催の脱原発デモ『怒りのドラムデモ』第2弾の記録映像です。
[ 公式サイト:怒りのドラムデモ → http://drumsofprotest.blogspot.com/ ]
■13:30に代々木公園を出発し、渋谷区役所前交差点〜井の頭通り入口交差点〜宇田川交番前〜道玄坂二丁目交差点〜ハチ公前交差点~宮益坂下交差点〜宮下公園前〜神宮前交差点~原宿〜代々木公園まで約75分間かけてデモ行進をしました。

■参加者は約450名、その多くが様々な楽器や音の出る物を手に持ち、音をならしながら行進を行なった『生サウンドデモ』です。
Posted by 大沼安史 at 09:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 米NRC、新規原発建設を認可 東芝子会社・ウェスチングハウスの新型炉
◇
米原子力規制委員会(NRC)は22日、東芝子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の新型原子炉の国内建設を認可した。米国で30年以上凍結されていた新規原発建設が再開されることになる。
新型原子炉は南部ジョージア州のボーグル原発などに導入される見込み。米国では1979年にスリーマイルアイランド原発事故が起きたため、新規着工が凍結されていた。
東京電力福島第1原発事故後、各国で原発見直し論が強まる中、104基の原発を抱える「原発大国」米国が推進の姿勢を明確にしたことで、原発への逆風に歯止めがかかる可能性がある。(共同)
Posted by 大沼安史 at 09:35 午前 | Permalink
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〔ツイッター・NEWS〕 須賀川市 給食で独自基準
◇ 安保隆さん
仙台市太白区 「放射線被曝から子どもを守る会」代表。http://home-and-human-navi.blog.ocn.ne.jp/genki100/.
→ http://twitter.com/#!/AmboTakashi
#
福島県須賀川市の英断。学校給食用食材の放射性物質測定と独自基準値設定「食材10ベクレル、飲料水5ベクレル、牛乳・乳製品5ベクレル」これぞ子どもを守るという観点での基準だ。橋本市長と教育委員会に深く敬意を表する。
Posted by 大沼安史 at 09:27 午前 | Permalink
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〔ツイッター・NEWS〕 仙台市青葉区某保育所 88311ベクレル/㎡
◇ 小さき花 市民の放射能測定室仙台SSS
@chiisakihana39 仙台市太白区坪沼原前15
→ http://twitter.com/#!/chiisakihana39
一番小さき人、困っている人、必要としてくれる人のための放射能測定室です。測定機は、純国産応用光研工業FNF-401を使用しています。農産物、食品、飲料、土壌等各種測定できます。住所:仙台市太白区坪沼原前15
電話&FAX 022-302-3853 http://ameblo.jp/foreston39/
# 土壌の放射線測定結果(仙台市青葉区某保育所 地表から5cmまでの土)セシウム134:593.85ベクレル、セシウム137:764.79ベクレル、合計1358.64ベクレル/kg。㎡換算すると×65=88311ベクレル/㎡。#miraie #仙台 #宮城 1時間前
Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 | Permalink
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〔ツイッター・NEWS〕 相模原市の最終処分場の排水 放射性セシウムの線量が8月に比べて16倍増
◇ 関戸正樹さん
@masakisekido 神奈川県相模原市
今回の相模原市議会議員選挙で最小得票数を獲得したものです。傍聴席で議会中継のTwitterをしてたら、締め出されました。 http://www.sagamimirai.jp.
# 相模原市の最終処分場の排水の放射性セシウムの線量が8月に比べて16倍に増加。 http://www.sagamimirai.jp/radiationsagami.html #sagamihara 10時間前
Posted by 大沼安史 at 09:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 木下黄太さんのブログ 英訳で世界拡散開始!
Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ報告〕 ミンスク市で子どもの病気が増加/2001年にこの病院で生まれた856人の新生児のうち、完全に健康だったのはたった3人だけだった!
ドイツでは1994年にブルクハルト•ホーマイヤー氏によりチェルノブイリ支援のための民間団体、「Bundesarbeitsgemeinschaft Den Kindern von Tschernobyl(チェルノブイリのこどもたち)」が設立された。この団体は、チェルノブイリ事故後、ドイツ全国に次々と立ち上げられたチェルノブイリ支援団体を総括する組織であり、現在は地域ごとに活動する250もの団体がメンバーである。同名のベラルーシの公益基金「Den Kindern von Tschernobyl」のパートナー組織であり、情報交換や被曝した子どもの保養受け入れ、政治におけるロビー活動を行っている。……
そのHP内に、ミンスク市のある病院における子どもの健康調査結果が公表されている。それによると、調査の行われた1997年から2001年の間に、子ども達の健康状態が悪化しているとみなすことができる。……
◇ 以下は木下黄太さんがブログで転載 → http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/78343d8dd65cbba7cf0e4cf7a613bc7c
ミンスクにおける子供の疾病について驚く報告。2008年のものです。ミンスクは放射線管理地域に入っていません。およそ300Bq/kg程度の汚染エリアだろうと思われます。東京23区よりも汚染は低いとみられます。(木下さん)
#
ミンスクにおける子どもの疾病経過 2008年4月20日(日)23:26発表
チェルノブイリ――17年後 「汚染されていない」地域において明らかな疾病の増加
1997年から2001/2002年にかけて、ミンスク市のある病院が異なる家庭環境の子ども達を対象に定期的な健康調査をおこなった。長くミンスク市に住んでいる家庭の子ども(ミンスクグループ)と、チェルノブイリ事故後にミンスク市に移住させられた家庭の子ども(移住グループ)を比較した。
いずれのグループでも、疾病の増加は愕然とするほど明白である。移住グループの子ども達における影響は、より深刻である。
このことは以下のデータが裏付けるものである。
……
2001年にこの病院で生まれた856人の新生児のうち、完全に健康だったのはたった3人だけだった。
……
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 脱原発は風力で! 世界が九大の「ウインド・レンズ」風力発電機(タービン)に注目!
Posted by 大沼安史 at 08:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・河北新報〕 脱原発の選択-エネルギー先進国ドイツ(上)戦略/風力拡大、転換の柱に
東京電力福島第1原発事故をきっかけに、各国のエネルギー政策が問われている。ドイツはことし、2022年までに国内の原子力発電所17基を全て停止することを決め、「脱原発」に大きくかじを切った。欧州経済のけん引国は、風力をはじめとする再生可能エネルギーへの転換をどう進めるのか。公益社団法人ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)の招待で現地を訪れた東日本大震災の被災地の研究者らに同行し、最新事情を探った。(報道部・小沢邦嘉)
<農村が一翼担う>
小麦畑が広がる大地に、43基の大型風力発電機が立ち並ぶ。ベルリンから南西約90キロにあるフェルトハイム村。人口わずか145人の農村が、ドイツの「脱原発」の一翼を担おうとしている。
「原子力は電力供給のブリッジ(つなぎ)役にすぎない。風力こそが重要だ」。地元の発電事業者エナジー・クエラ社のヴェルナー・フローヴィッタさんは力を込める。
同社が運営する43基の総出力は7万4000キロワットに上る。加えて養豚業が盛んな地域特性を生かし、家畜のふん尿などを発酵させ発電するバイオガス発電施設(出力500キロワット)を併設。その施設には住民も出資する。
一連の施設で発電された電力は村全体の需要を賄うだけでなく、送電事業者に売電され他地域に供給されている。
同社は新たに発電能力の拡大にも取り組む。老朽化した風車の出力をさらに大きくする「リパワリング」。手始めに、13年に出力50キロワットの4基を撤去して各3000キロワットの2基を新設する。
ドイツには数多くの風力発電施設があり、政府は「リパワリング」を脱原発に向けた事業の柱の一つに位置付ける。
「これまでも税収面などで村に貢献してきた。化石燃料の削減効果は現在でも年間約4万トンに上る」とフローヴィッタさん。今後はそこに「脱原発」に向けた役割が加わることになる。
<洋上にも発電所>
ドイツの総発電量(2010年)に占める風力や太陽光、水力など再生可能エネルギーの割合は約17%に上る。10年度当初計画で水力の8.7%を含めても9.9%にとどまる日本の倍近い。
政府はそれを20年に35%、50年に80%まで引き上げ、現在約22%の原子力ばかりか、約42%の石炭にも代わる主力エネルギーに育てる方針だ。
このため「リパワリング」などと並んで重視するのが「洋上風力」の活用。具体的には、20年までに原発10基に相当する出力計1万メガワット分の発電所を北海などに整備する計画を立てている。
ドイツ北部のハノーバー大は研究の最先端を担う。水利工事・海岸工学専門の研究所には、人工的に波を発生させる設備があり、安定的に発電するための洋上風力施設の構造研究が続く。10月には風力発電に特化した修士課程を新設し、専門エンジニアの育成にも乗りだした。
世界が動向注視
ドイツ政府は再生エネルギーの「全量固定価格買い取り制度」の充実なども図り、風力を拡大させ脱原発を実現させる考えを打ち出している。
再生エネルギー中心の社会実現には、大規模な送配電網の新設や天候に左右されやすい風力発電の安定化など課題が多い。ドイツの動向を世界が注視する。
ハノーバー大のトーステン・シュルールマン教授は「政府は『海上にわれわれの未来がある』と洋上風力を促進してきた。フクシマの事故後、風力の重要性は一段と高まっており、革新的な技術発展を目指したい」と強調する。2011年12月22日木曜日
Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ドイチェ・ヴェレ 「福島原発は『冷温』とは程遠い」日本語訳
「上を向いてアンコウ(仮)」 → http://torajiyama.blog.fc2.com/blog-entry-318.html
◇ ドイチェ・ヴェレ(ドイツの公共放送事業体)の英文サイトに掲載されていた記事の和訳
# 2011年12月16日 福島原発は『冷温』とは程遠い」
何ひとつ制御されていない。それが動かしがたい事実であり、多くの日本人はそのことを知っている。……
◇
日本からのニュースの見出しはたしかに耳障りがいい。フクシマは制御されている、破壊された原発は安定している、と。しかし、こうした言葉は現実をオブラートにくるんで表現しているだけだ。実際は、制御された状態などとはとうてい言えない。
……
したがって現状を冷温停止と呼ぶのは無責任なのだ。しかし、日本政府と東電にしてみればほかに手がないのかもしれない。彼らは冷温停止の話をして国民をなだめたいと考えている。だが、そううまくはいくまい。日本人は激怒している。地震と津波が発生して福島第一原発がメルトダウンを起こしてから9ヶ月たったのに、東電はつい数週間前に2号機で核分裂が起きていると発表した。福島県内の放射線量は今なお非常に高く、汚染水はいぜんとして海に流れ込んでいる。地域でとれる米、肉、野菜、海産物、牛乳、茶からも高い放射線量が検出され続けている。そして原子力事故のせいで大勢の人が家を追われ、いまだに避難生活を余儀なくされている。多少の賠償金はもらえるだろうが、その金は東電から出るわけではなく、日本の納税者のポケットから出る。
何ひとつ制御されていない。それが動かしがたい事実であり、多くの日本人はそのことを知っている。……
◎ アンコウさん! ありがとうございます。
Posted by 大沼安史 at 08:23 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(金曜日 23日)は、強い西風にあおられ、終日、太平洋に流れる。
Posted by 大沼安史 at 07:50 午前 | Permalink
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2011-12-22
〔12月22日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:29 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「日本の国民は繰り返し東電役員の逮捕を求めて来た」 アルジャジーラが報道
アルジャジーラは英文電子版(21日付け)に掲げた「廃炉まで数十年(Japan: Nuclear plant clean up to take decades )」と題する記事の中で、日隅一雄弁護士の以下のような発言を世界に報じた・
・ 日本の国民は廃炉に40年もかかるという予測に困惑している。日本の国民は繰り返し、東電役員たちの逮捕を求めて来た。
・ 日本政府はフクイチを廃炉する十分なテクノロジーを持っていないことを認めた。
・ 私たちは、政府・東電が「冷温停止」を宣言し、統合会見を止めたので、十分な情報を得られないのではないか、と不安な気持ちでいる。
"The Japanese government admits that they do not have enough technology for the plan," said Kazuo Hizumi, a human rights lawyer and an editor at News for the People in Japan, a news site advocating for transparency from the government and from TEPCO.
He told Al Jazeera that people are bewildered at the 40-year forecast and have repeatedly called for the arrest of TEPCO executives.
"I am worried we cannot get enough information from the government and TEPCO, because they stopped the regular press conference held when the government declared cold shutdown ... was achieved."
◇ 日隅一雄さんは弁護で、インターネット新聞「News for the People in Japan」の編集長。
→ http://www.news-pj.net/
Posted by 大沼安史 at 12:25 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 NHK教育 「青春リアル 福島をずっと見ているTV」の「南相馬の保育園のこどもたち」レポート 英語字幕でユーチューブ世界拡散
Posted by 大沼安史 at 12:05 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 山本太郎さん ドイツの人々のゴアレーベンの闘いに学んだ! お祭り気分で座り込み 料理とアコーディオンで支援 現地の日本人女性:「同じ人間、日本人にだってできる!}
ジャパン・タイムズ(22日付け)に掲載された、山本太郎さんの外国人記者協会での会見(20日)内容などを報じる共同通信の英文配信記事に、山本さんが訪独中、目のあたりにしたゴアレーベンでの高レベル搬入阻止闘争に関するくだりが紹介されている。
山本太郎さんは会見で概要、こう語ったそうだ。
・ お祭りのような雰囲気だった。あらゆる年齢層の人々が抗議に来ていた。赤ちゃんを連れた母親やお年寄りも。
・ 線路わきのプロテスターのため、料理する人たちがいた。アコーディオンを弾いて歌う人も(ま、まさか、マコさんが変装して……すいません、ダサイ、ジョークです! ――大沼)
・「ちょっと線路に座り込みに行こうか」って調子。これ、日本でも必要。
Describing a protest he joined in Gorleben, Germany, against the transportation of radioactive waste to a disposal facility in the town, Yamamoto said the event was held in a festive atmosphere, drawing people of all ages, including mothers with babies and elderly people.
"In addition to those sitting on the railway tracks (to prevent the waste from being brought to the facility), there were people cooking meals for participants beside the tracks and someone playing the accordion as people around sang along," Yamamoto said.
"The atmosphere was so enjoyable that it was as if one could ask someone for a date, saying, 'Why don't we go sit on the railway tracks today?' I felt that we need to do something like this in Japan . . . to draw in more people who are considered disinterested in the issue."
山本さんはゴアレーベンでドイツ人と結婚した日本人女性に会って話を聞いた。
その女性は、地元の幼稚園(!)で、フクシマで何が起きているのか質問され、考え込んだという。
「ドイツと日本ではなんて違いがあるんだろうと思ったけど、でもその時、私、こう考えついたのです。私たちは人間同士、日本人にだってできないことはない!」
The 37-year-old actor said that at the rally he met a Japanese woman married to a German who spoke of her impression that German children tend to become interested in politics at a young age, relating her experience of being asked by a local kindergartner what was going on in Fukushima.
"For a moment, I was depressed with the difference in mood between Germany and Japan, but at the same time I came to think that as we're both human beings it should not be something (Japanese people) cannot do," he said.
Posted by 大沼安史 at 11:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕「雲さんのみた夢」/「今日ここに飯舘共和国の独立を宣言します!」
◇ 「雲さんのみた夢」 村雲 司さんの俳句 余想「梅が丘 通信」冬花火号 (大木晴子さんのブログより)
→ http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1804&forum=1&post_id=3270#forumpost3270
「雲さんのみた夢」
俳句 余想「梅が丘 通信」冬花火号11/12/10
しんしんと耳鳴りの野や夢寒夜
発作性めまい症の続きか、こんな目くるめく夢を見た。
福島の放射能汚染による長期帰宅困難地域の代表者が、日本外国人特派員協会で記者会見を行った。外国人記者を中心に三百人余りの報道陣を前に代表者はこう静かに語り始めた。
「私たちの祖先は、天明の飢饉の折、餓死で失われた相馬藩の人手不足を補うために、加賀、越中、越後、能登などから強制移住させられた困窮農民であります。先祖代々お上の都合で振り回されて来た私たちが、二百年後の今また、塵芥のごとく扱われようとしています。もはや日本政府や東電の、お情けと恫喝によって生きる屈辱を断ち切り、死を覚悟して自分たちの力のみで生きる独立自尊の道を選ぶことにしました。今日ここに飯舘共和国の独立を宣言します」。
◇
飯舘に凍み大根あり濁酒あり
記者たちの間から驚きの喚声が上がった。それを制しながら代表は続けた。「国名は自給自足の最低限の食料と雨露をしのげる家さえあれば足りる人間の原点を掲げて『飯舘』としました。私たちは大企業の意のままに踊らされ、人間本来の欲求からは遠く離れた虚妄の欲望をそそられ続けて来ました。これから私たちは地産地消、この土地で収穫したものだけで生きて行きます。主食の飯舘米は天明の移住以来、営々とわが祖先たちが丹精して来た極上のものです。燃料は絶えることなく続けて来た炭焼きによる高品質の飯舘炭です。凍み大根、凍み豆腐、うどん、どぶろく、そして飯舘牛と産品にはこと欠きません。
私たちは、既に充分過ぎる放射能を浴びせられてしまいました。同じ死を迎えるなら、汚染されたものであろうと、私たちは最後の日まで、自らの手で産み出したもので生きる幸せを享受します。国民の条件は六十歳以上、滅び行く故郷の最後を大地と共に看取ろうと決意した者たちが結集しました」。
暦果つ心の除染ならぬまま
共和国の代表は暫し沈黙した後、会場全体を見渡した後、きっぱりとこう語った。「私たちはこの独立を保障するために核武装することも合わせて宣言します」。記者たちから今度は悲鳴が上がった。再び両手を上げて制しながら、これまで以上に決意のこもった調子で代表は続けた。「私たちの国土から、図らずも大量に産出する高レベルの放射能汚染土を、粉末状に乾燥させ花火の三尺玉に詰めたものを、わが国の花火師たちが、既に数百発余り完成させています。私たちの独立を鎮圧しようとして、機動隊や自衛隊が国境を超える時、私たちは躊躇なく三尺玉を打ち上げます。私たちは自らを安全の地に置いて、遠くからミサイルを発射するような卑怯な核攻撃はしません。私たちも共に被曝する覚悟です」。
銀杏舞い目も廻う国の傾きて
たいていの夢は目が覚めると共に忘れてしまうが、この夢はくっきりと残っていた。夢か現かの惑いの中で、恐る恐る朝刊を開いた。案の定それらしき記事はなかった。もしもあったら・・・、私は即座に飯舘共和国へ馳せ参じたいと思った。ほぼ国の全域を放射能で汚染されながらも、なお原発再稼動とその輸出までも受け入れようする呆けた日本国民に、共和国の核花火で、華々しく引導を渡したかったからだ。
煤払いできぬ山野へ詫びと愚痴
来年は震後元年、大切な一歩の年。原因と責任追及抜きの、戦後六十六年のようにしてはならない。
◎ 「雲さん」、郡山出身の私の父親そっくり!
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 FRYING DUTCHMAN / humanERROR 12月3日代々木公園・ライブ
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 弁護団、25日結成へ 再起の旅 福島・双葉町 「非のない人々に正当な補償がないのはおかしい」
福島第一原発事故をめぐり東京電力との賠償交渉に対応するため、福島県双葉町は二十一日、独自に設置する方針を決めていた弁護団について二十五日に結成する、と発表した。町と弁護団は加須市内で調印式を行い、町民にも参加を呼び掛け、弁護団の設立趣旨や手続きの流れなどを説明するという。 (増田紗苗記者)
町民が避難する全国各地の弁護士らで構成し、埼玉の代表には海老原夕美弁護士、福島の代表には荒木貢弁護士が就任。埼玉の事務局長に就く青木努弁護士は「非のない人々に正当な補償がないのはおかしい。被害者には補償を求める権利があるということを知ってほしい」と語った。
弁護団は、質問に答えて記入する「やさしい原発事故損害賠償申出書」を使い、国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に東電との和解仲介を申し立てる町民を支援。来年一月から順次、加須市などで説明会を開くという。町は二十一日、申出書を全国に散らばる各世帯に発送した。
一方、東電作成の請求書を使いたいという町民もいるため、町が九月以降、開催を拒否してきた東電の賠償手続きの説明会を再開することを決めた。
双葉町議会十二月定例会は二十一日、総額約一億五千万円の一般会計補正予算案など十一議案を可決、閉会した。
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 栃木: 放射線への不安 廃棄物の行き場なく
二段、三段と積み上がった袋詰めの焼却灰を見上げて、担当者は戸惑った表情を浮かべた。「対応が後手後手というか、国から長期的な指示もない。その場しのぎでしかない」
放射線がもたらした影響は、コメや野菜だけではない。廃棄物からも高濃度の放射性物質が検出され、行き場をなくした。
大田原市と那須町の家庭ごみを焼却する広域クリーンセンター大田原(同市)。十四日現在、敷地内で三百三十九トン、那須町の別の施設でも二百十五トンの焼却灰を保管する。センターの保管場所は限界が迫る。
市内の最終処分場で焼却灰の埋め立てをやめたのは六月。東京都内の清掃工場で、高濃度の放射性セシウムを検出したのがきっかけだった。灰は処分できず、増える一方。センター内のごみ置き場を埋めていった。
セシウムを含む廃棄物の処分をめぐり、国は「一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル」という基準を設け、焼却灰も八〇〇〇ベクレル以下なら埋め立て可能とした。八月末に示された新たな処分方針は、八〇〇〇~一〇万ベクレルの灰はコンクリートで囲うなどして埋め立てる内容だった。
だが、住民にとって数値は関係なかった。たとえ八〇〇〇ベクレル以下でも放射性物質が含まれているだけで、処分場の地元は受け入れを拒んだ。那須地区広域行政事務組合は三度も住民説明会を開いたが、なかなか理解を得られなかった。
最大で一キログラム当たり一万三五八〇ベクレルあった焼却灰の放射性セシウム濃度は、今月には二二三〇ベクレルまで減った。組合側は粘り強く戸別訪問を続け、来年一月から、新たに発生する灰は埋め立てを再開することになった。「国のつくった制度と地元住民の思い。この溝はなかなか埋まらない」。組合担当者は言う。
一方、一日約百七十トンが排出される下水汚泥も状況は同じ。汚泥の場合、県内に埋め立てる場所すらない。県は、容積を三十分の一に熱処理した「溶融スラグ」を六カ所の下水処理場に分散保管する計画を立てたが、搬入が始まったのは二カ所だけ。一部の施設は周辺住民が反対する。
一月以降、県内でも除染が本格化すれば廃棄物はさらに増える。「誰だって『はい、うち
Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 群馬 桐生市・黒保根地区 基準値超え区画に82世帯 空間放射線量
桐生市が進める市全域の空間放射線量調査で、山間部の黒保根地区で除染の目安とする環境省基準の毎時〇・二三マイクロシーベルトを超えた区画に計八十二世帯がいることが分かった。
市は同地区の測定値をまとめたマップを二十一日に発表。来年、測定機器の追加など準備ができ次第、基準を超えた区画で世帯ごとに詳しく測定し、必要に応じて除染する。
桐生市は十月から、市内を桐生、新里、黒保根の三地区計六百七十九区画に分け、放射線量調査を進めている。黒保根では四百四十七区画で測定し、十二月二日までに測り終えた三百十区画の結果をマップにまとめた。
環境省基準を上回ったのは百四十五区画で、北の山間部ほど高い傾向がある。八十二世帯は毎時〇・二三~〇・三一マイクロシーベルトの区画に分散している。最高値は、黒保根町赤面の一般人が立ち入り禁止の国有林内で毎時〇・六一四マイクロシーベルト。
黒保根で民家のある区画は全て測定を終え、マップで確認できる。市は来年、基準値を超えた区画の各世帯で屋根や農地、住人の許可を得た上で自宅内などを細かく測る。限られた場所で特に放射線量が高い「ホットスポット」が見つかれば、優先的に除染する。
市は来年二月までに三地区全ての測定を終え、各地区のマップを完成させる意向。測定値は、区画ごとに二、三カ所で地表五十センチの放射線量を測って一メートルの場合に換算し、平均値を出した。マップは黒保根支所で希望者に配られ、市のホームページでも見られる。
Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 東海第2 土浦市議会 「再稼働を認めず、廃炉を求める」意見書を可決 東海村の村上達也村長 「大きな話だ」と重く受け止め
土浦市議会が東海第二原発(東海村)の再稼働中止と廃炉を求める意見書を可決したことについて、東海村の村上達也村長は二十一日の定例会見後、水戸市と並ぶ県内の拠点都市の市議会の判断に「大きな話だ」と重く受け止めていることを記者団に明かした。今後、再稼働の是非を判断する際に「当然そうした(土浦市議会の)意向も念頭に置くことになる」と述べた。
土浦市議会は二十日、東海第二原発の老朽化や東日本大震災後の津波で非常用電源の一部が使えなくなった事態を重視し「再稼働を認めず、廃炉を求める」との意見書を可決した。さらに「原発の安全神話は崩れ、危険性が明らかになった」「東海第二原発で事故が起これば、六十キロ圏内に位置する本市はもちろん、関東全域に予測不能で甚大な被害を及ぼす」「原発に対する不安を抱えながらの生活は住民にとって苦しみ以外の何ものでもない」と指摘している。
同原発については既に取手、北茨城両市議会も廃炉を求める意見書を可決している。村では来年一月から再稼働について近隣五市と協議を始める。各市議会の廃炉の意向の広がりが、議論に影響する可能性も出てきた。
定例会見で、来年一月二十二日投開票される村議選について、村長は「当然、再稼働の是非が争点になるべきだ」との見解を示した。村長は「福島原発の事故を受け、私は『脱原発』というアドバルーンを上げた。各候補者も意見を出して村民に判断してもらうべきだ」と話した。
二十日に村内の原子力科学研究所で発生した火災への対応については「放射能漏れがないなら『ない』としっかり広報するべきだった」と話し、住民の不安感を払拭(ふっしょく)するよう今後、改善するとの意向を示した。
Posted by 大沼安史 at 10:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 東電、関電に株主提案へ 「発送電分離目指す」 東京都と大阪市が連携
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122101002012.html
「大阪維新の会」の橋下徹大阪市長は21日、東京都庁で石原慎太郎知事、猪瀬直樹副知事と会談後、東京都と大阪市が連携して東京電力と関西電力に株主提案権を行使する考えを明らかにした。
橋下市長は「東京と連携しながら、東電と関電で同じような株主提案をやる」と表明。関電の筆頭株主の大阪市と、東電の大株主の東京都が来年の株主総会でそれぞれ両社に提案し、可決を目指す考えという。
どちらの提案にも電力会社の発電部門と送電部門を分ける「発送電分離」を盛り込む方針。橋下市長は連携の効果に関し「株主への説得力が全然違う」としている。(共同)
Posted by 大沼安史 at 10:34 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 溶融核燃料の取り出し 高線量環境でも遠隔操作できる装置と核燃料を入れる特殊な容器の開発が必要
政府と東京電力は二十一日、福島第一原発1~4号機の廃炉に向けた工程表を発表した。……
使用済み核燃料の取り出しは、最も多く入っている4号機から始め、3、1、2号機の順で行う。
原子炉内の核燃料取り出しで焦点となるのは、燃料から出る高い放射線を遮るため格納容器を水で満たし、圧力容器を水没させる「水棺」が実現できるかどうか。1~3号機とも格納容器は損傷しており、損傷場所を調べて補修し、二〇一六年度から水張りを実現させる、としている。
圧力容器内の核燃料の状態が映像で確認できるのは水張りが終わった後になる。放射線に加え、現在の容器内には濁った汚染水があるからだ。
溶けた核燃料の取り出しには、高線量の環境でも遠隔操作できる装置、核燃料を入れる特殊な容器の開発も必要となる。
こうした技術開発が進まなければ、工程表通りにいかない恐れもある。……
Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・脱原発アフォリズム〕 悲劇を悲劇として認識できないことほど悲劇的なことはない
# 日本では、まるでデモや集会といった社会運動に参加しないことこそが市民的礼節であるかのように思われているように感じる瞬間がある。
# 原発推進派によるプロパガンダは人々の危機意識や恐怖につけ込む悪徳商法のやり方とどこが違うのだろうか。
# 消費税10%値上げしたら政権は吹っ飛ぶだろうが、電気料金10%値上げしても東電は吹っ飛ばない。これ不思議。
# 仮にいま原発を全部止めたとしても、放射能の問題は何世代にもわたって残る。そう考えると、脱原発運動は全原発の廃炉を最終目標にすることで終わってしまってもいいのか、という疑問すら浮かぶ。それほど事態は深刻なのだという認識。そこから出発するしかない。
# チェルノブイリ関係の映像を見ると、その悲劇のリアリティを実感できる。だが、日本でまったく同じようなことが起きつつあるのだというリアリティをもつことがはるかに困難であるのはなぜだろうか。ずっと反原発を叫んできた自分ですらこの有様なのだ・・・。
# 悲劇を悲劇として認識できないことほど悲劇的なことはない。
Posted by 大沼安史 at 10:26 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 ストロンチウム 462兆ベクレルが海に流出 朝日新聞が試算
東京電力福島第一原発から事故後、海洋に放出された放射性ストロンチウムの総量は、少なくとも約462兆ベクレルになることが朝日新聞の試算でわかった。
水産庁は魚介類への蓄積を調べるサンプリング調査の強化を検討している。
試算は東電などが発表した資料をもとに行った。
4月に2号機、5月に3号機から流出した放射能汚染水については、流出源である両号機の建屋内のたまり水に含まれる放射性ストロンチウムの濃度を、流出した水の体積にかけて算出。これらに、今月4日に流出が確認された処理水に含まれていたと見られるストロンチウムの量を足し合わせた。
大気から海への降下量は含まれていない。
東電は4~5月に海に流出した汚染水中の放射性ヨウ素とセシウムの総量を推定約4720兆ベクレルと発表した。ストロンチウムの量はその約1割に相当する。
Posted by 大沼安史 at 10:16 午前 | Permalink
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〔ツイッター・よびかけ〕 保安院に、会見を引き続き、毎日行うよう電話で申し入れよう!
# kinoryuichi 木野龍逸 (Ryuichi KINO)
この時期に、保安院の会見が週に2回に減る? う〜ん。問題だと思う人は保安院に電話して、毎日やってくださいと要望をお伝えください。>保安院の代表電話 03-3501-5890 #genpatsu #fukushima 12月19日
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・史料〕 廃炉まで最長40年 東電・政府が(悪夢のような)工程 (「死の灰」汁で描いた、なんともキモイ、餅であることよ……。彼らの新年の「初夢」は、どんな夢?!)
東京電力と政府は21日、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた工程表を発表した。
2020年度頃に原子炉を開放し、今後10年以内に損傷燃料(燃料デブリ)の取り出しに着手。
20~25年後には事故炉にあるすべての燃料デブリを取り出す。
原子炉施設を解体し、廃炉が完了するまでの期間は30~40年と設定。
廃棄物は2012年度中に研究開発計画を策定し、廃炉が終わる前に処理・処分を開始する。
冷温停止状態をより安定させるための措置では、原子炉冷却の小循環ループを今後10年以内に確立する。
廃炉工程表は東電、資源エネルギー庁、原子力安全・保安院がまとめ、21日に開いた政府・東京電力中長期対策会議で決定した。使用済み燃料の搬出を開始する期間を第1期(今後2年以内)、燃料デブリを取り出し始める期間を第2期(今後10年以内)、廃炉完了期間を第3期(今後30~40年)とした。
使用済み燃料プールからの燃料取り出しは、4号機で2年以内に着手する。3号機はそれより1年程度遅れて取り出し作業を開始。1、2号機はこれらの状況をみながら搬出を始める。 (本紙1面より抜粋)
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 福島3市村JAなど怒り 売れず山積み、全袋検査国が拒否、ならば全量買い上げて
Posted by 大沼安史 at 09:51 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 児玉龍彦教授 世界的な科学誌「ネイチャー」の「ことしの10人」に選ばれる! 児玉氏 「日本政府、犠牲者(被災者)をいまなお十分、救済せず」と厳しく批判
→ http://www.nature.com/news/365-days-nature-s-10-1.9678
世界的な科学誌「ネイチャー」の2011年「ことしの10人」のひとりに、東大の児玉龍彦教授が選ばれた。
「ネイチャー」誌は児玉教授を、「日本政府に挑戦し、放射性物質の除去作業をわが手で引き受けた熱情的な学者(The emotional academic who challenged his government and took nuclear clean-up into his own hands.
)」と紹介するとともに、
児玉氏のフラストレーションななお続いているとして、
・ 日本政府が原発事故の被災者(犠牲者)の救済をいまなお、十分に行なっていない
・ 日本政府が十分な情報をいまなお発表していない
――との、児玉氏の発言を取り上げている。
Kodama's frustration continues. He says that the government is still not doing enough to help the victims, and he opposes plans to build a state-of-the-art ¥100-billion hospital in Fukushima city, arguing that support should be spread out more widely.
He also says that the government is still not releasing enough information. A ban on entry to the exclusion zone has kept scientists from sizing up the true situation in the area and has hampered the work of journalists. Kodama calls it a “censorship that is quite unusual in democratic countries”.
◎ 児玉氏の日本政府批判の中には、死の灰・汚染地域から移住・疎開を認めない、野田政権の非人道的な姿勢も含まれているはずだ!
参考◇ 福島民報 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21096&blockId=9917561&newsMode=article
英科学誌ネイチャーは科学関連分野で注目を集めた今年の10人の1人に、東京電力福島第1原発事故後に国会で政府の除染施策を激しく批判し、放射性物質からの防護方法などを提言した児玉龍彦・東京大教授(58)を選び、22日付の最新号で発表した。
児玉氏は「大変驚いている。未曽有の複雑な問題の解決にあたり、新しい科学の方法を考えながら支援を進めてきたのが選ばれた理由ではないか」とコメントした。
児玉氏は、7月27日の衆院厚生労働委員会に参考人として出席した際、効果的な除染対策を打ち出せない政府を強い口調で批判。
Posted by 大沼安史 at 09:46 午前 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢〕 西日本は未来の子どもたちに残された希望の国土/いまや世界の厄介者/牛の人口授精ができない/不良債権と同じ構図/4ヵ月減給で済む話か/ママ学校に行きたくない/仙台市内、地上20メートル/世田谷・6月・ストロンチウム/学者は放射能の危険性の証明に力を尽くせ/給食センター近くに焼却灰捨てる/新聞のテレビ欄から消えた「原発事故」の文字
# yasushi61 yasushi-nozaki
tokaiamaがリツイート
体重1kg当り20Bq(6)大阪で記者会見した医師達は、汚染がれきを全国に拡散させるのはとんでもないことだと言った。ましてそれを焼却すれば、仮に環境に出るのが0.01%だとしても健康被害は免れないとも言った。比較的汚染されていない西日本は将来の子どもたちの希望の国土だとも語った。
# AndreasDiego Out Corruption
tokaiamaがリツイート
WHOのHPは、福島原発事故で放出される放射能による世界の食品汚染拡大への懸念で埋め尽くされている。「高濃度汚染水を海水に流せ」「大気に放出させておけ」は、日本が自国のことしか考慮しない行為で、いまや世界の厄介者となっています。
# dadajiji dadajiji39
浜通りでは牛の早産・死産・流産が増えている。それに牛の人工授精ができない、授精しないというのだ。もう何かがはじまっている。 (福島県飯舘村 長谷川健一さんのお話から)
# masaru_kaneko 金子勝
24hitomiがリツイート
原発問題は、本当に不良債権問題と構図がそっくり。原発再稼働しないと、電力会社の赤字が膨らみ、いくつかが債務超過になるからです。六カ所の再処理場を廃止すると、これまで突っ込んだ2兆円弱が焦げ付き、日本原燃とカネをつぎ込んだ電力会社がアウトになるから。原発も六カ所も不良債権なのです。
# joker_z_TOM トモカズ オカムラ
4ヶ月減給で済む話しか?問責と解任だよ普通。徹底的に追及すべき。 RT @Genpatsu_News_G: 知事、減給案 県議ら幕引きに警戒感 - 朝日新聞 http://bit.ly/uI08om #genpatsu
# mainakata311 麻意☆福島県民
ikarostayuuがリツイート
息子が泣き出した「皆に危ない言っても誰も聞いてくれないんだ、皆死ぬの見たくない、ママ学校行きたくない。先生もわけわかんない事ばっかいってやだ」……ごめんね。本当ごめんね。皆守るのに一生懸命教室で1人で戦ってたんだもんね。ごめんね。もう学校なんて行かなくていい。
# SanLorenzzo Happyさん
仙台市内。地上20メートル、空間線量。0.11μ㏜時。soeks01mβ線遮蔽校正。仙台市内平常時の2倍以上の線量。
# kikko_no_blog きっこ
tokaiamaがリツイート
東京都は、世田谷区の大気中から福島第一原発由来のストロンチウムを検出したことを6月の時点で把握していたが、発表したのは5ヶ月後の11月。それも日本共産党の都議団から情報開示を求められて仕方なく発表したのだから、情報開示を求められなければずっと隠蔽していただろう。
# kikutijun 菊地淳
tokaiamaがリツイート
優れた刑事は容疑者をどうしたら白にできるかに力を尽くす。全てを尽くし白にならない時、初めて疑う。冤罪は人生を奪う行為だから。学者は放射能の危険性をどうすれば証明できるかに力を尽くすべき。どうしても危険が証明できない時、初めて安全を語るべき。それは子供の人生を奪うかもしれないから。
# komebako 米
【拡散希望】福島県田村市の建設中の給食センター(来年より稼動)4、500mの場所に放射性物質を含む焼却灰を捨てている現状。このままではこども達が危険!!抗議・呼びかけをお願いします!! 田村市役所 0247-81-2111
# tautautau1976 tautautau1976(隠居猫)
えっ。12月まで何もしてなかったの?本当に仕事やる気がないな。酷すぎる→農水省は本日付で米ぬかを使った食品や肥料の濃度が暫定基準値を超えないよう管理徹底を求める通知 セシウム、米ぬかは8倍に上昇
# England_ 英国の田舎暮らし
消えたの? RT @bun620: 新聞のテレビ欄から原発事故・大震災の文字が消えましたね。冷温停止を発表した政府の思惑通りということか。
Posted by 大沼安史 at 09:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島の農家、(ついに)東電提訴へ 原発事故で損害 「先祖から受け継いだ肥沃できれいな土を返してほしい」 (政府・福島県庁・東電による、農民にしわ寄せ・頬かむり作戦、とうとう破綻!)
東京電力福島第1原発事故によって拡散した放射性物質で水田の土壌が汚染され、収穫したコメも売れなくなったとして、福島県大玉村の鈴木博之さん(61)ら同県内のコメ農家数人が、東電に損害賠償を求める訴訟を起こす意向であることが21日、分かった。
鈴木さんの代理人を務める弁護士によると、来春ごろ東京地裁に提訴する方針という。請求は総額数億円に上る見通し。原発事故をめぐり、これまで農家が東電を提訴した例はないとみられる。
鈴木さんは「除染して新しい土を持ってくればいいというものではない。先祖から受け継いだ肥沃できれいな土を返してほしい」と話している。2011/12/21 19:12
Posted by 大沼安史 at 09:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 広島・江田島市が「小学校まるごと集団疎開支援プロジェクト」
◇ 受入期間 平成23年4~5月から概ね1年間
◇ 対象 学校施設に壊滅的な被害を受けた小学校1校程度
◇ 受入施設 ①居住施設:国立江田島青少年交流の家
(江田島市江田島町津久茂一丁目1番1号)
②教育施設:旧江田島市立宮ノ原小学校
(江田島市江田島町宮ノ原二丁目21番1号)
◇ 受入可能数 160人程度(各学年1学級規模[児童150名,教職員10名])
◇ その他
●教科書,学用品等は,広島県の負担で準備するとともに広く県民や企業等から寄付を募ることとする。
●スクールカウンセラーを定期的に派遣する。
◎ 問い合わせ先 広島県教育委員会 総務課経営戦略係 TEL:082-513-4914
◇ ツイッター情報 山本太郎さん → 東海アマさん
# yamamototaro0 山本太郎俳優 脱原発に60兆票!
tokaiamaがリツイート
「拡散願い!」 RT @kyukikoo: 広島県の小学校丸ごと疎開引き受け情報です
Posted by 大沼安史 at 09:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「官邸5階」 SPEEDIの存在把握せず 無責任体制が暴露 政府事故調 26日公表へ
東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の「事故調査・検証委員会」(畑村洋太郎委員長)の中間報告の概要が明らかになった。
官邸内のコミュニケーション不足や重要情報の公表の遅れなど、政府の情報の収集・伝達・発信に問題があったことを指摘。東電の初期対応では、原子炉の冷却操作で誤認や判断ミスがあったことも明らかにし、批判している。26日に公表される。
大震災発生後、官邸地下の危機管理センターには、各省庁の幹部らによる緊急参集チームが集まった。
ところが、当時の菅直人首相ら政府首脳は執務室のある官邸5階に詰めていた。
事故調は、政府の事故対応に関する主な決定は、5階にいた一部の省庁幹部や東電幹部の情報や意見のみを参考に行われ、同チームとの連絡も乏しかったとした。
それによる弊害として挙げられるのが、放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」の扱いだ。
政府の避難指示を巡っては、官邸5階がスピーディの存在を把握していなかった。事故調は、スピーディのデータがあれば、住民はより適切に避難ができたと指摘。
避難に生かされなかった背景に、スピーディの活用に関する責任が、所管する文部科学省と原子力安全委員会との間で曖昧だったことや、官邸5階に同省の幹部がいなかったことを挙げた。
また、政府の避難指示が迅速に伝わらず、自治体が十分な情報を得られないまま、避難方法を決めなければならなかったと指摘した。
政府の情報発信では、炉心溶融や放射線の人体への影響など、重要情報に関する公表の遅れや説明不足があったとし、緊急時の情報発信として不適切だったと総括している。
◇ ツイッター 東海アマ管理人氏
# tokaiama
SPEEDIデータ隠蔽の責任なすりつけあいが始まった。細野が「パニックを恐れて出さなかった」ととっくに自供してるじゃないか 1時間前
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 原発事故分析を発信 大沼安史 「脱」元年 振り返る 東京新聞・特報(12月18日付け) 全文書き起こし
→ http://blogs.yahoo.co.jp/erath_water/folder/341705.html
「今年の顔」は福島の女たち
活動にうねり 消えない希望
◎ 「一輪の花」 さん、ありがとうございます! ―― 大沼
Posted by 大沼安史 at 08:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ノート〕 25万年……1万世代つづく危険 「除染のウソ」許すまじ
カナダのメディア、「ザ・カナディアン」に、「除染幻想」を警告する記事(19日付け)が掲載された。
→ http://www.agoracosmopolitan.com/news/canadian_news/2011/12/19/2288.html
フクシマ発の放射性降下物を「除染」できると思う人は、以下に引用する「最も偉大なカナダ人」(下記、ウィキペデア参照)、デヴィッド・スズキ・ブリティッシュ・コロンビア大学名誉教授(75歳)の記事を読んで下さい――と、日系2世のスズキ博士が主宰する環境保護財団のサイトの記事を「再掲」したのだ。
→ http://www.davidsuzuki.org/issues/climate-change/science/energy/nuclear-energy/
#
#
そこにこんなくだりがあった。
With a radioactive half-life of 25,000 years, nuclear waste remains dangerous for 250,000 years, meaning huge costs and risks for future generations.
(プルトニウムの)半減期が2万5000年なので、原発から出た核廃棄物の危険は最終的に25万年にわたって続くことになる。それは、未来世代にとって、巨大なコストとリスクを意味する。
#
フクイチはいつ廃炉にできるか、現実的な見通しは、まったく立っていない。
日本政府は、これまで環境に放出された「死の灰」の処分地を、フクイチ周辺地域と決めたが、そこに「中間貯蔵施設」という名の半永久処分地ができて、仮に「保管」ができたとしても(不可能に近いことだが)、スズキ博士の指摘を考えれば、こんご「25万年」間、日本(いや世界の)未来世代は、被曝の危険と防護コストに苦しめられることになる。
#
25万年……! ということは、1世代が25年ごとに生まれるとして、この先、なんと1万世代が、放射能の危険にさらされることになるわけだ。
悪夢――ではなく、過酷な現実として。
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遺伝学者であるスズキ博士のお嬢さん、セヴァン・スズキさん――つまり日系3世のセヴァンさんは、1992年、ブラジルのリオデジャネイロ、国連の環境サミットで、あの有名な「伝説のスピーチ」をした人である。
12歳の少女、セヴァンさんはリオで何と言ったか?
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彼女はこう言ったのだ。
If you don't know how to fix it, please stop breaking it!
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
→ http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_riospeach.html
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原発が出す除染不能な死の灰で、地球環境をこわしつづけるのは――爆発事故がおきたあと「どうやって直すかわかかないもの」を動かしつづけるのは、もう止めにしなければならない。
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◇ デヴィッド・スズキさん Wiki → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD
1936年3月24日、カナダ、ブリティッシュコロンビア州 バンクーバーでクリーニング屋を営む日系人の両親の元で生まれる。
1942年に6歳の時に強制収容所に送られる。 戦後、財産を没収された上でロッキー山脈の東側に強制追放された。
ロンドン (オンタリオ州)に有る高校を卒業後、アメリカのアマースト大学とシカゴ大学で動物学、遺伝学を学ぶ。 1961年にシカゴ大学から動物学の博士号を取得。
1963年から2001年に引退するまでブリティッシュ・コロンビア大学で教鞭を執る。
1979年からカナダ放送協会の人気テレビ番組「ネイチャー・オブ・シングス」シリーズを担当することになる。世界中でおよそ50ヵ国で放送される長寿番組である。
1990年にNPO団体デヴィッド・スズキ基金を設立
2004年、大規模に行われた国民投票で「現存する最も偉大なカナダ人」に選ばれた。
カナダで最高の栄誉であるカナダ勲章、第二のノーベル賞と言われるライト・ライブリフッド賞、国際連合教育科学文化機関のカリンガ科学賞その他数多くの賞を世界中から受賞する。英語圏の大学を中心に20数に登る名誉学位を授与される。
12歳の時に、環境サミットで歴史的な演説をしたセヴァン・カリス=スズキは実の娘である。
Posted by 大沼安史 at 08:43 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(木曜日 22日)は未明に東北北部にあった気団が強い西風にあおられ、終日、太平洋沖に流れる。
→ http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html
(大沼)昨日(21日)、仙台にも「みえない雲」が流れ込んだ。友人が仕事の電話をかけている最中、突然、のどが焼けて、話ができなくなった。
私自身も外出して、のどが焼けた。
今朝(22日)、仙台はうっすら雪景色。
窓の外に、死の灰のまじった純白の世界が広がっている……
Posted by 大沼安史 at 08:39 午前 | Permalink
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2011-12-21
〔★ フクシマ・NEWS〕 フクイチ発放射性降下物の影響で、アメリカ人、乳児ら1万4000人(推定)死亡 事故後最初の14週の間に チェルノブイリ(17週で1万6500人死亡)に匹敵 米研究チームが学会誌に発表
米国でフクシマ事故後、最初の14週間に起きた、1万4000人(推定)もの死者の過剰増加が、フクイチ発の放射性物質の降下に関係する――との研究結果が、学会誌「国際保健ジャーナル」の最新号に発表された。
→ http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=28299
米国の民間研究・教育機関、「被曝・保健プロジェクト」のジョセフ・マンガーノ所長(疫学者)と、ウエスタン・ミシガン大学のジャネット・シャーマン準教授(内科医・毒物学者)がまとめたもので、この14週間(3ヵ月半)で1万4000人もの過剰死者の発生は、チェルノブイリの時の17週(4ヵ月と1週間)で1万6500人に匹敵するという。
この1万4000人の過剰な死者の中で、最も多いのが1歳未満の乳児たちで、2011年春(14週間)の米国における乳幼児死者は前年に比べ、1.8%の増加。フクシマ事故以前の14週間は逆に前年対比で、8.37%の減少だった。
この研究発表は、ピアレビューを経て公表された、フクシマの健康被害を分析する最初の学会報告である。
An estimated 14,000 excess deaths in the United States are linked to the radioactive fallout from the disaster at the Fukushima nuclear reactors in Japan, according to a major new article in the December 2011 edition of the International Journal of Health Services. This is the first peer-reviewed study published in a medical journal documenting the health hazards of Fukushima.
Authors Joseph Mangano and Janette Sherman note that their estimate of 14,000 excess U.S. deaths in the 14 weeks after the Fukushima meltdowns is comparable to the 16,500 excess deaths in the 17 weeks after the Chernobyl meltdown in 1986. The rise in reported deaths after Fukushima was largest among U.S. infants under age one. The 2010-2011 increase for infant deaths in the spring was 1.8 percent, compared to a decrease of 8.37 percent in the preceding 14 weeks.
◇ 研究論文の全文は→ http://www.radiation.org/reading/pubs/HS42_1F.pdf
◎ 大沼 太平洋を超えて北米大陸に到達したフクイチの「死の灰」が、米国で乳児を中心に異常な死者の増加現象を招いていた可能性が、初めて学問的に裏付けられた。
北米の放射能汚染は、拙著、『世界が見た福島原発災害 2』(緑風出版)で、日米秘密協定でもって隠蔽工作が行われて来た(とみられる)が、この論文が発表されたことで、最早、隠しきれない問題になろうとしている。
場合によっては、東電を相手どった損害賠償請求訴訟が起きる可能性も否定し切れない。
米NRC(原子力規制委員会)のヤツコ委員長が来日し、「ステップ2」完了に同意する見方を示したのにも、今回の研究発表による衝撃を鎮静化する狙いが込められている、と見ることができる。
ヤツコ委員長はフクシマの事故後、米国の原発の安全強化に乗り出そうとしたが、原発推進の委員の猛烈な抵抗・反発に遭い、窮地に追い詰められていた。
今回のヤツコ委員長の来日は、日本政府・東電に対する厳しい見方を引っ込めることで、NRC内の原発推進派と妥協を図った、という側面もあるようだ。
なお、NRCでヤツコ委員長批判の急先鋒をつとめたビル・マグウッド委員は、東電のコンサルタントを務めた人物と報じられている。
→ http://www.huffingtonpost.com/2011/12/12/nrc-coup-leader-worked-fo_n_1143895.html
NRCの原発推進派委員の巻き返しの陰に、東電あり?!
しかし、マンガーノ氏らの「14000人死亡」研究が発表されて今となっては、米国においても脱原発の動きを封じ込めることは難しかろう。
「フクイチ事故」の恐ろしい正体が、太平洋の対岸においても、その姿をあらわして来た!
Posted by 大沼安史 at 05:08 午後 | Permalink
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〔12月21日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:11 午後 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 28日にも環境相が説明へ 中間貯蔵施設 (規模大型化 複数配置を検討か)
……環境省は中間貯蔵施設を双葉郡内に整備する方針を固め、県と郡内の一部の自治体に水面下で伝えている。
容量については当初、9000万立方メートル(3キロ×3キロ×深さ10メートル)程度を想定していたが、これを上回る規模とすることや、複数の場所に分けて設けることも検討している。
避難区域の見直しで新たに設ける「帰還困難区域」内に、土地を買い上げた上で建設する案が浮上しているもようだ。
Posted by 大沼安史 at 12:05 午後 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 コメ緊急検査、週に6800件分析 県が態勢を3倍に
県は、コメから放射性セシウムが微量でも検出された29市町村151地点で行う予定の追加の緊急検査について、これまでの約3倍の分析量となる1週間に約6800件の検査態勢で分析を急ぐ。
20日の県議会一般質問で県が明らかにした。
県によると、東京都内の民間分析機関を利用して検査を大幅に増やした。費用は国が負担する。検査は年内から開始できるという。
29市町村の農家数は県内全農家の約3分の1に当たり、収量は推計で約10万3000トンに上る。
県はさらに、市町村が行っているコメの分析結果の活用などを図りながら、検査の終了時期を前倒ししたい考え。
(2011年12月21日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 12:01 午後 | Permalink
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〔フクシマ・福島民友〕 双葉郡に中間貯蔵施設 政府が関係首長に説明へ
政府は28日、双葉郡の町村長と会談し、除染で生じる汚染土壌などの中間貯蔵施設を双葉郡に設置する方針を示す見通しであることが20日、明らかになった。
関係自治体によると高山智司環境政務官が同日、町村長を訪ね、28日に双葉郡8町村長でつくる電源政策協議会で高山政務官らが中間貯蔵施設について説明すると伝えた。
細野豪志環境相・原発事故担当相との正式協議は年明けになる見通し。
佐藤雄平知事は12月県議会の答弁で、政府から年内に中間貯蔵施設の規模や立地のための環境条件について説明を受けると明らかにした。
その上で、県内の除染推進の課題になっている仮置き場設置への県民理解を得るためにも、中間貯蔵施設が重要な役割を果たすとの考えを示し、提示後に受け入れについて検討する方針を打ち出している。
(2011年12月21日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:58 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 サーカス学校が休校 群馬・みどり市 放射線量比較的高く
サーカスの出演者を育てる「沢入(そうり)国際サーカス学校」(みどり市東町沢入)が、福島第一原発事故の放射能汚染を心配して来年三月から休校する。山間部の沢入地区は同市中心部より放射線量が比較的高く、生徒への影響を考えて決めた。同校で二十三、二十四の両日、休校前の最後の発表会を開く。
同校の授業期間は前期が九月中旬~十二月下旬、後期は三月中旬~七月下旬。今のところ来年三月からの後期が休みになる。
みどり市は学校の依頼を受け、十一月二十二日に学校敷地内五カ所で地表面と地上一メートルの放射線量をそれぞれ測定。最高値は体育館裏の排水溝で毎時〇・七六九マイクロシーベルト。ほかは同〇・六九六~〇・二一九マイクロシーベルトだった。
同校では原発事故後、フランスからの留学生ら二人が放射能を心配して辞めた。現在の生徒数は、卒業後に学校に残る研究生も含めて十人。西田敬一代表(67)は「再開したいが除染で放射線量がどこまで下がるか様子を見たい」と話している。
同校は二〇〇一年設立。四年制でNPO法人の国際サーカス村協会が運営する。市から旧沢入小学校の体育館を借り、生徒にジャグリングなどの芸を教えている。
みどり市は今月、国が費用を負担して放射性物質を除染する「汚染状況重点調査地域」に指定される。市は現在、同校の地域も含めた除染計画を検討している。秘書課の担当者は「除染後は早期に再開してほしい」と話している。
Posted by 大沼安史 at 11:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 双葉町議会 中学生以上にアンケート町長、復興構想策定に向け
福島第一原発事故で、加須市の旧騎西高校に役場機能ごと避難している福島県双葉町の町議会十二月定例会は二十日、一般質問が行われた。井戸川克隆町長は町の復興構想の策定に向け、中学生以上の町民を対象にアンケートを実施することを明らかにした。町幹部は「町の将来を担う子どもたちの意見を反映させたい」と説明している。(増田紗苗記者)
町によると、町側が近く示す復興構想の素案に対する意見や、地元への帰還などに対する考えなど、五項目ほどの質問について思いを書いてもらう。今月中に全国に散らばる各世帯に配布し、来年一月末までに回収する予定という。
井戸川町長は「いつ帰還できるか不透明だが、復興に向けた道筋を示すことは重要」と答弁し、アンケート結果を踏まえて復興構想を策定し、それに基づいて復興計画を立てる考えを示した。
また、井戸川町長は町の除染について「双葉地方がどれくらい汚染されているのかが分からなければ、作業に人は出せない。被ばくした際の健康補償はどうするのか。まだ議論が十分でない」と、当面は除染を見送る方針をあらためて示した。
Posted by 大沼安史 at 11:52 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 つなぐ 浪江の絆 千葉のNPO町広報に 記事近況や避難の思い取材
故郷から離れて暮らす人たちの声を届け、こころをつなぐ-。福島第一原発事故を受け、各地で避難生活を送る福島県浪江町の人たちの絆をつなぎ留めようと、千葉市のNPO法人が支援に取り組んでいる。浪江町=同県二本松市に機能移転=が毎月発行する「広報なみえ」に掲載する「浪江のこころ通信」に、首都圏に避難中の町民の近況や思いを取材し、記事を送り続けている。 (佐々木香理)
支援活動に取り組むのは、千葉市のNPO法人「ちば市民活動・市民事業サポートクラブ」=代表理事・牧野昌子さん(59)。
きっかけは、宮城県内にあるNPOや大学でつくるコミュニティー支援ネットワークと浪江町が連携して始めた「浪江のこころプロジェクト」だった。避難先で不安な毎日を過ごす町民の思いをまとめ、広報なみえで「浪江のこころ通信」を発信することが決まり、同クラブに参加の呼び掛けがあった。
もともと、同クラブはNPOと企業などの間に立ち、運営のアドバイスをする活動が中心で、「人と人とをつなぐのが私たちの仕事」(牧野さん)と、今夏から取材活動が始まった。
浪江町から連絡があると首都圏の避難先に出向き、これまでに千葉、埼玉、東京の一都二県に避難した町民七人に取材した。取材した記事は九月号からほぼ毎月掲載され、来年一月発行号にも掲載予定だ。
事務局長の鍋嶋洋子さん(55)は、避難住民の様子について「(当初は)こちらが質問しなくても、せきを切ったように話しだした」。中には、着の身着のまま逃げてきた状況を涙を流して語るお年寄りも。「何か言葉をかけるより、黙って話を聞くことが支援の形だった」と話す。
浪江の人に出会ううち、二~三世代同居だった家族が今は住居や仕事の都合で、ばらばらに避難していることを知った。「古里では目と鼻の距離で暮らしていた人がほとんど。文章は拙くてもいい。顔が見えることが大事」と、写真にこだわって記事を送っているという。
避難生活も長期化し、最近は「今後の生活をどうするか、不安や悩みをこぼす人が多い」(鍋島さん)。
それでも、こころ通信の記事を読んで、家族や友人と連絡を取る人がいる。鍋島さんは「こころ通信は、『元気でいるよ』とアピールする“回覧板”。町民全員を支えるのは難しいけど、出会った浪江の人たちのつながりを、千葉で支えたい」と話した。
こころ通信が載った広報なみえは、希望する町民のもとへ届けられるほか、町のホームページでも公開されている。
Posted by 大沼安史 at 11:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 放射能汚染樹皮 1万6千トン堆積 福島の製材業者、東電に賠償請求
福島県の製材所などで製材時に出る樹皮や木くずが放射性物質に汚染され、少なくとも1万6千トン程度が処分できず、保管されていることが21日、分かった。各地で牛肉の出荷停止に発展するなど問題となった汚染稲わらの2倍以上に相当する膨大な量。東京電力福島第1原発事故が原因とみられ、稲わら同様、他県に問題が拡大する恐れもある。
樹皮などは震災がれきと異なり、処理費用に国の補助はない。福島県木材協同組合連合会に加盟する約200社は東電に保管や処理費用の賠償請求を順次開始、年内に請求を終える方向。
(共同)
Posted by 大沼安史 at 11:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ミチオ・カク教授 米abcテレビでコメント / フクシマ 2011年の世界最大の災害だけではなく、数十年で最悪の大災害だ!
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔早川先生の火山ブログ〕 半年前の「6・18汚染マップ」と、「12・9政府発表」の比較
◇ ブログにこんなコメントが書き込まれている。いずれも同感!
# お見事っ!!
この頃は早川先生の情報しかなく、ほぼ唯一の情報でした。それがこれだけ正確だったことも明らかになり、私の頭の中では先生の優れたお仕事と、国のお粗末さが綺麗なコントラストを織り成しています。
# その気になれば早い時期に優先的に除染すべきとこを把握できたのに(それとも把握してるのに?)後手後手で農家とかにも余計なダメージを与えてしまったし、なにより何の落ち度もない住民を危険にさらし続けた行政。
Posted by 大沼安史 at 11:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 米NRC ヤツコ委員長が現場を視察 ステップ2「作業の一部」
米原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ委員長は20日、東京都内で記者会見し、日本政府が東京電力福島第1原発の収束へ向けた工程表の「ステップ2」完了を宣言したことについて「原子炉にはオフサイト(原発敷地外)に影響を与えるだけのエネルギーはない」と政府の見解を支持した上で「(ステップ2完了は)除染や廃炉に向けた大きな作業の一部に過ぎない」と指摘した。
ヤツコ委員長は18日に来日。福島第1、第2原発を視察した。初めて実際に事故現場を見た感想を「損傷の大きさに襟を正す思いで、作業員の仕事に感服した」と語った。
ステップ2完了については「望まれている元の状態に地域を戻すという大きな作業の全体の一部でしかない」と述べ、来春発足予定の原子力安全庁(仮称)について「独立性や規制が強化される新機関の設置は喜ばしく、全面的に協力する」と語った。
その後、細野豪志・原発事故担当相らと事故対応について協議。細野担当相は「米国支援のおかげでオンサイト(原発敷地内)の事故は収束した。今後30年以上かかる廃炉でも米国の力添えがあれば必ず乗り越えられる」と、今後の協力を求めた。
◇ 読売新聞 米政府代表、日本政府の「収束」を支持
→ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111220-OYT1T01143.htm
……ヤツコ委員長は協議に先だって開かれた記者会見で、「敷地外に影響を及ぼすほどの放射性物質の放出はない段階で、安心した。ステップ2を完了したという決定は正しい」と、事故収束を宣言した日本政府の対応を支持した。(2011年12月20日22時10分 読売新聞)
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | Permalink
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〔木下黄太さんのブログ〕 東京・汐留の企業でおこっていること
Posted by 大沼安史 at 10:58 午前 | Permalink
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〔南相馬・大山こういち市議のブログ〕 私たちはチェルノブイリのおよそ2倍の放射性ガスに包まれたことになる/二度と安全神話に騙されない!
◇ 市長は「市民が被曝してない」と言いたいのか?
12月議会(12日開催) 一般質問 → http://mak55.exblog.jp/15096433/ ②の最後半~③
キセノン133の大気中への放出量は、チェルノブイリ原発が6500×10の15剰Bq、福島第一原発1~3号機の合計は11000×10の15剰Bqと推定され、福島第一原発1~3号機の合計が上回っている。
チェルノブイリ原発事故では、短寿命核種の放射性ヨウ素による甲状腺癌の関連が指摘されているが、同様に、短寿命核種である放射性の希ガスによる影響については、ほとんどわかっていない。
6月6日公表値、10月20日改訂 希ガス キセノン133(133Xe) 半減期5.25日 線種β
※ 私たちはチェルノブイリのおよそ2倍の放射性ガスに包まれたことになる。
3月12日10時17分ベント開始。15時36分水素爆発。
14日 11時28分 福島第一原発3号機で水素爆発が発生
15日午前6時過ぎに2号機、4号機で爆発(この日は未明からの2号機のベント失敗があり、中継映像も出さない。2,4号機の爆発時刻の特定もなされていない。2号機白煙8時25分、4号機火災9時38分)
これらの時間帯にどこにいたか?↓お確かめください。http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H23_tohoku-taiheiyo-oki-eq/1107fukushima.html
15日首相指示「20~30キロは屋内退避」
前日、14日の3号機爆発で 避難車両でどの道も大渋滞。
本来、3号機爆発時に更なる避難指示を出してもよかったのだろうが 当時、どのような計らいがあったのかは 分からない。
官邸はスピーディー情報を受け取っていないとしてるが スピーディー情報は県庁など あるところにはあったのだから 当然、上掲画像のような流れが14日頃の相馬地方にあったわけです。
しかし、これを見ても市長は 再び
「ごく一部に取り込みがあったが影響は非常に小さい。」などと言えるのだろうか?
年明け 早いうちに 南相馬市民の「総決起大会」開催を目指せ!!!
「土・水・大気の徹底的な放射能汚染調査」
ストロンチウムはどこまで浸み込み植物の吸い上げや飲料水に入っていないか?
空間ダスト15分計測を見直し24時間にせよ!
「子供たちの被曝保障」現実的に、我々は被ばくをしています。将来の発症に対する保証を子供のために求めます。
「被害者側からの賠償請求」加害者の作ったものから被災地が一丸となって請求書を作りましょう!「避難計画のやり直し」原発は西南北に存在するが 実効性のある避難計画がない。
二度と安全神話に騙されない!! ……
Posted by 大沼安史 at 10:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 神奈川県秦野市 下水汚泥 11月になっても ヨウ素131を検出! 10・25には205.5Bq/kgも
Posted by 大沼安史 at 10:43 午前 | Permalink
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〔NHK世論操作報道批判〕 消費者の意見のうち、批判的な部分を削除して報道
→ http://johosousa.blogspot.com/2011/12/iia.html
NHKテレビは、12月20日、厚生労働省が食品に含まれる放射性物質についての新たな基準値を定める方針であると報道した。
夜7時のニュースで、提案された新基準値について2人の女性消費者への街頭インタビューを紹介。
夜9時の『ニュースウオッチ9』では、同じインタビュー動画を使ったが、消費者の意見のうち、新基準値を評価している部分のみを流し、最も厳しい基準値を求めた部分や実際の影響には不安が残るという意見は削除して放送。
その結果、その2人の消費者が、新基準値を手放しで評価しているかのような印象を創り出した。
……
……
◇7時のニュースの中で紹介された、東京・品川区の2人の消費者の意見
消費者1.「今までの基準値が甘すぎたということがあるんで、ようやく明確になったのはよかったとは思うんですけど、やっぱり基準値は、ちゃんと最も厳しい基準値にしないといけないし」
(画面に出た字幕:「今までの基準値が甘すぎた ようやく明確になったのはよかった 基準値は最も厳しいものにしないといけない」
消費者2.「基準があるのはありがたいことなんですけども、実際に影響がどういう風にってのは、すごい未知のことだと思うので、ま、不安は残ります」
(画面に出た字幕)「基準があるのはありがたいが、実際に影響がどうなるかというのは未知のことだと思うので不安は残る」
◇2時間後の『ニュースウオッチ9』で同じニュースを伝えたが、上の2人の消費者の意見は、どちらも、後半部分を削除して流し、まるで手放しに評価しているかのように伝えた。
消費者1:「今までの基準値が甘すぎた ようやく明確になったのはよかった」
消費者2:「基準があるのはありがたい」
Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・重要資料〕 ドイツ放射線防護協会 「日本における放射線リスク最小化のための提言」
→ http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post.html
乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4ベクレル以上のセシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり8Bq 以上のセシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。
◇ ツイッター・コメント
# PeacePhilosophy Satoko Oka Norimatsu
食品基準、是正基準が決まったのに4月まで施行しないということは、逆に今の汚染状況を反映していると言えよう。乳児食品を厳しくするのは当然だが、キロ50ベクレルまで与えていいとするのは恐ろしい。
Posted by 大沼安史 at 10:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・資料〕 日本原子力学会誌 2011.12 巻頭言「堂々と逆風に立ち向かい原子力の前進を!」
→ http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2011-12mokuji.pdf
◇ツイッター情報
# NEKO_PO katsu
【日本原子力学会誌 2011年12月号】 http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2011-12mokuji.pdf 巻頭がいきなり「堂々と逆風に立ち向かい原子力の前進を!」・・・他にも色々と興味深い内容が書かれている #genpatsu #原発
Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 | Permalink
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〔フクシマ・コメント〕 乳児50ベクレルは高いんじゃ・・・!? ウクライナ基準でさえ40ベクレル 「食品の放射性物質 新たな基準方針」
◇
◎ 「食品の放射性物質 新たな基準方針」 NHKニュース
……その結果、被ばく量の限度の目安を現在の5分の1の年間1ミリシーベルトに引き下げたうえで、「一般食品」の放射性セシウムの基準値は、暫定基準値の5分 の1に当たる、1キログラム当たり100ベクレル、成人より放射線の影響を受けやすいと指摘されている子ども向けの「乳児用食品」と「牛乳」は50ベクレ ル、そして、摂取量が多い「飲料水」は10ベクレルとする方針を固めました。
乳児が50ベクレルって高いのではないですかね。
ウクライナ基準でさえ40ベクレル、こないだ森ゆうこ文科副大臣が「学校給食は40ベクレル以下」と言ったばかりですが・・・。
それにしても、なんで「これで決まった」かのように報道されるんでしょうかね。
もっと多くの国民に意見を聴くべき問題だと思いますが。
「厳しい基準」と言うのなら、全て1ベクレルにするなり、これからも段階的に引き下げていくなり、それなりの事をすべきでは。
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〔フクシマ・史料記録〕 東京新聞 12・17 「事故収束」宣言であらためて問う東電の刑事責任(全文) /焼き肉店の食中毒事件で強制捜査が入り、東電はおとがめなしでは、社会の倫理が崩壊しかねない
◇
東京電力福島原発事故で、野田佳彦首相は16日、「事故の収束」を宣言した。現実はほど遠いが、事故への臨戦態勢が解かれたなら、東電への責任追及に本腰を入れるべきだ。「想定外の津波」を盾に同社は刑事責任を免れようとするが、放射性物質をこれだけまき散らして罪に問われないのは不可思議だ。焼き肉店の食中毒事件で強制捜査が入り、東電はおとがめなしでは、社会の倫理が崩壊しかねない。 (上田千秋、佐藤圭)
「収束」なら刑事責任問え
「一電気事業者にすぎない東電のために、国は倒産しないよう特別な法律までつくった。刑事責任まで問われないとしたら不自然極まりない」
ルポライターの明石昇二郎氏はこう語る。明石氏は七月、作家の広瀬隆氏とともに、東電の勝俣恒久会長や原子力安全委員会の班目春樹委員長らに対する業務上過失致死傷容疑の告発状を東京地検特捜部に提出した。
その後、特捜部からの連絡はないという。明石氏は「東電の責任をきちんと追及できるかどうか、国としてのモラルが問われている」と話す。
地元の福島県警はどうか。同県警広報室は取材に「個別具体の事件捜査についてはコメントを差し控える」と答えた。
政府や国会も事故調査委員会を設けた。ただ、これらはあくまでも事故の原因究明が目的だ。
政府の事故調査・検証委員会の畑村洋太郎委員長は「責任を追及する調査はしない」と明言している。責任追及が前提となると、関係者から証言が得にくく、調査の妨げになるという考えだ。
過去に有罪多数 東海村・美浜事故、薬害エイズ
国会の事故調査委員会は調査対象でもある政府から独立している分、政府事故調よりも厳しく東電に対応するとみられるが、責任追及の場ではない点に変わりはない。
原発事故で刑事責任が問われた例では一九九九年九月の東海村臨界事故と、二〇〇四年八月の関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出事故がある。
東海村事故では、JCO東海事業所の従業員二人が大量被ばくで死亡。元所長ら六人が業務上過失致死罪で執行猶予付き有罪、法人としてのJCOが原子炉等規制法違反罪と労働安全衛生法違反罪で罰金刑になった。
美浜事故では蒸気や高温水を浴びた作業員十一人が死傷。現場責任者ら六人が業務上過失致死傷容疑で書類送検され、五人が罰金の略式命令を受けた。遺族の一部からは「トカゲのシッポ切り」という声が上がった。
原発以外の企業による事件ではどうか。
薬害エイズ事件では、製薬会社「ミドリ十字」(現・田辺三菱製薬)の歴代三社長のうち、二人は業務上過失致死罪で禁錮の実刑、一人は控訴審の途中で死亡している。水俣病事件では、原因はチッソの工場排水だとして元社長と元工場長が業務上過失致死罪で執行猶予付き有罪となった。
最近では、八月の天竜川川下り船転覆事故で、静岡県警が運航会社を業務上過失致死傷容疑などで強制捜査。焼き肉チェーン店「えびす」の集団食中毒事件でも、富山県警などが運営会社などの立件を目指している。
東電の経営責任については、政府内からも厳しい声が上がっている。
同社は六月の株主総会で、清水正孝社長が引責辞任したが、実質的に経営を取り仕切る勝俣会長は留任した。
予見できたなら「過失」
だが、事故の損害賠償への政府支援と引き換えに、原子力損害賠償支援機構と共同で来年三月に策定する総合特別事業計画では、勝俣会長を含む経営陣の一新や退職金の放棄、企業年金のカットなどが迫られそうだ。
刑事責任はどうか。前出のJCOが問われた原子炉等規制法違反。同法は原子炉を扱う際の規則を定めており、適正な原発の運転を欠いたとなれば、今回も適用される可能性がある。しかし、罰則は軽く、JCOでも罰金は百万円だった。
労働者の安全と健康を確保するよう事業者に求める労働安全衛生法の違反には問われそうだ。
厚生労働省は六月、東電の社員二人が限度の二五〇ミリシーベルトを超えて被ばくしたとして、同法違反で東電に是正勧告している。ただ、過去のケースでは大半が労働基準監督署から書類送検され、罰金刑で終わっている。
より厳しい刑事罰が必要だと考えるのは、東電に対する株主代表訴訟の準備を進める河合弘之弁護士だ。同弁護士は「被ばくさせたことで傷害罪に問えるし、原発周辺に立ち入れなくなったことで救出できずに亡くなった人もいたはず。業務上過失致死傷容疑で追及すべきだろう」と語る。
「すでになされている告発に加え、近く被害者本人による告訴の動きも出てくるだろう」
この罪には法人を処罰する規定がなく、個人が罪に問われる。今回の場合、立件への最大のハードルは津波や地震によって事故が起きると事前に認識できたかという「予見可能性」だ。過去の航空機や鉄道の事故などでも、この点の立証が難しいとされてきた。
東電は二〇〇八年、福島第一原発が十メートルを超える津波に襲われ、敷地の一部では一五・七メートルの高さまで駆け上がる可能性があるとの試算をしている。東電は「無理な仮定による試算だ」として放置したが、対策を取っていれば十四~十五メートルまで到達した震災の津波を防げた可能性がある。
河合弁護士は「東電は福島原発で昨年、津波による全電源喪失と放射能漏れを想定した避難訓練までやっている」と明かし、「とても『想定外』と言い逃れられる状況ではない」と断じる。
被害者の声で動かそう
事故の主因が地震による損傷となれば、一段と問いやすくなる。東電は「事故原因は想定外の津波」としているが、経済産業省原子力安全・保安院は最近、地震で1号機の原子炉系配管に亀裂が入った可能性を示す解析結果をまとめている。ところが、今回の地震の揺れの大きさは、1号機における耐震設計の基準値内だった。
東電や政府の会見に出席してきた日隅一雄弁護士は「実際に事故との因果関係を立証する際にはどちらか一つに原因を特定するのだろうが、捜査当局にとっては選択の幅が増えたことになる」と指摘。「起訴するか否かは別にして、証拠を集めるために強制捜査はするべきだろう」と話す。
ほかに原子炉メーカーを製造物責任法に問うべきだとの意見もあるが、これは過失が判明しても刑事罰は伴わない。
河合弁護士はこう語気を強めた。「これだけ被害を出して、刑事責任なしは市民感覚からいっておかしい。警察や検察が捜査に乗り出すよう、一人でも多くの被害者が声を上げる必要がある」
<デスクメモ> 放射能影響研究所の元理事長らでつくる政府の部会が年二〇ミリシーベルトの放射線量でも居住可能と答申した。法定基準は年一ミリシーベルトだ。政府が違法を認めてどうする。同じ日、環境相は東電社員に除染の推進員なる役を委嘱した。汚した当人が掃除するのは当然。なぜ委嘱なのか。正気を保つだけで疲れる国だ。 (牧)
Posted by 大沼安史 at 09:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・緊急アピール〕 福島の妊婦さんと乳幼児、 子どもを一刻も早く30Km圏、 及び放射能の値の高い地域からの避難を求める! 賛同署名を!
→ http://www.shomei.tv/project-1794.html
http://www.shomei.tv/project-1794.html#detail
◇ ツイッター よびかけ
# kuanyin24 アリー 脱原発に一票、動物愛護
tokaiamaがリツイート
@tokaiama アマさん力を貸してください! 大至急【緊急拡散希望】 ◎オンライン署名12/21(水)23:00◎ http://bit.ly/nh2Vdg ◎福島の妊婦さんと乳幼児子どもの避難を求める署名◎ 12月22日に福島県災害対策本部長 佐藤雄平知事 の代理人へ 10時間前
Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 死の灰を浮かべ 川は流れる! 宮城県の水系 仙台市の七北田川 1万1100ベクレル
→ http://water-news.info/2258.html
宮城県内では、栗原市の金流川の河川敷でキロ5900ベクレル、川底の土壌からは、仙台市の七北田川で同1万1100ベクレルを検出したのが最高となっている。
環境省では、今回の調査によって、全体に水質への放射性セシウム汚染よりも周辺土壌や川底の土壌などに放射性セシウムが沈着している状況が判明したとしている。今後は、福島県、宮城県、山形県(一部)、岩手県(一部)、茨城県、栃木県、群馬県及び千葉県(一部)で引き続き調査を実施するとしている。
Posted by 大沼安史 at 09:19 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 放射線 宮城県が(いまごろ)被害対策方針(それも)案 「5年以内に放射線量を年間1ミリ・シーベルト以下にする県土づくり」
読売新聞(宮城) → http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111221-OYT8T00036.htm
◎ 村井県庁が年の瀬のいまごろになって「被害方針案」なるものをあわただしくまとめた!
村井知事は言った。「「国の対応は遅すぎて憤りを感じる」
宮城県民が怒りを感じているのは、村井県政の「無対応」ぶりである。
◇ 関連ツイッター
# noah_noriaki noah
チェルノブイリでの動きと変わらない気がする。 RT @fukushima_now: 5年以内 「年1ミリ・シーベルト以下に」
◇
県は20日に開いた「東京電力福島第一原子力発電所事故対策みやぎ県民会議」で、被害対策基本方針案を公表した。5年以内に放射線量を年間1ミリ・シーベルト以下にする県土づくりを柱に、放射線量の監視・測定や除染対策の強化、東電に損害賠償を請求する民間団体への支援策などを盛り込んだ。県は市町村や産業界、有識者らの意見を聞いたうえで、来年1月末に方針を決め、実施計画を策定する。
放射能への不安が高まっていることから、県民が持ち込んだ食料品や農産物などの放射性物質を測定できる「簡易型放射能測定器」を購入し、各自治体に貸し出すことも検討している。
村井知事は会議の冒頭、「国の対応は遅すぎて憤りを感じる。放射能の汚染対策に全力で取り組みたい」と話した。会議では、各団体から「県境で国の支援に差があるのはおかしい」「子供の健康が不安」などの声が上がった。
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔山本太郎さん・ツイッターでよびかけ〕 本日(21日)午前10時~ 大阪で街宣 みんな現場サポートに来てね!/サクっと終わったよ
# yamamototaro0 山本太郎俳優 脱原発に60兆票!
拡散願い!◆「原発」大阪市民投票、いよいよ21日(水)山本太郎、大阪へ!午前10時~難波、心斎橋、梅田で街宣展開。みんな現場サポートに来てね!
太郎の動き、詳細はこちら⇒http://kokumintohyo.com/osaka/ 電話080-4481-5930/06-4390-5930 9時間前
# サクっと終わったよ♫ RT @d_fuk: @yamamototaro0 事情聴取、終わりましたか?いつもありがとうございます。応援してます。無理なさらないでください。1時間前
Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 山本太郎さん 外国特派員協会で声明を発表 「原発による放射能汚染の被害者は私たちであり、加害者は原発により利益を得る「原子力村」の人々です」/「私はこれからもほんの一握りの人の経済的利益よりもすべての人々の生命の大切さを訴える人間として振る舞い、生きていく所存です」
→ http://blogos.com/article/27396/
俳優の山本太郎氏が、佐賀県庁への建造物侵入などで告発されていた件で、12月19日に事情聴取を受けたことを明らかにし、外国特派員協会にて以下の声明を発表した。
◇
本件告発に関する考え
私は、本年3月11日以降、福島第一原発事故による、未だに収束が見えない放射能汚染の拡大とそれによる子供たちの身体や命に対する影響を直視し、地震列島日本のすべての原発をなくすべきであると考えました。子どもたちの未来がなくなれば、この国の未来もありません。そして、そのような取り組みを行っている住民の人々の活動に参加してきました。「人間らしく、みんなで生きて行きたい」ここに、この間の私の活動のすべての動機があります。家族、仲間、そして子供たちの命、私たちの生存の為、原発をなくそう、そう働きかけようということです。
本年7月11日に佐賀県庁に赴いたのも、そのような動機に基づいてのことです。佐賀県知事に住民の皆さんらが玄海原発の再稼動をやめるように要望書を渡すプロジェクトに参加しました。そこには法を犯す犯罪行為の意志も認識も事実も一切ありません、現在も同様です。
私は、9月19日に、東京で行われた「さようなら原発」集会に参加し、6万人集まった人々の前で、「生き延びる為には、原発を一斉に停止するしかないと思います」などの発言を行いました。
その翌日、野田首相は、ウオールストリートジャーナルのインタビューで原発再稼動の意志を示しました。それと同時に私を被告発者とする、建造物侵入、威力業務妨害、暴行による告発が佐賀地検に受理されたとの報道がなされました。
何故、ただ子どもたちの生命を守ろうとして原発に反対する一市民の私への告発が受理をされなければならないのでしょうか。私への告発、及び告発受理は、政治的な弾圧以外のなにものでもありません。原発による放射能汚染の被害者は私たちであり、加害者は原発により利益を得る「原子力村」の人々です。
原発再稼動問題は、命の問題です。原発再稼動に反対することは、子供たちの命と未来を守るための意思表明であり、人類として必要なことです。これまで裁判所はいかなる裁判においても原発を推進する行政や電力会社を利する判決を出してきました。しかし、多くの人々が予想していた事故が起き、世界史上最も深刻な放射能被害を出し続ける現在、司法は裁かれるべき側を裁くべきです。そうでなければ司法に対する国民の信頼は失墜してしまいます。
「被害者」たる佐賀県庁や職員の方から私は告訴すらされていません。単に遠く離れた場所で報道を見ただけの告発者の告発で何故、私は被疑者と扱われなければならないのでしょうか。私は、7月11日の行動につき、誇るべきことはあっても、釈明すべきこと、後ろめたいこと、言い訳しなければならないことは一切ありません。私はこれからもほんの一握りの人の経済的利益よりもすべての人々の生命の大切さを訴える人間として振る舞い、生きていく所存です。
私が、今回、捜査機関に対して申し上げたいことは、以上の通りであり、他に話すことはございません。
2011年12月19日
山 本 太 郎
Posted by 大沼安史 at 08:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 山本太郎さんを聴取 原発抗議で佐賀地検
佐賀県の九州電力玄海原発2、3号機の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優の山本太郎さん(37)を佐賀地検が事情聴取していたことが20日、分かった。山本さんらによると、聴取は19日。
告発状によると、山本さんは7月11日、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めないよう抗議活動を展開。庁舎に入り古川康知事との面会を求めたが、会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去った。
(共同)
Posted by 大沼安史 at 08:32 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 乳児用食品は50ベクレル…セシウム新規制値案(毎日・朝日)
◇ 毎日新聞 乳児用食品は50ベクレル…セシウム新規制値案 → http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111221k0000m040049000c.html
食品に含まれる放射性セシウムの新たな規制値について、厚生労働省は20日、新設する粉ミルクなどの「乳児用食品」は1キロあたり50ベクレル、子供がよく飲む「牛乳」も同50ベクレルなどとする案をまとめた。全世代で摂取量が多い「飲料水」は最も厳しい同10ベクレル、現行の「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」の3区分を一つにまとめた「一般食品」は同100ベクレルとした。
厚労省は10月、規制値の算定根拠となる被ばく線量の上限を、年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトへ引き下げることを決めた。これに伴い、食品の規制値も現行の1キロあたり200~500ベクレルより厳しくする。
具体的には、子供は放射性物質の感受性が高く影響を受けやすいため、「乳児用食品」と「牛乳」は一般食品の半分の同50ベクレル。「飲料水」はWHO(世界保健機関)の指針に基づき同10ベクレルとした。22日に開かれる薬事・食品衛生審議会の放射性物質対策部会に提案。了承されれば文部科学省の放射線審議会に諮問し、国民からの意見募集も行って来年4月の施行を目指す。
◇ 朝日新聞 乳児用は50ベクレルに 食品中の放射能で新基準案
→ http://www.asahi.com/food/news/TKY201112200541.html
厚生労働省は、食品に含まれる放射性物質の新たな基準案をまとめた。子どもが放射性物質の影響を受けやすいことに配慮して、「乳児用食品」と「牛乳」は1キロ当たり50ベクレルとしたほか、「飲料水」は10ベクレル、「一般食品」は100ベクレルにした。来年4月からの適用を予定している。
この案は22日に開かれる厚労省の薬事・食品衛生審議会に提案される。
放射性セシウムの暫定基準は「牛乳・乳製品」「飲料水」が200ベクレル、「野菜類」「穀類」「肉、卵、魚、その他」が500ベクレルになっている。新基準は暫定基準より「飲料水」が20倍、「牛乳」は4倍、「一般食品」は5倍厳しくなる。
新基準の設定で、厚労省は、食品による放射性セシウムの許容被曝(ひばく)線量を年間1ミリシーベルトとした。暫定基準の5ミリシーベルトの5分の1に引き下げた。
野菜や穀類、肉、魚など「一般食品」については、年代や男女別などで平均的な食品の摂取量や放射性物質による影響度を考え、それぞれ許容される値を算出。もっとも厳しい値が120ベクレルだったが、より安全を見込んで100ベクレルを「一般食品」の基準案にした。
「乳児用食品」と「牛乳」は、子どもにより配慮して「一般食品」の半分の50ベクレルとした。「飲料水」は、世界保健機関(WHO)の基準に合わせて、1キロ当たり10ベクレルとした。
Posted by 大沼安史 at 08:28 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 毎日新聞がウソのデータを利用し、現行の食品の放射能規制値「緩い」は誤解 と報道と話題
「日々雑感」 → http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/52165837.html
……記事は、規制値を緩めた輸入基準値を通常時の各国の国内基準値であるかのように騙して書かれたものであることは明白です。
◎ 毎日新聞(小島正美記者)はこの批判に答えなければならない! 厚労省のブリーファーに騙されたならなら、その事実関係も明らかにすべきだ!
◎「日々雑感」ブログが批判しているのは、毎日新聞の以下の「解説記事」である。
「食品の放射能規制:新基準、海外より厳しく 現行の値「緩い」は誤解 改定後はより子供に配慮」
食品に含まれる放射性物質の規制値について、厚生労働省は年内に新たな基準を設ける。日本の規制値は海外とどう異なるのか。規制値をつくる際の条件や基本的な考え方を、解説した。【小島正美】
◇
上記記事中に比較対照として掲載されている海外の基準値は全て輸入品の規制値です。
どこの国も輸入品の規制値は、国内の食品を摂取する機会より極めて少なく、一人あたりが摂取する食事の総量における割合も極めて小さくなる。という概念に基づき、かなり緩めになっています。
(ちなみに日本の事故前の輸入品の規制値は370ベクレル/kgでした。事故後、意味ねーって事で廃止)
上記の記事は、規制値を緩めた輸入基準値を通常時の各国の国内基準値であるかのように騙して書かれたものであることは明白です。
公正であるべきマスコミが、公然と平然とウソのデータを用い意図的に世論誘導・印象操作をする……
また、
>Q チェルノブイリ事故にあったベラルーシの規制値は厳しいと聞いていますが……。
>A 確かにパンや野菜の基準値は1キロあたり40ベクレルです。しかし、ベラルーシは事故のあった1年目(86年)は被ばく限度を年間100ミリシーベルトとし、92年に1ミリシーベルトに引き下げたのです。最初から厳しかったのではありません。
とありますが、
そうです、チェルノブイリ事故の前までは、被曝量と健康被害に関係する正確な実証的証左がなかったからね。
5年たってあまりに健康被害が多発し、こりゃマズイ!と気付き、基準値を下げたのです。……
Posted by 大沼安史 at 08:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「浜岡廃炉か永久停止を」 静岡県内 10市町で意見書や決議
全面停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)をめぐり、県内35の市町議会のうち、10市町が廃炉か永久停止を求め、意見書可決や決議をしたことが本紙のまとめで分かった。安全対策の徹底を求める内容であっても、7市町が万全と認められるか住民合意がなければ、再稼働を認めない立場を表明。再稼働に慎重な市町議会は県内の過半数に迫り、さらに増える可能性がある。
新たな原発防災エリア「緊急防護措置区域」(UPZ)の半径30キロ圏内に入る11市町では、永久停止(牧之原市)、廃炉(吉田町)を含め6市町が再稼働に厳しい姿勢を示した。東海地震の震源域に立つリスクへの強い懸念を物語り、津波対策を進める中電は対応を迫られそうだ。
東日本大震災と福島第一原発事故が起きた3月以降に可決・採択された意見書と決議を集計した。16日現在、廃炉・永久停止は10市町、安全対策徹底は見通しを含め11市町。さらに、自然エネルギーへの転換に軸足を置く「脱原発依存」の内容が3市町で表明された。
廃炉・永久停止のうち4市町は無条件で求める内容。吉田町は「町民の生命財産を守る」と表明し、富士市が「堤防築造などの対策をしても万全とは言い難い」と指摘した。牧之原市、清水町は「安全・安心の担保」、三島市は「県民の合意形成」を条件に挙げた。
安全対策では、菊川市、島田市、藤枝市など6市町が、住民の理解や安全の担保がなければ「再稼働を認めない」と踏み込んだ。22日可決見通しの掛川市も再稼働の条件を盛り込み、焼津市は検討中。森町は21日に安全対策強化で可決の見通し。立地自治体の御前崎市は再稼働に触れず、国が安全確認などの見通しを住民に説明するよう強く求めた。
脱原発依存では、函南町が浜岡原発の地震リスクを挙げた上、安全性を確認できない原発施設の永久停止・廃炉を求めた。静岡市と御殿場市は浜岡原発に言及していない。
意思表明した議会の多くは、使用済み燃料の冷却、保管に万全を期すよう促す内容も盛り込んでいる。
富士宮市は11月定例会で廃炉の陳情を継続審査に。裾野市は安全対策の意見書を国に提出済みだが、最近の廃炉陳情は継続審査とした。浜松市、沼津市などでは目立った動きがない。湖西市では三上元市長が脱原発を掲げるが、市議会との温度差がのぞく。
地方議会の意見書と決議 意見書は地方自治法に基づき、公益に関する議会の意思を国などに提出する。住民の請願や陳情を採択すれば、意見書として可決する場合があり、浜岡原発関連で多くみられる。決議は法的根拠こそないが、内外に意思表明し、政治的な効果を狙う。
Posted by 大沼安史 at 08:02 午前 | Permalink
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〔ブログ・NEWS〕 昨年の12・9に「玄海」放射能漏れ事故 マスコミ報道規制 新聞全国版に載せず
……九州電力によりますと、佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所の1号機は、1次系の冷却水に含まれる放射性物質のヨウ素の濃度が、2010年12月9日昼すぎから通常のおよそ2倍の値を示し、10日正午すぎには通常の4倍に上昇したということです。
今回の濃度は原子炉を手動で停止する基準の10万分の1未満で、安全性に問題はなく、環境への影響もないということですが、九州電力は、今月下旬に予定していた定期検査の日程を前倒しして、念のため10日夕方から原子炉を手動で停止し、原因を調べることにしたしうです。
原因について九州電力は、原子炉内の核燃料を覆っている金属に小さな穴が開いた可能性があると説明しています。
玄海原発3機は、2009年12月から国内で初めてプルサーマルを行っていますが、濃度の上昇とプルサーマルとの関連は分からないとしています。プルサーマルが行われている原発で運転が急きょ停止されるのは、今回が初めてです。
2010年12月11日に西日本各地で平常値の数百倍以上という極めて高い数値の放射能が検出されたそうです。
時間帯は午前3時~午前中、およそ500倍という値は数分程度で、その後減衰したようですが、影響は昼頃まで続いたそうです。
報道による公表値は4倍になっていますが、玄海から数百キロ以上離れた宇和島市などで500倍の値が観測されているのです。これで放射能漏出事故の実態を極端に隠蔽した事実が、民間の計測によって証明されました。
事実を徹底的に隠蔽している様子がうかがえ、西日本各地で計測されたデータから、放射能漏洩総量はおそらくスリーマイル事故に匹敵する可能性があり、明確にレベル5事故と判断されるようです。
漏洩主体は放射性ヨウ素で、これは呼吸などから通常ヨウ素の代替として胎児乳幼児に簡単に摂取され、甲状腺に蓄積し、ガンや白血病のリスクを極度に高めることが報告されているのです。
これほどの大事故を九州電力は隠蔽捏造し、4倍放出で済ませようとしており、まさに犯罪というしかありません。
今回の放射能漏洩情報、実は当日、大手マスコミ記者にリークされていたにもかかわらず、どの社も、全国版で報道しなかったのです。つまり国ぐるみ、マスコミぐるみで悪質な隠蔽工作が行われていると考えられるのです。この事故で被爆被害が発生していると考えられます。
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〔フクシマ・よびかけ〕 東京都内で始まった「原発都民投票」署名 "30万筆"を集めるボランティアが不足!
Posted by 大沼安史 at 07:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 今日はノロウイルスにかかったグループの人達 作業再開してたよ
# ただいまっ(^O^)今日もコツコツでした。オイラは線量高いところ行けなくなっちゃったけど、グループのみんなが頑張ってるでし。今週はいよいよ新しいプロジェクト作業がスタートしました。寒さに負けずに頑張んなきゃ。今日はノロウイルスにかかったグループの人達は作業再開してたよ。12時間前
# こんばんは@kunikunilog 最初はとにかく手元足元に注意して下さい。現場や全面マスクに慣れるまで無理しないで一定の自分のペースで作業する事かな。とにかく無理しないこと、無理な時や体調悪い時は班長さんや他の作業員に必ず伝える事だよ。頑張って下さい。11時間前
# 「1号機爆発の時、構内で必死に作業してた作業員や東電社員の人で、あの信じられない映画の中だけのシーンのような現実を目の当たりにしても尚、原発建設に携わりたいと思う人はいるのだろうか?」でわ、おやすみでし(-.-)zzZ 10時間前
Posted by 大沼安史 at 07:41 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(21日 水曜日)は朝方、標高10メートルレベルの気団(赤色表示)が茨城の沿岸部にかかるが、夕方以降に消える。これとは別に標高500メートルレベルの気団(青紫表示)が昼前以降、福島・浜通りから北北西方向に拡散、宮城を経て岩手・秋田方面にのびる。
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2011-12-20
〔フクシマ・よびかけ〕 大間原発阻止! 「あさこはうす」宛てに激励のはがきを!
……いま「あさこ はうす」に通ずる道路を電源開発J東北パワーは、閉鎖しようとしていて、毎日、交通量をチェックしているそうです。だからこの道が、車のよくとおる公道であることを示したいそうです。
そこで郵便局の車が毎日通れば、道路が閉鎖されないだろうと考えて、「あさこ はうす」宛てに、激励のはがきを送ってほしいとのことです。カンパの意味で、はがきを買ってきたのですが、もうなくなってしまいました。普通のはがきでもいいから、どうか「あさこはうす」宛てに、げきれいのはがきを出してあげてください。
長々と書いてきましたが、実は、このメールの主要な目的は、「あさこ はうす」宛てに、激励のはがきをだしてほしい、というお願いです。
〒039-4601
青森県下北郡大間町字小奥戸 396
「あさこ はうす」御中
◇ 関連ツイイター
# ikarostayuu 杉本祐子
大間なんか半分が盛土で、十勝沖が来たら簡単に壊れてしまうさ。テレビでおばちゃんへの嫌がらせを見てむかついたんだよねぇ。応援しに行きたいが、遠すぎてさぁ。切手はいっぱいあるぞ。DM用に買った奴がねぇ。もう使えないから出してやる。みんなもやろうね。1時間前
# lipton345 おおちん 脱原発に1票+1
ikarostayuuがリツイート
大間原発たった一人で抵抗していたおばあさんの残してくれた遺産「あさこはうす」への道が電源開発の手で閉鎖されようとしています。場所が青森でもあり関単に行けませんが、はがきを出すことで郵便車を毎日通わせ、道路閉鎖に対抗する運動がおきています。http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11108920118.html 12月19日
Posted by 大沼安史 at 08:23 午後 | Permalink
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〔南相馬・HCR・救援報告〕 公共除染実験より住民主体とすべし/1月14日 南相馬市にて《反原発デモ》決行/冷温停止などと嘘で塗り固められた恐ろしき現実に対し微力でも立 ち向かおう
# HCR_OPCOM Bansho 「海風ときらめく光 自然と歴史の町へ」オープンしている南相馬市の社団法人原町観光協会前の側溝グレーチング下で18.6μG/hを検出。何百億円の復興助成金と何十億の義捐金を抱え、あれから9カ月たっても細やかな除染をしない巨大な象のような国と行政。公共除染実験より住民主体とすべし。5時間前
# 【拡散願】 2012年1月14日13時~南相馬市にて《反原発デモ》決行!参加可。効果の薄い公共除染、危険を承知の上で子供たちを呼び戻す行政、避難者は解雇という暴力、冷温停止などと嘘で塗り固められた恐ろしき現実に対し微力でも立ち向かい、団結し、戦い、正常な社会を取り戻す礎となろう。12時間前
◇ 関連ツイッター
# fujitv46 バンビ ̄ω ̄v
HCR_OPCOMがリツイート
【福島拘束教によるマインドコントロール】@TPP_Japan 「フクシマで、フクシマで、フクシマで~ ボクらは、フクシマが好き~」不気味なキャンペーンソングを連日連夜、地元福島のテレビ・ラジオから流し住民を洗脳した上「避難・放射能」を禁句化http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-119.html 12月17日
Posted by 大沼安史 at 08:15 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東海村 原子力機構の研究炉「NSRR」 原子炉建屋で火災
20日午前9時半ごろ、日本原子力研究開発機構の研究炉「NSRR」(茨城県東海村)の原子炉建屋の天井裏から出火、吸音板(ガラス繊維製)約110平方メートルが焼けた。けが人はなく、外部への放射能漏れは確認されていない。
原子力機構によると、建屋は屋根のふき替え工事中で、取り付け金具の溶接をしていた。吸音材に火花が落ちて発火したのが原因という。
NSRRは、核燃料の安全性を研究するための原子炉として75年に運転開始。炉の出力をコントロールする制御棒が飛び出して、炉が暴走する「反応度事故」を想定した研究などを行ってきたが、今年2月から運転停止していた。【
Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 | Permalink
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〔南相馬・SOSブログ〕 日々、変わる 体調 ・・・ どうにもならない 南相馬市 ・・・
◎ 大沼 (拡散ねがいます!) 日本「政府」の当局者たちよ! 頼むから救援に入ってくれ! 移住権を与えてくれ!
◇「ぬまゆのブログ」(17日発) → http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924/28532025.html
昨日は、
さんざんでした。
立っていても、座っていても 「 めまい 」 が します。
今日も、同じですが ・・・
ゆうべ、
お風呂で、シャンプーした 後、
手ぐしで、髪を ほぐしたら、
髪が ・・・
「 束 に なって 」 抜けました。
しばらく、
呆然と 立ち尽くしてしまいました。
長かった 髪は、 2週間 ほど 前に、
ばっさり 切りました。
少しでも、抜け毛を 減らしたくて ・・・
外出する 時には、
ウイッグ ( 長髪の カツラ ) を 着けています。
「 前髪 」 も、
わずかしか、ありません。
「 生えぎわ 」 が、くっきりと 見えます。
あんなに 「 たくさんあった 髪 」 が、
たった 9ヶ月で、
こんなに、無くなってしまうとは ・・・
そして、
風呂上がりに、
足に 違和感を 感じて、
「 爪」 を 見ると ・・・
ほとんどの 足の 「 爪 」 が、
デコボコに 欠けていました。
爪切りで、切りそろえよう とした 瞬間、
自分の目を 疑いました。
両足の 「 人差し指 の 爪 」 が、
2つ とも ・・・
根元から、そっくり 外れかかって いて ・・・
触ったら、外れました。
いまは、
絆創膏 で、わずかに くっついている 爪を、
覆っています。
今日、
歯科医院に 行きました。
去年まで、
あんなに 元気だった 受付の方が、
「 疲れ切った 表情 」 を していました。
「 声 」 も、
やっと 出しているような感じで、
痛々しかった ・・・
「 子どもたち 」 にも、
元気が ありません。
以前のように、
はしゃがなく なりました。
日本政府は、
「 冷温停止 【 状態 】 」 と、発表しましたが、
そんな 「 言葉 」 は、ありません。
「 冷温停止 」 か 「 否 」 か ・・・ なのです。
文系の 狡猾な 【 詭弁 】 です。
「 状態 」 などという 言葉を つけて、
あたかも、
【 第2 ステップ 】 が、終了したような 「 発言」 ・・・。
「 本来の 【 冷温停止 】 」 とは、
【 循環注水冷却 】 を しなくても、
【 燃料棒が、20℃ に 下がったこと 】 を 言います。
ある、「 経済学 の 学会 」 が、
福島県 で、開催される 予定だったのが、
【 危険 だから 】 ということで、
「 他県で 実施する 」 ということに なりかけています。
南相馬市 は、
南の 「 小高区 」 が、
【 立ち入り禁止 エリア 】 から、
外されようとしています。
しかし、
【 避難勧奨地域 】 に 指定されなければならない 「 深野 地区 」 には、
何の 指示も ありません。
雨どい で、20 マイクロシーベルト を 超える 地域です。
猶予されていた 「 住民税 」 ・ 「 車税 」 などが、
一気に 請求され始めました。
「 猶予 」 など、
初めから しなければ、
こんなに、【 多額の 税金 】 を
数ヶ月にわたって 支払う 「 必要 」 は、なかったのです。
通常通り、請求してくれていたら、
何の問題も ありませんでした。
すべてが、
「 後から、請求される 」 状態 に 陥っています。
生活だけでも、 やっとの 世帯 が、
月に 【 5 万円 以上 もの 税金 】 を、支払っていけますか ?
日本政府 の やり方は、
すべてが、メチャクチャ です。
そもそも、【 支払い 猶予 期間 】 と言っても、
結局、
いつかは、【 支払い義務 】 が、発生するのです。
それを、
「 雪だるま式 」 に 膨らませて、どーするんですか ?
南相馬市 民 は、
これから、いったい、どうすれば ・・・
「 土地評価額 」 まで
果てしなく 【 ゼロ 】 に、近づいて ・・・
わたくしたちの 将来設計 は、
一瞬で、
【 泡 】 と 化しました。
#
◇「numayu」さん
私は、南相馬市に住んでいます。
いま、被災犬を預かるボランティアをしています。すでに、庭に4匹・室内に1匹・・います。私が飼っているワンコもたくさんいるので、大所帯です。毎日のうんち処理が、けっこう楽しいです。動物病院も近くにあるので、自転車で通っています。以前は、車しか使わなかったんですが、最近、「自転車」に、ハマっています。
被災犬は、たくさんいます。私の家の庭には、もうスペースがありません。動物愛護団体が預かってくれるのは、1~2年です。でも、原発の収束には、何年かかるか、わかりません。
もしも、これを読んでくれた全国のみなさん、もしも、お庭があったら、
これから、動物愛護団体からだされてしまう「被災犬を」、一匹でいいんです。飼ってくださいませんか?
ペットたちには、何の責任もないのです。大切な「生命」なのです。
いままで、人間を癒してくれていた「存在」なのです。
どうか、おねがいします。
Posted by 大沼安史 at 04:38 午後 | Permalink
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〔浪江発・ツイッター〕 くだらん冷温停止風評被害で、福島県人や作業員は怒ってるさ/常に吹き出している放射能で、どんどん蓄積されて中古車の除染の手間がかかるようになったそうだし/この時点で浪江は隠蔽するのだとわかった/地下で岩が転がるような音もあったそうだ/国道114号線の20キロ地点が完全封鎖に。核爆発の3号機の燃料棒でも刺さっている?/韓国KBSの人は、郡山でタバコを吸ったら喉が焼けそうになったと/下衆な奴らの国民にはなりたくない/そのために耳なしウサギは産まれたか
◇ 杉本祐子さん @ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅
実は耳なしウサギのママなのだ。阿武隈高原の1万5千坪を20年開拓して住んでいる。10月になって役場から避難要請があったが、泥棒が増えたので舞い戻ってきたのだ。悪しき者には天誅をと、縁者の将門にお願いしている今日この頃だ。.
→ http://twitter.com/#!/ikarostayuu
◇
# ベラルーシだったかは、子供の生存率が49.7とか9%になってるとか。日本の未来はもっと酷いもんだろうさ。くだらん冷温停止風評被害で、福島県人や作業員は怒ってるさ。常に吹き出している放射能で、どんどん蓄積されて中古車の除染の手間がかかるようになったそうだし。放射能は北風で関東へだね 3時間前
# 6月に食品と暮らしの安全のNPOと同行したKBSが土壌検査をしてくれて、5万Bqあると知った。学者は飯館村に集中してたから羨ましかったね。日本じゃなくて韓国が私に情報を与えてくれたのさ。チェルノの強制退避以上でも500m先の半分程度だと納得したのさ。そんな行政を誰が信じるのさ。3時間前
# 浪江は事故後、ず~~っとテロップには出なかった。テレビ局にメールで頼んでも駄目だったさ。積算100ミリ超えの赤宇木も。4月4日に枝野が赤宇木で10.3ミリと報道後すぐに、飯館村のニュースだけになった。この時点で浪江は隠蔽するのだとわかった。お陰で土壌汚染は分からぬまま暮らしたのさ 3時間前
# 今朝の10時過ぎの地響きはなんだったんだろ?除染関連なのか、怪しい車も増えてきたし。10月からの地鳴りは治まってきたけど、地下で岩が転がるような音もあったそうだし、地殻変動してるのだろうか。此処でこれなら活断層だらけの浜通りはヤバイさ。途中に破砕帯も2カ所あったよなぁ。12時間前
# 今月になって、国道114号線の20キロ地点が完全に封鎖になった。一時帰宅者も通れないのは何故か?1番走りやすい道路なのに。その地点は3月15日に330μ~225μだったか。核爆発の3号機の燃料棒でも刺さっているのが見つかったのかと邪推しているのだ。まぁ、ヤバイ状態なんだろうて。12時間前
# この地点は20μsv超えの日が今でも多いよ。ここから10月7日に採取した腐葉土は表面のは300μsv超えてたのが、100μ以下になってるそうだが、その下から採取の土は線量はほとんど下がっていないんだよね。10月にヨウ素が積もっていなければ考えられないと研究者と話してるのだが。12月19日
* HideakiMIYATA 宮田 英明bot
ikarostayuuがリツイート
こりゃすごい“@heerrojp: 累積線量 浪江町で100mSv超 http://dailynews.yahoo.co.jp/iphone/domestic/radioactive_substance/id=5716118/
先週通った浪江町赤字木手七郎付近、車内からの
http://p.twipple.jp/t5bE5 http://p.twipple.jp/vxL54”12月19日
# 原発から遠方のほど、放射線核種の粒子は細かいはず。関東もマスクは必要ですよ。昨日のKBSの人は、郡山でタバコを吸ったら喉が焼けそうになったと、気仙沼では平気だったのにと。飯館村の奥の家は道路沿いより濃くて10μはざらだったそうで、目がチカチカしたと。今日帰国してホッとしてるだろう 12月18日
# 私はナウシカになると、この土地と出会った時に感じた。西風に守られてハーブと果樹と野鳥の風の丘になった。腐海の森になっていく中で、放射能の胞子を吸いながら暮らすとは思わなんだ。次に大きな震災で日本が壊れたら、独立国を造るしかない。下衆な奴らの国民にはなりたくないと本気で思うよね。12月17日
# 冷温停止かぁ。風向きで線量が変わる半径30.5キロ地点は、10月からは確実に線量が高くなってるぞ。3月の時に、政府の対応でこうなると予感はしてたさ。浪江町の数値を公表せず、10日間ほどで収まれば何事もなかったようにごまかそうとするともりだなと。そのために耳なしウサギは産まれたか 12月17日
Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 | Permalink
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〔12月20日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:09 午後 | Permalink
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〔フクシマ・批評〕 NHKが資金と時間をかけて制作した めちゃくちゃな 1号機メルトダウン検証番組 : ICに関する無知と原子炉水位計に問題を矮小化
……さきほど、下のほうのスレッドで既に話題になっているNHKスペシャル「シリーズ原発危機 メルトダウン ~福島第一原発 あのとき何が~」という事故検証番組を見終わった。
見終わっての印象は、東電とNHKそして専門家と称する人たちがタッグを組んで、もっともらしく見せながら内実はデタラメというひどい番組をつくったというものだ。
番組が言わんとしている検証結果を端的にまとめると、1号機のメルトダウンは運転員たちがIC(非常用復水器)の使い方を知らなかったために思わぬ早さで進んでしまい、原子炉水位計の値がおかしくなったために、メルトダウンにも気づかなかったということになるだろう。
……
番組で取り上げられた項目について問題を指摘したい。
【1号機のIC(非常用復水器)問題】
● ICの作動問題とICの基本機能
事故原因や事故対応に関心を抱いてきた人ならご記憶だと思うが、1号機のICは、地震から5、6分後に自動起動したが、温度や圧力が急激に下がったため運転マニュアルに従い10分ほどのちに手動で停止したと発表され、そのことが話題にもなり問題視もされてきた装置である。
そのような公表内容があるにも関わらず、この検証番組では、それがまったく無視され、運転員が1号機のICに関心を持ったのは17:19頃で、それまではICが問題なく動き続けていると思われていたように描かれている。
番組が見過ごしているもっとも重要な点は、IC(非常用復水器)が、電源が無くても作動する一方で、復水器に水がなければ機能しない冷却装置である事実である。
復水器が大量の蒸気を吐き出すと言われていることからも推測できるように、約300℃に達する大量の蒸気を復水し続ける復水器は、貯えられている水をおよそ90分で枯渇させてしまうのだ。
検証番組も、肝心な説明をしないまま、メルトダウンに至らなかった条件として「ICに水を補給し続ければ..」というナレーションを流していた。
バッテリー喪失で弁が閉じてしまうことを知らなかったことが問題視される一方で、復水器が機能を維持するために、およそ90分ごとに大量の水を補給しなければならないという制約条件は触れられることさえなかった。
水が関わるICの機能持続時間を知っていれば、運転員が「津波が襲ったあともICがずっと動作していると思っていた」とか、事故対応現場最高指令者たちが「制御室から連絡がなかったのでICが停止しているとは思わなかった」といった寝とぼけた話は出てこない。
(当時の状況でICに水を補給することは、並大抵ではない作業になるからである)
運転員はともかく、免震棟にいて指揮をとっていた幹部や首相官邸に集まった専門家たちが、ICの基本機能さえ知らなかったというのが本当なら、まったくの役立たず集団でしかないと言っても差し支えがないだろう。
検証番組というのなら、ICが動いていればメルトダウンや放射能放出は避けられたというとんちんかんな結論を語る前に、ICが、タンクへの水の補給なしでどれほどの時間機能できるのかを説明しなければならない。
さらに、津波後の1号機でICのタンクに水を補給する手段があったのかどうかも説明されなければならない。
ICは高所に設置され重力を利用して水を原子炉に戻す仕組みになっており、1台だけ動いていたという消防車でICに水を補給することは困難だったと思われるからである。
地震時ないしは津波襲来時からICが作動していると考えていたのなら、現場にとって、復水器のタンクに水を補給することが困難極まりない“至上命題”になっていたはずである。
番組に出演していた専門家たちは、復水器が壊れて放射性物質を含む蒸気が放出される危険性を考慮してICを停止したとする東電の説明を、ICはそんなヤワな構造物ではないと批判していた。しかし、津波襲来後にICが起動したとしても、17時過ぎには復水器の水が枯渇し、復水器としての機能を果たさなくなっていたのである。
● IC以外の冷却機能を無視
事故発生からこれまで、原発システムの基本とりわけ冷却機能に関する体系的な説明をしないまま、あれが動いた、これが止まったなど、個々ばらばらの事故原因や事故対応の説明説がなされていることにずっと疑念を抱いている。
今回のNHKの番組でも、「冷温停止に向けた手続きは順調」という字句が表示されたが、それがどのような冷却機能を指すのかは説明されなかった。
番組を見た方も違和感を覚えたと思うが、1号機のIC(非常用復水器)は、機能をよく知らなかったとか、長い期間使ったことがなく動かしたのは初めてだったという話が出てくるような装置なのである。
原子炉は事故や地震で緊急停止することはままある。そのようなときには、ICが作動して冷却するのではなく、別の冷却機能が働いて冷温停止に向かわせる。
ICといった冷却装置を説明するのなら、緊急停止した原子炉が冷温停止に向かう標準的な手順をまず説明しなければならない。
福島第一の交流電源喪失は、「所内電源がスクラムで停止」→「外部電源への切替え(地震で)不能」→「非常用ディーゼル発電機自動起動」→「(津波により)非常用ディーゼル発電機停止」という過程で進んだ。
外部電源は途絶えても、津波が襲う15:36までのおよそ50分間、交流電源が使えていた“はず”である。
そうであれば、全電源喪失時に作動するICではなく、交流電源で動く緊急炉心冷却装置(ECCS)によって冷却されるはずである。
1号機については、格納容器スプレイが動いたという話もあるが、原子炉を冷却する装置に関してはIC以外なんら語られていない。
(番組では、冷温停止した5・6号機向け夜の森線の鉄塔倒壊をもって全号機の外部電源が失われたようなイメージを与えていたが、工事中も含め6系統ある外部電源すべてが地震後通電しないままだったため、外部電源喪失というとんでもない事態に陥ったのである。番組は津波でディーゼル発電機が止まったことに焦点を当てていたが、多重に確保し相互融通を図っていたはずの外部電源がすべてワヤになったことが一義的な問題なのである)
● ICがほとんど機能していなかった事実
ICの作動問題を検証の中心に据えるのなら、11月下旬に報じられた、ICの残り水量からICがほとんど機能しなかったと推定されるという話を評価しなければ意味がない。
※ 関連投稿
「1F1号機―非常用復水器(IC)機能せず:「IC作動で原子炉温度が急低下のため手動停止」がウソと東電自らが“告白”」
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/624.html
「保安院公表:1号機運転員、事故当日、「タービン建屋1階の原子炉側の通路でシューシューいう音を聞いた」と証言」
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/680.html
【原子炉水位問題】
番組は、東電&政府がメルトダウンを知らなかった根拠として、狂った原子炉水位値を持ち出していた。
これは、ICの復水機能持続時間や番組では触れなかった16時ころに認知された水位低下のスピードを考えれば狂っていることがわかるから、ゴマカシ以外の何ものでない。
仮に東電の人たちが水位計に騙されていたとしても、検証番組なら、水位計のまやかしで済ますのではなく、きちんとした説明を行う必要がある。
※ 関連投稿
「“空だき”原子炉の「水位計」があてにならないことを知りながら、メルトダウン秘匿の“言い訳”に使っている政府・東電」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/852.html
「1号機は津波ではなく地震による損傷でメルトダウン:再循環パイプの破損で津波前から毎時25トンの冷却水漏れ」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/584.html
【メルトダウンの認識問題】
番組のいい加減さがよく現れていたシーンだが、17:19ころにICを気にかけたことでICの点検に向かうことにしたが、原子炉建屋の扉を開けたら高い放射線量を測定したので、なかに入るのをあきらめて戻ったという。
おいおいである。異常に高い放射線量が測定されたということは、原子炉内の放射性物質が、配管もしくは格納容器を経由して建屋に漏れ出していることを意味する。
子どもの使いではないのだから、ICに点検に向かったが、高い放射線量だったので戻ったからICの状態は不明という説明で済まされる話ではない。
(ICが作動しているかどうかは、18時半頃に行ったとされるように、外から蒸気の噴出を確認すればわかる。しかし、検証番組によれば、陽の明かりもあった地震発生から18時半頃まで一度も実施していないことになる。建屋のなかに入れないのなら、外から確認する手段を選択するのが当然だろう)
それはともかく、東電の人たちがとてつもない愚か者の集まりだったとしても、検証番組をつくった人たちには、メルトダウン前の17時過ぎには損傷を受けた配管から放射性物質が漏れ出していた事実がわかる出来事だ。
配管損傷や格納容器からの漏れがないままで、建屋の放射線線量が上昇することがあるというのならそうなる説明をして欲しい。
番組でも描かれていたが、日付が12日に変わる頃には非常に高い放射線量を測定し、放射線防護服やマスクを装着するようになり、中央制御室に残る人員も減らしている。
番組は、それでもメルトダウンが論議されることはなかったと説明していたが、それは、みんなが暗黙でメルトダウンを認識しつつも、言葉にするのが憚られた結果だと推測する。
中央制御室のセットなど、番組の制作にはけっこうな額のお金をかけたと思われるが、その結末が、メルトダウンの原因が「ICに関する理解不足」であり、メルトダウンを認識できなかった原因が「原子炉水位計のダマシ値」だというのではあまりにひどい検証と言わざるを得ない。……
Posted by 大沼安史 at 11:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東海村・原子力安全懇談会で答申 東海第2 フクイチの「二の舞いの可能性」 あった!
東海第二原発にどのような安全対策を求めるか話し合ってきた東海村の原子力安全対策懇談会は19日、非常用電源の完備や防潮堤の早急なかさ上げなどを求める答申を村上達也村長に手渡した。村長は東海第二原発の廃炉を主張しており、村として対策を事業者の日本原子力発電に求めることは「運転再開容認の条件と受け取られかねない」として、答申を受けての判断は保留した。
答申は、東海第二原発でも一時すべての外部電源を喪失し、津波で3系統の非常用電源のうち1系統を失ったことを「福島第一原発の二の舞いとなる可能性があった」と位置づけた。
そのうえで、多様な非常用電源を独立させて設けることのほか、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能確保に万全を期すことを求めた。あわせて、福島第一で起きた水素爆発を防ぐ排気弁などを早急に設けることも求めた。
Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「国際原子力安全研修院」福島に設置へ…原発相
◇
細野原発相は19日、来春新設する研修機関「国際原子力安全研修院(仮称)」を、福島県に設置する意向を明らかにした。
福島第一原発事故の教訓を生かし、優れた原子力安全規制を担う専門家を事業者に頼らず、独自に育成するのが狙い。細野原発相は「国内だけでなく、世界各国から専門家を呼び集め、福島を原子力安全の世界の道場にする」と述べた。
このほか、同県を除染技術や、低線量の被曝(ひばく)に関する医療、廃炉に向けたロボットなどの無人化技術の開発拠点にする考えも示した。
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 反原発5団体 「12月19日 運転再開に反対する政府交渉」報告(速報)
→ http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/12/post-e5c1.html
◇ 政府交渉の確認事項:
・ 福島原発事故で地震によって配管が破損した可能性は否定できない
・ 原発の運転再開については、安全協定が結ばれる地域への説明と理解が必要
◇
12月19日、衆議院第一議員会館多目的ホールにて、原発の運転再開に反対する政府交渉を行った。全国125団体が共同で質問・要請書を提出した。北海道、青森、宮城、新潟、静岡、佐賀・福岡の立地県からの参加者を含め110名が参加した。服部良一議員、福島みずほ議員も出席された。政府側は、原子力安全・保安院と原子力安全委員会事務局から8名が出席した。交渉は、午後2時半から約3時間にわたった。
保安院は、ストレステストの評価を早ければ年内にも出し、来年2~3月に運転再開を強行しようとしている。福島原発事故の実態も原因もまだ解明されておらず、福島事故の調査とは切り離し、ストレステストで運転再開しようとしている。
しかし、今日の交渉では、以下のような重要な点が確認された。運転再開を止めるため、最大限活用してこう。これらを地元や周辺自治体、人々に広めていこう。
[地震による配管破損等について]
●解析の結果、地震直後に0.3cm2のひび割れが入った可能性は否定できない。
●福島第一原発1号のモニタリングポストMP3の「HiHi警報」は、放射能が敷地に放出された可能性を否定できない。
●17:50に、原子炉建屋内に放射能が放出された可能性を否定できない。
●福島原発事故の実態と原因は「まだ分からないことが多い」。
●ストレステストの判断基準はいまも持っていない。なんらかのものが必要。
[原子力防災計画の見直しと原発の運転再開について]
●30~50㎞圏内では、原子力安全協定が結ばれべき。
●運転再開については、安全協定が結ばれる地域への説明と理解が必要。
●スピーディの情報等、国が持っている情報は可能な限り提供すべき(安全委員会事務局)
国会の事故調査委員会は今後半年かけて事故調査報告書をまとめる。保安院は、国会の事故調査委員会とは関係なく運転再開の準備を進めると語った。国会の調査を重視するよう声を強めていこう。
2011年12月19日
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
国際環境NGO FoE Japan
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する会(美浜の会)
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)「尿・ハウスダスト」の放射能測定 岩手県一関・千葉県柏市など広い範囲で汚染
(17日付け) → http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/12/post-2f31.html
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)はフランスの放射能測定機関、ACROと連携して、福島県内および岩手県一関市の子どもの尿検査、ハウスダスト(家庭の掃除機のほこり)の放射能分析を行いました。
5月下旬、7月下旬の尿検査に引き続き、尿検査の対象者、地域を更に広げて行ったものです。また、家庭の屋内のほこりの放射能分析をはじめて行いました。
12月16日、フランスと同じタイミングで日仏同時記者会見を行いましたので紹介します。
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福島県および岩手県の子どもの尿検査およびハウスダストの
放射能検査について - 記者会見要旨とプレスリリース資料
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[尿検査]
今回の尿検査は、伊達市、白河市、郡山市、二本松市、福島市、岩手県一関市など広い範囲にわたって行いました。対象は20名の子どもです。
その結果、20名中12名の子どもたちの尿からセシウムが検出されました。検出されたのは福島市、伊達市、郡山市、岩手県一関市在住の子どもたちです。福島市内だけでなく、より広い範囲での子どもの内部被ばくが起こっていることが確認されました。
また検出された放射能レベルは5月末、7月末の結果と比べて減少していません。サンプル数が少ないので断定はできませんが増加している傾向もうかがえます。(図参照)
福島原発事故から6~7カ月経過した時点でこのように広い範囲で5月頃と同レベル以上のセシウムが検出されるということは、食品などからの体内に取り込んでいることは明らかです。食品などから放射能を取り込まない注意が必要です。
また、国や各県など行政機関に対しては十分な検出精度での内部被ばく調査を要求します。
[ハウスダスト(掃除機のほこり)検査]
今回初めて家庭のほこりの放射能測定を行いました。対象は伊達市、郡山市、二本松市、福島市、岩手県一関市、岩手県奥州市などです。比較のために千葉県柏市、大阪府吹田市についても行いました。
その結果、大阪府の1件を除いて全ての家庭の埃からセシウムが検出されました。
最高値は福島市渡利地区の19,500Bq/Kgでした。渡利地区は線量が高く住民の方からも国や県に対して避難勧奨地域に指定するよう強い要望がだされているところです。今回のホコリの検査からも、あらためてその実態が確認されたと言えます。
またホットスポットと言われている岩手県一関市や千葉県柏市でも6,000Bq/Kgの高い値を示しました。
ホコリは絶対量は少ないですが、屋内のごく身近に常時存在するという意味で注意が必要です。屋内の放射線レベルが上昇する原因にもなるのでこまめな掃除が重要です。ただうっかりして吸い込んだりしないよう注意が必要です。年末の大掃除等でも注意が必要です。……
Posted by 大沼安史 at 10:56 午前 | Permalink
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〔警告レポート〕 日刊SPA! 長谷川博一さん 地震がきたらM7.5級 泊が、北海道が 危ない!
Posted by 大沼安史 at 10:41 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 細野原発事故担当相 ご乱心 「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする」
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003364
世間知らずな民主党の政治家は、かくも容易に学者や官僚から洗脳されるのだろうか。政治家とは細野豪志・原発事故担当相のことである。……
◎ 田中さんの経験豊富なジャーナリストだから、その観察は信頼に足る。
記事についた写真の説明に、田中さんはこう書いている。
「ご教祖様に洗脳されたかのように話す細野氏。その目は怪しく輝いていた」
私にはただ事でない事態のように思える。
細野さんは嘘をつけない人なのだ。政治家に似合わず(?)誠実な人だ。
欺瞞に耐えきれず、精神的に相当、追い込まれているのではないか!
Posted by 大沼安史 at 10:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「瓦礫を受け入れてはならない」 秋田の「市民の会」が県に12項目公開質問状
◇
福島原発事故による汚染がれきの受け入れに反対している村上東・秋田大学教育文化学部教授が中心となり設立された住民グループ、「放射能を拡散させない市民の会」のメンバーが12月8日、秋田県庁で記者会見を開き、放射性物質による健康への影響が否定出来ないとして、がれきを受け入れるべきではないと訴えた。
記者会見を開いたのは汚染がれきの受け入れに反対している「放射能を拡散させない市民の会」。
代表を務める秋田大学の村上教授は、
『がれきに含まれる放射性物質が国の基準を下回っていても、子どもの健康に影響が出る可能性が否定できない』
――などとしてがれきを受け入れるべきではないと訴えるとともに、汚染がれきを受け入れた場合の安全性や風評被害による影響など12の項目について秋田県の見解をただす公開質問状を県に提出した。
……
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〔南相馬ブログ・大山こういち市議〕 「目覚めた住民」 /「ストロンチウムを調べない水道局も屁で無し」
夕方、70前後のお父さんの突然の訪問を受けた。
40年来、原発の設備にかかわり、裏も表も知っている方。
孫子は遠くに逃がし、これからは離れて暮らさなければならないと決めている。
議会中継を見て、矢も盾もたまらず、うちに来たそうだ「カ〇〇ブが許せない!」と。
「ストロンチウムを調べない水道局も屁で無し(方言でクソの意)」
「おらほの部落はみんなペットボトルで生活してる。ガンマー線ばかり計りやがって意味がない!
どの部署に行っても職員バカばっかしだ。
コネで入ってるくせして、市民の言うこときかず、自分ら大層なボーナス満額だ。ゆるせねー。」
一家離散のつらさと、でたらめ「避難計画」安すぎる「除染単価はアリバイ」だなどと怒りに震えながら、溜まっていたフラストレーションを一気に爆発させていった。
また、原発推進の建設、設備業界にもあきれていた。
「あれがないと失業する数万人あと業界の利益下がるのはわかるが 命を失ったら替えがない。」
「社長は目先の金で、従業員の命を削って金儲け。ネジが3本足りない使われる若者がかわいそうだ。社長らは はなから仙台にいるか……ことが起こったら、すぐにげられる・・・。」
経済復興はできない。中央のゼネコンのピンハネで差っ引かれて この町の下請けでにはスズメの涙。元代議士の秘書が ゼネコンのために 宿屋取りまくってる。」
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〔フクシマ・福島民友〕 「仮の町」 設置検討 双葉町長、長期避難見据え
(19日付け) → http://www.minyu-net.com/news/news/1219/news10.html
◎ 自治体ぐるみの疎開(一時移転)ということか。
政府は特別交付税による支援など「自治体疎開制度」を整備すべきである。
◇
政府が福島第1原発周辺の市町村長に避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の三つの区域指定の方針を示したことを受け、井戸川克隆双葉町長は18日、福島民友新聞社などの取材に対し「(長期間にわたり帰還が困難な町民のために)仮の町を設置することも考えたい」と述べ、長期避難を見据えた町機能移転について検討する考えを示した。
同町は現在、埼玉県加須市へ役場機能を移転しており、町機能の再移転などについて、同市を含め今後検討するとみられる。
(2011年12月19日 福島民友ニュース)
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〔フクシマ・福島民友〕 政府対応「形ばかり」 避難区域見直し、住民に不満 「限界を超えつつある」!
◇
原発事故に伴う避難区域の見直し方針を政府が示した18日、県内外に避難する住民はさらにイライラを募らせた。
地元手続きでの丁寧な印象を狙った政府だが、関係3大臣らが大挙来県して伝えたのは、ほとんどが既報の内容で、具体的な線引きや賠償、除染の促進策は見えずじまい。
「線量だけでは決められない」「帰っていいと言われても、1人、2人じゃ帰れないのに」。形ばかりで実践が伴わない政府の小出しな対応に、住民の不満は限界を超えつつある。
警戒区域で約1万3000人全員が避難している南相馬市小高区。「帰れるのであれば良いことだが、果たして満足できるかは疑問。帰還の判断は放射線量やインフラ整備だけじゃない」。東京都福生市に避難した会社役員鈴木一男さん(62)が切り出した。
線量が低いとされた原町区でさえ、若い世代の多くは戻っていない。鈴木さんは「今の状態は被害者のわれわれが帰還するか選択できず、加害者の国と東電が『線量が低いので暮らせるから帰っていい』と言っているようなもの。帰るか、帰らないか、何年か後に帰るか、自らの判断で選択しなければならない」と話す。
(2011年12月19日 福島民友ニュース)
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〔フクシマ・福島民友〕 提言へ4作業部会 国会原発事故調査委(被害調査部会も設置!)
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1220/news1.html
◎ 国会事故調が事故原因の究明とともに、被害調査に取り組むことは評価できる。
「除染」による被曝被害についても、調べていただきたい!
◇
国会に設置された東京電力福島第1原発事故調査委員会(委員長・黒川清元日本学術会議会長)は19日、福島市で初会合を開いた。来年6月の報告書取りまとめに向け(1)事故調査(2)被害調査(3)政策調査(4)政策提言-の四つの作業部会の設置を決めた。
各作業部会の役割は、事故調査が事故原因を究明し、被害調査は健康や生物、農作物など各分野への事故の影響を調べ、政策調査は事故収束作業の効果などを検証する。
政策提言は、他の作業部会の調査が一定程度進んだ段階で設置する。
(2011年12月20日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 09:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現地・NEWS〕 子ども、妊婦の内部被ばく検査 2年3ヵ月先(2014年3月末)にようやく完了!
〔フクシマ・現地・NEWS〕 子ども、妊婦の内部被ばく検査 2年3ヵ月先(2014年3月末)にようやく完了!
福島民報 「25年度末までに完了へ 子ども、妊婦の内部被ばく検査」 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9917030&newsMode=article
県はホールボディーカウンターを使った内部被ばく検査で、18歳以下の子ども約36万人と妊婦の検査を平成25年度末までに完了させる方針を固めた。桜田議員の質問に佐藤節夫保健福祉部長が示した。……
Posted by 大沼安史 at 09:36 午前 | Permalink
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〔フクシマ・福島民報〕 国に対策強化求める声 除染重点地域指定の40市町村
国の負担で除染を進める「汚染状況重点調査地域」に県内40市町村の指定が決まった19日、除染で出た廃棄物の仮置き場の確保、業者不足などに対する懸念が関係者に広がり、国の対策強化を求める声も上がった。
・ 須賀川市は8月に除染方針を決定したものの、仮置き場の選定に時間がかかり、具体的な作業工程は白紙の状態だ。担当者は、住民の合意形成には中間貯蔵施設の設置が不可欠とし、「中間貯蔵施設の場所を早期に示してほしい」と国に求める。
・ 二本松市は町内会や行政区など355団体が主体となって除染を進める計画だが、仮置き場が決まったのは約2割にとどまっている。
・ いわき、白河、相馬、本宮、川俣の各市町は今月中に除染計画をまとめる方針。
・ 相馬、本宮両市では住民説明会で仮置き場の設置に反対の声が上がり、設置を断念した候補地もある。
・ 福島市は比較的放射線量が高い大波地区で除染を始め、年明けには渡利地区で実施する予定だが、他の地区の除染は仮置き場問題などで見通しは立たない状況。担当者は、県内の3分の2に当たる市町村が指定されたことで、業者への発注が集中し、人手不足で作業が滞ることも懸念する。
・ 郡山市は、事業所や農地、森林に対する国県の除染方針が定まっていないことから、実施主体を決められない状況。伊達市は国のガイドラインに対し、「一部の基準などは現実的ではない」と指摘。自治体が実情に合わせて迅速に対応できるよう条件などの見直しを求めている。
・ 南相馬市は国の財政支援の具体的な期限や金額が明示されていないとし、年間被ばく量が1ミリシーベルト以下になるまでの継続的な支援を求めている。
Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 原発事故 「収束宣言」辻褄合わせ―海外メディア「総理は欺いている」
…… 海外メディアも疑問の声が並ぶ。
「悲惨さが少し収まっただけであり、問題が残されている」(ワイントン・ポスト紙)
「放射線量が高過ぎて、自由に建屋内にはいって調べることもできない。危機を脱したわけではない」(AFP)
「総理は日本国民と世界を欺いている。原発は依然不安定だ」(独ディーツァィト紙)
「日本政府は年内に安全宣言を出すことに固執すべきでない」(新華社)
Posted by 大沼安史 at 09:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 1・2号機、地震直後に冷却状況誤認 排気遅れ誘発か (「誤認」キャンペーン、激化!)
東日本大震災後、福島第1原子力発電所2号機の非常用冷却装置が実際はしばらく動いていたのに東京電力が「動作していない」と誤認していたことが19日分かった。一方、1号機は動いていないのに「動作している」と認識。判断ミスの連鎖が圧力を抜くベント(排気)作業の遅れにつながり、炉心溶融(メルトダウン)による水素爆発を早めた可能性がある。
◎ 「誤認」キャンペーンが激化している!
Posted by 大沼安史 at 09:09 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 地震の被害は継続調査 政府の事故調査委
東京電力福島第1原発事故で、政府の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎・東大名誉教授)が、津波到来前に地震の揺れで安全上重要な機器が壊れた可能性も残っているとして、26日発表する中間報告では地震の影響について踏み込んだ判断を見送ることが19日分かった。各地で停止中の原発の関連自治体は調査委の報告に注目しており、再稼働が一層遅れる可能性が出てきた。
全国で原発の関連自治体の多くが「福島第1原発の原因調査結果を見て対応を決める」との姿勢を取っている。現在の耐震基準が事故防止に十分でない可能性が強まれば、再稼働は難しくなる。
東電は、今月2日に発表した社内調査の中間報告書で、原子炉の状態を示す数値や地震の解析、目視による確認結果から「安全上重要な機能を有する主要な設備は、地震直後に安全機能を保持できる状態にあった」として事故原因は地震後の巨大津波と結論づけた。
しかし、関係者によると、政府の調査委は、現時点では放射線量が高く原子炉建屋内部や格納容器周辺の多くを直接確認できないため、地震の影響について断定するのは難しいと判断。来年後半にまとめる最終報告へ向け、引き続き慎重に見極める。
ただ格納容器内を調べることが可能となる時期は見通せない。委員の間では将来「第2事故調」を立ち上げ、長期間、解明作業を続けるべきだとの意見も浮上している。
地震被害については、原発設計技師として福島第1原発建設に携わった国会の原発事故調査委員会の田中三彦委員が、揺れによる重要な配管の破断の可能性を早くから指摘。究明のため国会が8月に東電に資料請求したところ、東電は黒く塗りつぶした運転操作手順書を提出し、問題になった。手順書は順次公開されたが、地震の影響をめぐる論争は続いている。
Posted by 大沼安史 at 09:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 下水処理の補償 東電に2700万円請求 高崎市 (東電、またも「無主物」と主張?)
高崎市は十九日、福島第一原発事故に伴う放射性物質により、阿久津水処理センター(同市阿久津町)の下水処理に影響を受けたため、東京電力に十一月末までの補償費約二千七百万円を請求した。
市によると、請求したのは脱水汚泥を焼却した灰を袋に入れて保管する費用約二千五百万円、汚泥や灰の放射線量の測定委託費約百七十万円、空間放射線量を測定するための機材費約四十六万円。
市は震災前、汚泥をほぼ全て焼却し、灰をセメント原料として搬出。しかし、震災後に汚泥などが放射性物質を含むと分かり、五月十日から灰の搬出が止まっていた。
灰がたまる一方のため、十一月中旬から脱水汚泥状態で搬出を開始。処理費用は数十倍に膨らみ、月に約二千万円かかる。
市は今後、処理費用の差額分や、近く建設する灰の保管庫の建設費約三千六百万円も東電に請求する方針。
◎ 大沼 東電はまたも「無主物」と主張して、支払いを拒むのか?
Posted by 大沼安史 at 08:57 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 茨城 汚染重点調査地域 20市町村が指定
環境省が十九日に発表した「汚染状況重点調査地域」に、県内では二十市町村が指定された。対象となったのは、放射線量が一時間当たり〇・二三マイクロシーベルト以上の地域を含む市町村で、今後、除染実施計画を策定し、除染を進める。
県内で指定を受けたのは日立、土浦、龍ケ崎、常総、常陸太田、高萩、北茨城、取手、牛久、つくば、ひたちなか、鹿嶋、守谷、稲敷、鉾田、つくばみらいの各市と阿見、利根町、東海、美浦村。
Posted by 大沼安史 at 08:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 再移転 「早期目指す」 福島・双葉町 町議会で町長
福島第一原発事故で加須市の旧騎西高校に役場機能ごと避難している福島県双葉町の町議会十二月定例会が十九日、同市騎西総合支所で開会し、井戸川克隆町長は、地元への早期帰還は困難との認識から「(町民が一つにまとまれる場所へ再移転する)ステップ2の早期実現を目指す」とあらためて述べた。
議会後、井戸川町長は報道陣に対し「(政府は)事故の収束と言われたが、私はまだ進行中だと思っている」と話し、再移転先についてはアンケートなどで町民の意向を取りまとめる考えを示した。
町は、総額約一億五千万円の一般会計補正予算案など十一議案を提出。定例会は二十一日まで。 (増田紗苗)
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〔フクシマ・東京新聞〕 セシウム、米ぬかは8倍に上昇 玄米に比べ
農林水産省は19日、精米後に出る米ぬかの放射性セシウム濃度が、精米前の玄米に比べて8倍に上昇するとの推計結果を発表した。1キログラム当たり20ベクレルの玄米を精米した場合、米ぬかのセシウムは8倍の同160ベクレルになるという。
米ぬかの暫定基準値は食品に使う場合は500ベクレル以下のため、玄米段階で62・5ベクレル以上検出されると食品として使えなくなる計算だ。
農水省は同日付で食品関連の業界団体や都道府県に通知。米ぬかを使った食品や肥料、飼料の濃度が政府の暫定基準値を超えないよう業者に管理の徹底を求める。
(共同)
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〔フクシマ・東京新聞〕 東電、電気料金に上乗せ 保養所維持管理費 高利子の財形貯蓄(北朝鮮の特権層もうらやむ優遇ぶり?)
東京電力が、保養所や接待施設の維持管理費、年8・5%もの利子が付く財形貯蓄などさまざまな社員優遇に必要な費用を、電気料金を決める際の原価に算入し、電気料金で回収していたことが本紙の調査で分かった。
こうした事実を東電も認めている。
東電の手厚い福利厚生は、電力会社を選ぶことができない消費者の負担によって維持されてきたことになる。
電力料金は「総括原価方式」と呼ばれる方法で算出される。施設の修繕費や燃料費など発電に必要な費用を積み上げ、電力会社の利益を上乗せし、その総額を電力料金で回収する仕組み。
ただ、費用に何を計上するかは電力会社の判断に任されている面が強い。
既に、官庁OBを受け入れている財団法人への拠出金や広告宣伝費など発電とは関係のない費用に入れられていたことが判明している。
経済産業省の有識者会議(座長・安念潤司中央大教授)は今後、これらの費用は計上を認めない考えを示し、同省もその考えに従う方針だ。
発電とは無関係のものが費用計上されていると新たに判明したのは、ハード面では静岡県熱海市など各地にある保養所や社員専用の飲食施設、PR施設などの維持管理費。
ソフト面では、財形貯蓄の高金利、社内のサークル活動費、一般企業より大幅に高い自社株を買う社員への補助、健康保険料の会社負担など。
福島第一原発事故を受け、東電の電力料金引き上げが検討される中、経産省の有識者会議は、手厚い福利厚生費用を電力料金に転嫁することを問題視している。
燃料費などに比べれば金額は小さいが、不透明な部分はなくすため、原価から除外させる方向で議論を進める見通しだ。東電自身も保養所の廃止や福利厚生の縮小などを決めている。
東電は原価に計上してきた事実を認めた上で、「(電気料金を決める)経産省の省令に基づいて、福利厚生の費用は過去の実績や社内計画に基づき適切に原価に算入してきた」とコメントしている。
◎ 東電の「正社員」は北朝鮮の「党員」並みの特権層!?
Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 今日も4号機見てきたけど特に問題ないですよ/プラグが合わなかったのは本当です/これを教訓に電力会社で使うケーブルソケットも全国全社統一した方がいい/コネクタが電源車や建屋内のコネクタと合わなかった/音楽は日本を元気にするでし/この地域から原発がなくならない限り決して心の不安は取り除けない
「ハッピー」さん → http://twitter.com/Happy20790
# ~、今日も4号機見てきたけど特に問題ないですよ。コツコツ解体してますよ。解体中の音や埃が舞い上がってるんじゃないのかなぁ。14時間前
# ん~、特にないでし。今日も普段と同じように解体してましたよ。
◇
# ただいまっ(^O^)今日もコツコツでした。現場に行く途中に牛の囲いみたら牛いなくなってた。どこに行ったのかなぁ…。今日も三菱の作業員の人は作業してなかったでし。まだノロウイルスで作業中止みたい。今日あとは特にないなぁ…。昨日つぶやいた汚染水の量は230トンでした。14時間前
◇
# こんばんは@onodekita プラグが合わなかったのは本当です。オイラ達も必死にひいたケーブルも、さぁ!繋ぐぞっ!って時に合わなくてショックでした。
# 合わなかった理由はソケットタイプがアメリカンタイプだったり国産でもメーカー毎に違ってたりしたんです。消防ホースは阪神淡路の震災の時、関東と関西や各消防地域で合わなかった問題があって、以後全国統一したみたいで合わない事はなかったです。
# これを教訓に電力会社で使うケーブルソケットも全国全社統一した方がいいのですが…。民営だと難しいのかなぁ…。14時間前
# ただコネクタが電源車と合わなかったり建屋内のコネクタと合わなかったです。電気グループもいましたが線量高くて真っ暗の中で圧着とか直繋ぎとかやってたら死んでしまうって言ってました。11時間前
# こんばんは。オイラは電気屋さんではないので何スクエアかわからないです。ケーブルドラムをトラックに載せて伸ばしていくような太いのもあったし、普通の溶接機で使う220vのケーブルもありました。詳しく説明出来なくてゴメンナサイ。11時間前
◇
# 遮水壁を作るのは海側ですよ。地下水は山側からきてるけど山側に造る予定はないみたいです。海への流出を止めるだけみたいです。
◇
# 最初の頃はよく話が出てたけど最近はないです。オイラも勉強不足で詳しくはわかんないけど、すごく痛そうでし。
13時間前
# 無力じゃないでし。音楽は日本を元気にするでし(^O^)音楽頑張るでし。
# 「たとえ除染で汚染が取り除けたとしても、この地域から原発がなくならない限り決して心の不安は取り除けない。」でわ、おやすみでし(-.-)zzZ 11時間前
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(20日 火曜日)も前日に引き続き、北西の風にあおられ太平洋沖に流れる。本日も、首都圏など本土への直撃はないが、ウラニウム、プルトニウムなどホットパーティクルの舞い上がりに引き続き注意を!
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2011-12-19
[フクシマ・NEWS] 【中日新聞】 <社説> リニアの耐震性 対策対応もっと詳しく /葛西さん、考えてほしい、あなたの決断で日本の未来は決まるのだ!……
【中日新聞】<社説> ■リニアの耐震性 対策対応もっと詳しく
JR東海のリニア中央新幹線計画に、国がゴーサインを出した。都市部の深い地下や南アルプスの長大トンネルを超高速で走るだけに、耐震性と地震対応が気掛かりだ。十分な説明が聞きたい。
東日本大震災を受け、国土交通省の審議会が急きょリニアの耐震性を再検証した。その結果、追加策は特に求めず、JR東海の方針を追認する形で最終答申した。
JRの説明はこうだ。東海道新幹線と同様、地震の初期微動を検知し緊急停車する。車両を誘導する側壁が両側にあるため脱線しない。停電しても電磁力で車体は浮いた状態を保つ。
審議会も、震災で東北新幹線に高架橋の倒壊など深刻な被害がなかったことを評価。阪神大震災後に強化された耐震基準で設計されるリニアの安全性に“お墨付き”を与えた。東海地震に備え、東海道新幹線の代替路線として早期実現が必要、日本経済復興の一助になる、とも言及した。
企業と国で作られた「安全神話」のように聞こえはしないか。「絶対に安全」とされてきた日本の原発が、巨大地震と大津波でレベル7の世界最悪の事故を起こしたことを思うと、なおさらだ。リニアが原発と同じとは言わないが、人命を預かる以上、安全第一でなければならない。災害時の対応についてまだ情報が少ない。
東京-名古屋間の南アルプスを貫く直線ルートは約八割がトンネル。深さ数十メートルの都市部地下は直下型地震に耐えうるのか。フォッサマグナの横断に支障はないのか。想定外はないのだろうか。………(2011年5月30日)
◎ この「全文」はなぜか「削除」されたようだ!
JR東海が進める「リニア」は「浜岡の核分裂発電」を前提につくられた、と言われる。
JR東海出身の松本氏が会長をつとめるNHKが「それでも原発」推進キャンペーンを続ける理由は、ひとつにこのリニアの電源問題があるようだ。
そこで松本氏の上司にあたる、JR東海会長の葛西さん! あなたに訴えたい!
私はあなたが好きだから敢えて言うが、あなたが日本のナショナリストなら、脱原発で日本を救い出すことを、まずもって考えるべきではないか!
名古屋財界(中日新聞)も、葛西さん、あなたの決断を待っている!
葛西さん、私(大沼 国鉄民営化当時、北海道新聞の記者)のことを覚えているなら、いちど、ちゃんと考えてほしい!
あなたの「決断」で日本の未来は決まる!
Posted by 大沼安史 at 08:24 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] (受験生・拡散!) 被曝地・仙台の東北大学 受験生集めに必死
→ http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111219-00015381-diamond-soci
◎ Boys be anti-nuclear !
受験生諸君、被曝した首都圏、南東北をはじめとする被曝地を避け、中部・西日本の大学を狙うのもいいが、北海道大学など北海道の大学を目指すのも手だ!
小樽商大、帯広畜産大、北海道教育大、北見・室蘭工大!
私立もいい大学がいっぱいある。北海学園、札幌学院、藤女子、北星学院……。
偏差値とともに放射線量も、受験の検討材料にしてください!
(光通信の発明者であるミスター半導体、西沢先生が原子力に対してきわめて批判的な方であることは、もっと知られてほしいことだ!)
◇
宮城県の大学の教授・準教授や職員が4ヵ月かけて関東の有名進学校48校を行脚すれば、福島県の大学は学長、副学長、理事など8人がわずか2ヵ月で東北などの128高校を訪ね歩いた。彼らの訪問目的は受験生の“確保”。進路指導担当者を訪ねて、こう訴えた。
「本学は通常通り学習できる環境が整っています。安心して受験してください」
よくある、万年定員割れの底辺大学の学生募集の話ではない。実は、冒頭の宮城県の大学は東北大学で、福島の大学は福島大学。地域を代表する国立大学である。
……実際、大学の受験者説明会でも、真っ先に問われるのは、被災状況と原発事故の影響だ。東北大学は「本学が大打撃を受けたという噂が一部にあるため、それを打ち消す必要があった」(入試課)と解説するし、福島大学はわざわざホームページ上でキャンパスの放射線量を公表しているほどだ。
◎ 文部科学省の顔色をうかがい、被曝地のプルトニウム汚染調査を行おうともしない東北大学!
西沢潤一先生が「学長」なら、徹底して調査活動を行い、国に対策を迫ると思う!
受験生(若者たち)は、ツイッターなどでもうちゃんと知っているのだ。
仙台を含む宮城県が汚染されており、フクイチが今後、再爆発を起こせば、自分たちの未来はないと!
こんご、東大など東京の受験者が中部・西日本にシフトすることは避けられない。
外国の大学への脱出留学者も増えることだろう。
フクイチは東日本のキャンパスも死の灰で汚染してしまった!
なお、受験生諸君に警告しておきたいことが、もうひとつ。
それは、宮城県の村井知事が、被曝実態を隠蔽しようとしていることである。
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-8ebc.html
こういう知事のいる宮城県の仙台の東北大学!
それでも受験したいと思う諸君は、大学当局、および宮城県に「安全保障」証明書を発行してもらってからにしてほしい!
(なお、私は東北大の卒業生である!)
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〔フクシマ・NEWS〕 「冷温停止状態」……英訳は「疑似(quasi-)冷温停止」 保安院の山形統括管理が言明
保安院の山形浩史・統括管理官は氏は19日の外国人記者クラブで会見で、「冷温停止状態」の英訳について問われ、それは「クワジ(quasi)」(コールド・シャットダウン)だ」と答えた。
山形氏によれば、米NRC(原子力規制委員会)の関係者との間で、新たな定義づけをすればクワジと言えるかも知れない、という話が出たそうだ。
クワジは疑似の意味。
つまり、「冷温停止状態」とは英語では「疑似冷温停止」のこと。
疑似はあくまでも疑似。
(ニコ生中継から)
◎マコさんが質問していたので、彼女の正式レポートを待ちたい! とりあえず!
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〔フクシマ・NEWS〕 【政府の避難区域見直し】 首長、不満と憤り 住環境づくり要求/「国は住民に直接説明してほしい」の声も
・ 大熊町の渡辺利綱町長:「そもそも町民には戻る権利がある。町に住める環境づくりは国の義務だ」
・ 双葉町(5、6号機が立地)の井戸川克隆町長は、多くが帰還困難な地域になると感じた。埼玉県加須市など県内外で避難生活を続けている町民のことを考え、表情が曇る。一方で「これ以上、町民を被ばくさせられない。健康を考えると致し方ないのか...」とため息。
・ 浪江町の馬場有町長は憤りを隠さない。:「町の分断は許されない」。政府側からは町が避難指示解除準備、居住困難、帰還困難の3区域に分かれる、と示された。「自衛隊による除染の評価すら出ていないのに、早過ぎないか。被災者の立場に立っているのか」と語気を強めた。
・ 田村市の冨塚宥暻市長は、政府の説明を受け来年4月1日に市内の警戒区域が全て解除になる、と理解した。しかし、住宅や水道などが、どれくらい壊れているのか分からない。「解除されても、修理できなければ住めないし、緊急時避難準備区域と何も変わらない。早めに対応すべき」とする。
・ 2年後の帰村を目指す飯舘村は意見交換会で、除染で出る放射性物質を含んだ木材や草の容量を減らすための大規模焼却施設の建設を要望した。しかし、政府から回答はなかった。菅野典雄村長の代理で出席した門馬伸市副村長は「帰れる、帰れないは2、3年が勝負。除染のための国の予算は不十分だ」と不満を述べる。
・ 富岡町の遠藤勝也町長も「住民の雇用や来年2月が期限になっている精神的損害の賠償継続などを担保して」と訴えた。
・ 南相馬市はほとんどが年間20ミリシーベルト以下の「避難指示解除準備区域」になるとみられるが、医師や看護師が圧倒的に不足するなど、地域医療の危機的状況が続いている。桜井勝延市長は「何とか医療環境を整えないと、市民は不安で戻れない」と危惧する。
・ 川俣町の古川道郎町長も、区域見直しより子どもらの健康問題を重視する。野田首相が「ステップ2」完了の会見でホールボディーカウンターを追加購入する方針を示したことに触れ、「5台増やすぐらいで胸を張らないでほしい。もっともっと導入すべきだ」とくぎを刺した。
◇ 福島民報の記事は、こうも指摘している。
「しかし、自治体が住民に説明しても納得はしてもらえない現実を国が直接語り掛ければ理解してもらえるのか、疑問は尽きない」
直接、国が説明に乗り出せば、批判・反発・注文が殺到すると分かっている(?)から、自治体に説明責任を押し付け、時間稼ぎを続ける野田強制被曝・ドジョウ汚染政権!
もやは「政府」を体をなしていない、と言わざると得ない!
◎参考 ◇ 毎日新聞 福島第1原発事故 避難区域、4月にも3区分 「帰還困難」将来も居住制限
→ http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111219ddm001040085000c.html
政府は18日、東京電力福島第1原発事故に伴い設定した警戒区域と計画的避難区域について、早ければ来年4月1日にも見直し、被ばく放射線量に応じ新たに三つの区域に再編する方針案を地元自治体に示した。枝野幸男経済産業相が18日、福島県を訪れ、佐藤雄平知事や避難区域内11市町村長らに対し方針案を説明した。政府はさらに自治体と協議を進め、年内に成案を公表する。
方針案は、事故収束の工程表のステップ2達成で「住民の生命、身体が緊急かつ重大な危険性にさらされるおそれはなくなった」として、原発から半径20キロ圏内で立ち入りを禁じている警戒区域について「解除することが基本」と明記。「3月末をめどに(区域の)線引きの見直しを行う」とした。枝野氏は記者団に、年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える計画的避難区域についても「前後して新しい避難の指示(区域)に変わる」と語った。
新たな3区分は
▽年間20ミリシーベルト未満の「避難指示解除準備区域」
▽年間20ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満の「居住制限区域」
▽現時点で年間50ミリシーベルト以上の「帰還困難区域」。
ただ、これですぐに住民の帰宅が始まるわけではない。
避難指示解除準備区域では、当面避難指示は維持しつつ、子どもの生活圏の除染や生活インフラ復旧の進捗(しんちょく)状況を踏まえ、段階的に解除する。事業再開を認めるなど弾力的運用も行う。
居住制限区域では、住民の帰還を目指し除染やインフラ復旧を実施する。
帰還困難区域は、現時点で線量が高く、5年以上にわたり年間20ミリシーベルトを下回らないとみられる区域。「将来にわたって居住を制限することを原則とする」と明記、立ち入りも原則禁止する。土地の買い取りを検討するほか、避難の長期化や自治体機能の維持などに国が責任を持って対応する。区域の範囲は5年間固定するが、復興状況によっては見直しもあり得る。
Posted by 大沼安史 at 05:42 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 理研分析センター 母乳・尿の放射性物質分析(の受託・受付)を停止
現在(12月15日)母乳・尿に関する分析について、受託、受付を停止しております。
更新などありましたら当ホームページ上への記載、又はご連絡を致します。
誠に勝手ですがよろしくお願いいたします。
◇ 理研(分析センター)の分析に関する「ご案内」 → http://www.riken-ac.com/houshasen110801.pdf
◇ ツイッターの声
# sanpuyuzi Yuko Miura
えええ? なんで? 理研分析センターで尿の放射性物質検査受付停止。 http://riken-ac.com/products_11.html うちのは先週あたまに発送して、ぎりぎり間に合った?(貯めるだけ貯めて送れなかったらがっかりだ!?
Posted by 大沼安史 at 05:22 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「安全宣言ではない」 冷温停止状態達成で班目委員長 /溶融核燃料の所在不明 「考えていなかった事態」(つまり「想定外」の事態)の発生ありうる/住民緊急避難の可能性、「極めて低くなった」とする政府見解に「私も賛成する」
政府が東京電力福島第1原発の「冷温停止状態」達成と事故収束を宣言したことについて、原子力安全委員会の班目春樹委員長は19日の記者会見で、「各号機が一定の安定状態にあることについては同じ認識だが、『安全宣言』とは違うことをはっきりさせておきたい」と述べた。
班目委員長は、原子炉の循環注水冷却設備は急いで造った仮の設備であり、「いろんなトラブルが発生することは避けられない」と指摘。さらに「(溶融)燃料もどこにあるか分からないので、考えていなかった事態の発生があり得る」と述べた。
一方で政府が、周辺住民が再び緊急避難する事態が起きる可能性は極めて低くなったとしていることについては、「私も賛成する」と話した。(2011/12/19-16:47)
Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 JNNカメラ 3号機 白煙(のようなもの)をとらえる(午後5時現在)
Posted by 大沼安史 at 05:04 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東電 「ふくいちライブ」 本日11時~12時分の中継映像 ユーチューブにアップせず 夕方4時半現在、ナマ画面、映らず (まさか、異常事態、進行中??……)
Posted by 大沼安史 at 04:40 午後 | Permalink
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〔ジャック天野のUSO通信〕 (トホホ速報)野田首相 キムジョンイル「冷温停止状態」を宣言!
◎大沼 畏友・ジャック・天野も言っていたが、野田首相の福島第一「収束」宣言といい、NHKの東電シナリオ再現ドラマ放送といい、この国の年の瀬は、ファルス(笑劇)的な痙攣で「厄動」している……。情けないことに……。
そういえば、NHKの迫真の「再現ドラマ」のナレーションが、途中、女子高の放送部の部員のような(アルプスの少女・ハイジのような?)、素朴で可憐な「乙女ボイス」に切り替わっていたのには、「まあ、よくもそこまで」と、あきれ返ってしまった!
いくら「政府・東電のやらせ番組」の「演出」とはいえ、ほどがあるというもの。
新橋駅前のSL広場で若い女性が掲げていた、 「冷温停止? はぁ?? 超ウケるんですけど!!」のプラカードの皮肉を、NHKの演出家にも投げつけてやりたい気がする。
「御用ドラマ劇場」、超ウケていますよ!
Posted by 大沼安史 at 02:34 午後 | Permalink
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〔フクシマ・写真・NEWS〕 新橋駅前 野田演説 急遽中止! 駅前SL広場、原発いらないの怒号
http://twitpic.com/7v9b3n
◇ 岩上さん ユースト → http://www.ustream.tv/recorded/19243716#utm_campaign=www.ustream.tv&utm_source=19243716&utm_medium=social
「民主党は詐欺集団!」「Noda is a liar!」―― 新橋SL広場はフクシマの子どもを守るよう求める、怒りの抗議集会の場と変わった。
核実験を行った金正日死去……。それを理由に街頭演説を取りやめた、原発輸出・フクシマ強制被曝推進旗振り役の野田首相!
野田ジョンイルともいうべき、強権的かつ非民主的な悪辣さではないか!
Posted by 大沼安史 at 01:35 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 本日(19日)午前10時5分ごろ、「爆発音に近い地響き」(浪江発ツイッター) ふくいちライブカメラ 白煙があがるフクイチをとらえる!
ふくいちライブ(録画) → http://www.youtube.com/watch?v=FEKZNukMjA4&list=UUDu1KkkwuzybKx6MXQgGHuw&index=1&feature=plcp
午前10時40分前から上空の雲が沖合に流れ去ると、青空を背景に白い蒸気のような煙が3号機付近から立ち上がっているのが分かる。
ユーチューブ表示 1分30秒過ぎから最後まで。
特に2:00~2:25の間、吹き上げてキノコのような形を作っている。
◇ ツイッター報告
# ikarostayuu 杉本祐子
今朝の10時15分過ぎに爆発音に近い地響きがしたのだが、原発の爆発じゃぁなかろうねぇ。3号機の爆発のニュースも数時間後だったから、知らずの外で急性被曝してしまったから、敏感になってしまってねぇ。でも、地震の来ない地鳴りが10月からするようになっているしさぁ。以前はこんな事なかった 2時間前
Posted by 大沼安史 at 01:25 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「脱原発」始まったばかりのドイツで、再生エネルギーが原発抜く 総発電量の2割に拡大
ドイツのエネルギー・水道事業連盟(BDEW)はこのほど、同国での今年の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合が、原発を上回る見通しになると発表しました。BDEWは、ドイツの電力・ガス市場で9割を占める1800の事業者から成る連合体です。
報道によると、再生可能エネルギー発電の割合は昨年の16・4%から今年は19・9%に拡大しました。全体で火力発電に次いで2番目。一方、原子力発電は22・4%から17・7%に低下する見込みです。……
Posted by 大沼安史 at 12:29 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 浪江町赤宇木地区、積算100ミリシーベルト超え
◇ はなゆー情報 → http://alcyone.seesaa.net/article/241244567.html
◇ 朝日新聞 → http://www.asahi.com/special/10005/TKY201112180142.html
……18日の集計結果でわかった。100ミリを超える地点は初めて。
赤宇木地区では、事故直後の3月23日から測定を始めた。計算上では、268日目にあたる今月15日に超えたとみられる。同地区は警戒区域外だが線量が高い場所の一つで、積算線量計を毎時換算すると12.9マイクロシーベルトを示している。
◇ 「きっこ」さんのコメント
→ http://socialnews.rakuten.co.jp/link/%E6%B5%AA%E6%B1%9F%E7%94%BA%E3%81%AE%E7%A9%8D%E7%AE%97%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%87%8F%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E8%B6%85%E9%81%8E
文部科学省が18日に公表した調査結果だそうです。
しかし、記事が指摘しているように、同地区の積算線量計は事故後10日以上も経過した3月23日に設置されたもので、もっとも大量の放射性物質が飛散したと言われている3月15日前後のものは積算されていません。そのため、実際には100ミリシーベルトを遥かに超えた量が積算されていると考えるべきでしょう。
このような数値を計測して発表することも重要でしょうが、もっと重要なことは住民ひとりひとりの内部被曝量です。いくら「現在は避難している」とは言っても、先日は「仮設住宅に避難したら仮設住宅も高線量の場所に建てられていた」という報道もありました。
佐藤雄平知事が交付金のために県民の流出を押さえ込んでいることは周知の事実ですが、まずは何よりも県民の被曝量を少なくすることを最優先してほしいと思います。
Posted by 大沼安史 at 11:47 午前 | Permalink
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〔12月19日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
◇ ツイッターよびかけ ドジョウ汚染、許すまじ! 本日正午、野田首相 JR新橋駅前で街頭演説(予定) ツイッターで「結集」よびかけ 岩上さんも急遽、現場中継へ
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-401a.html
◇ 〔ユーチューブ〕 「収束? 嘘ばっか!」 12・17 渋谷・ツイッター・デモ
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-ffcd.html
◇ 〔ついっぷる・写真・NEWS〕 12・17 渋谷・ツイッター・デモ
→ http://p.twipple.jp/6qtcL
◇ 神保哲生さん 野田首相:「収束」宣言&「核燃料質問無視」会見の夜 「冷温停止状態」でラジオコメント
→ http://www.youtube.com/watch?v=YyudM9XTK8o&list=PLCE292EBC8027B292&feature=plpp_play_all
◇ 〔現場・ツイッター〕 今日また汚染水見つかったみたい/問題はその水の表面線量当量率が3mSv/hあるということ/それが自然に気づかないうちに海に流れちゃうんだ/東電当直員、ノーマスク対応、かなりの内部被曝。その中に最高被曝者/マスク全部水没/メルトダウン時、構内のオイラ達はマスク無し/1号機爆発、死んだと思った。無意識に必死で車で逃げてた
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
◇ NHKが政府・東電の「シナリオ通り」の「再現ドラマ」 「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/2011-12-18-5b2a.html
◆ 〔批判ツイッター〕 1号機オペレーションルームの11人がメルトダウンの犯罪者にされかねない/見事に津波のせいで終わった/「吉田元所長と現場のミス」の結論を導き始め/進行中の事故を再現ドラマ形式で伝えることに強い違和感アリ
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-4d71.html
◇ NEWS
# 佐藤雄平知事 「収束との言葉を発すること自体、実態を知っているのかという思いだ」
福島民報 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9916783&newsMode=article
# 「納得いかない」と批判 国会事故調の黒川委員長 一行 福島入り
福島民報 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9916784&newsMode=article
# 収束宣言は時期尚早 鳩山氏、首相を批判
福島民友 → http://www.minyu-net.com/newspack/2011121801001552.html
# 細野大臣 野田首相の「事故収束」宣言を18日 福島で陳謝・反省!
→ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1218&f=politics_1218_009.shtml
# 「収束」宣言のあとに 250トンもの高濃度汚染水を「発見」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-f6c7.html
#〔東京新聞〕 政府、既存原発にも厳格基準 不適合は許可取り消し
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121801001619.html
#〔東京新聞〕 コメ基準値超え29戸に 福島、伊達両市の一部
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121801001804.html
#東京新聞〕 川越市の関根一男さん(68) 南相馬に支援続ける 米、野菜や湯たんぽも
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111219/CK2011121902000047.html
◇〔注目ブログ〕 脱原発元年に向けて・原発の全面停止まで あと7基
「志村建世のブログ」 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-bef8.html
◇ 独ハンデルスブラット紙東京特派員のスピーチ 「原発事故後の生活」/私の目から見て、東京は現在、安心して子どもを育てられる町ではありません。被曝の不安があるのです
→ http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111216/1324014227
Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 脱原発元年に向けて・原発の全面停止まで あと7基
◇ 志村建世さんのプロフィール
1933年、東京生れ 学習院大学英文科卒、元NHKテレビディレクター、野ばら社編集長。現在・窓際の会社役員、作詞家、映像作家、エッセイスト
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関西電力の大飯原発2号機が昨日から定期点検に入ったため、稼動中の原発は全国で残り7基になりました。
関西電力の原発は高浜3号のみとなり、原発依存度の高かった関西電力は10%の節電を呼びかけています。年末の25日には九州の玄海4号も定期点検に入るので、残り6基で年を越すことになるでしょう。
当ブログでは、原発の全面停止に向けて、「原発の全面停止まであと○○基」と、リアルタイムでカウントダウンを表示しています。現在運転中の原発と、定期検査で停止する予定期日の一覧表を更新しました。
北海道電力 泊3号 未定(2012年5月?)
東京電力 刈羽5号 2012年3月
刈羽6号 2012年4月
関西電力 高浜3号 2012年2月20日
中国電力 島根2号 2012年1月
四国電力 伊方2号 2012年1月
九州電力 玄海4号 12月25日
このまま推移すれば、来年春には稼動原発は1もしくはゼロになります。それでも日本が立ち行かなくなるとは誰も思わないでしょう。電力を補う方法はいろいろあって、政府も原発ゼロへの対応策は、すでに立ててあるに違いありません。問題は、それに要するコストだけです。
電力各社は、検査で停止した原発について、運転再開を前提にした整備を進めています。年明け早々からでも、ストレステストなど新しい基準をクリアしたとして再開の申請に動くでしょう。しかし世論の抵抗は強いでしょうし、どこが先陣を切るかで業界のかけひきが始まるかもしれません。
原発推進または原発維持勢力としては、面子の上からも稼動ゼロは避けたいところでしょう。中に入った野田政権がどのように決着をつけようとするか、目が離せません。当面の経済性だけを見れば、使える原発を使わないのは「もったいない」の議論も出てくる可能性があります。
子孫のために安心な日本を残すことができるかどうか、来年の最大のテーマは文句なしに「脱原発元年」になると思います。「原発がゼロになった日」は、そのシンボルとして長く歴史に残るでしょう。
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔NHK「あのとき何が」批判ツイッター〕 1号機オペレーションルームの11人がメルトダウンの犯罪者にされかねない/見事に津波のせいで終わった/「吉田元所長と現場のミス」の結論を導き始め/進行中の事故を再現ドラマ形式で伝えることに強い違和感アリ
# 24hitomi ツーカー携太郎
ICコンデンサー操作に爆発要因を求めるなら、総ての配管経路が地震では破壊されていなかった見極めが前提のはず。プラント要因ではなく人災に誘導するなら、1号機オペレーションルームの11人がメルトダウンの犯罪者にされかねない。吉田所長の証言で構成出来なかったのも腑に落ちない。 #NHK
枝野官房長官(当時)の会見に、ちゃんとタイムスタンプを打て。タイムラインを明確に。しっかり番組造れよNHK。検証番組での操作は、後世への重罪。発災国公共放送の責任を行使せよ
# fuuasumma Natsu Tanaka 田中奈都
見事に津波のせいで終わった
# AKATSUKATAKESH 中塚武
NHK特集メルトダウン、部外者の学者たちが「吉田元所長と現場のミス」の結論を導き始めた。今のところ再現ドラマに東京電力本社幹部は全く出てこない。
# CHIBAREI_DURGA chibarei
www RT @ohikata 謝罪は一切なし… #nhk QT @uesugitakashi 都合のよい訂正番組。 RT @tosa_suigei 【NHKスペシャル 3.11福島第一原発でその時何が起こったか】 進行中の事故を再現ドラマ形式で伝えることに強い違和感アリ。
◎大沼 政府の「収束」宣言を受けて放映された、このNHK「再現」ドラマは徹底した検証にさらされねばならない!
Posted by 大沼安史 at 10:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 独ハンデルスブラット紙東京特派員のスピーチ 「原発事故後の生活」/私の目から見て、東京は現在、安心して子どもを育てられる町ではありません。被曝の不安があるのです
Eisbergの日記 → http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111216/1324014227
12月15日、ドイツの経済紙「ハンデルスブラット」に、デュッセルドルフで行われた特派員会議における東京特派員のスピーチを紹介する記事が掲載された。
……
私の目から見て、東京は現在、安心して子どもを育てられる町ではありません。被曝の不安があるのです。
……
あと三つだけ、言わせて下さい。
フクシマはまだ終わっていません。みなさん、日本はこれからまだ何十年もフクシマと関わっていかなければならないのです。
最近の科学的調査で、セシウム137の大部分が日本の東部および北東部に降ったことがわかりましたが、その半減期は30年です。
そして最後に私の個人的な考えを述べさせて下さい。メルケル首相の脱原発の動機やタイムラインについて、いろいろな意見があるでしょうし、議論はこれからも続いて行くでしょう。しかし、日本でのフクシマの経験はドイツの脱原発の決定が絶対に正しいということを私に教えてくれました。
Posted by 大沼安史 at 10:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 フクイチで過去にも浸水で非常用電源が不能に 炉心溶融事故 6年前に予言 東電元社員(設計技術者)の木村俊雄さん(土佐清水市)
非常用電源が水没し、メルトダウン事故を招いた福島第1原発で、過去にも浸水により非常用電源が不能となる事故が起きていたことを東京電力の元社員、木村俊雄さん(47)=土佐清水市=が証言している。
原発の設計技術者だった木村さんは6年前、この知見を基に福島原発のメルトダウン事故を寄稿文で予言していた。
Posted by 大沼安史 at 10:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 NHKが政府・東電の「シナリオ通り」の「再現ドラマ」 「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」(2011-12-18)
Posted by 大沼安史 at 09:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 川越市の関根一男さん(68) 南相馬に支援続ける 米、野菜や湯たんぽも
川越市下老袋の会社役員関根一男さん(68)は東日本大震災で被災した福島県南相馬市の避難所に、自分の田んぼで作った米を送り続けている。
これまでに三十キロ入りのコシヒカリ二十袋のほか、最近は仲間たちや近所の寺の住職の協力で野菜や湯たんぽ四十個も送った。
最近気にかかることは「支援が長丁場になってくると、送るだけの一方通行ではだめだということ」と言う。
避難所には各地から支援物資が送られているため難しいのは分かっていたが、関根さんは先月、思い切って避難所の責任者に「電話一本でいいから送り先に『届いたよ』と連絡してほしい」と電話で頼んでみた。
避難所側も「長く関係を続けていくためには、意思疎通が大事」と、その後連絡を徹底することにしたという。
関根さんは「被災地の人たちは行政だけに頼らず、自分たちの手で立ち上がろうとしている。私たち個人や企業が人のつながりを大事にしながら支援し続けることが必要」と話している。
Posted by 大沼安史 at 09:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 コメ基準値超え29戸に 福島、伊達両市の一部
福島県は18日、福島市・大波地区の農家1戸、伊達市・旧3町村の3戸がことし収穫した玄米から新たに国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。
いずれのコメも自宅などに保管されていたため、流通していない。
基準値超えの被害農家は計29戸に拡大した。
県は4地域のうち、コメの出荷が既に停止されている大波地区で全袋調査を完了。初の基準値超えが確認された伊達市の旧掛田町産のコメ出荷を自粛するよう要請した。
今回、大波地区で610ベクレル、伊達市の旧掛田町や旧小国村、旧富成村で550~730ベクレルを検出した。(共同)
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 政府、既存原発にも厳格基準 不適合は許可取り消し
政府は18日、地震や津波に関する危険性や原発の安全性を高める技術など新たな知識が得られた場合は、原子炉設置許可基準を見直し既存の原発も新基準を満たすことを義務付けることや、原発の「寿命」に関する規定を盛り込み原子炉等規制法など関連法令を改正する方針を固めた。
新基準を満たさない原発は運転停止を命令、対策が不可能な場合は設置許可を取り消す。寿命は「40年」を基本とする案が検討されている。
事業者に任せていた過酷事故(シビアアクシデント)対策も電源の多様化、多重化などの設備面や事故対応のマニュアル整備、訓練などの対策を法的義務とする。(共同)
Posted by 大沼安史 at 09:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 佐藤雄平知事 「収束との言葉を発すること自体、実態を知っているのかという思いだ」
佐藤雄平知事は18日、枝野幸男経済産業相らとの会談で、政府の東京電力福島第一原発事故の「ステップ2」完了宣言について、「収束との言葉を発すること自体、実態を知っているのかという思いだ」と不快感を示した。
避難区域の見直しについては、国民の生活権を脅かし憲法に抵触する可能性があるとし「首相が来てしかるべき」と政府の対応を批判した。
◎大沼 佐藤知事としても、ここまで強引な日本「政府」の、「フクシマ切り捨て幕引き」に裏切られた思いでいるのだろう。
それにしても、地元の知事が「国民の生活権を脅かし憲法に抵触する可能性がある」と言い出したことは、見落としてはならないポイントである。
妊婦・子ども避難・疎開まで、あとひと押しだ!
Posted by 大沼安史 at 09:28 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「納得いかない」と批判 国会事故調の黒川委員長 一行 福島入り
国会に新設された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は18日、福島第一原発などを視察した。終了後、福島市で記者会見した黒川清委員長は、野田佳彦首相の事故収束への「ステップ2」完了宣言に対し、「納得がいかない。国民と受け止め方にギャップがあるのではないか」と疑問を呈した。
委員会は同日、福島第一原発、大熊町役場で行われている除染のモデル実証事業を視察した。
会見ではメンバーが感想を述べた。
委員の蜂須賀礼子大熊町商工会長は「(視察で)さみしさと怒りの気持ちが入り交じった。委員の一人として、避難者の気持ちで動いていく」と決意を示した。
委員のノーベル賞受賞者の田中耕一島津製作所フェローは「なにかしなければならないという気持ちを強くした」と述べた。
この他、委員から「(原発事故を)なぜ事前に予測し、対策を講じることができなかったのか。報告書をまとめなければならない」「津波と地震の被害を区別しなければならないが、内部に入れず難しい」などの意見が出た。
委員会は19日、福島市で会合を開き、今後の運営などを協議する。川俣町の除染現場なども視察する。
◇
蜂須賀委員は会見終了後、記者団に「原発事故発生後、避難者の実態と国の広報に多くの相違点があった。委員会として検証したい」と語った。また、「ステップ2」完了宣言に対し「避難者として、まだ多くの不安がある。何をもって完了と判断したのか疑問だ」と批判した。
Posted by 大沼安史 at 09:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 収束宣言は時期尚早 鳩山氏、首相を批判
鳩山由紀夫元首相は18日、野田佳彦首相が16日に東京電力福島第1原発事故の収束を宣言したことを批判した。「時期尚早だ。今年中に冷温停止を(達成する)との約束を何としても守りたいがためだ」と述べた。
同時に「原子炉内の核燃料がどういう状況なのか説明が十分ではない」と指摘した。
一方、首相が消費税増税に強い意欲を示していることについて「今、不退転ですべきことか。財政再建も大事だが、活力ある日本をつくり税収を増やしていくべきだ」と疑問を呈した。都内で記者団の質問に答えた。
Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 細野大臣 野田首相の「事故収束」宣言を18日 福島で陳謝・反省!
◇ 東京新聞 細野氏、「事故収束」の表現陳謝 問題化の可能性も
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121801001822.html
東京電力福島第1原発が冷温停止状態に達したとして政府が宣言した「事故収束」について、細野豪志原発事故担当相は18日、佐藤雄平福島県知事らとの会談後、記者団に「『収束』という言葉を使うことで事故全体が収まったかのような印象を持たれたとすれば、私の表現が至らず、反省している」と陳謝した。
野田佳彦首相が記者会見し、国内外に向けてアピールした事故収束の表現が不適切だったと認めるもので、今後問題化する可能性もある。
佐藤知事は細野氏らとの会談で「収束という言葉自体、県民は『福島県の実態を本当に知っているのか』と思っている」と述べて不快感を示した。(共同)
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〔フクシマ・注目ブログ〕 団藤保晴さん 「東電技術力は2級品:NHKスペシャルで確認」
BLOGOS(18日付け) → http://blogos.com/article/27218/
18日夜のNHKスペシャル「メルトダウン」を見て、改めて東電の技術力は2級品と思い知らされました。こんな東電現場チームに全電源喪失の大事故を任せてしまい、適切な専門家を緊急招集して司令塔を作らなかった政府の責任は重大です。
まず、新しい知見として福島第一原発1号機の最後の安全装置である「非常用復水器」の弁が電源喪失とともに閉まってしまい、稼働させるためには手動で弁を開けに行かなければならない仕組みになっていたのに日本側は知らなかった点がありました。……
◎大沼注記 私は東電が墨塗りした「非常時運転マニュアル」に「非常用復水器」の扱いが欠落していたことに問題があるのではないか、と思っている。
以下、本ブログ既報の関連個所を再録する。→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-d868.html
◇
米国の電気・電子テクロノジー専門誌、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )が11月初め、その電子版サイト、「フクシマの24時間」と題する、詳細な「再現レポート」を掲げた。
→ http://spectrum.ieee.org/energy/nuclear/24-hours-at-fukushima/0
そこに、以下のような重要な事実が指摘されている。
それによると、運転員が非常用の冷却装置(IC=隔離時復水器・非常用復水器)のスイッチを切ったのは、急激な冷却で圧力容器の鋼鉄にストレスが加わることを避けるためで、運転マニュアル通りの操作だった。
マニュアル通りのスイッチ・オフ……このこともまた(日本でも)すでに報じられ、よく知られていることだが、IEEEのレポートで注目すべきは、それに続く、以下のくだりだ。
「……しかし、運転マニュアルは3・11の非常事態のために書かれたものではなかった」
(……but the book wasn't written for the extraordinary events of 11 March.)
#
つまり、3・11当日、フクイチ(あるいは東電)には、非常用冷却装置の通常時運転マニュアルはあっても、(過度の冷却で圧力容器の鋼鉄にストレスが加わったとき、どう対応するか――そのまま冷却を続けるべきかどうかを定めた)事故時運転マニュアルは存在しなかったわけだ。
責められるべきは、現場で苦闘していた運転員や吉田所長でなく、事故時のIC運転マニュアルを整備していなかった東電本店――東電・大本営の最高責任者たちではないか!
#
この点で私がもうひとつ、疑っていることがある。
それはあの、事故時運転マニュアル・墨塗り問題に関することだ。
東電本店の責任者たちは、事故時の運転マニュアルに非常用冷却装置の操作法(手順)を書きこんでいなかったことが発覚することを恐れ、墨で真っ黒に塗りつぶしたのではないのか?
#
今回のフクイチの史上空前の大事故は、「安全神話」の陰で対策を怠って来た東電、そして日本政府――すなわち、この国の「原発国体」の「大本営」ともいうべき「安全地帯」にいて、わが世の春を謳歌して来た最高責任者たちの全体が、超A級戦犯として、自らすすんで責めを負うべき大惨事である。
太平洋戦争末期、東京の大本営が、硫黄島守備隊の栗林忠道中将の辞世の歌を勝手に改竄したのと同じような、現場を軽視し、あわよくば現場に責任を転嫁しようとする態度は、あってはならない。
東電大本営は墨塗りや人の顔に泥を塗ることばかりしていないで、自らの罪を潔く告白し、歴史のさばきを受けねばならない。
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「収束」宣言のあとに 250トンもの高濃度汚染水を「発見」
東京電力福島第1原発で18日、集中廃棄物処理施設敷地内のコンクリート製トレンチ(トンネル)に、放射性物質に汚染された水がたまっているのをパトロール中の社員が発見した。水たまり表面の放射線量は毎時3ミリシーベルトで、約230立方メートルたまっている。
トレンチ周囲の地下水からは放射性物質が検出されていないため、同施設の建屋にたまった高濃度汚染水が漏れ出した可能性は低いとみて、流入経路を調査している。
また、トレンチ外への流出は確認されていないという。
◇ 北海道新聞 原発地下道に汚染水230トン 東電「海への流出なし」→ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/338714.html
……東電は「かつて地下道に流入した高濃度汚染水が、地下水で希釈された可能性がある」としている。
第1原発では「冷温停止状態」の宣言後、17日に1号機の使用済み燃料プールの冷却設備で水漏れがあったばかり。東電は、地下道は海につながっておらず外部流出の可能性はないとした。
Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 今日また汚染水見つかったみたい/問題はその水の表面線量当量率が3mSv/hあるということ/それが自然に気づかないうちに海に流れちゃうんだ/東電当直員、ノーマスク対応、かなりの内部被曝。その中に最高被曝者/マスク全部水没/メルトダウン時、構内のオイラ達はマスク無し/1号機爆発、死んだと思った。無意識に必死で車で逃げてた
# こんばんは(^O^)今日また汚染水見つかったみたいでし。プロセス建屋脇のトレンチ内に50㎝の深さで約125㍑らしいんだ。まぁ構内広いけど調べたら色んな場所で見つかるんじゃないかなぁ…。今回は地下水か雨水が溜まったのかもしれないみたい。11時間前
# でも問題はその水の表面線量当量率が3mSv/hあるということ。雨水でも地下水でも構内の汚染拾って溜まったら高線量になることなんだ。それが自然に気づかないうちに海に流れちゃうんだ。だからそんな雨水が流れても一カ所に集まるような事を考えて造らなきゃならないと思うんだ。
# 沢山の人が細野大臣の事色んな事言ってるけど、オイラは細野大臣は頑張ってると思うよ。本人の意向とは違ってる所もあるんじゃないのかなぁ…。若いし体力もあるし精神的にもタフそうだし。おじいちゃんの大臣じゃきっともたないよ。
# ただ環境大臣との兼務は辞めて原発一本でやって欲しいな。あと今日のニュースで、きのう細野大臣が作業員と話してる映像流れてたね。報道では1号機に事故後初めて原子炉建屋に入った人って言ってたけど、あの会社の人じゃないよ。
# 別の会社で別の人だよ。たぶんあの人は自分が初めて入った時の感想なんだと思うよ。まぁどうでもいい事だけどね。でわでわ、明日もコツコツ頑張ってくるでし。おやすみなさい(-.-)zzZそれにしてもバルサは強いいなぁ…ムニャムニャ
# 汚染水の量を間違ったでし。東電プレスでは125トンで、他にも訂正があったみたいな…。間違ってゴメンナサイ(;_;)
# あっNスペ見なきゃ(*_*)録画してるけど、まだ寝れないでし…
# 約二時間後のこの時間はまだ構内に沢山作業員はいたんだ。
# オイラは8時間後にはマスク無しで電源車捜して集めたりケーブル集めて引っ張ってたなぁ…。炉水がなくなってメルトダウンしてるなんて、これっぽっちも思わなかった。
# オイラも1号機はICコンデンサーが動いてると思ってた。1号機四階の西側壁の配管が2つでてるんだけどその閉止坂があるうちは大丈夫だと思ってたなぁ。
# いま出てる東電の当直員達はノーマスクで対応してたからかなりの内部被曝したんだ。この中に最高被曝者がいるんだよなぁ。
# 1号機のHPCIは原子炉建屋の最下部にあるから津波でダメだったんだよなぁ…。電源とHPCIがあれば…。
# このあとは1号機より2号機の方が大変だったなぁ…。暗くて何回も転んだでし(;_;)
# あの時は1~4号機のマスクは全部水没してたから使えなかったんだ。でも全員それよりも原発をなんとかしなきゃって…
# メルトダウンの時も構内にいたオイラ達はマスク無しだったなぁ…。
# 1号機が爆発した時は死んだと思った。無意識に必死で車で逃げてた。
# 2号機爆発の時は構外にいたでし。
# このあと3号機が爆発してオイラ達は吉田所長から言われて避難したんだ。その何日かあとに、また会社に呼び戻されだけどね。
# Nスペ終わったぁ。明日も早いので今度こそおやすみするでし…。でも、なんかあの時の夢見そうな気が…10時間前
Posted by 大沼安史 at 08:37 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 神保哲生さん 野田首相:「収束」宣言&「核燃料質問無視」会見の夜 「冷温停止状態」でラジオ(TBS)コメント
Posted by 大沼安史 at 08:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・よびかけ〕 ドジョウ汚染、許すまじ! 本日正午、野田首相 JR新橋駅前で街頭演説(予定) ツイッターで「結集」よびかけ 岩上さんも急遽、現場中継へ
# wroji wroji
野田に直接、怒りの抗議に行こう!!
# rankintaxi rankintaxi
どじょう汚染、のプラカード作ってイザ新橋かな
# camomillem camomille
都内に避難されている皆さん。野田総理は東電に操られ「冷温停止」宣言という妄言を世界に発信しました。【野田街頭演説12/19(月)正午・JR新橋駅SL広場】で思いをぶつけては。貴方達にはその権利がある
# iwakamiyasumi 岩上安身
急遽、中継出します。 RT @wroji: @iwakamiyasumi さん、できたら中継して欲しいです。 野田に直接、怒りの抗議!! 「野田首相、19日12時からに新橋駅前で街頭演説 」http://j.mp/vJdV8x
# emi5425 emis1123
RT @camomillem: 野田民団売国総理の街頭演説は、12/19(月)正午〜JR新橋駅SL広場(烏森出口)蓮舫も参加。大手メディアは罵声を浴びる野田演説を編集カットするはず。各自で動画撮影して真実を見極めたい
◇参考 予告記事
スポーツ報知 → http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111217-OHT1T00107.htm
……野田佳彦首相は19日、東京・JR新橋駅前で就任後初の街頭演説を行う。消費税増税を柱とした社会保障と税の一体改革の必要性を訴えると同時に、歳出削減や税外収入の確保に取り組む姿勢をアピールして増税に理解を求める考えだ。
首相は政界でも「演説の名手」として知られ、8月の民主党代表選では自らを「ドジョウ」に例えて話題を呼んだ。党内外で増税反対論が根強い現状を踏まえ、得意な手法で自ら直接決意を示すのが狙いだ。……
Posted by 大沼安史 at 08:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 全国 デモ 予定 一覧 「私たちは負けない……勝つ!」
→ http://www47.atwiki.jp/demomatome/
◎ ガンディーの言葉に、こうある。
First they ignore you, then they laugh at you, then they fight you, then you win.
いま、「彼らは」、 「収束宣言→除染・被曝強制」の戦いに出て来た。「彼ら」は3段階目(then they fight you)――闘わなければならないところへ追い込まれた。
新年――2012年は、最終段階の幕が開ける。then you win!
Posted by 大沼安史 at 08:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ついっぷる・写真・NEWS〕 12・17 渋谷・ツイッター・デモ
Posted by 大沼安史 at 07:52 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ・NEWS〕 「収束? 嘘ばっか!」 12・17 渋谷・ツイッター・デモ
Posted by 大沼安史 at 07:49 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(19日 月曜日)は前日に引き続き、西の風にあおられ、終日、太平洋沖に流れる。本日も、首都圏など本土への直撃はないが、ウラニウム、プルトニウムなどホットパーティクルの舞い上がりに引き続き注意を!
Posted by 大沼安史 at 07:34 午前 | Permalink
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2011-12-18
〔12月18日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:29 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東京新聞の《作業員 「政府ウソばかり」》報道 英訳され世界拡散中 自動翻訳で速報!
「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。
作業を終え、首相会見をテレビで見た男性作業員は「俺は日本語の意味がわからなくなったのか。言っていることがわからない。毎日見ている原発の状態からみてあり得ない。これから何十年もかかるのに、何を焦って年内にこだわったのか」とあきれ返った。
汚染水の浄化システムを担当してきた作業員は「本当かよ、と思った。収束のわけがない。今は大量の汚染水を生みだしながら、核燃料を冷やしているから温度が保たれているだけ。安定状態とは程遠い」と話した。
ベテラン作業員も「どう理解していいのか分からない。収束作業はこれから。今も被ばくと闘いながら作業をしている」。
原子炉が冷えたとはいえ、そのシステムは応急処置的なもの。このベテランは「また地震が起きたり、冷やせなくなったら終わり。核燃料が取り出せる状況でもない。大量のゴミはどうするのか。状況を軽く見ているとしか思えない」と憤った。
別の作業員も「政府はウソばっかりだ。誰が核燃料を取り出しに行くのか。被害は甚大なのに、たいしたことないように言って。本当の状況をなぜ言わないのか」と話した。
Posted by 大沼安史 at 11:54 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 飯舘の避難男性(59歳)が死亡 伊達市の路上で発見
17日午後1時10分ごろ、伊達市伏黒字下大川の路上で、飯舘村から同市伏黒の伊達東仮設住宅に避難していた無職門馬昌二さん(59)が倒れていると、通り掛かった近所の男性から110番通報があった。伊達署や伊達地方消防本部救急隊が駆け付けたが、門馬さんはすでに死亡していた。
同署によると、門馬さんが倒れていたのは阿武隈川に架かる大正橋近くの脇道。仮設住宅からは約700メートル離れている。
同署は、外傷や着衣の乱れがないことなどから、事件性はないとみて、死因の特定を急いでいる。18日に司法解剖する。
関係者によると、門馬さんは仮設住宅に1人暮らしで、近くに身内はいないという。持病があったほか、夜中に1人で外出することもあり、保健福祉関係の担当者や仮設住宅の近所の人が世話をしていたという。
(2011年12月18日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 11:45 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ・哀歌〕 「I love you & I need you ふくしま」 猪苗代湖ズ
Posted by 大沼安史 at 11:38 午前 | Permalink
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〔集団疎開の仮処分却下・ツイッター〕 長い物に巻かれ続ける裁判所。恥を知れ/裁判長、若き日のあなたは今のあなたを許してくれますか?/ゆっくりした危険ならいい?/よーくわかりました/矢ヶ崎氏「事故の責任を子供が負う必要は全くない」
# yamamototaro0 山本太郎俳優 脱原発に60兆票!
郡山集団疎開、却下。「教育活動の実施の差し止めをしなければならない程生命身体に対する具体的に切迫した危険性があるとは認められない」切迫した状態って、甲状腺パンパンに腫れたり白血病患者が多く出た時か?その時には因果関係さえ認めないだろ。阿呆か。長い物に巻かれ続ける裁判所。恥を知れ。
声を上げる事は恐いよな。裁判官だって恐いはず。自分の人生、損したくないだろ。だから、市民でなく体制に寄り添った判決が平気で出るんだ。清水響裁判長、若き日のあなたは今のあなたを許してくれますか?子ども達を被曝から救える立場にいながら、自分の利益を守る為に、申し立てを却下した。
# masaru_kaneko 金子勝
福島県二本松ゴルフ場の判決に続いて、裁判所がおかしい判決。福島地裁郡山支部が、福島県郡山市の児童と生徒計14人が放射線被害の恐れが強いとして、市に教育を差し止め疎開を求めた仮処分を却下。切迫した危険性がないと…。ゆっくりした危険ならいい? http://goo.gl/Bf6TY
# mainakata311 麻意☆福島県民
あなた達が人間でない事は本日の野田の会見でもよーくわかりました、福島県郡山市の集団疎開裁判の裁判長もあなた達の仲間ですね。国民をなめてんなよ!怒
# c_jam_blues 小寺隆史
矢ヶ崎克馬・琉球大学名誉教授はチェルノブイリの強制移住圏の線量の基準を時間当たりに換算すると、0.57μSv/hと指摘。福島県郡山市の小中学校7校のすべてでこの値を上回り、その生徒と保護者が疎開を求めて訴訟を起こしてる。矢ヶ崎氏「事故の責任を子供が負う必要は全くない」(東京新聞)
Posted by 大沼安史 at 11:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 子ども被曝集団疎開の仮処分 却下 郡山の小中学生14人に地裁支部(毎日・共同・朝日)/「ふくしま集団疎開裁判の会」コメント
◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111217ddlk07040191000c.html
弁護団「趣旨を曲解」
福島第1原発事故を受け、郡山市立小中学校に通う子ども14人と保護者らが同市に、子どもたちの「集団疎開」などを求めた仮処分申請で、地裁郡山支部は16日、申し立てを却下する決定を下した。
申し立ては、14人について空間放射線量が毎時0・2マイクロシーベルト以上の学校施設では教育活動をせず、他の学校での教育を求める内容。同支部は決定で、集団疎開について「放射線による影響を受けやすい児童生徒を集団で避難させることは政策的見地からは選択肢のひとつ」と評価。しかし、「申し立ては事実上、同じ学校に通う児童生徒も含めた教育活動の差し止めを求めている。除染活動やモニタリング結果を踏まえると、他の児童らの意向を問うことなく一律に教育活動を差し止めるほど14人の生命身体への切迫した危険性は認められない。14人には区域外通学などの代替手段もある」と、保護者らの主張を退けた。
弁護団の柳原敏夫弁護士は「申し立ては、あくまでも14人の救済なのに、裁判所は趣旨を曲解した。異常な裁判だ」と厳しく批判。「納得できる決定ではなく、即時抗告について保護者と相談する」と述べた。
◇ 共同通信 学校疎開、仮処分認めず 子どもの被ばくで初判断 → http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121601002309.html
……福島地裁郡山 件支部(清水響裁判長)は16日、「生命身体に切迫した危険性があるとは認められない」と申し立てを却下する決定をした。
原発事故による子どもの被ばくをめぐる初の司法判断とみられる。
清水裁判長は、決定理由で「市の除染活動や放射線量の調査結果などを考慮すると、同じ学校に通う他の児童生徒の意向を問うことなく、一律に教育活動を差し止める状況にない」と指摘した。
◇ 朝日新聞 「市外で教育を」仮処分申請却下 → http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001112170002
「事実上、すべての児童生徒に対する教育の差し止めを求めるもので、市内で除染が進められていることや放射線モニタリング調査の結果からすると、具体的に差し迫った危険性があるとは認められない」と判断した。
◇ふくしま集団疎開裁判の会 「却下」決定に対するコメント
→ http://fukusima-sokai.blogspot.com/
2011年12月16日金曜日
「却下」決定に対するコメント
1 本日12月16日、福島地方裁判所郡山支部で仮処分申立に対する決定が出されました。
→裁判所の決定(2頁に「判断の理由の要約」 13頁末行から最後までが判断の理由のポイント)
以下その解説を述べるにあたって、一言、弁護団長(柳原敏夫)の感想を述べさせていただきたい。
********************
「子どもを粗末にするような国は滅びる、そのような国には未来はない」
これが真実であることの確認を求め、混乱と異常事態に陥っている国政の是正を「人権の最後の砦」を本来の任務とする裁判所に求めたのが疎開裁判です。
しかし、本日、裁判所は自らその任務を放棄することを宣言しました。福島第一原発に劣らず、我が国の三権も首をそろえて混乱と異常事態に陥っていることを余すところなく証明しました。それが本日の決定の唯一の意義です。
これに対しては、私たちは2世紀以上前のアメリカ独立革命の人権宣言の初心に返って、「子どもを粗末にするような国は廃炉にするしかない。未来は子どもを大切にする国作りの中にしかない」ことを宣言する。
「政府は人民、国家または社会の利益、保護および安全のために樹立される。いかなる政府も、これらの目的に反するか、または不十分であると認められた場合には、社会の多数の者は、その政府を改良し、変改し、または廃止する権利、いわゆる革命権を有する。この権利は、疑う余地のない、人に譲ることのできない、また棄てることもできないものである。」(米国ヴァージニア憲法3条)
********************
結論となる主文は「本件申立を却下する」というものです。
決定中には「判断理由の要約」として、以下が記載されています。
「放射線による影響を受けやすい児童生徒を集団で避難させることは、政策的見地からみれば、選択肢の一つとなり得るものである。しかし、債務者には、郡山市に居住する他の児童生徒が存在する限り、教育活動を実施する義務があり、教育活動の性質上、債権者らに対する教育活動のみを他の児童生徒に対する教育活動と区別して差し止めることは困難である。債権者らの申立の趣旨は、事実上、債権者らが通学する小中学校の他の児童生徒に対する教育活動をも含め当該小中学校における教育活動の実施をすべて差し止めること等を求めるものと認められるから、その被保全権利の要件は厳格に解する必要がある。しかるに、債務者による除染活動が進められていることや放射線モニタリングの結果などを考慮すると、現時点において、警戒区域でも計画的避難区域でもない郡山市に居住し債権者らと同じ小中学校に通学する他の児童生徒の意向を問うことなく、一律に当該小中学校における教育活動の実施の差止めをしなければならないほど債権者らの生命身体に対する具体的に切迫した危険性があるとは認められない。また、債権者らに対する損害を避けるためには、債権者らが求めている差止め等が唯一の手段ではなく、区域外通学等の代替手段もある。したがって、本件申立てについては、被保全権利が認められない。」
2 今回の決定の骨子は次のようなものです。
① 債権者らは、債権者らを避難させることを求めているが、実質的には、各学校における他の児童生徒の教育活動の差止めを求めているから、その被保全権利の要件は厳格に解する必要がある。
② 現時点で、他の児童生徒の意向を問うことなく、一律に各小中学校の教育活動の実施の差止めをしなければいけないほど、債権者らの生命身体に対する切迫した危険性があるとは認められない。その理由は、①空間線量が落ち着いてきている、②除染作業によって更に放射線量が減少することが見込まれる、③100ミリシーベルト未満の低線量被曝の晩発性障害の発生確率について実証的な裏付けがない、④文科省通知では年間20ミリシーベルトが暫定的な目安とされた、⑤区域外通学等の代替手段もあること、等である。
3 裁判所は、まず、被保全権利がないこと、すなわち、子供たちに切迫した健康被害の危険がないことを理由に、申立を却下しようと考えたのだと思います。しかし、その点だけでは決定理由を書けなかった。そこで、他の子供達についても避難させようとしているなどということを持ちだして、「被保全権利の要件を厳重に解する必要がある」などということを言い出したのです。確かに、私たちは、14人の子どもの避難だけではなく、他の子供達の避難も実現したいと思っていました。しかし、それは、裁判所の決定が出た後の行政交渉で実現できることであって、司法で実現できることではないし、司法判断の対象になるものではないと位置づけていました。個人の権利救済を目的とする民事訴訟手続においては、それは当然のことです。審理の対象は、申立人の子供たちの健康被害を避けるために、申立人の子供たちを避難させる必要があるかどうかだけなのです。他の子供達に対する事実上の影響の問題を司法判断に持ち込み、厳しい要件を課したのは、民事訴訟の原則に違反するものであると考えます。
4 100ミリシーベルト以下での低線量被曝のリスクが証明されたとはされていないことや文科省の20ミリシーベルトの判断を理由に子どもの健康のリスクを否定した内容は、結局、行政の判断に追随しているだけであり、司法の役割を全く果たしていないというしかありません。チェルノブイリでの避難基準との比較、ベラルーシやウクライナの子供たちの現状、福島の明日は今のベラルーシやウクライナであること、多くの子供達が被害を受ける危険があることを、裁判所はどう考えたのでしょうか。科学的な証明のためには膨大なデータの収集が必要であり、そのためには長い時間がかかります。児玉龍彦東大教授が言っておられるように、科学的に証明できてから対策をとっても遅いのです。ことは子供たちの生命、健康の問題です。予防原則が徹底されなければなりません。我が国の政府は、国民に対し、年間20ミリシーベルトまでの被曝をさせる意思です。ウクライナやベラルーシでは、年間5ミリシーベルトを超える地域は強制避難地域とされました。それでも大変な健康被害が生じています。我が国における子供たちの保護が、旧ソ連の各国よりもはるかに劣っていること、そのことを我が国の司法すら安易に追認することに驚きを禁じえません。
5 司法の仕事は、苦しみの中で救済を求めている市民を救うことであって、市民を苦しめる行政の行為にお墨付きを与えることではありません。
今回の裁判所の決定に対し、私たちは十分に検討の上、今後の道を探りたいと考えます
◇ 決定文 → http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/111216decision.pdf
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〔フクシマ・よびかけ〕 福島のこどもたちにマスクを! 緊急アクション!!
どんどん風が強くなってきました。
木の葉が舞う景色は、いつもなら冬の到来を感じさせる光景でしたが今年は違います。
乾燥した空気はセシウムを運び、目には見えない放射能が、どれだけ体内に取り込まれているのか分かりません。
去る9月20日の日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)が、一度地面に降下して、風で舞い上がるなどした放射性セシウムを取り込んだ場合の内部被曝量は大気から直接吸入するのに比べて約10倍多いとの解析結果であるとリリースしています。
いわき市を含む浜通り地区は、本格的な冬に向けて乾燥・強風による土壌ほこり舞い上がりによる内部被曝も非常に懸念されるところです。
早くから安全宣言が出され、子どもたちにもマスクを強要はしないように――そんな流れが早くからできあがってしまったせいか、マスクを着けることが特別なことのようになってしまっています。
冬の乾燥と強風に加えもっと深刻なのは花粉の季節です。
子どもたちを内部被曝から守るために、もう一度マスクの着用の必要性や、目を守るゴーグルなどの必要性についても考える必要があるのではないでしょうか。
そこで、緊急アクションとして
『ふくしまの子どもを守れ!マスク&ゴーグルプロジェクト』
を立ち上げ、なるべく早急に大拡散させたいと思いますので、ぜひ、ご協力をお願い致します!
◇ 応援ツイッター
# makomelo おしどり♀マコリーヌ
24hitomiがリツイート
チビッコ用カップマスクで内部被曝防護を! @lapislazuli_y マコちゃ~ん!ご協力ねがいま~す!→【大拡散希望】福島の子どもたちにマスクを!緊急アクション!!福島の子どもを守りましょう!!http://maeveherb.jugem.jp/?eid=94
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 野田首相記者会見 NHKが生中継を打ち切った部分
◇ Q333 さんが 2011/12/16 にアップロード
フリージャーナリスト神保哲生が指名された直後、NHKは中継を打ち切りスタジオでの解説を始めた。その放送されなかった部分を字幕付きで編集しました。
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〔南相馬・HCR救援活動〕 写真&報告 これほど高線量な地で、「子どもじゃないから」避難させない、という言い訳になるのか?
ちょうど9ヶ月目のあの日、
静岡から訪ねてきてくれたボランティアの滝さんを伴い、我々は2件、個人宅の線量測定に出た。
片方は街中のこじんまりした家。
もう片方は、郊外の広大な敷地にそびえる城のような家。
前者の家に暮らす人は、除染を視野に入れての測定だったが、後者の家に暮らす人は…何を想っていただろう。
結論を言えば、
前者の家は、除染できる、しかし、
後者の家は、もう、我々の力では、到底、どうにもできない状態だった。
地上1mで1.5~2μSv、
地上1cmでは、広大な敷地一面、
どこを測っても3~10μSv、
最高地点で30μSvをこえた。
だけど、特定避難勧奨地点には選ばれなかった。
小さな子どもがいない、ということが、考えられる唯一の理由というところだろうか。
たしかに子どもは、どんな微小な線量でも、
浴びさせたり体内に入れたりするようなことがあってはならないと思う。
それは大前提。
だが、これほど高線量な地で、「子どもじゃないから」避難させない、という言い訳になるのか?
年寄りだって子どもだって、同じ、命、だ。
ましてや、あんな高線量地に…。
わたしたちは、核を前に、あまりにも、無力だ。
除染することもできず、そこに住み続けるしかない、という人たちを前に、「いつか必ず除染するから」と心に誓い、ただその場を引き上げることしかできなかった日がどれだけあっただろう。
毎日が、あまりにも無力だ。
それでも、目の前に核が立ちはだかる限り、わたしたちはその力と、闘い続ける。
それは、これほどにも恐ろしいものを、
そうだと知りながら、受け入れ続けてきた、止めることができなかった、
自分たちの愚かさを、
その愚かさゆえに奪った命を、
罪なき子どもたちの今を、未来を、
これから奪うことになる命を、一時も、忘れることの、ないように、自戒を込め。
そしてこれ以上、
こんな悲劇を、核のジェノサイドを、
次の世代に、
決して、
引き継がせることのないように。
除染の現場で、一日を終え、今、改めて。
明日も、引き続き、現場に入ります。
森本裕子
Posted by 大沼安史 at 09:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「冷温停止状態」宣言の翌日、早速、水漏れ 1号機・燃料プールの冷却設備
東京電力は17日、福島第1原発1号機の使用済み燃料プールの冷却設備で水漏れがあったと発表した。放射性物質を含まない冷却水で、外部への影響はないとしている。
同原発をめぐっては16日に「冷温停止状態」が確認されたばかり。
松本純一原子力・立地本部長代理は「プールの冷却能力には十分余裕があり、冷温停止の判断を急ぎ過ぎたというようなことはない」と強調した。
東電によると、17日午前、プールから引き出した水の熱を冷ます2次系の水約100リットルが漏れた。排水ラインの弁が少し開いており、循環が自動停止。弁を閉めたところ水漏れは止まり、約3時間後に循環が再開した。
(共同)
Posted by 大沼安史 at 08:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 米NRCで内紛 福島原発事故後の対策巡り路線対立
◇
米原子力規制委員会(NRC)の委員5人のうち4人が、ヤツコ委員長の運営手法に問題があると告発する書簡を大統領府に送り、米議会が調査に乗り出している。東京電力福島第一原発事故を受けた対策をめぐる方針の違いが対立の背景にあるとみられる。
AP通信などによれば、NRCの委員4人が10月、「ヤツコ氏の行動は原発の健全性を保つNRCの使命とは逆に作用する」とする書簡を大統領府に送った。ヤツコ委員長の「職員をいじめるやり方」などに「重大な懸念」があり、「委員会に深刻な打撃をもたらす」とした。
これに対して、ヤツコ委員長は「委員の多くは私が公衆衛生や安全を守るために必要と信じる方法とは違ったアプローチを取ろうとしている」と反論する書簡を送った。
Posted by 大沼安史 at 08:51 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 過酷な現場続く福島原発 作業員52人がノロ感染か?
東京電力は17日、福島第1原発で復旧作業にあたる作業員52人が、ノロウイルスが原因とみられる食中毒症状を訴えたと発表した。東電は感染経路を調べるとともに「収束作業全体への影響はない」と説明。作業員が置かれている過酷な環境があらためて浮き彫りになったといえそうだ。
ノロウイルスが原因とみられる食中毒の症状を訴えたのは、福島第1原発で働く三菱重工業と下請け会社の作業員52人。
今月15日に宿舎から福島県広野町にある三菱重工業の事務所へバスで移動する途中、35人が発熱や嘔吐(おうと)などの体調不良を訴えた。16日も17人が同様の症状を訴えた。下痢の症状もみられ、一部は入院。大半は快方に向かっているが、3人からノロウイルスが検出され、三菱側が保健所に届け出た。
作業員はフランス・アレバ社の除染装置から排出される廃棄物を貯蔵するタンク設置工事を担当。集団感染の影響で工事は中断されたが、東電は収束作業全体への影響はないとしている。作業員らは同じグループだが、複数の宿舎に宿泊していたという。東電は感染経路の特定を急いでいる。
ノロウイルスはほとんどが経口感染で、感染者の吐しゃ物や排せつ物を触れた人の手を介すなどしたことで二次感染する。厚生労働省によると、毎年11月ごろから発生件数が増加し、12月から1月が発生のピークとなる。
記者会見をした東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「感染を防ぐためほかの作業員に手洗いやうがいの励行を呼びかけた」と話した。
第1原発では事故発生直後、免震重要棟と呼ばれる建物で約200人の作業員が寝袋や毛布で寝泊まりし、食事も1日2食でレトルト食品やクラッカー、カップ麺といった保存食が中心だった。5月には昼と夕食が弁当に変更され改善されたが、夏場は防護服や全面マスクなどの重装備で働いたため、熱中症の疑いで病院に運ばれる作業員が出るなど、過酷な環境下での作業が続いている。
2011年12月18日 06:00
Posted by 大沼安史 at 08:47 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 ノロウイルス、甘く見ていたら大変/日本のトップは「収束」なんて言ってはいけない事を言ってしまった/ゼロに出来ない限り「コントロール」という言葉は使ってはダメ/格納容器内に蒸気/があるって事は燃料自体は100℃以上ある/ホースに穴をあける「チガヤ」問題/さすが東京新聞
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
◎ 野田首相の「収束」宣言を一挙に「瓦礫」と化す、「ハッピー」さんの静かな、つぶやきパワー!
日本のトップは「収束」なんて言ってはいけない事を言ってしまった!
# こんばんは(^O^)今日は休みでし。いよいよノロウィルスやってきたでし。毎年この時期はインフルエンザとノロウィルスの対策にオイラ達のグループは予防してるでし。うがい手洗いは当たり前で朝は体温測定も決められてて熱があったら出勤出来ない。14時間前
# また家族がインフルエンザやノロウィルスにかかったら一週間は自宅待機でし。今回は集団で宿に泊まってるからグループ内に広がったみたいでし。湯本やいわきをはじめ他の原発作業員に広がったら工程遅れるから心配でし。
# Jヴィレッジや免震棟、あと構内にある全ての休憩所を消毒しなきゃダメでし。東電は甘くみてたら大変な事になるかも…。今のところ海洋投棄も出来ないからタンク増やすか地下水止めるか方法がないのにタンク増設作業やスラッジ処理設備作業が遅れたら大変でし。
# 日本のトップはオンサイトで事故は収束したなんて言ってはいけない事を言ってしまったでし。少なくとも「収束」という言葉を使ってはいけなかったと思う。今回の政府や東電は「冷温停止状態」とか「収束」とか使ってはいけない言葉や表現をしてると思うよ。
# 言葉は、たとえその話した人のニュアンスと違っても一人歩きしてしまう。ましてや世界も注目してる。勘違いされたり誤解されるような言葉は初めから使ってはダメなんだ。
# 政府や東電は第2ステップ完了やオンサイトの収束宣言して避難区域の縮小をし、早く住民を帰宅させ賠償金も減らしオフサイトの収束をさせたい思惑なんだろうね。表向きは住民の為だけど裏には様々な思惑があるんだろうな。
# 避難区域の縮小しても住民のほとんどの人は帰って来ないと思うしましてや子供は戻って来ないよ。廃炉になって建屋の場所が更地になるまではね。
# 昨日の政府の発表でオイラが疑問に思うことをつぶやくでし。「冷温停止状態」については、まず現在のパラメータに出てる温度測定の場所と燃料のある場所の温度は違うんだ。燃料自体の温度は測定出来てないし、現在のPCVの中は湿度が高くて蒸気もある。13時間前
# 蒸気があるって事は燃料自体は100℃以上あると考えなきゃならないんじゃないのかなぁ…?「境界線の線量が年間1mSv以下」については、どこ測定してその数値が出てくるのか…?
# モニタリングポストの数値からなんだろうが、少なくともオイラが知ってる限りそんな場所は見当たらない。「放射性物質の抑制とコントロール」については、確かに事故当初と比べたら減ってるし、1号機はカバーリングもして抑制してる。但し2号機~4号機はまだカバーリングしてない。
# 2号機なんかはブローアウトパネル部を塞ぐだけだからすぐ出来そうなんだけどやってない。まだ出来ない理由がそこにあるからね。
# コントロールというのは0~100%をいつでも操作側の思い通りに出来る事であってゼロに出来ない限り「コントロール」という言葉は使ってはダメだと思う。いまだに毎時0.6億ベクレル以上の放射性物質が日本中に向けて拡散してる事を忘れちゃダメでし。
# 「循環冷却の多重化多様化」については、確かに多重化多様化はしてる。だけど不安定な要素がいっぱいで、いつ止まっても不思議じゃない。現に今までに全てストップしたこともある。今のままじゃ今後ないとは言い切れないんじゃないのかなぁ…?
# まだまだいっぱい疑問はあるけどキリがない。オイラは心配症なのかもしれないけど3.11みたいな日が二度と来ないと言えないし…。昨日もあの日と同じように雪が降っててすごく寒かったでし。昨日は雪見てあの日の事を思い出したでし(;_;)まだまだ現場は頑張るでし(^O^)
# 45年以上かかるでし。13時間前
# 格納容器も壊れてるし、燃料プールの状況も完全には把握してないし、そのプールに保管してる使用済み燃料の状況もわかってないでし。13時間前
# 外部には出てないけど格納容器内にはあります。政府は外部に蒸気が出てないといいたかったのかな。
# 今日は寝る前にもう一個つぶやくでし(^O^) たぶん国も東電も発表してないと思うし、東電本店も政府も把握してるかわかんないんだけど…。唐突でしが皆さんは「チガヤ」って植物をご存知でしか?わからない人は今すぐウィキってみてね。9時間前
# いま現場ではそのチガヤが問題になってて「チガヤ問題」として対策してるんでし。チガヤって植物は初夏に多く見られて冬には葉が枯れるんだけど、構内の土手や側溝の脇なんかにいっぱいあるんだ。で、そのチガヤがなぜ問題になってるかっていうと…。
# 構内の至る所に汚染水処理のホースや循環冷却のホースがあるんだけど、そのホースに穴を開けてしまってるんだ。最近になって葉が枯れてきて、今まで穴を塞いでた葉が穴から抜け落ちてしまって、そこから汚染水が漏れてるんだ。穴は小さくて漏れてる量は微量なんだけど…。
# ホースには色々あるんだけど、突き破ってるのはカナフレックスのオレンジ色のホース。ニュースで見た人もいると思うけど。カナフレックスのホースもかなり硬いんだけど、チガヤって植物は最初は針みたいに硬いらしいんだ。だから大抵のものは突き破って地面から出て育つんだって。
# チガヤって凄い生命力でし。 ホースを敷設したのは5~7月だったから8月には突き破ってたんだ。最初はホースを動かした時に発見したんだけど、それまでは全然わかんなかったんだ。それも最近だし…。さすがにオイラ達のなかでは誰も想定できなかった。反省でし。
# 今はホースを交換したり、ホースの下側に保護養生したり毎日チガヤ対策してるんだ。ただ莫大な量のホースだからなかなか進んでないのが現状。予算なくて作業員が少ないしね。ホースに代わる配管の敷設もやってるけどこっちもなかなか進まない…。
# 土手や側溝に近い所だから、雨が降ったら側溝を通って海に流れてしまう可能性もあるから早くやらなきゃならないんだけど…。まぁ問題はこれだけじゃなくて毎日色々あるんだけどね。
# とにかく、そんなこんなでオイラ達の現場はまだまだ収束なんてしてないでし。以上「でしステーション・サタデーナイトニュース」でした。また来週(^O^)でわでわ、おやすみなさいでし(-.-)zzZ
# これです。発表されてたんですね。さすが東京新聞でし。9時間前
Posted by 大沼安史 at 08:40 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「脱」元年 振り返る原発事故分析を発信 大沼安史 本日の東京新聞・朝刊 特報面に(恥ずかしながら)小生が登場!
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/
今年を歴史に刻む言葉を選ぶとしたら「3・(さんてん)11(いちいち)」だろう。大地震や大津波などによる多くの犠牲や痛みは現在進行形だ。中でも福島原発事故は世界に衝撃を与え、情報隠しと放射能による地球汚染は日本不信を植え付けた。この危機を、来(きた)る年に乗り越えていけるのか。国内外の原発事故報道を分析してきた仙台在住のジャーナリスト、大沼安史さん(62)を訪ねた。 (野呂法夫)(12月18日 紙面から)
Posted by 大沼安史 at 08:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 レイバーネットTV 特集 「被ばく労働で死にたくない!」~元原発労働者・斉藤征二さんが激白
レイバーネットTVことし最後の放送は、12月15日に行われた。
ゲストは30年前、世界初めて「原発下請け労働組合」をつくった元敦賀原発の斉藤征二さん。
斉藤さんの話は強烈だった。
「原発作業に技術はいらない。作業のほとんどは、人間が雑巾やウェスで設備についた放射能をふきとる除染作業。
だれでもできる仕事だった。しかし、被ばくがあるので、人海戦術で被ばくを分け合ってするしかない。
除染にはサランラップも使った。超近代的技術にみえる原発は、じつは原始的労働で支えられている。
福島原発の汚染はひどく、作業員は命を投げ打って仕事をしているはず。
もう労働者の命を削り、住民に汚染を強いる原発はやめるべきだ」。
斉藤さんは、当時182人の仲間を組織したが、会社側が自衛隊まで使って弾圧してきたことを生々しく語った。
「原発をなくすためにこれからも活動を続ける」
斉藤さんの眼が光っていた。(M)
Posted by 大沼安史 at 08:10 午前 | Permalink
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〔たんぽぽ舎・ブログ〕 「冷温停止」?――ウソいうな! 野田首相の大まちがいを指摘する 今も、毎時0.6億ベクレルもの放射能を放出し続ける原発のどこが冷温停止か!
山崎久隆さん
◯ 12月16日に野田首相は「冷温停止」を宣言した。
これで何か変わるのかといえば、何も変わらない。
ところが翌日には福島県に対して警戒区域の線を引き直す説明をするという。
事故の終息宣言「ステップ2」の終了という「節目」を演出したかったのだろう。
細野原発担当大臣は「日本の技術力」などと言い出す始末だが、こんなデタラメ八百の原発事故を起こしておいて終息宣言を高らかにやってみても、原子力産業界が自画自賛するくらいで、世界中が冷ややかに見つめるだけだろう。
何のためにこのようなセレモニーをしたかといえば、原発輸出の障害になるからだろう。既にベトナムなど4カ国との原子力協定が衆参両院で承認されてしまった。
これに合わせて終息宣言をし、原発事故の話題が報道の一面から消えることを狙ったのだろう。
今後は「事故終息後」の話題に移る。
つまり除染と居住制限だ。
こちらのほうがより切実な問題だから、原発そのものへの関心は当然薄れる。運転停止中の原発を運転再開しようともくろむ政府にとっては好都合というわけ。
◯ 本来の冷温停止とは「原子炉圧力容器内の燃料温度が100度以下になる」ことをいうもちろん健全な燃料についての定義であり、福島第一のような炉心で燃料が崩壊してしまった状態では、そもそも炉心の温度管理など出来るわけが無い。
だいいち、毎時0.6億ベクレルもの放射能が依然として放出し続ける原発の、どこが冷温停止かと思う。
通常の原発が冷温停止に至れば、原子炉の蓋を固定しているボルトを外し、燃料を交換する作業に入ることが出来る。しかし福島第一原発は圧力容器の蓋を開けるどころではない。
おそらく蓋が開けられるようになる時には関係者は誰も生きていないだろう。
百年かかるかもしれない。
1号機に至っては、燃料はほとんど圧力容器の下に落ち、大半が圧力容器外に流出していると考えられる。冷温停止を評価することなど出来るわけが無い。
原子炉外にある燃料は、温度さえ測定されていない。温度計があるのはあくまでも圧力容器だけ。燃料が抜け落ちていれば100度以下になるのは当たり前だろう。数メートル下の燃料を含むデブリの温度は分かっていない。
◯ 実際にはいくらでも方法はある。熱電対という温度計は放射線環境でも十分測定可能だが、誰も持って行くことは出来ない。ロボットなどを投入することも高線量下なので不可能だろう。ならば、原子炉建屋の外部に穴を掘り、建屋外部から計ればよいだろう。熱伝導は間のコンクリートなどの厚さなどは分かっているのだから、熱源の温度を推定することは出来る。
このほか、以前に自発核分裂か臨界かで大きな騒ぎになったが、これも中性子束計測装置を原子炉建屋の外壁に設置すれば分かることだ。
「冷温停止」などという、実態にそぐわない評価をいくらしても意味が無い。
むしろ実態を正確に伝える方が遙かに役に立とうというものだ。
Posted by 大沼安史 at 08:05 午前 | Permalink
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〔フクシマ・川柳〕 直ちにのツケをそろそろ払わされ (斗周)
◇ レイバーネット日本・川柳斑 → http://1000ryu.masaki-design.biz/
○ 惜しまれぬ千に一度の年もあり (奥徒)
○ もやもやが辿った道さ汚染地図 (なずな)
○ 6万人政府東電想定外 (一志)
○ 脱原発叫ぶわが子ののどの腫れ (白眞弓)
○ ベビーカー乗る子の未来かかってる(なずな)
Posted by 大沼安史 at 07:56 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ドキュメント〕 名古屋テレビ 「隠された被爆 ~残留放射線の闇~」
◎ ユーチューブ・コメント
# 国は認めようが、認めなかろうが、時がいくら長引こうが、痛くも痒くもない。おまけに、認定証を交付しておきながら、本質はさておいて、老人の救済として認定書を出した。と平然といってのける役人。六十数年を費やして、やっと勝てたとバンザイする、なんて悲しいことでしょう。
ところで、国って、私もその構成員の一人です。どうしたら悲しみから立ち直れるでしょう。
これから福一の放射能で、新たな、更なる悲しみが見えてくるでしょうね。 ooakubi43
Posted by 大沼安史 at 07:48 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ〕 放射性物質を帯びたものは、移動させないことが基本的なルール
僕は本当に理解できないのですが、鹿児島や兵庫県三田市は、放射性物質のフォールアウトは問題にならない量です。
こうした地域で放射能ガレキを処理しようとする感覚は理解できません。
宮城の講演会場で、誰一人として゜、西日本でのガレキ処理をしてほしいと要求した人は、存在しません。
だれのために処理するのでしょうか。
放射性物質を帯びたものは、移動させないことが基本的なルールです。
放射性物質はフィルタで完全に留めることはできません。その濃縮された、放射能を帯びた灰も処理しなければなりません。
汚染されているエリアならまだしも、なんで放射性物質がないところで、そんなものを処理しようとする人間たちがいるのかわかりません……
Posted by 大沼安史 at 07:34 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(18日 日曜日)は前日に引き続き、西の風にあおられ太平洋沖に流れる。本日も、首都圏など本土への直撃はないが、プルトニウムなどホットパーティクルの舞い上がりなどに引き続き注意を!
Posted by 大沼安史 at 07:25 午前 | Permalink
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2011-12-17
〔田中龍作ジャーナル〕 政府・東電の合同会見 細野大臣が「今回(16日)を最後に」打ち切りを宣言 なんと記者クラブからの提案で!
……「冷温停止宣言」以上に頭が凍りつきそうになる発表が細野大臣の口からあった。「政府と東電の合同記者会見は今回(16日)で最後にする」というのだ。
政府・東電は根拠なき「冷温停止宣言」で事故収束とし、合同記者会見廃止で幕引きを図るつもりである。
「合同記者会見の打ち切りは国民の知る権利を損なうものだ。東電はどんなにウソをつこうが、責任を取らなくてもよい。事実、責任を取っていない。ところが政治家は記者の質問に対して無責任な回答をすると、評判を落とし次の選挙に響く。合同記者会見を続けてもらうわけには行かないだろうか」―筆者(田中龍作さん)はこのような趣旨の質問をした。
…………
細野大臣は「合同本部の記者会見打ち切り」の理由として「マスコミの皆さんから『そろそろ止めてもいいんじゃないか』という意見が出た」と答えた。
「マスコミとは誰か? 新聞かテレビか、それとも記者クラブか?」と追及されると「メディアの人たちとの信頼関係があるから言えない」。
語るに落ちた、とはこのことだ。
合同本部記者会見の打ち切りは、記者クラブが提案したのである。……
Posted by 大沼安史 at 05:55 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 グリーンピースが声明 「冷温停止よりも原発の停止を」/人々の安全よりも政治的なパフォーマンスを優先
# プレスリリース - 2011-12-16
グリーンピースは、日本政府と東京電力が本日12月16日、福島第一原子力発電所の1号機~3号機の原子炉の核燃料が100℃以下に下がり、冷温状態が保たれて安定したと宣言したことを受けて、この宣言は不正確であり、原発内に未だにある複合的な危険性を無視している、と警告しました。
通常「冷温停止」とは、業界用語で、炉の中の核燃料集合体が加圧されない状態で95℃以下に冷却されていることを指します。
しかし東京電力は「冷温停止」を福島第一原発に当てはまるように再定義(言い換え)しており、特に、1)炉の圧力容器の底の温度が100℃以下になっている、2) 原子炉からの放射性物質が管理、制御されている、3)原子炉の冷却水としてでてくる放射性物質を含む水を再利用するために作られた循環冷却システムが安定的に維持されていること、としています。
グリーンピースは、以下の2点において政府の「冷温停止」宣言には妥当性がないと考えます。
1.溶融した核燃料の中心部の温度が不明なままである。
おそらく何トンもの燃料が鋼鉄を突き抜け、コンクリートの床を浸蝕しているときに圧力容器の底の温度測定をしても、冷温停止の根拠として信頼性がない。
2.放射性物質は制御できていない。
溶融した260トンの核燃料の状態が不明なままであり、何万トンという高濃度汚染水が原子炉およびタービン建屋に残っている。
週4000トン以上の水が毎週炉内に注入されているが、こうした水が地下や太平洋へ漏れ出している可能性は依然として高く、高濃度のストロンチウムを含む汚染水が太平洋に流出していることも10日前に東京電力が認めたばかりである。
グリーンピース・ジャパンの事務局長佐藤潤一は、「事故から9か月たった今も、大勢の人々が政府による十分な支援のないまま、放射能のリスクにさらされ続けています。こうした事実に目をそむけて定義の曖昧な『冷温停止』を宣言することは、市民に間違った情報を伝えるだけではなく、人々の安全よりも政治的なパフォーマンスを優先して考える、現在の政府の方針を象徴しています。政府は冷温停止よりも、原発停止を優先すべきです」と主張しています。
Posted by 大沼安史 at 04:24 午後 | Permalink
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〔12月17日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 11:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東京新聞のスクープ記事 「保安院 海への汚染水、ゼロ扱い」 Japan's Nuclear Safety Agency Regards Radioactive Water Leaks to the Ocean as "Zero." 英訳され、世界拡散開始!
バンクーバー「平和哲学センター」 → http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/12/japans-nuclear-safety-agency-regards.html
◎大沼 太平洋が「死の海」になることを、国際社会は許さないだろう!
Japan's Nuclear Safety Agency Regards Radioactive Water Leaks to the Ocean as "Zero."
東京新聞のオリジナル記事 → http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121690070643.html
Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 グンダーセンさん 「冷温停止」という用語を使うのは業界人への侮辱である/政府の取締能力への信頼が失われる
: なぜ「冷温停止」という用語を使うのかがわからない。業界でこの用語の意味をしっている人たちへの侮辱である。
:「冷温停止」宣言で、人々はますます政府が原子力業界を取締る能力への信頼を失うだろう。
(regulate は「規制」と訳しますが犯罪的な原子力業界には「取り締まり」という言葉を選びました。)
It’s an achievement to have restored cooling and gotten water temperatures to 100 degrees, said Arnie Gunderson, a Vermont-based nuclear engineer who has testified to the U.S. Nuclear Regulatory Commission on Fukushima, said in a phone interview.
“But I don’t know why they choose to say cold shutdown because that’s an affront to those in the industry who really know what the term means,” he said. “That nuclear core is still in a configuration where the center is extraordinarily hot.”
Gunderson said that declaring the cold shutdown at Fukushima risks further eroding people’s faith in the government’s ability to regulate the nuclear power industry.
“I actually think it’s going to blow up in their face,” he said. “In the eyes of the Japanese public, the last thing they need to do is exaggerate. And this is an exaggeration.”
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 事故「収束」して地域「崩壊」 首相功成って福島枯る
毎日新聞 「冷温停止状態(その1) 地域社会維持危うく」
→ http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111217ddm003040083000c.html
◎ 野田首相は国際原子力ロビーの期待と国内の原子力ムラの指令に応え、「収束」宣言を発した!
一将功成って万骨枯る!
この毎日新聞のレポートは、「収束幻想」のかげで泣く、フクシマの現実である。
◇
・ こうした現状に県経済界からは「年金や賠償金で暮らせる年配者しか帰れないのでは」との声も聞かれる。
・ 南相馬市の担当者は「病院や福祉施設が戻らないと、お年寄りや病気の人は戻れない。住民の帰還は簡単ではない」と語る。……
Posted by 大沼安史 at 10:56 午前 | Permalink
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〔毎日新聞・余禄〕 「冷温停止状態」宣言/間違っても「悪し」を「良し」と言い換えてはならない。
水辺に生える「アシ」は「悪(あ)し」に通じて縁起が悪いので、「ヨシ」に変えてしまう日本人である。もとは「小坂」という土地を景気よく「大坂」に変え、坂は「土に反(かえ)る」で縁起が悪いからと「大阪」にしてしまう地名の三段跳びもやってのける
▲この手の言葉遊びのような縁起かつぎも、言葉を用いればそれが現実になるという言葉の霊力--「言霊」信仰に根ざしているといわれる。とりわけ物や事の名前には人々の切実な願いや祈りが託される一方、時には人々を惑わせる楽観や思惑が忍び込むことがある
▲では福島第1原発事故をめぐって野田佳彦首相が発表した「冷温停止状態」はどうだろう。工程表では原子炉の安定的冷却を示すこの言葉を軸に事故収束の一応の目安とされたステップ2だ。その繰り上げ達成宣言である
▲むろん達成された「冷温停止状態」は、原子炉が健全で炉内が安定的に冷却されている本来の「冷温停止」と異なる。放射性物質の封じ込めは破れたままで、炉内もどうなっているか分からぬ状態での「安定」である。残念ながら名付ければ現実もそうなるものではない
▲世には東京電力の使う滞留水や高経年化といった用語も、高濃度汚染水や老朽化などの危険な印象を薄める言い換えだろうと疑う声もある。事故直後の危機を冷温停止を名乗るまでに安定させた現場の努力はたたえられるが、まさか言葉の霊力のおかげではあるまい
▲廃炉への作業でも、また周辺住民の帰郷にむけた諸計画においても、なおもあらゆる危険に周到な目配りを怠ってはならない今後だ。間違っても「悪し」を「良し」と言い換えてはならない。
◎ 毎日の「余禄」、東京の「筆洗」……ともに名コラムニストによる名コラムである。日本のジャーナリズムの誇りと言える。
Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 買い物目線で放射線解説 「茨城大学有志の会」准教授3人 各地で講演
子育て中という茨城大(水戸市)の准教授三人が、親の立場で放射線への対処方法を市民に伝えている。「やっかいな放射線と向き合う」と題した講演会は「お母さんたちがスーパーで楽しく買い物できるように」が基本コンセプト。生活者の視点で共感を広げている。 (井上靖史)
主催しているのは、いずれも四十歳前後の准教授で理学部の中川尚子、人文学部の蓮井誠一郎、原口弥生の三氏でつくる「茨城大学有志の会」。六月に結成し、月一度、県内各地へ出向いている。
中川氏は普段、物理学に携わるが「原子力や核物理とは無縁」だった。本県に隣接する福島県の福島第一原発事故直後、一般の人と同様に「自分の家族を守るためにどうしたらいいか。とても戸惑った」と振り返る。
同じ水戸市の保育園に子どもを通わせる原口氏や同僚の蓮井氏らも迷いを抱えていると分かり意気投合。研究者の人脈を生かし、データを分析して自分たちで判断基準の資料を作ろうと活動をスタートさせた。一般の親にも知識を備えてもらえば、行政と話し合ったり地域全体を守ったりする能力が上がると判断。講演を通じて伝えることにした。
先月下旬に水戸市の「生活クラブ生協」に招かれた講演会では、放射性物質のストロンチウム90について「骨に沈着するので、骨を作っている最中の妊婦や乳幼児などは注意」「貝殻にもたまりやすい。飼料やサプリメントに貝殻カルシウムが使われていないか気にした方が良い」などと子育てする親の目線で解説した。
「子どもがドングリを拾ってくる。大丈夫か」など日常の子育てでありそうな質問にも答えた。母親たち約四十人が参加し「こういう話をもっと多くの人に聞いてほしい」と好評だった。講演会はこれまで六回実施。各方面から問い合わせが増えており、十七日にも開く。
中川氏らは「現状では行政に頼るだけでは身を守れない。自分の行動基準を持つ必要がある。その一助になれば」と話す。講演活動は有志の会のホームページ「やっかいな放射線と向き合う」などで紹介している。
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〔福島民報・社説〕 【ステップ2完了】大丈夫か「収束宣言」(17日) /首相の掲げる「福島の再生」はまだ遠い
東京電力福島第一原発事故の収束に向けた工程表「ステップ2」完了を宣言する。「冷温停止状態」が達成され、事故は収束した-。野田佳彦首相が16日発表した。
「収束宣言」は現状からすれば、あまりに唐突で違和感を覚える。首相は「事故との闘いが全て終わるわけではない」としているものの、「ステップ2の年内完了」という日程を優先した対応になってはいないか。「事故収束」との政府見解が一人歩きし、安全対策や事故への関心を薄れさせる恐れはないのか。
原子炉の損傷具合や溶けた核燃料の現状は確認できていない。注水による温度変化や格納容器内の放射性物質の解析から推定するしかないという。放射性物質の外部放出も止まっていない。原子力安全委員会の班目春樹委員長は「炉の中の状態が分からず、何が起こるかきちんと予想することが難しい」と認める。
炉建屋や使用済み燃料プールは水素爆発によって傷みが激しい。循環注水冷却システムも綱渡りの状態が続く。崩落や汚染物質漏えいの危険性が依然残る。安全・安心とは言い難い。炉内部の調査・測定や不測の事態に対応できる体制の確立が不可欠だ。
冷温停止の状態だとしても、廃炉をはじめ放射性物質の除染や住民の健康管理、賠償などの難題が山積する。
廃炉は燃料の搬出・処理が最大の課題となる。政府と東電は、使用済み燃料を2年後、溶け落ちた燃料を10年以内に取り出し始めるとした。完了までは最長40年を要するとされ、事故に苦しむ県民には長すぎる時間だ。
「収束宣言」に伴い、政府は現在の規制区域を年内に見直す考えを示した。年間放射線量50ミリシーベルト以上を「帰還困難区域」、20ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満を「居住制限区域」、20ミリシーベルト未満を「避難指示解除準備区域」とする新たな3区分を想定する。
生活環境の整った地域から順次、住民帰還を目指すという。線引き基準や手順を地元にしっかり説明してほしい。同時に、除染などを軸とする古里回復に向けた工程表を明示すべきだ。
帰還困難区域では、土地や家屋などの買い上げや集団移転が検討される。帰還を願う住民の希望を断ち切る事態が待ち受ける。しこりや分断が生じないよう、政府は誠意を尽くさなければならない。
まずは来春発足予定の原子力安全庁(仮称)による廃炉作業の進行管理や監視徹底、情報公開が基本となろう。首相の掲げる「福島の再生」はまだ遠い。(鞍田 炎)
Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「政府の言葉 信用できない」 収束宣言に(双葉町の)避難町民/「こんなときに宣言するなんて(被災者を)ばかにしている」(75歳の深井三郎さん)
「福島第一原発の原子炉は冷温停止状態」「事故そのものは収束した」と発表した、十六日の野田佳彦首相の会見。事故などを受け加須市の旧騎西高校に避難している福島県双葉町の町民からは、「政府の言葉は信用できない」などと怒りの声が上がった。
「まだ原子炉内には燃料が残っている。原子炉の安定と事故の収束は違う」。長年原発作業にかかわっていた深井三郎さん(75)は語気を荒らげた。将来の見通しが立たず、東京電力の賠償も進まない現状を挙げ、「こんなときに宣言するなんて(被災者を)ばかにしている」と話した。
無職田代清子さん(66)は「双葉に帰れるわけじゃない。首相は避難区域を見直すと言うが、原発が完全に止まってない状況で誰が帰るのか」と憤った。
同町のある男性(61)は「事故収束よりも、帰れない私たちはどうすればいいのかを説明してくれた方が助かる」と淡々と語った。
井戸川克隆町長は「(工程表の)ステップ2を達成し、事故現場の皆さんには地球の危機を救った大恩人として感謝したい。政府には、事故収束と同じく大きな(課題の)生活補償と社会復旧を、地元と十分協議してやっていただきたい」とのコメントを発表した。 (増田紗苗)
Posted by 大沼安史 at 10:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 追加被ばく線量(推定値) 大幅に国目安下回る 千葉市内の小学校など
千葉市は十六日、市内の小学校、保育所で測定した一週間当たりの放射線量(積算線量)に基づき、一年間に児童らが受ける放射線量(追加被ばく線量)の推計値を発表した。追加被ばく線量の推計値は〇・〇八八~〇・二九六ミリシーベルトで、国が目安とする年間一ミリシーベルトを大幅に下回った。
一週間の積算線量の測定値は、〇・〇〇九~〇・〇一三ミリシーベルトだった。
市環境総務課によると、積算線量の調査は七日からの一週間、各区一カ所の小学校か保育所を選び実施した。小学校の教員や保育所職員らが小型の放射線量測定器を携行して児童とほぼ同じ行動をとり、一週間当たりの積算線量を測った。
積算線量から年間五十二週分に受ける線量を算出し、地中から自然に受ける年間の放射線量〇・三八ミリシーベルトを引いて追加被ばく線量を推計した。
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 給食の放射性物質検査 森裕子・文科副大臣 (3学期スタートを前提に)「早期実施を」 (横須賀市で表明)
文部科学省の森裕子副大臣が十六日、横須賀市を訪れ、同市が全国に先駆けて始めた調理済みの学校給食の放射性物質濃度検査を視察した。森副大臣は視察後、本紙の取材に「国としてもできるだけ早く学校給食の丸ごと検査を実施したい。三学期スタートを前提に、支援できる部分を詰める。横須賀市の取り組みはスタートに向けて参考になった」と述べた。
同市は十月から、調理済み給食をミキサーにかけ、放射性物質の濃度を調べる検査を導入。毎日、市立諏訪小学校で出す一食分を冷凍保存し、一週間分をまとめて民間検査機関で調べ、結果を同市のホームページで公表している。
森副大臣は同校や市教委を訪れ、給食を回収して、検査機関に発送する様子を視察。その後、森副大臣と懇談した吉田雄人市長は「市は測定や結果公表をすることで市民に『安心』を届けている。国は『安全』を届ける取り組みの強化を」と求めた。……
Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 日刊 いるかちゃん ~子どもを守れ@福島 (17日付け)
Posted by 大沼安史 at 10:12 午前 | Permalink
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〔東京新聞・特報NEWS〕 「事故収束」宣言であらためて問う東電の刑事責任
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011121702000046.html
東京電力福島原発事故で、野田佳彦首相は16日、「事故の収束」を宣言した。現実はほど遠いが、事故への臨戦態勢が解かれたなら、東電への責任追及に本腰を入れるべきだ。「想定外の津波」を盾に同社は刑事責任を免れようとするが、放射性物質をこれだけまき散らして罪に問われないのは不可思議だ。焼き肉店の食中毒事件で強制捜査が入り、東電はおとがめなしでは、社会の倫理が崩壊しかねない。 (上田千秋、佐藤圭)……
◇ 以下は有料です。
→ http://www.tokyo-np.co.jp/database/
Posted by 大沼安史 at 10:05 午前 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 ドイツ国際放送 「フクシマ ‘冷温’から程遠い」(ああ、無様な日本政府よ!)
ドイツ国際放送(ドイチェ・ヴェレ)は16日、英語版のサイトに、「フクシマ原発は‘冷温’から程遠い(Fukushima power plant is far from 'cold' )」と題する論説を掲げた。
→ http://www.dw-world.de/dw/article/0,,6682457,00.html
◎ 写真はドイチェ・ヴェレ(ドイツの波)サイトの記事の横に掲載されたもので、野田首相の「宣言」とは直接的な関係はありません。
本ブログで敢えて転載した理由は、下記参照。
書き出しはこうだ。
日本からの報道の見出しは、良い知らせのように響く。フクシマはいやま制御されている。破壊された原発はいまや安定している。しかし、こうした見出しは、婉曲表現でしかない。フクシマの状態は、コントロール下に近いなどとも全く言えない。
Headlines from Japan surely sound good: Fukushima is under control, the dilapidated nuclear power plant is stable. But these headlines are nothing more than a euphemism. The situation at Fukushima is nowhere near under control.
◎ アレクサンダー・フロイントさんの論説。
記事の横に、日本人として悲しく、恥ずかしくなる写真が載っていた。
「無様な日本」……ソウルの日本大使館前で掲げられたプラカードの写真だ。
これは今回の野田首相の「事故収束」宣言についても言える!
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 福島民報 「なぜ収束」課題山積 除染手つかず 住民ため息
→ http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9916323&newsMode=article
◎ この民報の記事についた写真を見て、涙がこみ上げた!
【写真】テレビ中継で野田首相の発言を聞き、早期帰宅を願う信田さん=16日午後6時10分ごろ、福島市・笹谷仮設住宅
◇
政府が東京電力福島第一原発事故の収束作業工程表の「ステップ2」完了を発表した16日、浜通りの警戒区域などから避難した住民からは「本当に大丈夫なのか」と疑問の声が上がった。汚染水の漏えいなど仮設施設のトラブルは今も後を絶たない。本格除染は手つかずの上、除染に欠かせない廃棄物の中間貯蔵施設の建設場所すら決まっていない。住民からは「帰れないことに変わりはない」とため息が漏れた。
■冷ややか
福島市の仮設住宅に一人で暮らす浪江町の無職信田富貴子さん(81)はテレビで野田首相の発表を聞いたが、心は晴れない。「工程表が進んだといっても、いつ帰れるのか。生きているうちに戻れるの?」。野田首相の言葉に答えはなく、「お願いしますよ」とテレビの画面に向かって手を合わせた。
三春町に避難し、特別警戒隊長として葛尾村に通う松本信夫さん(59)もテレビを見詰めながら「村に帰れない状況に変わりはない」と冷ややか。飯舘村消防団長を務める自営業荒利喜さん(62)は「一つの区切りとしては受け止めるが、処理水の問題などもあり、まだ安全な状態とは言えない」と収束宣言に首をかしげた。
緊急時避難準備区域が解除された広野町の6号国道沿いにある「そば処鈴芳」は、7月下旬から日中限定で営業している。経営する小野二三五さん(54)、君子さん(50)夫妻は、いわき市四倉町の仮設住宅から通う日々。震災前と同じように、長女夫婦や孫ら家族6人で暮らすことが願いだ。「メルトダウンの発表が遅れるなど、国や東電のこれまでの対応には不信感がある。でも、少しでも前に進んでいると信じたいよね」とつぶやいた。
■中間貯蔵施設は
野田首相は「事故収束」を強調するが、除染は進んでおらず、帰郷の道のりは険しい。
南相馬市鹿島区の仮設住宅で玄関に積もった雪を掃いていた無職福島クニイさん(82)の自宅は警戒区域の市内小高区にある。「すぐに戻れるわけではないことは分かっている。でも、除染が進むのは一体何年後になるの…」と不安は一向に解消されない。
自衛隊による本格除染の準備作業が行われた富岡町の無職大和田洋さん(76)は「一部を除染しただけでは安心して暮らせない。津波が来た区域や地震で壊れたライフラインの復旧はどうするのか」と疑問を投げ掛ける。
除染を進めるには、中間貯蔵施設の早期建設が課題だが、国が建設を検討している双葉郡の住民の思いは複雑だ。二本松市の仮設住宅に住む浪江町の元プレス工永井敏さん(46)の自宅付近は線量が高く、簡単に帰れる場所でないことを痛感している。確実な除染を望んでいるが「施設を郡内に建設することには反対。安心して住める地域がなくなってしまう」と危惧する。
一方、会津若松市の仮設住宅に中学生と小学生の娘二人と暮らす大熊町の主婦(37)は、中間貯蔵施設は大熊町に建設するしかないと思っている。「一時帰宅の際、空間線量が毎時50マイクロシーベルトもあり、帰郷は諦めた。建設する代わりに集団移転先を確保してほしい」と求めた。
■区域再編に警戒感
政府は避難している住民の帰郷に向け、今月中にも避難区域再編の考え方をまとめる方針だ。
しかし、郡山市の仮設住宅で暮らす川内村地域安全保安隊員の猪狩慶さん(43)は「安全は宣言されるものではなく、住民自ら感じるもの。政府の指示で不安を抱えたまま帰されるようなことがあってはならない」と警戒する。広大な田園や山林をくまなく除染できるのか疑問で、「村を信頼しているが、全村帰還の宣言が出されても、村に帰るかどうか正直迷っている」と本音を明かした。
避難区域の見直しで同じ町でも帰れる地域と、長期間、住めない地域に分断される恐れもある。会津美里町の仮設住宅に避難している楢葉町の農業横田智一さん(54)は「除染が進まないうちに区域だけ見直すのは順番が違う。国が一方的に沈静化を図ろうとしているように感じる」と不満を募らせた。
【背景】
東京電力は4月17日、東京電力福島第一原発事故の収束に向けた工程表を公表した。原子炉を安定的に冷却させる「ステップ1」(7月に完了)の次の段階として、原子炉を「冷温停止状態」にすることを「ステップ2」とした。冷温停止状態とは、圧力容器下部の温度が100度以下になり、格納容器からの放射性物質の放出が管理され、追加的な放出による被ばく線量が大幅に抑制されていることが完了の条件になっていた。
(2011/12/17 08:52)
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〔事故収束宣言・NEWS〕 報道まとめ (東京・毎日・福島民友)
◇ 東京新聞 福島第一原発 「事故収束」首相が宣言
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121790070938.html
野田佳彦首相は十六日、政府の原子力災害対策本部の会合で、東京電力福島第一原発で原子炉を安定して冷却する「冷温停止状態」を達成し、事故収束に向けた工程表「ステップ2」が完了できたとして「事故そのものは収束に至った」と宣言した。
三月十一日の事故発生から九カ月余り。記者会見した細野豪志原発事故担当相は、今後は住民の帰還に向けた対策に政府を挙げて取り組む方針を示した。
しかし、今月四日には敷地内の放射能汚染水の海への流出が確認され、溶けた核燃料の状態も分からない。そんな中で早々と「事故収束」を宣言したことには、住民や専門家から批判が出ている。
事故対応に当たってきた国と東京電力の統合対策室は十六日に解散し、新たに「政府・東京電力中長期対策会議」を設置した。近くとりまとめる中長期の工程表をもとに、三十年以上かかるとされる同原発1~4号機の廃炉に向けた作業に取り組む。周辺住民の帰還に向け、避難区域の見直しに向けた考えも示す方針。
対策室は四月に工程表を発表。三カ月程度を目標にした「ステップ1」で、原子炉から漏れ出した汚染水を浄化して再び炉内の冷却に使う循環式冷却を実現した。続くステップ2では、原子炉内の温度を一〇〇度以下に保つとともに、放射性物質の外部への放出を抑える「冷温停止状態」の実現を目指した。
その結果、炉心溶融を起こした1~3号機の原子炉内の温度が三〇~七〇度程度に落ち着き、安定的に冷却できる状態になった。放出が続く放射性物質による被ばく線量は、敷地の境界で年〇・一ミリシーベルトと一般人の限度の十分の一にとどまっているとされる。
さらに、東電や経済産業省原子力安全・保安院は、東日本大震災と同規模の地震や津波に襲われても安全性が保たれると確認。国として安全が確保できたと判断したという。
記者会見で、細野担当相は「事故収束は極めて難しいと考えていた。日本が瀬戸際でとどまった大きな日と思う」と述べた。東電の西沢俊夫社長は「福島県、社会に迷惑を掛け、深くおわびする。今後は中長期の対策にしっかり取り組む」とあらためて謝罪した。
◇ 毎日新聞 福島第1原発事故 「冷温停止状態」、首相「事故は収束」
→ http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111217ddm001040008000c.html
◇除染、賠償に全力 帰還めどなく
政府は16日、原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)を開き、東京電力福島第1原発の原子炉が「冷温停止状態」になったとして、事故収束に向けた工程表のステップ2完了を確認した。首相は「原子炉は冷温停止状態に達した。事故そのものは収束に至った」と宣言。今後は除染、健康管理、賠償に全力を挙げる考えを示した。早期の収束宣言で内外の不安を払拭(ふっしょく)する狙いがあるが、住民の帰還にめどが立たない中での「収束宣言」には批判も出ている。【笈田直樹】
首相は、首相官邸で記者会見し、「事故との闘い全てが終わるわけではない。ステップ2が終わったから、政府が対応で手を抜くとか、福島からどんどん力をそいでいくということは全くない」と強調。除染などに1兆円超の予算を投入することを明言した上で「原子炉自体の安定を目指す段階から、廃炉に向けた段階へ移行する。廃炉に至る最後の最後まで、全力を挙げて取り組む」と述べた。
一方、東電の西沢俊夫社長は東電本店での会見で、「原子力損害賠償支援機構が(経営合理化策を盛り込んだ)総合特別事業計画をまとめる来年3月に(経営陣の)責任の取り方を示したい」と進退に含みを持たせた。
完了に伴い、政府は「政府・東京電力統合対策室」を同日廃止。新たに枝野幸男経済産業相と細野豪志原発事故担当相を共同議長とする「中長期対策会議」を設置した。21日予定の初会合で、最長40年かかることなどを盛り込んだ廃炉工程表を了承する。
住民の避難区域については、現行の警戒区域と計画的避難区域という2区分を見直し、年間の放射線量に応じて3区分に再編する方針で、18日に細野氏らが福島県を訪れ自治体に説明。地元と協議した上で年内に公表する。帰宅が困難な区域は土地買い上げを含む支援策を検討する。
工程表は4~7月を「安定的な原子炉の冷却」を目指したステップ1、7月~来年1月中旬を「放射性物質の管理・抑制」を目指すステップ2で構成。政府は「圧力容器底部温度がおおむね100度以下」「敷地境界での被ばく線量が年間1ミリシーベルト未満」の達成を「冷温停止状態」と定義。細野氏が9月、国際原子力機関(IAEA)の会合で、前倒しして「年内完了」を表明していた。
◇炉内の状況つかめず
政府は「冷温停止状態」としたが、原子炉内部の状況も把握できないまま。多くの不安要因が残り、綱渡りの作業は続く。放射性物質の最大放出量(11月26日~12月6日)は毎時0・6億ベクレル。原発敷地境界の線量は最大年0・1ミリシーベルトと、冷温停止状態の目標(年1ミリシーベルト)未満になる。だが、原子力安全・保安院によると、事故前の10~20倍で、封じ込めは完全にできていない。この放出量は気体分の試算で、海に出た液体分などは含んでいない。
また、圧力容器底部温度は7月以降、順次100度以下を維持しているが、最も高い2号機は誤差を考慮すれば90度弱。16日も細野豪志原発事故担当相は「燃料がどこにあろうとも十分冷却できている」と釈明に追われた。建屋にたまった汚染水は13日現在、ドラム缶43万本の8万6360立方メートル。東電は仮設タンクの増設を続け、年末までに計14万立方メートルに容量を拡大する方針だが、12年3月には満杯になる。
◇ 福島民友 「ステップ2完了」宣言 首相「事故収束」を強調
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1217/news1.html
野田佳彦首相は16日、記者会見し、東京電力福島第1原発事故に関し「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至ったと確認された」と述べ、事故収束への工程表の「ステップ2」完了を宣言した。3月11日の地震と津波で原発の全電源が喪失、3基で燃料溶融が起きる未曽有の原子力事故発生から9カ月余り。首相は「不安を与えてきた大きな要因が解消される」と強調、事故対応の進展を内外に示すことを狙ったとみられる。
施設撤去に向けた道のりは長く、放射性物質の放出は微量ながら続いている。広範囲の除染や住民帰宅など重い課題が山積する中、住民からは収束宣言は早すぎると批判が出ている。
(2011年12月17日 福島民友ニュース)
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〔中国新聞・社説〕 前のめりの政治判断 「緊急事態」続く (17日付け)
野田佳彦首相が16日発表した東京電力福島第1原発の「事故収束」。法的には「原子力緊急事態宣言」が解除されないまま続いており、前のめりの「政治宣言」の印象は否めない。炉心の状態が把握できず、処理した汚染水の処分方法も決まらず、住民帰還のめども立たない原発事故。約3千人が24時間態勢で働く事故現場では、今後も長年にわたって危険と隣り合わせの作業が続く。
▽抵抗感
「原子力安全委員会として使ったことはない言葉。『冷温停止状態』について、何かものを申す気はない」。政府内で、工程表の冷温停止路線から距離を置く原子力安全委の班目春樹まだらめ・はるき委員長は、メルトダウン(炉心溶融)した1~3号機に正常な原子炉の用語を使うことに強い抵抗感を示す。
炉内の温度や溶けた燃料の場所、形状が事故で分からなくなった。工程表では冷温停止状態を圧力容器の底部の温度などを目安に定義したが、「意味がない」と認めない専門家は多い。
▽風景が一変
3月11日、当時の菅直人首相が原子力災害対策特別措置法によって出した原子力緊急事態宣言。同法は「必要がなくなったと認めるときは、速やかに、原子力安全委員会の意見を聴いて、原子力緊急事態の解除を行う」と定めているが、この手続きは取られていない。
野田首相は16日の記者会見で「『収束』という言葉に違和感がないか」と問われ「オンサイト(現場)では冷温停止状態が確認できた」として、除染など原発敷地外の対策に焦点が移ったという認識を示した。
だが、東電がまとめた中期の安全対策を見ると、今も現場の危機シナリオは多い。核分裂が連鎖的に起きる再臨界、再度の水素爆発、使用済み核燃料プール内の腐食、汚染水や汚泥の漏出、地震や津波の来襲―などだ。
大きな問題になっているのは浄化した汚染水をどうするかだ。汚染水処理に伴い、原発敷地内では新たに建設されたタンクが増え続けている。東電はタンク設置場所を確保するため、敷地内の森林を伐採した。伐採された木は計5万8千立方メートルに及び、敷地の風景は一変した。
建屋地下にたまる汚染水には、津波による海水が混ざる。処理の過程で出る濃い塩水をためるタンクや、原子炉への注水に使う淡水を保管するタンクが必要だ。建屋地下には1日200~500トンの地下水が流入し、扱う水は増える一方だ。
容量計14万トンのタンクは来年3月末までに満杯になる計算で、東電は「タンクをつくり続けるのは無理」と頭を抱えている。東電は、浄化した水の海洋放出を計画したが、全国漁業協同組合連合会の抗議で中止した。
▽離れ業
野田首相は「廃炉へ至る最後の最後まで全力を挙げる」と強調した。最長40年とされる廃炉への道は極めて多難だ。
現在の案では10年以内に燃料の取り出しを開始、回収終了は20~25年後、建屋の解体撤去は30~40年後。原子炉を冷やし続け、漏水が止まらない中、損傷部位を補修する離れ業が必要になる。
元日本原子力研究所研究員で核・エネルギー問題情報センターの舘野淳(たての・じゅん)事務局長は「米スリーマイルアイランド原発事故では10年超かけて溶けた燃料を回収し、汚染水処理を終えた後、国内外の専門家が『収束した』との認識を持った。福島第1原発の状態はとても収束とは言えず、違和感を覚える。こういう政治的宣言は問題だ」と話した。
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〔東京新聞・社説〕 事故収束宣言 幕引きとはあきれ返る(17日付け)
福島第一原発の「事故収束」を野田佳彦首相が宣言した。放射性物質の放出や汚染水の懸念も残り、絶対安全の保証はどこにもない。廃炉までの長き道のりを考えれば、幕引きとはあきれ返る。
「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至った」と述べた野田首相の言葉に誰もが耳を疑ったことだろう。
原発建屋内ではいまだに高い放射線量が計測され、人が立ち入れない場所もある。さっそく現場作業員から「政府はウソばかり」と批判の声が上がったほどだ。
そもそも「冷温停止」という言葉は正常運転する原発で用いられる。「状態」というあいまいな文字を付けて宣言にこだわる姿勢は、幕引きありきの政治的な思惑からだろう。
廃炉へ進める節目とすることや、「いつ戻れるのか」という避難住民を少しでも安心させようという狙いがあろう。全国の原発の再稼働はむろん、世界へ原発輸出を進める底意もうかがえる。
だが、福島第一原発は「収束」どころか、溶け出した核燃料が格納容器内でどうなっているかもつかめず、ただ水を注ぎ込み、冷却しているにすぎない。
循環注水冷却システムが正常に機能すればいいが、大きな地震が襲えば、再び不安定化する心配はつきまとう。綱渡り状態なのが現状ではなかろうか。
放射能汚染水処理も難題だ。建屋への一日四百トンもの地下水流入は続いており、保管タンクはいずれ満杯になる。むろん海への放出など、漁業者や国際的反発などから安易に考えるべきでない。
廃炉となると、核燃料取り出しに「十年以内」、炉の解体など最終的に「三十年以上」かかる見通しだ。その過程で放射能漏れなどの事故が起きる可能性もある。要するに課題山積なのだ。
原発から半径二十キロ圏内の警戒区域と北西に延びる計画的避難区域を新たに三つの区域に再編する予定だ。年間放射線量が二〇ミリシーベルト未満を「解除準備区域」、二〇ミリシーベルトから五〇ミリシーベルトを「居住制限区域」、五〇ミリシーベルト以上を「長期帰還困難区域」に分ける。
「解除準備区域」では除染とともに住民が戻れるようにするというが、子育て世代が安心して帰還できるだろうか。社会インフラの機能回復も見通せないままだ。
収束宣言の内実は、原発事故の未知領域に足を踏み入れる「幕開け」といった方がいい。
Posted by 大沼安史 at 09:08 午前 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 野田首相の「冷温停止」は概念の乱用、放射線の排出防止がもっと大切/ドイツ専門家 本音では「日本政府は馬鹿者の集まりである」と思われても致し方ありません!
今日、12月16日のドイツのニュースも朝から野田首相の「冷温停止」宣言を東京から例外なく批判的に伝えています。
典型的なひとつとして、先ほどでましたシュピーゲル誌の電子版の記事の一部からドイツの専門家の見方を紹介しましょう。
破壊された原子炉で「冷温停止」を述べることは「ありえない正常化を示唆する」概念の乱用であり、安定とはほど遠いのが実情であること、それより放射線の排出防止の方がもっと大切であることが指摘されています。
野田首相による、いまだに健在な原子力村のデマに近い宣伝であることがちゃんと見抜かれています。
この宣言により、日本政府への3・11以来積もりに積もった国際的不信は確定的になることだけは間違いありません。本音では「日本政府は馬鹿者の集まりである」と思われても致し方ありません…………
…………
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〔事故収束宣言・NEWS〕 野田首相会見 矛盾だらけの破綻した「冒頭発言」をテキスト分析
→ http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201112/16kaiken.html
野田首相の会見での「冒頭発言」は、首相官邸(政府当局)が用意周到にまとめたテキスト(原稿)にもとづくものだ。
入念に準備したはずの、「事故収束」宣言テキストだが、矛盾だらけで破綻が目立つ。
黒を白と言いくるめるわけだから、霞が関「ノミのサーカス」団(由来は拙著、『世界が見た福島原発災害 2』 緑風出版・第18章に……)の台本書き(誰だろう?……)としても、ほんとうは投げ出したい「作文」だったはずだ。
破綻箇所は以下の通り。
◇ これを受けて本日、私が本部長を務める原子力災害対策本部を開催をし、原子炉が冷温停止状態に達し発電所の事故そのものは収束に至ったと判断をされる、との確認を行いました。これによって、事故収束に向けた道筋のステップ2が完了したことをここに宣言をいたします。
「事故そのもの」は「収束に至った」としながら、その直後に「事故収束に向けた道筋(=ステップ3以降)」がこの先に待ち構えていることを認めている!……つまり、事故は収束=終わっていない!
◇ 万一何らかのトラブルが生じても敷地外の放射線量が十分低く保たれる、といった点が技術的に確認をされました。
これは冒頭に紹介した、冒頭発言のハイライトといえる部分の直前に語られた科白である。「事故が収束」しているのなら、こんご、「(敷地外に「十分低い」放射線が放出されるトラブルは)万が一にも起きるはずはない。つまり、「トラブル」という名の事故を想定している。「想定外」ではなく! しかも、一万分の一の確率で〔苦笑……もちろん、これは冗談です〕
◇ これによりましてステップ2は完了いたしますが、原発事故との戦いが全て終わるわけではありません。これから原子炉については、事態の安定を目指す段階から、廃炉に向けた段階へと移行します。政府としては改めて今後のロードマップを明確にし、発電所の安全維持に万全を期しながら、廃炉に至る最後の最後まで全力を挙げて取り組んで参ります。
「原発事故そのもの」は収束したと言ったその舌で、こんどは「原発事故との戦いが全て終わるわけではありません」という、この離れ技!
さきほど紹介したニューヨーク・タイムズの記事も、あきれたように、野田首相の以下の発言の紹介で記事を終えている。
“Not all of our battles are over,” Mr. Noda said, “but we will fight to the end.”
訳せば、こうなる。
「戦いはまったく終わっていない。しかし、われわれは最後まで戦うだろう!」
事故が収束したと言いながら、まだ、まったく終わっていないから、最後まで戦い続けますから、どうか世界のみなさん、私たちの過ちを許してください……
一見、勇ましい口調の裏に、ニューヨーク・タイムズによって全世界に拡散した、こんな恥ずかしいメッセージが込められていたわけである。
Posted by 大沼安史 at 09:00 午前 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 野田首相会見 内閣広報官がドジョウ救い! 記者「燃料棒のこと、答えてないですよ」 広報官「いいです」
◇
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは神保さん、どうぞ。
(記者)
ビデオニュースの神保です。総理、春に作成したロードマップの定義に則って、このたび冷温停止状態ということを宣言されるということですが、その春の段階では、まだ東京電力も統合本部も原子炉がメルトダウン、およびメルトスルーしているということは認めておりませんでした。つまり、その段階では原子炉の中に、圧力容器の中に核燃料が入っているということを前提としていた定義が、そこで言う冷温停止だったわけですね。その後、メルトダウンが起き、メルトスルーが起きているということまで認めていて、今現在、圧力容器の中には核燃料がほとんど入っていない、あるいは全く入っていない可能性すら言われている時に、圧力容器の底部の温度が100℃以下になったので冷温停止という定義は、非常に違和感を持つ方も多いと思うのですが、それは総理どう考えているか。あるいは、外に出た燃料がどのような状態になっているかは実は誰にも分かっていない、ということが分かっている。にもかかわらず、今ここで冷温停止あるいは収束宣言というのをされるのは何故か拙速のような印象を受けるんですが、何故いま、あえてここで収束宣言など、出た燃料がどうなっているのか分からない状態でなぜ収束宣言をされるのか。その辺のお考えをお願いします。
(野田総理)
圧力容器の底部、いわゆる底の部分の温度だけではなくて、格納容器全体の温度もそれぞれいろんな場所を測りながら出している結論で、圧力容器底部も勿論でありますけれども、格納容器全体も冷温の状態になっている。100℃以下になっている。しかもそれが安定的であるということを確認したことが今回のステップ2になっていて、別に圧力容器底部だけの話では、元々ロードマップにも書いてもございませんので、格納容器の全体の話も含めてそういう判断をしたということでございます。
(内閣広報官)
それでは、次の方どうぞ。次の方どうぞ。
では村尾さんどうぞ。
(記者)
燃料棒のこと答えてないですよ。
(内閣広報官)
すいません。円滑な進捗にご協力願えますか。それでは、村尾さんどうぞ。
(記者)
燃料棒答えてないよ。
(内閣広報官)
いいです。 ……
Posted by 大沼安史 at 08:21 午前 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 野田首相 「事故収束宣言」記者会見 全文(政府発表) 記者との一問一答も
【野田総理冒頭発言】
本日は、原発事故に関する大きな節目を迎えましたので、冒頭私から国民の皆さまにご報告をさせていただきます。
福島の再生なくして日本の再生なし。就任以来私はこの言葉を何度も口にして参りました。福島の再生の大前提となるのは、原発事故の収束であります。3月11日に事故が発生して以来、まずは何よりも原子炉の状態を安定させるべく、国の総力を挙げて対応してきたところであります。原発の外の被災地域では、いまだに事故の影響が強く残されており、本格的な除染、瓦礫の処理、避難されている方々のご帰宅など、まだまだ多くの課題が残っていることは事実であります。他方、原発それ自体につきましては、専門家による緻密な検証作業を経まして、安定して冷却水が循環し、原子炉の底の部分と格納容器内の温度が100℃以下に保たれており、万一何らかのトラブルが生じても敷地外の放射線量が十分低く保たれる、といった点が技術的に確認をされました。
これを受けて本日、私が本部長を務める原子力災害対策本部を開催をし、原子炉が冷温停止状態に達し発電所の事故そのものは収束に至ったと判断をされる、との確認を行いました。これによって、事故収束に向けた道筋のステップ2が完了したことをここに宣言をいたします。
事故発生以来、福島の皆さまはもちろんのこと、全ての国民の皆さま、そして世界中の皆さまに多大なご心配をお掛けし、大変ご迷惑をお掛けをいたしました。申し訳ございませんでした。この度、原子炉の安定状態が達成されたことによって、皆さまに不安を与えてきた大きな要因が解消されることになると考えます。
ここに至るまでに、数限りない方々の献身的な取り組みがありました。そのことに今改めて思いを致したいと思います。放射線被ばくの危険に曝されながら、命を削るような思いで事故発生当初に注水作業などに携わっていただいた消防、自衛隊、警察の関係者。夏場には熱中症の恐れもあった過酷な現場において、昼夜を問わず作業を続けていただいた作業員の皆さま。知見や技術を惜しみなく提供していただいた内外の企業や研究機関などの方々。日本を原発事故から救うために行われた英雄的とも言うべき献身的な行為の数々に、国民を代表して改めて感謝を申し上げます。
また、原発の敷地内では、全国各地から届けられた無数の折り鶴や寄せ書き、横断幕などが今も飾られています。これらは厳しい局面で、現場での大きな心の支えになったのではないかと思います。関係者の懸命な取り組みに対して、国民各層から寄せられた温かい心遣いにも併せて感謝をいたします。
これによりましてステップ2は完了いたしますが、原発事故との戦いが全て終わるわけではありません。これから原子炉については、事態の安定を目指す段階から、廃炉に向けた段階へと移行します。政府としては改めて今後のロードマップを明確にし、発電所の安全維持に万全を期しながら、廃炉に至る最後の最後まで全力を挙げて取り組んで参ります。原発の外での今後の課題は除染、健康管理、賠償の三点を徹底し、それによって避難を余儀なくされている住民の皆さまが安心して故郷にお戻りいただき、以前の生活を再建できる環境を一日も早く作り上げることであります。そのため、避難指示区域の見直しについて政府としての考え方を、近々お示しをする予定であります。
続きまして、個別の課題と政府の対応について簡単に説明をいたします。
まず第一は除染です。住民の皆さまがお戻りいただけるよう病院、学校などの公的サービスの再開を進めて参りますが、最大のカギとなるのは言うまでもなく放射線の徹底した除染であります。作業が少しでも早く進捗するよう予算と人員を大規模に投入をして参ります。予算につきましては、これまでに4640億円を確保しており、来年度の予算要求と合わせると当面の費用として1兆円を超える額を用意したいと考えています。事業の進捗次第でさらに必要となれば、国が責任を持って予算を確保いたします。人員につきましては、除染事業を推進する担当者を大幅に増員しまして、来年1月中に総計200人規模の態勢を整え、4月には400人規模といたします。現場で実際に除染作業に従事する作業員につきましても早急に教育体制を整備し、4月を目途に3万人以上を確保する予定としています。
第二に住民の皆さまの健康管理の徹底であります。具体的には、内部被ばくを検査するホールボディカウンターにつきまして、福島県内に既に2台設置されているところでありますが、新たに5台を追加で購入し、検査を大幅にスピードアップいたします。また、とりわけ子どもたちの放射線による被ばく量や、健康に対する影響の把握には万全を期して参ります。既にこの10月から震災時に18歳以下であられた全ての福島県民を対象として、甲状腺検査を開始しているところです。11月中旬からは福島県立病院での検査だけではなく、医師や検査技師などからなる5つのチームを編成し、県内の学校や公民館などで巡回検査を行っています。毎月約1万人ペースで検査を受けていただいているところであります。さらに福島県内の学校、幼稚園、保育所、公園など多くの人が集まる場所においては設置希望のある全ての場所に線量計を置き、放射線量をリアルタイムで監視いたします。2月中旬までに2700台を整備をする予定となっています。併せて食の安全については、基準値が超えたものが決して流通することのないよう、きめ細かく検査を行う態勢を強化し、徹底をいたします。かつてお知らせした通り、私は官邸で福島産のお米をおいしくいただいています。国民の皆さまにおかれましても、福島の復興を応援するためにも、安全が確認された食品は安心して口にしていただきたいと存じます。
第三に原発事故に伴って生じた被害の賠償についてであります。あくまで被害者の皆さまの立場に立って、迅速かつ適切に進められるよう国としても支援体制を整えています。具体的には、原子力損害賠償支援機構を通じ賠償に必要となる資金の供給を行うとともに、賠償を受けられる周辺住民の範囲についても、先般自主避難をされた方々も含め対象の拡大を決めたところであります。また、弁護士などのチームによる訪問相談も行っています。被災者の皆さまが賠償請求を円滑に進められるような支援を着実に進めて参ります。
最後になりますが、福島の再生なくして日本の再生なし、との思いにいささかの揺るぎはございません。そのことを何度も何度も繰り返して申し上げたいと思います。これは、国家の挑戦であり、そして人類全体の挑戦でもあります。私は福島が、世界と日本の英知を結集し人々の勇気と意思の力で人類の未来を切り開いた場所として思い起こされる日が必ず来るものと信じています。福島では既に、再生可能エネルギーの推進や医療関連産業の集積といったプロジェクトによって、新しい福島をつくろうとする構想が生まれています。国としても地元と一体となって、こうした構想の実現を推進をして参ります。既に先般成立をした三次補正において福島再生のための基金を設けており、福島県内への企業立地促進に1700億円を用意するなど、総計5000億円を超える支援措置を講じたところです。さらに加えて、来年の通常国会に福島復興・再生特別法案を提出をいたします。地元のご意向をお伺いをしながら法案化作業を進めていきたいと考えています。今後とも住み慣れた故郷を離れざるを得ない皆さまが、一日も早くご自宅にお戻りになり生活を再建できるよう、政府一丸となって取り組みます。福島の再生にも全力を尽くして参ります。そうした決意を重ねて申し上げ、私からの冒頭発言とさせていただきます。 私からは以上でございます。
【質疑応答】
(内閣広報官)
それでは、質疑に移ります。指名された方はまず所属と名前をおっしゃってからご質問をお願いいたします。
それでは、どうぞ。
それでは伊藤さん、どうぞ。
(記者)
ジャパンタイムズの伊藤です。原発事故の収束についてお伺いします。
福島第1原発の冷温停止が認定され、工程表のステップ2が終了したと宣言されましたが、今先ほど総理も仰ったとおり多くの課題があると思います。例えば、ついこの間もまた施設内で汚染水が流出する事案が発生したり、処理水保管タンクが来年前半にも満杯になる見通しも出ています。また、炉心の詳しい状況も分からず、避難した住民の方々の帰還のメドも立たず、問題は山積していると思います。また、福島の地元を初めとして、国内では今回の日本政府の事故処理や情報開示を巡ってある意味の不信感というものが出ています。そういう中で今回ステップ2の終了を宣言することに政権内では全く異論は出なかったのでしょうか。また、冷温停止の宣言が地元住民に前向きに受け止められるかどうか。総理はどのようにお考えでしょうか。お聞かせ下さい。
(野田総理)
今いただいた、いわゆるステップ2の完了、冷温停止状態がどういうことかというのは、もともと、これは春に菅政権の時にまとめた、いわゆる事故収束に向けた道筋、ロードマップの中で定義として出てきているんですよね。それは先ほど冒頭発言で申し上げましたけれども、1つは圧力容器底部の温度が100℃以下になるという状況が確保されること、それから格納容器からの放射性物質の放出を管理できるようになって大幅に抑制できるということ、この2つの状況を維持するために循環注水冷却システム、その中期的な安全性が確保されること。こういう条件がありました。それぞれの条件を専門家からのご意見もお伺いをしながら、最終的には保安院にも確認をしていただいて、そして原子力安全委員会にもこの報告がなされて、全ての条件が満たされているということが確認をされたわけです。それを踏まえて、今日原子力災害対策本部、全ての閣僚が参加をしておりますけれども、この全ての閣僚が参加をしている中で、異議はなく、ステップ2の完了ということ、冷温停止状態を宣言をするということを、これはみんなで決めたということでございます。
一方で、これも先ほどの冒頭発言で申し上げましたが、炉の問題は今こういう状況なんですが、それ以外の、今水回りのお話も色々ご指摘をいただきました。そのほか、除染であるとか、様々な瓦礫の処理であるとか、課題があることは、これは変わりません。したがって原発事故との戦いが終わったわけではないんです。終わったわけではないんですが、でも客観的事実に基づいて冷温停止状態にはなり得たということは、これはやっぱり一つの区切りであるということで、今日、宣言をさせていただいたということでございますし、廃炉にこれから至るまで、本当に最後まで息を抜かずに努力をしていかなければいけないと思いますし、ご指摘いただいた課題についても、あるいは情報の開示の問題も含めても、これまでの反省事項をしっかり反省をしながら、国の内外にきちんとこれからも説明し続けていきたいと考えております。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは坂尻さん、どうぞ。
(記者)
朝日新聞の坂尻です。警戒区域など避難指示区域の見直し問題について伺います。今半径20キロ圏内は警戒区域で立ち入り禁止されておりまして、20キロ圏外では計画的避難区域、まだ住民の方々の避難が続いております。総理、今、冒頭発言でもございましたが、避難指示区域については、見直しの課題について近々、近くお示しをしたいということですけれども、方向性としてどういう見直しを考えていらっしゃるのかということをお尋ねします。もう1点目は、現場ではなお年間の放射線量が高い地域がございまして、長期間にわたって帰宅が困難になるのではないかという取りざたもされております。そうした土地はですね、国による借り上げですとか、買い上げですとか、そういう案も取りざたされているようですが、その帰宅が長期間にわたって困難になる方々に対して具体的な支援策というのはどのようなものをお考えなのでしょうか。この2点を伺わせていただきます。
(野田総理)
被災地においては、未だになお、厳しい避難生活を余儀なくされている皆さんがいらっしゃいます。その事を思うと本当に胸が引き締められる、そういう思いでございますけれども、ステップ2が完了したことによって、先ほど申し上げましたけれども、警戒区域、および避難指示区域の見直しを行っていきます。これについては、福島県や関係市町村のお話もよくお伺いをしながら、密接に相談しながら速やかに検討を進めていきたいと思いますし、今週末には細野大臣、枝野大臣、平野大臣、関係大臣には福島県に入って、県や関係する市町村と、このことについての協議をさせていただきたいと考えているところでございます。
もう一つのご指摘の、高線量地域の問題なんですね。ご指摘の通り、相当の期間にわたって帰宅が困難になるような区域が明らかになった場合、その場合には、これはやっぱり国として責任を持って中長期的な対応策を検討しなければいけませんが、今具体的に土地の買い上げとか、借り上げのご指摘もございました、そういうことも含めて、含めて、県や市町村とよく協議をしながら考え方を取りまとめていきたいというふうに思っております。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは佐藤さん、どうぞ。
(記者)
日本テレビの佐藤です。今党内で議論している消費税の増税問題について聞きたいんですけれども、やはり総理は常々、年内をメドに素案を取りまとめると、不退転の覚悟で臨むとおっしゃっております。しかし依然としてやはり反対論は強いですし、署名も続いています、反対論のですね。さらに年内に取りまとめなくても良いんじゃないかと、そんなかっちり決める必要ないんじゃないかという声もやはり聞こえてきます。その当たり踏まえて、総理は年内をメドにとおっしゃっていますけれども、取りまとめ時期が年明けまでずれ込む可能性もあるのか、先送りする可能性もあるのかどうかという点を一つと、やはり素案とおっしゃって以降、素案というものはどういうものかというのが、民主党の方に聞いても、なにかかちっとしたものが分からないんですが、これはやはり政府・民主党の考え方をちゃんとまとめたものであるという認識でよろしいのでしょうか。以上、2点お願いします。
(野田総理)
社会保障と税の一体改革は、これはもう、どの政権でも避けて通れないというのが基本的な認識です。しかも、法律で、附則の104条で年度内に法案を提出するということになっています。言葉通りです。そのために、先般の政府・与党の社会保障改革本部において、具体的に年内をメドに素案を出すこと、その素案というのは、今位置付けでありますけれども、政府・与党の社会保障検討本部で、改革本部で決めることですから、政府・与党で一体となってまとめた考え方ということであります。これは、当然のことながらその後野党に協議を持ち込む際の、我々はこんなことを考えているんですよというのが素案です。したがって、それがあんまりボーッとしたものだったら、顔を洗って出直してこいと言われるのは明らかでありますから、そうならないようなものを、ちゃんとたたき台として、我々はこう考えているということを打ち出すということです。そして、与野党の協議を経て、そして大綱にまとめていって、法案化の準備をして、そして年度内に法律を出すと。このスケジュール感はいささかの緩みもなくやらなければいけないというふうに思っておりますし、党内の空気等々、いろいろご指摘ありますが、私は基本的にはその流れの中で活発なご議論はあって然るべきだと思いますけれども、今のスケジュール感については皆さんに共有をしていただきながら、まとめていきたいというふうに考えております。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは伊藤さん、どうぞ。
(記者)
AFP通信社の伊藤と申します。福島第1原発の国の管理の在り方について聞かせて下さい。原発事故収束を更に強力に推進するために、国の管理、国の関与を更に強化する、例えば1F(イチエフ)の国有化という考え方に総理は賛成ですか。
(野田総理)
来年の春をメドに東京電力と原子力損害賠償支援機構が一緒に総合特別事業計画というものをまとめることになっています。その際に、円滑な賠償の実施が出来るように、幅広い可能性から様々な選択肢を検討するように指示をしているところでございますので、政府としてもあらゆる可能性を念頭に置いて検討するということでございまして、今ストレートに国有化というお話がございましたけれども、何かを別に今決め打ちをしながらその議論をしようということではありませんが、あらゆる可能性を念頭に置いて来年の春までにその議論をして集約をしていくということであります。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは山口さん、どうぞ。
(記者)
NHKの山口です。今日総理、発電所の事故については収束という言葉を使われましたけれども、被災地から見ると、その言葉であってもなかなか容認できないという空気は強いと思うんですけれども、総理は収束という言葉を使うにあたって違和感を覚えるということはないでしょうか。
(野田総理)
さっき整理をさせていただきました。いわゆる炉本体のオンサイトの問題は、冷温停止状態というのはどういうことなのかということは、この春にロードマップを作った頃から決めておりますので、その基準、定義に当てはまる状態になったかどうかということを検証してきた中で、さっき3つの観点申し上げましたけれども、それぞれが確認できたということですので、いわゆる第2ステップは完了したということは、これはもう今までの手順を踏まえても、考え方の一つのゴールとしても、これはご理解をいただきたいと思うんです。
一方で、被災地の皆さんの感情としては、まだ除染があるじゃないか、賠償があるじゃないか、どうやったら生活再建できるんだ、どうやったら一日も早く故郷に戻れるんだというお気持ちがあるということは、これはだからオンサイトと違ってオフサイトの問題として、様々な引き続き課題があるということは、私もさっき受け止めたとおりであって、今回の事故の問題に対する対応はこれで終わったわけではないと。これで終わったことはないということを強く胸に秘めて、むしろ今申し上げたような課題については、これまで以上に力こぶを入れて解決を急いでいく、という、そういう整理の仕方で、是非被災者の皆さんにはご理解をいただきたいと思います。ステップ2が終わったから政府のいろんな対応が、手を抜いていくとか、福島の地から我々はどんどん力を削いでいくということは全くありません。これまで以上にやらなければいけないこと、さっき予算の話、人員のお話をしました。そういうことを徹底してやっていきたいというふうに考えております。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは高塚さん、どうぞ。
(記者)
毎日新聞の高塚です。国家公務員給与の削減法案についてお聞きします。総理は先週の記者会見で、政党間協議を通じて年内に合意形成を図っていきたいという旨を表明されました。ただ協議はですね、膠着状態に入ってしまっていると思います。そこで、自民、公明が提案している人事院勧告を実施した上で給与の削減を図る、という提案を総理として受け入れるというお考えはないでしょうか。
(野田総理)
この臨時国会の中でも公務員給与削減の法案、それから郵政改革法案、あるいは1票の格差、定数削減、これらは何とか与野党で合意形成をして結論が出れば、と思っていました。残念ながら会期内でその議論が終結をしないまま今日に至っていますが、特に今ご指摘いただいた公務員の給与をマイナス7.8%減額をするという、復興財源確保のための臨時異例の措置であります。そのことは今度、財源にも関わることなので是非野党の皆さまにもご理解をいただいて、早く結論が出るようにしなければいけないと思いますが、ご指摘のとおり自公は、まずは人勧を実施してからというご提起をされています。そこのところの折り合いが付けるかどうかを、今あまり進んでいないというご指摘ございましたけれども、今度政調会長を中心にですね、しっかりと議論していただいて、この公務員給与削減法案も、それから郵政の法案も年内になるべく与野党間の合意形成をして、そして来年の通常国会の早い段階で成立を期していくということが基本的な姿勢でございますので、何度でも協議を呼び掛けながら、今そのまま自公の提案を受け入れる気があるかどうか、ということでしたが、もちろん相手のご意見もよくお伺いしますけれども、我々も一つの考え方を持って提案した法律ですので、丁寧な擦り合わせをすることの中での合意形成をしていきたいというふうに思います。
(内閣広報官)
それでは、次の方。
それでは神保さん、どうぞ。
(記者)
ビデオニュースの神保です。総理、春に作成したロードマップの定義に則って、このたび冷温停止状態ということを宣言されるということですが、その春の段階では、まだ東京電力も統合本部も原子炉がメルトダウン、およびメルトスルーしているということは認めておりませんでした。つまり、その段階では原子炉の中に、圧力容器の中に核燃料が入っているということを前提としていた定義が、そこで言う冷温停止だったわけですね。その後、メルトダウンが起き、メルトスルーが起きているということまで認めていて、今現在、圧力容器の中には核燃料がほとんど入っていない、あるいは全く入っていない可能性すら言われている時に、圧力容器の底部の温度が100℃以下になったので冷温停止という定義は、非常に違和感を持つ方も多いと思うのですが、それは総理どう考えているか。あるいは、外に出た燃料がどのような状態になっているかは実は誰にも分かっていない、ということが分かっている。にもかかわらず、今ここで冷温停止あるいは収束宣言というのをされるのは何故か拙速のような印象を受けるんですが、何故いま、あえてここで収束宣言など、出た燃料がどうなっているのか分からない状態でなぜ収束宣言をされるのか。その辺のお考えをお願いします。
(野田総理)
圧力容器の底部、いわゆる底の部分の温度だけではなくて、格納容器全体の温度もそれぞれいろんな場所を測りながら出している結論で、圧力容器底部も勿論でありますけれども、格納容器全体も冷温の状態になっている。100℃以下になっている。しかもそれが安定的であるということを確認したことが今回のステップ2になっていて、別に圧力容器底部だけの話では、元々ロードマップにも書いてもございませんので、格納容器の全体の話も含めてそういう判断をしたということでございます。
(内閣広報官)
それでは、次の方どうぞ。次の方どうぞ。
では村尾さんどうぞ。
(記者)
燃料棒のこと答えてないですよ。
(内閣広報官)
すいません。円滑な進捗にご協力願えますか。それでは、村尾さんどうぞ。
(記者)
燃料棒答えてないよ。
(内閣広報官)
いいです。
(記者)
読売新聞の村尾と申します。今後のエネルギー政策の進め方についてのご見解をお聞かせください。特に、原発の再稼働とか新規立地等についてのお考えもいただければ。
(野田総理)
原発の再稼働はですね、まず事業者がストレステストを行う。そのストレステストの評価を原子力安全・保安院が行う。それについて今度は原子力安全委員会が確認をし、それらのプロセスを経た中で最終的には地元のご理解とか、国民のご理解とか進んでいるかどうかを含めて最終的には政治が最終判断をし、そしてその安全が確認をされるならば、政府が前面に立って地元のご説明に行って、その稼働に向けての取り組みを行う、というのがこれまでの何回も確認をしてきたプロセスでございますし、既に現時点で7つの案件ほどが、ストレステストの報告が出て参りました。それぞれ事業の今、例えば保安院で評価を今している段階でありますし、それをやはり公開性ということもあって説明会的なものもやっている。その中で保安院の今評価が出ようとする。そういう今プロセスにあるということでございます。それらをこれまでどおり粛々とやっていく中で、どれだけ稼働するものが出てくるかどうか、ということだと思います。
(内閣広報官)
それでは時間も過ぎておりますので、これで記者会見を終了させていただきます。どうも大変ありがとうございました。
Posted by 大沼安史 at 08:13 午前 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 「フクシマの人々にとっては、危機はまったく終わっていない」 ニューヨーク・タイムズが報道 小出裕章さん:「冷温停止では絶対にない!」
→ http://www.nytimes.com/2011/12/17/world/asia/japans-prime-minister-declares-fukushima-plant-stable.html?_r=1&src=tp
ニューヨーク・タイムズは16日付けの電子版で、野田首相の「事故収束」宣言にもかかわらず、フクシマの人々にとって、しかし危機はまった終わっていない(But for many of the people of Fukushima, the crisis is far from over.)、とする東京発特派員電を掲げた。
南相馬市の高校の副校長、大沼博文さん(52歳)は、タイムズ紙に対して「私たちの耳には真実とはまったく聞こえません(“This does not ring true for us at all,)」と語った。
「あの原発はブラックボックスです。私たちはそこで本当は何が起きて分かっていません。(「事故収束」を宣言されても)何の救いにもなりません」
“The plant is like a black box, and we don’t know what is really happening,” Mr. Onuma said. “I feel no relief
ヒロコ・タブチ特派員によるタイムズ紙の記事はさらに、日本政府が主張する「冷温停止状態(the equivalent of a “cold shutdown,” )」について、専門家の多くから疑問の声が上がっていることを、あらためて指摘。
小出裕章さんの「冷温停止の本来の意味は、原子炉が無傷で、炉の冷却システムが華氏200度以下で運転されている状態だ」を紹介するとともに、
「冷温冷却では絶対にありません(“There is absolutely no cold shutdown)」
「(「冷温停止状態」なる言い方は)収束にどうも近づいているようだ、との印象を持たせるため、引っ張り出したものです」
「私たちは歴史的な規模の、長い闘いに直面しているのです。その闘いが終わるころには、私たちほとんどが、もうこの世に生きていません」
――との、小出さんの厳しい批判を大きく取り上げている。
“There is absolutely no cold shutdown,” Mr. Koide said. “It is a term that has been trotted out to give the impression we are reaching some sort of closure.”
“We still face a long battle of epic proportions, and by the time it is really over, most of us will be long dead,” he added.
Posted by 大沼安史 at 08:03 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(17日 土曜日)は前日に引き続き、西の風にあおられ太平洋沖に流れる。本日も、首都圏など本土への直撃はないが、ホットパーティクルの舞い上がりなどに引き続き注意を!
Posted by 大沼安史 at 08:01 午前 | Permalink
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2011-12-16
〔事故収束宣言・NEWS〕 「事故収束」したはずの1~3号機 炉内放射線量 「計器不良」で測定できず!
◇ 1号機 原子炉の放射線量 ――「事故が収束」した今 「計器不良」
◇ 2号機 同 ―― 同 「計器不良」
◇ 3号機 同 ―― 同 「計器不良」
Posted by 大沼安史 at 09:00 午後 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 CNNが引用報道 : 米専門家 「原子炉が現在のような状態にある中で冷温停止を宣言するのは、現状に対して正当とは言えない」
米国で原発の運営にかかわった専門家のマイケル・フリードランダー氏は「原子炉が現在のような状態にある中で冷温停止を宣言するのは、現状に対して正当とは言えない。現在の状態が6月に比べて安全になったわけではない」と指摘する。
同氏の予想では、来年には燃料棒を取り出す作業に着手できるかもしれないが、原子炉格納容器に到達できるようになるまでは最大で10年はかかる見通しだ。
Posted by 大沼安史 at 08:48 午後 | Permalink
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〔事故収束宣言・記録〕 12・16 野田首相 会見 冒頭発言(産経)
野田佳彦首相は16日夕、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第1原発事故に関する原子炉の冷温停止状態実現などの「ステップ2」が完了したと宣言した。その上で、放射能の除染作業や被災者に対する健康管理、賠償に全力を挙げる考えを重ねて示した。記者会見の詳細は以下の通り。
【冒頭発言】
「本日は、原発事故に関する大きな節目を迎えましたので、冒頭、私から国民の皆様にご報告させていただきます。『福島の再生なくして日本の再生なし』。就任以来、私はこの言葉を何度も口にしてまいりました。福島の再生の大前提となるのは、原発事故の収束であります。3月11日に事故が発生して以来、まずは何よりも、原子炉の状態を安定させるべく国の総力を挙げて対応してきたところであります。原発の外の被災地域では、いまだに事故の影響が強く残されており、本格的な除染、ガレキの処理、避難されている方々のご帰宅など、まだまだ多くの課題が残っていることは事実であります。他方、原発それ自体につきましては、専門家による緻密な検証作業を経まして、安定して冷却水が循環し、原子炉の底の部分と格納容器内の温度が100度以下に保たれており、万一、何らかのトラブルが生じても、敷地外の放射線量が十分低く保たれるといった点が技術的に確認をされました。これを受けて本日、私が本部長を務める原子力災害対策本部を開催をし、原子炉が冷温停止状態に達し、発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される、との確認を行いました。これによって、事故収束に向けた道筋のステップ2が完了したことを、ここに宣言いたします」
「事故発生以来、福島の皆様はもちろんのこと、すべての国民の皆様、そして世界中の皆様に多大な心配をおかけし、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。この度、原子炉の安定状態が達成されたことによって、皆様に不安を与えてきた大きな要因が解消されることになると考えます。ここに至るまでに、数限りない方々の献身的な取り組みがありました。そのことに、今、改めて思いを致したいと思います」
「放射線被曝(ひばく)の危険にさらされながら、命を削るような思いで事故発生当初に注水作業などに携わっていただいた消防、自衛隊、警察の関係者、夏場には熱中症のおそれもあった過酷な現場において昼夜を問わず作業を続けていただいた作業員の皆様、知見や技術を惜しみなく提供していただいた内外の企業や研究機関などの方々、日本を原発事故から救うために行われた英雄的とも言うべき献身的な行為の数々に、国民を代表して改めて感謝を申し上げます。
また、原発の敷地内では、全国各地から届けられた無数の折り鶴や寄せ書き、横断幕などが今も飾られています。これらは厳しい局面で現場での大きな心の支えになったのではないかと思います。関係者の懸命に対して、国民各層から寄せられた温かい心遣いにも、合わせて感謝を致します」
「これによりましてステップ2は完了いたしますが、原発事故との戦いが全て終わるわけではありません。これから、原子炉については事態の安定を目指す段階から廃炉に向けた段階へと移行します。政府としては、改めて今後のロードマップを明確にし、発電所の安全維持に万全を期しながら、廃炉に至る最後の最後まで全力を挙げて取り組んで参ります。原発の外での今後の課題は除染、健康管理、賠償の3点を徹底し、それによって避難を余儀なくされている住民の皆様が安心して故郷にお戻りいただき、以前の生活を再建できる環境を一日も早くつくりあげることであります。そのため、避難指示区域の見直しについて政府の考えを近々お示しする予定であります」
「続きまして、個別の課題と政府の対応について簡単に説明を致します。まず第一は除染です。住民の皆様がお戻りいただけるよう、病院、学校などの公的サービスの再開を進めて参りますが、最大のカギとなるのは言うまでもなく、放射線の徹底した除染であります。作業が少しでも早く進捗(しんちょく)するよう、予算と人員を大規模に投入して参ります。予算につきましては、これまでに4640億円を確保しており、来年度の予算要求と合わせると、当面の費用として1兆円を超える額を用意したいと考えております。事業の進捗次第で、さらに必要となれば、国が責任をもって予算を確保いたします。人員につきましては、除染事業を推進する担当者を大幅に増員しまして、来年1月中に総計200人規模の態勢を整え、4月には400人規模と致します。現場で実際に除染作業に従事する作業員につきましても、早急に教育体制を整備し、4月を目途に3万人以上を確保する予定としています」
「第2に住民の皆様の健康管理の徹底であります。具体的には、内部被曝を検査する『ホールボディカウンター』につきまして、福島県内に既に2台設置されているところでありますが、新たに5台を追加で購入し、検査を大幅にスピードアップ致します。また、とりわけ子供たちの放射線による被曝量や健康に対する影響の把握には万全を期して参ります。既に10月から、震災時に18歳以下であられた全ての福島県民を対象として、甲状腺検査を開始しているところです。11月中旬からは、福島県立病院での検査だけではなく、医師や検査技師などからなる5つのチームを編成し、県内の学校や公民館などで、巡回検査を行っています。毎月約1万人ペースで検査を受けていただいているところであります。さらに、福島県内の学校、幼稚園、保育所、公園など多くの人が集まる場所においては、設置希望のある全ての場所に線量計を置き、放射線量をリアルタイムで監視致します。2月中旬までに2700台を装備する、整備する予定となっています」
Posted by 大沼安史 at 08:44 午後 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 12・16 野田首相 会見 (動画)
Posted by 大沼安史 at 08:40 午後 | Permalink
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〔事故収束宣言・現場・ツイッター〕 なぜ?なぜ? 日本のトップは「収束を確認した」なんて言ってしまったんだ
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
# なぜ?なぜ?日本のトップは「収束を確認した」なんて言ってしまったんだ(-"-;)
2時間前
# オイラはまだ仕事なんで、またあとででし。2時間前
Posted by 大沼安史 at 08:22 午後 | Permalink
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〔事故収束宣言・NEWS〕 「脱原発」のドイツDPA通信が速報 「冷温停止……見え透いた嘘に等しい」
→ http://nachrichten.t-online.de/atomkatastrophe-in-japan-fukushima-scheint-unter-kontrolle/id_52437228/index
専門家や環境保護派たちは、日本政府が「冷温停止」という技術的な概念を誤用していることを非難している。「ここで『冷温停止』を言うのは、見え透いた嘘をつくのに等しい」と、「グローバル2000」のライハルト・ウアリッヒ氏は明言した。
Experten und Umweltschützer warfen der Regierung einen falschen Gebrauch des technischen Begriffs der Kaltabschaltung vor. "Hier von Kaltabschaltung zu sprechen grenzt an eine bewusste Lüge", erklärte Reinhard Uhrig, Atomexperte von Global 2000.
Posted by 大沼安史 at 08:17 午後 | Permalink
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〔野田「首相」会見・NEWS〕 佐藤雄平・福島県知事 「事故は収束していない」
朝日新聞 → http://www.asahi.com/national/update/1216/TKY201112160445.html
東京電力福島第一原発の事故について、福島県の佐藤雄平知事は16日午後、記者団に対し「事故は収束していない」との認識を示した。野田佳彦首相が事故収束に向けた工程表のステップ2終了を宣言して「事故そのものは収束に至った」と述べたことに反論した。 ……
Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 | Permalink
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〔野田「首相」会見・NEWS〕 「終息宣言または冷温停止宣言をするのは拙速なのでは」…………「記者の再質問 振り切る」
…… だが、原発周辺住民の帰還のめどはたたないままで、「収束」という言葉に対して違和感を示す質問が続出。
「被災地から見ると、その(原発そのものについては「収束」という)言葉であっても、なかなか容認できないという空気が強い」
との声については、野田首相は、ロードマップを決めた時の定義に従ったなどと説明。
「ステップ2が終わったから、政府の色々な手を抜いていく、福島の地から力をそぐということは全くない」
と釈明した。また、
「(圧力容器の)外に出た燃料がどの温度になっているか誰にも分からないのに、終息宣言または冷温停止宣言をするのは拙速なのでは」
との質問に対する野田首相の答弁は、
「圧力容器の外だけではなく、格納容器の色々な場所を計りながら出している結論だ。格納容器の全体が100度以下になっている。しかも安定的であるということを確認したことがステップ2(の完了)」
と、かみ合わないように見えるものだった。
このため、記者からは
「質問に答えていない!」
と、再質問を求める声があがったが、司会者はこれを振り切る形で進行。会見後、フリー記者らを中心に、会見の進行のあり方について批判が相次いだ。
Posted by 大沼安史 at 07:56 午後 | Permalink
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〔野田「首相」記者「会見」・ツイッター〕 「福島県民は放射能に勝てる。世界人類のため福島で住み続けよう!」
# uesugitakashi 上杉隆 / Takashi Uesugi
・【速報】 野田宣言なう。 「福島県民は放射能に勝てる。世界人類のため福島で済み続けよう!」25分前
・【速報2】 野田首相は東京電力福島第一原発事故由来の放射能は、「18歳以上には被曝せず、福島県外には飛ばず、汚染された食品をすべての核種でチェックできる」と宣言しました。22分前
・【速報3】 野田首相、燃料棒について回答せず。神保哲生さんの質問について。9分前
# tosa_suigei 土佐の酔鯨
野田首相は神保氏の質問の意味もわかっていないのだろう。9分前
# herobridge 高橋裕行
神保さんの質問を無理やり切り上げなんとその後、読売の質問!しかも原発の再稼動について!狂ってる、この国は!!!野田佳彦 内閣総理大臣記者会見 http://nico.ms/lv74399735 #lv74399735 #nicolive 9分前
# wagakkkk Kenichi Waga
記者「メルトスルーしている/誰も格納容器がどうなっているか分からなないのになぜ?」総理「100度以下になってるからOK」 質問に答えてない、という声をふりきって会見終了/ 野田佳彦 内閣総理大臣記者会見 #niconico_news http://live.nicovideo.jp/watch/lv74399735 44秒前
Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 | Permalink
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〔ツイッターの声〕 野田「首相」が「事故収束」宣言 : それでは全閣僚でノーマスク現場視察を!/高らかに勝利宣言/冗談が過ぎる/嘘は嘘/「冷温停止」は正常な原発にいうこと/福島県人は人柱か?激怒/それなら家族で引越しなさい/恥ずかしげもなくほざいてる
# kikko_no_blog きっこ
日本の総理大臣が全世界に向けて福島第一原発は「冷温停止状態に達し、事故収束に至った」と宣言してしまいました。それでは野田さん、さっそく全閣僚と一緒に防護服もマスクもつけずに福島第一原発の建屋内を視察して、事故が収束したことを自ら証明してくださいね。38分前
# hanayuu はなゆー(ローマの定休日)
野田首相が高らかに勝利宣言「福島原発事故は収束に達した」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000090-reut-bus_all 野田首相は「原子炉は冷温停止状態に達した。安定状態を達成し発電所の事故そのものは収束に達したと判断できる」と宣言した。11分前
# kou_1970 鈴木 耕
野田首相、ついに「福島原発事故原子炉冷温停止」を宣言。さらに「事故収束」にまで踏み込んだ。冗談が過ぎる。「冷温停止状態」になったといわれるのは原子炉圧力容器底部のみ。底から融け落ちて原子炉格納容器のコンクリートまで潜り込んだ部分の温度は誰にも分からない。なぜそれで「収束」なのか!11分前
# PeacePhilosophy Satoko Oka Norimatsu
最近政府官僚東電メディアによる情報操作、隠蔽にも慣れっこになってしまっていたが、今日の野田の「事故収束」を聞いて、まだショックを受けられる自分が残っていることに気付いた。嘘に感覚を麻痺させてはいけない。嘘は嘘だと訴え続けなければいけない。45分前
# yuugo358 友吾
福島第一原発が冷温停止と野田首相が発表したそうですが、元東電社員の蓮池透さんによると、冷温停止という言葉は正常な原発にしかありえない状態だそうで、「事故原発には使わない」状態だそうです。報道や発表には注意する必要があります。 http://t.asahi.com/4xal 1時間前
# 2712Papa papumamu 【脱原発に一票+α】
福島県人は人柱か?激怒 RT @s_hiroki39 今日、改めて年20mSVが安全だと結論付けられた。明日は、野田首相が「冷温停止」を高らかに宣言する。この国の子どもたちには「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利があったはず。強制的な被曝は明らかな憲法違反だ@tim1134
# IPPER2000 vipper
野田首相は「冷温停止状態に達し、事故収束に至ったと判断した」と宣言したらしい。 それなら、野田首相さん、あなたの家族、親戚、一族で福島第一原発の20Km圏内に引っ越しなさい。3分前
# ketsuneo けつね
テレビで野田が恥ずかしげも無く「原発事故は収束した」とほざいている。4分前
#
民主党政権はこれ以上、世界に醜態を晒すなよ。。建屋内に人が入ることさえできない上、中の燃料は地下水を目指して着々と地層を汚染し続けているんだぞ!?そんなところに地元の人を戻すとか、殺人罪だろ。 『野田首相、福島原発の冷温停止を宣言』 -
Posted by 大沼安史 at 05:45 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 野田首相、「事故収束」を宣言
◇ ヤフー(時事) → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000025-jijp-soci.view-000
東京電力福島第1原発事故で、政府は16日、原子力災害対策本部の会議を首相官邸で開いた。野田首相は「冷温停止状態に達し、事故収束に至ったと判断した」と宣言した。
Posted by 大沼安史 at 05:35 午後 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 文科省 1980年 原発放射線漏れの危険性を指摘する中学社会科教科書の記述変更を出版社と執筆者に要求
……元中学校教諭の大谷猛夫氏は、1980年、日本書籍の中学地理の教科書を執筆した際に、原発について、「原子力発電所には放射線もれの危険という問題があり、発電所建設予定地ではどこでも住民の強い反対運動がおきている」という文章を書いた。
この文章は一旦は教科書検定を通過したが、その後科学技術庁から「子どもたちに誤解を与えかねない」とのクレームが入ったことを理由に、文部省から自主的な「正誤訂正」というかたちでの記述の書き換えを求められたという。
大谷氏は、元の文章から「危険」を「不安」に書き換え、「どこでも」と「強い」の二語を削除した。最終的には「原子力発電所には放射線に対する不安という問題があり、発電所建設予定地では住民の反対運動がおきている」という記述が教科書に残ることになった。
大谷氏によると、氏が執筆した日本書籍以外にも、当時地理教科書を出版していた8社のうち5社に、それぞれ文部省から原発の記述に関して自主的な訂正を求められたという。……
Posted by 大沼安史 at 05:31 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「安全神話教科書」を書き換え
史上空前のフクシマ原発災害が、この国の「安全神話」教科書に書き換えを迫り、「中学の教科書では全体の3割で訂正申請が出された」そうだ。
上記、朝日新聞の記事に以下のような変更が紹介されている。
# 東京書籍 高校現代社会 :原子力発電の「安全神話」は根底から覆された。世界では「Fukushima」の事故を契機に、原子力発電所の全廃を決めるなど「原発推進」を見直す国が出てきている。(訂正)
# 開隆堂出版 中学技術・家庭(技術分野) :「原子炉は、コンクリートなどでできた何重もの厚い壁で守られ」(削除)
◎ ウソを教えて来た文科省は責任をどうとるのか?!
Posted by 大沼安史 at 05:27 午後 | Permalink
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〔12月16日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
◇ 「冷温停止」状態ではないのに、日本政府は「冷温停止状態」だと宣言するかも知れない……ニューヨーク・タイムズが批判報道 「増大する国民の怒りをなだめ、フクイチの脅威から国民の目をそらす工作」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-51b4.html
◇ 英紙インディペンデント 「冷温停止状態」宣言を批判 「危険をただ棚上げ」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-9aa6.html
◇〔ツイッター 電網恢恢〕
# 平成大本営「冷温停止状態」発表へ /気まずい発表はいつも金曜日のこの時間/安定アピールしながら「緊急時の基準」/お尻から汚染水を漏らしながら口では安全宣言をする/ドタバタコメディを見ているよう/こらまたたまげた/んな宣言で、ゆく年くる年、むなしいね……
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-7110.html
◇〔フクシマ・現場・ツイッター〕 牛を捕獲するんだって/国から東電もだいぶ怒られたみたいだ/今更なんの補償も無しに、「上限は100Svだから従事者解除して退域して下さい」なんて酷い/あとは東電社員と直営業者がメインで。それで廃炉まで行くかは疑問だけどね
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/sv-18b0.html
◇ 〔木下黄太さんのブログ〕 35歳女性 首都圏在住の大学同級生の女友達30人のうち、2人が突然死
→ http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/1dd58246ea0c3d0acc6a220d9a0e8720
◇ NHK 堀潤アナウンサーのツイッター /除染作業で死亡 : 国は「除染作業と関係はない」としているが何故関係がないと判断したのか、その根拠も示さなくてはいけない
→ https://twitter.com/#!/nhk_HORIJUN/status/146219198715142144
◇〔写真・ブログ〕 山本宗補さんの「雑記帳」/警戒区域内「希望の牧場」と代表の吉沢正己さん
→ http://asama888.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-4783.html
◇〔レクチャー〕 立命館大・大島教授 「電気料に使用済み核燃料再処理代」
→ http://mainichi.jp/area/gunma/news/20111215ddlk10040236000c.html
◇ NEWS
# 福島市に避難の男性、浪江町津島の自宅で 「自殺」
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news2.html
# 廃炉に最長40年 政府、東電が工程表案 (新成人が60歳になっても……?)
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news1.html
# 福島 新成人 22000人
→ http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news4.html
#〔東京新聞〕 スクープ! 保安院 海への汚染水 4700兆ベクレルの大漏出をゼロ扱い 今後もゼロ扱い
→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121690070643.html
#〔東京新聞〕 内部被曝軽視 源は放影研 原爆調査 米に追随、被害隠し
6日付け 26面 → http://p.twipple.jp/CNdLb
◇〔田中龍作ジャーナル〕 【Occupy経産省】 霞が関に響くネネさんの「平和と脱原発願う歌」
→ http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003339
◇〔鈴木智彦さん・NEWS〕 「日当2万円」/外国人特派員協会で会見
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-1b4e.html
Posted by 大沼安史 at 12:15 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 英紙インディペンデント 「冷温停止状態」宣言を批判 「危険をただ棚上げ」
日本政府は間もなく「冷温停止」でない状態と「冷温停止状態」だと宣言するが、英国の高級紙、インディペンデントは16日、《危険をただ「棚上げ」して来ただけだ(Battle to control Fukushima has just 'stored up' dangers )》だと批判する記事を電子版に掲げた。
→ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/battle-to-control-fukushima-has-just-stored-up-dangers-6277669.html
フクイチで作業員として働いたフリージャーナリスト、鈴木智彦さんが14日、東京の外国人記者クラブで明らかにした、現場の実情なども踏まえた記事で、東電の「危機は終わった」の主張に対して、ジャーナリストを含む人々から非難の声が出ていることを紹介している。
But critics, including a journalist who worked undercover at the plant, have rubbished the claims by Tokyo Electric Power Co (Tepco) that the crisis is over.
Posted by 大沼安史 at 12:07 午後 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 牛を捕獲するんだって/国から東電もだいぶ怒られたみたいだ/今更なんの補償も無しに、「上限は100Svだから従事者解除して退域して下さい」なんて酷い/あとは東電社員と直営業者がメインで。それで廃炉まで行くかは疑問だけどね
# ただいまっ(^O^)今日もコツコツでし。今日から東電は20km圏内の牛を捕獲するんだって。牛を見かけたら連絡下さいって通達あったよ。捕獲された牛たちはどうなるんだろ?ちゃんと面倒見て欲しいでし。いよいよ明日第2ステップの完了宣言みたいだね。オイラは納得いかないけど…。14時間前
# その後に警戒区域の縮小なんて現状では有り得ないよなぁ…。前につぶやいたけど、先週や今週に大きなプロジェクト作業が始まるはずだったけど21日以降になったんだ。その理由は第2ステップ完了宣言まではトラブルや問題あると困るからなんだって。
# 確かに難しいプロジェクトだから結果がどうなるかわかんないんだけど、なんか変だよなぁ…。いい結果も悪い結果も事実をありのまま正直に伝えなきゃダメだとおもうんだけどね。そんな完了宣言前の汚染水漏れは国も東電も相当焦ったと思うよ。
# 国から東電もだいぶ怒られたみたいだしね。海洋投棄処理システムもたぶん完了宣言の後には話がどんどん進むはずたよ。とにかく先週から危ない作業はなるべくしないようにピリピリしてたからなぁ…。
# オイラ達もコツコツどころかコツぐらいの作業しかしてないでし。廃炉に向けての工程表も来週くらいに発表されると思うけど、中身は相当に難題、課題があって新たな装置開発や技術開発がないと工程通りには進まないかもしれないんだ。
# それに被曝量も莫大だから40年間の作業員や管理者の確保も大きな課題なんだ。東電は今年度で緊急作業としては完了して被曝上限は100mSvにするらしいんだ。(但し東電社員技術者50人は250mSvが上限)
# それはいきなり出てきた話なんだけど協力企業にとっては頭の痛い大問題で1Fを熟知した管理者や技術者が今すぐ退域しなきゃならなくなるんだ。それに5年100mSvの上限もあるから残りの4年間は原発では従事できなくなる。
# 事故当初は厚生労働省も緊急作業被曝値は通常作業被曝値から除外するなんて事を匂させといて、協力企業の管理者や作業員を事故対応させたのに。今更なんの補償も無しに、「上限は100mSvだから従事者解除して退域して下さい」なんて酷いと思うよ。
# そうなると協力企業も仕事を選ぶし断りもするようになる。原発メインの作業員は他サイトで働けないから、当然1Fには来ない。作業員も集めるのが難しくなるんだ。あとは東電社員と直営業者がメインにやらなきゃならないんだ。それで廃炉まで行くかは疑問だけどね。14時間前
Posted by 大沼安史 at 11:42 午前 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢 平成大本営「冷温停止状態」発表へ 〕 気まずい発表はいつも金曜日のこの時間/安定アピールしながら「緊急時の基準」/お尻から汚染水を漏らしながら口では安全宣言をする/ドタバタコメディを見ているよう/こらまたたまげた/んな宣言で、ゆく年くる年、むなしいね……
# gpjSato 佐藤潤一
「冷温停止」の記者会見は夕方6時ぐらいだろうな。気まずい発表はいつも金曜日のこの時間だ。みんなの興味が薄く、メディアも週末モードだから。
# kimuratomo きむらとも
『年間20ミリシーベルト「発がんリスク低い」 政府見解』「冷温停止」を宣言して原子炉が安定していることをアピールしながら「緊急時」の基準を用いるとは矛盾じゃないか?原子炉が本当に安定しているのなら「現存被曝」の基準を用いるべきではないのか?http://bit.ly/uY1GWi 1時間前
# tosa_suigei 土佐の酔鯨
今日の会見で野田首相が冷温停止状態宣言をする。「ステップ2をクリア~!」と胸をはることだろう。しかし敷地内のストロンチウム入り汚染水処理タンクは来年に満杯になるため東電は海への放出のタイミングを図っている。お尻から汚染水を漏らしながら口では安全宣言をするわけだ。外道の所業である。1時間前
# kentaro666 竹熊健太郎(京都)
政府が本日冷温停止宣言。炉心がどうなっているのかわからないのに冷温停止。ドタバタコメディを見ているようだ。2時間前
# miki_kirin 山田未来穂 やまだ みきほ
ニュース聞いてるとだんだん性格悪くなってくる。冷温停止?へええ、そうですか、冷温停止ねえ、こらまたたまげた。20ミリシーベルトでも安全って決まったの?へええ、法律もなにもあったもんじゃないね、いつから日本に住んでる人たちは放射能に強い体になったの?そのうち空でも飛ぶんじゃないか? 3時間前
# monjukun もんじゅ君
ことばだけの冷温停止。そんな宣言で、ゆく年くる年、ひとだんらく、みたいにされても。むなしいね。12時間前
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔泊原発・NEWS〕 札幌市議会 泊プルサーマル撤回を可決
第4回定例札幌市議会は14日の本会議で、北電泊原発(後志管内泊村)3号機のプルサーマル計画の白紙撤回などを求める意見書案を全会一致で可決し、閉会した。
意見書はプルサーマル撤回のほか、泊原発1、2号機の再稼働について、高度な安全対策が構築されるまで容認しないことを道などに要求。防災対策重点地域(EPZ)拡大を含む道の原子力防災計画見直しも求めた。……
☆ ツイッターの声
# News_Hyper_News 火狐
ikeda_kayokoがリツイート
札幌市、プルサーマルの撤回を求める意見書案を全会一致で可決 意見書ではほかに、泊原発1・2号機の再稼働について高度な安全対策が構築されるまで容認しない事も要求12月15日(北海道新聞) http://bit.ly/v7gJTQ 10時間前
Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 | Permalink
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〔鈴木智彦さん・NEWS〕 「日当2万円」/外国人特派員協会で会見
◇ 福一原発作業の「日当2円」 鈴木智彦氏明かす
ゆかしメディア (14日付け) → http://media.yucasee.jp/posts/index/9817
◇(ユーチューブ)14日 外国人記者クラブでの会見
→ http://www.youtube.com/watch?v=rzLTS7mZkKY&feature=youtu.be
☆ ツイッターの声
# maruco2271 まるこ
ikeda_kayokoがリツイート
「福一につめている医者は東電の社員です」「造血細胞を採取しておけという提唱や各方面から寄付もあったが、未だにそれはされていません」
元福一作業員でフリージャーナリストの外国人向け記者会見 http://bit.ly/uXqtiR
Posted by 大沼安史 at 11:14 午前 | Permalink
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〔田中龍作ジャーナル〕 【Occupy経産省】 霞が関に響くネネさんの「平和と脱原発願う歌」
……『じゅん&ネネ』のネネ(早苗NENE)さんが15日、経産省前で美声を披露した。脱原発や平和運動に取り組んでいるネネさんは、「女たちが十月十日座り込んでいるテントを一度のぞいてみたかった」。
「原発事故で皆が苦しんでいる。女が産むことの苦労に気付いている。世界中の女たちが気付いてくれれば、『十月十日』を10年、100年とつないで行くことができる」。
ネネさんは「サヨナラ戦争」「やすらぎの時代(とき)へ」の2曲を歌った。
「サヨナラ戦争」は、彼女が平和への願いを込めて憲法第9条の前文を挿入した、ファンには馴染みの曲だ。
♪日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し……♪
……
Posted by 大沼安史 at 11:06 午前 | Permalink
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〔フクシマ・写真・ブログ〕 山本宗補さんの「雑記帳」/警戒区域内「希望の牧場」と代表の吉沢正己さん
……「希望の牧場」プロジェクトは7月にスタートし、肉牛を飼育してきたエム牧場・浪江農場長の吉沢正己さんが代表を務める。
原発からの距離は14㌔。
南相馬市小高地区と浪江町の境界線上にあり、吉沢さんが5年前に新築した自宅兼事務所の2階ベランダからは、福島第一原発の排気塔や巨大クレーンがくっきりと見える。
距離を感じさせないほどくっきりと見える排気塔。吉沢さんは、3号機の爆発音と立ち上る煙を見た。
#
……しかし、牛たちを餓死させたくない、殺処分させたくない一心で動いてきた吉沢さんは、熱意で針の穴を広げていったとしか言いようがない。
動物保護を訴え、メディアや国会議員や研究者らの協力を得て、国がもっとも嫌がる警戒区域内での牛の保護を何とか実現してきた。
殺処分させずに生かすためには、牛たちを被ばくや除染研究に提供してきた。ネットでは244時間ライブで牛たちの動向を観察できるシステムも導入されている。国は黙認せざるをえないのが現状のようだ。
……
◇参考 「希望の牧場」プロジェクト→ http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/
Posted by 大沼安史 at 10:55 午前 | Permalink
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〔ツイッター・怒・ツイッター〕 日本政府(野田政権) 自らの「冷温停止状態」を宣言へ!
◎ 機能停止状態に陥り、国民の命を守る政府の最大の使命を放棄し続ける日本政府! 「被曝難民」を見殺しにし続ける、野田政権の冷血・冷酷さよ!
Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 | Permalink
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〔ツイッターの声〕 NHK 堀潤アナウンサー /除染作業で死亡 : 国は「除染作業と関係はない」としているが何故関係がないと判断したのか、その根拠も示さなくてはいけない
# 福島県で除染作業に携わっていた60代の男性が亡くなった。男性の死亡原因について国は「除染作業と関係はない」としているが何故関係がないと判断したのか、その根拠も示さなくてはいけない。チェルノブイリ事故でさえ人体への影響について研究が続けられている最中だというのに。情報公開の徹底を!
12月12日 webから
◎ 堀さん、NHKに対する国民の信頼を取り戻すために、たいへんだろうけど、頑張ってください!
Posted by 大沼安史 at 10:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 廃炉に最長40年 政府、東電が工程表案 (新成人が60歳になっても……?)
福島民友 → http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news1.html
◎ 「廃炉まで40年」……つまり、日本政府のいう「冷温停止状態」なるフクイチ核活火山状態は、新成人が60歳になったときまで続くかも知れない(いや、それ以上、続くかも知れない……)
◇
東京電力福島第1原発の廃炉に向け、政府と東電がまとめた工程表案で、施設を解体撤去し、作業がすべて終了するまでに最長40年との期間を示していることが15日、分かった。
政府と東電は16日に原子力災害対策本部の会合を開き、燃料が溶けた1~3号機の原子炉が一定の安定状態「冷温停止状態」となり、4月から改定を重ねてきた事故収束への工程表の「ステップ2」終了を決定。
野田佳彦首相が午後6時から記者会見する。廃炉への工程表は来週にも公表。避難している住民の帰郷に向けた警戒区域などの見直しに関する考え方も、12月中に公表する見通しだ。
(2011年12月16日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 10:28 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 8町村が避難先で実施 12年の県内成人式
福島民友 → http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news4.html
◎ 約2万2千人のフクシマの新成人諸君、君たちの人生の晴れの門出に死の灰を撒き散らした者どもを忘れるな!
君たちの手に、間もなく、まっさらな「1票」が生まれる! 2万2000票が生まれる!
◇
県教委は15日、2012(平成24)年の県内市町村の成人式の実施概要を発表。東京電力福島第1原発事故に伴い警戒区域、計画的避難など国の避難指示を受けた町村も、避難先など、県内の別の市町村で例年通り実施する。
県教委によると、避難先などで別の市町村で実施するのは飯舘、浪江、葛尾、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野の8町村。
いずれも1月に実施する。来年3月の帰還を目指す川内村は、8月15日に同村コミュニティーセンターで実施する予定。
県内全体の出席予定者は男性1万1072人、女性1万749人の計2万1821人で、前年比97人増。
式典実施日は1月8日が最多で39市町村。「成人の日」の9日に実施する市町村はない。1月はこのほか、葛尾村が2日、広野町が4日、中島村が7日に実施する。
一方、8月に実施するのは会津地方を中心に17町村。下郷町が13日、その他は15日に開催する。
(2011年12月16日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 10:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島市に避難の男性、浪江町津島の自宅で 「自殺とみられる」 (日本政府の冷血「冷温停止状態」宣言を前に……)
◇
東京電力福島第1原発事故により計画的避難区域に指定される、浪江町津島地区の自宅で今月上旬、福島市の避難先から帰宅していた50代男性が遺体で見つかったことが15日、分かった。双葉署によると、現場の状況から自殺とみられる。
同署によると、自宅にあった包丁を使い、腹を刺して自殺を図ったとみられる。
遺書などはなかったという。男性は、福島市の親類宅に避難していたが、「自宅に行ってくる」と言って出掛けた。帰りが遅いため不審に思った親類が自宅を訪ねると、男性が倒れていたという。
(2011年12月16日 福島民友ニュース)
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「冷温停止」状態ではないのに、日本政府は「冷温停止状態」だと宣言するかも知れない……ニューヨーク・タイムズが批判報道 「増大する国民の怒りをなだめ、フクイチの脅威から国民の目をそらす工作」
ニューヨーク・タイムズは14日、「日本政府は重大な疑惑を伏せて、原子炉をコントロールしていると宣言するかも知れない(Japan May Declare Control of Reactors, Over Serious Doubts)」と題する解説記事を掲げた。
それによると専門家たちが抱いている「重大な疑惑」とは、日本政府がさんざん吹きまくって来た「冷温停止状態(the equivalent of a “cold shutdown” )」に関する懸念だ。
「冷温停止(cold shutdown)」とは本来、原子炉の健全性が破られず、核燃料の安全・安定が保たれている状態を指す。
a technical term normally used to describe intact reactors with fuel cores that are in a safe and stable condition.
しかし、フクイチの場合、格納容器には穴が開き、溶融核燃料はどこに行ったか確認もできていない状態。
それなのに、「「冷温停止状態(the equivalent of a “cold shutdown” =冷温停止と同じ状態)」と、どうやったら言えるのか、という、実にストレートで、ごく当たり前の批判が提起されているわけだ。
それにしても、日本政府はなぜ、冷温停止でない状態を冷温停止状態と言い繕っているのか?
この理由にについてタイムズ紙は、「増大する公衆の怒りをなだめ、原子炉の安全に対する脅威から人々の注意をそらす」ものとの、「多くの専門家」の懸念を指摘している。
However, many experts fear that the government is declaring victory only to appease growing public anger over the accident, and that it may deflect attention from remaining threats to the reactors’ safety.
原子炉により、むしろ環境に対する、フクイチの放射能汚染に目を向けるべきだ――そんな米州立サイディエゴ大学の研究者の声も、タイムズ紙は紹介している。
◎ いまの日本政府のやり方は、負け続けているのに「勝った・勝った」と「発表」し続けた、昔の「大本営」と同じだ。
「冷温停止状態」などという、いかにも霞が関の官僚が考えだしそうな姑息のゴマカシは、少なくとも国際社会では通用しない。
すくなくとも、ニューヨーク・タイムズに書かれた今となっては……。
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 内部被曝軽視 源は放影研 原爆調査 米に追随、被害隠し
◇ ツイッター情報
# phantomlovers ラバ =反原発、マスク着用運動中=
内部被曝軽視、源は放影研【12/16東京新聞26面】原爆調査米に追随、被害隠し。歴史から分かる事、それは何も変わっていないという事。 #genpatsu http://p.twipple.jp/CNdLb http://p.twipple.jp/pW5TJ 32分前
Posted by 大沼安史 at 09:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 高知のカツオからセシウム
高知県は15日、土佐湾沖で取れたカツオから1キログラムあたり2・17ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
7月の定期検査開始以降、高知県のカツオから放射性物質が検出されるのは初めて。
漁業振興課は「半減期からみて福島原発事故の影響だろう。規制値の約230分の1で、健康への影響はない」としている。
1匹約1・5キロのカツオ6匹の食べられる部分を取り出して、県衛生研究所で調べた。県は5月、水揚げされたカツオから1キログラムあたり1ベクレルの放射性セシウムを検出。「戻りガツオは大丈夫か」との不安の声が多かったため、7月から月に1回検査していた。……
◎ 「カツオの土佐」、好きなのに……!
Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 千葉県内 学校給食の放射線検査は? 15市、大半で独自厳格に実施 /柏市の担当者「文科省の通知が四〇ベクレルだからといって、市民の安全と逆方向に変えることはできない」
県教育委員会は、学校給食の食材に含まれる放射性物質の検査態勢を強化するため、検査機器を導入することを決めた。文部科学省が十七都県を対象に、一定基準以上の機器を導入した場合、購入費の補助を決めたことを受け、九日に助成申請した。国の方針と県内の検査態勢の現状をまとめてみた。
Q 文科省が対象にした十七都県とは?
A 東日本の自治体が挙げられ、千葉も東京、神奈川、埼玉などとともに対象に含まれた。県内ではこれまで、給食の検査は市町村レベルで独自に行ってきたが、県も文科省の方針を受け、機器を購入することにした。
Q どんな検査を行うのか。
A 文科省は「一キログラム当たり四〇ベクレル」まで検出できる(検出限界)性能の機器購入を補助の目安にしている。十一月三十日に関係する都県教委に出された通知では、この目安を超えた場合の対応として、その食材を除いて給食を出すことなどを例示している。
Q 一キログラム当たり四〇ベクレルが給食の安全性の基準になるのか。
A 基準でなく「目安」と言っている。だが、給食食材の安全性の目安なのか、検査機器の購入の目安なのか、閣僚らの間で混乱があり、自治体側に戸惑いもある。
Q 結局、どういうことなのか。
A 県は「四〇ベクレルまで検出可能な機器を購入した場合、補助金を出すという内容」と文科省の通知を受け止め、助成を申請した。年内にも補助は認められそうだ。
Q 補助が決まった後はどうなる?
A 補助対象は、検査機器五台分(計千三百七十五万円)とされ、最終的に全額国の負担で購入できる。県も五台分を購入する方向になるだろう。公立の小中学校だけでなく、私立学校や幼稚園、保育園の給食食材の検査に活用することもできる。実際に検査するのは各市町村なので、県が購入した検査機器を要望に応じ、貸し出すことが基本になるだろう。
Q 県内ではもう、検査を始めている自治体もあるはず。
A 市川、船橋、習志野、松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷、成田、佐倉、四街道、白井、富津、千葉の十五市がすでに検査を実施中か、または実施済みだ。使用する機器の検出限界も、千葉市以外は文科省の目安を下回る一〇~三〇ベクレルになっている。
Q 放射性物質が検出されたらどうしているの?
A これまでに検出例があったのは、四市だ。でも、食品の暫定規制値(牛乳、乳製品の場合、同二〇〇ベクレル)を大幅に下回っている。再検査で不検出だったものもあるが、それでも四市とも、他の食材に切り替えるなどして、給食での使用は見合わせている。
Q 県内で実施済みの自治体は、文科省が示した四〇ベクレルよりも厳しい検査態勢ということか。
A 千葉市を除くとそうなる。東葛地域を中心に放射性物質に住民が敏感になっているからね。柏市の担当者は「文科省の通知が四〇ベクレルだからといって、市民の安全と逆方向に変えることはできない」と話している。
Posted by 大沼安史 at 09:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 スクープ! 保安院 海への汚染水 4700兆ベクレルの大漏出をゼロ扱い 今後もゼロ扱い!
◇
福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。
原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている(総量規制)。福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。
しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、同四日には汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。
これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し、既に上限値の二万倍を超える。
試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。
今月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを含む水が海に漏れ出した。
さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが含まれている。東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討している。漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。
保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。
「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。
今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。
◎ 首都圏の新聞は東京新聞、預金は城南信金!
Posted by 大沼安史 at 09:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 西日本新聞 田中優氏の玄海原発批判を削除要請、発行直前 昨年末に出版中止 九電は第2の大株主
九州でブロック紙を発行する西日本新聞社(福岡市)が、環境活動家に執筆を頼んだ地域づくりに関する本を、九州電力玄海原発でのプルサーマル発電を批判した記述について削るよう求めたうえ、著者が応じたにもかかわらず、昨年12月に出版中止にしていたことがわかった。担当編集者は著者に中止の理由を「上層部の意向」と伝えていた。
編集の最終段階だった本の出版が中止になるのは異例。西日本新聞社は朝日新聞の取材に応じていない。 ……
◎ 「西日本」にはハラの座った、立派な記者はいっぱいいる(個人的にも知っている)。
この屈辱を、「玄海・川内廃炉」で晴らすのだ!
Posted by 大沼安史 at 08:49 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ報告〕 35歳女性 首都圏在住の大学同級生の女友達30人のうち、2人が突然死
今、関東より西に住んでいる三十五歳の女性の話。大学の同級生の女友達はおよそ三十人。そのなかでことしの三月十一日以降になっておこった出来事です。
◇
……先程、メール下さい、とメッセージを頂きましたので、お知らせします。
大学の同級生2人が亡くなった件です。
今は、郷里の在住ですが、大学&院時代に、6年間東京に住んでいましたので、関東に友人はたくさんいます。現在、私は35歳です。
今年6月上旬に、習志野市在住の友人(女性)がくも膜下出血のため亡くなったと連絡が入りました。4月上旬に石巻に住む共通の友人の安否を確認しあったところだったので、現実として受け入れられず、今に至っています。
そして、11月29日にまた、別グループの友人から連絡が入り、西東京市在住の友人(女性)が亡くなったということです。11月27日に外出先で救急搬送され、そのまま帰らぬ人になりました。死因はわかりません。
2人とも、幼い二児の母で、私にも息子がいることもあり、遺された人のことを考えると、胸が痛みます。……
◇
上記、メールを紹介したあと、木下さんはこう書いている。
西東京市で亡くなった友人の死因は、心不全もしくは、心筋梗塞らしいです。
セシウムは心筋にたまるらしいので、やはり・・・と思いました。
熊本の医師、小野先生は、心筋梗塞も、くも膜下出血も内部被曝が原因でなりやすいと、言ってらっしゃますね。
時々、東京の友人には野菜を送ったりしてますが、関東で内部被曝を防ぐのは難しいでしょうね。
Posted by 大沼安史 at 08:40 午前 | Permalink
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〔フクシマ・レクチャー〕 立命館大・大島教授 「電気料に使用済み核燃料再処理経費、月200~300円」――ひと世帯 年間2400~3600円にも
毎日新聞によると、立命館大教授で政府のエネルギー・環境会議の発電コスト等検証委員の大島堅一氏は14日、高崎経済大(高崎市)で行なった「原発のコスト~エネルギー転換への視点」と題する講演の中で、以下のような事実を指摘した。
……「電気料金の中で使用済み核燃料の再処理費用として1キロワット時当たり0・5円、1世帯当たり月額200~300円を負担している」と明かし、「請求書の太陽光促進付加金(同0・03円)に比べて大幅に高いが表示されていない」と透明性の問題点も提示。
◎ 電気代には使用済み核燃料の再処理費用も含まれていた!
Posted by 大沼安史 at 08:34 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(16日 金曜日)は北西の風で、太平洋の沖合に流れる。
Posted by 大沼安史 at 08:25 午前 | Permalink
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2011-12-15
〔フクシマ・NEWS〕 鳩山「東電国有化」論文を掲載した世界的な権威のある科学誌「ネイチャー」最新号のカバーは、なんと東電の墨塗り運転マニュアル 世界の科学者も驚く恥の上塗り
→ http://www.nature.com/nature/current_issue.html
◇ ツイッター情報(東海アマ管理人氏経由)
# Beatrice1600 Divina Commedia
tokaiamaがリツイート
@ ほんとだ。日本の恥。http://p.tl/BgY2 RT @kawauchihiroshi 黒塗りの東京電力事故時運転操作手順書が、科学誌ネイチャ-の表紙になった。
Posted by 大沼安史 at 05:54 午後 | Permalink
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〔12月15日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:06 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ〕 「フクシマのおばちゃんより」/コメントに答えて
……
体験を重ね合わせると決して根も葉もない事ばかりではありません。誇張し感情を煽る文章ではありますが、大切な事実も含まれていると思いました。
誰が逃げたとか、町長の責任だとかそんな事はどちらでも良いことですが、問題は国も県も町も住民を信じていない事です。きっと本当の情報を流すことで愚かな住人がパニックを起こさないよう優しくコントロールしてくれたのでしょう? そして緊急時期が過ぎた今でも住人の気持ちを逆なでしないために優しくコントロールしてくれる??・・・
原子力村から村八分にされた学者たちがいくらその危険性を訴えてもメディアは取り上げない、声を大にして叫べば叫ぶほど一部のデマゴギーとして切り捨ててきた。地震学者がその危険性を指摘したとたんにその役職から外される。結論ありきの国策に協力する科学者だけがその道の権威として実権を握る。そして、こんな頼りない安全神話を絶対のものとして、何の対策も反省もなく日本中を原発だらけにしてきたのではないでしょうか、
今までの私は、何の得にもならず研究者としての良心と信念だけで発言している先生方の存在さえ知らなかった。今も知らない人達がたくさんいると思います。
いい歳をしてきれいごとを言うつもりもありません。現実の社会は不条理な事ばかりです。理想の社会を求めている訳でもありません。でもこれだけ大きな事故を起こしたのです。本当の被害はこれからです!あまりにも多くの人の人生を変えてしまいます!今の選択が未来を決めるのです!どんな情報も切り捨てないで見てほしいのです。そして一人一人が取捨選択してくれればいいのです。
◎ 大沼より 「おばちゃん」!!、同感です!
「フクシマ」の語り部のひとりとして、ブログを書き続けていただきたい、です!
Posted by 大沼安史 at 12:02 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 NHKアナウンサー 堀潤さん 公式ツイッターで「国や組織に期待してはだめだ。もうだめだ」と、日本政府当局に対して「見限り」通告 「僕らが動こう」決起宣言! 英訳が拡散 世界に反響
◇ 辻さんのツイッター
→ http://twitter.com/nhk_HORIJUN
# nhk_HORIJUN 堀 潤 Jun Hori
国や組織に期待してはだめだ。もうだめだ。僕らで動こう。僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。だって、僕らの国なんだからさ。誰かに任せるのは、もう、やめよう。僕らは皆仲間だ。ここでこうして繋がっている皆は、何かに気が付いたからこうして繋がっている。だから、僕らが動こう。12月12日
◇ 英訳され、ネットで世界に拡散
Japan TV Announcer: We can no longer expect anything from gov’t… We must change this country
→ http://enenews.com/nhk-announcer-longer-expect-anything-govt-change-country-worried-about-security?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
◇ 堀 潤さん ツイッターでの自己紹介
Jun Hori@nhk_HORIJUN 東京都渋谷区
NHK東京アナウンス室所属。「NW9」を卒業。新番組「Bizスポ」に担当変わりました。夜11時台の経済ニュース。スポーツもあります。月〜金でやっておりますので、良かったら見て下さい。ちなみに、NHK公式アカウントです。http://www.nhk.or.jp/bizspo/.
Posted by 大沼安史 at 11:52 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 鳩山由紀夫・元首相らの東電「国有化」論文 ブルームバーグが速報!
Fukushima Plant Should Be Nationalized, Former PM Hatoyama Says の見出し。
東電スポークスマン 「ただちにコメントできない」とコメント!
Tokyo Electric cannot immediately comment on the article, spokesman Naoyuki Matsumoto said.
Posted by 大沼安史 at 11:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「福島第一原発を国有化せよ!」 鳩山由紀夫・平智之の両衆議院議員(民主党)が連名で「ネイチャー」誌に寄稿
平智之と鳩山由紀夫は、福島第一原発事故の真相を科学者たちが究明するためには、これを政府の管理下に置くしかないと主張する。
……
3月24日、有志の国会議員が最悪の事態に対応できる計画を策定することを目標とする「Bチーム」(政府の「Aチーム」に対する)を結成した。Bチームは、結成を呼びかけた鳩山由紀夫(元首相)のほか、藤田幸久(財務副大臣)、川内博史(衆議院政治倫理審査会会長)、平智之らをメンバーとする。Bチームが今後発表する報告書で行う勧告は、政府とも、原子力安全・保安院とも、東京電力とも独立の立場からのものとなる。
……
事故処理の当事者が「現実は違う」と楽観的だとしても、福島第一原発の解決 — 半世紀にわたり放射能汚染を封じ込める方法から炉心や溶融燃料を処分する方法まで — は最悪のシナリオに基づかなければならない。未解明の事実は多いが、やらなければならないとわれわれが考えていることが2つある。
1つは、情報がオープンな形で収集されるために、福島第一原子力発電所を国有化しなければならない。事実は、どんなに困難なものであっても、国民に知らせなければならない。さらに、政府にこの事故の検証と補償を行う義務があることからも、国有化は不可避である。
Bチームは、8月に東京電力に対して原発のマニュアルを請求したが、それを入手するだけでもたいへんな苦労をした。これは、事故の情報がどのように規制されているかを示す一例である。東京電力は当初、委員会にマニュアルを提出することを拒否した。9月にようやく提出したときには、多くの語句(カギとなる温度や実際の手順)が黒く塗りつぶされていた。東京電力は、それらが自社の知的財産であると主張したのである。東京電力が全マニュアルを公表したのは6ヶ月も経過してからであった。Bチームは、東京電力が地震後(津波がくる前)に、緊急炉心冷却システムの一部のスイッチを切ったり入れたりしていた理由を知るためにはマニュアルが重要だと見ていた。緊急システムがいつ破壊されたかを明らかにするためである。
もう1つは、さまざまな分野の科学者が協同して分析にあたれるように、特別な科学評議会を設置しなければならないということだ。これにより、原子力産業界の技術者の一部にみられる致命的な楽観論を打ち破ることができるだろう。たとえ最悪の事態になっていたとしても、このような評議会を通じて、廃炉、除染、放射性廃棄物の地層処分施設の建設に必要な新しい技術を確立することができるだろう。
◇ 英語記事は → http://www.nature.com/nature/journal/v480/n7377/full/480313a.html
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 3分ビデオ 「絶対安全」 (亜北斎・作)
Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 石橋克彦先生 日本記者クラブで講演(会見):「南海トラフ巨大地震と糸静線大地震が連動する可能性」
◇ ツイッター情報
# urara226 ikuko.o
tokaiamaがリツイート
スゴイ!丸々110分。これから見る~RT @MORIMORIKIDS: 必見 RT @costarica0012: 速報、拡散!” ◆「南海トラフ巨大地震と糸静線大地震が連動する可能性」石橋克彦氏の記者会見11月29日(火) http://bit.ly/rLbwMH
Posted by 大沼安史 at 11:00 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 宮城県の村井知事が「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけだから」と明言! 民主党の橋本きよひこ衆議院議員(宮城3区、小沢グループ)がブログで告発! (村井県政の非人道的な姿勢がついに国会議員の証言で暴露された!)
…… 「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけだから。」
5月20日に国土交通省の大臣室から出てすぐの廊下で、私のお願いに対して、村井知事が仰られた言葉です。
県民の安心、安全を守る立場の人の言葉とは思えず、愕然としました。
2011年7月8日の読売新聞宮城県版の連載記事「暮らしと放射線」にも同様のコメントが県幹部のつぶやきとして掲載されています。
リンク http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1309796848043_02/news/20110708-OYT8T00074.htm
他にも色々ございます。他の証言者もおります。
そして、この対応が、国の対応や、賠償にも影響します。
以前から、あちらこちらで話題になっていた話が、急に大問題になっているようです。
国としての放射線対策が不十分なことについては、真摯に受け止め、しっかりと取り組まなければなりません。
私自身、委員会等で、友人の細野大臣をはじめとして各大臣に要請、要望をして、一部実現して参りました。
また、県民の安心安全を、一時でも早く確保するためには、国だけで無く、県、市町村、広く様々な方々にご協力いただき、連携をとらせて頂くべくお願い申しあげます。
自治体におかれては、国と相談したり、料金を東京電力に請求する考えで独自に測定機器などをご購入頂いている自治体もございます。
福島県境の丸森町の一部において、宮城県は0~12歳の83人の対象者のうち61人の甲状腺検査を行いましたが、地域の拡大、検査の拡充をすべきです。
ちなみに、東京電力福島第1原発から宮城県より離れた岩手県は、県南4市町において、検査を希望する3~15歳の130人を対象に、尿検査による内部被爆検査を行い、希望者が殺到している状況です。
県民の安心、安全を守る立場にある知事の口から「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけだから。」といった類いの言葉は聞きたくなかった。
この対応が、国の対応や、賠償にも大きく影響します。
私自身も、これからも国の放射線対応を更に加速させるべく頑張って参ります
◇ 参考 7月8日日の読売新聞宮城県版の連載記事「暮らしと放射線」より
「調査は、やらないほうがいい。やっても余計に騒がれるだけだ」
福島第一原発の爆発事故から間もない3月23日。県産農産物の放射線調査を実施するかどうかを巡り、県幹部はそうつぶやいた。
これに先立つ同月17日、厚生労働省は、食品衛生法に基づき、全都道府県に対し、食品の調査を要請していた。その日のうちに調査に乗り出した茨城県では、ホウレンソウから規制値を超える放射性物質が検出された。群馬、栃木両県でも検出され、出荷が制限されたが、本県の動きは鈍かった。
しかし、厚労省から宮城を含む福島周辺の9県が名指しで検査を求められると、村井知事は同月25日、野菜や原乳、水道水の測定を始めると発表した。
学校プールの水質調査でも、対応は後手に回った。
県教委が調査を実施するかどうか態度を決めかねていた6月6日、仙台市教委は市内のプールの水質調査の実施と、結果が出るまで使用を中止することを決めた。その後、県には「なぜ県は調べないのか」との批判が殺到。すると、1週間後の13日になって県内全域の小中高校プールの調査を決めた。
農水産物や原乳の調査でも、県は当初、2週に1回の頻度で調査を行い、厚労省が示した「週1回程度」に増やしたのは、6月6日になってからだった。
なぜ県庁の動きは鈍かったのか。県内で唯一、本格的な測定機器を保有する女川町の「原子力センター」が津波で被災し、使用不能になったのが大きかった。沿岸被災地の支援に人手が割かれ、放射線対策に手が回らなかった面もある。小泉保環境生活部長は「当初は混乱して、とても迅速に動ける状況ではなかった」と振り返る。
県の動きの鈍さに、市町村側もいらだつ。丸森町は3月中旬、放射線測定を県に繰り返し求めたが、なかなか対応してもらえなかった。業を煮やした同町が、東京の公益財団法人に要望したところ、5月になって測定器が送られてきた。
すると、県の担当者から「どうやって測定器を借りたのか」と電話がかかってきたという。「これでは立場がまるで反対だ」と町幹部はあきれる。
県は6月29日になってようやく、簡易型測定器を全市町村に配布すると発表した。対応の遅さを指摘する報道陣に、村井知事は「心配するのはもっともだが、ヒステリックになる必要はない。遅いという指摘はあたらない」と釈明した。
食品安全委員会の専門調査会委員で、全国消費者団体連絡会(東京)の阿南久(ひさ)事務局長は「行政が速やかに情報を開示する姿勢を行政が持っているか、住民はシビアに見ている。できないならできない、と丁寧に説明すべきで、県の対応は不十分な面もあった」と指摘する。
(2011年7月8日 読売新聞)
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〔フクシマ・記録文書〕 日本共産党福島県議団 「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」
2007年7月24日
東京電力株式会社 取締役社長 勝俣 恒久 様
→ http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_02.html
……
今回発生の中越沖地震で柏崎刈羽原発を襲った揺れは、設計時の想定を最大3.6倍と大きく上回った。これまで兵庫県南部地震の事実を突きつけられても、原発の耐震性は大丈夫としてきた政府と電力会社の説明は完全に覆されていることを率直に認め、以下の対応を早急に取るよう求める。
……
◇ 「きっこ」さん ツイッター情報
# kikko_no_blog きっこ
24hitomiがリツイート
福島第一原発が津波によって電源を喪失することを指摘していた共産党の「福島県議会議員団」と「原発の安全性を求める福島県連絡会」は今から4年前の2007年、東電の勝俣恒久社長(現・会長)に総点検を申し入れたが勝俣社長は拒否。そして今回の事故→ http://bit.ly/eVYSbC 12月13日
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〔ツイッター・アピール〕 大阪 SOS!
# kikuchiyumi きくちゆみ Yumi Kikuchi
大阪、ピンチ!「原発」大阪市民投票の人手が足りません。今日中に、なんと4万冊の署名簿にハンコを押さなければなりません。時間が少しでもとれるという方は
⇒ 電話 06-4390-5930 gvotekansai@gmail.com へお願いします!#genpatsu
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〔フクシマ・映画〕 「第4の革命 エネルギー・デモクラシー」(予告編&紹介)
◇ 「第4の革命」とは? ドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」について
爆発的な風力発電導入を実現した、ドイツの1990年の電力買い取り法、そして2000年にドイツで制定され、その後太陽光発電の導入の起爆剤となった「再生可能エネルギー法」。
これら2つの法律を制定させた中心人物こそ『第4の革命 – エネルギー・デモクラシー』のナビゲーターである、ヘルマン・シェーア氏である。
この映画はシェーア氏の提案により4年がかりで完成。2010年、ドイツで最も観られ、その後のドイツのエネルギー政策に影響を与えたドキュメンタリー映画である。
太陽エネルギー、風力、水力、地熱エネルギーは、世界中の誰でも平等に利用できる自然エネルギー源だ。そしてこれらのエネルギーは持続可能で、お金もかからず、尽きることなく長い間利用することができる。国際的なムーブメントを起こし、世界をエネルギーシフトしていくためには、再生可能エネルギーの可能性についての知識を広めることが必要不可欠だ。この知識を人々に分かりやすく伝えるために、このドキュメンタリー「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」は製作された。
この映画では、著名な環境活動家やノーベル賞受賞者、政治家らによって、これから30年以内に100 %再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが可能だということを、様々な角度から分析し、紹介する。 この映画は、再生可能エネルギーへの認識を高め、新しいエネルギー時代への夜明けへと人々を導くだろう。「新しいエネルギー時代」へようこそ!
◇ ツイッターからの情報です!
# TOHRU_HIRANO TOHRU HIRANO
ドイツを「脱原発」決定へと導いた、ドキュメンタリー映画。「第4の革命 - エネルギー・デモクラシーの動画予告編。(http://www.4revo.org/)」 #genpatsu
Posted by 大沼安史 at 10:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島第一原発 IAEA査察の日に「今日からタバコダメ」の指令
フリーライターの鈴木智彦氏(下請け企業の作業員として働いたフリーライター)。
「7月にIAEA(国際原子力機関)の視察があった日に、『今日からタバコは絶対ダメ』と厳命されてから、さすがに喫煙はなくなりました……」
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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〔木下黄太さんのブログ〕 東京・世田谷区 一般の木造住宅のほこりから、普通にセシウムが検出/多摩市でもマンションから!
…… 世田谷でも多摩市でも、住居の空間から普通にセシウムが発見されており、加えてそのセシウムは住居のどこにあるかわからないということです。
食卓や、子供の寝るスペース。
食卓にセシウムは普通に存在します。
世田谷は南部の高級住宅街の木造一戸建て。多摩市はマンションの上の階です。
どんなところにもセシウムは忍び寄ります。
今一度、あなたの人生で、なにが一番重要なのか考えてください。
セシウムを一定以上は、体内に取り込んで何が起きるのか?
おきてからでは、あなたの体は、もとには戻れないことを、よくよく考えてください。
しかも核種はγ線核種だけではありません。他にもα線、β線の核種もあるのですから。…………
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 フクイチ事故の被害総額(除染費抜きでも)8兆5040億円 東電の原発事業報酬総額(1970~2010年度)4兆1820億円 ―― 立命館大の大島教授 「原発は割に合わない」 詳細な費用を挙げ高崎で講演
原発の合理性に疑問を呈している立命館大国際関係学部の大島堅一教授(環境経済学)が十四日、「原発のコスト~エネルギー転換への視点」と題して高崎市の高崎経済大で講演した。
大島教授は、原発にかかるコストには電力業者にとってのコストだけでなく、環境や安全面で社会が負担するコストも含まれる、と主張。福島第一原発事故の被害総額について「生命や健康などのコストは疑似的にしか金銭評価できないが」と断った上で、除染費用を除き、これまで判明しただけでも八兆五千四十億円に上ると紹介した=表参照。
一方、東京電力が一九七〇~二〇一〇年度に原発から得た事業報酬を四兆一千八百二十五億円と推計し「事業として割に合わない」と指摘。事故がなくても放射性廃棄物の再処理に膨大な費用がかかるとして「原発は合理性に見合わない」と強調した。
大島教授は二十年前から原発のコストを研究し、事故以前から原発の経済性に異を唱えてきたが「相手にされなかった」。事故後は一転して内閣官房や経済産業省の委員会の委員を務めるようになった。現在、原発に替わる再生可能エネルギーを普及させるための制度づくりをめぐって政府や経産省、産業界の間で「すごい綱引きが行われている」と話した。
Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 国が除染費負担 「重点調査地域」 千葉県内 柏市など9市指定へ
放射性物質の除染費用を国が負担する前提となる「汚染状況重点調査地域」に、県内では柏市など東葛地域を中心に九市が指定されることが十四日、分かった。十市が指定を求めていたが、銚子市は「面的に放射線量が高い状況ではない」ことを理由に見送られた。指定は月内に正式決定される見通し。
指定を受けるのは柏市のほか、松戸、野田、流山、我孫子、鎌ケ谷、印西、白井、佐倉の各市。放射性物質汚染対処特別措置法の来年一月からの全面施行を控え、国が十三日付で、同法に基づく指定の最終的な意向確認の文書を九市に送付した。
放射性物質汚染対処特別措置法の来年一月からの全面施行を控え、国が十三日付で、同法に基づく指定の最終的な意向確認の文書を九市に送付した。九市は十五日までに指定に同意する旨を返答する。
調査地域は、年間一ミリシーベルト(毎時〇・二三マイクロシーベルト)の被ばくが予想される自治体が指定される。各自治体は国と協議して除染計画を策定する。十月末から行われた国の非公式の意向確認では、県内十市が指定を希望していた。
指定が確実となった柏市は、国の財政的、技術的支援を受けながら市域全体の除染を進めていく方針。
鎌ケ谷市は、国の調査では毎時〇・二三マイクロシーベルト以上の地点が市域の一部にとどまっていたが、「市の独自の調査資料を国に送って指定を求めてきており、ほっとしている。除染に向け次のステップに進める」(担当者)としている。
一方、銚子市は全体的に放射線量は高くないものの、市内の民間廃棄物処理施設の周辺などで住民の不安が高まっていることから指定に手を挙げていた。
しかし、国は「指定は面的に広範囲に線量が高い地域が対象」として見送った。同市では「これからの線量の推移にもよるが、調査地域の指定ではない枠組みで対処したい」としている。
Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 川崎市 放射能測定値をマップに 中原で「高め」目立つ (ゴミ焼却施設、影響の恐れ!)
福島第一原発の事故を受け、川崎市は十~十一月に小中学校や公園など約四百五十カ所で放射線量を一斉測定し、施設名と数値をホームページなどで公表している。しかし、「数字が羅列されているだけで分かりにくい」「もっと分析を」などの市民の声が聞こえてくる。そこで「もっと分かりやすく」を目指し、公表されている数値を地図上に落とす作業を試みた。すると、多摩川沿いの地域で線量が高めの地点が目立つなど、ぼんやりとだが、特徴的な傾向が浮かび上がってきた。
市の調査では、雨どい下など、除染対象となる毎時〇・一九マイクロシーベルト超の「ホットスポット」ばかりが注目された。しかし、今回地図に落とす作業では、そうしたいかにも放射線量が高くなりそうな地点の数値を除外し、校庭や園庭、公園などの中央部の数値(いずれも地表五センチの計測)に限定して調べた。
すると、毎時〇・一〇マイクロシーベルト以上の地点が約三十地点あり、半径約一キロの円内に四地点と最も多く集中したのは二つの地域だった。
一つは中原区から幸区にかけての多摩川沿い。もう一つは中原区中央部で、いずれも今回の一斉測定で最高の同〇・一二マイクロシーベルト地点を含み、同〇・〇八~〇・〇九マイクロシーベルト地点も他地域より目立った。
汚染の原因を探るのは難しく、市危機管理室も「分からない」として言及していない。しかし、測定値の高い地点の散らばり具合からは、ごみの焼却施設の影響もあり得ると思えてくる。
例えば、主に北からの風を想定すると、多摩川沿いの集中地は、東京都大田区の多摩川清掃工場から半径二・五キロ範囲。同三・五キロに広げると、毎時〇・一〇マイクロシーベルトの地点は三カ所増える。また、川崎区西部でも堤根処理センターの半径二・五キロ範囲には同数値以上の地点が二カ所ある。
現に市内の焼却施設の焼却灰からは放射性物質を検出。「灰の中にとどまっているから大丈夫」との見方もあるだろうが、より微細な粒子のガスの飛散など、周辺への影響は不透明だ。放射能を心配する母親らは「焼却の影響は気掛かり。東京都で被災地のがれきを受け入れ、大田区で始まった試験焼却も不安だ」と語る。
中原区中央部は、高津区の橘処理センターから約三・五キロ地点にあたる。地元住民からは「高層ビルが山の役割を果たし、事故後に風に乗って飛んできた放射性物質がビルに当たって落下したのかも」との声もある。
市危機管理室では「ごみの焼却ではバグフィルターで灰を捕らえるので、周囲に影響は出ないと思う」としている。しかし、ガスなど捕らえきれていない部分がある可能性は認める。
一方、集中具合は中原区の二つのエリアより低いものの、多摩、高津、川崎区の多摩川沿いでも同〇・一〇マイクロシーベルト以上の計測値が点在。市には、多摩川に沿うとされる「風の道」の影響を示唆する声も出ている。
市の調査地点は、主に小中学校と保育園、幼稚園を対象としているため、「人口の多い地域に偏りがちで地域的傾向を出すのは難しい」との指摘もある。しかし、市はその偏りを是正するため、学校がない地点の公園でも測定しており、調査地点は全域をまんべんなくカバーするよう工夫されている。
Posted by 大沼安史 at 09:37 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 1号機配管 地震で亀裂の可能性 (崩れゆく「大津波」説……大沼)
経済産業省原子力安全・保安院が、東京電力福島第一原発1号機の原子炉系配管に事故時、地震の揺れによって〇・三平方センチの亀裂が入った可能性のあることを示す解析結果をまとめていたことが分かった。東電は地震による重要機器の損傷を否定し、事故原因を「想定外の津波」と主張しているが、保安院の解析は「津波原因説」に疑問を投げかけるものだ。政府の事故調査・検証委員会が年内に発表する中間報告にも影響を与えそうだ。
これまでの東電や保安院の説明によれば、三月十一日午後二時四十六分の地震発生後、1号機では、非常時に原子炉を冷やす「非常用復水器(IC)」が同五十二分に自動起動。運転員の判断で手動停止するまでの十一分間で、原子炉内の圧力と水位が急降下した。この後、津波などで午後三時三十七分に全交流電源が喪失し、緊急炉心冷却装置(ECCS)が使えなくなったため、炉心溶融が起きたとされる。
一方、経産省所管の独立行政法人・原子力安全基盤機構が今月上旬にまとめた「1号機IC作動時の原子炉挙動解析」は、IC作動時の原子炉内の圧力と水位の実測値は、ICや冷却水が通る再循環系の配管に〇・三平方センチの亀裂が入った場合のシミュレーション結果と「有意な差はない」と結論付けた。
圧力と水位の急降下は、〇・三平方センチの配管亀裂でも説明できるという。〇・三平方センチの亀裂からは、一時間当たり七トンもの水が漏えいする。
東電は二日に発表した社内事故調査委員会の中間報告で、「津波原因説」を展開、地震による重要機器の損傷を重ねて否定している。
(東京新聞)
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 国内核施設 廃棄物に大量の核物質 未計量・未報告 IAEAに申告せず 濃縮ウラン4トン プルトニウムも!
政府が国際原子力機関(IAEA)の保障措置(査察)の対象となっている全国の262施設を調査した結果、計量や報告をしていない濃縮ウランやプルトニウムなど核物質が廃棄物から大量に見つかったことが14日、分かった。
政府は国際社会の批判を避けるためIAEAへの申告を急ぎ、水面下で協議を始めた。複数の政府高官が明らかにした。
中でも政府系研究所で高濃縮ウラン約2・8キロ、原子力燃料製造企業で約4トンの低濃縮ウランがそれぞれ未計量だったケースを重視して調べている。中部、北陸、中国の3電力会社などにも未計量とみられる核物質があり、確認を進めている。
(共同)
Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島への放射性セシウム降下、事故後4ヵの積算 平方メートルあたり683万ベクレル 45都道府県合計の47倍
東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムについて、文部科学省は14日、事故後4カ月間で福島県に降った積算値は1平方メートルあたり683万ベクレルだったと発表した。
文科省は先月、宮城、福島を除く45都道府県の積算値を発表したが、最も多かった茨城県(4万801ベクレル)の168倍で、45都道府県の合計値(14万4446ベクレル)の47倍に相当する。 ……
◇ ツイッター・コメント
# kiraramaron きららマロン
マスコミが風評被害を引き起こす実例。汚染マップが発表されてる今、あえて「福島だけ」「福島全部」とミスリードしている。賠償・除染のカネに絡む「ためにする報道」だ!"福島への放射性セシウム降下、45都道府県合計の47倍" http://t.asahi.com/4wrx #genpatsu
Posted by 大沼安史 at 09:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島への放射性セシウム降下、事故後4ヵの積算 平方メートルあたり683万ベクレル 45都道府県合計の47倍
東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムについて、文部科学省は14日、事故後4カ月間で福島県に降った積算値は1平方メートルあたり683万ベクレルだったと発表した。
文科省は先月、宮城、福島を除く45都道府県の積算値を発表したが、最も多かった茨城県(4万801ベクレル)の168倍で、45都道府県の合計値(14万4446ベクレル)の47倍に相当する。 ……
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〔南相馬・大山こういち市議のブログNEWS〕 「米国防省 土壌データ ウラン検出地 (転載)」 宮城県名取市、静岡県御殿場市も核燃ウランで汚染 (大沼――3号機核核爆発で核燃料飛散か? 国会に「国土汚染被爆実態調査委員会」を!)
→ http://mak55.exblog.jp/15105780/
宮城県名取市下増田 U-232 72.15 49.70128912 4/5
福島県いわき市泉町下川 U-232 72.89 35.06051084 3/28
福島県いわき市小浜町渚 U-232 72.89 38.9043322 3/29
福島県双葉郡楢葉町 U-232 73.26 12.24062263 3/27
静岡県御殿場市中畑 U-232 73.63 188.5441915 4/3
神奈川県横須賀市泊町 U-232 73.63 165.1754982 4/6
静岡県御殿場市中畑 U-233/234 6.03 188.5441915 4/3
福島県いわき市小浜町渚 U-233/234 10.29 38.904332 3/29
神奈川県横須賀市泊町 U-233/234 14.50 165.1754982 4/6
福島県いわき市泉町下川 U-233/234 17.95 35.06051084 3/28
宮城県名取市下増田 U-233/234 18.57 49.70128912 4/5
福島県双葉郡楢葉町 U-233/234 31.93 12.24062263 3/27
静岡県御殿場市中畑 U-235 0.26 188.54419154 3/20
福島県いわき市小浜町渚 U-235 0.46 38.9043322 3/29
神奈川県横須賀市泊町 U-235 0.62 165.1754982 4/6
福島県いわき市泉町下川 U-235 0.79 35.06051084 3/28
宮城県名取市下増田 U-235 0.86 49.70128912 4/5
福島県双葉郡楢葉町 U-235 1.46 12.24062263 3/27
静岡県御殿場市中畑 U-238 5.70 188.5441915 4/3
福島県いわき市小浜町渚 U-238 9.99 38.9043322 3/29
神奈川県横須賀市泊町 U-238 13.43 165.1754982 4/6
福島県いわき市泉町下川 U-238 17.02 35.06051084 3/28
◎ データの出所は →
http://unitingforpeace.up.seesaa.net/document/FieldSampleSoilResults.xls
このエクセルデータのもともとの出典は不明だが、私(大沼)の推察では、測定の日付などからみて、米政府機関のNNSA(国家核安全保障局)が行なった測定データのうちの未公開部分と思われる。
(公開済みのNNSAデータについては、→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-042d.html
https://nnsa.energy.gov/mediaroom/pressreleases/japandata )
この出典不明のエクセルデータで注目すべきは、測定地点の地理情報が日本語(地名)で表示されていることだ。
この点から、このエクセルデータは、米側から入手したナマデータ(地理情報は緯度・経度、爆心からの方向・距離で表わされている)を日本の当局が、地点部分だけ地名表記に直したものとみられる。
しかし、それにしても、このエクセルデータは衝撃的だ。
宮城県の名取から静岡の御殿場まで、ウラン核燃料が飛散している!
核爆発を起こした3号機プールからのものが中心とみられるが、これは恐るべき事態である。
国会には事故調だけでなく、「国土汚染被爆実態調査委員会」も設けなければならない。
Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 | Permalink
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〔フクシマにつなぐ写真NEWS〕 12・14 『韓国水曜デモ1000回アクション』 東京・日本外務省前!
◇ 参考 毎日新聞 「韓国:元慰安婦のブロンズ像設置 ソウルの日本大使館前」 → http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/12/14/20111214k0000e030152000c.html
【ソウル西脇真一】旧日本軍のいわゆる元従軍慰安婦を支援する韓国の市民団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」が14日、ソウルの日本大使館前に、元慰安婦の少女時代を示すブロンズ像「平和の碑」を設置し、除幕式を行った。日本政府は公館の尊厳を傷つけ、日韓関係に悪影響を及ぼしかねないとして韓国政府に中止を求めたが、韓国政府は関与できる問題ではないとして黙認した。
支援団体がソウルの日本大使館前で毎週水曜日に開いてきた「水曜デモ」の集会が14日、通算1000回目を迎えるのを記念して設置。水曜デモは92年1月から始まり、日本政府に公式謝罪や法的賠償などを求めている。
「平和の碑」はブロンズ製で高さ約120センチ。支援団体は慰安婦問題の象徴と説明している。大使館と道路を挟んだ歩道に設置され、少女像は大使館を見つめる姿勢を取っている。隣に設置されたいすに座って記念撮影できるようになっている。
除幕式には支援団体関係者や元慰安婦らが参加し、日本政府の謝罪を求めた。近く訪日が予定される李明博(イ・ミョンバク)大統領にも首脳会談で慰安婦問題を取り上げるよう訴える予定。
外交関係に関するウィーン条約は、加盟国が自国内にある外国公館の威厳侵害を防ぐ措置を取るよう定めている。しかし、韓国外交通商省報道官は13日、定例記者会見で「(韓国政府として)計画変更を求めることのできる問題ではない。碑が品位維持に反するものなのか疑問だ」と述べ、慰安婦問題は「日本政府が大局的な見地で解決しなければならない事柄だ」と語った。
韓国憲法裁判所は今年8月、元慰安婦の賠償請求権について、韓国政府が解決に向けた具体的な努力をしないのは「違憲だ」と判断した。日本政府は1965年の日韓基本条約に伴う協定で請求権問題は解決済みとの立場だ。協定は両国間の紛争を解決できない場合は第三国の人物などを加えた仲裁委員会を設置することを規定しており、韓国政府は仲裁委への付託も検討している。
Posted by 大沼安史 at 08:15 午前 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 「高木さんが今いてくれたら」
→ http://tkajimura.blogspot.com/2011/12/blog-post_12.html
……この写真は高木さんの普段着のものとしてめづらしいかもしれません。
いまからちょうど17年前の12月です。
クリスマス前のドイツは夜明けが遅く、まだ窓外が暗い小さな台所で、登校前の小学生の息子と一緒に朝食をとられている写真です。
この頃の大変お元気な高木さんは、ベルリンでの学会などのあで、気のおけない市民運動の仲間である我が家に、二三日ほど転がり込んで骨休みをされたことが何度かあったのです。
こんなときの高木さんは、いつもの難しい表の顔とは打って変わって、個人的な話もよくされたものです。
あるとき、この小学生を相手に「わたし の息子はね、文科系なのに何を考えたのか航空会社のパイロットになりたいと言い出してね」と、そのころ飛行機の模型に凝っていた息子の興味を引いて、「そんな被曝の多い仕事はよせと言ったらね、『オヤジはもっと危険なことやっただろう』と反論されてすっかり参ったよ」とみんなを爆笑させたことがありました。パイロットの被曝が危険なことや、若い頃には実験用原子炉の一時冷却水をバケツで汲み出したりした「バカなこと」について判り易く話されました。
考えてみるとわたしの息子はまだ出来ていなかった「高木学校」の最初で最年少の生徒であったのかもしれません。高木さんが亡くなってから訊ねてみると「あのおじさん良く覚えているよ。その話は昼飯にお袋の作った蕎麦を食いながら聴いた」と記憶はわたしよりはるかに確かでした。
まだいくつかべルリンでの高木さんのことでは、もっと重要なこともあるので順次書き残しておこうと思います。いずれこれらを含めブログで改めて書たいと考えています。
さて、2000年6月のシュレーダー政権の「脱原発合意」の後の8月に、わたしは東京のご自宅で闘病中の高木さんをお見舞に訪ねました。
この訪日の少し前に「赤緑政権のこの脱原発はゴアレーベンの最終処理場試掘中止についても中途半端であり、裏切りだ」と大いに怒ったゴアレーベンの住民たちが、トラクターを連ねて大挙してべルリンへの政府中枢へデモをかけました。
その時はまだまだ大変にお元気てあった長老のマリアンネ・フリッチェンさが大演説をやったものです。
見ればトラクターに兵糧として持って来たジャガイモ袋が積んであります。反原発運動のロゴのあるその麻袋をひとつマリアンネさんからもらいました。
この袋を高木さんへのお土産にしたのです。それをお渡しながら高木さんに当時のドイツの政治情勢と元気な反原発市民運動の様子を報告して、大いに笑談したものです。高木さんの癌も末期にさしかかり、まもなくホスピスに移られる少し前のことでした。
そのときいきなり「病気の原因が若い頃の被曝であると考えていますか」と問いますと、ゆっくりとした「それだけはね、科学者としては言えないのだよ」と緊張した声が返ってきました。
笑顔が消え、わたしを見つめる悲しみをたたえた彼の表情と眼差しを決して忘れないでしょう。
自分にこそ厳しい市民科学者の重い言葉であったのです。……
Posted by 大沼安史 at 08:03 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(15日 木曜日)は前日に引き続き、西の風にあおられ太平洋の沖合に流れるものの、しだいに方向を転換して茨城沖を南下。夕方、5時ごろに銚子の犬吠岬付近をかすめるが、その後、またも西の風で沖合に流れる。本日、首都圏への大気直撃はないが、ホットパーティクルの舞い上がりなどに注意を!
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2011-12-14
〔12月14日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
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〔小出裕章さん〕 SPEED隠し被曝の福島県民 「外部被曝調査」の「結果」について 「わずか4ヵ月の間に14、5年分の途方もない被曝!」
◇ 13日(火)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」で。
非公式まとめ → http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/12/14/tanemaki-dec13/
文字起こし → http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65780379.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
#
水野「1589人の方たちの結果が出たんですが。そのうち1ミリシーベルト以上の外部被ばくのかたがおよそ4割、だそうです」
小出「はい」
水野「この数字をどうご覧になりますか」
小出「少なすぎると思います」
水野「ほう……」
小出「はい」
水野「それはどういう意味でしょう」
小出「え……、日本の国はですね、法律を一切反古にしまして、一年間に20ミリシーベルトを越えるような地域は、言わばまあ強制非難させるということにしたわけですけれども。え…それを下回るような地域の人は、もう避難をさせないと決めたわけで。避難するのであれば勝手にしろと国家はなんの補償もしないという、そういう戦術に出たのですね」
水野「はい」
小出「つまりまあ19.9ミリシーベルトのところだって、居続けていいと言ってるわけですし」
水野「ええ」
小出「えー、そこに4ヶ月居るとすれば、それだけで6ミリシーベルト7ミリシーベルトになってしまう、のですね。ですから、え……そういう汚染範囲が広大に広がっていますし、10ミリシーベルトという、1年間に10ミリシーベルトというところも広大に広がっていますし、いったいどういう人達を検査したのかな、と私は思いますが。え……大変申し訳ないですけれども、私その報告書自身を見ていないので、正確には申し上げられませんが。」
#
小出「そうですね。それでまあ、直ぐに逃げちゃった人ばっかりを集めればもちろん少ない結果になるわけですし。」
水野「そうか、そうですねえ」
小出「あの。どういう……ところにいて、いつの時点で逃げた、あるいはずうっといるのかということが、非常に決定的になるわけで。え、きちっと網羅してるのかどうかということが、えー、勝負を分けると思います」
水野「なるほど。これは本当に詳しく見ておかなければいけない調査なんですね」
#
水野「まあ、今の発表されてる中では、一般住民の最高が、14.5ミリシーベルトで。え、この、県民健康管理調査検討委員会・座長の山下俊一さんというかた、こうおっしゃっております。『この値からは、健康影響はないと考えられる。』いかがでしょうか」
小出「(嗤い)。山下さんらしいといえば山下さんらしいけれども。え……そんなことはありません。えー、どんな被曝ももちろん健康に影響があります。そして日本の、に住む人というのは、1年かんに1ミリシーベルトしか被曝をしてはいけないと決められていたのに」
水野「これは法律なんですよね」
小出「そうです。た、わずか4ヶ月の間に10…14年、15年分の被曝をしてしまったということなわけですから。それだけ見ても途方も無い被曝だと私は思うべきだと思います」
Posted by 大沼安史 at 11:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 辛口「もんじゅ君」、ツイッターで大人気
存廃が議論される高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)をもじったキャラクター「もんじゅ君」がツイッターに登場、人気を集めている。書き込みをしている人物は実名を明らかにしていないが、フォロワー(読者)は七万七千人余りと有名人並みだ。
推進派かと思えば書き込みをみると「夢の核燃料サイクルの悪夢から、はやくさめてほしいよ」などと、原子力行政に批判的な内容も目立つ。
「プルト(ニウム)君と友だち?」との質問に、「うん。悪そなやつはだいたい友だち」と答えるなど、皮肉たっぷりの受け答えだった。
自己紹介文も、かなり自虐的だ。「原発銀座生まれ、MOX燃料(混合酸化物燃料)育ち」と始まり、「今も一日あたり五千五百万円の維持費を使っているけど、発電実績がほとんどゼロなのは内緒だよ!」と続く。
書き込みは五月から始まった。もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構の広報担当者は、本紙の取材に「まったく知らない」と答えた。
◇ 「もんじゅ君」に会いたい人は → http://twitter.com/#!/monjukun
http://twilog.org/monjukun
# monjukun もんじゅ君
はっふぅ…ボクのご近所の敦賀くん1号機で火事だって。放射能漏れはないって。去年3月から今年10月までで3回も火事を出して、消防さんから厳重注意うけてて、敦賀くんのパパの日本原電さんが先月末に再発防止策の報告書を出したばっかりだったみたい。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111212/t10014587481000.html 12月12日
# monjukun もんじゅ君
ETV特集みてるの。島根原発のおはなし、神戸大の石橋克彦せんせいがでてる。地震学者さんがあたらしく活断層がみつけてそれを報告しても、つぶされるんだね。それを認めたらもう動いてる原発まで止めないといけなくなるかもしれないから。耐震とか考えるっていっても、動かすのが前提なんだね…。12月11日
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「もんじゅ」、試運転費、計上せず 40%試験見送り 来年度予算で文科相
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 原発賠償範囲 宮城に拡大を 県南6市町、国に要望
国の原子力損害賠償紛争審査会が策定した福島第1原発事故の損害賠償指針をめぐり、宮城県南部の6市町は12日、国の東日本大震災復興対策本部に対し、賠償範囲を拡大するよう要望した。
白石、角田、七ケ宿、大河原、丸森、山元の各市町の首長らが、仙台市青葉区の宮城現地対策本部を訪問。保科郷雄丸森町長が、郡和子本部長に要望書を手渡した。
要望書は6市町の一部地域の空間放射線量が、今回の賠償対象となった福島県内の市町村と同程度か上回っていると指摘。「福島県内に限定せず、2市4町も含めることが適当だ」とした。
郡氏は「賠償範囲が行政区で分けられているのは事実。実際の観測地点を基に(範囲設定を)働き掛けていく必要がある」と述べた。
保科町長は要望終了後、取材に対し「国が実施した航空機モニタリング調査で同じ線量の場所は、同じ対応をするのが筋だ」と強調。風間康静白石市長は「放射性物質は行政の境に関係なく、飛来している。住民に説明できる基準を示してもらいたい」と話した。
原子力損害賠償紛争審査会は6日、政府指示ではない「自主避難」への賠償について、福島県内23市町村の自主避難者、滞在者を一律賠償の対象にすることを決めた。
◇ ツイッターの声
# onodekita onodekita
24hitomiがリツイート
@ 県知事が反対しそうですが・・ QT @asama888: 賠償請求、当然だろう。→河北新報 東北のニュース/原発賠償範囲 宮城に拡大を 県南6市町、国に要望 http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111213t71006.htm @kahoku_shimpoさんから
12月13日
Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ・講演〕 「若狭湾原発震災」 前夜の私たち 地震学者・石橋克彦さん
12・11 名古屋市 → http://www.youtube.com/watch?v=hQzLCTmu7bk
◎フクイチに続いて、若狭の原発銀座も! これで日本は完全に終わる!
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「帰還困難区域」指定(して半永久的な高レベル廃棄物処分地)へ! 土地買い上げ 「支援」を検討 (何、「支援」だと?! 「賠償」させていただく、ではないか! )
政府は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域について、年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方向で調整に入った。現行は原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」と年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える「計画的避難区域」に分類。新たな区分では50ミリシーベルト以上の年間線量が高い地域について、長期間にわたり住民が居住できない「帰還困難区域」に指定し、土地の買い上げなどの支援を検討する。
3区分は
▽年間線量が20ミリシーベルト未満の「準備区域」
▽20ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満の「居住制限区域」
▽50ミリシーベルト以上の「帰還困難区域」
――に分ける。
区域指定にあたっては、同じ市町村内でも場所によって放射線量が異なるため、集落単位で指定できるよう自治体と協議を進める。
政府は16日の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)で、事故収束に向けた工程表のステップ2終了を決定し、年内にも避難区域見直しに向けた考え方を公表する。
20ミリシーベルト未満の「準備区域」は住民の帰宅に備える地域。現在は住民がいないため、生活空間の除染や上下水道、学校、病院などのインフラ整備を進める。インフラの整備状況や自治体側の希望に合わせて、可能な地域から順次解除していく方針で、早くても来春以降になる見通し。
「居住制限区域」は数年間、居住ができないとみられ、除染などで20ミリシーベルト未満を目指す地域となる。
「帰還困難区域」に該当しそうな線量が高い地域は、福島第1原発周辺から北西方向にかけて広がっており、数十年間にわたって住民が住めないとみられる地域もある。
首相は11月25日の参院本会議で「相当な期間にわたり住民の帰還が困難な区域が出てくることも考えられる。土地の買い上げなどを含め、国が責任を持って中長期的な対応策を検討していきたい」と述べ、支援策を検討する考えを示した。区域の名称に「長期」を入れる案もあるが、被災者の心情に配慮し見送るべきだとの意見もあり、調整を進めている。
Posted by 大沼安史 at 10:57 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 警戒区域に独り 井戸水とろうそくで生活 (松村直登さん 52歳の抵抗 政府・東電は差し入れせよ!)
東京電力福島第1原発事故で立ち入りが規制されている警戒区域(半径20キロ圏内)の福島県富岡町で、農業、松村直登さん(52)が自宅に一人とどまり続けている。警戒区域の外で毎日新聞のインタビューに応じた松村さんは「命を守るために法律で避難させていることは理解できる。しかし、何十年も避難するぐらいだったら、自分は短い間でも生まれ育った富岡で過ごしたい」と語った。……
……
松村さん宅は原発の南西約12キロに位置。富岡町内の残留者は一人だけという。震災から約1カ月後、松村さんも同県郡山市内に一時避難した。だが、すし詰め状態で避難所に横たわる被災者を見て「自分には無理だ」と思い、3日ほどで自宅に戻った。「『自分勝手だ』と非難があることも分かっている。罰金ならいくらでも払う。でも自宅に帰ることが犯罪なのか。おれたちは被害者なのに」
自宅は電気、水道などライフラインが寸断されたままだ。だが、自家用車に使うガソリンなどの燃料は火災を心配する町民が「使って」と提供してくれた。食料は備蓄のコメや缶詰。風呂は井戸水をまきで沸かし、夜はろうそくをともす。「東京のために発電してたのにさ、今じゃ電灯の一つもつかないんだからな」。午後7時には布団に入りラジオに耳を傾ける。
町内にさまよう数十匹のイヌやネコ、牛約400頭、飼育施設から逃げ出したダチョウなどに、動物愛護団体から送られた餌を毎日数時間かけ、与え歩く。「町に戻った自分にできること」という。……
Posted by 大沼安史 at 10:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 福島の子ども被ばく調査「問題なし」結論ありき
14日付け 26面 → http://p.twipple.jp/qJ6KD
福島の子ども被ばく調査【12/14東京新聞26面】「問題なし」結論ありき。最大値は年換算4.98mSvにも。更に対象は夏以降、事故当初は無視。この国は子供を守るつもりがあるのか?
Posted by 大沼安史 at 10:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福田徳行記者:「警戒区域で見た過酷な現実」……「じっちゃんの冬靴も持って行がねば」
11月16日。警戒区域に指定されている大熊町で、初めて住民のマイカーによる一時帰宅が実現し、報道陣も取材が認められたため、警戒区域に入った。
……
歩くこと10分。自宅から思い出の品や生活用品を持ち出す老婆と息子を取材できた。この自宅は第1原発からわずか2キロの地点。黙々と持ち出し準備をする息子は開口一番、東電への怒りをぶちまけた。
「死ぬまでに悲しみと怒りと憎しみを背負っていかなければならない。東電のやっていることは人の道を外れている。誠意を示してほしい」
息子は抗議の意味で、持参しなければならない放射線の線量計を持ってこなかったという。「東電からは国の方針で線量計を下げてくれと言われたが、自分たちが起こした事故に対して国の方針というのはおかしい」と声を荒げた。傍らでは母親が黙々と冬物をビニール袋に入れていた。
「じっちゃん(お爺さん)の冬靴も持って行がねば」
◎ 福島徳行さんはルポ記事の末尾にこう書いている。
11月16日は故郷とは何か、原発とどう向き合えばいいのかを改めて考えさせられると同時に今後、記者生活を続けていく上で一生忘れることができない1日となった。
Posted by 大沼安史 at 10:38 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島県庁 市町村策定の除染計画づくりマニュアルを作成 (被曝地に除染による二重被曝を強いる福島県庁!)
県は13日までに、市町村が策定する除染計画のマニュアルを作成し、市町村に伝えた。県はモデル事業や民間活力による除染手法の確立、県が全額負担する除染費用にかかる交付金の基準などを提示した。
……
市町村が主体となり除染を行うとしながらも、住民の協力を要請している。
◎ 「除染」を――東電に、ではなく、死の灰をかぶった被曝自治体に、被曝住民に押し付け、除染による「二重被曝」を強いる福島県庁の、この醜く酷薄な姿よ!
Posted by 大沼安史 at 10:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター・よびかけ〕 弁護団 避難者の完全賠償要求へ!
# soilyano kenichro yano
拡散 福一原発事件 弁護団は避難者の完全賠償要求へ!
問い合わせは現地(いわき市)事務局(080・2821・1801か080・2821・3404)
▽東京事務局(03・5812・4671) #genpatsu #脱原発 #避難 #補償 9時間前
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 給食1食分を継続検査 取手市 放射性物質量を公表
取手市は保育所や小中学校の給食一食分の放射性物質を継続して検査し、一週間のうち給食がある五日分の検査結果をまとめて翌週に市ホームページ(HP)で公表する。十四日に一回目の検査結果を掲載し、二〇一三年度末まで実施。累積の体内被ばく量測定の参考データにしてもらう。
市内のセンター調理方式と自校調理方式の計三十三カ所から、毎日交代で集めた給食一食分を民間業者に依頼して検査する。
公表するのは放射性ヨウ素131、セシウム134、137の検出結果と学校名。
検査時間は二十四時間で検出限界値は一キロ当たり二〇ベクレル。それ以下は不検出となる。
市は、これまで給食用の食材を事前に検査しており、一キロ当たり五〇ベクレル以上は使用していない。
Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「安全」描いた映画上映 原発建設を記録 17日、茨城大
「原子力発電と安全神話-原発PR映画を見る茨城上映会」が十七日、水戸市文京の茨城大で開かれる。上映作品は、現在廃炉措置を進めている東海発電所(東海村)の建設記録など一九六〇~八〇年代に製作された四本で、講演もある。主催する同大教育学部は「福島第一原発事故後の地域の現状を考えるきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。 (北爪三記)
上映は「東海発電所の建設記録」(企画・日本原子力発電、六六年製作)と「原子力発電所と地震」(同資源エネルギー庁、七五年製作)、「海岸線に立つ日本の原子力発電所-鳥の見た島国のエネルギー」(同日本立地センター、八七年製作)。
……
四本は、同大教育学部とともに上映会を主催する一般社団法人記録映画保存センター(東京都千代田区)が、東京大大学院情報学環などと十月に同大で開いた「記録映画アーカイブ・プロジェクト」のワークショップと同じ内容。ワークショップに参加した県民から「ぜひ茨城でも開催してほしい」と要望があり、実現することになった。
上映会の準備を進める島田裕之・茨城大教育学部教授は「PR映画三本は、淡々と安全性を訴えている」と印象を話す。「原子力発電所と地震」は西暦一〇〇〇年以降に起きた地震はマグニチュード(M)8・6以下(当時)で、原発はこれに耐えられる強度になっている-などの説明もある一方、津波対策には触れていないという。
上映会は午後一~四時半までで、入場無料。会場は同学部D棟のD二〇一教室。
Posted by 大沼安史 at 10:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 悲しみ越え 力作ずらり 加須・旧騎西高で双葉町民作品展 (――これはレベッカ・ソルニットさんの言う、「災害ユートピア」だ!)
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111214/CK2011121402000054.html
福島第一原発事故で加須市の旧騎西高校に避難する福島県双葉町民の「手づくり作品展in騎西」が十三日から同校で始まった。町民への支援を続けるボランティアが「自分の作品を思い切り、自慢してほしい」との思いを込めて企画。編み物やエコバッグ、書など約百五十点が並ぶ。十四日まで。 (増田紗苗)
(写真は東京新聞が電子版で公開)
「私が作ったのよ」。同校で暮らす南場信子さん(75)は、展示したニットのベストを指してはにかんだ。南場さんは、同町で一月に開かれていただるま市の作品展に毎年、手芸作品を出品してきた。「避難先で作品を展示できるとは思っていなかった。本当にうれしい」と喜んだ。
村井民江さん(70)はティッシュケースなどを展示。「ボランティアの皆さんに使ってほしい」との言葉を添え、「恩返しをしたかった」と語った。
企画したのは、町民が三月末まで集団避難したさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で、母子や高齢者、障害者を支援した県内のボランティアら十三人。
避難所が同校へ移転した後も、NPO法人「彩の子ネットワーク」(上尾市)代表理事の鈴木玲子さん(54)やさいたま市の保育士、介護士らが町民の要望を聞き、同校に講師を呼んで編み物や書の教室を定期開催してきた。
会場には、町民らが続々と詰め掛けて大盛況。鈴木さんは「故郷を離れ、家族と離れ、悲しみをずっと背負っている人たちがいるということを忘れてはいけないと思う。その思いで活動を続けている」と語った。
◎ 米国の作家、レベッカ・ソルニットさんは、災害の中で生まれる、こうした人と人との関係の結実を、「災害の中のユートピア」と言った!
増田紗苗記者の記事もいい(すいません! 偉そうに!)。
Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「原発NO!!」 国に意見書 群馬県玉村町議会
玉村町議会は、国内の原子力発電所を廃止し再生可能エネルギーへの転換を政府に求める意見書案を全会一致で可決した。
意見書は野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相あてで、町民有志でつくる「原子力発電を考える玉村町の会」が町議会に提出。九日の十二月定例会最終日に、議長を除く町議十五人全員が賛成した。
意見書は、福島第一原発事故により県内の山間部で放射線量が比較的高く、「町内の家庭では、放射線被害を心配し子どもの健康に不安を抱く家族が多くある」と訴えている。
日本列島は活断層が多く、原発は海岸近くに造られているため、地震・津波にさらされると指摘。原発を中心にした国のエネルギー政策を見直し、二酸化炭素を削減しつつ安全で再生可能なエネルギーに転換することを求めている。……
◇ 玉村町ホームページ → http://www.town.tamamura.lg.jp/
玉村町議会ホープページ → http://www.town.tamamura.lg.jp/gikai/
◎ 人口3万7500人。群馬の町の議会が「反原発」の声を上げた。
早川先生も喜んでいるだろな!
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 東京・杉並 小学校の芝生シート セシウム9万ベクレル検出 (混ぜて焼却しろと環境省)
東京都杉並区立堀之内小学校の芝生の養生シートから、一キログラム当たり九万六〇〇ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが十三日、分かった。
埋め立て処理を容認する国の目安、一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルの十倍以上。
区は「シートは表面積が広い一方で軽い。キログラム単位での測定では、放射性セシウムの付着量が多くなったのでは」などと説明している。
区の問い合わせに対し、環境省は「シート一キログラムに対し、廃棄物一トンを混ぜて焼却すれば希釈されるので、焼却処分は可能」などと説明したという。……
Posted by 大沼安史 at 09:54 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 脱原発ビジネス本格支援 城南信金・吉原毅理事長に聞く
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011121402000041.html
城南信用金庫(東京都品川区)の吉原毅理事長は本紙のインタビューに応じ、「脱原発にかじを切ることで、新たなビジネスを生み出す」と述べ、取引先の中小企業が開発した節電商品を手始めに「脱原発ビジネス」を積極的に支援していく考えを明らかにした。
……
「原発問題に立ち向かうわれわれの姿勢に賛同して新商品をつくったと聞き、涙が出るほどうれしかった。取引先の異業種交流会が商品を共同開発したのは初めてのこと。連帯の輪が広がればいろんな知恵が出る。ぜひ商品を顧客に紹介したい」
◎ 涙が出るほどうれしい…………のは、こちらこそ、である。
こんど東京に住むときには、(エヘン)、えー、私の取引金融機関として、年金の受け取りの窓口になっていただく!
Posted by 大沼安史 at 09:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「中間」貯蔵は福島・双葉郡で 環境省、年内に説明へ
・福島県内の除染で発生した土壌や汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について、環境省が同県双葉郡内の町村を建設候補地として検討していることが13日、分かった。年内にも地元の首長らに説明し、2012年度末を期限とした設置場所の選定に向けて調整を進める。
・ 環境省は、中間貯蔵施設……について……14年夏には本体工事に着手し、15年1月をめどに汚染土や廃棄物などの搬入を始めるとする工程表を示している。
◎ この「中間」とは「永久」と同義。つまり、ウソである。
フクイチ核火山の周りに死の灰にまみれた火山灰台地ならぬ、高度放射性廃棄物の荒野が……これが、除染幻想で帰還する人々の前に広がる光景である。
Posted by 大沼安史 at 09:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ブルームバーグ 谷口富裕 IAEA前事務局次長(安全担当)にも注目
「天野 IAEA」を批判した12月8日付のブルームバーグの記事は、天野事務局長が2009年の就任以来、原子炉安全対策予算の5倍以上の額を核テロや核非拡散対策に使って来たことを指摘し、「天野IAEA」の原発安全の軽視ぶりを浮き彫りにしているが、天野事務局長にIAEAの運営をいわばバトンタッチしたIAEAの前事務局次長(安全担当)、谷口富裕氏(元通産官僚、現・東工大特任教授)についても厳しい視線を投げかけている。
→ http://www.bloomberg.com/news/2011-12-08/un-s-atomic-regulator-funds-terror-fight-while-fukushima-response-starved.html
(谷口氏の写真は、ブルームバーグ記事にリンクが貼られた、IAEAの人物紹介ページより → http://www.iaea.or.at/About/dg/taniguchi_bio.html )
これは拙著、『世界が見た福島原発災害』(緑風出版)でも取り上げたことだが、ブルームバーグはこの記事で、以下のようなウィキリークスが暴露した、ウイーン発の米国務省機密電(2009年12月、デイビーズIAEA大使発)を紹介している。
「(IAEAの)安全部局は(新たな)献身的なマネージャーとより強いリーダーを必要としている。過去10年間にわたり、安全部局はタニグチ次長の弱いマネジメントとリーダーシップのスキルにより、途方もない損害を被って来た」(注1)
そのうえで、ブルームバーグは、こう報じている。
「これらの米国務省機密電は、IAEAの前事務局次長、トミヒロ・タニグチの信頼性にも疑問を投げかけている。タニグチは、いまフクシマの惨禍を導いたものとして非難されている、日本の原発規制体制づくりに寄与した人物だ」(注2)
米政府のIAEA大使(代表)がワシントンの国務省あて機密電で、IAEAの原発安全担当最高責任者として、いわば「失格」のレッテルを張った男が、日本の原発(非)規制体制をつくり、フクシマの事故を招く一翼を担ったと、ブルームバーグは批判しているわけだ。
ブルームバーグはさらに、谷口氏が2005年12月に行なった演説を引用さえしている。
「ツナミ、洪水、ハリケーン、地震は世界の多くの地域を襲って来ました。そしてあらゆる原子力施設が称賛すべき対応を取って来たのです。極端な自然条件に対しても安全を確保する設計と運転特質は(原発の)安全を危険に陥れることはなでしょう」(注3)
フクシマが起きた今となっては、苦笑することもできない、愚劣で能天気な「空手形」的言明ではある。
ブルームバーグは、米国務省機密電についての谷口氏の弁明――「私は世界中の安全システムの向上のため、多大な寄与をしてきた(I made contributions to significantly improving safety systems around the world.)」――を載せているが、これは今後の日本政府の事故調、あるいは日本国会の事故調のフクシマ事故原因究明活動の中で厳しく検証されねばならない言明ではある。
本ブログ既報のように、米国の調査報道ジャーナリスト、グレッグ・パラスト氏はその新著、『ハゲタカのピクニック』の中で、IAEAの「火災抑制システム」の安全基準が「何者」かによって「改竄」され、おかげでフクシマの事故が悪化したことを暴露している。
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-262e.html
その「何者か」とは誰なのか? フクシマの惨禍の原因にかかわる問題である以上、これまた政府・国会事故調が明らかにすべきことである。
(注1)ブルームバーグの記事原文(関係個所)は、以下の通り。
“The department of safety and security needs a dedicated manager and a stronger leader,” U.S. IAEA Ambassador Glyn Davies wrote in December 2009 in a cable released by Wikileaks, the anti-secrecy website. “For the past 10 years, the department has suffered tremendously because of Deputy Director General Taniguchi’s weak management and leadership skills.”
(注2)同。
They also questioned the credentials of Tomihiro Taniguchi, the IAEA’s former head of safety who helped create the regulatory regime in Japan, which is being blamed for failings that led to the Fukushima disaster.
(注3)同。
“Tsunamis, floods, hurricanes and earthquakes have affected many parts of the world and nuclear installations everywhere responded admirably,” Taniguchi said in a December 2005 speech. “The design and operational features ensured that extreme natural conditions would not jeopardize safety.”
Posted by 大沼安史 at 09:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「天野IAEA」 もう年末、あれから9ヵ月が過ぎたのに原発安全強化の追加的予算措置 いまだ取らず たまりかねた米政府が今後の事故対策の明確化を要求 ブルームバーグが報道
史上空前の原発惨禍であるフクシマが起きて、もう9ヵ月が過ぎているのに、天野之弥事務局長が率いるIAEAが原発の安全性向上に対する追加的な予算措置をまだ取っていないことが、米ブルームバーグ・ニューズの報道(12月8日付)で明らかになった。(注1)
→ http://www.bloomberg.com/news/2011-12-08/un-s-atomic-regulator-funds-terror-fight-while-fukushima-response-starved.html
原発の安全確保は、技術協力、核兵器の拡散防止と並ぶ3本柱。
にもかかわらず、「天野ジャパンIAEA」は、原発の安全性を強化するための新たな予算措置を年末を迎えても取っていないことから、あまりの遅れに業を煮やした米政府は、天野IAEAのいう「行動計画」なるものの予算措置に対して準備を整え、将来起こりうる原発の非常事態にどう対応するか明確化するようIAEAに要求した。(注2)
これについて「天野IAEA」はブルームバーグの質問書に、「行動計画の主たる活動」を練っているチームが計画をまとめてから予算措置は行うつもりだ、と回答した。
ブルームバーグの報道によると、9月に決まったIAEAの今年度予算(4億6900億ドル)のうち、原発の安全対策費は8.9%。これには、フクシマを受けた追加的な対策費はまったく含まれていない。
こうした天野IAEAの無策ぶりについて、IAEA研究を続けて来た元オーストリアの外交官、カナダCIGI(国際行政改革センター)上級研究員のトレヴォール・フィンドレー氏は、「IAEAは(フクシマという)この悲惨な事故を契機に、原子力の安全を向上させるチャンスを掴み損ねた」と批判している。
◎ フクシマという途方もない原発が起きたというのに、「天野IAEA」が事故当初から積極的に動こうとしないことに対し、米政府などから厳しい批判が出ていたことは、拙著の『世界が見た福島原発災害』『同・2』(ともに緑風出版)でも報告したことだが、そうした無策ぶりへの国際社会の怒りのボルテージがここまで高まっているとは……。
天野IAEAを操る日本政府と国際原子力マフィア!
このブルームバーグの報道が「12月8日」付けだったことも、偶然の一致でなかったような気もする(フランスのルモンドも8日付けでフクシマに関する記事を集中的に掲載していた!)
(注1)ブルームバーグの記事原文(関係個所)は、以下の通り。
Nine months after the worst nuclear disaster in decades, the world’s atomic-energy watchdog has yet to dedicate additional money to improve reactor safety.
(注2)同。
The delay has prompted the U.S. to call for the International Atomic Energy Agency to prepare a budget for its so-called action plan and to clarify how it will respond to future nuclear emergencies.
Posted by 大沼安史 at 09:31 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(14日 水曜日)は終日、太平洋の沖合に流れる。
Posted by 大沼安史 at 08:30 午前 | Permalink
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2011-12-13
〔12月13日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:36 午後 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(13日 火曜日)は朝方、茨城南部から房総東部に流れた細長い気団が夜半にかけて引き続き南下する。
Posted by 大沼安史 at 12:33 午後 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 早川由紀夫教授が放射能汚染地域が拡大するようすを時間の経過とともに地図で視覚化(12日)
◇ 火山ブログ → http://blog-imgs-26-origin.fc2.com/k/i/p/kipuka/datetime.jpg
解説 再考察のきっかけは文科省の航空機モニタリングから
「原発からいったん北西方向に流れた後、(略)、群馬、長野両県境の山地周辺まで到達していた。」 この最後のところが間違ってると思うんだ。分布がそう見えても、そう流れたことにはならない。そうでなかった証拠を私はいくつか持ってる。しかし確実ではない。文科省には、問題を認識してほしい。
私は次のように考えている。福島中通りを南下した放射能雲は、那須と日光を通って赤城山まで達した。3月15日夕刻から16日未明だ。その数時間前の15日朝にいわき市を通って南下した放射能雲が東京を通過して奥多摩に至り、北上してお昼すぎに群馬北部を通って南魚沼に抜けた。
◎大沼 早川先生のご努力に敬意を表します!
Posted by 大沼安史 at 12:19 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 早川由紀夫教授「訓告」問題 カナダの平和哲学センターが英文(邦文併記)で詳報
→ http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/12/blog-post_08.html
◇ 群馬大早川教授への訓告は学問の自由、言論の自由の重大な侵害である Volcanologist Hayakawa Yukio's Academic Freedom Threatened by Gunma University's President
Posted by 大沼安史 at 12:06 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 早川由紀夫教授への「訓告」問題 国際的な波紋広げる 米大学専門紙で紹介
Posted by 大沼安史 at 12:02 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 3号機は「ピカドン(核爆発)」を起こした! 専門家が断言 JNESの元原発検査員 藤原節男さん 「飛散原因は核燃プール」
「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」
そう語るのは、’10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。
「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」
しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?
「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」
彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。
「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」……
Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 経産省幹部(前エネ庁次長) 木村雅昭氏のインサイダー「疑惑」 東京地検特捜部 立件の方針……ゲンダイネットが報道!
◆インサイダー疑惑 経産省幹部のハレンチ“弁明”
2011年12月08日10時00分 ゲンダイネット
<救済スキームの当事者なのに…>
今年7月、発覚した経産省幹部のインサイダー疑惑。証券取引等監視委員会が強制調査に乗り出した後、“音なし”だったが、ようやく事件化しそうだ。東京地検特捜部が金融商品取締法違反容疑で立件する方針を固めたのである。
問題の人物は前資源エネルギー庁次長の木村雅昭氏(52)。リーマン・ショックで経営不振に陥っていた半導体大手「エルピーダメモリ」に公的資金などの増資が行われる渦中に同社株を買い付けたインサイダー取引を疑われている。……
Posted by 大沼安史 at 11:42 午前 | Permalink
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〔河野太郎さんのブログ〕 官僚の「退職金」、総額83,124,800円、返金へ
……
日本ASEANセンターが、この数十年間、日本政府から出向してきた官僚に対して、センターから日本政府に戻る時に退職金を払い続けてきたことがわかった。
合計48名に対して、退職金総額83,124,800円。1人あたり平均支給額1,696,424円。外務省9人、経産省27人、国交省12人。
明らかにルールを逸脱して支払われてきたこの退職金を、全額、さかのぼって返金させることになった。
このなんちゃって国際機関日本ASEANセンターは、しばらく前に放漫運営で問題になり、当時の与党理事(自民党)がやたらと大騒ぎして、銀座のセンターを閉鎖して移動、外務省の天下り事務総長がクビになって民間から後任を公募するということになった。
その頃、そのうるさい代議士らが視察に来るというので、センターは、イベントホールが閑散としていてはまずいと、その日だけの講習会を追加開催するなどして、来場者がたくさんいるように見えるよう人を集めた。それにころっとだまされたその代議士が河野太郎だ。
ひょんなことから、数年前のその出来事がばれた。(天網恢々疎にして漏らさず)……
Posted by 大沼安史 at 11:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・作文による記録〕 いわき市立勿来第二中学校3年 瓜生健悟さん 「震災を乗り越えて」
「お父さーん、お父さーん。」
必死に叫ぶ僕からまるで父を遠ざけるかの様に黒い雨が降り出し、目が覚めた。こんな風に父を呼んだのはいつ以来だろう。止まない地震、真っ暗な空、工場の爆発。まるで映画の中にいる様な状況下で発令された緊急事態宣言。すぐさま僕の脳裏には原発から三キロ圏内に単身赴任している父の顔が浮かんだ。僕は無意識に受話器を取り、つながるはずのない父の番号を押さずにはいられなかった。何度も、何度も。そして放射能の不安が今にも僕を押しつぶそうとしていた。
父と会えたのは二日後の夜中だった。原発が爆発する中、寝食も忘れて父は生徒達を避難させていたのだ。
……
◇ ツイッター情報
# pinpinkiri 記者とかしています
24hitomiがリツイート
きのうの読売編集手帳が紹介した福島中3生の作文。お父さんは福島原発すぐそばの高校教師。爆発後、祖父に残ったガソリンで行けるところまで息子を連れて逃げてくれと頼む。息子は体外受精で授かった命。初めて自分の出生を知る…。すごい作文だ。
Posted by 大沼安史 at 11:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 立科町の薪から放射性セシウム 長野県内初の国の指標値超え
長野県は5日夜、立科(たてしな)町の山林で伐採されたカラマツの薪から国が示した指標値(1キロ当たり40ベクレル)を超える46ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。……
◎ 薪ストープに憧れていたのに……。
Posted by 大沼安史 at 11:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 1号機火災の敦賀原発 5月に2号機で 排気筒から放射能漏れ
日本原子力発電は(5月)9日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の換気用排気筒から微量の放射能漏れがあったと発表した。8日午後3時からの7時間で計41億ベクレルの放射性ガスが外部に放出された。ただ、同社が年間の上限値とする量の40万分の1で、環境への影響はないとしている。……
Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 雨どいを除染「下がった」 逆に軒先や裏庭の一部は「上がった」――郡山「除染」ルポ
……
薄暗くなり、除染後に測定すると、雨どい(地表)は5・35マイクロ・シーベルトから1・84マイクロ・シーベルト、玄関前(高さ1メートル)は、0・5マイクロ・シーベルトから0・2~0・3マイクロ・シーベルトに下がった。この家の大河原悟さん(34)は「一定の効果があった」と喜んだ。
だが、軒先や、裏庭の一部では逆に線量が上がった。土を掘り返すことで、拡散した可能性があるという。屋根部分は安全面を考慮し、除染を実施しなかった。
高所部は業者への委託が主流だが、不確定の相場や未開分野の技術に、不安要素は多い。裏庭も樹木の伐採や洗浄、土の掘り返しは、素人には難しい。
……
作業が進むにつれ、落ち葉を入れた袋や、はぎとった土砂入りの土のうは山積みになった。全部で約60袋以上。落ち葉入りの袋周辺の空間線量は、1・8マイクロ・シーベルトを計測した。
福島では、仮置き場の確保が難航している。大河原さんは、所有する土地への一時保管を考えているが、今は軒下にある。「これが一番の問題だ」とため息をついた。……
Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 敦賀原発1号 出火 電源装置燃える 周辺環境へ影響はなし
12日午後7時45分ごろ、福井県敦賀市明神町の日本原電敦賀原発1号機の廃棄物処理建屋にある電源装置のブレーカー部分から出火、間もなく運転員が消火器で消し止めた。けが人はなく、周辺環境へ影響はないという。
◎ 世界的に適用されている、IAEAの原発の火災抑制基準に問題があることは、米国の調査報道ジャーナリスト、グレッグ・パラストさんが新著、『ハケダカのピクニック』で暴露していることだ。
参考 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-262e.html
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 外部被曝、18パターンを試算――福島県庁 最悪パターンは飯舘村 6月の役場移転にあわせ、ようやく避難した住民
最も高いと試算されたのは、原発から北西約35キロの飯舘村内に住んでいた住民のうち、事故後もとどまり、役場機能が移転した6月に合わせて福島市に避難した場合で、19ミリ・シーベルト。……
◎ 内部被曝もひどかったに違いない!
葛尾村のようにすぐに全村避難しておけばよかったのに、残念無念!
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ警告〕 除染は死を招く
除染作業員が亡くなりました。政府は放射能とは無関係と言っています。
そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
一つだけ、言える事は、チェルノブイリで除染作業にあたった人々は、亡くなるケースが多かった事です。
細野環境大臣とボランティアの福島での除染作業でマスクをはずした人が多かったこと、高圧除染作業の下で、野田総理がノーマスクだったこと。除染の恐ろしさを政府中枢も不勉強な現実にあきれ果てます。
「除染は死を招きます」
Posted by 大沼安史 at 10:34 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 除染作業の男性(60歳)死亡 福島・伊達市・霊山町下小国で
12日午後1時ごろ、福島県伊達市霊山町下小国で、除染活動していた男性(60)が車の中で倒れているのを別の作業員が見つけ、119番した。男性は救急搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。政府の原子力災害現地対策本部が発表した。
対策本部は死因を調査中だが、現地の状況から放射線の影響は考えにくいとしている。
対策本部によると、男性はこの日、下小国の集会所付近で午前中から除染活動していた。昼休み後に行方が分からなくなり、周辺を捜していた別の作業員が車内にいる男性を見つけた。
Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 中国 「核燃料リース方式」で原発売り込みへ
……「核燃料リース方式」を柱にした処分場利権の行使をにらんでいるのが、10年後には米国に次ぐ「原発大国」となるのが確実視されている中国だ。日本の原子力委員会の尾本彰委員は「中国とロシアがこれからの世界の原発市場を席巻する可能性がある」と指摘した。
東芝傘下の米ウェスチングハウスは06年、原発輸出契約獲得の見返りに、中国に最新型炉「AP1000」の技術移転をのまされた。中国は、これをもとに国産原発「CPR1000」を開発し、14年から輸出する目標を据える。モンゴル国境に近い甘粛省のゴビ砂漠に高レベル廃棄物最終処分場建設も決めており、ロシアと同様、使用済み核燃料引き取りをエサに原発売り込みを図る素地が整いつつあるのだ。……
Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 東海第2原発 廃炉求め 550人が行進 「私たちは微力だが、みんなでつながっていこう
定期検査中の東海第二原発(東海村)の廃炉を求めるパレードが十一日、つくばセンター広場(つくば市吾妻)周辺であり、約五百五十人(主催者発表)がのぼり旗やプラカードを手に歩いた。
つくば、土浦両市などの約百六十人でつくる市民グループ「脱原発ネットワーク茨城」の主催。パレード前の集会では同グループの世話人、小張佐恵子さん(59)が「一人でも多くの人に放射能の恐ろしさを知ってもらい、一緒に脱原発への道を進めよう」と呼び掛けた。続いて登壇した参加者たちも「子どもたちの将来に危険な原発を残したくない」「私たちは微力だが、みんなでつながっていこう」などと訴えた。
小学一年の長男とパレードに参加したつくば市の主婦野口恵美さん(48)は「脱原発や廃炉に向けて、アピールしていきたい」と話した。
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「帰郷急がず、1カ所に」 双葉町の避難町民「あの時」に黙とう
東日本大震災から9カ月となった11日、福島第一原発事故を受け、加須市の旧騎西高校に役場機能ごと避難している福島県双葉町の町民らは同校体育館に集まり、震災が起きた午後2時46分に黙とうをささげた。
井戸川克隆町長は黙とう後、集まった町民約40人に対し除染や賠償の方針を説明。「急いで双葉町に戻ることはせず、(再移転して)若い人たちが住んでくれる場所でまとまりたい」と語った。
除染作業については、双葉町と同様に町全域が警戒区域となっている隣の同県大熊町で、国が先月末からモデル事業をスタート。同町は除染を最優先課題として早期の町民の帰郷を目指すが、井戸川町長は「今の除染作業はまだまだ不備が多い」と、当面は除染を見送る方針を示した。
高校一年の息子と両親と同校で生活する朝川栄さん(56)は「町長の考えは分かるが、今は子どものことを考えると簡単には(再移転先へ)移れない」と語った。ある町議は「十分に町民の意見を聞いて発言しているのか疑問。双葉町だけが除染を断れば、帰郷を断念したと町民が不安になるのでは」と懸念した。
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 放射線測定器貸し出し 船橋市も来月から
船橋市は十二日、放射線測定器の貸し出しを来年一月から始めると発表した。市民や土地所有者、事業者らが対象で貸し出す測定器は四十台。来年一月五日から予約を受け付け、七日から貸し出す。貸出場所は市役所環境保全課、北部公民館、高根台公民館の三カ所。予約は環境保全課が祝日、両公民館が祝日と月の最終月曜日を除いて受け付ける。
貸出期間は個人が当日のみ、町会や自治会は三日間。地上一メートルで毎時一マイクロシーベルトを検出すれば市が再調査する。
問い合わせは同課=電047(436)2453=へ。
Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 福島の避難親子 孤立させぬ NPO「こどもプロジェクト」15日に活動報告
難病だったわが子の看病体験を生かし、病気や障害がある子の子育てを支える活動をしているNPO法人「こどもプロジェクト」(東京都新宿区)代表の福田恵美さん(49)が、福島第一原発事故のため都内に避難している母子たちを孤立させたくないと奔走している。「責任をすべて背負っているのは、病気の子の親も福島から避難している親も同じ」。他のNPOとも連携し、15日には都内でシンポジウムを開く。 (小林由比)
福田さんは一九九四年に長男を出産した。生まれつき手足などの関節の動きが制約される難病だった。四年後に亡くなるまで都内の病院に入院していた息子の看病をする中で、重い病気の子の治療で地方から上京、経済的にも精神的にも大変な思いをしている親が多くいることを知った。
息子を亡くした後、自宅から離れて治療を受ける子と家族のための滞在施設をつくっている企業の取り組みを知り、施設について学ぶ海外研修に参加。二〇〇四年にNPOを設立し、障害や病気の子どもたちの子育て支援などに取り組み始めた。
震災後、気になったのは原発事故で東京に避難してきた親子。父親は仕事で地元に残り、母子で避難のケースが多い。特に「自主避難」している母親たちは、子どもの生活環境を変えることが良かったのかと悩みを抱えているという。
同NPOでは現在、大学生が千代田区に避難中の小学生らの勉強を見たりしているほか、母親の情報交換会も開いている。福田さんは「孤立しないよう支えたい。今後は他の地域にも広げ、不安を少しでも和らげたい」と話している。
「福島からの母子支援ネットワークシンポジウム」は十五日午後六時半から、千代田区飯田橋の東京しごとセンターで。無料。いわき市から避難中の母親二人が現状を語るほか、子どもたちの学習支援を行うNPOも活動を報告する。申し込みは、メール=kodomo-project@mtg.biglobe.ne.jp=か、ファクス=03(6280)8422=へ。
Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 自主測定で「安全証明」 売り手に広がる自衛策 米屋さん 中古車ディーラー 幼稚園の子どもたちの給食の御飯 赤ちゃんも乗るマイカー
農家や小売業者が商品の放射性物質を自主測定し、消費者に情報発信する動きが県内でも広がりつつある。行政はモニタリング検査で安全性をアピールするが、福島県産米の出荷停止や粉ミルクでの放射性物質検出などが相次ぎ、消費者の不安はなかなか消えない。「自ら安全を証明しないと」。売り手は自主測定を自衛策にしようとしている。
「納入米のセシウム値を教えてほしい」。宇都宮市の米穀販売・卸「こめよし」に8日、同市内の幼稚園から電話が入った。11月に購入したゲルマニウム半導体検出器による測定結果が「検出限界値以下」だったことを伝えると、幼稚園の担当者は「それなら給食に使える。安心した」と電話を切った。……
……
測定の動きは食品以外の分野にも。宇都宮市内で店舗展開する中古車販売「トーワオート」は中古車内の放射線量を自社で測定し、結果を全車両に添付している。
浅沼寛士社長(41)は「赤ちゃんも乗る車のキーワードは安全。心配している人がいるなら、少し手間を掛けてそれに答えないと」と線量測定を続ける予定だ。
Posted by 大沼安史 at 10:03 午前 | Permalink
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〔飯舘・NEWS〕 村民会議が復興計画を答申 除染計画を盛り込む
飯舘村の復興計画村民会議は8日、村民の意思を尊重しながら一人一人の復興を目指す「いいたてまでいな復興計画(第一版)」を菅野典雄村長に答申した。放射線被ばくの年間積算線量を当面5ミリシーベルトとする除染計画も盛り込んだ。菅野啓一委員長、佐野ハツノ副委員長が福島市飯野町の村飯野出張所で答申書を手渡した。
答申は(1)生命(いのち)をまもる(2)子どもたちの未来をつくる(3)人と人とがつながる(4)原子力災害をのりこえる(5)までいブランドを再生する-の5本柱。短・中・長期の3段階に分け、2年後に村民の一部の帰村を開始し、5年後に全村民の帰村、10年後に復興達成を目指す。帰村しない、できない村民の支援も盛り込んだ。
当面の重点施策・事業には、健康・リスクコミュニケーションの充実、全村民の内部被ばく検査、子どもがいる約350世帯への空間線量計配布、仮設校舎や体育館の建設など教育環境整備、避難先の新たなコミュニティーづくり、農作物の独立検査機関設置など15項目を据えた。
14日の村議会復興対策特別委員会の審議を経て16日の村議会最終日に議決を受ける。具体策は3月議会の補正予算や平成24年度の予算に盛り込む。復興計画は全世帯に郵送する。来年早々にも各地で説明会を開き、住民の声を施策に反映させる。
菅野村長は「情熱をもって、一人一人の放射能からの復興を目指す」と決意を語った。菅野委員長は「村民みんなが携わって愛着のある村を除染したい」と話した。
◇ ツイッター・コメント
# A1271 飯舘村避難民A:沼 惇
飯舘村民会議が復興計画を答申 除染計画を盛り込む 福島民報 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/12/post_2720.html via @FKSminpoこれは村民が参加しない村長自作自演会議。馬鹿な議員は丸のみで可決? 12月9日
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ〕 田中康夫さん 除染はもとより「除洗」も不要だ
メルトダウンを超えてメルトスルーに陥った東京電力福島第1原子力発電所の周囲は、「放射能に占領された領土」と冷徹に捉えるべき。
その放射能は、「人間の五官が察知し得ぬ無色・無臭・透明」で、極めて厄介な存在なのです。
とするなら、原発から少なくとも30km圏内は居住禁止区域に設定し、愛着を抱く郷里から離れる当該住民には、国家が新たな住居と職業を提供すべき。
それが、「国民の生命と財産を護(まも)る」政治の責務です。にも拘(かかわ)らず、「今の所は大丈夫」会見を続けた枝野幸男氏にも、「今は既に大丈夫」発言を続ける細野豪志氏にも、身を挺して有言実行する哲学や覚悟は窺えません。
……
国有林内の「保管物」が雨水に混じって河川に流れ出たら、イタイイタイ病どころの話ではありません。映画「100,000年後の安全」に登場したフィンランドのオンカロ以外に現在建設中の放射性廃棄物最終処分場は地球に存在しない事を鑑(かんが)みれば、住民が移住後の「フクシマ」を最終処分場とし、この瞬間も世界中で排出される廃棄物を受け入れたなら、これぞ最大最強の安全保障政策の確立です。
「除洗」も、再考すべきです。語弊を恐れず申し上げれば、桜島の噴火が終息していないのに鹿児島市内で愛車を水洗いしている“滑稽さ”と同一です。人海戦術で駆り出された住民が内部被曝を起こさぬ保証は何処にも無いのです。トンネルじん肺やアスベストの悲劇から何も学ばぬとは。
更には、除染の際の水は如何に処理しているのか、杳(よう)として語られません。ここでも、水俣病どころの話では無いのです。
が、渡部恒三氏の秘書から参議院議員を経て福島県知事に転身した佐藤雄平氏は、人口が減少すると交付税も減少するので疎開や移転には反対、と高言する始末。笑い話では済まされない日本の政治の機能不全です。
Posted by 大沼安史 at 09:56 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 汚染水の海洋投棄、間違いなく実施される/信頼出来る第三者機関が測定し公表して国民や世界を納得させないと難しいかもしれない/今は(溶融核燃料の)塊が水中にある
「ハッピー」さん → http://twitter.com/Happy20790
# ただいまっ(^O^)今日は寒くなくて穏やかな1日でした。昨日で9ヵ月が過ぎたんだね。6月頃まで死に物狂いで作業やってたのが遠い昔に感じるなぁ…。15時間前
# こんばんは。燃料は落ちて固まってて表面はある程度冷えてると予測できますが、塊の中まではどんな温度かわかりません。いずれにしても冷却水をかけ続けないとダメですね。13時間前
# オイラはたぶん低放射性物質濃度に処理された汚染水は海洋投棄されるのは間違いなく実施されると思うよ。それは現在稼動中の原発でも行われてるんだ。但し、現在の海洋投棄されてる主な核種はコバルトやマンガン。今回の汚染水処理後の主な核種はセシウムとストロンチウム。12時間前
# 通常は燃料破損や燃料集合体にピンホールあいた時にしか出ないし、出ても極微量なんだ。今回は桁が違い過ぎる。海洋投棄処理システムも造る予定なんだけどセシウムやストロンチウムがちゃんと処理されてるかが大事なポイント。
# 信頼出来る第三者機関が測定し公表して国民や世界を納得させないと難しいかもしれないね。それでも納得しない人は沢山いるだろうけど、今のままじゃ無尽蔵にタンク据付るようになる。
# それは現実的に無理だし、何年かたつと膨大なタンクの腐食も対策しなきゃならなくなる。今のタンク内部はエポ樹脂塗装なんかしてないからこのままじゃ何年もつか…。処理システムの課題はストロンチウムだよ。しっかり見届けなきゃでし。
# 政府や東電はいかにして海洋投棄を認めてもらうか試行錯誤中だと思う。ただ余りにも議論が長引いたり、結論が出ないと海洋投棄処理システムも増設タンクも間に合わなくなるかも…。それが一番怖い事でし。12時間前
# 詳しく検討しないとオイラには判断できないでし。でも今は塊が水中にあると予測できるので再臨界まではないと思うんだけどね。12時間前
# 凍ってしまったらダメなのは炉内注水の循環システム。福島は2月、3月の朝方が一番冷え込むでし。水道管はヒーター巻いても凍ってしまうでし。12時間前
Posted by 大沼安史 at 09:52 午前 | Permalink
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2011-12-12
〔フクシマNEWS〕 漏れ出したセシウム137は、271,000,000,000,000,000ベクレル(2京7,100兆ベクレル)を超えている ! (太平洋、死の灰の海に!)
「星の金貨」 → http://kobajun.chips.jp/?p=1448
◇ ニューヨーク・タイムズの4日付け記事を「星の金貨」さんが訳出!
「星の金貨」 → http://kobajun.chips.jp/?p=1448
◇ ニューヨーク・タイムズの4日付け記事を「星の金貨」さんが訳出!
◇ 原文記事 More Radioactive Water Leaks at Japanese PlantBy HIROKO TABUCHI and MARTIN FACKLER
Published: December 4, 2011 → http://www.nytimes.com/2011/12/05/world/asia/more-leaks-from-fukushima-daiichi-nuclear-plant.html?_r=2&scp=1&sq=fukushima&st=cse
☆ 注目箇所
3月の事故発生から7月中旬までの間、福島第一原発から太平洋に漏れ出した放射性セシウム137の量が27.1ペタ・ベクレルに達したと、フランスの放射線防護原子力安全研究所が見積もりました。
ご存じのように、この量は一回の事故で海洋に放出された量としては、史上最大のものです
(ベクレルは一般に用いられる放射線量の単位です。そして、ペタ・ベクレルは1000兆ベクレルです。)
The Institute for Radiological Protection and Nuclear Safety in France estimates that between March and mid-July, the amount of radioactive cesium 137 that had leaked into the Pacific from the Fukushima Daiichi plant amounted to 27.1 petabecquerels, the greatest amount known to have been released from a single episode. (A becquerel is a frequently used measure of radiation, and a petabecquerel is a million billion becquerels.)
★ 「星の金貨」さんのコメント
→ この記事を翻訳していて、今日は全く不愉快になってしまいました。
3月11日から、7月中旬までは4ヵ月、今は12月ですからさらに5ヵ月近く経過しています。
4ヵ月時点ですでに2京7,100兆ベクレルが放出された太平洋には、9ヵ月経過した今、いったいどれだけのセシウム137が放出されてしまったのでしょうか。
まさに日本近海の太平洋は、「天文学的レベル」の汚染が進行している事になります。
そこにさらにストロンチウムが漏出された訳です。
「冗談じゃない!」
とにかく今は、その言葉しか浮かんできません。
Posted by 大沼安史 at 04:46 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 自主避難等への賠償(中間指針追補)と枝野大臣発言に関する見解
……翌日の枝野大臣の国会答弁は、追補に矛盾してみえるものもありますが、基本的に追補の考え方にしたがって東電は着実に動けと言っているとみて、以下のように解するのがいいと思います。
・実費については、精神的損害+実費を積み上げたときに、定額を越える部分を請求できる。精神的損害部分は、避難者<残留者 だが具体的にいくらかについては未確定
・追補には、[対象者]以外の者についても、個別具体的な事情に応じて賠償の対象と認められ得る。とあり、対象区域外にいる人の実費請求を認めている。枝野発言を、対象内だけに限定して解さないようがよい
今後私たちに必要なことは、福島およびその周辺から避難した方たちに、個別請求を促すこと、特に、白河や宮城県丸森町など、線量が比較的高いにもかかわらず対象区域から外れた区域の方たち、そこで賠償が勝ち取ることができれば大きな意味を持つことになると思います。……
◇ 参考 自主避難者に実費支払いを=枝野経産相、東電に指示へ
7日付け 時事通信 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000120-jij-pol
Posted by 大沼安史 at 04:04 午後 | Permalink
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〔福島・渡利・NEWS〕 「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」に支援を!
福島市の中でも特に空間線量が高い状況が続く渡利地区・・・。毎時2マイクロシーベルトを超す場所もたくさんあります。
「除染がはじまって効果があがるまで、せめて子どもたちを一時避難させて!」こんな切実な声にこたえて、「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」をはじめます!
これは、渡利から車で30分ほどの土湯温泉(福島市西部)の旅館に、週末やウィークデイに、わたりの親子に滞在してもらうというもの。
土湯温泉は、空間線量は毎時0.1~0.2マイクロシーベルトと低く、渡利の10分の1から20分の1です。子どもたちがきてくれれば温泉もにぎやかになります。
ということで、セーブわたりキッズ、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、フクロウの会、FoE Japanの4団体が、土湯温泉とタッグを組んで、「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」を開始します。……
Posted by 大沼安史 at 03:56 午後 | Permalink
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〔ツイッター 電網恢恢〕 その空気を吸った人を心配しないの?/福島の農家のために署名する人、山ほどいる/典型的な公害だよな/自衛隊が出動しているのに東電は冬のボーナス/6049人が甲状腺手術/おっそろしい! 猛毒ストロンチウム基準値100万倍超/あの牛乳もこの牛乳も
# kiraramaron きららマロン
その空気を吸った人を心配しないのがビジネス紙。 #genpatsu 明治粉ミルクからセシウム 業界が恐れる“空気経由”汚
染|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/articles/-/15288 via @dol_editors
# tautautau1976 tautautau1976(隠居猫)
・ もし、福島の農家の側から、私たちは安心してコメ作りがしたい。土壌をすべて交換するか安心してコメ作りが出来
る土地を与えてくれ。今の反転耕を中心とした除染方法じゃ安心できないという活動を国に対して起こせば、署名する消費
者は山ほどいるだろうな。
・ 冷静に考えると、何らかの有害物質が水や大地に拡散した土地での生産活動により、消費者の健康に影響を与える可
能性がある製品が、健康リスクが指摘されても構わず生産され続ける構図は、典型的な公害問題だよなあ。どう考えても
# twshuyu twshuyu
自衛隊が動員されて大規模な除洗作業が国費を投入されて実施されているさなか、東電は1兆円の国民の税金からの緊急支
援を受けながら全社員へ冬のボーナスを支給。一方で放射能被災地の失業者にはたったの8万円の支援金を支給しただけ。
# micchan09 みっちゃんKondouMichi
tokaiamaがリツイート
RT@stmatthew70 ウクライナ人口4600万人 そのうち850万が子ども そのうち被災は90万人 その中で6049
人が甲状腺手術 byエフゲーニャ ( #IWJ_FUKUSHIMA1 live at http://ustre.am/zApY)
# settyan213 setsuko#脱原発、#国民投票
tokaiamaがリツイート
おっそろしい!「浄化水」から猛毒ストロンチウム基準値100万倍超えなんて
http://gendai.net/articles/view/syakai/134072 アレバ社もキュリオン社も東芝製も結局汚染が酷いから浄水できない。
3ケタの倍なんて、もうアウト。海の汚染は魚を食べれば人の内部被爆に繋がる。これでも罪に問われない東電?
# keyaki1117 笹山登生
tokaiamaがリツイート
ほうほう。どんどん出てきましたな。メモ「牛乳放射線計測結果。TEAM二本松「市民放射能測定室」明治おいしい牛乳セ
シウム26ベクレル/kg、メグミルク牛乳39ベクレル/kg、森永牛乳18ベクレル/kg、毎日の食卓3.6牛乳(セブン&アイ)38ベクレル/kg」
Posted by 大沼安史 at 03:38 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ルモンドも「福島被曝棄民」、グリーンピース・救援アピールを報道 避難の権利与えず除染に従事させる日本政府を「完璧な無責任であり危険きわまりない」と非難
国際環境団体「グリーンピース」のオランダ本部が、日本政府がフクシマの人々を被曝棄民していると非難した問題を、フランスのルモンドも報じた。
来日して現地で測定にあたったグリーンピースの専門家は言った。
「避難の権利を与えず汚染地域で待機させ、除染までさせていることは、完璧な無責任であり危険きわまりないことだ」
"C'est totalement irresponsable et dangereux de laisser les habitants s'occuper eux-mêmes de la décontamination ou de les laisser attendre pendant des mois dans un environnement radioactif sans qu'ils aient droit, entre-temps, à une évacuation."
◇ 参考 オランダのグリーンピース本部 「福島市からの妊婦・子どもの避難」を呼びかけ 日本政府を「完全な無責任」を非難 「フクシマ被曝見殺し」問題 国際化
→ http://abonnes.lemonde.fr/japon/article/2011/12/07/greenpeace-denonce-l-abandon-des-habitants-de-fukushima-par-les-autorites_1614204_1492975.html
Posted by 大沼安史 at 03:31 午後 | Permalink
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〔12月12日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:39 午後 | Permalink
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〔★ フクシマ・NEWS〕 福島の車のエアフィルター ホットパーティクルで高濃度汚染 測定した米国の研究者・機関が被曝を恐れ、「危険な放射性廃棄物」として廃棄処分 フクシマ現地の人々の被曝を懸念!
米マサチューセッツ州、ウスター工科大学の放射線の専門家、マルコ・カルトフェン氏が10月31日、APHA(米国保健協会)で行った、フクシマの汚染状況に関するプレゼン・ビデオが、アーニー・グンダーセンさんの主宰する脱原発サイト「フェアウインズ」から公開された。
→ http://www.wat.tv/video/scientist-kaltofen-presenting-4llqh_31wod_.html?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
グンダーセンさんによるカルトフェン氏の発表内容の紹介は、すでに本ブログで報じている。
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-8c39.html
ここで改めてカルトフェン氏のプレゼンを紹介するのは、それがビデオのナマ映像であることもあるが、このビデオを解析した視聴者により、同氏がある、きわめて深刻な問題を提起しているからだ。
→
http://enenews.com/my-university-is-annoyed-with-me-air-filter-from-japan-so-radioactive-it-must-be-buried-at-radioactive-waste-disposal-site-in-us-video?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
それは、カルトフェン氏が放射能を測定した福島の自動車のフォイルターがあまりにも汚染されていて、まさに危険なものだったため、放射性廃棄物として処分しなければならなかったことを明らかにしている点である。
カルトフェン氏はプレゼンで、こうも語っている。
不幸なことに、これが(車のエアフィルターがホットパーティクルで高度に汚染されていたことが)、避難できないでいる福島市の人々にとってどんな意味を持つものか、想像できると思います。このフィルターを交換しなければならない自動車整備工場の人にとっても。
(この箇所のビデオからの書き起こし原文は以下の通り。8分30秒前後)
And also we have Fukushima’s which is about 65 kilometers away from the site. This automobile air filter is actually hazardous. My university is annoyed with me because we have to contract to have this filter disposed of as radioactive waste. Unfortunately, you can just imagine what this means to the people in Fukushima City which is not evacuated, and even for the (automobile) mechanics who are changing these air filters.
◇ APHA 記事 → http://apha.confex.com/apha/139am/webprogram/Paper254015.html
◇ カルトフェン氏のパワーポイント資料 → http://www.fairewinds.com/ja/content/marco-kaltofen-presentation-apha
◎大沼 フクシマからの妊婦・子どもたちの緊急疎開、家族への移住権の付与は、待ったなしだ!
Posted by 大沼安史 at 12:36 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 高山・環境政務官 「国が測っても信用されない」発言 英語メディアで世界に拡散!
◇ 日本の環境省ナンバー3が「政府発表の測定値を誰も信じていない」と発言!
Moment of Truth for the No.3 Official at the Ministry of the Environment: "No One Trusts the Radiation Measurement by the National Government"
◎大沼 ダーバンでますます評判を下げた日本の環境省(政府)の首脳によるこの発言!
◇参考 毎日新聞(10日付)→ http://mainichi.jp/select/today/news/20111211k0000m040047000c.html?inb=fa
高山智司環境政務官は10日、静岡市内で記者会見し、東日本大震災で発生したがれきの放射線量の測定について「国が測ったのでは信用してもらえない。国も測っているが、その上で自治体にも測ってもらいたい」と発言した。……
Posted by 大沼安史 at 11:49 午前 | Permalink
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〔フクシマ・支援要請〕 南相馬の子どもたちに クリスマス&ニューイヤーのプレゼントを!
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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〔南相馬・HCR救援活動報告〕 写真集「奪われたもの、奪ったもの」 & yu.co さんのコラム
日々の巡回。
支援のあり方について、
改めて考える。
恐らく考え続ける。
いや、
支援ではなく、
どう生きるか、
どう生かされるか、
ということかもしれない。
ここに暮らし生きる身として。
声なき声に、
地球の息吹に、
耳を傾け、
自問自答する。
星を見上げ月に祈る。
モノの供給側、対、
「もらう側」という構図、
その行列、
弱肉強食の争奪戦、
に、近しいもの。
これでいいのか…?
だが子どもたちは、
また別の場所を見ている、
のかもしれない。
仮設住宅に暮らす子どもたちは、
マテリアルワールドから
離れた世界で、
わたしたちにまっすぐ走ってくる。
欲しいものがあるから、ではない。
なにも手に取ることもなく、
もう最後に会った日からひと月は
経っているというのに、
会いたかった、と言って、
また会いたい、会いに来て欲しいと言って、
何も手に取ることなく、
バイバイ、とそこを後にした。
ガラクタ核兵器の存在を甘んじてきた
我々愚かな大人たちは、
この子たちの二度と戻らない日々と、
未来を奪った。
いま、
こうして生きている間になにができるのか、
どう生きるのか、
我々大人たちは、
命の限り、
考え続けなければいけないのだと思う。
償い続けなければいけないのだと思う。
yu.co
Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ブログ情報〕 「活断層カッター」とは、この人です! ジャーナリストの明石昇二郎さんが名指し!
Posted by 大沼安史 at 11:25 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 放射性物質 高山智司・環境政務官 「国が測っても信用されない」
高山智司環境政務官は10日、静岡市内で記者会見し、東日本大震災で発生したがれきの放射線量の測定について「国が測ったのでは信用してもらえない。国も測っているが、その上で自治体にも測ってもらいたい」と発言した。……
◇ ツイッター・コメント
# HayakawaYukio 早川由紀夫
tokaiamaがリツイート
ついに末期的症状があらわれはじめた。「放射性物質:環境政務官「国が測っても信用されない」 - 毎日jp(毎日新聞)
Posted by 大沼安史 at 11:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 なんと群馬の3下水処理場の汚泥から放射性ヨウ素
毎日新聞(11日朝刊) → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000092-mailo-l10
はなゆー情報 →「これはまずい!」
……このうち3下水処理場からは1キロあたり10~4ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。採取日は11月21日~12月1日。
◎ フクイチが核火山化している!
Posted by 大沼安史 at 11:10 午前 | Permalink
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〔東海アマ管理人氏・ツイッター〕 東京は大量の核燃料に汚染されている!
→ http://twitter.com/tokaiama
私は初級放射線測定講習会で首都圏で中性子が測定されることなどありえない。寿命15分だからと言った。ところが http://nueq.exblog.jp/16490247/ 核分裂以外に中性子が出るのは核燃料ウラン235,プルトニウム偶数核種だけ。つまり都内は大量の核燃料に汚染されてるということ。1時間前
完全に首都圏は終わりました。ストロンチウムとプルトニウムが舞い上がる地で子育てすることは自殺行為です http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/207.html 2時間前
Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 12・11 野田首相の地元・船橋で 原発なくせデモ 180人が決起!
ユーチューブ → http://www.youtube.com/watch?v=yovtU7fRNhI&feature=youtu.be
◇ ツイッター 参加者の声
# momochi1030 ゆき坊
昨日、船橋で行われた原発反対デモに行ってきた。息子もがんばって一緒に参加してくれた。路上で行進している私達を見物している方達や子連れの方にも、ぜひとも飛び入り参加とかしてほしいなと心から思った。意思表示して、声を出す事で、また仲間を増やせたらいいなとも思いながら叫び続けた。
◇ 関連ブログ → http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507/e/c031af22a5d4c30fca03a499a8fc4d69
Posted by 大沼安史 at 10:52 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 オフィスビル市況に停滞感 東京都心の賃料39カ月連続下落 11月末、民間調べ
◇ ツイッター・コメント
# JapanProf Japan Prof
オフィスビル市況に停滞感 東京都心の賃料39カ月連続下落 11月末、民間調べ http://tinyurl.com/7bfg76z 神戸・京都のオフィス賃料は上昇 これも福島原発事故の影響。関西にも原子炉はあるわけで、原発政策の見直し急務。
◎大沼 被曝値下げだ! いずれ霞が関が伊丹の集団移住するわけだから、下がって当然だろう。
Posted by 大沼安史 at 10:39 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 脱原発依存、素案作成を指示 関電に要求へ―― 橋下大阪新市長
19日付で就任する大阪市の橋下徹新市長は9日、関西電力に原発依存度を引き下げるよう求める株主提案の素案の作成を、同市環境局に指示したことを明らかにした。提案には、発電事業と送電事業の分離などを盛り込むとしている。市庁舎で記者団に語った。
市は、関電株の約9%を保有する筆頭株主。
Posted by 大沼安史 at 10:32 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 九電 川内原発の廃炉を求めて提訴します! 増田博弁護士
――どういう根拠で提訴するのか。
事故が起これば、生命身体に危険が及び、環境が破壊され、住めなくなって財産も破壊される。将来の子どもたちの生命の危険もある。憲法条の幸福追求権を根こそぎ破壊する。
――勝算はあるのか。
福島の事故が起こり、裁判所も国を擁護する姿勢から変わるのではないか。良心的な裁判官なら認めてくれる。専門家の力も借りていけば、勝算がないわけではない。
Posted by 大沼安史 at 10:26 午前 | Permalink
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〔フクシマ・レポート〕 トンデモ裁判、呆れた論理 東電弁護団それを言っちゃあ、おしめえよ「セシウムは誰のものでもない! だから除染の責任はない」 だって……
週刊現代(12日)→ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/29579
・ 「無主物」の論理
・ 小出裕章さんの批判
・ 休業補償も却下
◇ これが「セシウムは誰のものでもない」との論理である。
〈放射性物質のようなものがそもそも民法上の「物」として独立した物権の客体となり得るのか〉
〈その点が肯定されたとしても、債務者として放射性物質を所有しているとは観念していないことに鑑みると、もともと無主物であったと考えるのが実態に即している〉
放射性物質は東電がそれをコントロールし、支配している所有物ではない。だから、責任を取って取り除けと言われても困る---。
◇ この無責任な主張を、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は強く批判する。
「東電は、実に恥ずかしい会社だと思います。いくら法律上、そうした用語なり概念があるとは言え、誰が考えてもおかしい理屈です。
もともと東電がウランを買ってきて所有し、それを核分裂させて生成されたのが、セシウムなどの放射性物質。れっきとした東電の所有物とみなすべきです。
だいたい、これまでずっと東電は『原発は絶対に安全です。決して放射性物質をバラ撒いたりしません』と、主張していたのですよ。なのに結局は無主物どころか、強烈な毒物をバラ撒いたわけです。これで『自分たちには責任がない』と言うとは、どういう精神構造をしているのでしょうか」
◇ しかし、裁判の「結果」は別だ。サンフィールド社が求めた除染実施の仮処分申し立ては、10月31日の決定で却下されてしまった。
東京地裁(福島政幸裁判長)は、「サンフィールド社が東電に除染を求める権利はある」としながら、一方で「除染は国や自治体が行うもの」だから、東電はやるべきではない、だから申し立ては認められない、というのである。
では、国や自治体が東電に代わってすぐに除染をしてくれるのかと言えば、そうでもない。「除染の方法やこれによる廃棄物の処理の具体的なあり方がいまだ確立していない」ので、すぐにできないという。
同様に、8700万円の休業補償の請求についてもあっさり却下された。こちらも東電の主張そのまま、「文部科学省が4月に出した学校の校庭使用基準である毎時3.8マイクロシーベルトを下回っているから、ゴルフ場を休業する必要はない」と言うのである。……
Posted by 大沼安史 at 10:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「除染は原子力村の新しい収入源になっています」ルモンド紙による小出助教へのインタビュー(12月8日)=日本語訳(「フランスねこ」氏)
● 日本政府は「新しい段階」へと移りたがっています。「復興」や「除染」といった言葉が何度も繰り返し聞こえて来ます。
小出 原子力推進のロビー勢力―私たちは「原子力村」と呼んでいますがーは同じ場所に居座り続けています。除染が彼等の新しい収入源となり、「復興」は建設会社にとっての思いがけない贈り物となりました。本当に除染をやるというなら、福島県内の全ての地区でやらなければなりません。でも、放射能に汚染された土をどこに持って行くと言うのでしょうか。
● Le gouvernement veut tourner la page : le leitmotiv est "reconstruire", "décontaminer"...
Ce que nous appelons le "village nucléaire" - le lobby pronucléaire - reste en place. La décontamination est une nouvelle source de profit pour celui-ci et la reconstruction, une manne pour les entreprises de génie civil. Si on veut décontaminer, c'est tout le département de Fukushima qui doit l'être. Mais où transportera-t-on la terre irradiée ?
◇ 記事原文 → http://abonnes.lemonde.fr/planete/article/2011/12/07/pour-le-nucleaire-il-n-y-a-jamais-de-responsables-trop-d-interets-sont-meles_1614282_3244.html
Posted by 大沼安史 at 10:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「福島原発事故の原因は地震」 事故調査・検証委員会の報告案固まる/ルモンド(12月8日)=日本語訳(「フランスねこ」氏)
「フランスねこのNews Watching」
→ http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1474158/1487303/75219319
政府による「東京電力 福島原子力発電所の事故調査・検証委員会」(畑村洋太郎委員長)は、福島原発事故の原因を津波ではなく地震だったと結論している――同委員会が中間報告書を発表する12月26日を前に、報告書案の骨子が漏れ聞こえ始めている。これは、12月2日に発表した報告書で事故の直接的原因を13メートルに及ぶ津波だったと主張している東京電力にとって悪い知らせだ。
Les réacteurs auraient été fortement endommagés avant l'arrivéede la vague remblement de terre ou tsunami ? La polémique monte au Japon sur la cause de l'accident de la centrale nucléaire de Fukushima. Les pistes de l'enquête menée par une commission gouvernementale (dont les résultats sont attendus pour le 26 décembre) commencent à filtrer et mettent à mal les affirmations de Tepco, exploitant de la centrale : dans son rapport d'étape sur l'origine de la crise, dévoilé vendredi 2 décembre, l'électricien attribue la cause directe du drame au tsunami de 13 mètres qui a déferlé sur l'installation le 11 mars. La vague aurait « fait perdre simultanément de multiples fonctions de sûreté » et empêché le bon fonctionnement des opérations de refroidissement des réacteurs.
◇ Philippe Mesmer, « Séisme ou tsunami : quelle est la cause de l’accident de Fukushima ? », Le Monde, 2011.12.08
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〔フクシマ・NEWS〕 12・11 田中龍作ジャーナル 電力8社に「脱原発デモ」 1000人が参加
→ http://tanakaryusaku.jp/
師走に入っても脱原発デモが全国各地で続く。東電福島・第一原発事故の収束は見えず、放射能への恐怖を抱えたまま人々は年を越すことになる。
11日、原発を持つ電力会社8社(東電以外は東京支社)すべてに抗議するデモ(参加者約1,000人)を取材した。……
Posted by 大沼安史 at 09:40 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 12・11 大阪 原発いらん 女子デモ!? だれデモ!!
まあ、わたしの場合は膝が悪いからいつも途中で離脱してしまうので、今回は途中から最後まで行くからいいかと思い直して出発。御堂筋に出てデモ隊に合流した。
DJはsakiさんに替わっていて大阪土着的なところもあるプレイ。
歩き出してすぐにさっきDJしていたCHILOちゃんと、これからのえりちゃん(pannalilaさん)と出会ってしゃべりながら歩く(後ろ姿がユーストに写っていたそうだ)。
ツイッターで知り合ったFくんがいたと思ったら、kumikoさんと声をかけてくれたのはヴィク・ファン・クラブ会員のNさんだった。いっしょに最後まで歩いた。
年末の御堂筋は賑わっていて、歩いている人たちは無関心か変わった人たちがいるもんだというまなざし。華やかな彼女らも子どもを連れたお母さんたちが叫ぶ姿に、ふと考えさせらるものがあったかもしれないと思うことにしよう。
DJがpannalilaさんに替わって軽い曲調になった。三人ともそれぞれの個性が出たいいプレイだった。
最後のほうで外国人がマイクを持って「オオサカ、メヲサマセ!」と何度でも叫んでいた。その他、歩道から手を振っていたアフリカ系のひと、チラシをもらって握手していたのもアフリカ系のひとだったな。
そして出発点の元町中公園にもどってきた。公園の一角で熱い汁ができていて配っている。
いろんな人が今日の感想を述べ合って、カンパ袋がまわり、チラシを配るひとや署名を集めるひとがいる。仲間どうしや初対面や、いろんな組み合わせで会話がはずむ。このひとときもデモの重要な要素ね。……
Posted by 大沼安史 at 09:34 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 12・11 長野 松本市で 脱原発デモ、約200人(茅野タイムズ調べ)が参加 「原発反対、えじゃないか!」
Posted by 大沼安史 at 09:21 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ〕 東京都下(西部)1000人規模の学校。高校生2人が心不全で突然死/文京区 母親・橋本病 中学生長女・びまん性甲状腺腫 小5次女・リンパ腫れ視力低下 小1三女・甲状腺にのう胞
◇ 東京都下(西部)1000人規模の学校。高校生二人が心不全で突然 → http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/9884a735e4f8dcfa82f4fe201a37091a
東京都下、西部で1000規模の学校で、高校生二人が、心不全で突然死をしたそうです。もちろん原因は特定できませんが、報告はしておきます。 ……
◇ 文京区 母親橋本病 中学生長女びまん性甲状腺腫 小5次女リンパ腫れ視力低下 小1三女甲状腺にのう胞
→ http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/26b9c543978c792f68dac0328e24a2a8
母親が橋本病、長女の中学生が単純性びまん性甲状腺腫、小学五年生の次女がリンパ腫れ、急な視力低下、小1三女が甲状腺にのう胞ができています。遺伝的家系的に甲状腺の異常はないそうです。
ある専門家は「放射性物質の影響は間違いないし、医師が対応を避けている話と思います。ヨウ素以外の核種が、影響を与えていることは間違いないと思う。由々しき事態だ。ちょっとした、環境の差、偶然によって被ばく量に大きな差が出ていることを示すものにもなるとおもいます。」……
Posted by 大沼安史 at 09:14 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(12日 月曜日)も終日、北西の風で太平洋沖合へ流れるが、明日(13日)は未明から首都圏方面へ向かい始めるので注意!
Posted by 大沼安史 at 08:52 午前 | Permalink
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2011-12-11
〔フクシマ・歌〕 The Moon And St. Christopher
The Moon And St. Christopher
冬の大きな月が、たぶんフクシマの空にも。
アイルランドのメアリー・ブラック(Mary Black)さんの歌。
月は河を渡ろうとする者を助ける、聖クリストファー。
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/2011/12/the-moon-and-st.html
Posted by 大沼安史 at 08:25 午後 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 「食べて応援」は幻想だ
「農家の婿のブログ」 → http://ameblo.jp/noukanomuko/entry-11097885967.html
・ 復興だ、作れ、売れ 「対象地域外ですので補償対象になりません」との大号令の前に作らざるを得ない農家。
そして不安を抱えながら作った農家を待っていたのは
綺麗な建前で武装した強者による搾取でした
・ マスコミは何やってる そんなにスポンサー様が怖いか
◇
……ちなみに東電様によると、僕の避難期間の労働損害は月3万円でした。
なんとか電気代は払えると思います。
おそらく生きていけないですけど
市場原理やら、資本主義やらはそんなもんですよね
それじゃあ何が言いたいんだ? ということですが、
被災地を応援という大義名分に隠れて
ほくそ笑んでる連中がムカつくぜ というお話です。
単純な話です
復興だ、作れ、売れ
「対象地域外ですので補償対象になりません」
との大号令の前に作らざるを得ない農家。
そして不安を抱えながら作った農家を待っていたのは
綺麗な建前で武装した強者による搾取でした
そんな何の捻りもない単純な略奪のお話です。
米がね、業者にクソ安く買いたたかれてるんスよ
それが食品会社やら、外食産業に流れ込んでるんですよ
米だけじゃないですけどね
肉牛なんて、今年2月時点で1750/kgだったりした相場が、11月20日時点で650円/kg ぐらいですわ
米についても、
直聞き情報として1俵8000円提示
中通りの伝聞情報として、1俵5000円提示
野菜だって似たようなもんでしょう
今日1玉98円の白菜を見ましたよ
わかりますかね
農家儲かってねーっすよ
足元見られてケツの毛毟られてるのが現実ですわ
まあ彼らは大抵こんなことを言ってたりしますね
「私共は復興を支援しております。食べて応援しましょう!」
ふところ温まってるのはテメー等だけだクソったれ
本心から応援したいなら、例年の定価で買え
それが嫌なら綺麗事ぬかすんじゃねえ
被災地支援を、弱者を自社利益のための口実に使うな
正直にはっきり言えよ
「私共は、農家さんの生活より、お客様の健康より、私共の利益が大事です」ってさー
原発事故のおかげで国産米が安く仕入れられて嬉しいですって
現地は事実としてこんな状態なのに
マスコミは何やってる
そんなにスポンサー様が怖いか
売れないより差額補償のほうがいいと言ってる大スポンサーの東電様の機嫌が大事か
この国に「ジャーナリズム」なんて存在しないという当たり前の事実はもう知ってるけど
それでも、利益の流れが解り易過ぎて泣けてくんだよ
せめてもう少し隠してくれよ
ていうか復興を支援だ風評被害だ言うんだったら
テメーんとこの社食で、例年の定価で買ってくれ
あの程度の検査レベルの農作物について、風評被害だと消費者に責任擦り付けてたんだから
その程度の検査していない現物を、例年通りの価格で買い取ってくれよ、社員に食わせてくれよ
風評被害なんだろう? 大丈夫なんだろう?
被災地を支援なんてまやかしだ
風評被害なんて言い訳だ
本当に支援なんだったら、
何で出荷した農家が泣いてるんだ
福島の農産物が安くなるのは仕方ないよ
安いものを買うのもしょうがないよ
ただ、それを利用した綺麗事をぬかしてんじゃねえ
現場は現場で修羅場なんだよクソったれ
Posted by 大沼安史 at 05:50 午後 | Permalink
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〔フクシマ・記録(訂正版)〕 1、2号機の格納容器に なんと「最大50平方センチの大穴」 「直径7センチの穴(38.5平方センチ)」の発表より10平方センチ以上も大きかった!
毎日新聞が8月付で報じたフクイチの廃炉作業に関する記事に記された、「1、2号機の格納容器に最大50平方センチの穴が開いている」事実が、その英訳記事(デイリー・マイニチ)を通じ、世界に衝撃波を広げている。
→ http://enenews.com/mainichi-reactors-no-1-and-2-have-holes-up-to-50-square-meters-analysis-biggest-hurdle-now-is-filling-with-water-caused-by-hydrogen-explosions-half-milllion-pounds-of-uranium-inside-r?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
格納容器に大穴が開いている……
東電は5月時点で、1号機の格納容器に直径7センチの穴(38.5平方センチ)が開いていると言っていた。
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-c5c7.html
★参考
◇ 毎日新聞 「福島第1原発 廃炉作業、未知の領域」(12月8日) → http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20111208ddm003040113000c.html
…… 東電は4月に発表した工程表で、いったんは冠水して事故収束を目指す方針を発表したが、その後の事故解析から、1、2号機の格納容器には水素爆発などで最大50平方センチ相当の穴が開いていると判明。5月に発表した工程表では格納容器の修復を断念し、冠水を中止した経緯がある。
◇ デイリーマイニチ → http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/news/20111208p2a00m0na016000c.html
In the work schedule announced in April, TEPCO said it would bring the nuclear plant under control by filling the reactors with water. But subsequent analysis of the accident suggested that the No. 1 and 2 reactors had holes of up to 50 square centimeters caused by hydrogen explosions and the like. In the work schedule announced in May, TEPCO said it had scrapped its plan to repair the containment vessels and suspended the work to fill them with water.
Posted by 大沼安史 at 01:05 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ユースト〕 【完全版再配信】 群馬大学早川由紀夫教授の訓告処分を受けての記者会見
Posted by 大沼安史 at 12:42 午後 | Permalink
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〔12月11日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:19 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 避難地域の固定資産税 解除後3年間 「半額」を取り立て
平野達男復興対策担当相は10日、県庁で佐藤雄平知事と会談し、東京電力福島第1原発事故からの復興を法制化する「福島復興再生特別措置法(仮称)」の法案骨子を示した。税制上の特例措置として、産業再生を進めるための法人税の特例措置のほか、固定資産税を避難区域の解除後3年間、半額程度に減額する特例を盛り込むことを明らかにした。
政府は警戒区域、計画的避難区域から避難し、操業できずに経営が悪化している被災企業の税負担を軽減して事業再開を支援、区域解除後の地域の雇用創出を図り、住民の早期帰還を促す方針。
Posted by 大沼安史 at 11:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 住民賠償 福島県内の23市町村に限定 県南、会津の住民 一斉に反発
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は11日、発生から9カ月を迎えた。原発事故に伴う損害の県内全域、全県民への全面賠償に向けて焦点となる自主避難者や精神的損害への文部科学省原子力損害賠償紛争審査会の賠償方針が6日示されたが、賠償対象に認められたのは自主避難者が多く、放射線量が比較的高いとされた県北、県中、いわき、相馬各地域の23市町村の全住民。県南と会津地方の住民が基準が明確でないなどと一斉に反発した。……
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 セシウム飛散は福島県全域に 文科省が詳細地図作製 県南や会津地域の汚染 無視できず
福島民友 → http://www.minyu-net.com/news/news/1211/news5.html
文部科学省は10日までに、東京電力福島第1原発事故による広範囲な放射能汚染の状況を、従来よりも詳細に表した地図を作製した。外部被ばくや農産物の栽培などに長期的に影響するとみられる地表の放射性セシウム量を見ると、原発から北東方向の汚染地帯にとどまらず、中通りの全域、さらに会津地域にまで広く放射性セシウムが降下した状況が分かる。
文科省の原子力損害賠償審査会は自主避難と精神的損害の賠償指針で、県南や会津地域を除外したが、これら地域も汚染が無視できない状況だ。
地図は、文科省のホームページに公開している。地上1メートルの放射線量の概要なども分かる。地区名が分かる範囲にまで拡大できるのが大きな特徴。
◇ ツイッター・コメント #
Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・呼びかけ〕 東電ウラン購入先 豪州、オリンピック・ダム鉱山拡張計画 計画承認に抗議の声を!
東京電力がウランを購入している、オーストラリアのオリンピック・ダム鉱山。福島第一原発で使われていたウラン燃料の一部も、この鉱山で採掘されたものでした。
2011年10月10日、豪州連邦政府と南オーストラリア州政府は、地元の先住民族たちの反対の声を無視して、この鉱山を3倍に拡張する計画を承認しました。
ウラン鉱山は、核燃料サイクルの中で、「もっとも放射能汚染が激しい場所」と言われています。鉱床からは放射性のラドンガスが放出され、採掘や製錬の過程で生まれるウラン残土やテーリング(鉱さい)といった放射性廃棄物が露天に放置されるため、放射能が拡散してしまうからです。
鉱山労働者や周辺住民の被曝、鉱さいを貯めるテーリング・ダムによる地下水の汚染などが懸念されます。
豪州ではその土地の先住民族の人びとの声や権利を無視して、ウラン鉱山開発が行なわれてきました。そして、人びとは土地や、それまでの暮らしを奪われ、放射能汚染の中で生きることを余儀なくされてきました。(ジャビルカ鉱山のように、先住民族の人びとが中心となり、開発を「凍結」させた鉱山もあります)
オリンピック・ダム鉱山の位置する土地で暮らしてきた先住民族の一人、イサベル・ディンガマンさんは、デビッド・ブラッドベリ監督による映像作品"Out of Site, Out of Mine"の中で次のように語っています。
「私たちの土地でこれ以上ウランを採掘しないで。そこから掘り出されたものが原因で誰にも死んでほしくない」
先住民族の権利や思いを無視して拡張される鉱山で、豪州の人びとの健康を蝕みながら採掘されるウラン。それを、私たちの電気のために使いたくはありません。
拡張の承認に抗議し、その実行を止めるために、ぜひ、ともに声を上げてください。……
Posted by 大沼安史 at 10:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 東京新聞(9日夕刊) /浪江 川俣 飯舘3町村 外部被曝 「最高37ミリシーベルト」――住民の外部被曝、初めて明るみに (ただし、「推定値」を出したのはSPEEDI隠しの福島県庁と、山下副学長の福島医大)
◇
東京電力福島第一原発の事故発生から四カ月間、福島県浪江、川俣、飯舘の三町村の住民約千七百三十人が受けた外部被ばく線量は推計で平均一ミリシーベルト強、最高約三七ミリシーベルトだったことが九日、県への取材で分かった。住民の外部被ばくの実態が判明するのは初めて。
この推計値は、県民健康管理調査で住民が自ら記入した行動記録を基に、文部科学省の測定や緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による各地の空間放射線量を参照し算出された。
推計値からは自然被ばく線量は引かれているが、内部被ばくを考慮しても、がんなどの健康リスクが高まる一〇〇ミリシーベルトに達した人はいないとみられる。
県立医大によると、約千七百三十人のほぼ半数が一ミリシーベルト未満。残りは、四カ月間で平常時の年間限度一ミリシーベルトを超え、五~一○ミリシーベルトが約四十人、一〇ミリシーベルトを超えたのは約十人で最高が約三七ミリシーベルトだった。
推計値が高かった住民の中には、原発事故の収束作業に加わっていたとみられる人も含まれており、県は「どのような状況で被ばくしたのかを精査したい」としている。
全県民約二百万人が対象の健康管理調査は六月から、計画的避難区域などに指定された浪江町、川俣町山木屋地区、飯舘村の住民計約二万九千人を対象に事故以降の行動記録を基に被ばく線量を推計する先行調査を実施。
県は健康管理調査の流れで、警戒区域などの避難住民から子どもや母親のほか、農業や建設業など屋外作業が多い人も選び、全身の内部被ばく線量を測るホールボディーカウンターや尿検査で調査を進めている。
<SPEEDI> 原子力施設から大量に放射性物質が放出されたり、放出の恐れがあったりした場合、周辺環境の放射性物質濃度などを予測するシステム。文部科学省の委託で財団法人原子力安全技術センターが運用している。放出源となる原子炉施設の情報や気象条件、地形データを基に作成、専用回線で国や原発の立地する県などに配信する。東京電力福島第一原発事故では、初期段階で公表されず、住民の避難に役立たなかった。
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 参院外交防衛委が可決してゴーサインを出した「12・8」は、日本の「原発輸出攻撃」、決定の日だ!
◇ 毎日新聞
# 「原発:海外展開に弾み…4カ国と原子力協定、1月にも発効」 → http://mainichi.jp/select/biz/news/20111209k0000m020058000c.html
ヨルダンなど4カ国との原子力協定の国会承認案が8日、参院外交防衛委員会で民主、自民などの賛成多数で可決された。9日の参院本会議でも可決、承認される見通しだ。来年1月にも発効する見通しで、政府が成長戦略に位置づける原発事業の海外展開に弾みがつく。
……
協定を結ぶのはヨルダン、ベトナム、韓国、ロシア。今年1月までに署名していたが、東京電力福島第1原発事故の影響で国会承認が先送りされていた。
原発事故で、原発メーカーの原発事業の見通しは弱含んでいる。東芝は原発事業の売上高を11年3月期の約5800億円から16年3月期には1兆円に伸ばす計画だったが、「達成は数年遅れる」。日立製作所も21年3月期の原発事業の売上高を11年3月期比2倍の3800億円に引き上げる目標を掲げていたが、6月に200億円下方修正した。
一方で、新興国では原発新増設の動きが急だ。原発の新設を決めたヨルダンでは、三菱重工業がロシア勢やカナダ勢と受注競争を展開。ヨルダン政府は来年1~3月に優先交渉権を一つに絞るとしており、今回の承認はギリギリのタイミングだ。同社は「今国会での承認を期待していた」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。
日立製作所は7月、リトアニアの原発建設で優先交渉権を獲得。東芝も子会社の米ウェスチングハウスが受注した米国の新型原子炉向けに大型機器を輸出するなど、海外での営業に力を入れる。ベトナムも日本の原発導入を決め、東芝、日立、三菱重工の3社が受注を目指す。
ただ、政府の支援態勢はおぼつかない。政府は国際協力銀行(JBIC)などの融資や保証機能を活用して側面支援する構えだが、新興国との交渉はトップセールスがものをいう。政府が来夏に予定しているエネルギー政策の抜本見直しでは、「脱原発依存」色が濃くなる見通しで、政府内では「首相が先頭になって売り込むことは難しい」(経済産業省幹部)との見方が強い。
# 「参院本会議:原子力協定を承認 ベトナムなど4国と」 → http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111209k0000e010152000c.html
参院は9日の本会議で、ヨルダン、ロシア、ベトナム、韓国との原子力協定の国会承認案を、民主、自民両党などの賛成多数で可決、承認した。4カ国はいずれも承認を終えており、来年1月にも発効する。東京電力福島第1原発事故の発生後、協定の国会承認は初めて。
原発輸出の前提になる原子力協定は、核物質などの原子力関係の資材や技術を移転する際、平和利用への限定や国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れ、第三国への移転制限などを定める。ロシア(09年5月署名)を除く3カ国とは民主党政権になって政府間で合意した。協定が発効すれば、各国と具体的交渉が可能になる。
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 学会尻目に電撃予算 政界主導「札束でほっぺたを」
広島と長崎で大勢の命を奪った原爆の「平和利用」といわれた原発。そのわが国への導入の動きは、独立を回復した一九五二(昭和二十七)年にさかのぼる。原発はどんな議論を経て日本に建設されたのか。安全はどう留意されていたのか。連載第五部では、独自入手した資料や関係者の証言をもとに「安全神話の源流」をたどる。
「今日から出発しないと世界に遅れる」
一九五二年十月の初め、全国の物理学者に向けて一通の手紙が出された。差出人は物理学者で大阪大教授の伏見康治。占領軍の呪縛が解けた今こそ、日本でも原子力研究を準備しようという提言である。
日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹の共同研究者で名古屋大教授の坂田昌一の遺品に、その手紙が残されていた。
二年程度の準備期間を経て、三年ほどかけて実験用原子炉を建設する。その後には工業用原子炉と発電施設を建設する。今にも破れそうなわら半紙には、そんな構想とともに(1)軍事目的の研究は行わない(2)研究結果は公表する-など、後に原子力開発の大原則となる「公開」「民主」「自主」の三原則につながる私見もあった。
提言は「科学者の国会」である日本学術会議の副会長茅誠司との共同作戦だった。茅は七月、学術会議の運営審議会で「原子力を考える時機になった」と「原子力委員会」設置を政府に申し入れるよう提案していた。
その素案を練ることになった伏見は、各地に物理学者を訪ね、意見を聞いた。賛成もあったが、被爆国で原子力研究などとんでもない-とつるし上げられたこともあった。
迎えた十月二十二日からの総会。茅と伏見は連名で政府への申し入れを提案する。
翌日の議案審議は荒れに荒れた。学術会議が所蔵する鉛筆書きの速記録に、激論の一部始終が残っている。
急先鋒(せんぽう)は広島大教授の三村剛昂(よしたか)だった。爆心地から一・八キロの近さで被爆し、辛うじて命拾いしていた。
「原爆を受けた者としまして、絶対に反対だ」「相当発電するものがありますと一夜にしてそれが原爆に化するのであります」
米ソの緊張が解けるまで原子力の研究はすべきでない-。迫力ある主張に賛同者が相次ぎ、茅と伏見は提案撤回に追い込まれた。
伏見は後年、長男の譲(68)にこう嘆いた。
「あれは科学的態度でない。情緒だ」
■
軍事転用を恐れ、前に進めない学者たち。それを尻目に、政界が動く。中心は改進党の若手衆院議員で「青年将校」といわれた中曽根康弘(93)だった。
五三年夏に訪米した中曽根は、原子力研究の実情を視察。年末の帰国前にカリフォルニア大に物理学者の嵯峨根遼吉を訪ね、助言を受けていた。
時を同じくして、アイゼンハワー米大統領が国連総会演説で「アトムズ・フォー・ピース(平和のための原子力)」を世界にアピールする。軍事機密としてきた原子力。その技術を提供するという方針転換である。
翌年二月二十日、改進党秋田県連大会に出席した地元衆院議員の斎藤憲三らは、原子力推進で意気投合。新年度予算の修正案を出そうと申し合わせる。
表に立ったのは衆院予算委員会理事の中曽根だった。少数与党の自由党と交渉し、初の原子力予算を三月二日の予算委に共同提案する。原子炉築造費二億三千五百万円を含む予算に学術会議側は仰天し、騒然となった。
「まことに寝耳に水のこと」「そのままにしておくことはできないと考えました」
原子力問題を話し合う委員会の委員長だった藤岡由夫(東京教育大教授)は、翌月の総会でこう報告した。
藤岡らは国会に出向いて反対を訴えるが、予算案は三月四日に衆院を通過。四月三日に自然成立した。本人は後に否定したが、小田原評定を続ける科学者らに、中曽根はこう言ったとされた。
「あんたたち学者が昼寝をしているから、札束でほっぺたをひっぱたいてやるんだ」 (敬称略)
◎ 「歴史ジャーナリズム」ともいうべき、新たな切り口だ。
「いま」を生んだ過去の真実の発掘は、「ニュース」である。
この記事に書かれた「そこ」で始まった流れの果てに「フクシマのいま」という過酷な現実があり、惨憺たる「未来」がある。
Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 12・10 「さようなら原発」集会 (まとめ)
★ 新聞記事
◇ 東京新聞 「脱原発」訴え市民ら集会 大江さんら呼び掛け → http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121001001469.html
東京電力福島第1原発の事故を受け、脱原発を目指し、作家の大江健三郎さんらが呼び掛けた「さようなら原発」集会が10日、東京・日比谷公園で行われ、市民ら約5500人(主催者発表)が参加した。
大江さんは、ヨルダンやベトナムなど4カ国に日本の原発輸出を可能にする原子力協定が国会で承認されたことを問題視。「政治家たちの原発に対する感覚が3月11日以前に戻り鈍感になった。原発を廃絶しようという運動のみが頼りだ」と話した。
「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」事務局長の大賀あや子さんは「私たちの非常事態は終わらない」と、切々と脱原発を訴えた。 (共同)
◇ 毎日新聞 「脱原発:都内で5500人集会 内橋さんら呼びかけ人」→ http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2011/12/10/20111211k0000m040009000c.html?inb=ra
政府に脱原発を求める集会「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」が10日、東京
都千代田区の日比谷公園で開かれた。経済評論家の内橋克人さん、作家の大江健三郎さんらが呼びかけ人になり、主催者発表で5500人が集まった。
自然エネルギーへの転換を実現するため、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や有識者でつくる実行委員会が1000万人の署名を目指し、現在約200万人分が集まったという。参加者は東京電力本店(千代田区)前で「未来に核のごみを押しつけるな」とシュプレヒコールを上げた。
呼びかけ人の一人でルポライターの鎌田慧さんは「速やかに危ない原発を停止させ、廃炉にするための署名活動。原発に賛成する政治家を落選させ、平和な社会にしましょう」と呼びかけた。
Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(11日 日曜日)も終日、北西の風で太平洋沖合へ流れる。
Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 | Permalink
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2011-12-10
〔12月10日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 | Permalink
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〔電網恢恢 ツイッター〕 山下氏に苦言を呈した住職さんが……/(早川先生)あれ、こんなの出てる/(ヤッシー)桜島と洗車/婚約者がいる私がなんてことを/成り下がった宮城県/「安全」ほどこわいものはないことだけ学んだ
# hamemen 白石草
tokaiamaがリツイート
粉ミルクにセシウムが混入していたことを調査をした二本松のNPOの理事長さんは5月に山下俊一氏に苦言を呈していた住職さんです! http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1037
# HayakawaYukio 早川由紀夫
tokaiamaがリツイート
あれ、こんなの出てる。読んでみるか。RT @yko1998: 訓告処分された早川由紀夫教授 群馬大 会見に横やり 不適切発言反論で電力使用禁止 管理権乱用「表現自由な場所のはず」 12/10東京新聞こちら特報部 http://bit.ly/uN2mn3
# yatsuD60 布巻皓平(いわき市)
す、すげえ正論だ! RT @genpatsu_news: 田中康夫「福島を最終処分場にしろ。福島の除染は桜島の噴火が終わってないのに洗車するのと同じ」
# genpatsu_news 原発News
田中康夫「福島を最終処分場にしろ。福島の除染は桜島の噴火が終わってないのに洗車するのと同じ」
# ppccoylove Rila Rila
tokaiamaがリツイート
自分も婚約者も東葛のホットスポット住みだ。婚約者は仕事もあるから絶対にここを離れないと言う。今、神奈川の人から求婚されている。神奈川も安全じゃないけど、ホットスポットよりも被曝量減らせる。なんて事を考えてるんだろ、私。切羽つまってる。(;O;)。。。
# kikutijun 菊地淳
PeacePhilosophyがリツイート
子供が安心して生きられない県に、宮城県は成り下がりました。一部の企業が、宮城を利用するために、放射能が邪魔だと言う、アホな理由で、調べることすら拒絶し続ける県知事が宮城には居ます。宮城のための、お国のための給食被曝に、子供を捧げる親であって、いいのですか。子供をお国に捧げますか。
# PeacePhilosophy Satoko Oka Norimatsu
東電の言うこと丸呑み受け売りするだけの保安院と安全委はこの9カ月何の役にも立たなかった。国民は「安全」という言葉ほど怖いものはないということだけを学んだ。
Posted by 大沼安史 at 02:34 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「黒い雨」データ公開を 放影研が1万3000人分保有
◆
原爆放射線による人体への影響を研究する日米共同運営の財団法人・放射線影響研究所(放影研、広島市南区・長崎市)が、約1万3千人の「黒い雨」データを保有していることが分かった。長崎の医師が米国で39年前に書かれたリポートを発見し、放影研に問い合わせたのがきっかけで明るみに出た。なぜ今まで公にされてこなかったのか。どんな内容のデータなのか。公開されれば、黒い雨が降った地域を特定したり人体への影響を探ったりする重要な判断材料になるのではないか。東京電力福島第1原発事故で放射線の人体影響への関心が高まる中、放影研は専門機関としてデータを解析し、公開に踏み切るべきだ。(難波健治)
降雨地図見直し可能 意図的な隠匿は否定
長崎市で内科医院を営む本田孝也さん(55)は9月末、自宅で黒い雨の資料を見ていて、あるリポートの紹介が気になった。米国のオークリッジ国立研究所で、1972年に書かれたものだった。
長崎の医師発見
執筆者は日本人と米国人。放影研の前身である原爆傷害調査委員会(ABCC)のデータを基に、黒い雨が人体に及ぼす急性症状を分析したものである。黒い雨を浴びた人に高い確率で症状が認められるとしていた。あちこちの研究者などに問い合わせても、「そんな論文は見たことがない」という人ばかり。なぜか、人の目に触れた形跡がない。
本田さんは、黒い雨と脱毛の関係を調べていた。医院を開いている間の瀬地区は長崎の爆心地から北東へ約7.5キロ離れた山間の集落。原爆投下時の住民は320人。地区には黒い雨が降り、脱毛が多発した、と住民は証言する。しかし、原爆投下時は長崎市に含まれていなかったため、今なお被爆地域として認められていない。
リポートを書いた日本人は放影研の調査課長だった。問い合わせると10月末、放影研から返事が来た。課長は25年前に亡くなっていた。「リポートを再現してみたが、データの扱いに誤りがある」と放影研は言う。なぜそう判断できるのか。やりとりを通して、放影研には黒い雨に関する1万3千人のデータがあることが分かった。
本田さんが所属する長崎県保険医協会は、存在が明らかになったデータを基に人体への影響を分析し、結果を公開するよう求める文書を国に提出した。
黒い雨が降ったすべての地域を被爆地域に指定するよう求めてきた広島県「黒い雨」被害者の会連絡協議会(高野正明会長)は、「原爆投下後の早い時期の調査であり、しかも原爆放射線の専門調査機関が行ったものであることから資料の持つ意味は大きい」として、データの保存と解析、公開を放影研に求めている。
では、1万3千人の黒い雨データとはどんなものなのか。
帽子の種類まで
放影研には、原爆放射線の人体影響を調べるうえで研究の基礎となる12万人余のデータがある。寿命調査(LSS)集団と呼んでいる。50年代から60年代初頭にかけて面接し作った調査票には、「原爆直後雨に遭いましたか」という設問があり1万3千人が「はい」と答えた。その人たちには雨に遭った場所についても尋ねている。
性別や年齢、被爆地点などのほかに、どんな急性症状が出たか、を問う項目もある。
放影研は寿命調査とは別に、被爆者の遮蔽(しゃへい)調査でも黒い雨情報を聞き取っていた。遮蔽調査は54年から65年にかけて行われたが、黒い雨に関する聞き取りは58年末で打ち切られた。
広島は約2万件、長崎には約8千件のデータが残されている。広島の2万件の中には、爆心地から1600メートル以遠で被爆し黒い雨を浴びた人が約1200人いたことが分かっている。発見された39年前のリポートは、雨粒のサイズ、色、強さ、降り始めの時間、持続時間、雨に打たれたときにかぶっていた帽子の有無や種類まで詳細なデータに基づく分析を試みていた。
放影研の大久保利晃理事長らは先月21日に記者会見を開き、データは黒い雨を研究するために集めたものではなく、寿命調査の参考にするために設けた補足的な質問だと説明した。「集計しても数値に偏りが大きく、科学的にはあまり価値がない。これまでもそういう判断をしてきたのだろう。意図的に隠してきたのではない」としている。
仮にそうだとしても、1万3千人がどこで黒い雨に遭ったのか―。そのデータさえ公開されれば、黒い雨の新しい降雨地図が作成できる。また寿命調査のデータで、黒い雨体験と脱毛、下痢、発熱など14項目の急性症状をクロスさせて分析すれば、人体への影響がさらに解明できるのではないか。
「再解析が必要」
黒い雨をめぐっては最近、新しい科学的知見も報告されている。
広島市立大大学院情報科学研究科の馬場雅志講師は、原爆きのこ雲の全体像をとらえた写真を解析。地形などと照合して、きのこ雲の高さを地上約16キロと推定した。これは広島県と広島市が88~91年に設置した「黒い雨に関する専門家会議」の推定約8キロより2倍も高い。雲が高いことは、放射性物質がより高く舞い上がり、より広い範囲で地表に降り注ぐ可能性を示す。
広島市と県などは2008年、約3万7千人を対象にしたアンケートを実施。現在の援護対象区域より広範囲に雨が降った可能性が高いとして指定区域の拡大を国に求めている。有識者による国の検討会は現在、対象区域の拡大を議論中だ。
県と市が実施した調査で黒い雨に関する解析を担当した広島大原爆放射線医科学研究所の大滝慈教授(統計学)は、「放影研はぜひ1万3千人のデータを取り入れて、寿命調査データ全体の再解析を行う必要がある。それだけの意味が十分にあるデータだと思う」と話している。
黒い雨
原爆投下直後、放射性物質を含んだチリや火災によるススが空気中の水滴と混じり、降った雨。国は1976年、激しい雨が長時間降ったとされる「大雨地域」(長さ約19キロ、幅約11キロ)を「健康診断特例区域」に指定。その地域内で雨を浴びた住民は被爆者同様の健康診断を無料で受けることができ、がんや肝硬変など国が定める病気が見つかれば、被爆者健康手帳を取得することができる。「小雨地域」とされた地域の住民は健康診断の対象外となっている。
遮蔽(しゃへい)調査
直爆によって受けた放射線量をつかむため、被爆時の状況を聞き取る調査。面接によって被爆位置を地図上で確認し、建物や地形などによって放射線が遮られた状況を調べる。屋内にいた場合は家屋の見取り図を作成し、屋根などの建材や体の向きによって放射線が減衰する状況を明らかにしようとした。
(2011年12月5日朝刊掲載)
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〔フクシマ・浪江発・ツイッター〕 KBSの取材「氷雨に濡れたら顔と唇がひりひりする」と/此処より高い場所が福島の街中にあって避難もできないのですよ/で、マスクを注文した。皆さんも予防はしたほうがいい。覚悟もね
◇ 杉本祐子さん @ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅
実は耳なしウサギのママなのだ。阿武隈高原の1万5千坪を20年開拓して住んでいる。10月になって役場から避難要請があったが、泥棒が増えたので舞い戻ってきたのだ。悪しき者には天誅をと、縁者の将門にお願いしている今日この頃だ。
→ http://twitter.com/#!/ikarostayuu
# 一昨日KBSの取材が来た。氷雨に濡れたら顔と唇がひりひりすると。治まっても渋柿を食べたような感じだと。そのまま居間での取材で、屋内でも線量がこんなに高いと。原因は貴方達だと言いたいけれど我慢した。私は外出着は着替えてるから、来客者が帰るとカバー類を全て交換してるほど注意している。13時間前
# 中線量は10月から高い日が多く、4月頃と同じレベルになっている。冷温停止や収まっているというのは嘘だ。何処に逃げる場所がありますか?半径300キロは駄目だし。海外も放射能が蔓延してしまってる。食材も千キロは駄目だし。私はこれだけ備蓄し、家1軒分の発電機も用意してあると撮させた。
# こんなに高い線量の中で住み続けて怖くないのですか?此処より高い場所が福島の街中にあって避難もできないのですよ。それに比べりゃましじゃないですか。3月の体調でもう死を覚悟しましたから、今更どうってことないですよ。子供がいれば爆発と同時に海外に逃げただろうけど、56歳だからもういいの
# 帰り際、防護服を2人分くれた。氷雨の中で外での撮影は1時間以上もあったから、冷え切ってしまったから、これくらいの報酬はいいかなぁと。取材でお金を貰ったかとよく聞かれるけど、手土産を持ってきてくれるのがいればいいほうで、一切ないんだよねぇ。現場で現状を訴える人がいなくちゃ駄目なのさ 12時間前
〈新しいアイコンについて〉
10年前に葬式用に芸者の変身写真を撮った。しかしその後の彼氏にネガも捨てられてしまった。この3月に死を覚悟したので8月に葬式用に花魁の変身写真を撮った。パタリと死ぬのはいいが、喉や顔がヒリヒリして長生きはしたくない。で、マスクを注文した。皆さんも予防はしたほうがいい。覚悟もね。12月4日
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〔フクシマ・渡利・NEWS〕 渡利地区に住むおじいさんが訴えた! 毎時2.95マイクロシーベルト 「避難区域に指定してください」
12月7日
◇ 市の計測で毎時2.95マイクロシーベルトの民家の祖父、福島市・国に直談判
本日、福島市渡利の住民が、福島市および政府の現地対策本部に対して、渡利地区を特定避難勧奨地区に指定することを求める要望書を手渡しました。
要請書では、渡利の避難地区指定に加え、詳細調査のやり直し、用水路にふたをすること、子ども・妊婦目安の設定などが盛り込まれています。
この方のご自宅では、前々から放射線量が高い状況が続いていたため、福島市に計測を依頼し、11月28日に測定が実施されました。その結果、庭先で1メートル高で2.95マイクロシーベルト/時、50cm高5.45マイクロシーベルト/時を記録しました。
1メートル高2.95マイクロシーベルト/時は、測定時期による減衰を考慮すると、特定避難勧奨地点の指定基準を超えていると考えられます(基準は6月の時点で3.2、7月で3.1、8月で3.0であり、11月末の時点で基準を設定した場合、明らかに2.9かそれ以下の値となる)。
この世帯は、国が特定避難勧奨地点指定の検討に際して、8月に渡利地区で行った詳細調査の対象から外れていました。国の詳細調査は一部地域に限られていたが、今回の結果により、これが不十分なものであったことを明らかになりました。
庭先で50センチメートル高で5.45マイクロシーベルト/時という値は、南相馬市で設定された特定避難勧奨地点指定の子ども・妊婦基準(50センチメートル高で2.0マイクロシーベルト/時)を大きく上回ります。
この世帯は、子ども二人と父母、祖父母の6人家族で、この方は一家の祖父にあたります。「除染、除染と言いますが、なかなか除染もはじまりません。子どもたちを守るために、市や国は一刻も早く、希望する家族の避難支援などの対策をとってほしい」と述べています。
【問い合わせ】
国際環境NGO FoE Japan 満田夏花/090-6142-1807
福島老朽原発を考える会 阪上武/090-8116-7155
Posted by 大沼安史 at 02:02 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 日本海の汚染調査検討 福島原発事故で韓国とロシア
韓国とロシアの両政府は、東京電力福島第1原発事故で海中に放出された放射性物質による影響を調べるため、日本海などの汚染モニタリング調査の共同実施を検討することで一致した。韓国外交通商省が9日、発表した。……
◎ フクシマは日本海をも汚染している恐れがある……。
Posted by 大沼安史 at 01:55 午後 | Permalink
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〔フクシマ・愛媛新聞・社説〕 新たな伊方原発訴訟 国策追従の過ち 司法も清算を(9日付)
◇
1978年に始まった伊方原発1号機訴訟は、日本で初めて原発の安全性が問われた裁判である。東京電力福島第1原発事故後に各地で提訴の動きが広がる中、愛媛という地で新たな法廷論争の幕があがるのはとりわけ意義深い。
きのう、県内外の住民らが四国電力を相手に、伊方原発の3基すべての運転差し止めを求める民事訴訟を松山地裁に起こした。300人に上る原告の巨大さは、ただ原発問題への関心の高さを示すだけにとどまらない。
伊方訴訟をはじめ、過去の住民訴訟はすべて原告敗訴で終わっている。だが、状況は一変した。福島原発事故を境に、司法の、裁判官の考え方は変わるか。誰もがかたずをのんで見守っている。
伊方訴訟は、その後の原発裁判の流れをつくってしまった。司法は、行政訴訟ならば原発の基本設計しか判断しない。行政に高度な裁量を認める。科学論争へ不用意に足を踏み入れない消極姿勢は延々と受け継がれていった。
多くの裁判官は国や専門家の主張に傾き、手続きに重大な落ち度がなければ「問題なし」という。結果として、司法は「安全神話」にお墨付きを与えてきたのが実態だ。
伊方訴訟は司法不信を決定的にもした。1号機の審理をほぼ終えた当時の松山地裁で担当裁判官の全員が不自然に交代した。この人事には最高裁の介入が指摘されている。言うまでもないが、司法の独立を自ら無に帰すような愚を繰り返すべきではない。
全電源喪失による炉心溶融の危険性。地震や事故への想定の甘さ。推進ありきの安全規制の矛盾。放射性物質の放出と健康被害の懸念。福島原発で起きたことのすべてが、伊方訴訟の争点だった。司法は行政監視の役割を積極的に果たしてきたか。法の専門家として、原発裁判の審理のあり方から省み、国策追従の過ちを清算するときだ。
新たな伊方訴訟が問うのは「原発は大地震に耐えられるのか」。原告は訴状で、伊方原発は日本最大級の中央構造線・活断層の近くにあるにもかかわらず、耐震性が不十分で、重大事故が発生する可能性が極めて高いと主張する。立地の宿命から逃れられない伊方原発の最大の論点だ。
信頼性が大きく揺らいだ国の安全審査や耐震指針だけをもって安全性を説くことにはもはや無理がある。被告の四国電力は公平な審理ができるよう、前向きな立証と証拠開示に努め、長年続く科学論争と向き合わねばならない。
多数がものをいう政治と異なり、法廷の正義は一人から始まる。訴訟には福島から愛媛に避難している住民が原告に加わっている。人権救済の最後のとりでであるべき司法の真価がここで問われる。
◎ 読んで、また涙がこみあげた。
Posted by 大沼安史 at 01:51 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「子や孫に原発ない世界を」 伊方原発、運転差し止め提訴
◇ 毎日新聞 9日付け 愛媛版 → http://mainichi.jp/area/ehime/news/20111209ddlk38040688000c.html
・原告共同代表の松山市の牧師、須藤昭男さん(70)は福島の出身。「『3・11』後、古里なまりの叫びが聞こえる」
・小学生2人も原告団に含まれる。
・原告には学生も参加。松山市の愛媛大3年、中山歩美さん(21)。「地震大国の原発のリスクがどれほど高いか証明できれば、原発のない世の中が理想論でないと証明できる」
◇
福島第1原発事故後、西日本では初めて原発の全面停止を求めて提起された8日の四国電力伊方原発の運転差し止め訴訟。原告に名を連ねた住民や弁護士らは、記者会見や原告集会で、口々に伊方原発の危険性を指摘。「子や孫に原発のない世界を」などと、切実な思いを訴えた。
原告は愛媛176人、高知59人、大分20人など16都県の300人。小学生2人も含まれる。全国147人の弁護団が支える。
この日は午後1時ごろ、原告ら約100人が集まり、「伊方原発をとめよう!」の横断幕を掲げて松山地裁に入り訴状を提出した。
提訴後、原告らは松山市堀之内の市民会館で記者会見と集会を開催。まず弁護士らが、「中央構造線で地震が起きれば原発がもつわけはない」「スリーマイル、チェルノブイリ、福島と大事故が続いた。10年後にどこで起きるかまったくわからない」「閉鎖性海域の瀬戸内海が死の海となる」などと危険性を力説した。
その後、原告らが切々と訴えた。
原告共同代表の松山市の牧師、須藤昭男さん(70)は福島県出身。「『3・11』後、古里なまりの叫びが聞こえる。何もできないほど歳をとったと思っていたが、訴訟に参加できた。子供たちが10年20年後にどうなるか分からない悲惨な状態を、四国に、愛媛に、繰り返してはならない」と力を込めた。
福島県南相馬市から愛媛に避難している農業、渡部寛志さん(32)も「原発が存在する以上は事故の確立は0%にならないが、原発が存在しなければ0%になる」と訴えた。
全国初の原発訴訟として注目された、1号機の設置許可の取り消し訴訟などを闘った伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さん(64)は「(過去の訴訟で)安全確保ができていないと訴えてきたが、国も司法も認めなかった。その結果として福島の事故がある。11年ぶりに原告となったが、子や孫の世代に安心な世界を守らなければいけない」と話した。
原告には学生らも参加。松山市の愛媛大3年、中山歩美さん(21)は「地震大国の原発のリスクがどれほど高いか証明できれば、原発のない世の中が理想論でないと証明できる」と思いを述べた。
国内では、大震災後、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)、北海道電力泊原発(北海道泊村)の廃炉を求める訴訟が起こされたが、伊方では廃炉までは求めていない。薦田伸夫弁護団長(愛媛弁護士会)は「早期に勝訴を得るため争点を絞った。大震災後、裁判官の認識も根本的に改まった。この訴訟で原発を止めることが出来ると考えている」と自信を見せた。
Posted by 大沼安史 at 01:50 午後 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 原発コスト6割増 政府試算、火力並みに コスト有意性、失われる
政府のエネルギー・環境会議の「コスト等検証委員会」がまとめた原子力や火力など電源別の発電コストについての報告書案が9日、明らかになった。原子力は事故に備えるための費用が確定していないが、最低でも1キロワット時当たり8・8円となり、2004年に政府が行った試算に比べて少なくとも約6割増に跳ね上がった。
東京電力福島第1原発事故まで原子力は「最も安い発電」とされてきたが、事故費用などを加えた今回の試算では火力並みとなり、コスト面の優位性は失われた形だ。
Posted by 大沼安史 at 01:40 午後 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 吉田前所長 食道がん 放医研が「被曝との因果関係、極めて低い」 (ガンバレ! 吉田さん! 回復祈っています! 労基署は労災認定を!)
東京電力は九日、病気療養のため一日付で退任した福島第一原発の吉田昌郎(まさお)前所長(56)の病名を食道がんと発表した。事故発生以降の被ばく線量は計七〇ミリシーベルトで、緊急時被ばくの上限(二五〇ミリシーベルト)の枠内。
東電は事故による被ばくとの関連について「被ばくから食道がん発症までの潜伏期間は最低でも五年で、因果関係は極めて低い」との放射線医学総合研究所(千葉市)の見解を明らかにした。
吉田氏は三月十一日の事故発生から八カ月にわたって福島第一原発で陣頭指揮を執り、十一月二十四日に入院した。
記者会見した東電の伊藤真一原子力・立地業務部長によると、吉田氏は九日午前、療養の合間を縫って福島第一原発を訪れ、収束作業に当たる東電社員や下請け会社の作業員らにあいさつをした。
「病気についていろいろな臆測を呼び迷惑をかけている」として病名を明らかにした。
Posted by 大沼安史 at 01:36 午後 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 粉ミルクからセシウム 混入情報2週間放置
明治(東京)の粉ミルクから放射性セシウムが検出された問題で、十一月中旬にセシウム混入の情報が三件同社に寄せられていたのに、約二週間にわたり放置し、詳しい検査に乗り出さなかったことが九日、分かった。
明治は十二月になって、市民団体の通報と共同通信の取材をきっかけに製品の詳細検査を始め、粉ミルクの明治ステップ(八百五十グラム缶)から一キログラム当たり最大三〇・八ベクレルのセシウムが検出された。
明治は「一件は匿名で、二件は『インターネットに検出情報が載っている』という連絡だった。
実際にネットを見ようとしたが情報は削除されていて確認できず、それ以上は調査の必要がないと判断した。今後はより感度を高めて対応したい」(広報部)としている。
関係者によると、食品に含まれる放射性物質を独自に調べている福島県二本松市の市民団体が十月下旬、明治ステップを測定し、一キログラム当たり二〇ベクレルのセシウムを検出した。検出の事実と、缶に記載されていた賞味期限などの情報は、匿名の人物から十一月十四日、明治のお客さま相談センターに電話で寄せられた。
情報は交流サイト「フェイスブック」などを通じて広まったとみられ、同日、相談センターには「ネットで見た」と、ほかに消費者二人から通報があった。
電話をかけてきた消費者に、相談センターは「月に一度検査しているので大丈夫だ」と説明したという。
Posted by 大沼安史 at 01:32 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 トーデンに入ろうTシャツ 販売中!
Posted by 大沼安史 at 01:26 午後 | Permalink
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〔フクシマ・歌〕 ♪ 東電に入ろう (倒電に廃炉)
→ http://www.youtube.com/watch?v=z9AlurAWSiM&feature=player_embedded
◇ ツイッター情報
# TOHRU_HIRANO TOHRU HIRANO
反原発ソング。 不謹慎だけど、笑った。「 東電に入ろう! (倒電に廃炉) 高田渡さんの「自衛隊に入ろう!」の替え歌。
Posted by 大沼安史 at 01:24 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 岩盤の揺れ、想定の3倍 保安院が解析 (★「耐震偽装」疑惑で新展開? 政府・国会の事故調は、『ハゲタカのピクニック』で真相を暴露した世界的な調査ジャーナリスト、グレッグ・パラスト氏に、証言と証拠の提供を求めよ!)
朝日新聞 → http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY201112090545.html
東日本大震災時に東京電力福島第一原発や東北電力女川原発(宮城県)の地下岩盤部で地震の揺れが、国の新しい耐震指針による想定を上回っていたことが9日、明らかになった。福島第一原発では敷地沖が震源になった場合の揺れの見積もりの約3倍だったうえに、余裕を持たせたはずの設計用の揺れも超えた。地震対策の前提となる揺れの想定が過小評価だったことを裏づけた。
経済産業省原子力安全・保安院が専門家からの意見聴取会で解析結果を明らかにした。原発の耐震設計では直下の岩盤で想定する揺れの「基準地震動」がすべての基本。上に造られる建屋や機器類が地震に耐えるかの評価に使われる。
第一原発の基準地震動は地下196メートルで600ガル(ガルは揺れの勢いを示す加速度の単位)。これに対して解析では675ガルだった。基準地震動は敷地沖の震源域が複数連動すると仮想した地震(マグニチュード〈M〉7.9)などをもとに余裕を上積みしたが、仮想の地震の揺れと比べ約3倍の大きさだった。
(続きは朝日デジタルで)
◎ この朝日の記事についたイラストによると、3・11では2号機(設計値438ガル)に対して、実際は550ガルの強烈な揺れが襲ったことが示されている。
保安院はこれについて「地震対策の前提となる揺れの想定が過小評価だったことを裏づけた」――で済ませているが、先に本ブログで示したように、ここに米国の原発建設会社による「SQ(耐震基準)の偽装工作」が潜んでいる、というのが、米国の世界的な調査報道ジャーナリスト、グレッグ・パラスト氏が新著、『ハゲタカのピクニック』で指摘・暴露した「真相」である。
「438ガル」は「設計値」だというが、ほんとうにそうだろうか?
そう「偽装」していたのではないか? (設計通り、施行させていなかったのではないか???)
◇ 参考ブログ → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-65c7.html
Posted by 大沼安史 at 01:07 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 美浜原発メルトダウン 琵琶湖 壊滅 滋賀の都よ、いざ、さらば!……現実に! 滋賀県庁が独自に放射能雲拡散シミュレーション
◎ グリーンピース 「SPEEDIの過小評価と滋賀県の独自シミュレーション」 9日付
→ http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/speedi/blog/38315/
……
◇琵琶湖が汚染される、滋賀県の独自シミュレーション
実は、SPEEDIの使用権限は原発立地自治体16と、隣接自治体3(京都、長崎、鳥取)の合計19道県のみにある。
これも原発事故が10キロ以上及ばないという前提で防災計画が立案されていたことによるものだ。
よって、現状では福井県の美浜原発から30キロしか離れていない滋賀県は、美浜原発や大飯原発などが事故を起こした場合のシミュレーションをSPEEDIを使用して作成することができない。
そこで、滋賀県は独自に放射性物質の拡散シミュレーションを行った。
自治体が住民の安全をしっかり考え、このようなシミュレーションを行ったことは高く評価できる。
しかし、結果は衝撃的なものだった。
(上記の拡散マップ)
このシミュレーションは、福島原発の事故と同等規模の事故が起きたとして計算している。
被ばく積算量が50ミリシーベルトになる地域(緑)が、原発から80キロ離れたところにも広がっており、100ミリシーベルトになる地域(黄色)も琵琶湖に迫る勢いだ。
福島原発事故がいかに広範囲に汚染を拡散したかを考えれば、驚くようなことではないかもしれないが、実際のシミュレーションにおいて、琵琶湖が事故発生後24時間以内にすっぽりと汚染される可能性を見ると、背筋が凍る。
このシミュレーションはまだ滋賀県のHPに掲載されていないが、グリーンピースが独自に入手しているので、全文をこちらにPDFで掲載する。
第3回 滋賀県地域防災計画の見直しにかかる検討委員会 (平成23年11月25日開催議事録)→ http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/Shiga_simutation.pdf
Posted by 大沼安史 at 12:47 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「放射能の甲子園」? 文科省 26日に「放射線等に関する課題研究活動の成果発表会」 全国35校中、評価の高かった高校8校が参加
→ http://www.atomin.go.jp/data/pdf/news/20111128_researchSupport.pdf
◇東大工学部2号館で
◇発表校
北海道砂川高等学校
早稲田大学本庄高等学院(埼玉県)
京都府立鴨沂高等学校
京都府立桃山高等学校
奈良県立奈良朱雀高等学校
愛媛県立弓削高等学校
福岡県立玄界高等学校
熊本県立大津高等学校
Posted by 大沼安史 at 12:33 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 文科省 「放射能副読本」 東電の西沢社長らが役員の原発推進財団に作製を委託 (もちろん、福島を含む全国民の税金で!)
はなゆー情報 → http://alcyone.seesaa.net/article/239384854.html
毎日新聞 「放射線教育:文科省、電力系財団に副読本委託」→ http://mainichi.jp/life/edu/news/20111208k0000e040185000c.html
◇
文部科学省が、全国の小中高校生向けに新たに作った放射線教育の副読本を東京電力の西沢俊夫社長ら電力会社の経営陣らが役員を務める財団法人「日本原子力文化振興財団」(東京都港区)に作製の委託をしていたことが分かった。財団への委託は、東電福島第1原発事故前に入札で決定したが、同省は事故後も変更しなかった。電力業界とつながりの深い団体が教材作りに関与することに対し、識者からは「原発事故後の委託先としてふさわしくない」と批判の声が上がっている。
副読本の改訂事業は東日本大震災直前の3月9日に一般競争入札で行われ、同財団が約2100万円で落札した。従来の副読本には原発について「大きな地震や津波にも耐えられるよう設計されている」などの記述があったため、文科省は4月に使用を中止。新たな副読本を作製することにしたが、委託先は変更せず7月に契約内容を見直し、事業費も経費の増加に伴い約3700万円に増額した。
同財団は原子力の平和利用の啓発普及を目的に掲げ、10年度は収入総額約12億円の約4割が経済産業省や文科省など国からの受託費だった。常勤の専務理事は関西電力出身で、非常勤の副理事長4人のうち、3人も元福島第1原発所長ら電力会社出身者が占める。非常勤理事には、西沢社長や関西電力の八木誠社長も名を連ねる。
……
副読本は同財団が事務局を担い、放射線の専門家や教員ら13人による作成委員会が執筆・編集した。放射線の基礎知識や利便性に特化した内容となり、原発事故は前書きで触れただけだった。委員長の中村尚司・東北大名誉教授は「放射線について正しく知る観点で作った。内容は委員会が事務局から独立して学術的にチェックしている」と話す。
これに対し、NPO法人「原子力資料情報室」の伴英幸共同代表は、副読本の内容について「放射線との共存が前面に出され、危険性への認識が甘い」とした上で、委託先についても「原発を推進するための組織が従来通り受託するのは、妥当とは思えない。原発事故への反省が足りない」と批判している。
◇ 日本原子力文化振興財団 → http://www.jaero.or.jp/
役員名簿 → http://www.jaero.or.jp/data/04profile/images/H23.10meibo.pdf
Posted by 大沼安史 at 12:26 午後 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(10日 土曜日)も終日、北西の風で太平洋沖合へ流れる。
Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 | Permalink
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2011-12-09
〔フクシマ・注目ブログ〕 「フクシマのおばちゃんより」 /こんな安心いりません。欲しいのは本当の安全、いいえ真実の情報なのです/人と人との絆、コミニティを残すことこそが心の故郷を失わない唯一の道/まるですぐにでも帰れるような錯覚が起きても不思議ではありません
◎ 東電独身寮の管理人をされていた方のブログです!
# 「メディアについて思う事」 → http://himawari-nanohana.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-0dc4.html
…… 知れば知るほど今までの私は東電独身寮の管理人として生活をしている自分達に都合の悪い現実をあえて知ろうとしなかったという反省と後悔が深まるばかりでした。(知っていたとしても生活を犠牲にして脱原発の活動をしたとは思いませんが)
そういえば白血病で小学校入学前のお嬢さんを失くしたNさんは原発から1Kぐらいしか離れていなかった。Tさんも高校生で白血病、K君も悪性リンパ腫に、事故が起きる前でも大熊町の人口比からすると若年層のガン発生率は高かったかも知れませんが、そんな統計や数字はどこにも発表されません。
……
……地下水を伝わって海や土壌を汚染させ、風評被害として実害を隠し、魚も作物も大丈夫なんて!!こんな安心いりません。欲しいのは本当の安全、いいえ真実の情報なのです。
もう二度と「騙された」「知らなかった」と云いたくはありませんが、一人一人の力は余りにも微力です。未来をどう選択するかは提供される情報の質で決まります。そういう意味ではメディアの良心に期待するしかありません。どうか使命感と勇気をもって報道して下さることを心から願っています。
そしてその情報を受け取る側も、不都合な現実から目をそむけない覚悟と、行間を読み解く能力を要求されているのかも知れません・・・
# 「除染のリスクは?」 → http://himawari-nanohana.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-7113.html
…… 決して帰る事だけがみんなの願いではない、特に35歳以下の若い人たちの50%以上が「もう帰らない」とアンケートで答えています。
それは故郷を捨てる事ではない数十年の人生を大切に生きるという決意なのです。故郷は、山河だけではありません。人と人との絆、コミニティを残すことこそが心の故郷を失わない唯一の道だと思いませんか???
# 「大熊町町長選挙について思う事」 → http://himawari-nanohana.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-0e9e.html
…… 選挙前日の新聞を見ると(福島から地元新聞を取り寄せています。2~3日遅れですが)一面には「低線量地、来春にも解除」という見出しが躍っていましたし、大きく除染特集が組まれ「専門家150人集結」「大熊町で除染モデル事業開始」等々、まるですぐにでも帰れるような錯覚が起きても不思議ではありません。
低線量被爆が数年後にどのような影響を与えるのかが、ネット上には溢れているのに、そのリスクを丁寧に説明、発信している専門家たちが必死で活動して下さっているのに、伝えたい人には伝わらない。政治家や官僚、地方政治に携わる方々は、何年か後に出てくる結果について責任を取るのでしょうか? しっかりとした情報分析した人達は、警戒区域のみならず県外にどんどん自主避難しています。
不在者投票の中間集計では、大熊町が双葉郡8町村の中で投票数・率ともにダントツでした。それは木幡さんが勇気のある訴えと行動を起こして下さったからに他なりません。きっと種は蒔かれたのだと思います。ひとまずゆっくりなさって下さいね、本当にお疲れ様でした。
Posted by 大沼安史 at 03:32 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ウォールストリート・ジャーナル 日本政府 「復興財源の一部(22億8000万円)、調査捕鯨の支援に」 /フクイチの放射能による太平洋「死の海」化の実態調査はどうするつもり?
……水産庁は今年、22億8000万円の追加資金を調査捕鯨の支援に回すことを明らかにした。その大部分は反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害行為に対し、日本船団の護衛強化に割り当てられる。
水産庁の高屋繁樹課長補佐によると、約18億円が「調査捕鯨支援」に使用され、残りの4億8000万円は妨害行為に対する「安全対策」に充てられる。
……
補正予算の配分の実態については国際環境NGOのグリーンピースが最初に取り上げ、他のグループも抗議を行っている。護衛船の出港前に補正予算の使用方法を見直すよう政府に要請するグリーンピース・ジャパンが公表した12月1日付の声明には、約18の団体組織が署名した。
水産庁は8日、復興基金を調査捕鯨船団の支援に使用することは適切だとし、捕獲分全てを持ち帰ることが3月11日に被災した商業捕鯨の町の復興支援につながると主張した。
◇ 英文記事は → http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2011/12/08/use-of-recovery-funds-stokes-japan-whaling-row/
◇ グリーンピースなどの共同声明 「南極海における調査捕鯨の抜本的見直しを」
→ http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/pr20111201/
今回の共同声明では以下の3点を政府に要請しています。
1.南極海におけるクジラ捕獲調査(調査捕鯨)の抜本的見直し
2.事業への来年以降の補助金投入の廃止
3.第3次補正予算において「鯨類捕獲調査安定化推進対策」として日本鯨類研究所へ追加投入されることとなった22億8400万円もの補助金の詳細な支出用途と支払先の公表
グリーンピース・ジャパン事務局長の佐藤潤一は、「調査捕鯨の目的である商業捕鯨の再開はすでに形骸化しています。しかも、国際的な合意を得られないもので、わざわざ多額の税金を投入して行うものではありません」と述べました。
今回、復興支援の名の下で南極海の調査捕鯨に税金が使われたことについて、IKAN事務局長の倉澤七生は、「この予算の執行は、政府が国際的に問題のある調査を丸抱えするということを意味しています。私たち日本の市民として許せることではありませんし、そもそも復興のためというのであれば、沿岸地域の再生や被災者の支援に回したいというのが市民の多くの思いだと思います。」と話しました。
◎ 南氷洋での調査捕鯨より、フクイチ放出の放射能による「太平洋・死の海」化の実態調査が先だ!
Posted by 大沼安史 at 02:57 午後 | Permalink
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〔12月9日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
◇ 〔映像・NEWS 〕 群馬大学のカフカ的状況 「休暇中に研究室にいてはならないという規則はありえない」(早川先生)
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-51c7.html
◇ 福島民報 「被災地の農家批判の教授処分 群馬大、ツイッター発言で 」 早川教授、ツイッターで「ついに伝わった」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-de29.html
◇ 〔木下黄太さん・ブログ報告〕 「私の言うことをどうか怒らないで聞いてください」ベラルーシ・ゴメリ州の女医、スモルニコワさん発言 「私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える」
→ http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/050dccb24887930fdaa560a0c391eaaf
◇ 〔南相馬・HCR救援活動報告〕 できることをやるしかない/山間部、線量上昇、「落葉しかない」/教師たちはどう闘っているのか/新メンバーは2名のねこちゃん
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-d1dc.html#more
◇ 明らかになる除染の限界 森林の放射性物質が再飛散!?
日経エコロジー → http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20111202/110121/
◇ 〔フクシマ・LOFTch 〕 12月8日 おしどりさんと上杉隆さん 「テレビがおしえてくれないこと」――「安心ということばが嫌いになってきました」(マコちゃん)「国全体が狂っている。ほんとジョージ・オーウェルの世界」(上杉さん)
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/loftch-03fc.html
◇ 〔発言記録〕 過去の内部被曝の考慮 園田政務官 「検討の俎上に上っていない」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-934c.html
◇ 郡山市の子ども なんと月450マイクロシーベルト! ツイッターの声「ワナワナどころか涙が出てくる」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-3481.html
◇ 〔注目ブログ 〕 小さき花 市民の放射能測定室(仙台) 「僕が自慢?出来るのは原発爆発後すぐに野菜の配達やめたこと……」
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-2c75.html
◇ 現場ツイター 周りの地域除染より根源をなんとかしなきゃ/今のままじゃ本当にメーカーや協力企業は撤退。未だに工事代金はほとんど支払いしてない/簡単に安全宣言なんてしちゃダメなんだ/だけど何故第2ステップ完了宣言を騒ぐのか…?/牛と衝突して車が炎上/あの防潮堤じゃもたないし循環ホースなんか千切れてどっか行っちゃうし建屋だって崩壊しないっていえないし
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/2-02ee.html
◇ ニューヨーク・タイムズ記事 除染計画に疑問を呈す New York Times Article Poses Questions Over Japan's Decontamination Plans
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/new-york-times-.html
◇ NEWS
# 東京新聞 「福島の農家はオウム信者と同じ」 群馬大 発言の教授を処分
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120902000027.html
# 毎日新聞 「浄化水、海へ放出見送り 東電、全漁連から反発受け」
→ http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111209ddm002040117000c.html
# 満杯の「共用プール」 来年(2012年)11月末から燃料取り出し作業開始 それまでは~4号機の使用済み核燃料、共用プールへ移せず
→ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111209/dst11120900130000-n1.htm
# 大間原発 工事再開に「国 関与せず」
→ http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20111208100733.asp?rss=20111208&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
Posted by 大沼安史 at 12:03 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 ニューヨーク・タイムズ記事 除染計画に疑問を呈す New York Times Article Poses Questions Over Japan's Decontamination Plans
Posted by 大沼安史 at 12:01 午後 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 周りの地域除染より根源をなんとかしなきゃ/今のままじゃ本当にメーカーや協力企業は撤退。未だに工事代金はほとんど支払いしてない/簡単に安全宣言なんてしちゃダメなんだ/だけど何故第2ステップ完了宣言を騒ぐのか…?/牛と衝突して車が炎上/あの防潮堤じゃもたないし循環ホースなんか千切れてどっか行っちゃうし建屋だって崩壊しないっていえないし
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
# ただいまっ(^O^)今日もコツコツ作業したでし。今日は早く帰ったからいっぱいつぶやくでし。今日から1号機のガス管理システムが試運転に入りました。2号機と1号機はメーカーが違うのでスペックが違うから1号機は時間かかったんだけど、やっと完成しました。17時間前
# 次は3号機の予定なんだけど、まずはタービン建屋のクレーンを使えるようにしなきゃです。年内は無理かなぁ…。今週は現場に移動する6号線に牛の群れが多いでし(*_*)本格的な冬に向けて牛も移動してるのかなぁ…。一昨日は2Fからの帰宅時に牛に正面衝突して車が全焼したしね。
# 夜だと黒い牛は見えずらいみたい。昨日も今日も群れが移動してたしなぁ…。だんだん南に来てるような気がするんだ。牛が20Km圏外に出ようとしたら検問所の機動隊はどうするんだろ?
# 今週は大きなプロジェクト作業が始まって発表あるかなぁって思ってたけど…、あれっ?て思ってある人に聞いてみたらちょっとてこずってるから計画練り直ししてるんだって。21日位に始まるみたいだからもうちょっと待っててだって。
# 自衛隊も除染拠点作りに昨日から入ってきましたよ。楢葉、富岡、浪江が対象地でオイラ達は南側の楢葉と富岡側しかわかんないけど、結構自衛隊の車が走ってるよ。オイラ自衛隊の車みると事故当時の雰囲気を思い出しちゃうんだよなぁ…。
# 16日に第2ステップ完了宣言するみたいだね。現場側は単なる通過点だけで毎日の作業に何の変化もないんだ。だけど何故第2ステップ完了宣言を騒ぐのか…?それは国が第2ステップを何とか年内に完了させ避難準備区域の住民を帰宅させたいのと、警戒区域の縮小をしたいからなんだ。
# だけど前に避難準備区域の解除した楢葉や広野の人達は未だに大半は戻って来てないし、学校も再開してないのが現状。いくら国が安全宣言しても住民は簡単に戻って来ないよ。安全宣言した福島の米だって…。早く安心させたい気持ちはわかるけど、簡単に安全宣言なんてしちゃダメなんだ。
# 冷温停止しました、水素爆発しません、放射性物質拡散は大幅に減少しました。って言っても実際の落ちた燃料温度を計ってないし、水素濃度も安定しないし、外部の放射性物質拡散は減少したと言っても毎時0.6億ベクレル出てるし、海には未だに汚染が流れてるし…。
# 全てにおいて完全にコントロールされてない状況なんだ。 国は原発収束に向けて全力を尽くすって言ってたけど、これが全力なのかなぁ…?東電は1兆円の支援要請したけど、国も金を出すなら東電任せにしないで口も建設的な意見や案も出せばいいのに。
# 今のままじゃ本当にメーカーや協力企業は撤退に追い込まれる。未だに工事代金はほとんど支払いしてないし、それどころかそれ以前の工事代金も支払いされてないんだから。今、大地震や大津波が来たら完全にアウトだよ。だから今のうちに早くしなきゃならない事が沢山あるんだ。
# あの防潮堤じゃもたないし循環ホースなんか千切れてどっか行っちゃうし建屋だって崩壊しないっていえないし。いくら電源確保出来ても肝心の物がなくなったら意味ない。もっと全力で考えないと周りの地域除染より根源をなんとかしなきゃ除染も無意味な徒労になると思うんだ。17時間前
Posted by 大沼安史 at 11:52 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ 〕 小さき花 市民の放射能測定室(仙台) 「僕が自慢?出来るのは原発爆発後すぐに野菜の配達やめたこと……」
→ http://ameblo.jp/foreston39/entry-11098116607.html
◎ 大沼 「小さき花」の石森さん、ガンバレ!
◇
……避難した時も宮城県の人は高速無料じやないです。と言われ
仙台市からは福島原発の事故による農産物の出荷制限はされておらず、農業休業との明確な因果関係があるとはみとめられない。
と文書で言われ・・・うちの500ベクレル超えてるデータを添付してもだよ。
職も無く、保障もない。
それが石森山農園の現実です。
世の中どうなってるのだろ。
こんな小さな僕だけど
僕は正直にいきたかった。
加害者なれない。なりたくなくて、百姓やめました。
僕が自慢?出来るのは原発爆発後すぐに野菜の配達やめたこと、
宮城県で唯一僕だけです。
自慢しても何もならなけど、何も言わないと自分が百姓やってきた、存在意義が何もなくなってしまうような」きがして。
やっぱりちょっとは石森君がんばってるんだねっていってほしい。
きょうも小さき花SSSは閑古鳥
今日の測定以来 1検体
明日の予約 ゼロです。
どうぞ使ってやってください。
Posted by 大沼安史 at 11:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS 〕 福島民報 「被災地の農家批判の教授処分 群馬大、ツイッター発言で 」 早川教授、ツイッターで「ついに伝わった」
8日 → http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21096&blockId=9913797&newsMode=article
群馬大教育学部の早川由紀夫教授(火山学)が、自身の短文投稿サイト「ツイッター」で、東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な発言を繰り返したとして、大学から訓告処分を受けていたことが8日、早川教授への取材で分かった。
早川教授は、放射性物質に汚染された農作物の危険性を訴える趣旨で「福島県内の毎時2マイクロシーベルト以上の水田で稲を育てている農家は撃つべきである」「セシウムまみれの干し草を与えて毒牛をつくる行為も、セシウムまみれの水田で毒米をつくる行為も、サリンを作ったオウム信者と同じ」などと発言。
◇関連ツイッター
# 「本県農家を批判」福島民報 http://yfrog.com/z/nw9oevnj ばんざい。ついに伝わった。
Posted by 大沼安史 at 11:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・映像・NEWS 〕 群馬大学のカフカ的状況 「休暇中に研究室にいてはならないという規則はありえない」(早川先生)
Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS 〕 郡山市の子ども なんと月450マイクロシーベルト! ツイッターの声「ワナワナどころか涙が出てくる」
郡山市が、積算型の線量計を使って小中学生の外部被ばく量を調べたところ、最も高い子どもで月に450マイクロシーベルトだったことがわかった。
郡山市は、およそ2万5千人の小中学生に積算型の線量計を配り、先月5日からの1か月間、外部被ばく量を調べた。
その結果、平均では月に120マイクロシーベルトで、最も高い子どもで450マイクロシーベルトだった。
およそ7割の子どもが、国が目標とする年間1ミリシーベルトを超えて被ばくする計算になるが、市が依頼する4人のアドバイザーは、「子どもの健康に影響はない」と話しているという。
結果は、学校を通じて各家庭に知らされ、市は、被ばく線量が高い子どもについては追跡調査をする方針。
(12/8 21:30 福島中央テレビ)
◎ 関連ブログ SAVE CHILD → http://savechild.net/archives/13441.html
…… しかし、これは10~11月の調査です。事故当初の被曝量はもっと高かったと思いますし、呼吸で体内に放射性物質を取り込んでしまう内部被曝も考えられます。とても心配です。
被爆線量が高い場合の具体的な対策は用意されているのでしょうか。住民が求めているのは「影響はない」や「追跡調査をする方針」ではなくより具体的な対策です。
◎ ツイッターの声
# sweetish00 shoko
絶対にこんなのおかしい。ワナワナしてしまうどころじゃなくて涙が出てくる。この記事が本当なら、今の郡山は人が住めるところではなくなってしまったのだと思う。子どもが住めないところに人は住むべきじゃない:郡山市の子ども月450マイクロシーベルト
# kayoji69 浦辺佳代
健康に影響はない?どの口がほざいてやがる
# saitokogei saito atsushi
!? 子どもに月450マイクロシーベルトだ!?これでも尚、影響ないとほざくアドバイザーってだれだ!気がふれてるだろ! 「郡山市の子ども月450マイクロシーベルト(福島県)」
# shulapwing Shu
避難じゃなくて、追跡調査?⇒【被曝】郡山市の子ども月450マイクロシーベルト(積算型の線量計を使った使用した外部被曝調査
# hollypony18 うーまま
もしも1年の限界数値越えたらその子たちどうなるんだろ。結局疎開することになるの??それとも放置なの??"
# tyoroo 岩松正史(傾聴講師、虹のパパ)
ひどい。この国の大人は子供を見捨てて自分達の金勘定をしている
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・発言記録 〕 過去の内部被曝の考慮 園田政務官 「検討の俎上に上っていない」
◎ この無能・無責任な日本の「政府」よ! 国連からも情報を求められているというのに……
以下の記者会見での園田政務官の発言は歴史に残すべき、驚くべき「証言」(公式の言明)である。
◇ 11月21日の統合対策室合同会見で、「おしどり」さんのマコさんの質問に対して。
◇
――前々回の質問の回収ですが、前々回に出ました資料によりますと(このあたりの質疑と資料は第29回「脱ってみる?」に書いてますわよ!)、群馬、栃木、茨城、千葉などには福島原発由来のプルームで福島県以上に汚染されてる地域もありましたが、その辺りの過去の内部被曝、吸入被曝、そして外部線量被曝などはどこの部署が管理をしてどこが評価をするのでしょうか。
福島県でホールボディーカウンターの予算が経産省から17億出て5台購入する件ですが、これは据え付け型ではなく、簡易型の検診車を5台購入、となっておりました。ですので現在の食べ物による経口被曝の慢性被曝を考慮することはできますが、過去の一発被曝は全く考慮できません。
ヨウ素もセシウムも実効半減期は何度も過ぎておりますので、過去の内部被曝はどこが考慮して、どうするおつもりなんでしょうか。放医研では「外部被曝しか評価しないソフトを作った」と確認しました。福島県庁では「過去の内部被曝は我々としては手も足も出ない」という回答を得ました。県民健康管理検討委員会では「問診票で、過去の被曝を考慮するが、外部被曝のみしか出さない」という回答を得ています。被災者生活支援チームの医療班からは「我々は過去の内部被曝は検討していないが、どこかがやらねばならない、勉強すればするほど難しい」という回答を得ております。
どこの部署が過去の内部被曝を考慮するのかお答えいただきたいと思います。宜しくお願いします。
園田政務官「えっと、福島県以外の健康調査の件でございますけれども、あの只今、やはり被災者生活支援チーム――これは原発の方でございますけれども、そこが各県も含めてですね、色々ご相談をさせていただいてるようでございます。したがってまだ詳細なものは出てきておりませんけれども、自治体の皆さん方ともご相談をさせていただきながら今後対応していくようになっております。
で、その間でございますけれども、詳細なモニタリングも含めて今やらせていただいてるところでございますので、まずは状況をしっかりと把握をさせていただいた上で今後私共としても何ができるか、あるいは県を通じてですね、何をやっていただくかは今後のまあ、いわば検討事項として、問題意識としては持たせていただいております。ということでございます」
――すいません、質問の趣旨が伝わっていなかったようで、もう一度質問いたします。「過去の内部被曝を考慮する機関はどこか」という質問をさせていただいたのですが、具体的に部署名を教えて頂ければと思います。
園田政務官「はい、あのすいません、それについては実際に決まってるわけではございませんので、今後の課題という認識でさせていただいております」
――あの、過去の内部被曝の考慮は時間が経てば経つほど、データなり記憶なりが薄れますのでなかなか評価しにくくなるので、一刻も早く内部被曝など過去の調査はするべきなのですが。現在(原子炉が)冷温停止状態に入っているならば少し余裕があるかとは思われますが、いつのタイミングで始められるのでしょうか。
園田政務官「まあ、そういう面ではこれからの課題であろう、というふうに思ってますので、現在それがどういう体制で行なうかということは、まだ検討の俎上には上ってないと、そういうことでございます」
――検討に上ってないということですか。
園田政務官「はい、そうです」
(わーおっしゃいましたわね!?)
――わかりました、過去の内部被曝をどう考慮するかは、政府でもどこでも検討に上っていないということで。よろしいでしょうか。
園田政務官「あの、まあ検討に上っていないと、どこでもということになるとちょっと語弊がありますけども、当然課題としては認識致しております。けれどもそれが実際にどういう形で行なうことができるのか、といった場合においては、それはまだ決まっていない。ということでございます」
あのー園田さん、私何ヵ月この質問をして、何ヵ月「検討中」とお答えされてると思ってるの? 過去の内部被曝、特にヨウ素被曝をどう評価するか、5月から追及している件。放医研も福島県庁も厚労省も県民健康管理検討委員会も被災者生活支援チームも、いい加減各所の電話の保留音聞きあきたし、仲良しまでできて雑談するレベルになってるっつの!
◇ 関連 「国連からも情報が求められている」(安全委・加藤審議官)
同じくマコさんが11月24日の統合対策室合同会見で
――前回の会見の質疑の時に、園田政務官は過去の内部被曝の検討課題は現在上がっていない、とおっしゃいました。この点についてお聞きいたします。
助言機関である安全委員会として――私、あの後各専門家や、色々なところに聞いたのですが、現在放医研、福島県庁、そして福島県の検討委員会、被災者生活支援チームの医療班などでも、過去の内部被曝が一切検討されていない、そしてこれからについても、園田政務官もお答えのとおり、検討課題に上がっていない、という点について安全委員会としてどうお考えかお聞かせいただければと思います。
安全委員会・加藤審議官「われわれとしてはどこの機関がやるんでもいいんですが、何らかの形では行われる必要があると思ってます。国連のUNSCEAR(アンスケア、後述)からもですね、その辺の情報は求められているところでございます。ただ、初期のモニタリングデータが少ないということで、不確かさは非常に大きいと思いますから、『そういう状況の中で不確かさはどれくらいだけど、こうだ』というような形でもいいですから、何らかの評価はどこかの機関で行って欲しいと思います」 ……
Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・LOFTch 〕 12月8日 おしどりさんと上杉隆さん 「テレビがおしえてくれないこと」――「安心ということばが嫌いになってきました」(マコちゃん)「国全体が狂っている。ほんとジョージ・オーウェルの世界」(上杉さん)
Posted by 大沼安史 at 10:07 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 大間原発 工事再開に「国 関与せず」
8日付
電源開発(Jパワー)が大間町に建設を計画している大間原発(工事休止中)について、経済産業省資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課の森本英雄課長は7日、工事再開の判断に関し「(国として)規制上の手続きはない」と述べ、判断はあくまでも事業者が行うもの-との考えを強調した。同日県庁で開かれた県議会原子力・エネルギー対策特別委員会で答弁した。
Posted by 大沼安史 at 09:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 明らかになる除染の限界 森林の放射性物質が再飛散!?
……「近くの森林で葉が落ちる時期は地上1mの空間線量が上がる。マスクを着用したほうがいい」――
福島県南相馬市内で除染の実証事業に取り組む日本原子力研究開発機構・原子力人材開発センターの天野治氏は、こう警告する。6月以降、減少してきた地上1mの空間線量が9月以降、微増に転じている。山間部以外ではこうした変化はないという。……
◎ HCRの南相馬からの報告も同じだ。
Posted by 大沼安史 at 09:42 午前 | Permalink
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〔南相馬・HCR救援活動報告〕 できることをやるしかない/山間部、線量上昇、「落葉しかない」/教師たちはどう闘っているのか/新メンバーは2名のねこちゃん
→ http://www.facebook.com/pages/%E6%A0%B8-%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E6%95%85%E6%95%91%E6%8F%B4NGO-HCROPCOM/292544657428998?sk=wall
# できることをやるしかない。2000万円のベクレルモニターを持っている南相馬市がやらない代わりに、我々は連日市民から持ち込まれる水や食品の検査をする。昼夜LB200に向かう。住宅の線量を測り、仮設住宅に物資を届け、ありったけの情報に目を光らせ、この僻地で発信する。生きられる限り。
# Johnの命日ということで、HCRの事務所に貼ってみました。
# 【放射性物質再飛散警戒中】南相馬市のデータによると、先月くらいから山間部に近いエリアの放射線量の値が上昇傾向にある。原因はやはり市の西側、飯舘・双葉の大汚染地帯の山からかけ降りてくる落葉しかない。特に山麓線(県道34号)より西側のエリアに住む方は警戒を怠ずマスクの着用を#原発全廃 7時間前
# 南相馬市内の某小学校で用務員として働く地元の人の話。戻ってきた生徒は3割。教師は8割。しかし、その教師の家族は全員、県外に疎開しており単身赴任だという。自分の子どもを住まわせることもできない地で、他人の子どもを預かる矛盾への苦悩と、教師たちはどう闘っているのか。悪夢のような現実。
# 新メンバーについて補足&支援要請。お迎えした2名のねこちゃんたちですが、共に免疫不全の子たちです。食べられる食事が限られており、ロイヤルカナン(http://goo.gl/osvxL)が安心とのことでした。ご支援頂ける方、HCR災害対策本部宛にご寄贈いただけると非常に幸いです。
# 今まで検出されたことのない相馬市(立谷地区)の米から68Bq/kg(±14:LB200)のセシウムを検出。広がりつつある汚染は今後何十年も続くことになるだろう。OPCOM Institute of Isotopesでは水・食品・土壌・堆肥などの放射性物質検査を行っています。
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 満杯の「共用プール」 来年(2012年)11月末から燃料取り出し作業開始 それまでは~4号機の使用済み核燃料、共用プールへ移せず
東京電力が8日、明らかにした。
燃料の半分程度をプール外で保管できる専用容器に移し替え、確保した空きスペースを、取り出した1~4号機プールの燃料の検査や保管に使う計画――という。
Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 太平洋への汚染地下水放流 全漁連の抗議で当面見送り
東京電力は8日、福島第1原発の「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。建屋地下などに流入した汚染水を浄化して海に放出することを検討したものの、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の抗議などを受けて計画には盛り込まず、当面見送ることにした。……
Posted by 大沼安史 at 09:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 群馬大 早川教授を訓告
短文投稿サイト「ツイッター」で不適切な発言をしたとして、群馬大学は「放射能汚染地図」作製で知られる教育学部の早川由紀夫教授(火山学)を七日付で訓告処分とした。早川教授は八日、前橋市内の同大で会見し「訓告は学問や言論の自由の根幹に関わる。大学の自殺だ」と訴えた。
早川教授は、福島第一原発事故後に放射性物質で汚染された土壌の危険性を伝える趣旨で、周辺の農家について「セシウムまみれの干し草を牛に与えて毒牛をつくる行為も、セシウムまみれの水田で稲を育てて毒米をつくる行為も、サリンをつくったオウム信者がしたことと同じだ」などと投稿していた。
会見では、放射性物質の拡散状況をまとめた汚染地図を四月に発表して以降「ツイッターの読者を増やすために意識的に刺激的な発言をした」と認め、「地図を広め、理解を浸透させたかった」と説明した。大学によると、投稿について批判と賛同の両方の意見が学外から寄せられている。
◇ 朝日新聞 → http://www.asahi.com/national/update/1208/TKY201112080628.html
……早川教授のツイッターには約3万4千人のフォロワー(読者)がいる。早川教授は「福島県がやったコメのセシウム検査はすべて信用できない。利益相反が発生してる。第三者が検査しない限り福島県のコメは全部たべられない」などと書き込んだ。
Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ報告〕 「私の言うことをどうか怒らないで聞いてください」ベラルーシ・ゴメリ州の女医、スモルニコワさん発言 「私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える」
11/20に沖縄で開催された、ベラルーシの女医、スモルニコワ医師の勉強会のメモがとどきましたので、掲載します。「チェルノブイリのかけはし」の企画によるものです。沖縄では踏み込んだ発言もあったので、記録として残しておきます。彼女のいるあたりは、5キュリー/k㎡、およそ2850Bq/kgに少し足りないあたりの場所で医療活動に従事しています。現在のデータ的には、お子さんの七割くらいが体調不良を抱えていて、深刻な症状の子供も一割程度の地域です。健常な子供は三割程度しかいないそうです。沖縄でのやりとりが、生々しいものがあったため、掲載いたします。……
◇
【スモルニコワ・バレンチナ先生(ベラルーシ・ゴメリ州ブダ・コシェリョワ)】
* 出産率はだんだん減り、死亡率は高くなります。それは、理由がいっぱいあります。
事故の後すぐ、1986とか88年に子どもであった人は今ロシアにいます。
でも、子どもが生まれることができる人々は、どんどん減ります。
その若い両親は、普通健康が悪いです。いろいろな疾患があります。
そして、徴兵に行かなければなりません。
少年の調査がありました。
10年前、25%の少年は、いろいろな疾患で、徴兵に適合できませんでした。
2011年春、徴兵に行かねければならない少年のうちに、38%は全然適合できませんでした。
そして、徴兵行った少年のうちに、34%はいろいろな機能疾患で制限があります。
妊娠の女性のうちに85%は何か病気があります。
糖尿病、高血圧、腎臓の問題、甲状腺の問題、心臓の問題とか、とても問題があって子どもを産めるのはとても難しくなります。
それに、精神疾患がある人々も最近多くなりました。
* ストロンチウムと骨の関係。脊柱疾患が増えた関節炎も重症化。骨は柔らかくなり壊れやすくなる。骨の間にある節の疾患も増加。骨がよく動かないので騒いで動く。ベラルーシ医師たちは、疾患の原因がわかっていない。でも、そういった疾患がでていることは事実。
* 子供は20Bq/kgの土壌汚染だとまだ安全。子供は50Bq/kgから危険がはじまる。
大人は200Bq/kgから危険です。
* これから、私が言うことをどうか怒らないで聞いてください。
ウクライナは、原発事故で、汚染が広まらないよう防御をした。
農地も居住地も、汚染は広がらないようにした。
私の印象では、東日本はウクライナよりも絶望的に見える。
農地の汚染が深刻であり、また汚染の拡大が続いている。居住地の汚染も厳しい。
東日本は、チェルノブイリよりも、ストロンチウム、α線やβ線の核種が、大量にでているだろう。
いま汚染地に住む人々が避難するとしても、膨大な人々の移住先として、汚染されていない土地が確保できるとは思えない。
◇
(木下さんのブログには、スモルニコワさんを呼んだ「チェルノブイリのかけはし」の野呂美加さんの発言も紹介されている。これも、とても重要な指摘なので転載させていただく)
【野呂美香さん】
「福島にこの間行って来たんですけれども、もうみんな疲れた。
放射能のことを考えることも嫌だと、汚染地域に残っている方がですね。
やっぱり、もう出て行く人はもうみんな出ています。
いや、本当にですね、聞いていて、本当に辛かったです。
やっぱり福島というところは、すごい、地縁、血縁それから伝統文化の物凄くあるところなんですね。
先程もあのキュリーとかそういう話をしたんですけれども、15キュリーから45キュリー、最終的には廃村になったというところでですね、
恐らくこの辺りは、旧ソ連の科学者・人は入らなかった?だろうというくらい高いですね。
福島市と郡山市に入っても、1マイクロシーベルト、2マイクロシーベルト、あるいは8マイクロシーベルト平気で出る。
やっぱりその、すぐに影響が出てこなかったので、逃げ遅れた感じがしますね。
で、今頃になってきて、やっぱり寒くなってくると、抵抗力落ちますよね。
そうするとみんなに症状が現れてきて、苦しいと。
だけど、精神的にこれを放射能のせいだと認めたくない。
認めたら、もうそこから、そこにいられなくなってしまうからですね。
逃げられる人と逃げられない人、いろいろあるので、まず、もうこっちの安全なところに身を移せた方も含めてですね、そういう方たちは助ける側に回ってあげてほしい。
Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(9日 金曜日)は終日、北西の風で太平洋沖合へ流れる。
Posted by 大沼安史 at 08:28 午前 | Permalink
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2011-12-08
〔早川由紀夫先生、ガンバレ!〕 時間年休をとり 本日8日 午後2時から4時まで2時間 研究室の電灯を消して記者会見 (聞き取り =トゥギャリ)
Posted by 大沼安史 at 06:48 午後 | Permalink
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〔早川先生、ガンバレ!〕 根底に愛が/先生は照れ屋/早川さんの言葉から愛を感じられない人は人生損
→ http://twitter.com/#!/search?q=%23save_hayakawa
# thoton 秋元貴之Takayuki Akimoto
根底に愛がある。 #save_hayakawa
# thoton 秋元貴之Takayuki Akimoto
先生は照れ屋なんだよ。私には、分かる。 #save_hayakawa
# anthropoaks バンギンマン OAKS(脱原発に一票)
感じる。 RT @thoton: 根底に愛がある。 #save_hayakawa
# 0moikane 思兼
@ 本当にそうですね、早川さんの言葉から愛を感じられない人は人生損してます。@thoton 根底に愛がある。 #save_hayakawa
# eye_s_only 桑束 足湯 ・脱原発
同感です!! 秋元さんも、ですよね。RT @thoton: 先生は照れ屋なんだよ。私には、分かる。 #save_hayakawa
# Maccoron チンピラ市長のせいで大阪は夕張になりそう
めっちゃ粘着質な愛ですよ
# Lovin_ayumi あゆごん
そう感じています。「近所のおっかないおじちゃん」(←褒め言葉です!)のような愛。なかなか今そんな人いませんよね。
Posted by 大沼安史 at 01:42 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 オランダのグリーンピース本部 「福島市からの妊婦・子どもの避難」を呼びかけ 日本政府の「完全な無責任」を非難 「フクシマ被曝見殺し」問題 国際化
AFP → http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5hZwLS4iCtmy2rNd84Cfu0b7b4x-w?docId=CNG.6f6c727885acbc146a7641268a784b28.b1
ハーグ発のAFP電によると、オランダに本拠を置く国際環境団体のグリーンピースは7日、フクイチからおよそ60キロに位置する福島市から妊婦と子どもを避難させるよう警告を発した。
The Dutch-based group lashed Tokyo after a probe by one of its nuclear experts, who called for the evacuation of pregnant women and children from Fukushima city, some 60 kilometres (37 miles) from the Fukushima nuclear plant.
グリーンピースの放射線防護の専門家がこのほど福島市入りし、同市周辺で数日間にわたり測定活動を行った結果、福島市のある地域がなお、「放射能で深刻に汚染されている」ことが確認された。
Greenpeace said Teuling conducted an investigation around Fukushima city over the last few days and found the area still "seriously contaminated with radioactivity."
グリーンピースは発表したプレス・リリースで、「日本の当局は福島市の住民を被曝から防ぐ措置をほとんどとっていない」と非難した。
現地入りした被曝問題の専門家は「日本政府は、居住地が適切に除染されるまで、最低でも妊婦と子どもたちを避難させねばならない」と語った。
"Japan's authorities are doing too little to protect residents of Fukushima city against radiation," it said with Teuling adding: "The Japanese government has to at least evacuate pregnant women as well as children until their living area has been properly cleaned."
◎ 日本政府の「被曝見殺し」問題はこんご時間が経つにつれ、ますます国際的な関心と非難を呼び起こしてゆくだろう。
福島市で測定にあたったグリーンピースのアイク・チューリング氏は、「避難権(the right to evacuation)」を与えず、「数百倍もバックグランド値よりも高いホットスポット( "radioactive hotspots" with radiation "hundred times higher than the background radiation.")」だらけの被爆地で待機させている日本政府の姿勢を「完全な無責任(totally irresponsible )」だと指摘している……。
民主党政権は決断の時である。
Posted by 大沼安史 at 01:29 午後 | Permalink
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〔12月8日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:11 午後 | Permalink
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〔早川先生! ガンバレ!〕 応援ツイッター
# riemicrophone 衛藤利恵 free as a bird
爆 RT @discodediesel: 仲間ですねwフォローしますww RT @manajpn: 私も RT @discodediesel: 早川先生。俺、先生にブロックされてますが応援してます。そして頼りにしてます。ガンバッて
# sunaton 智美(脱原発モード)
早川先生は、早い段階で汚染地図を作り、私達に危険を知らせてくれた。「これを見ろ、自分で判断しろ」と、それで身を守る事が出来た。私は早川先生に感謝しています。群馬大学は早川先生を誇りに思うべきだと思う
# thoton 秋元貴之Takayuki Akimoto
群馬大学の名誉を貶めたのは、早川由紀夫教授ではなく、こんな処分を下した群馬大学の学長だと思う。
# kumat1968 KUMAZAWA Toru
群馬大学は早川氏への無茶な処分を早々に撤回しないと名誉挽回ができないのではないだろうか。福島大学もまかり間違えても真似などしないようにしてほしい。大学として致命的な判断。 #save_hayakawa
# 0514daichan mono m asa hiro
群馬大がこれ以上好き勝手するようだったら、私たちはそのことを忘れずに覚えていなければいけない“@thoton: 無教養な愚民が、「言論の自由」の意味を知らなくても問題ないが、大学人が知らないとなると、世も末の感じがするね。
# s_seaside 品川シーサイド線量計
早川先生の圧倒的な情報発信と毒舌ツイートによる動機付け。どれだけの人が目を醒まし、どれだけの人の具体的な行動に繋がったかを考えれば、早川先生の所属する群馬大学の学長宛には、抗議ではなく感謝状を #
# kumat1968 KUMAZAWA Toru
早川由紀夫氏の言葉にはにわかに首肯しがたいものも少なくないけれど、聴かれるべきことを語っていることも確か。それを群馬大学が訓告するっていうのはとても危険な事態だ。所属教授会がそれを許したこともさらにヤバい。それで群馬大学はなにを守ったのだろう?
Posted by 大沼安史 at 12:07 午後 | Permalink
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〔早川先生! ガンバレ!〕 #save_hayakawa 支援のツイッター・ハッシュ・タグ 登場!
Posted by 大沼安史 at 12:00 午後 | Permalink
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〔早川先生! ガンバレ!〕 IWJ・USTが記者会見 中継 14:00~Ch2
# iwakami_staff iwakami_staff
【IWJ・UST】 14:00~Ch2にて、早川由紀夫群馬大教授の記者会見を中継します。大学長から訓告を受けた件について。関連togetter http://bit.ly/uJ6q2t ( #iwakamiyasumi2 live at http://ustre.am/pPQY) 2時間前
Posted by 大沼安史 at 11:56 午前 | Permalink
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〔早川先生! ガンバレ!〕 寄付金を贈って支援する運動が始まっている! 「早川MAPに寄付」!
→ http://research.opric.gunma-u.ac.jp/donations
# ynabe39 渡邊芳之
なんと早川先生に寄付金を送る運動が始まっているw。さすがに群大も「大学に対する寄付の殺到」を「業務妨害」「秩序および規律を乱す」と主張することはできないだろうなあ。40分前
# projectbreeder 仁藤穣
@ @HayakawaYukio 確かにヘビーな電話よりも遥かに効果的かもしれません。ほんの小額しかできませんが、きっと金額も大切だけど件数も大事であろうと想定して、明日群馬大学教育学部に「早川MAPに対する寄付」と連絡させていただきます。 http://research.opric.gunma-u.ac.jp/donations 10時間前
Posted by 大沼安史 at 11:54 午前 | Permalink
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〔早川先生! ガンバレ!〕 C-204教室の使用許可が取り消されました
◇ 早川由紀夫
@HayakawaYukio 群馬とさいたま
火山の地質学者。ツイッターまとめ http://togetter.com/id/HayakawaYukiohttp://kipuka.blog70.fc2.com/.
→ http://twitter.com/#!/HayakawaYukio
# HayakawaYukio 早川由紀夫
本日14時から16時まで、年次有給休暇を申請した。1時間前
# HayakawaYukio 早川由紀夫
事実。C-204教室の使用許可が取り消されました。
# 本日、私に御用がある方は私の研究室においでください。B棟2階です。その前に総務係に出向いてもよいが出向かなくてもよい。(私は知らん)
# 14時から16時までの私の居場所。随時更新します。これが最新情報です。 http://ow.ly/7Spdz 1時間前
# フォロワーがさらに急速に増えてる。1時間前
# 学部長決裁がないまま許可を出したからのようです。学部長が取り消しました。RT @th0rhammer: 一度許可されたものは権利。正当な事由なく取り消されるのは不当。追認する必要なし、では? C-204教室の使用許可が取り消されました。
1時間前
Posted by 大沼安史 at 11:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・発言〕 児玉龍彦・東大教授 避難者多数の生きているうちにフクシマは救われない!
7日付のニューヨーク・タイムズで → http://www.nytimes.com/2011/12/07/world/asia/japans-huge-nuclear-cleanup-makes-returning-home-a-goal.html?_r=1&pagewanted=all
「私はフクシマを救うことは可能だと信じている。しかし、避難者の多くは、それが生きているうちに起きないことを受け入れなければならない」
“I believe it is possible to save Fukushima,” said the supporter, Tatsuhiko Kodama, director of the Radioisotope Center at the University of Tokyo. “But many evacuated residents must accept that it won’t happen in their lifetimes.”
児玉教授はまた、タイムズ紙記事の最後で、こうも述べている。
「フクシマを救うにはお金と努力だけでなく、信念が必要だ。老人だけが帰るのでは意味がない」
“Saving Fukushima requires not just money and effort, but also faith,” he said. “There is no point if only older people go back.”
◇ 関連ツイッター
# ericcarpton エリック・カルプトン
PeacePhilosophyがリツイート
@ @PeacePhilosophy 児玉龍彦先生が過去に話した会見の動画を一通り見れば、楽観的な除染の話は一切しておりませんよ。色々会見などの動画がありますが、国会答弁に比べると視聴者数はかなり少ないので、誤解している人多いと思います。
http://bit.ly/ocw7xB 8時間前
Posted by 大沼安史 at 11:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 45トンじゃなくて220トンみたいでし
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
# 夜更かししたでし(^_^;)一言だけつぶやくでし。汚染水の漏れた量は45tじゃなくて総量は220tみたいでし(*_*)ん~。でわ、おやすみなさいでし(-.-)zzZ 12時間前
Posted by 大沼安史 at 11:16 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 菅直人 「海水注入を止めるなんて話は私は一言も言ってない」
◇ 7日の「朝ズバッ!」にナマ出演。
……誰が誰になにを言い、止めろと命令したのかは依然、判然としない。
(菅直人)前首相は「水を入れることは最優先で、淡水がなくなれば海水しかない。海水注入を止めるなんて話は私は一言も言ってないし、関係者も誰も言ってない」とあらためて明言した。
一方で菅は、注水とあわせて「再臨界や水素爆発を防ぐことも必要だから、検討して」もらうおうとしていた。だが、東電はその検討の間、注水を自粛することを決め、あげくはそれがなぜか首相の停止命令として現地に伝えられた――といったところが首相の言い分……
――だ。
Posted by 大沼安史 at 11:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 建屋に地下水 「1日400トン」も流入 年15万トン・ペース 貯水タンク容量超え 東電が太平洋放出計画 漁業団体が抗議へ (ああ、海が死んでゆく……!)
〔フクシマ・NEWS〕 建屋に地下水 「1日400トン」も流入 年15万トン・ペース 貯水タンク容量超え 東電が太平洋放出計画 漁業団体が抗議へ (ああ、海が死んでゆく……!)
TBS → http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4896851.html
東京電力・福島第一原発の建屋に1日あたり400トンの地下水が流入し、貯水タンクの許容量を超える可能性があることがわかりました。東京電力は、この汚染水を浄化した上で海に放出する計画を立てています。
東京電力の資料などによりますと、福島第一原発の敷地で1日あたり400トンの地下水があふれ出て、1号機から4号機の建屋内に流入していることがわかりました。
この地下水は高レベルの汚染水と混ざり循環装置で浄化されていますが、地下水の流入で増えた分は処理しきれずにタンクに貯水されています。東京電力は、今月中に2万トン分のタンクを増設しますが、敷地面積の関係からそれ以上は困難で、早ければ来年の3月にはタンクの許容量を超えると試算しています。
このため東京電力は、この汚染水を法律で定められた基準以下に浄化した上で海に放出する計画を立てていますが、漁業関係者は地下水の流入を止める対策が先決だとして強く反対。漁業団体は8日、東京電力に対して抗議を予定しています。
(7日23時28分)
◎ ああ、太平洋が死の海に! 来年の夏は海水浴もできない……
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 青森「完全なる安全はない」、けれど原子力施設の安全対策は「妥当」とした県報告書 県議会与党内からも批判
県議会の原子力・エネルギー対策特別委員会が7日に開かれ、県内の原子力施設の安全対策を妥当と結論づけた県原子力安全対策検証委員会の報告書が議論された。……
「知事は『安全無くして原子力なし』と言っているが、報告書は『完全なる安全はない』と真っ向から否定している。どういう趣旨か」
自民党の高橋修一県議は報告書への不満をぶちまけ、原子力施設が完全に安全だと宣言するよう日本原燃などの事業者に詰め寄った。……
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 飯舘村からの報告
◇ 本当にやるの?(2011.12.07)
飯舘村の草野地区に開設された除染モデル事業の現場。
看板に見る通り、JAEA:独立行政法人日本原子力研究開発機構と大手ゼネコンのJVだ、まさに東京新聞が報じた通りだ。
記事に寄れば“福島の除染担う「原子力機構」”とある、少なくとも私が会った福島除染推進チームにいる同機構の方々には除染を担う技術力も知識もない(村の説明会の質疑で良く判りました)。……
……
村民の意見も聞かず“除染は国是”とのたまう村長。
何とも情けない限りだ、現場(村民の意見)を無視して“絆”とは良く言ったものだ。
◇ 自衛隊の皆さんご苦労さん(2011.12.07)
昨日から始まった役場敷地内の除染、完全武装?した自衛隊員約50~70人位の人が、芝生のはぎ取り、石畳の除染に携わっていました。
本来、この辺は側溝以外はそんなに線量は高くないところだが、やってどれだけの意味があるのだろうか。
本当に自衛隊の皆さんの手を煩わせるべき仕事なのだろうか、疑問がまたひとつ増えた。
◇ 村(国)の除染計画の危うさNo.1(2011.12.07)
村の計画では、当ふぁーむのある小宮行政区の沼平山を造成し、防水シートを敷きその上に村の除染で集めた廃棄物を積上げ、ブルーシートと30cmほどの土を掛けると言うものだ。
仮置場に置くのは3年間、その後県内の中間貯蔵施設へ運び込むというもの。
待て待て、福島除染推進チームが提唱する表土5cmはぎ取ると3年間で約130万㎥、その重量は約200万トンの廃棄物、5cm取るのは至難の業で10~15cm取るとすると、その量は400~600万トンだ、10トントラックで40~60万台が村の中を走り回る。
と言う事は、中間貯蔵施設への移動を含めると3年間で80~120万台のトラックが走るのだ(1日1,500台?)。
仮に除染して線量が下がり村民が帰村出来たとすれば、飯舘村はハッピーだが、悲惨なのは新田川下流地域に住む人たちだ。
新たな造成地に防水シートを敷き、数百万トンの廃棄物を置き、30cmの土を掛ける事で放射線は下るが、恐ろしいのは、今年もあったが新潟・福島集中豪雨が飯舘村を襲ったらどうなる。……
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「日本原子力発電」元役員 北村俊郎さん(66)の悔恨
ひとりの「原発推進者」が、東京電力福島第1原発事故で家を追われた。敦賀原発(福井県)などを稼働している「日本原子力発電」(原電、本社・東京都)元役員で、原発事業に長年関わってきた北村俊郎さん(66)だ。今秋「原発推進者の無念」(平凡社新書)を出版した。寒風の吹く福島へ、その「無念」を聞きに向かった。【江畑佳明記者】
◇原子力は行き詰まると思った。まさか大規模汚染とは。
◇「事故の可能性1/10000」。今考えれば確率論は誤り。
◇電源喪失の可能性排除し、現場で確認しなかった。
北村さんは現在、同県須賀川市の借り上げ住宅で暮らしている。JR須賀川駅に乗用車で迎えに来てくれた北村さんと、郡山市にある大型イベントホール「ビッグパレットふくしま」を訪れた。
……
目の当たりにしたのは、それだけではない。メンテナンスを請け負っている下請け、孫請けの多重構造。大手電力会社や原子炉メーカーの閉鎖的な体質……。「トイレのないマンション」と例えられるように、使用済み核燃料は蓄積される一方。その再利用を狙った高速増殖炉「もんじゅ」は、度重なる事故で軌道に乗らない。「電力の安定供給」という錦の御旗(みはた)の下で、いくつもの懸案が先送りされていた。「負の側面」が気になり、業界誌に原稿を書いては、警鐘を鳴らした。「原発事業はいつか行き詰まると考えていた。でも、まさか、放射能汚染が大規模に広がる事態は予想していなかった」
原発の安全性を、住民集会で説明したこともある。「事故発生の確率は1万分の1と極めて低い」と解説すると、ある住民が「それは明日起こる可能性もあるということですよね」と指摘した。返す言葉がなかった。「今考えると、あの確率論は誤りだった」
……
結果論かもしれないが、地震大国で海岸線の長い日本で、大地震や大津波で原発が破損する可能性は、素人でも想像できる。専門家はなぜ、思いが至らなかったのか。
「それはね」と、ひと呼吸置いて答えた。
「『世界に冠たる無停電の実績がある日本で、長時間の電源喪失は考えにくい』と統計だけで判断し、そういう発想を排除したからです。現場に足を運び、『本当に電源回復できるか』などを確認していない。そこに最大の問題がある」。また、チェルノブイリ事故の教訓も「政府や電力会社は『炉のタイプが違う』という線引きをしてしまった」と指摘する。事故の可能性を少なく見積もった結果、日常の避難訓練は簡素化され、住民も危機感を持たなかった。
厳しく批判するその視線は、どこか寂しげだった。
……
長年携わった原発によって、現在の生活と老後の未来予想図が奪われる--。何と皮肉な現実だろうか。
「それでも」と北村さんの声が大きくなった。「私は原発を推進した者として、また被災した立場として、自分の経験を発信し続けるべきだと思っています。その責任がある」
◇
北村俊郎著 『原発推進者の無念』(平凡社新書) → http://www.bk1.jp/product/03468774
Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 廃炉作業、未知の領域 時期「全て努力目標」 処分方法「研究へ」
・「原子炉内をだれも見たことがない以上、報告書に盛り込んだ回収開始時期は、すべて努力目標でしかない」。専門部会長の山名元(はじむ)・京都大原子炉実験所教授は7日、こう語った。
・旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)はほとんどの燃料が炉外に吹き飛んだため、建屋をコンクリートで覆う「石棺」で廃炉にされた。TMIは圧力容器の中で燃料がとどまったが、福島第1原発の場合、1~3号機で圧力容器が破損。1号機では格納容器の底にあるコンクリートの床を侵食し、より深刻だ。
しかもTMIは原子炉1基だけの事故だが、福島第1原発は1~4号機で起きた。専門部会委員の早瀬佑一・東電顧問は「廃炉処理が同時並行で進むとは思わない」と話す。
TMIの廃炉を指揮したロジャー・ショー元TMI放射線管理部長は「微生物の大量発生で炉内に入れたカメラが役に立たなかったりと予想外の事態が発生した。福島の作業は数倍困難で、信じがたいほどの努力と国際レベルの最高の知恵が必要だ」と助言する。
◎ 日の丸宇宙船で火星へ移住する方が、可能性としては高いだろう……
Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 茨城 原発防災区域30キロ圏に拡大 「避難先確保など多数課題」
橋本知事は(7日の定例県議会で)東海第二原発から三十キロ圏内の住民は約九十四万人、同圏内に入る十四市町村全体の人口は約百六万人となると説明。また、十四市町村全体で病院・診療所の病床が一万三千五百床、保健・福祉施設の定員が一万七千五百人、学校・保育園・幼稚園などが六百五十カ所あることを明らかにした。
その上で、住民への情報伝達方法、モニタリング体制の整備、避難時のスクリーニング実施体制、二次被ばく医療機関の確保、県庁舎やオフサイトセンターの代替機能の確保などの課題を挙げた。
◎ 「東海第2」とはこんなにも恐ろしいものなのだ!
Posted by 大沼安史 at 10:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 測定器110台配備へ 上尾市 貸し出しも
Posted by 大沼安史 at 10:04 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「オフレコ破りを支持する」 「もう原発は炉心溶融を起こしているんだ」と記者がオフレコで役人から聞いたとき、どうするか。答えは「書く」 !
……「オフレコ」とされたにもかかわらず、第一報を書いた琉球新報の判断も正しかったと思う。
私はオフレコ問題について、次の例を挙げることにしている。「実は、もう戦争に負けているんだ」とか「もう原発は炉心溶融を起こしているんだ」と記者がオフレコで役人から聞いたとき、どうするか。
答えは「書く」。理由は簡単だ。それは読者に伝えるべき情報であるからだ。たとえ役人に「おまえとは二度と会わない」と言われようと、そんなことは記者が悩めばいい話である。
なぜ役人との信義を守るべきかと言えば、相手に信頼されたいからだろう。突き詰めて言えば「次の情報がほしいから」だ。それは自分の商売の話である。
「人間として信義則は当然」などとキレイな言葉で語られたりもするが、一皮むけば仕事上の計算も入っている。それよりも読者との信義がはるかに重要であると考える。
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔ツイッターNEWS〕 群馬大学は原子力研究開発機構と連携していた!
# hanayuu はなゆー(やさしいヒグマ)
tokaiamaがリツイート
@PeacePhilosophy 〔早川由起夫の乱〕群馬大学は原子力研究開発機構と連携している
http://www.jaea.go.jp/02/press2009/p10030501/gaiyou.html
平成22年3月5日付けで連携協力に関する協定を締結 3時間前
Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 | Permalink
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〔早川先生を守ろう!〕 群馬大学の高田学長が出した訓告文書!
→ http://ow.ly/i/mYPM
→ http://twitter.com/HayakawaYukio
# HayakawaYukio 早川由紀夫
この訓告は、学部教授会の頭越し。学部長のみ承知。RT @kumat1968: それを群馬大学が訓告するっていうのはとても危険な事態だ。所属教授会がそれを許したこともさらにヤバい。45分前
# HayakawaYukio 早川由紀夫
重要な事実を思い出したので書きます。9月7日の口頭注意のあとの9月14日、学長は各部局長あてに「インターネットを活用した発言について」と題する注意喚起文書を送付しました。群大総1~397号です。教育学部教職員全員にメール配信されたので私ももっています。49分前
# HayakawaYukio 早川由紀夫
@ @kentarotakahash これを、直立不動で読み上げたんだ。私、途中でにらみつけてやった。脇に誰が立ってるかも、しかと見た。儀式は5分だった。44分前
# HayakawaYukio 早川由紀夫
@ @kentarotakahash 学長自身は、いいひとらしいんだけどね。44分前
Posted by 大沼安史 at 09:32 午前 | Permalink
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〔早川先生を守ろう!〕 本日午後の公開授業 中止に追い込まれる!
→ http://twitter.com/HayakawaYukio
# HayakawaYukio 早川由紀夫
取材も、学内で受けてはならないそうです。学外ならいいというので、年休とってどっかの喫茶店でやろうかしらん。
46秒前 » HayakawaYukio 早川由紀夫
# いま、学部長から指示がきました。「本日、14時からの公開授業はまかりならん。」 このままでは実施できないと思われます。
1分前
Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(8日 木曜日)は未明から首都圏を襲い、湘南から伊豆方面にも達し、夜になってようやく太平洋に流れる。
Posted by 大沼安史 at 09:25 午前 | Permalink
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2011-12-07
[フクシマ・NEWS] (乞う拡散! これは絶対に、許せない! 断固として闘い抜こう!) 早川由紀夫教授を群馬大学学長が訓告 群馬大の学生諸君 「学問の自由」を守れ! 高田学長放逐の闘いに決起せよ! 全学連よ、立ち上がれ!
→ http://socialnews.rakuten.co.jp/link/%E6%97%A9%E5%B7%9D%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB%E6%95%99%E6%8E%88%E3%81%AB%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%AD%A6%E9%95%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A8%93%E5%91%8A
ブログやツイッターで原発事故の放射能汚染に関する情報や分析を発信し続けている早川由紀夫教授が、勤務先である群馬大学の学長から訓告を受けたとツイートしました。以下、関連のツイートです。
HayakawaYukio
早川由紀夫
学長から訓告された。
訓告(抜粋)「貴殿のインターネット上のツイッターにおける福島県の被災者や農家の人々に対する配慮を著しく欠く発言は、運営に要する経費の大部分を国費によって賄われている国立大学の 教員として不適切な発言と言わざるを得ず、
「本学の名誉若しくは信用を失墜する行為」を禁止する就業規則の規定に抵触している。」略「よって、今後はインターネット上のツイッターにおける不適切な発言をすることのないようにされたい。以上訓告する。なお、今後、
不適切な発言が繰り返される場合は、懲戒処分を含む厳正な対応をとらざるを得ないこととなるので申し添えておく。」
「大学はこれを公開するか」と尋ねた。答えは「いいえ」だった。「私がこれを公開してよいか」と尋ねた。答えはなかった。私は、訓告の意味を調べたあと、これは事実だからここに公開した。
2 時間 57 分前に投稿, 1 時間 20 分前に公開 きっこのブログ
◎ [拡散] 群馬大学の学生諸君 学生自治会の諸君、 高田邦昭学長に大衆団交を要求せよ!
(高田という学長は、この男だ! 群馬大PRサイトより)
群大の名誉にかけて、文科省の早川教授への弾圧を許すな! 学問の自由を守れ!
高田学長を放逐せよ!
郡大への受験を考えている受験生諸君は、抗議の意志をこめて出願するな!
福島の女たちよ、子供たちよ、高田追放の戦いに立ち上がれ!
◇ 高田学長への抗議の電話は →
群馬大学 電話番号 荒牧・昭和:027-220-7111(代表) 桐生:0277-30-1111(代表)
ここでつながると思います。(群馬大学もわれわれの税金で支えられている国立大学。
われわれ国民には、どういう事情で「訓告」が行われたか、徹底して聞く権利があります!)
◇ 文科省は、これで命取り。バカなことを高田学長にさせたものだ!
◎ 文科省 抗議先 文部科学省
〒100-8959 東京都千代田区霞が関三丁目2番2号電話番号:03-5253-4111(代表) 050-3772-4111 (IP 電話代表) 中川大臣に抗議し、釈明させたあとは、以下の責任者にも弁明を求めよう(私たちの税金で生きている役人だ。)
◇ 事務次官 清水潔
◇ 審議官(大学担当) 常盤 豊
◇ 高等教育局長 磯田 文雄
――この連中には、国民に対する説明責任がある。
明日朝から電話で問いただそう!
その結果を録音して、ユーチューブ、ツイッターで公開しよう!
Posted by 大沼安史 at 08:43 午後 | Permalink
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[フクシマ・NEWS] 美浜原発2号機、手動停止へ (あわや関西遷都、白紙の危機)
読売新聞 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000888-yom-soci
関西電力は7日、運転中の美浜原子力発電所2号機(福井県美浜町、加圧水型軽水炉、出力50万キロ・ワット)で、原子炉格納容器内にある加圧器の圧力を調整する装置から1次冷却水が漏れるトラブルがあり、8日未明に原子炉を手動停止すると発表した。
(大沼) 伊丹空港への「霞が関・永田町移転」計画がおじゃんになるところだった。
皇居を京都へ移したければ、西日本の原発は即時停止しなければならない!
Posted by 大沼安史 at 08:27 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ノート〕 真珠湾発フクシマ 12・7と3・11をつなぐもの
昭和天皇が戦後初めて広島市を訪れ、原爆ドームの見えるお立ち台に立ったのは、昭和22年(1947年)12月7日のことだった。
翌日はもちろん12月8日――12・8は、太平洋戦争の(日本での)開戦記念日である。
その日朝に発行された、8日付の日本の新聞(朝日新聞)に、陛下の広島行幸はどう報じられたか?
#
天皇陛下の戦後発の広島ご訪問だから、当然ながら、1面トップの扱い――……では全く、なかった。トップどころか、1面のどこにも、記事は見当たらない。
当時の朝日新聞は裏表2ページ。
2面を――裏をひっくり返して見渡しても、見当たらない……。
いや、あった。まさかと思って、目を凝らしたら、あった。
2段目の真ん中の、ほんとに地味な、目立たない扱い。
それも、なんとベタ記事。(見出し・記事とも1段の記事。下段には「一二時間ねばった強盗」との2段の記事が出ている)
写真もなし。(同じ2面の下段には「殺された留守居の女中」さんの顔写真が!)
開戦記念日前日の天皇陛下の広島入りは、開戦記念日当日の日本の新聞紙面で一応、伝えられはしたが、読者(国民)の目に触れてほしくないような扱いだった。
#
ベタ記事についた見出しは、「陛下、廣島を御視察」。
たった16行の短い記事には「原爆」のゲの字もなく、あの原爆ドーム前の広島市民の歓迎式については、「……護国神社前の歓迎式では市民三万人の万歳に迎えられた」と、あるだけ。
#
当時の占領軍司令部はなぜ、昭和天皇を「12月7日」にヒロシマ入りさせ、目立たないながら、翌12月8日の新聞紙面で報じさせたか?
これはもう言わずもがなのことだが、日本の国民に6年前の真珠湾攻撃と、ヒロシマへの原爆攻撃を、因果関係として見せつけようとしたからである。
#
昭和天皇は空襲のすさまじい悲惨を御存じだった。東京大空襲の後も、被爆地を自ら視察している姿が、作家の堀田善衛さんによって目撃・記録されている。
まして広島は原爆による壊滅的な被災地。
陛下としては、ヒロシマの人々を励ましたいというお気持ちで「御視察」されたのだと思うが、それにしても太平洋戦争の開戦記念日に合わせた御訪問をどんなお気持ちで、なされたのだろう?
#
ヒロシマ・ナガサキへの原爆攻撃を「真珠湾」にリンクさせ、悪いのは日本だと思わせて、核によるジェノサイドの責任転嫁を図った、当時の米政府(米軍)の意図は、米国でに報道ぶりを見れば、よく分かる。
米国にとっての「パール・ハーバー」、「屈辱の日」は(時差の関係で)12月7日。
アメリカ人にとっては、「12・7」こそ、卑劣なジャップがハワイの真珠湾に奇襲攻撃をかけて来た、怒りの開戦記念日なのだ。
その「12・7」に、天皇ヒロヒトはヒロシマに行った!
では、パール・ハーバーの日の天皇のヒロシマ入りを、米国の新聞(ニューヨーク・タイムズ)はどう伝えたか?
#
翌12月8日付のニューヨーク・タイムズに掲載された「12月7日、ヒロシマ発 UP電」の見出しは、こうだ。
Hirohito Rules Out New ‘Pearl Harbor’(ヒロヒト 新たな真珠湾の可能性を排除)
記事のリード(書き出し)には、こうある。
Emperor Hirohito pledged today that Japan never again would pursue policies that might lead to another“Pearl Harbor”as he addressed 40,000 persons at this atom-bombed city on the sixth anniversary of the attack on Hawaii
天皇ヒロヒトは本日、6回目のハワイへの攻撃記念日にあたり、原爆攻撃を受けたこの都市で4万人に対して演説し、日本は決して、もうひとつの「真珠湾」につながりかねない政策を追求することはないと誓った。
#
この1947年12月8日付のタイムズ紙の紙面には、もう1本、関連記事が掲載されている。
HIROSHIMA VIA PEARL HARBOR (真珠湾経由ヒロシマへ)という見出しのついた、「パール・ハーバーの日のヒロヒト・ヒロシマ訪問」を解説する記事だ。
この解説記事は、ルーズベルト大統領が12月6日(ワシントン時間)に出した平和を求める最後の呼びかけを、昭和天皇はおそらく、真珠湾攻撃のその時まで、日本政府中枢から知らされていなかったろうと指摘した上で、
The road from Pearl harbor to Hiroshima is now a road to penitence.(真珠湾からヒロシマへの道はいまや、悔い改めの道となった)
と書き、
さらに、広島のお立ち台に立った陛下の前に広がる瓦礫の荒野について、
This was the terminal point of the road from Tokyo to Hiroshima, via Pearl Harbor.(これこそ、東京発、真珠湾経由、ヒロシマへの道の終着点だ)
と記している。
#
解説記事の結びは、こうだ。
It is easy to believe that the cheers Hirohito received from the many thousands who heard him at Hiroshima (almost as many thousands, perhaps, as were killed ther on Aug.6, 1945)came from a real desire for real peace and that the city of Hirosihma, at least, was repudiating the bloddy, barbarous and hypocritical“peace”of 1941. But one would not envy the little man on the platform gazing at the ruins.
ヒロシマでヒロヒトが数千の聴衆(それはおそらく、1945年8月6日に殺された人の数に近い)から受けた歓呼の声が、真の平和を望む真の欲求から生まれたものであり、少なくともここ広島市が(東条が謳った)血なまぐさく野蛮で欺瞞的な1941年の「平和」を論駁するものであることを信じることはたやすい。しかしながら、お立ち台の上で廃墟を凝視するこの小さな男を、誰も羨むことはないだろう。
タイムズ紙の筆者は、トーキョー(大本営)で決定され、真珠湾を経由し、ヒロシマの結末を迎えることで日本がようやく手にした「平和」の悲劇的な姿を、原爆ドームに向かってお立ち台に立ったヒロヒト天皇の後ろ姿に重ね合わせて、描き出していた。
#
The road from Tokyo to Hiroshima, via Pearl Harbor. 東京発、真珠湾経由、ヒロシマへの道……。
悲劇の道のりを経て、敗戦の終点にたどり着き、そこから再出発したはずの日本の戦後は――しかしながら私には、残念ながら、
The road from Hiroshima to Fukushima, via Washington & Tokyo. ヒロシマ発ワシントン・東京経由、フクシマへの道
――になり果てたように思われる。
米国の核権力は、迎合する戦後の日本の権力(東京)と手を組み、ヒロシマ・ナガサキの悲劇を封印して、唯一の被曝国のこの国を「原発列島」と化し、挙句の果てに、いま再び、核による亡国の淵へと追いやっている。
米国の核権力の援護射撃をいいことに、我が物顔に暴走を繰り返して来た日本の核権力=原子力ムラ。
#
その道の果てに――放射能の瓦礫の上に、いま亡霊のように立つものは、あのフクシマの原爆ドーム=東電福島第一原発の無残な姿である。
そのフクイチの爆心からは、爆発後9ヵ月が経った今なお、放射能の見えない噴煙が立ち上がり、死の灰液が太平洋を流出しているのだ。
天皇陛下を真珠湾の日にヒロシマへ行かせ、原爆攻撃というジェノサイドに蓋をしようとした米国の核権力の、醜く傲慢かつ凶暴な姿は、フクシマという史上空前の原子力大災害を引き起こしながら、被曝地の子どもたちを避難させようともしない日本の権力者の、無責任な姿に重なる。
#
フクシマは70年前の今日、敵への宣戦布告どころか、国民にも何も知らせず、真珠湾を奇襲したと同じ轍の中から生まれた悲劇である、
無能・無責任な日本政府に棄民され、「安全神話」を粉微塵にしたフクイチの原爆ドームを前に立ちすくむ、フクシマのヒバクシャたちの姿は、あのお立ち台に立たれた昭和天皇の御姿にどこか似ている。
フクイチを引き起こした、元経済大国、この極東の島国の、私たち、小さな日本人を羨む人はもはや世界のどこにも、いない。
Posted by 大沼安史 at 03:57 午後 | Permalink
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〔12月7日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:21 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「死の灰」に追われ 沖縄へ避難 豪紙が報道 宮城からの脱出者 4歳の男の子も発疹消えず
仙台からの避難してきた母親のユリコさん。
宮城県の福島県境にあった一時的な住まいから、4歳になる男の子を連れて逃れて来た。
息子さんの発疹(rash)がなかなか治らない。8月からずっとだ。医師がステロイド・クリームを塗ってくれたが、悪化した。
「同じ場所に住んでいた友だちの息子さんも、ことしの半ばに同じような発疹を発症した」とユリコさんは語る。
水戸かた沖縄に避難したミナホさんの、7歳になる息子さんも頭部に発疹した。
ことし半ば、治療活動に従事したヒロシマのヒバクシャでもある肥田舜太郎医師は症状を語った。
「紫の発疹、鼻血、高熱、下痢、骨の痛み、極度の疲労感」
Posted by 大沼安史 at 12:18 午後 | Permalink
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〔東海アマ管理人氏ツイッター〕 だんだん激しくなくツイッター監視/陰湿な個人攻撃が続いている
→ http://twitter.com/tokaiama
# ツイッターの情報監視、統制封鎖もだんだん激しくなってくる。ツイピックがデータアップを受け付けなくなった。有力な反原発ツイッターのフォローがたくさん外されてる。権力に都合の悪い情報を出す人ほど激しく操作されているようだ 2時間前
# これまで数回もブロックしたのに、なぜかブロックが解除されて次々に誹謗中傷コメントを書いてくる者がいる。赤玉銀次 何者? 1時間前
# 私に対する陰湿な個人攻撃が続いているようだ。昨日はレイプ問題で勝手に内容を捏造して私がレイプを肯定してると拡散した者がいた。アカウントは作りたての棄てアカだった。ブロックしても勝手に解除されて繰り返し誹謗する者がいる。私のフォローがもの凄い数、勝手に外される。すべて同じ連中の仕業 59分前
# 脱原発、反原発をつけながら原発推進の安全デマを飛ばし、反原発派を攻撃しているアカウントが多数ある。「工作員」だ、警戒されたし。実に陰湿卑劣、知能程度も低いが吐き気を催すような卑劣工作が大好きな連中だ 55分前
Posted by 大沼安史 at 11:44 午前 | Permalink
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〔ツイッター情報〕 6日夜、4号機に異常事態か?
→ http://twitter.com/#!/iiyamaitiro/status/144211740698226688
≪緊急≫ ≪4号機異常状態!≫ youtubeの画像が消されました。白く大きく光って瞬いています。狼煙のように煙が(放射能)上がっています。近くの人はすぐ避難してください。東電や政府は一切報道していない。少なくとも12/6夕方5時~12時までは白光と煙が 2時間前
◎ ライブ映像では7日午前11時50分現在、異常はみられないが……
→ http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 260億ベクレル汚染水、海に流出……と東電が「発表」 たった「150リットル」で年間の放射能液状放流量の12%にも
産経 → http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111207/dst11120707200001-n1.htm
◇ ツイッター・コメント
# PeacePhilosophy Satoko Oka Norimatsu
汚染水漏出45リットルとか、150リットルとか、馬鹿にするなと思いながら聞いている人たちが大半であろう。このような情報は氷山の一角であるのは間違いないし、今になっても、周辺の海産物を食べ続けても大丈夫とか言ってる。もう聞き飽きたし批判もし飽きた。しかし批判をやめてはいけない。
福島第1原発で汚染水淡水化装置から汚染水が漏出した問題で、東京電力は6日、漏れた汚染水のうち約150リットルが海に流出していたと発表した。
流出した放射性物質の量は約260億ベクレルで、通常時の放射性液体廃棄物の年間放出管理目標値の約12%に相当する。
(ということは、フクイチは死の灰液を年間2170億ベクレル、放流していたことになる!)
◎ 阿武隈川などからいったい、どれだけの死の灰が太平洋に流れ込み、これからも流れ込み続けるのか?
ああ、死の海と化す、太平洋!
Posted by 大沼安史 at 11:26 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 オノ・ヨーコさんが福島市を訪問 南相馬からの避難の小学生をひとりひとり抱き締めて励ます 子どもたちの「翼をください」の合唱に合わせ 感激のダンス!
◇ 時事通信 → http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120600824
ビートルズの故ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコさんが6日、東日本大震災後初めて福島県を訪れ、被災した小学生らを前に「世界の人がみんな、あなたたちのことを思っている」と激励した。
ニューヨーク在住のオノさんは、8日に東京で開かれるチャリティーコンサートのため来日した。この日は震災や東京電力福島第1原発事故で南相馬市から避難した児童30人が通う福島市の佐原小学校(児童数58人)を訪問。一人ひとりに「頑張って」と声を掛けて抱き締め、ペンライトや縄跳びの縄などを贈った。……
◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111207ddlk07040086000c.html
……オノさんは「顔を見て強い意志で暮らしているのが分かった。世界の人々が尊敬の念を持ってあなたたちを見ているので、孤立はしていない」とあいさつ。1人1人の肩を抱き「頑張れ」と声をかけながら平和や愛のメッセージを込めたバッジなどを手渡した。
児童がお礼に「翼をください」を合唱すると、「感激した」と椅子から立ち上がって歌に合わせて踊りだす場面もあった。最後に「世界祈念」と筆で大書し、「世界はみんなのこと、福島のことを祈っている」とメッセージを贈った。
南相馬市から避難している4年生の尾下蒼依さん(10)は「どんな人か知らなかったけど、やさしくて、サングラスがかっこよかった」と笑顔を見せた。
Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「安全な線量はない」 崎山比早子さん「放射線と子どもの健康」テーマに講演 群馬大荒牧キャンパス(前橋市)
群馬大荒牧キャンパス(前橋市)で六日、元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子さんの講演会「放射線と子どもの健康」が開かれ、多くの幼い子ども連れの母親が参加した。 (伊藤弘喜)
崎山さんは低線量被ばくについて「一番問題なのはCT(コンピューター断層撮影)などの医療被ばくだ」と踏まえた上で「安全な線量はなく、ゼロに越したことはない」と指摘。乳幼児は三十五歳以上に比べ、十倍も被ばくに弱いことを示し、調理の工夫で放射線量を減らしたり、気になる場所の放射線量を測ることを勧めた。
講演後は、食料の安全性や子どもを外で遊ばせていいか、など質問が続出。崎山さんは文部科学省が学校給食をめぐって示した「一キロあたり四〇ベクレル以下」の数値を挙げ、「四〇ベクレル以下だからといって安全なわけではない」と主張。「公園などで放射線の汚れがたまる所は住民が行政と手を組んで除染した方がいい」と提案もした。
県内に福島県から避難している十一人と一般市民ら十数人を交えたワークショップも開かれ、避難生活の苦労や受け入れ地域のあり方について話し合った。
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 横浜市 東電に10億円超請求 放射線量測定器代など
〔フクシマ・東京新聞〕 横浜市 東電に10億円超請求 放射線量測定器代など
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111207/CK2011120702000038.html?ref=rank
福島第一原発の事故で放射性物質が飛散したために必要になった測定器の購入や検査などの費用をめぐり、横浜市が東京電力に求める賠償額が十億円超に上ることが分かった。林文子市長が六日、市議会で明らかにした。
市によると、三月の事故からこれまでにかかった費用の内訳は、測定器の購入や検査の委託などで五億五千万円、汚染された下水道汚泥の焼却灰の保管に二億五千万円、上下水道の浄化に一億六千万円、広報や電話相談に一億一千万円などとなっている。
職員の超過勤務手当などの人件費はあらためて算定し、来年三月までに東電に示し、賠償を求めていく。
下水汚泥の焼却灰の保管費用については、東電から市に賠償の指針が示されているが、ほかの項目については明示されていないという。
林市長は「(今後)新たに発生する費用を含め、全額を賠償するよう、東電に強く求める」と述べた。
Posted by 大沼安史 at 11:05 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 給食40ベクレル 中川文科相「暫定の目安」(「自治体が(給食食材を献立から除くなどの)判断をする目安の参考」と責任転嫁!) 小宮山厚労相 「事前の相談なし」 文科省の対応に不快感
学校給食の食材の放射線検査に関し、文部科学省が示した「一キログラムあたり四〇ベクレル以下」との目安をめぐり混乱が広がっている問題で、中川正春文科相は六日、閣議後の記者会見で、四〇ベクレルは検査機器の選考の目安との認識をあらためて強調した上で、給食食材についても自治体が参考にする暫定的な安全の目安になる、との見解を示した。
食品については国が新たな規制値を策定中で、来年四月から適用される。中川文科相は「適用までの期間は、自治体が(給食食材を献立から除くなどの)判断をする目安の参考になる」と説明。四月以降の給食については「あらためて考えていきたい」とした。
厚生労働省との調整については「法的な基準ではなかったが、事前に相談しておく必要があった」と陳謝した。
この問題では、文科省が十一月三十日、給食食材の検査機器の購入費を補助する条件を東日本の十七都県教委に通知。一キログラムあたり四〇ベクレル以下を検出できる高性能の機種を補助対象とした。
この際に、給食食材が四〇ベクレルを超えた場合は献立から除くなどの対応を例示。これを踏まえ、同省の森裕子副大臣は今月一日、四〇ベクレルを給食食材の安全の目安とする趣旨で説明したが、中川文科相は二日の会見で「検査機器選定の目安」と話し、食い違いを見せていた。中川文科相は六日、「両者とも同じことを言っていたが、強調する部分が違っていた」と釈明した。
小宮山洋子厚労相は六日の閣議後会見で「法に基づく基準は厚労省が担当している。事前に相談があってしかるべきだった」と文科省の対応に不快感を示し、「現場が混乱しないよう文科省と調整を続けていきたい」と述べた。
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 賠償 福島23市町村追加 紛争審(いまごろ)新指針 (たった8万円!)
福島第一原発事故で自主避難した人に賠償するかどうかを検討してきた文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」(会長・能見善久学習院大教授)は六日、賠償対象に福島市や相馬市、郡山市など福島県の二十三市町村の住民を加える新たな指針を決めた。実際に避難したかどうかにかかわらず、妊婦と子ども(十八歳未満)は四十万円、それ以外は八万円を目安にする。
避難したかどうかで賠償の有無を分けなかったのは、被災住民の声にも配慮した結果。避難費用などを実費で請求することも検討したが、スムーズに支払いを進めるため一律額の支給とした。文科省によると、対象者は約百五十万人で、賠償額は二千億円規模になる見通し。
対象となった二十三市町村は、県北、県中、相双、いわき地域のうち、既に賠償対象となっている部分を除いた地域。会津や県南地域は対象外となった。
審査会は、放射線量の高さや自主避難した人数などを複合的に判断して対象地域を決めた。金額は、指示により避難した人の精神的損害に対する慰謝料額(月五万~十万円)を参考に、妊婦・子どもは健康影響が大きいことを踏まえ加算した。
会合後、能見会長は「あくまで最大公約数的な範囲で指針を決めた」と説明。避難者には生活費の増加分などについて個別に請求することを促した。
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〔フクシマ・NEWS〕 二本松の自家保有米から基準値超のセシウム
二本松市が独自に行っている自家用農産物の放射線量測定で6日、同市北西部の自家保有米から国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える値が検出された。市は結果を県に報告し、高精度の機器での測定を要請したという。
関係者によると、同市役所にある市放射性物質測定センターでの測定で、市民が持ち込んだコメから検出された。複数回測定したが、いずれも基準値を超えたという。……
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・おしらせ〕 本日(7日)午後 渋谷ハチ公前で街頭活動!
12/7(水)
時間 13:00~15:00(12:30モヤイ像前集合)
場所 渋谷ハチ公前
30分でもかまいません。都合のつく方はぜひご参加ください! 寒いので暖かくして来てね。
~参加ご希望の方へ~
※ 私たちのシンボルカラーである黄色のもの(マフラー、手袋、スカーフ、帽子等なんでもOK)を身につけて来てください 。
※ ガバン(A4程度のクリップボード等)とボールペンはこちらである程度用意しますが、可能であれば各自で持ってきてください。
Posted by 大沼安史 at 10:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・小出裕章さん〕 「粉ミルクにこういう汚染が入ってきているというそのこと自身が私は問題いだと思いますので。なんとか少なくして欲しいと思います」/「せめて学校給食に関しては、もっともっと低い汚染度のものを回して欲しいと願います」
◇ 6日(火)、毎日放送「たね蒔きジャーナル」
非公式まとめ → http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/12/07/tanemaki-dec6/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
文字起こし → http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65779248.html
◇
小出「私はなんどもあのお答えしてきたつもりですが。放射線の被曝に関しては、大丈夫もなければ安全もありません」
平野「うん」
小出「30ベクレルという値であれば、それなりの危険なわけですし、え、国が定めた200ベクレルという危険もそれなりの危険だと思わなければいけません。で、できるだけ子どもには汚染のないものを与えるべきなわけですから。」
水野「ええ……」
小出「え……粉ミルクにこういう汚染が入ってきているというそのこと自身が私は問題いだと思いますので。なんとか少なくして欲しいと思います。ただし、え……30……1キログラムあたり30ベクレルという値が、え、なにか途方も無い危険を追わせるのかといえば、私はそうではない、と思います。え……まあ赤ちゃんが飲める、その……う……ミルクの量というのは知れてるわけですし。粉ミルクはもともと薄めて飲ませるもの……なわけですから。え……1キログラムあたり30ベクレルって、どの……赤ちゃんがどのくらいの期間で飲むんですかね。え……多分半月とかそれくらいかかるのかもしれませんが、1年間飲み続けたとしても、まあ、30ベクレルの10倍20倍というぐらいしか多分飲まないはずですし。え……それを飲んだことによる被爆量も、多分……1マイクロシーベルトとか10マイクロシーベルトとか、そういう値にしか多分ならない、筈だと思います」
水野「はい」
小出「まああの、内部被曝ですので、えー、評価によってずいぶんあの、幅がありますので、注意はしなければいけないのですけれども。それでも、お……今現在もう大地そのものが汚れてしまっていて。え……食べ物に関わらず、1年間に1ミリシーベルトを超えてしまうというような人たちが沢山いるわけですから。このことだけに目を奪われるということもまた正しくないと思います。」
水野「なるほど。」
平野「うーん」
水野「ラジオネームにこにゃんという方はですね。」
小出「はい」
水野「えー……、ある放送局のニュースでは、この粉ミルクはお湯で薄めるから大丈夫というコメントをしてる女性の映像をご覧になったんだそうです。」
小出「はい」
水野「でも、本当は乳児の場合、これ限り無くゼロが望ましいと思うんですが。」
小出「そうです」
水野「という風におっしゃってますが……」
小出「おっしゃる通りです」
水野「でも、もう、全くない、つまりゼロであるとセシウムゼロであるという食べ物というのは……」
小出「ありません」
水野「ああ、もうありませんか……」
小出「はい。あの……どんなもの……」
水野「赤ちゃんのためでももう無理ですか」
小出「はい。あの、無理です。えーと、事故の前のものであればですね、まあかなり低い…わけですけれども。それでも本当に厳密なことを言うのであれば、か、過去の大気圏内核実験の影響を受けていない食べ物はありませんし、チェルノブイリ原子力発電所の事故の影響だって未だに引きずっているわけですから。完璧にゼロであるということはありえません。」
水野「ふーーむ。はい……」
平野「先生、もう1つ気になるのはですね」
小出「はい」
平野「あのー、文部科学省が学校給食の食材でですね」
小出「はい」
平野「40ベクレルというものをまあ1つのこう……規制値として求めたというニュースが出てるんですけれども、これは学校給食の場合ではこれ毎日ですよね」
小出「はい」
平野「で……まああの、今の乳幼児のように薄まらないんで。この数字もちょっとこう大丈夫なんかなという印象があるのですけれども」
小出「(苦笑)」
平野「これもやっぱり仕方ないんでしょうかね……」
小出「えーと平野さんも今大丈夫なのかなっていう言葉をお使いになって。大丈夫ということはいずれにしてもない、のです。ですからどこまで子供たちに被曝を押し付けてしまうかということなのであって。私たち大人が出来る限り子どもには被曝を押し付けるべきではないと、私は思いますので。限り無くゼロに近づけたい、わけですが。え……まあ、なんども聞いていただいているようにもう、ゼロにはできないわけですね」
平野「できない」
小出「はい。ですから出来る限り汚染の少ないものを与えたいと私は思いますが。放射能の汚染検査ということの、こちら側の持ってる測定器の数であるとかですね、え、使える時間であるとかいうのが限られてしまっていて。今現在、その……全国の学校給食をはかろうと思うと、かなりまあ、あの……精度の悪いというかですね、か…ほんとに低い汚染まで、測定出来るような測定体制、体制がまだとれていないの、ですね。ですから、まあ、そく……1キログラムあたり40ベクレルというものを検出できるというような、ことがまあ今のところ精一杯というかですね、せいぜいそんな段階でしかない、のですね」
平野「ああ……」
小出「ですから、測定器で測って、一応検出できないというレベルのものを、学校給食に回そうというそういう判断をされたのだと思い、ます。でも私としては、本当はもっともっと低くしなければいけないし、測た…測定体制を早急に強化して……」
水野「そうですよね」
小出「はい。あのせめて学校給食に関しては、もっともっと低い汚染度のものを回して欲しいと願います」
Posted by 大沼安史 at 10:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 「これはいくらなんでもあんまりだ」
……粉ミルクというのは基本的に赤ん坊しか飲まないのだから、当初から基準を厳しくしてチェックすればよかったのだ。
つまり、政府が福島原発事故以後、暫定基準を大人も子どもも同じように引上げたりせずに、少なくとも乳幼児向けの食品の基準は厳しくしてチェックしていれば、こんなはめにはならなかっただろう。
それに、この粉ミルクへの放射能の混入は、原発事故からまもなくのころ、自然乾燥中に混入したらしい、とのことだ。
これも、当時、政府が、事故で放出された放射能を軽くみずに、例のスピードの放射能拡散情報をきちんと公表して、放射能がどのあたりまで飛んでくるか、わかっていれば、混入が避けられたのではないだろうか。
すべて、政府と東電の不手際のせいで、防げたはずの汚染が起こってしまったのだといえよう。……
Posted by 大沼安史 at 10:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・よびかけ〕 脱原発の幸せの(黄色い)ハンカチを経産省前テントに送って!
→ http://www11.plala.or.jp/HAYAKI/handkerchief.htm
http://twitter.com/#!/handkerchief_p
# handkerchief_p ハンカチプロジェクト
☆★☆ハンカチプロジェクト☆★☆ お手持ちのハンカチにメッセージをのせて経産省前テントに送ってください♪ 〒100-0013 千代田区霞が関1-3-1 経済産業省前テント ひまわり宛 よろしくお願いします! #脱原発 #経産省前 #genpatsu #nonukes 7分前
◇
幸せの脱原発ハンカチプロジェクト.・*☆゜*.。・☆*。・☆*゜
震災から半年後の9.11、経産省前にテントが建ちました。
非核三原則を掲げながら、核を利用した原発を推進し、この地震大国日本に54基もの原発を乱立。
事故が起きたら基準値引き上げ、補償もせずに「ただちに影響はありません」。
なにか、おかしくないですか?
放射能、怖いです。
原発、いらないです。
子ども達の未来を、守りたいです。
汚染された国土を残してしまい、大人として申し訳ない思いでいっぱいです。
経産省前テントひろばは、原発に対して、そんな思いや疑問を持って生活しているたくさんの人達の交流の場となっています。
普段の生活では言いだしにくい事もあるけど、本当は、怖いし、知りたい。
今、経産省前のテントは、右翼団体を利用した警察と公安の妨害を受け、撤去の危険に晒されています。
どうか、みなさんの想いを、ハンカチにのせてテントに届けてください。
放射能怖い。原発いらない。そんな日本中の声を、経産省前に掲げさせてください。
【送ってほしいもの】
お手持ちのハンカチに、『メッセージ』と『住所』(都道府県まででもOK)と『名前』(ニックネームでもOK)を書いて、経産省前テントひろばに送ってください。
☆原発に対して、経産省に対して、テントに対して、あるいは未来や愛する人へのメッセージでもOK
【送り先】
〒 100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経済産業省前テント ひまわり宛
【経産省前テントひろばHP】
http://tentohiroba.tumblr.com/
【ハンカチプロジェクト連絡先】
メール:handkerchiefpro@gmail.com
twitter:handkerchief_p
送っていただいたハンカチは、想いを繋げるように繋ぎ合わせて、テントに飾ります。
Posted by 大沼安史 at 10:13 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 TEAM二本松「市民放射能測定室」 「メグミルク」「明治おいしい牛乳」からもセシウム検出
→ http://team-nihonmatsu.r-cms.biz/topics_list1/
◇ メグミルク 最大値 全Cs放射能濃度[Bq/kg]23.46± 6.26
◇ 明治おいしい牛乳 最大値 全Cs放射能濃度[Bq/kg]16.91± 311
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 明治粉ミルク汚染を発見したNPO法人TEAM二本松「市民放射能測定室」が声明 「メーカーも、国も、市も、誰も教えてくれないのですから、自分たちで調べるしかありません」/「『どこに汚染土壌を保管するかを話し合う』よりも、『今日・明日の、一日一日の子どもの外部被曝を減らす為にスコップを持つべき』です」
◇ この度の明治ステップの件について
我々TEAM二本松のメンバーは、代表を含め測定員まで全員が、ホットスポットである二本松市の市民であります。
3月11日以降、毎日が放射能と関わる日々です。
そもそも何故、故郷を捨てず、二本松に残る決意をしたのか。
それは、『年間被曝積算量を1ミリシーベルトに抑えることが出来れば安全である。そして、内部被曝さえゼロにすれば、年間被曝積算量1ミリシーベルトを目指せる』という確信を持てたからです。
「年間100ミリシーベルトでも大丈夫」「年間20ミリシーベルトだ」「年間1ミリシーベルト以下だ」と、色々な有識者の方々が、色々な意見をおっしゃいます。『その中からどれを選ぶか』は、国民一人一人の自由でなければならないと思います。そして、我々は『年間1ミリシーベルト以下』を選んだのです。
ここ二本松市において、『年間1ミリシーベルト』を目指すには、『徹底的な除染活動で外部被曝を抑えること』に加え、『内部被曝ゼロ』が不可欠です。
つまり、「暫定基準値500ベクレル/kg以下だから大丈夫」ではなく、「1ベクレル/kgであっても正確な数値の情報」が必要なのです。
メーカーも、国も、市も、誰も教えてくれないのですから、自分たちで調べるしかありません。
我々にとっては『誰の責任か』などという情報は、今は要らないのです。『子どもに食べさせる日々の食品の正確な数値』を知りたいのです。
『どこに汚染土壌を保管するかを話し合う』よりも、『今日・明日の、一日一日の子どもの外部被曝を減らす為にスコップを持つべき』です。
我々の活動・測定結果が、多くの方々のお役に立つのであれば、幸いです。
今後とも、ご支援、ご協力、ご声援、宜しくお願い致します。
生産者も、販売者も、国も、
当たり前に数値を公表してくれる世の中に、
早くなってほしい...
Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 | Permalink
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〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 「ドイツ放射線防護協会から日本の政府への勧告と、市民、科学者への呼びかけ」 (梶村・松井共訳)
→ http://tkajimura.blogspot.com/2011/12/blog-post.html
◎大沼
ドイツ放射線防護協会の対日アピールの「定訳」がドイツ在住の梶村さんらの手で出来上がり、発表された。
混ぜて薄める希釈政策の停止、遠方への移住支援などを、日本政府に対して申し入れている。
友情あふれる勧告である。
心のこもったアドバイスが、脱原発のドイツから来たる……
日本政府は――日本の科学者・識者は、ドイツ放射線防護協会からのアピールに耳を傾けなければならない!
フクシマの被爆者をはじめ被曝を強いられている日本のすべての市民のみなさん、いまこそ、ドイツからの呼びかけにこたえ、子どもたちの命を守るために立ち上がろうではないか!
以下に全文と、梶村さんからのアピール。
◇
放射線防護協会 (訳注1)
Dr. セバスティアン・プルークバイル
プレスリリース 2011年11月27日 ベルリン
放射線防護協会は呼びかける:
福島の原子炉災害の後も放射線防護の原則を無視することは許されない。
放射線防護協会は問う:
日本の住民は、核エネルギー利用から結果するどれだけの死者と病人を容認したいのか?
放射線防護における国際的な合意では、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを、汚染されていないものと混ぜることによって特定の放射線量を減らし「危険ではない」ものにすることを禁止しています。
日本の官庁は現時点において、食品の分野、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の分野で、この希釈(きしゃく)禁止に違反をしています。
ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告します。
さもなければ、日本の全ての住民が、忍び足で迫ってくる汚染という方式で、第二のフクシマに晒(さら)されることになるでしょう。
これによって、明確な空間的境界を定め、安全に設置され、良く監視された廃棄物置き場を利用するより、防護はさらに難しくなります。
「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のように汚染された物質や食品を取り扱っていくと、住民の健康への害をより拡大することになります。
現在日本では、汚染物質が全県へ分散され、焼却や灰による海岸の埋め立てなどが始められようとしていますが、放射線防護の観点からすれば、これは惨禍であります。これでは、ごみ焼却施設の煙突から、あるいは海に投入される汚染灰から、これらの物質に含まれている放射性核種が計画的に環境へと運び出されてしまいます。
放射線防護協会は、かくなる諸計画を中止するよう緊急に勧告します。
ドイツでの数々の調査では、チェルノブイリ以降、胎児や幼児が放射線に対し、それまで可能だとされていた以上に大変感受性が強いことが示されています。
チェルノブイリ以降の西ヨーロッパでは、乳児死亡率、先天的障害、女児の胎児の減少などの領域(訳注2)で非常に著しい変化が起こっています。
すなわち、中程度、さらには非常に低度の線量の増加に何十万人もの幼児が影響を受けているのです。ドイツの原子力発電所周辺に住む幼児たちの癌・白血病の調査(原注:KiKK研究)も、ほんの少しの線量増加でさえ、子供たちの健康にダメージを与えることを強く示唆しています。
放射線防護協会は、少なくとも汚染地の妊婦や子供のいる家庭を、これまでの場合よりももっと遠くへ移住できるよう支援することを緊急に勧告します。
協会としては、子供たちに20ミリシーベルト(年間)までの線量を認めることは、悲劇的で間違った決定だと見ています。
日本で現在通用している食物中の放射線核種の暫定規制値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし住民の放射線被害については保護しません。
この閾値は日本政府が、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを受容できると表明したものに等しいものであると放射線防護協会は強く指摘します。
いかなる政府もこのようなやり方で、住民の健康を踏みにじってはならないのです。
放射線防護協会は、核エネルギー使用の利点と引き換えに、社会がどれほどの数の死者や病人を許容するつもりがあるのかについて、全ての住民の間で公の議論が不可欠と考えています。
この論議は、日本だけに必要なものではありません。その他の世界中でも、原子力ロビーと政治によって、この議論はこれまで阻止されてきたのです。
放射線防護協会は、日本の市民の皆さんに要望します。できる限りの専門知識を早急に身につけてください。皆さん、どうか食品の暫定規制値を大幅に下げるよう、そして厳しい食品検査を徹底させるように要求してください。既に日本の多くの都市に組織されている独立した検査機関(訳注3)を支援してください。
放射線防護協会は、日本の科学者たちに要望します。どうか日本の市民の側に立ってください。そして、放射能とは何か、それがどんなダメージ引き起こしえるかを、市民の皆さんに説明してください。
放射線防護協会
会長 Dr. セバスティアン・プルークバイル
(この翻訳は松井英介の下訳を梶村太一郎が整理した共訳です)
(訳注1)ドイツの放射線防護協会の歴史と活動それを担う代表的な人々について、また当稿の共訳者の松井医師については第38回を参照:
日独の脱原発を実現する人々:松井英介医師とドイツ放射線防護協会
→ http://tkajimura.blogspot.com/2011/10/blog-post_09.html
なを同協会の会長の姓の日本語表記に関しては、彼がこの秋に日本を訪問して以来の報道などで、かなり混乱しています。日本のメディアでは欧米の固有名詞を英語読みにしてカタカナ表記し、本人が聴いても理解できないことがしばしば起こります。Pflugbeil氏のPflugは「プルーク/意味は『鋤』」、Beil は「バイル/意味は『鉈』」です。したがって表記は「プルークバイル」としました。この姓の原意は「鋤鉈/すきなた」です。根気づよく核汚染と闘い続ける氏にぴったりです。
(訳注2)西ヨーロッパ各国での調査研究では、チェルノブイリ以降、例えばそれまでの男女の胎児の比率が女子の目立った減少として確認されている。2010年。
出典:
Von Dr. Hagen Scherb, Epidemiologe, Institut für Biomathematik und Biometrie am Helmholtz Zentrum München:
www.strahlentelex.de/Stx_10_558_S01-04.pdf
(原注)ドイツ連邦環境省の原子炉安全及び放射線防護局による委託研究: 「原子力発電所周辺における幼児発癌に関する疫学的研究」2007年。
出典:KiKK-Studie:
Peter Kaatsch, Claudia Spix, Sven Schmiedel, Renate Schulze-Rath, Andreas Mergenthaler, Maria Blettner: mweltforschungsplan des Bundesumweltministeriums (UFOPLAN), Reaktorsicherheit und Strahlenschutz, Vorhaben StSch 4334: Epidemiologische Studie zu Kinderkrebs in der Umgebung von Kernkraftwerken (KiKK-Studie), Mainz
2007.
www.bfs.de/de/bfs/druck/Ufoplan/4334_KiKK_Gesamt_T.pdf (7,27 MB)
これは2003年がら4年をかけた非常に膨大(330頁)な研究ですが、冒頭に簡単な英文サマリーもあります。
(訳注3)
ドイツ放射線防護協会は、チェルノブイリの直後からドイツ全国で盛んになった市民による独立した「市民放射線測定所」の設立の経験に基づき、日本全国の47都道府県で主に食品検査に必要なガンマー線測定器を寄贈する募金を始めており、11月には最初の送金をしている。
市民放射線測定所:
http://www.crms-jpn.com/
◇
ドイツの放射線防護協会の会長名の11月27日の日本の政府、市民、科学者へ宛てた緊急プレスリリースの定訳が出来ましたので以下お報せします。
日本政府の悲惨かつ無能力ともいえる間違った放射線防護政策、とりわけ妊婦と幼児のいる家庭の疎開、厳格な食品検査、全国に汚染を計画的に広げる瓦礫処理の誤りなどについて、深刻な危機感をもち、学問的裏付けと長い経験と批判力を備え、経験を積んだドイツの友人からの日本の住民への貴重な警告と呼びかけです。
人類史上最悪の自滅行為である「フクシマ」の惨禍からこれから少なくとも数世代/孫と子供の世代は逃れ得ないことが運命づけられてしまった日本の市民のみなさまにはこの警告と呼びかけに真摯に耳を傾けていただき、まずはみなさまが置かれている放射能汚染の事実を直視していただきたいとおもいます。
ここには目に見えないが確実にそこにある放射能の存在を捕らえて、不安に打ち克つ手がかりとなるいくつかのヒントが提示されています。
本文は短いものですが基本的な問題点が踏まえられていますので、翻訳に当たっては同協会の協力を得て、主張を裏付ける調査研究の出典もつけ加えました。特に心ある専門家のみなさまの参考としてくだされば幸いです。(梶村)
Posted by 大沼安史 at 09:38 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(7日 水曜日)は朝方、茨城沖から千葉に上陸、夜にかけて細長い帯が茨城・栃木県境部および千葉中部を襲う。これに続いて第2波が南下、明日(8日)朝にかけて首都圏東部に襲来、引き続き湘南方面へ流れるので注意。
Posted by 大沼安史 at 09:10 午前 | Permalink
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2011-12-06
〔明治セシウム粉ミルク・ツイッター〕 3・11前基準(10ベクレル)の3倍超/二本松の市民放射能測定室が発見/共同通信の記者が動く/粉ミルク、すべて危険/明治 7月から中国向けは豪州産・製に切り替え /テレビ 数値出さないですよー!!/武田教授もずっと訴えていた/6月にツイッターでもう話題に/中国の稼ぎより国内工場の検査体制をつくる事が先だろ/海外ではPL法の懲罰対象/このかわいい寝顔をみんな見てみろやーーー!
# kikko_no_blog きっこ
今回、セシウムが検出された粉ミルク「明治ステップ」は最大で30.8ベクレル、3.11以前なら基準値10ベクレルの3倍超なのでたぶん大騒ぎ。でも今は大幅に引き上げられた暫定基準値200ベクレルより遥かに低いので明治は「毎日飲ませても問題ない」とコメント。これぞ基準値トリック。21分前
# geophysics CAVU
明治ステップの汚染を発見したのは,企業や業界団体,ましてや行政ではなく,二本松の市民放射能測定室だったと。市民が調べなかったらどうなっていたか…。【粉ミルク(明治ステップ)からセシウム検出】- NPO法人TEAM二本松「市民放射能測定室」 bit.ly/vPSvtY 1時間前
# tomin_A 一市民
明治の粉ミルクからセシウム検出、交換の件。市民測定室「TEAM二本松」の測定によりセシウムが検出され、共同通信社の記者が動いた結果とのこと。bit.ly/vS7oET 1時間前
# KinositaKouta 木下黄太
明治は、七月から中国向けの製品はオーストラリア原乳。オーストラリア製造。「ご安心を」と中国で会見済み。日本のミルクメーカーは、わかっていた。日本の赤ちゃんを窮地に追いやってもかまわないと。明治のみならず、ほかのメーカーもたぶん違いはない。粉ミルクはすべて危険だ。2時間前
# nekotuna2 ねこつな
日テレevery 明治ステップ粉ミルクのニュース、微量のセシウム検出される。『暫定基準値を大幅に下回るので毎日飲んでも健康に影響はない』という明治の見解をながすだけ。テレビは、数値出さないですよー!!1分前
#untitled_skz obscureinc_skz
武田教授も危険性をずっと訴えていましたね。 RT @miffumi: 明治の粉ミルクやばいって、すっごい前にツイッターで話題になってなかったっけ…(これかな…6月だね。 savechild.net/archives/2576.… これ見ると…やっぱり、ツイッターで情報を得て、自衛が大事だね 3分前
# mimurahaihai 三村拝示 / Haiji Mimura
明治の身勝手さは許せない。中国の稼ぎより、国内工場の検査体制をつくる事が先だろ。明治に限らず、最近の大企業の経営者の倫理観はおかしい。自分さえよければの風潮が蔓延して社会を潰している。QT明治乳業、中国市場へ回帰 豪産粉ミルクを提供 j.people.com.cn/94476/7443529.… 9分前
# mimurahaihai 三村拝示 / Haiji Mimura
明治の粉ミルクから検出されたセシウムは、市販の物から民間の指摘で発見されたとは、あきれて言葉にならない。十分に予想された事であり、自らの検査で発見できなかった事は経営責任を問われるレベルの話。海外ではPL法の懲罰対象になる可能性が高くて、日本の加工食品は扱えなくなるだろう。4分前
# butterfly2013 Chiho
怒りのツイートとか好きじゃないけど粉ミルクの件に関しては本当に本当に腹が立つ。国の対応から基準値の設定、明治の企業としてのアティチュード、行き場の無い悲しみ、怒り。このかわいい寝顔をみんな見てみろやーーー!子供こそが未来への希望なんだぞ!麻痺して無感覚になりすぎなんじゃーーーー!13分前
Posted by 大沼安史 at 06:16 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 明治の粉ミルク「ステップ」からセシウム、40万缶無償交換 埼玉春日部工場 原因は熱風乾燥に含まれたフクイチの「死の灰」? 3・14~20 放射能雲の外気を熱風化して原料を乾燥
◇ ロイター → http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7B503C20111206
明治ホールディングス(2269.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の食品大手、明治は6日、同社の粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から1キログラム当たり21.5─30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。広報担当者によると、噴霧乾燥する際に使った熱風に一部放射性物質が混入したとみられる。
国が定める粉ミルクの暫定基準値は1キログラム当たり200ベクレルで、今回の検出量はこれを下回っている。
セシウムが検出されたのは賞味期限が2012年10月4、21、22、23、24日の製品で、同社は同3、4、5、6、21、22、23、24日の製品約40万缶を無償交換する。
◇ 共同 → http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011120601001595.html
……詳しい混入経緯は不明だが、同社は東京電力福島第1原発事故に伴うものとみている。
◇ 時事 → http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120600644
……回収対象は、埼玉工場(埼玉県春日部市)で製造した賞味期限が2012年10月の商品。東京電力福島第1原発事故後の3月14日から同20日に、外部の空気を使って熱風を当て、原料を乾燥させる作業を行った際、大気中に含まれていたセシウムが混入した可能性が高いという。
◇ 日経 → http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E4E2E0EB8DE2E4E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
原料の牛乳には、3月11日以前に加工された北海道産などを使用していた。同社は、大量の空気を当てる過程で、東京電力福島第1原子力発電所事故で放出された大気中の放射性セシウムが混ざったとみている。
同製品は、生後9~12カ月の乳児に飲ませる場合、200ミリリットルの湯に粉ミルク約30グラムを溶かして使う。40万缶のうち、既に消費者に販売された数は現在調査中としている。
同社は東日本大震災以降、月1回のペースで同工場の粉ミルクに放射性物質が含まれていないかを調べており、今回の検査は今月3日に実施。これまでは同社製品から放射性物質が検出されたことはなかったという。
Posted by 大沼安史 at 06:05 午後 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 最近いろんな場所でよく漏れてるんだ/建屋って報道で言ってるけどコンクリートで基礎の土間を打って固めた場所に蛇腹ハウス建ててその中に装置があるんだ/雨が降ると地面の汚染も草木についた汚染も側溝から海に流れてしまう
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
# ただいまっ(^O^)今日は月曜日でお疲れ気味でし。汚染水処理システムも色々ガタが出てきました。昨日はたまたま建屋の外に汚染水が漏れたから報道あったけど…、最近いろんな場所でよく漏れてるんだ。16時間前
# 建屋って報道で言ってるけどコンクリートで基礎の土間を打って固めた場所に蛇腹ハウス建ててその中に装置があるんだ。装置稼働した初期も漏れたから途中からハウス内に堰を作ったんだ。堰の高さは20センチくらいかなぁ…。
# オイラは最近蛇腹ハウスの中は線量高いから入ってないけど、前は水中ポンプで漏洩水を片付けたよ。だけどβ線量が高いからいつもより注意が必要なんだ。今回もβ線110mSv/hって報道してたけど、もっと高い場所もあるんだ。
# 蛇腹ハウスのコンクリート土間もまだ新しくて半年位しかたってないんだけど、突貫工事の短期間でコンクリート流して十分な乾燥期間もなくて装置設置してハウス組立たから割れが出たんだね。他の棟もひび割れてるかもしれないなぁ…。
# 各メーカーは通常の契約とは違って装置の運転やメンテナンス契約してないから装置設置して東電に納入したら完了で、あとは東電社員や直営企業で作業してるんだ。手に負えない時はメーカー使ってるけどね。ここにも予算の弊害があると思うんだけど…。
# 前にもつぶやいたけど、汚染水処理システムはまともな設計期間もなく応急処置で集めたり作ったものだから、早く恒久的な対策を取り入れて汚染水を完全に浄化するシステムを伴った海洋投棄システム作らなきゃダメだと思うんだ。
# 側溝の事も前につぶやいたけど、早く今の側溝は流れて行かないようにつぶすか、下流に受けタンク設置して処理システムの一部に加えないとダメなんだ。雨が降ると地面の汚染も草木についた汚染も側溝から海に流れてしまうよ(;_;)
# メーカーや作業員は減ってきてるけど、東電は行き当たりばったりの何か問題あったら対処する今のままじゃなくて、常に先手を打って欲しいんだけどね。今日は新たなプロジェクトの話したかったけど、またね。16時間前
Posted by 大沼安史 at 01:03 午後 | Permalink
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〔12月6日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:16 午後 | Permalink
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〔フクシマ・小出裕章さん〕 高濃度汚染水 大量漏洩問題 「コンクリートの構造物は殆ど地下に埋まってますので、見えないまま東電が知らん顔をしてきたというだけのことなのであって、何を今更と私は思います」「もう一体どれだけが漏れてしまったのかと私は思います」」「「もう10万トンたまってる亀裂部分からもう山ほどじゃんじゃん漏れてきたのです」
(大沼 嗚呼、太平洋が「死の海」に変わろうとしている……)
5日(月)、毎日放送「たね蒔きジャーナル」で。
非公式まとめ → http://hiroakikoide.wordpress.com/
文字起こし→ http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65779080.html
◇
水野「高濃度の放射能に汚染された水、をこれ、処理する施設から、水が45トン漏れているのが見つかったと、東電が発表いたしました。」
※ 今回の冷却水漏れ、最低でも45トン(最大220トン)=セシウム20億2500ベクレル=ストロンチウム(推定)4兆5千億ベクレル
小出「はい」
水野「で、小出先生はこのたね蒔きジャーナルでもうずうっーーっと前からですね、えー、汚染された水は海に大量に漏れているはずだと」
小出「そうです」
水野「だから、少しでも早く遮断する壁を、地中に作らなきゃとおっしゃってきておりましたよね」
小出「……はい。いや、むしろ、そう……それも言いましたけれども。えーむしろそれより前にですね。コンクリートの構造物の中に汚染水がたまってるわけですから。必ず漏れると私は言いましたし。その、それはコンクリートの構造物でないようなところに移す以外にないと言いまして。」
水野「そうでした」
小出「私はタンカーに移してくれと言ったのです(苦笑)」
水野「そうです。もともとはこの汚染水はコンクリートで遮断できるような物ではなくて」
小出「そうです」
水野「もうよそに移すしかないんだと」
小出「そうです」
水野「だからタンカーをというのをもう」
小出「3月から言っています」
水野「3月からおっしゃっていて」
小出「はい」
水野「政治家にもこの言葉を何度となく」
小出「はい」
水野「直接ぶつけていただき、たね蒔きジャーナルを通して」
小出「はい」
水野「しかしながら、タンカーは、走らず」
小出「そうです」
水野「そして汚染水はコンクリートの、ねえ、作った中にずうっと押し込められて」
小出「はい」
水野「そして、やっぱり先生おっしゃっていたようにひび割れが出来て」
小出「たまたま今度は見えたんですね」
水野「そっから出てんのが」
小出「はい」
水野「たまたま見えたから東電も発表したんですかねえ」
小出「そうです。コンクリートの構造物は殆ど地下に埋まってますので、見えないまま東電が知らん顔をしてきたというだけのことなのであって、何を今更と私は思います。」
水野「だって今まで気づかないかって思いますよね」
小出「そうです。」
水野「見えなかった、ということですよね」
小出「そうです」
水野「見なかったといいますか」
小出「今度45トンといいますけども。10万トンを超えるような汚染水が、コンクリートの構造物、地下のピットとかトレンチとかというところにずうっと溜まり続けて、もう何ヶ月も経ってきたわけですから。もう一体どれだけが漏れてしまったのかと私は思います」
水野「これ、漏れた総量がですね、推定ですけれども。最大で220……え?220トン。最大で220トン」
小出「(苦笑)」
水野「という可能性もあるというんです?」
小出「それはあの、現在循環式の処理をしているその場所から何トン漏れたかというだけのことですね。」
水野「もっと多い? 可能性があるということですか」
小出「もちろん。もちろんです」
平野「他の亀裂部分からも……」
小出「そうです。もう10万トンたまってる亀裂部分からもう山ほどじゃんじゃん漏れてきたのです」
平野「そうですねえー」
小出「はい」
平野「だからそのへんの。そのことを言わないから、まあこう、やっぱ、漁業関係者のほうからもあの、不安の声が出て、しかもこの国際的にもですね、これはあの、大きななんか前、批判されてもおかしくない、あの事態になってますよね、今」
小出「そう思います。」
平野「ええー、これアメリカの西海岸にさえ、あの、行くかもわかんないわけでしょ。もう行きつつあるんでしょうけれども」
小出「はい。まあ、あの、震災瓦礫そのものがハワイにいつ届くっていうような話をしてるわけですし。えー海に汚染したものは必ず届きます。」
平野「うーん……」
小出「どこにでも」
水野「この汚染された水、漏れている水のセシウムの濃度がですね、1リットルあたり4万5千ベクレル。でこれは法律で定める基準のおよそ300倍、と言うんですね」
小出「はい(苦笑)」
水野「これってどう考えたらいいんですか」
小出「それはあのセシウムを浄化する装置を通ったあとになお、そうだと言うことなのであって。」
水野「ああそうか」
小出「はい。要するにその通る前は猛烈な汚染の濃度のセシウムなのですね。」
水野「淡水化の装置から出ていて、300倍なんですよね」
小出「そうです。えー……そのセシウムの浄化する装置、たぶんあの、ゼオライトを通したと思いますけれども。例えばストロンチウムという放射性物質はゼオライトには付きませんので、濃いまま、もうそこを通り抜けて、それがどの場から漏れたということだと思います」
水野「ストロンチウムについてはですね。これ推定で1リットルあたり、1億ベクレル」
小出「は、はい(苦笑)。」
水野「1リットルあたり1億ベクレル前後と見られてまして。」
小出「はい」
水野「これは基準の100万倍だと言うんですね。」
小出「はい」
水野「どん……これは海に流れるということはどういう事を意味するんですか」
小出「えー……要するに、それだけの汚染物が海へ、流れてしまったということですし。今聴いていただいたように、これまでそのままどんどん浄化装置が通ろうが通るまいが、トレンチピットから漏れて、漏れ続けてきたということです。そういう濃度のものが」
水野「少なくともストロンチウムの濃度を、こう薄めていくって言うのはできないんですか」
小出「薄めれば量が増えるだけですから、余計漏れてしまいますので。」
水野「そっか」
小出「本当は捕まえる以外にないんですけれども。えー捕まえる力も今はありませんし。一番早くできることはタンカーならタンカーに移すことだった、と私は思います」
水野「なるほどー」
平野「これそれじゃストロンチウムのあのー、前もお伺いしましたけど、比重は重いんですよね。」
小出「えー」
平野「海底に、あの、沈んで海藻とか、そういうのに吸収されやすいんじゃないですか」
小出「はい。そうですね。え……ん……セシウムとはちょっとあの、セシウムはものすごい水に溶けやすいんですけれども。えー、セシウムに比べれば水に溶けにくい、ストロンチウムは溶けにくいので、海底などにたまりやすいと思います。」
水野「それはどういうことを引き起こすおそれがあるんですか」
小出「えー、もちろんどんな放射能も危険なわけですし。えーセシウムのように水に溶けやすいのは広範囲に汚染が広がると思いますし。ストロンチウムに、水に比較的溶けにくいものは、えー近傍の土に汚染が貯まる、えーあるいは近傍の食べ物を、食べ物といったら失礼だけど、生き物を汚すということですね。」……
Posted by 大沼安史 at 12:13 午後 | Permalink
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〔東海アマ管理人氏・ツイッター〕 国が崩壊したから原発事故が起きた!
→ http://twitter.com/tokaiama
# 何も分かってない人が多い。すでに日本政府が腐り落ちてしまってること、まだ理解できないの? 原発で崩壊するのでない、国が崩壊したから原発事故が起きた。国家などすでに機能してない、司法など存在しない。これから一人一人が生身の人間として人の間違いに対処させられるんだ。現実を直視せよ! 28分前
# オレは十年以上前から言ってきた。あらゆる組織が崩壊する。組織とはすぐれた人間性によってのみ機能するものだ。人間力が低下すれば組織も崩壊する。国も自治体も企業も家族も、あらゆる組織が崩壊し人は個人に還る。もう人のせいにするな。人に頼るな。あなたの人間性だけで生きてゆかねばならない。26分前
Posted by 大沼安史 at 11:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 福島入りしていた冬柴鉄三・元国交相が「急性肺炎」で病死
Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 12・4 「第4回 原発はいらない西東京デモ」 & 「原発はいらない西東京集会アピール」
→ http://www.youtube.com/watch?v=-YbCqnv2EV0
・ 映像作家の秋山理央さんが撮影!
◇ 「原発はいらない西東京集会実行委員会」から
→ http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-33d7.html
第4回「原発はいらない西東京集会&デモ」-ご参加ありがとうございました!
12月4日 第4回「原発はいらない西東京集会&デモ」にご参加いただきありがとうございました。
天気もよく、小春日和のデモにバッチリの日でした。150人以上の方にお越しいただきました。
西東京市内はもちろん、今回も都内、近県からも多くの方においでいただきました。
集会の開始と同時にIWJの生中継をしていただくことができました。
カメラマンはなんと、兵庫県西宮市から来た高校1年生!
高速夜行バスで東京に来て、昨日のデモNO NUKES! ALL ST☆R DEMO 2の中継の後、カプセルホテルに泊まって、私たちのデモに来てくださいました。
集会の後、参加者一同で集会アピールを採択。アピールは首相官邸に送りました。
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◇ 12.4 原発はいらない西東京集会アピール
2011年は、東日本大震災と福島第1原発事故の年としていつまでも歴史に記憶される年となった。
私たちは、今、歴史の確かな証人となり得るかどうかの分岐点に立っている。
原発事故災害を防ぐことができなかった事実に向き合い、まず、「国策」としての原子力推進の誤りを先進国ブランドへの渇望とナショナリズムの殻を打ち破って認めなければならない。
命を受け継ぐ子どもたちと生まれ来る子どもたちの未来を奪う人々にはもうご退場の時であることを、示していこう。
歴史の傍観者ではなく当事者として。
福島原発事故で世界中に膨大な放射能をまき散らした国が、今、原発輸出を拡大しようとしている。
被爆労働で成り立つ原発、放射性廃棄物を生み出す原発は世界のお荷物だ。
私たちは、ヨルダン、ベトナム、韓国、ロシアとの原子力協定に反対する。
現在運転中の原発10基は直ちに止め、事故や定期検査で停止中の原発44基は、そのまま廃炉にしよう。
私たちは地域から「原発いらない」の声を挙げ続ける。
福島で、原発立地で、全国、全世界で原発全廃を求めて運動する人々と連帯して行動していく。
2011年12月4日 原発はいらない西東京集会参加者一同
Posted by 大沼安史 at 11:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・重要ブログ〕 郡山からのSOS
「桜井政成研究室」 → http://sakunary.blog134.fc2.com/blog-entry-90.html
◎ 大沼 郡山のネット署名運動の呼びかけ人がなぜ、表に出られないのか?……その理由がここに書かれている。
ああ、この無残!
◇
福島県郡山市の「安全安心を求めて行動する会」が、「放射性物質の除染作業による被曝から守るため市民に除染作業をさせない事を求める署名」を集めておられます。
12/11までに早急に集め、郡山市に提出されるとのこと。
どうぞ皆さんご協力ください。
ご署名はこちらから → https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHAwLWtaYS1lQ1RaMC03WDZaMjhvUHc6MA
……
署名を集めている団体は、怪しい団体ではありません。一般の市民の方々が集まっているだけです。
でも、この問題は大変センシティブで、個人名、連絡先など、出せないのです。
家族に内緒で隠れるようにして会の集まりに来られている母親もいらっしゃるそうです。
……
でも、除染は市から町内会に「分担された仕事」として降りてきているそうです。
年配の町内会長は放射能のことがよくわかりません。
でも、「孫のためにがんばるか!」と張り切って作業しています。
市からの安全対策の指示は、ゴーグルを付けるのと、マスク(粉じん用ではなく普通の)を付けた方がいいという話ぐらい。だから、ちょっとした清掃作業と同じだと思っているようです。
地域のために皆がんばることなので、手伝わない人は非国民扱いで村八分だそうです。
若いお母さんなどは、乳幼児の我が子から目が離せないのですが、でも参加しなくてはならず、幼い子どもを連れて除染作業に参加するそうです。一番、被ばくを避けたいのが子どもなのですが…。
……
郡山の子ども達は、給食で福島の米を食べさせられています。
このことも何とかしたいって会の方は言っておられました。
学校に何かを言うのは、親は、ただでさえためらいます。
でも、それでも思い切って、子どもに食べさせたくない、部活も屋外は控えてほしい、と声を上げると、大変な目に遭うそうです。
……
お話しした方の子どもさんは、部活動を最近やめたそうです。
学校に申し入れをしたところ、先生が、その方やその方の子どもさんに直接ではなく、その周りの生徒(友人)達に、
「おまえらあいつとのつきあいを考え直せ」
と、プレッシャーをかけたんだそうです。
だから、子どもさんは、楽しかった部活動に出られなくなりました。
理解を示してくれた先生もいました。
その先生は、教育委員会に、子ども達の現状を変えてくれと訴えました。
すると、校長先生から呼び出しがありました。
「おまえ、自分の立場考えろよ。仕事、無くしたくないだろう。」
学校だけじゃありません。
福島では今、離婚も増えているそうです。…………
Posted by 大沼安史 at 11:23 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 高濃度汚染水 漏出問題 ニューヨーク・タイムズも報道 220トンに達する可能性 東電のいう「進歩」に疑問符
4日付け。
タイムズ紙は、朝日新聞の「東電社員によると最大220トン、これまでに漏出した恐れがある」との証言を引用し、
東電が主張する「進歩」に疑問符がついた、と指摘している。
In all, as much as 220 tons of water may now have leaked from the facility, according to a report in the newspaper Asahi Shimbun that cited Tepco officials.
The new radioactive water leak called into question the progress that the plant’s operator, Tokyo Electric Power Company, appeared to have made in bringing its reactors under control.
Posted by 大沼安史 at 11:06 午前 | Permalink
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〔フクシマ・注目ブログ〕 高濃度ストロンチウム汚染水 流出問題 現在の処理システムでセシウム除去ができるがストロンシウムなどベータ核種はほとんど除去できない 漏洩源の蒸発濃縮装置のそばに海につながる側溝
# 「3.11東日本大震災後の日本」ブログ
◇ 12/5 放射能汚染水(蒸発濃縮装置)から水漏れ発生!ストロンチウムはどれくらいある? → http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-502.html
・蒸発濃縮装置においてはSr-90はCs-137の1000倍近くある計算になります。
・この点については実際、11/14の合同記者会見(37ページ)において、フリーの木野さんが質問して、セシウム処理装置ではベータ核種は取り切れない、ということを東京電力が明言しています。合同会見の議事録より抜粋です。
・つまり、現在の処理システムではセシウムはほとんど除去できているけれども、ストロンチウムなどのベータ核種はほとんど除去できていないということなのです。今回の45トンの水漏れで、一番心配しないといけないのは、東京電力が示したセシウムなどのガンマ核種ではなく、ベータ核種、特にほとんど除去できていないストロンチウムだということを理解してニュースを見る必要があります。
◇ 12/6 福島第一原発の蒸発濃縮装置からの汚染水漏れの続報 → http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-503.html
・今回水漏れが発覚した蒸発濃縮装置がどこにあるのか、確認しておきましょう。下の図にいろいろと書いてありますが、その中で赤く塗った場所(淡水化装置)です。ニュースでこの装置は海まで500mあるので、というようなことを言っていたのですが、昨日は場所を確認するのを忘れました。距離的にはかなりあります。では、大丈夫かというとそうではなくて、実はすぐ近くに構内排水路があり、それが海につながっているのです。
・東電が記者会見で述べた300L全量かどうかはわかりませんが、ある程度の量が海に漏れた可能性はあると個人的には考えていますが、すでに収まったようです。
また、ここでの測定はあくまで放射性セシウムの測定ですので、今回一番気になるストロンチウムの量は、測定はしているようですが、すぐに結果が出てこないということです。
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 日経:フクシマノート 「吉田所長を追いつめたのは何か」
……原発事故の収束作業は、東京にある政府と東電の統合対策室が取り仕切り、その下に収束作業の戦略を立案する東電福島第1安定化センターがある。吉田所長はこの安定化センターの指示に従う決まりだ。だが現場の意見が思うように通らず、政府の顔色をうかがいながら指示を出す統合対策室の対応にいらだちを募らせていた。
ある東電の社員は「大本営のようだ」と漏らす。現場を知らないまま、指示を繰り返す戦時中の日本軍のような状況にあるという。こうした組織内での板挟みが、放射線対策で肉体に負担をかけていた吉田所長に、精神的な追い打ちをかけたのかもしれない。……
◇ 参考(本ブログ既報 「運転マニュアルを墨塗りしたあげく、吉田所長の顔に泥を塗る(?) 東電の大本営体質」 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/12/post-d868.html
Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 千葉・市川市 HP地図に放射線情報 8日から
市川市は八日午後から、市が測定した最新の空間放射線量をホームページ(HP)の地図上で確認できるようにすると発表した。
これまでは測定値の一覧表をHPで公表していたが、公共施設の位置などを表示する市民向け地理情報システム(GIS)「いち案内」に放射線量情報を追加する。
市内全域の放射線量の傾向を色や図形で一目で分かるようにし、測定地点をクリックすれば最新の測定値が見られる。公園など定期的に調査している地点に加え、幼稚園や保育園、学校など、これまで市が測定した計約三百地点の最新の放射線量を掲載する方針。
市放射能対策担当室は「身近な場所や気になる場所の放射線量が視覚的に確認しやすくなる」と話している。
Posted by 大沼安史 at 10:20 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 埼玉・越谷のスーパーで 規制値超セシウム牛肉(福島県産)を販売
県は五日、越谷市のスーパー「ベルクス南越谷店」で四月二十~二十四日に販売された福島県産の牛肉と同じ牛の肉から、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超える七四二ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。
県によると、この肉は「国産牛切り落とし」として、入荷した計一三・四キロがすべて販売された。
Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 群馬・桐生市教委 給食食材の県産白菜のセシウム汚染を確認するも、市民にひた隠し 発覚 こんごは全て公表へ!
桐生市教育委員会が、給食食材の放射性物質の測定で、県内産の白菜から一キロ当たり一八ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを非公表にしていた。国の暫定規制値(同五〇〇ベクレル)を下回るが、市教委は「給食に使わず、風評被害を考慮して公表しなかった」と説明。五日の市議会教育民生委員会で報告し、今後は全ての結果を公表する方針だ。
市教委によると、放射性物質が検出された白菜は、十月五日にサンプルを取って横浜市の検査機関へ送った。測定結果はセシウム134が一キロ当たり八ベクレル、セシウム137が同一〇ベクレルだった。結果は市のホームページなどで公表することにしているが、十月五日分は「不検出」だった他の二品目のみを公表し、白菜は公表しなかった。
市の学校給食中央共同調理場は子どもへの影響を考え、白菜は給食に使わず代わりにキャベツを使った。……
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 放射性物質対策強化を 高崎の市民団体 市に公開質問状
福島第一原発事故を受け、市民団体「高崎の子どもたちを放射能から守る会」(高崎市)は五日、放射性物質が給食に及ぼす影響と、教育施設の放射線量測定の対策強化を市に求める公開質問状を、五千二百六人の署名簿の写しを添えて飯野真幸教育長と富岡賢治市長あてに提出した。
……
質問状は給食について▽給食の食材で放射性物質が検出された際、国の暫定規制値未満でも自然界に存在する数値より高い場合は使用しないこと▽食材と給食一食に含まれる放射性物質を検査して結果を公表すること▽給食で使う食材の産地を明記し、食べる判断を保護者らに委ねること-を要望している。
教育施設の測定では▽全施設で空間と土壌の放射線量の測定を定期的かつ継続的に実施すること▽その際はきめ細かく測定し、放射線量が局所的に高い場所を早期に発見すること-を求めている。
市は給食では、来年一月から食材などの検査を始める予定。食材産地は保護者も要望があれば閲覧できるが、一般公開されてはいない。教育施設の放射線量の測定では、市は十一月に大規模な調査をしたが、今後は未定。……
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 津軽海峡をへだて わずか23キロ 対岸の函館市民 青森・大間原発建設差し止め 2次提訴
電源開発が青森県大間町に建設中の大間原発をめぐり、津軽海峡を隔てて最短で23キロの距離にある北海道函館市の市民ら208人が5日、同社と国を相手取り建設差し止めなどを求める訴訟を函館地裁に起こした。
訴えたのは市民団体「大間原発訴訟の会」の賛同者らで、昨年7月にすでに約170人が提訴している。
……福島第一原発事故で、いまの安全基準や耐震設計基準の考え方に過ちや欠落があることが分かり、その基準で許可された原発が建設されることは許されない、などと訴えている。
Posted by 大沼安史 at 10:04 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(6日 火曜日)は前日に引き続き、太平洋の沖合に流れるが、しだいに風向きをに南に変え、夜8時前後に茨城沖経由で銚子方面に上陸、そのまま明日(7日)朝にかけ、房総方面を襲う。
Posted by 大沼安史 at 09:40 午前 | Permalink
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2011-12-05
〔ツイッターの声 電網恢恢、疎にして漏らさず〕 市長急死/原発マネーはすべて電気料金/まるでベニスの商人/「収束」が好きな人たち/ヒロシマ・ナガサキ・チェルノブイリ・・・かわいいもんだったね/元農家の患者が号泣/黙っていると殺される
# anayuu はなゆー(やさしいヒグマ)
tokaiamaがリツイート
@kikko_no_blog @tokaiama @CHIBAREI_DURGA ホットスポット那須塩原市の市長が「胸部大動脈瘤破裂」で急死した shimotsuke.co.jp/town/region/no… 6時間前
# ishi2011t 元大学職員 石川栄一
<電力会社から経団連への原発マネー年間約2兆円以上>原子炉メーカーへ6000億円以上、鉄鋼や建設、商社などへ、それぞれ3000億円以上。更にマスコミに宣伝広告費として年間約900億円が分配。政党では自民党に年7億円、民主党に年2千万円。御用学者や官僚にも分配。全て電気料金なのだ。
# ikeda_kayoko 池田香代子
「ゴルフ場に飛んだ放射性物質、たとえ無主物でなくても土にくっついてるから当方に除去義務はない」と東電。まるでベニスの商人に出てくる裁判みたい(シェイクスピアの場合はそれで正義が実現しますが,東電劇場の場合は…)こういう訴訟を扱うなら裁判員裁判を受け入れてもいいかも。きっと結果は… 12月4日
# asunokaori 紫野明日香(脱原発に1票+α
先日講演会で聞いた中央大学の安倍先生のお話によると、事故の「収束」という言葉は推進派がよく使いたがる言葉であって、実際には原発で事故が一旦起こると「収束」は不可能なのだそうです。7時間前
# onodekita onodekita
今直面させらている災害は、人類が経験したことのない災害。だれかに聞いたら、正解を知っていることなんてあり得ない。ヒロシマ・ナガサキ・チェルノブイリ・・・かわいいもんだったね。という規模 4時間前
# taisei36 TAI:脱原発猫&福島救援!
今は夜勤中。ETVを見て元農家の患者が号泣していた。「政府は人を人とも思わぬ暫定基準値をいつまで続ける?福島県はなぜ悪意すら感じる安全宣言を出す?東電という会社はなぜ犯罪を犯しながら税金までつぎ込まれる?百姓がなぜ泣き、自殺にまで追い込まれる?」私は黙って手を握っていた。 #福島 17時間前
# chicksmbox Chick
・@ @nakayamamikio ここまで来ると、政府と国民、福島県知事と県民は、刺すか刺されるかの関係になっていると言える。黙っていると殺される。6時間前
・@Shimazono 重松氏の子分が長瀧氏で、またその子分が福島大学副学長。7時間前
Posted by 大沼安史 at 05:51 午後 | Permalink
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〔フクシマ・映像・NEWS〕 米CBSテレビ ヨコハマ発レポート 何年にもわたって続く食卓放射能汚染の恐怖
◇ 11月30日放映
もう政府は信じられないと、オンライン食品購入で、食卓の防衛を始めた母親。
YOKOHAMA発……ああ、全米に(そしてネット経由で全世界に)放映!
Posted by 大沼安史 at 05:09 午後 | Permalink
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〔フクシマ・写真集〕 「日本の原発難民」 ナショナル・ジオグラフィック誌 デイヴィッド・グッテンフェルダー氏撮影
→ http://ngm.nationalgeographic.com/2011/12/japan-nuclear-zone/guttenfelder-photography
16枚の組み写真。
避難した人々が残した足跡、写真、先祖の遺影……。
このうちの2枚(以下)――見ているうち、目頭が熱くなった。
① 「泥の上に残された足跡」(ここを歩いて……逃げた人がいる。その時、どんな思いで、家から飛び出したのだろう?)
② 「泥にまみれた家族の記念写真」(泥にまみれてもなお、光を放つ色彩。記憶のパレット! これはフクシマに今も、これからも消えのこる、失われた時……)
原発を推進する側にあったみなさん、
この足跡を踏ませたのも、この家族写真の幸せを奪ったのも、あなたがたであることを、肝にめいじて考えてほしい。
◇ ブログ 「上を向いてアンコウ(仮)」よりの情報 → http://torajiyama.blog.fc2.com/
Posted by 大沼安史 at 04:27 午後 | Permalink
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〔みえない雲・警報・更新(訂正)〕 スイス気象台によると、本日(5日 月曜日)は終日、太平洋の沖合に流れる。
Posted by 大沼安史 at 03:58 午後 | Permalink
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〔12月5日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 03:30 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 米ロサンゼルス・タイムズ 南相馬市の住民 除染・帰還一辺倒の桜井市長に反旗――と報道
米ロサンゼルス・タイムズが南相馬をルポし、フクイシの事故後、ユーチューブで世界にSOSを発信し、米タイム誌に「世界で最も影響力のある100人」のひとりに選ばれた、「世界も最も怒れる市長」、桜井勝延さんに対して、住民たちが反旗をひうるがえしている現状を報じた。
1日付 → http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-japan-mayor-20111202,0,2119173,full.story
住民たちの桜井市長批判の最大のポイントは、避難住民に帰還を呼びかけ、自ら除染を積極的に進めるよう求めていることだ。
「市長は(有名になって)漫心してしまった。住民は市長への信頼を失いつつある( “It's gone to his head. People are losing faith in him.”)と指摘するのは、「トンボ・カフェ」を経営するオカ・ヒロユキさんだ。
近隣の被曝自治体は東電に対して除染などを行うよう迫っているが、南相馬の桜井市長は「自己救済」を求めており、それが住民たちの冷笑を買っている。
自分のスーパーの店にパソコンを取りに行くにも市役所で申請書類に記入しないとできないも、批判の種になっている。スーパー店主のワタナベ・ススムさんは、「市長はあまりにもお役所の手続きをつくり過ぎた」と手厳しい。
◎ 桜井市長は南相馬の復興を最優先に掲げているが、南相馬は震災・津波被災地であるだけでなく、被曝被災地である。除染に被曝はつきものであり、除染しても「死の灰」は消えない。
ロサンゼルス・タイムズは政府(そして桜井市長)が進める、「避難・移住は支援しません。自分で除染しなさい」路線が壁にぶちあたり、すでに破綻していることを示している。
政府・福島県庁が旗を振る「除染・帰還路線」は南相馬から崩れ出している……。
Posted by 大沼安史 at 03:25 午後 | Permalink
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〔南相馬・HCR救援活動・日誌〕 ドイツからほんとうにありがとう/日本のオーロビルへ/検品・ラベル貼り・詰め直し……頑張れ我が同志!
HCR_OPCOM Bansho
◇ 12月3日
#
@ @kiyomizu5 ドイツからほんとうにありがとうございます。南相馬の子供たちに直接手渡しすることを約束します。今後ともご支援よろしくお願いします。4号機がどうやら不安定のようです。そうせいか放射線量も地上より上空の数値が高い傾向がここ数日続いています。科学的エビデンス調査中。
#
ここまで腐りきった国でも生を受け育ててくれた豊かな国土の日本。未来担う子供たちのために微力ながらも変革を訴え行動しているが何より重要なことは自分自身の内なる変革・変容である。「原発に反対」するためには自らがエネルギーシフトした正しい生活のイメージを持ちそこに近づいていく努力が肝心
#
大熊、浪江を含む高濃度汚染地帯はどんな国策を打っても戻れる場所ではない。ならば今すぐに代替のコミュニティのために他の自治体と協議し、全く新しいシステムと培ってきた地域の伝統を融合した巨大コミューンしか生きる術はない。エネルギーや食を自給し、新たな産業を掘り起こす未来社会の共同体。
# 南インドのオーロビルというコミューン。国連も支持し援助している未来社会の先端的共同体がここだ。価値の変容を起こした世界中の人々と現地が融合し全く新しい社会が動き出そうとしている。コミュニティごとの独立した電源を持ち飲料水を確保し食の自給ができてこそその自治は原発からシフトできる。
◎ 参考(大沼) オーロビル → http://www.eri-eco.net/Myweb/sustainable%20community/Auroville.htm
◇ 12月4日
# 全世界の支援者から事務所に届いた支援物資を一品ごとに検品しラベルを張り袋に詰め直すという気の遠くなるような作業の中心はHCR共同代表の森本。今日はボラさんを引き連れ相馬市大野台第7応急仮設住宅に出動。13時からこの支援物資の無料フリマを開催する。頑張れ我が同志、届け世界の善意!
Posted by 大沼安史 at 01:23 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 政府(内閣府)がいまごろ委託 “循環型”除染を公開 汚染水浄化、効果検証 原子力機構 大熊町役場屋上 毎時16マイクロシーベルトが10まで下がった! (地元で被曝のリスクを引き受けながら、ボランティアで救援除染活動を続けて来たHCRが「一体どんな除染をやっているのでしょう」と批判)
本原子力研究開発機構(原子力機構)は4日、東京電力福島第1原発から3キロの距離にある福島県大熊町役場で、水循環装置を用いた除染作業の様子を公開した。
内閣府の委託で取り組む除染技術検証の一環。鉄筋コンクリート3階の役場屋上床面に建設会社員らが高圧スプレーを用いて水を吹き付け、前後の放射線量を測った。
……
仕組みは単純で、屋上の側溝をふさいでポンプを取り付け、床を洗い流した汚染水を回収。化学繊維のフィルターを取り付けた浄化装置に送り込み、再び洗浄に使う。6000平方メートルの屋上に対し、2立方メートルの水を用意し、効果を検証する。
この日の作業では2メートル四方の床面を10分間かけて洗浄した結果、表面線量は毎時16.45マイクロシーベルトから9.87マイクロシーベルトに下がった。ナイロンブラシや金属ブラシで床面をこすり取った上で洗い流すなどの手法も今後、併用する。
◇ HCRがツイッターで批判 → http://twitter.com/#!/HCR_OPCOM
# HCR_OPCOM Bansho
警戒区域の大熊町役場屋上で除染実験を開始。9か月もたって広域で実施するつもりのない政府が原子力村の中核素人集団「日本原子力研究開発機構」に除染を委託。高圧洗浄で16.5→10μSvしか下がらないって一体どんな除染やってるんでしょう。化学結合をお勉強してから出直せ!#原発絶対反対 15時間前
Posted by 大沼安史 at 01:03 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ユーチューブ〕 これが12・2未明の 3号機 「オレンジ発光(火炎?)」 衝撃映像! 英語(仏語字幕つき) 世界に拡散!
Posted by 大沼安史 at 12:42 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター情報〕 藤沢・片瀬漁港のカンパチからキロ・60ベクレル
Posted by 大沼安史 at 12:04 午後 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 汚染水45立方メートル超流出 建屋内に 側溝を通じ太平洋にも 基準100万倍の高濃度ストロンチウムも
東京電力は四日、福島第一原発の高濃度汚染水の処理システムのうち、淡水化するための蒸発濃縮装置の建屋内で約四十五トンの水漏れが見つかったと発表した。建屋外にも漏れており、約五百メートル先の海に流れ出た恐れもある。このシステムではストロンチウムは除去できず、漏れた水は、海水に放出できる基準の約百万倍という高濃度のストロンチウムを含むとみられる。
今回の水漏れは、高濃度汚染水の処理システムが六月に稼働して以来、最大。
東電によると、四日午前十一時半ごろ、作業員が建屋の床一面に五センチほど水がたまっているのを確認し、装置を停止。放射性セシウムは除去後だったため、表面線量はガンマ線で毎時一・八ミリシーベルト程度。しかし、ストロンチウムが放出するベータ線は毎時一一○ミリシーベルトと高く、水に触れ続けると、やけどのような「ベータ線熱傷」を起こす恐れがある。
ストロンチウムは、骨にたまり長期間被ばくするため、危険性が高いとされる。
水が漏れた原因は不明だが、建屋外に漏れた形跡が四カ所で見つかった。一つは、水をせき止めるコンクリート(高さ約四十センチ)の土台のひび割れ部分だったが、土台と壁の隙間から漏れた箇所もあり、実際にはもっと大量の水が漏れた可能性もある。水漏れは前日には確認されなかった。
水は、海とつながる側溝まで届いた跡があり、東電は土のうでふさぐ措置を取った。五日以降、水漏れの範囲などを調べる。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「たとえ海に到達しても少量で、ほとんど影響ないレベルだ」と話している。
◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111205ddm002040092000c.html
Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「もんじゅ」 「廃炉しかない」 敦賀で反対派全国集会 1300人が参加 小林圭二・元京大原子炉実験所講師 「原発よりはるかに危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と集会で講演
4日付 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html
(写真は東京新聞電子版より)
福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。 (中崎裕)
もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。全国から集まった千三百人が「もんじゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれている。
今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。
愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。
もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の代わりに液体ナトリウムを使う。空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こす恐れがあり、地震に弱いとされる。
集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。
高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。もんじゅには一兆円を投じた上、トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。批判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。
集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体を回った。だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。財政面でも雇用面でも、原発に依存し、共存している。
半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしくなる」と話す。
原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほしい」と期待した。
<高速増殖炉計画> 通常の原発などから出た使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出し、混合酸化物燃料(MOX燃料)にして使用する。運転しながら、消費した以上の燃料を生成できるため、かつては「夢の原子炉」とも言われた。相次ぐトラブルや情報隠しで当初1980年代を目標とした実用化のめどは立っていない。フランスなど各国は技術面やコスト面から既に開発から撤退している。
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 宮城・丸森の子ども甲状腺検査 不安反映 7割超が受検 村井県政 ホールボディーカウンター使用せず 血液・尿検査もなし
福島第1原発事故を受け、宮城県は4日、丸森町筆甫、耕野両地区の子どもを対象に、甲状腺の超音波検査による健康調査を実施した。対象者の7割を超える子どもが検査を受けた。
……
全身の被ばく量を測定できるホールボディーカウンターについて、県は「国に装置を配備するよう要請中」として使用しなかった。子どもの場合、甲状腺に影響が表れるのは数年後との指摘もあるが、甲状腺検査を今後継続するかどうかは未定だ。
……
長女(2)が検査を受けた筆甫地区に住む母(27)は「血液や尿など全部調べてほしかった。今回だけで終わるなら安心できない」と話した。
子ども4人を連れて訪れた市民団体「子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」の太田茂樹代表(42)は「不安を抱いているのは丸森町民だけではない」と、対象地域や年齢の拡大、調査の継続を訴えた。
◎ 宮城県の村井知事は福島の佐藤雄平知事と同類である。宮城県の子を持つ親は、このことを記憶に刻みつけよう!
Posted by 大沼安史 at 11:26 午前 | Permalink
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〔フクシマ・データ〕 福島全県 プルトニウム汚染マップ
Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・おしらせ〕 12・11の前の 12・10 東京集会もお忘れなく!
◇ 念のために再掲します。
「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」12・10集会
●日時 12月10日(土) 13:15オープニング・コンサート 13:30開会
(40分程度の集会の後に、パレードを行います。)
●会場 東京・日比谷野外大音楽堂
東京都千代田区日比谷公園1-3
サイト http://hibiya-kokaido.com/
●交通 東京メトロ「霞ヶ関駅」(丸の内線・千代田線・日比谷線)徒歩5分
都営地下鉄「内幸町駅」(三田線)徒歩5分
JR「有楽町駅」(京浜東北線) 徒歩15分
●内容 オープニング・コンサート/PANTA(元・頭脳警察)
内橋克人さん(呼びかけ人)
鎌田 慧さん(呼びかけ人)
大賀あや子さん(福島から) ほか
司会:神田香織さん(講談師)
●パレードコース(予定)
日比谷公園→東京電力本社前→銀座→東京駅→常盤橋公園
●お願い お手製のプラカード、楽器、着ぐるみなど、
パレードを盛り上げるものを持ってきてください。
●主催 「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」
Posted by 大沼安史 at 11:04 午前 | Permalink
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〔フクシマ・アピール〕 福島県の佐藤雄平知事による避難先住宅借り上げ制度差し止め要請で、FoE Japanと福島老朽原発を考える会が緊急声明
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「民間賃貸住宅借り上げ制度」を利用して多くの県民が他県に自主避難している福島県が、全国の都道府県に対し、今月末で同制度の新規受け入れを打ち切るよう要請していることが報道されています。
本来ならば、「自主」避難者の支援を他県に依頼すべき福島県が、このような要請を出していることについて、私たちは強く抗議するとともに、撤回を求めます。
「自主」避難は、やむにやまれぬ避難です。原発事故以降、現在に至るまで、避難区域外でも、福島市、二本松市、郡山市などにおいて空間線量が高い状況が続いており、土壌汚染の広がりも報告されています。
このような状況で、子どもや家族を守るために、少しでも被ばく量を減らすために避難を決意した人たちがいます。一方で、経済的な理由、仕事上の理由などからなかなか避難できなかったものの、年度の変わり目で避難を行おうとしている人たちもいます。
賃貸住宅の借り上げ制度は、避難者を経済的に助けるものとして、活用されてきていますが、今回の福島県の他県に対する要請は、これらの人達の避難に門戸をとざすものといえるでしょう。
私たちは福島県に対して、以下を求めます。
•「民間賃貸住宅借り上げ制度」に関して、他の都道府県に対して新規受け入れを打ち切る要請を撤回すること
•他の都道府県と協力して、自主避難者への行政サポート(住宅・仕事のあっせん等)を積極的に行っていくこと
以上
国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
※問い合わせ先
国際環境NGO FoE Japan 満田夏花(みつた・かんな)090-6142-1807
福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上武 携帯:090-8116-7155
Posted by 大沼安史 at 10:55 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 汚染土 深海に投棄案 研究者が提唱
……文部科学省の土壌汚染マップ作成に携わった大阪大核物理研究センターの谷畑勇夫教授、中井浩二・元東京理科大教授らのグループが3日、大阪大で開かれた研究会で、深海への処分を提案した。海水で腐食せず高い水圧に耐えられる容器に汚染土を入れ、日本近海の水深2千メートル以下に沈める方法が最適とした。
Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 | Permalink
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〔フクシマ・お知らせ〕 東京・目黒で7日 「世界ヒバクシャ展」 フクシマ放射能測定 市民グループの活動報告も
毎日新聞 → http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111205ddlk13040127000c.html
会場は東京都目黒区八雲の「めぐろパーシモンホール」。
フォーラムは2部構成。昼の部(10時半~17時)は広島で被爆者の治療に長年取り組んできた医師の肥田舜太郎さんらが講演する。夜の部(18時半~21時)は「女性たちの作戦会議」と題し、福島原発事故を受け、放射線量の測定などに取り組む市民グループのリーダーらが活動を報告する。写真は60点を展示する。
参加費は、昼の部1500円▽夜の部1000円。高校生以下無料。
問い合わせは、世界ヒバクシャ展緊急フォーラム事務局(03・3723・1004)。
◇
広島、長崎の原爆被爆者をはじめ、世界各地の核実験や原発事故の被害者を撮り続ける6人の写真家による「世界ヒバクシャ展」が6年ぶりに7日、東京都目黒区八雲の「めぐろパーシモンホール」で開かれる。代表の森下一徹さん(72)が病に倒れて中断していたが、東京電力福島第1原発事故を受け、長女の美歩さん(40)が開催を決意した。
森下さんは、20代後半から広島、長崎で被爆者を撮影してきた。後遺症に苦しみながらも、懸命に生きる被爆者の姿を温かい目でとらえ、写真を通して「原爆の下に居たのは人間だ」と訴えてきた。02年にはNPO法人を設立。本橋成一さんら5人の写真家と共に世界ヒバクシャ展を始め、「核のない世界」の実現を呼びかけた。ところが、糖尿病とパーキンソン病から慢性腎不全を患い、05年を最後に中断。今は週3回の人工透析を受けている。
原発事故による被ばくの広がりに心を痛めた美歩さんは「国内外のヒバクシャの実相を知らせなければ」と活動を引き継ぐことを決意。今回は子供の内部被ばくを心配する母親に考慮し、被ばく医療の専門家の講演や情報交換の場も設けた「世界のヒバクシャ展緊急フォーラム」として開くことにした。
……
森下さんは「過ちを繰り返さないため、人類は経験からもっと学ぶべきだ」と訴え、美歩さんは「多くの親子連れに参加してほしい」と呼びかけている。
Posted by 大沼安史 at 10:41 午前 | Permalink
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〔フクシマ・お知らせ〕 「電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ」 東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電→経産省をぐるっとめぐって抗議行動!
電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
★12月11日(日)
◇午後1時:日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、集会開始
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
<集会内容>
・原発現地から
・脱原発運動の現場から(原発輸出反対、避難の権利、被曝労働問題など)
・寸劇(東電前アクション) など
◇午後2時:デモ出発
※プラカード、鳴り物などの持ち寄り歓迎
[デモコース]
http://maps.google.co.jp/maps/……c1bf&msa=0
東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電→経産省をぐるっと一周してゴール!
・8つの電力会社と経産省に再稼働反対をアピールし、申し入れ文を出します。
各地域(出身)のみなさまへ、地元の原発に反対する申し入れ文を持参ください!
※全長7.5キロのロングコースデモです。JR有楽町駅、東京駅、地下鉄大手町駅などから途中合流や離脱もできますので、自由にご判断下さい。
★翌日12日(月)
・午前9時~11時:全国交流会(再稼働阻止へ何ができるか)
弁護士会館5階508号(霞ヶ関駅B1b、B1a出口)
・午後1時30分~3時:経産省保安院との交渉&要請・院内集会
衆議院第2議員会館 第2会議室(国会議事堂前、永田町駅)
Posted by 大沼安史 at 10:33 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞・コラム〕 お手盛り
(上記見出しは大沼)
自分で食べ物を食器に盛ることを手盛りという。好きなだけ載せられるので転じて自らに都合よく取り計らうことが「お手盛り」といわれるようになった。「お」を付けるのは皮肉が込められているらしい
▼福島第一原発の事故で、東京電力の社内事故調査委員会が発表した中間報告は、自らの正当性を強調し、自己弁護の表現が目立つまさに「お手盛り」の内容だった
▼地震による重要機器の損傷を否定し、すべては想定外の津波のせいと訴えた。賠償を恐れる東電に、お手盛りでない調査を期待することなど無駄だったかもしれない
▼旧海軍の少将や大佐級が戦後、四百時間にわたって敗因などを語り合った「海軍反省会」の録音テープがある。これを聞いた作家の半藤一利さんは沢地久枝さんらとの対談で日本の組織の特徴を指摘している
▼「失敗したときには、一つとしてきちんとした記録として残したことがないですね。要するに、残すと責任者が出てしまいますからね」(『日本海軍はなぜ過ったか』)。もう同じ轍(てつ)は踏みたくない
▼国会の事故調査委員会のトップに、元日本学術会議会長の黒川清さんが起用された。政府や学者、産業界、メディアの姿勢を厳しく批判し、外国人も交えた独立調査委員会の設立を訴えてきた人である。「敗戦」に等しい事故の教訓を、世界の共通財産にするよう徹底調査を望む。
◎ 海軍はミッドウエーの敗北を隠し、責任をとらなかった。陸軍もノモンハンを隠した。
そして東電と政府が懸命にフクシマ隠蔽工作を続けている。
いつかはバレるのに……しかし、とりあえずバレなければいい、と彼らは思っている。
Posted by 大沼安史 at 10:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ発 SOSメール〕 二本松の若い母親から : 「ガイガーカウンター、福島県内の希望世帯に配布を!」
福島の状況は
米のモニタリング検査を二本松の特定地域ではじめる事になりました。
私の母が
もし原発の運動をやっている方々に出会えるなら伝えて欲しい事があると言ってましたので、聞いて欲しいなと思いメールしました。
原発立地自治体も大変だと言われ補助金が出ていますが、中通りは税金も補助金も何も優遇されません。しかも、放射能をバラまかれ、毎日放射線量を放送されても、個人的にガイガーカウンターを持っている人は少なく、チェルノブイリの学校みたいに食品の放射能を量る機械が日常的に出来るように設置されていれば意識も違うのに、検査結果は公表されない毎日に不安でたまらない状態です。
せめて義援金が福島県内の全家庭に届かなくてもガイガーカウンターぐらいは国から配布されても良いのでは?
除染も大事だけど、知る権利を奪われているように思えてならないと母は言ってました。
ガイガーカウンターが欲しい
福島県内の希望世帯に配布を!
もし、原発反対の団体で、ガイガーカウンター配布を訴えかけてくれるなら、ぜひ協力したいと、発信していただけたら嬉しいです。
私の子ども達にも積載量を量る線量計が配布されましたが、その機械は持ち主がどの位の積載量か自分で確かめる事が出来ません。形だけの計測に憤りを感じてます。
こんなんで福島が安住の地になるのでしょうか?
福島に残された人々を助けて欲しいです。本当に助けて欲しいです。
やむを得ず残っているのに、きちんとしたケアをして欲しいです。
私の安住の地を返して欲しいです。
Posted by 大沼安史 at 10:13 午前 | Permalink
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2011-12-04
〔フクシマ・NEWS〕 韓国、日本海側に原発2基の新設許可 同じ日本海側で2基の試運転開始
韓国の原子力安全委員会は2日、日本海に面する慶尚北道・蔚珍(ウルチン)での2基の原子力発電所の新設を許可した
。東京電力福島第一原発の事故後、新規の建設を認めたのは初めて。韓国政府は原発輸出の「世界3大強国」を目指すこと
も打ち出しており、原発推進の動きを加速させている。
安全委によると、2基はいずれも加圧水型軽水炉(出力1400メガワット)で、総工費は約6兆3千億ウォン(約4300億円)。2017~18年の完成を目指す。安全委は同時に、日本海沿いの古里(コリ)(釜山、蔚山市)と、月城(ウォルソン)(慶州市)で建設が進んでいた2基の試運転の開始も認めた。……
◇ ツイッター・コメント
# kyokonoguchi 野口 京子
韓国なら、何処にあっても偏西風ですぐお隣。福島から太平洋に流れたように、全部日本に流れる。RT“@genpatsu_news:
Posted by 大沼安史 at 02:44 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ネット署名運動〕 郡山市長あて 「放射性物質の除染作業による被曝から守るため市民に除染作業をさせない事を求める署名」
12/11まで!
3月11日の東日本大震災による東京電力福島原子力発電所の事故以来、放射能の拡散は私たち市民の健康を脅かしています。この放射能を除去するための除染作業は急がれるところです。
しかし、放射能による健康被害、特に低線量による健康被害の因果関係などが不明のまま将来への不安を抱え、しかも専門の知識すら持たない私たち一般市民が除染作業を行うべきではないと考えます。
それらの専門分野の方々の指導を受けた除染専門従事者の養成育成を早急に行うことを求めます。
それと共に、低線量による被曝の不安におびえる私たち市民に除染作業をさせない事を求めます。
Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 利権の巣窟・原子力帝国は「復活しつつある」 佐藤栄佐久元福島県知事
ニコニコニュース → http://news.nicovideo.jp/watch/nw156969
東日本大震災以前より、経済産業省などが推し進めてきた原子力行政に対し、強く反発してきた元福島県知事の佐藤栄佐久氏は、2011年11月30日に行われた自由報道協会主催の記者会見に出席。現在もなお、官僚機構が主導する強権的な原子力政策について、自身の経験を踏まえた上で痛烈に批判した。
……続けて、
「原発に裏切られ続けた知事時代も、原発事故後の現在も、敵は、東京電力ではなく経済産業省である」と語り、「"原子力帝国"はすなわち、"官僚帝国"である」との見解を示した。
佐藤氏はまた、経済産業省などの官僚機構以外にも、そうした権力に追随する有識者らによる学会にも問題があると強調した。社会に対して学会が真の役割を果たすためには自己の良識に従うべきとの考えを示し、責任の所在をあいまいにしようとする学会に対して、
「学会も含め、この"原子力帝国"を、何とか国民の民主的な体質で動かせるように、(講演などの活動で)頑張って行きたい」
と、決意を語った。
Posted by 大沼安史 at 02:38 午後 | Permalink
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〔ツイッターの声 電網恢恢、疎にして漏らさず〕 巨大な強制収容所と化す/加害者の言うなり請求、聞いたことないぞ!/あまりにも酷すぎる/「考えが足らない」ということが 「想定外」 なのです
# thoton 秋元貴之Takayuki Akimoto
巨大な強制収容所と化した福島県。県知事は、県民を逃がさず、被曝させ、人体実験を行うつもりなのか。【速報】 福島県、全国の都道府県に対し自主避難者の新規募集停止要請。 mainichi.jp/select/wadai/n… #fukushima #genpatsu
# engiri 世間切り…
東電への被害賠償請求。被害者はなぜ加害者である東電のフォーマットで請求しなくちゃいけないのか。交通事故などで、加害者の言う通りの請求なんて、聞いたことがないぞ! #genpatsu
# kikko_no_blog きっこ
あまりにも酷すぎる!絶対に許せない!→ bit.ly/vnbEFw
# # LoLLopezz LazLopez
つまりは、「考えが足らない」ということが 「想定外」 なのです。またメルトダウンは起きます。 やめましょう原発は。 国民投票で #genpatsu
Posted by 大沼安史 at 02:35 午後 | Permalink
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〔ツイッターの声 電網恢恢、疎にして漏らさず〕 終末が近づいてるのに脳天気な国だねぇ
◇ 杉本祐子さん(@ikarostayuu フクシマ、浪江町の自宅 実は耳なしウサギのママなのだ) → http://twitter.com/#!/ikarostayuu
# 終末が近づいてるのに脳天気な国だねぇ。48セットのコンビニ娘や、ぶりっこしすぎてお疲れガキや、原発事故後に聞きたくもないと感じてたフクシマの連発歌が紅白か。もう何十年観ていないだろう、国営洗脳放送は。次の大地震で4号機も浜岡も終わっちまうよなぁ。今度は真冬にお願いしますよ。12月2日
# ネットでN95のマスクを探して、特価品をあれこれ注文したぞ。次の地震で燃料プールが壊れるか、地中での水素爆発が起きるか、5、6号機が爆発するかの時はちゃんと着用するのさ。3月は思い切り吸わせられたからねぇ。また電話が不通になるだろうからスマホでも買うかいなぁ。テレビは嘘ばっかり。12月2日
# 3月は荷物を取りに浪江に戻った避難民達は、砂に半分埋まっている死体を道路脇で沢山見たそうな。犬をつないだまま逃げた避難民達は自衛隊に鎖を外してくれるように頼んだと。彼等は何を食べて生き延びたのか?豚も死体を食らう生き物だ。本格的捜索開始前に道路脇の遺体は無くなっていたそうだが。12月3日
# 白土三平の世界そのものだと知人の電話で言ったらすぐに代議士秘書から電話があった。話をした数日後からやっと遺体捜索は始まった。震災後何日経っていたんだろう。自衛隊は上からの命令が無いと何も出来ないんだそうな。遺体に毛布をかけることさえも。上官に訴えて、やっと許可されたそうだが。12月3日
# 此処で受けた避難民は3号機の爆発まで大堀地区にいた。町に出ても防護服の自衛隊ばかりで意味が分からなかったそうな。爆発さえも音と地鳴りで、何だか分からぬまま寝たきりの奥さん達を連れて逃げてきた。テレビを設置してあげたら4人で釘付けになり絶句していた。これだったのか・・・12月3日
# 津島の避難所は満杯で、国道に止めた車で寝ている人も多く、塩だけの小さいおにぎり1個の配給に喧嘩をしている様を見て、奥さん達を連れてこれないと諦めてたそうな。布団を敷き詰めた12帖の部屋に案内されて此処なら連れてこれると思ったそうな。もっと早く此処を知れば12日に避難できただろうに 12月3日
# 彼等をシャワーで除染できるようにと14日の午後に外で補修作業をしてたら標高500mを3号機の爆発の風が通ったらしく私とスタッフは顔と喉をやられてしまったのだ。二人で真っ赤な顔になり、意味がわからぬままだったが。後々のテレビで14日の15時に三春で1153μと知り理解したのだった。12月3日
# 人口が5千、6千の町村は避難も楽だったが、浪江は2万1千人なので役場も手配不十分で、多くが被曝した。避難所もその後の旅館も間に合わず。玄海、浜岡、泊、伊方、敦賀、柏崎は逃げ切れると思っているんだろうか。立地町村は優遇されるが、他には連絡すらよこさないんだよ。勝手に死ねってか。12月3日
Posted by 大沼安史 at 01:49 午後 | Permalink
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〔12月4日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:41 午後 | Permalink
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〔木下黄太さんのブログ〕 アメリカ政府のHPで、ストロンチウムやα線核種が、首都圏に存在していることが確認されました。
アメリカ政府のホームページで、ストロンチウムやβ線核種、α線核種が広域に存在していることが確認されました。目黒、赤坂などで、危険な核種が存在しています。
これは、確認されているということです。しかし、このデータの数字の解析をどう考えるのかは微妙なぶぶんがあります。
→ http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/60b884458451bbad2f8decce3b245364
http://energy.gov/situation-japan-updated-102111
http://www.data.gov/raw/5270 空間ダスト
http://www.data.gov/raw/5271 土壌
http://www.data.gov/raw/5272
http://www.data.gov/raw/5273
アメリカ政府のホームページで、ストロンチウムやβ線核種、α線核種が広域に存在していることが確認されました。目黒、赤坂などで、危険な核種が存在しています。
これは、確認されているということです。しかし、このデータの数字の解析をどう考えるのかは微妙なぶぶんがあります。
元々、米軍の元関係者は「本当のデータはたぶんでていない。これは、見せられるものだけだろう」と話しています。こういうときに、なかなか実際のデータは出てくるものではありません。しかしながら、それでも、α線核種、β線核種がかなり出ていたということです。
この数値の換算は、いくつかのデータでトライしましたが、採取方法の違いや計測違いが大きく、参考資料としてなるのが、限界な気がしました。それでも、ストロンチウム89、さらに危険なα線核種、β線核種の存在がはっきりしてきました。僕らが従来から、話していたことの裏づけにはなると思います。このデータの分析は続報があれば、お伝えします。……
Posted by 大沼安史 at 12:40 午後 | Permalink
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〔南相馬発・大山こういち市議のブログ〕 アルファー線・ストロンチウム・米国家核安全保障局(NNSA)測定データ
◇ 米政府機関、NNSA(国家核安全保障局)によるアルファー線検出場所データ → http://mak55.exblog.jp/15051462/
◇ 同 空間ストロンチウム 上位ランキング → http://mak55.exblog.jp/15050734/
◇ 米国エネルギー省(DOE)の国家核安全保障局(NNSA))が行ったモニタリングデータ
→ http://mak55.exblog.jp/15044926/
◎参考 NNSAのモニタリングデータについては本ブログでも報告しています。
# 大地はストロンチウムでも広範に汚染されていた! 「おしどり」さんが米国NNSA(国家核安全保障局)の汚染測定調査結果の生データを発見! 59地点の土壌から検出! 文科省 隠蔽工作の疑い セシウムよりも人体に有害 フクシマ被曝 さらに過酷なものに……
→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-042d.html
Posted by 大沼安史 at 12:35 午後 | Permalink
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〔フクシマ・告知〕 12・11 首都圏 デモ情報 「脱原発スモールアクション」まとめ
Posted by 大沼安史 at 12:16 午後 | Permalink
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〔フクシマ・告知〕 12・11 大名古屋 サウンドデモ
→ http://nagoyasounddemo.tumblr.com/post/13107752312/12-11
来る!! 12.11のデモにお友達を誘いやすくする為の、チラシをアップします。
この記事みちゃった方は、1人30枚はばらまいてください。笑
うそです。
でも、たくさんの方が来てくださるといいですね。
しっかり、防寒してきてくださいね。
デモ行進すれば、暖まりますか〜!
11.22/すみません。集合時間が間違っておりました。
新しいものに変更しましたので、14:00〜です。
すみません。
Posted by 大沼安史 at 12:12 午後 | Permalink
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〔フクシマ・告知〕 12・11 大阪 原発いらん! 女子デモ!? だれデモ!
→ http://nonuke1211.tumblr.com/
私たちで作るデモ。私たちが作る未来。
今、ここから始めよう!
どなたでもお気軽にご参加ください。
カフェー、子どもブロック(手作りコーナー等)、風よけあったかスペース、ドラム・ブロック・・・
その他いろいろあり。
※インフォ・スペースも設置予定。フライヤーやジン等置きたい方、ご一報ください。
荷物置き場(見守り人付)もあります。
いつも荷物が多い子ども連れの方も安心。
◇
【女子デモ予定(変更あり)】
2011年12月11日(日)
12時頃~ 元町中公園に集合
トーク・交流スペースなどいろいろ。
元町中公園→難波駅(地下鉄御堂筋線・千日前線・四ツ橋線、JR、近鉄)
Posted by 大沼安史 at 12:10 午後 | Permalink
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〔フクシマ・告知〕 12・11 長野・松本 「震災9月めの祈りと 原発なくてもええじゃないか電気を使わないサウンドデモin 松本」
◇ ツイッター呼びかけ → http://twitter.com/#!/curi_newsun
# curi_newsun クリハラ カズコ
あれから9カ月、、、被災地を、子供達を、原発を、福島を忘れない*12月11日黙祷とデモします「震災9ヶ月めの祈りと 原発なくてもええじゃないか電気を使わないサウンドデモin松本」14時松本城集合!広げて下さい!☆9.11デモの映像 ustream.tv/recorded/172020見てね♫
普通でいれる事ってなんて幸せだったんだろう。5年前下半身マヒになってから、ずっと痛くヒドイと生きてたくなくなる。でも3.11以降与えられた命を生き切りたいと思う。12.11「震災9カ月めの祈りと原発なくてもええじゃないか電気を使わないサウンドデモin松本」14時松本城集合!
デモよ~何度でも何度でもおいらに言ってくれよ世界が破滅するなんて嘘だと。嘘だと」キヨシロー「明日なき世界」訳詩♪終わらない為に。。12月11日デモ&黙祷「震災9カ月めの祈りと原発なくてもええじゃないか電気を使わないサウンドデモin松本」14時松本城集合
Posted by 大沼安史 at 12:07 午後 | Permalink
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〔フクシマ・愛媛新聞・社説〕 原子力協定承認へ 福島事故の教訓を忘れたのか (4日)
→ http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201112047060.html
東京電力福島第1原発事故が収束しない中、政府は再び原発輸出への一歩を踏み出した。事故の反省と教訓を置き去りにしたままの姿勢が許されるはずもなく、強い疑問と憤りを禁じ得ない。
◎ 愛媛新聞のこの社説(もまた)、手厳しく、清潔で、説得力がある。「輸出」を決めた政府の当局者は(メーカーの人々は)、この社説を読んで、もう一度、考え直してほしい。
☆
東京電力福島第1原発事故が収束しない中、政府は再び原発輸出への一歩を踏み出した。事故の反省と教訓を置き去りにしたままの姿勢が許されるはずもなく、強い疑問と憤りを禁じ得ない。
ヨルダンやベトナムなど4カ国への原発技術移転などを可能にする原子力協定締結の承認案が、衆院外務委員会で可決された。今国会中に衆参両院で採決され、4協定が承認されることになる。
またしても野田佳彦首相の独善的な見切り発車に、与野党そろって追随した格好だ。国際社会の未来さえ左右しかねない重要な協定だけに、まずは政策決定機関として委員会の見識を問いたい。
日本の原発技術への信頼は地に落ち、エネルギー政策の見通しも不透明だ。そういう時期に、品質保証のない商品を売りつけるような政策が理解されようか。
「協力に意義がある。これまでの外交交渉、信頼関係をふまえた」という野田首相の姿勢は偏重している。求められるままに協力する姿勢は、理念なき外交そのものだ。
協定の締結は、無期限に先送りすべきである。
日本に求められているのは事故の原因とその教訓を、余すことなく国際社会に情報提供することだ。その上で「日本の技術」は輸出に値しないと率直に自重するのが、先進国としての責務だ。
今回の協定相手国は、ほかにロシアと韓国。確かに各国とも、日本の原発技術への期待感は強い。特に原発建設計画の発注先決定を年内に控えるヨルダンは、日本側に承認を強く求めているとされる。
しかし各国とも、日本の原発事故の重大性を認識しないまま、技術や資材の提供のみを求めているのが現実だ。
たとえば、原子力協定締結交渉がまもなく再開されるインドは、原発推進に極めて積極的だ。先日の視察では、原子力公社の技術担当副総裁が「事故を教訓に安全な原発を推進したい。事故を起こした原発より無事だった原発に学ぶべきだ」と述べた。
事故を、むしろ原発推進への契機であるととらえているのが実情といえる。
インドだけではあるまい。この現実は、日本が、原発事故の深刻さを国際社会に正確に伝えていないということの裏返しでもある。
事故把握と対応の甘さ、情報公開の不備、自省の欠如。日本は事故後、いくつもの失態を重ねてきた。その上、原子力協定を結ぶことでさらに恥の上塗りをする愚かさを、重ねて指摘したい。
政府がいま行うべきは、原発先進国の認識を捨て去り、技術と資材の利用を凍結することだ。原発依存から脱却する勇気を持たずして、日本の再興も信頼回復もない。
Posted by 大沼安史 at 11:51 午前 | Permalink
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〔フクシマ・記録〕 東京新聞掲載 原発放水 誇れる息子への母からの手紙(全文) 「浴びる程飲ませっつお、待ってろ。ってお父さん言ってた。(追伸)」
福島県猪苗代町などが主催する「母から子への手紙」コンテストで、東京消防庁ハイパーレスキュー隊員として福島第一原発事故で放水活動した息子(謙さん 41)への思いをつづった菊池孝子さん(68)=福島市=が大賞に選ばれた。手紙には、「放射能の中への突入なんてあり得ない、やめてって叫びそうだった」「お母さんの誇り。お疲れさまでした」などと母の思いがつづられている。
☆
◆母の手紙全文
お母さん、行って来るからとの一報を受けた時は真っ白になった。あまりにも唐突で、気持ちの整理もままならぬ中、頑張ってきなさいと言うしかなかった。本当は放射能の中への突入なんてあり得ない、やめてって叫びそうだった。東京消防庁への道を選んだ時、反対しとけばよかったとさえ思った。これって、お母さんのエゴなのでしょうか。
テレビに釘付けの一日の何と長いこと。無事であることを祈るばかり。そう言えば謙はどら焼きが好きだった、忙しくてしっかり抱っこもしてやれなかった等何故か遠い昔のたわいもないことがどんどん駆け抜けていった。
「ミッション達成」のメールが届いた時は涙が出てしまった。二十ミリシーベルトの放射能を浴び、決死の覚悟で任務に挑んできた一員として、自信にあふれたあなたの姿こそ、お母さんの誇り。お疲れ様でした。
(追伸)浴びる程飲ませっつお、待ってろ。ってお父さん言ってた。(原文のまま)
☆
菊池謙さんは災害対応部隊の第三HR機動特科隊長を務め、東京消防庁の第一陣として福島原発へ向かった百三十九人の一人。
「母からの手紙」のコピーを見て照れ笑い。今では甘いものがそれほど好きではないが、「同僚が母親の手紙をなぜか知っていて、どら焼きの差し入れをいくつも受けた」と今度は苦笑い。
福島県にいた妹家族は事故後、隣県に引っ越すなど環境は大きく変わった。「原発の収束は見えない。福島を離れた子供が安心して戻れる日まで協力したい」。一方で、「また心配をかけるかも」と母を思いやった。
◇
コンテストは、同町出身で渡米した野口英世に、母が案じて送った手紙にちなんで始まり十年目。今年は千八百二十八編の応募があった。
Posted by 大沼安史 at 11:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「われわれは世界最大の被害者。完全賠償なくして復興と再生はあり得ない」 東電・国に「完全賠償を」 原発周辺(双葉郡8町村)1400人が決起集会 3日 いわき市で
◇ 東京新聞 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000033.html
「ロボットのように働いて原発立地に貢献し、罰を受けるようなみじめな思いは納得できない」。双葉地方町村会の会長を務める井戸川克隆双葉町長が口火を切った。「東電の重役にはわれわれと同じ避難生活をしてほしい。どんなに苦しいかを共有してこそ謝罪になる。強制収容所に入れられているような思いだ」と強い口調で主張すると、会場からは「そうだー」と声が上がり、大きな拍手がわき起こった。
◇ 河北新報 → http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111204t61004.htm
双葉地方町村会長の井戸川克隆双葉町長は「加害者が作った様式での賠償はおかしい。被害者の権利として東電に被害全額の賠償を請求する」とあいさつした。
◇ 共同通信 → http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011120301001633.html
国に対し「われわれは世界最大の被害者。完全賠償なくして復興と再生はあり得ない」と主張。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会の委員として、地元からの参加を求めた。東電には事故の責任を最後まで果たすことなどを要求した。
◇ 福島民友 東電社長「丁寧に対応」 促され謝罪も「本当か」の声 → http://www.minyu-net.com/news/news/1204/news12.html
いわき市で3日に開かれた原子力被害の完全賠償を求める「双葉地方総決起大会」。出席した東京電力の西沢俊夫社長は、賠償などの要求書を受けた後、会場からの声に促されるように発言を求められた。
西沢社長は謝罪した上で「要求書、意見をしかと受け止め、一つ一つ丁寧にきっちりと対応してまいります」と決意を述べたが、発言の最中には会場から「本当か」「口ばっかりではないのか」などと発言を疑う声が飛んだ。
◇ 東京新聞 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000033.html
福島第一原発事故で避難生活を強いられている福島県双葉郡八町村の住民らが、国と東京電力に賠償を求める総決起大会が三日、同県いわき市のいわき明星大学で初めて開かれた。約千四百人が会場を埋め尽くし、参加した東電の西沢俊夫社長や平野達男復興担当相、細野豪志原発担当相らに「避難生活を一度してみろ」「古里を元に戻せ」などと怒りの声をぶつけた。
「ロボットのように働いて原発立地に貢献し、罰を受けるようなみじめな思いは納得できない」。双葉地方町村会の会長を務める井戸川克隆双葉町長が口火を切った。「東電の重役にはわれわれと同じ避難生活をしてほしい。どんなに苦しいかを共有してこそ謝罪になる。強制収容所に入れられているような思いだ」と強い口調で主張すると、会場からは「そうだー」と声が上がり、大きな拍手がわき起こった。
子を持つ親の代表として壇上に上がった浪江町の佐藤博美さん(41)は「子どもたちの精神的、肉体的な痛みの責任をしっかり取ってもらいたい。できることなら東電や国は、子どもたち一人一人に頭を下げてほしい」と涙を浮かべて訴えた。
井戸川町長らは「賠償の対象は受けた被害のすべてとする」「賠償期間は元の生活ができるまでとする」などとする要望書を、西沢社長と平野復興担当相に手渡した。
西沢社長が謝罪の言葉を述べると、住民からは「本当に申し訳ないと思っているのか」などと非難が噴出。西沢社長は「親身誠実な対応をしていくのが私の役目」と深々と頭を下げた。細野原発担当相は「政治生命をかけて除染をやり遂げる」と、これまで通りの発言を繰り返した。
埼玉県加須市から参加した双葉町の作本信一さん(58)は「直接声を届けられたのは良かった。参加した大臣たちは私たちに寄り添うと言った。有言実行してもらいたい」と語った。 (増田紗苗)
Posted by 大沼安史 at 11:31 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 「事故」は「事象」、「老朽化」は「高経年化」、「汚染水」は「滞留水」……「冷温停止」ではない状態を「冷温停止状態」
福島第一原発事故をめぐる政府や東京電力の記者会見では、しばしば珍妙な用語が飛び出す。「事故」と言えばいいのに「事象」が使われる。「老朽化」は「高経年化」、「汚染水」は「滞留水」に。「危険性を隠したがる原子力界の潜在意識の表れだ」と指摘する原子力の専門家もいる。ヘンテコな原子力用語を検証した。(谷悠己)
まず、政府がしきりに使いたがる「冷温停止状態」。
「冷温停止」の本来の意味は、定期検査などで原発の運転を止め、密閉された原子炉の中で冷却水が沸騰していない安全な状態のことだ。
政府などは「状態」を加えた「冷温停止状態」という言葉をよく用いる。事故収束に向かっていることをアピールするためのようで、細野豪志原発事故担当相は「慎重な表現を使っている」と強調する。しかし、原子炉の密閉性が失われて高濃度汚染水が大量に建屋内に残っている現状は、「冷温停止」の状態とかけ離れている。
原子力界では、言い換えや造語で、危ない印象を消し去ろうとの動きが続いてきた。
全国には、運転をはじめて三十年以上たつ原発が二十数基ある。記者会見で、「原発の老朽化」を問うと、担当者は必ずといっていいほど「高経年化につきましては…」と言い換えて答える。
「古くなった部分は取り換えるから、(原発に)老朽化はあり得ない」のが原子力界の「常識」だという。しかし、圧力容器や格納容器など主要部分は交換できない。
建屋にたまった放射能濃度の高い汚染水を「滞留水」と言い換えて呼ぶのもひっかかる。表面の放射線量は毎時二〇〇〇ミリシーベルト超もあり、汚染水の方が実情に合う。
汚染水を浄化して出る高濃度の放射性汚泥は「廃スラッジ」と言い換えているが、同様に人が近づけるような放射線量ではない。言い換えは、問題を見えにくくする。
片仮名、英字も多用される。ウランに毒性の強いプルトニウムを混合した核燃料は「MOX燃料」と呼ばれる。プルトニウムの使用が最大の特徴だが、「P」の字は含まれない。
極めて高い放射線量のため、いまだに建屋内の様子がよく分からない福島第一3号機でもMOX燃料が使われている。
学生に原子力の基礎知識を教える大阪大大学院の下田正教授(原子核物理学)は「都合の悪い単語を言い換えたり、記者会見を難しい用語で乗りきろうとするのは原子力界の常とう手段。福島の事故後にも使い続ける方も問題だが、メディアや市民も分かりやすい言葉を使わせるよう声を上げるべきだ」と話している。
Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(4日 日曜日)は終日、強風にあおられ、太平洋の沖合に流れる。
Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 | Permalink
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2011-12-03
[フクシマ・ツイッター] 東電 社内事故調 中間報告について
# zou3751 マンモス君(変身中)
犯罪者が自分の事故を検証とは、笑わせるなよ! RT 東電事故調報告 多くの謎残る dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fu… #yjfc_fukushima_nuclear_plant (via @yahoonewstopics)
4時間前
# kinoryuichi 木野龍逸 (Ryuichi KINO)
【東電原発】今日の会見で、検証委員会の委員の中に東電の代理人をしてる弁護士と同じ事務所の弁護士がいるっていう指摘もあった。話にならない。→東電の社内事故調、本質的な解明に踏み込まず ow.ly/7MhBD #genpatsu #fukushima 19時間前
# antidisaster 災害担当記者のつぶやき
「3年前に福島第一原発で10メートルを超える津波のおそれがあるとの独自の試算をしながら、『根拠のない仮定だ』として国にすぐ報告しなかったことについて踏み込んだ調査をしていません。」 RT @nhk_news: 東電事故調 中間報告を公表 bit.ly/uzrjc9 21時間前
# reijibell 長谷川 鈴司
「東電事故調報告 多くの謎残る」 yahoo.jp/kcULvO #yjfc_fukushima_nuclear_plant 事故調査は警察のお仕事、何故やらん!状況証拠では、後の裁判に対して抗弁できない。設計、計画、工事、施工、運用、対応責任者の立件、告訴せよ! 14分前
# pentarou_K atsushi kotani
「東電事故調報告 多くの謎残る」 yahoo.jp/kcULvO #yjfc_fukushima_nuclear_plant (福島第1原発事故)操作もできず、手も足も出ないのに、原子力発電なんぞやるなよ?(−_−#)さっさと他も全停止して廃炉作業を始めろ。1分前
Posted by 大沼安史 at 05:34 午後 | Permalink
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[フクシマ・資料] 東電 社内事故調 中間報告 など
Posted by 大沼安史 at 05:20 午後 | Permalink
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〔☆フクシマ・NEWS〕 世界的な調査報道ジャーナリスト、G・パラスト記者 フクイチ暴露 第2弾 火災抑制システム 機能せず 何者かがデータを偽造し、IAEAの国際基準を骨抜きに
米国の世界的な調査報道ジャーナリスト、グレッグ・パラスト記者の新著、『ハゲタカのピクニック』は、本ブログ既報のように「フクイチ」をめぐる「耐震偽装」問題を告発したものでもあるが、それに加え、今回の事故で「フクイチ」の「火災抑制システム(fire suppression systems)が機能しなかったことも暴露しているので、内容を紹介しよう。
パラスト記者が「ファイアマン」と名付けている原発の防火問題の専門家が、証拠の文書を同氏に提供し、電話で証言した。
「ファイアマン」氏は(日本を含む)全世界、すべての原発の火災抑制安全基準のテストを行っている人物。
同氏によると、IAEAが定めている火災抑制基準は同氏の報告データに基づいたものではなく、何者かが支出の回避を狙って偽のデータにすり替え、火災の危険性を小さく見せているのだという。(大沼 この何者かがウィキリークスで暴露された、IAEAのあの日本人関係者である可能性は否定できない……)
同氏はパラスト記者にその「偽のデータ」を通報。パラスト記者はそれが間違いなく真実であることを確認した。
その結果として、フクシマでは以下のような悲劇が生まれた。
The fire suppression systems at Fukushima failed, worsening the disaster.
「フクシマの火災抑制システムは機能せず、惨事を悪化させた」(同書305頁)
◎ 米原子力規制委員会(NRC)のサイトでたしかめたところ、原発の火災は被覆コードの被覆が溶けた部分から火炎が発生するなど、さまざまなかたちで起きるという。
フクイチの事故でも当時、4号機で「火災」の発生が伝えられたが、水素爆発の「爆発」の方に目が向き、火災には注意が行き届かなかったきらいがある。
1号機などのの水素爆発も、パラスト記者が指摘しているように、火災抑制システムが働かなかったことによる引火の可能性もある。
パラスト記者による「耐震偽装」の暴露といい、この「火災抑制システム」疑惑といい、日本ではこれまで浮上することもなかった大問題である。
グレッグ・パラスト記者は証拠の文書などを握っていると言っているのだから、政府事故調(そして国会事故調)はパラスト記者から証拠物件の提供を受け、真実を究明すべきである。
◇ 耐震偽装問題については → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-65c7.html
Posted by 大沼安史 at 03:41 午後 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 2日未明 フクイチで火災? オレンジ色の発光 ネット騒然 東電は否定
東京電力・福島第1原発の様子を常時中継しているTBSニュースサイトのライブカメラ映像に「炎」が映っていると2日未明、インターネット上で騒ぎになった。
映像を見ていた視聴者によると、画面右下に映る原子力建屋付近でオレンジ色の発光があり、まるで火災のようだったとしている。その瞬間の映像は即座に静止画にされ、インターネット上に拡散。ツイッターや2ちゃんねるなどでは、「燃えてる」「大丈夫なのか」「怪しい炎」「もうダメなんじゃないか」という反応があった。
この件について、東京電力の広報部に問い合わせると、
「特に火災があったということはない。12月1日から夜間作業用の照明を設置し、ちょうど昨夜から点灯しているので、その光である可能性が高い」と答え、インターネット上での「火災」騒ぎを否定した。
Posted by 大沼安史 at 03:04 午後 | Permalink
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〔12月3日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき=午前分〕
Posted by 大沼安史 at 12:10 午後 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター情報〕 白血病が増加
# HayakawaYukio 早川由紀夫
tokaiamaがリツイート
確認しました。60歳以上多し。RT @wiredgalileo: 政府が11月に発表した6月の人口動態調査では、全国の白血病は前年同比で6.6%増えています(女性はマイナス1.8%ですが、男性は13.3%増加)。p.tl/3frr のエクセル6 40分前
# tokaiama
全国の白血病は昨年より約7%増加は真実だった! e-stat.go.jp/SG1/estat/List… 39分前
Posted by 大沼安史 at 11:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・告知〕 本日(12月3日)午後 第2回 「NO NUKES!ALL ST☆R DEMO」が開催されます!
★日時:2011年12月3日(土) 雨天決行
★時間:集会1部 13:00~ デモ 14:00~ 集会2部 15:00~17:00
★集合場所:代々木公園けやき並木 最寄駅→JR 渋谷駅・原宿駅 (徒歩10分)
★主催:NO NUKES MORE HEARTS
★協力:LOFT PROJECT / 楽器・音響.com
★協力参加:TwitNoNukes / エネルギーシフトパレード
★詳細は以下のオフィシャルサイトへ♪
■イベントの概要など → http://nonukesallstardemo.com/
■ライブ等の出演者や変更事項など → http://nonukesmorehearts.sblo.jp/article/51124250.html
Posted by 大沼安史 at 11:43 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 全日本仏教会が「原子力発電によらない生き方を求めて」宣言!
私たち全日本仏教会は『いのち』を脅かす原子力発電への依存を減らし、原子力発電に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指します。誰かの犠牲の上に成り立つ幸福を願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和することを願います……
→ http://www.jbf.ne.jp/2011/12/post_214.html
◇ 宣言文 原子力発電によらない生き方を求めて
東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散により、多くの人々が住み慣れた故郷を追われ、避難生活を強いられています。避難されている人々はやり場のない怒りと見通しのつかない不安の中、苦悩の日々を過ごされています。また、乳幼児や児童をもつ多くのご家族が子どもたちへの放射線による健康被害を心配し、「いのち」に対する大きな不安の中、生活を送っています。
広範囲に拡散した放射性物質が、日本だけでなく地球規模で自然環境、生態系に影響を与え、人間だけでなく様々な「いのち」を脅かす可能性は否めません。
日本は原子爆弾による世界で唯一の被爆国であります。多くの人々の「いのち」が奪われ、また、一命をとりとめられた人々は現在もなお放射線による被曝で苦しんでいます。同じ過ちを人類が再び繰り返さないために、私たち日本人はその悲惨さ、苦しみをとおして「いのち」の尊さを世界の人々に伝え続けています。
全日本仏教会は仏教精神にもとづき、一人ひとりの「いのち」が尊重される社会を築くため、世界平和の実現に取り組んでまいりました。その一方で私たちはもっと快適に、もっと便利にと欲望を拡大してきました。その利便性の追求の陰には、原子力発電所立地の人々が事故による「いのち」の不安に脅かされながら日々生活を送り、さらには負の遺産となる処理不可能な放射性廃棄物を生み出し、未来に問題を残しているという現実があります。だからこそ、私たちはこのような原発事故による「いのち」と平和な生活が脅かされるような事態をまねいたことを深く反省しなければなりません。
私たち全日本仏教会は「いのち」を脅かす原子力発電への依存を減らし、原子力発電に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指します。誰かの犠牲の上に成り立つ幸福を願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和することを願います。
そして、私たちはこの問題に一人ひとりが自分の問題として向き合い、自身の生活のあり方を見直す中で、過剰な物質的欲望から脱し、足ることを知り、自然の前で謙虚である生活の実現にむけて最善を尽くし、一人ひとりの「いのち」が守られる社会を築くことを宣言いたします。
2011(平成23)年12月1日 財団法人 全日本仏教会
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 嗚呼! 福島・渡利地区から初検出 3戸でコメ基準値超 最大590ベクレル
県は2日、コメの緊急検査で、福島市渡利地区の農家3戸から新たに国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。政府は3日にも、渡利地区を含む旧福島市域で収穫されたコメの出荷停止を指示する。対象農家は計406戸に上る。
県によると、緊急検査の対象とした旧福島市で47戸57点を検査。このうち渡利地区では25戸が検査を受け、比較的空間放射線量が高く、大波地区と隣接する山あいの農家3戸のうるち米の玄米が基準値を超えた。品種は不明。いずれも自家保有米として自宅に保管されており、流通はしていない。
県によると、これまで基準を超えた地区と類似する環境にあり、3戸の検出値は510、550、590ベクレル。白米に精米後の測定結果は250、220、290ベクレルとなった。
Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 神奈川 黒岩県政 風力発電は三浦半島、東京湾沿岸、小水力は酒匂川水系で導入検討
〔フクシマ・NEWS〕 神奈川 黒岩県政 風力発電は三浦半島、東京湾沿岸、小水力は酒匂川水系で導入検討
産経(11月30日付)→ http://sankei.jp.msn.com/region/news/111130/kng11113022480007-n1.htm
再生可能エネルギーの発電量を増やす“創エネ”などを柱としたスマートエネルギー構想を掲げる神奈川県の黒岩祐治知事は30日の県議会本会議で、三浦半島や東京湾沿岸で風力、酒匂(さかわ)川水系で小規模な水力(小水力)発電施設を導入する方針を表明した。
……
立地条件は、地上30メートルの高さで年平均で毎秒6メートル程度の風速がある場所。県内では三浦半島、西湘、丹沢の3地域があるが、西湘と丹沢が自然公園に指定されているため、三浦半島を含む東京湾沿岸を中心に調査を行う。
水力発電は、県西や県央を中心に整備されている農業用水に流水の速度を利用したタイプを導入する。このため、酒匂川水系の農業用水に10キロワット程度の小規模発電設備を試験的に設置する方針。県内でも企業庁などが小水力発電所を設置しているが、主に水の落差を利用したタイプのため、流量はあっても落差の少ない農業用水での発電がどの程度、可能かを検証する。
Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・中国新聞・社説〕 原子力協定承認へ 事故の検証こそ先では (3日)
この矛盾をどう理解すればいいのだろう。原発輸出を可能にするヨルダン、ベトナム、韓国、ロシアとの原子力協定の締結が、今国会で承認される見通しとなった。
福島の原発事故で停滞していた原発輸出の動きが加速する。「脱原発依存」を掲げたはずの野田佳彦首相が、原発や関連技術の売り込みに率先して旗振り役を果たしている格好だ。
首相は「事故の経験や教訓、知見を国際社会と共有するのはわれわれの責務だ」と強調する。
だが事故は収束せず、検証も済んでいない。エネルギー基本計画の見直しも道半ばだ。拙速な輸出は国民の不信を増幅させるばかりか、各国の信頼も得られまい。
なぜ政府は急ぐのか。年内に発注先を決めたいヨルダン政府から手続きを急ぐよう強く迫られたことが理由の一つのようだ。
ヨルダンでは三菱重工業とフランス・アレバ社の企業連合が、ロシアやカナダ勢と受注競争でしのぎを削る。協定の締結が遅れることにより受注を逃すリスクを政府は恐れているのだろう。
福島の事故後、海外市場へとシフトする国内の原発関連メーカーへの配慮とも受け取れる。
だがヨルダンは地震多発国だ。建設予定地は内陸の乾燥地にあり、冷却水の確保が困難といわれてきた。解決できるのだろうか。
経済成長に伴い電力需要が増えているベトナムは、原発2基分を日本に発注する方針を固めている。だが予定地が国立公園に隣接していることや、事故のリスクについて住民への周知が不十分などの問題点も指摘されている。
国際環境団体が「拙速な協定の締結は無謀な原発輸出を促す」と反対するのも無理はない。
衆院外務委員会はきのう、民主、自民両党の賛成で協定の承認案を可決した。直ちに本会議で採決の予定だったが、反対に回った公明党に自民党が配慮し、先送りを求めた。
この際、国会は慎重に議論を重ねるとともに、政府は国民が納得できるよう説明を尽くすべきだ。
政府は、核保有国であるインドとも原子力協定交渉の進展で合意している。だが原発技術は軍事転用されるリスクがある。核拡散防止条約(NPT)への加盟が大前提だと強く求めることは、被爆国の責任でもある。
民主党政権は福島の事故に至るまで、「原発ビジネス」を成長戦略の柱に位置づけていた。
とはいえ輸出にはやる前に、やるべきことがある。まずは徹底的に事故を検証し、万全の再発防止策を講じていくことが、当事国としての責務にほかなるまい。
成長戦略というなら再生可能エネルギーも本命になりうる。政府はもっと積極的に民間の技術開発を後押ししてはどうだろう。
首相は就任直後こそ「脱原発依存」と口にしたが、最近は聞こえてこない。原発に対する姿勢がぶれてはいないか。いま一度、確かな言葉を聞かせてもらいたい。
Posted by 大沼安史 at 11:13 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 福島第一原発 事故対応「問題なし」――と東電が発表! 「全員撤退」も「記録がない」と否定!
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120302000037.html
◇ ツイッター・コメント
# prism_marron ぷりまろ
【東電】東京新聞:福島第一原発 事故対応「問題なし」:社会(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/nation…|何というか…呆れる。ちなみに新聞記事には、記者が実名入りで「あふれる自己弁護」と題し批判の意見を書いている
◇
東京電力は二日、福島第一原発事故に関する社内事故調査委員会による中間報告書を発表した。事故の原因は「津波による浸水を原因とした長時間におよぶ電源と除熱機能の喪失」とし、地震による重要機器の損傷をあらためて否定。今後、経営陣の事故時の対応なども検証し、来年六月までに最終報告書をまとめる予定だ。
報告書で、東電は福島第一原発を襲った津波の高さを約十三メートルと算出。原発のほぼ全域に浸水し、施設内の電源を失った結果、原子炉への注水・冷却設備の機能が発揮できなかったとする従来の主張を記載した。
事前の津波対策については、「最新の知見に基づき津波の高さを評価していたが、想定を大きく超えるものだった」と弁明。事故対応に関しても「国と一体となって整備してきた事故対応の前提が大きく外れたため、炉心損傷を招いた」とし、東電として問題がなかったと強調した。
地震に対しては、地震後でも、津波に襲われるまでは原子炉などのデータを把握できていたことや、作業員による目視情報を根拠に「安全上重要な機器の異常はないと判断」と記した。
今後の原発の安全対策では、津波への備えを重視▽電源や冷却など重要設備の浸水防止の徹底▽原子炉を速やかに冷却できるよう複数の手段を確保-などを挙げた。
東電の山崎雅男副社長は二日の記者会見で、事故直後の三月十五日に首相官邸に「社員の全員撤退」を伝えたとされる点を否定。一部社員の撤退を検討していたことは認めたものの、「全員撤退という社内の記録はない」と述べた。
中間報告は外部有識者による検証委員会がチェックする形でまとめられた。検証委の意見書が添付され、「事故の発生と拡大は、事前の安全対策が十分でなかった」と東電を批判。津波への対応でも「より真剣に考えておくべきで、国や専門家も反省しなければならない」と批判した。
Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 千葉・我孫子市 放射能対策費 年度内に2億円に 国・東電に一部請求へ
我孫子市は二日、福島第一原発事故による放射能対策費が、年度内に約二億円に上ることを明らかにした。市は、放射性物質汚染対処特別措置法に基づく汚染状況の重点調査地域の指定を求めており、除染費用などの負担を国や東京電力に求めていく考え。
同市では、市議会十二月定例会に提案する一般会計補正予算案に、公園除染費用などの放射能対策費を計約三千万円計上。これまで線量計の購入や放射性焼却灰の対策に予備費から約一億七千万円を支出済みだ。
さらに、予算案では追加対策を見越し予備費約一億円を積み増したため、最終的にはさらに増える可能性がある。
Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 群馬にも死の灰 高崎市 放射線量 9地点 国基準を上回る
福島第一原発事故を受けて、高崎市が市内の教育施設を中心に放射線量を測定した結果、九地点で国の除染基準(地上一メートルで毎時〇・二三マイクロシーベルト)を超えたことが二日、市議会の災害対策特別委員会で報告された。市は遊具や砂場など子どもが遊ぶ場所から優先的に除染している。
市によると、測定は十一月一~十八日、保育・幼稚園、小中学校、公園などの計四千九百七十九地点を対象に、二人一組の職員が国内の測定器を使って進めた。
それによると、九地点は旧倉渕村の四地点、旧榛名町の三地点、旧市の二地点。
地上五十センチと地表付近では、計百六十六地点で同〇・二三マイクロシーベルトを超えた。市はこの数値を超えた計百七十五地点全てを月内に除染する方針。
地表付近の中では、全体で最高となる同一・四マイクロシーベルトの地点が旧倉渕村にあったが、教育施設ではなく、既に除染した。
ただ、同じ敷地で五地点を面的に測定した平均値では、国の除染基準を超えたケースはないため、市は国に汚染状況重点調査地域の指定は申請しない。
Posted by 大沼安史 at 10:57 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞・社説〕 原発政策 国内外で使い分けるな (3日)
衆院外務委員会が原発輸出に道を開くヨルダンなど四カ国との原子力協定案を可決した。今国会で承認される見通しだが、福島の検証も終わらぬうちに輸出では国際社会への説得力に欠ける。
東京電力福島第一原発が今なお冷温停止に至っていないにもかかわらず、野田政権は原発輸出にこだわっている。協定締結の相手国はヨルダン、ベトナム、ロシア、韓国で、核物質を輸出入する際、軍事転用を防ぐことが目的だ。衆院での質疑は国の内と外で原発政策を巧みに使い分ける姿を鮮明に映し出した。
野田佳彦首相は「福島の教訓や知見を国際社会で共有することが日本の責務」と語り、「事故後も日本の原発を求めてくる国があり、ならば最高水準の技術で協力していく」と力説した。
一方で玄葉光一郎外相は「日本は原発を新増設する状況になく、政府内で段階的な依存度引き下げを共有している」と述べている。国内の新増設には腰を引き、海外には売り込む。こうも国の内外で落差があっては、国際社会から信頼を得られるか疑わしい。
特にヨルダンは日本と同じ地震国で、原発に不可欠な冷却水の確保が難しい内陸部の乾燥地帯が予定地だ。八月の通常国会で参考人から指摘され、継続審議になったのに、政府は原発の専門家を派遣しての調査もしていない。
立地場所の周辺は、首都アンマンなどの大都市やヨルダンの半数の工場が集中しており、立地の適否すら確かめずに協定を優先させては怠慢のそしりを免れない。
輸出相手国の多くは新興国で、原発の資機材だけでなく運転・保守管理も日本に求めているが、事故が起きた際の責任の所在は明確になっていない。そのリスクを回避する「原子力損害の補完的補償に関する条約」への加盟も、福島後に慌てて検討するお粗末さだ。
原発は一基五千億~六千億円の大型商談で、人口減少で需要が縮む日本に代わって外需を取り込む新成長戦略の一環でもある。
原発メーカーの東芝、日立製作所、三菱重工業はリトアニアやトルコなどとも受注交渉を進め、政府も協定を結べば原子力ビジネスの海外展開が可能になるとの見解を示している。
日本経済の再生に輸出拡大は有効な手だてだが、首相は福島の事故の検証が道半ばなのに教訓をどう生かすというのか。安全確保があいまいでは、立ち止まることも選択肢の一つに加えるべきだ。
Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 島根県雲南市の速水市長 島根原発 事故想定 避難計画に全市民4万3千人の脱出プランを盛り込むよう島根県庁に申し入れへ
雲南市の速水雄一市長は2日、島根県が策定する中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故を想定した住民避難計画について、全市民約4万2800人の避難を盛り込むよう要請する方針を明らかにした。
県は島根原発の30キロ圏内に入る4市の約40万人が避難する想定で計画をつくっている。雲南市は30キロ圏内に市域の3割程度が入り、約3万3500人が対象となる。
この日、速水市長は記者会見で「30キロ圏外の市民は避難しなくて大丈夫と言い切れない」と述べた。市は島根、鳥取両県や周辺市などでつくる原子力防災連絡会議で計画策定の見直しを主張する。
◎ 速水市長は市民全員の命を守ろうとしている。
雲南市は出雲神話の地。スサノオノミコがついている。
現代のヤマタノオロチ、島根原発を退治せよ!
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink
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〔フクシマ・呼びかけ〕 12・10 「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」集会 東京・日比谷野外大音楽堂で!
→ http://sayonara-nukes.org/2011/11/1210action/
●日時 12月10日(土) 13:15オープニング・コンサート 13:30開会
(40分程度の集会の後に、パレードを行います。)
●会場 東京・日比谷野外大音楽堂
●内容 オープニング・コンサート/PANTA(元・頭脳警察)
内橋克人さん(呼びかけ人)
鎌田 慧さん(呼びかけ人)
大賀あや子さん(福島から) ほか
司会:神田香織さん(講談師)
●パレードコース(予定)
日比谷公園→東京電力本社前→銀座→東京駅→常盤橋公園
●お願い お手製のプラカード、楽器、着ぐるみなど、パレードを盛り上げるものを持ってきてください。
●主催 「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」
電話 03―5289―8224(原水禁)
◇よびかけ
9月19日、東京の明治公園には、6万人を超える人々が集まり、「さようなら原発」の声を上げました。福島からも1000人以上がバスで駆け付け、放射能に汚染された故郷で暮らさなければならない苦しみや、福島県民を見捨てた国に対する怒りを訴えました。
しかし日本政府は、原発の停止を求める私たちの声に耳をふさいでいます。
3月11日の事故から8か月以上が過ぎましたが、いまだに原発の炉心は安定せず、事故原因の調査を行うことができません。
原発事故の被害を受けた人たちに対する、十分な補償も行われていません。
福島から遠く離れた場所でも高いレベルの放射線量が検出されていますが、政府は何の対処も行っていません。
国の政策で原子力発電を推進してきたのに、事故のツケは全て市民に背負わせているのです。
それにもかかわらず、政府や官僚、電力会社や原発関連産業の経営者など、利権に群がる人々は、今後も原子力発電を継続しようとしています。
人の命よりも、業界の利益を優先しようとする人々に対して、私たちができることは何でしょうか。
それは、多くの市民が何度でも集まって、何度でも「さようなら原発」の声をあげて、市民の力でエネルギー政策を変えさせることです。
12月10日に日比谷野外大音楽堂で集会を開催します。
ぜひ、参加してください。
Posted by 大沼安史 at 10:39 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 自主避難者向け「借り上げ住宅制度」 福島県庁が「募集停止を!」と全国の都道府県に申し入れ 来春(学年替わり)の県外へ家族被曝避難の道を閉ざす
東日本大震災被災者向けの「民間賃貸住宅借り上げ制度」を利用して多くの県民が他県に自主避難している福島県が、全国の都道府県に対し、今月末で同制度の新規受け入れを打ち切るよう要請していることが分かった。福島県災害対策本部によると、11月下旬に事務レベルで要請、近く文書で正式に連絡する。年度替わりの来春に自主避難を検討している人や支援者からは「門戸を閉ざすのか」と戸惑いの声が上がっている。
新規打ち切りの理由について、同対策本部県外避難者支援チームは(1)災害救助法に基づく緊急措置で、恒常的な施策でない(2)避難先の自治体から「期限について一定の目安が必要」と指摘があった(3)東京電力福島第1原発の「ステップ2」(冷温停止状態)が、政府の工程表通りに年内達成が見込まれる--などと説明している。既に同制度で避難している人は引き続き入居できる。
同制度は、避難先の自治体が一定額までの借り上げ費用を肩代わりし、福島県を通じて国に請求、最終的に国が負担する仕組みだ。例えば山形県への避難者は最長2年間、自己負担なしで入居できる。
福島県は5月、同県全域を災害救助法の適用範囲と46都道府県に周知。これを機に、国が定めた避難区域外の県民も制度を利用し山形、新潟両県などへの自主避難が急増した。
福島市の自宅に夫を残して岩手県北上市に5歳の長男と自主避難している主婦、広岡菜摘さん(31)は「来春から夫と家族3人で一緒に暮らせるように福島県外の場所を探している。経済的な負担が既に相当あったので、新規受け入れがなくなると困る」と話す。
避難希望者のネットワークづくりに取り組む市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一さん(50)=福島市=は「小中高校生のいる家庭は来年3月の年度替わりで自主避難を検討している人が多い。除染で安心感が高まれば別だが、年内で避難する緊急性がなくなったとは言えない。県民が流出するのを防ぐのが狙いでは」と疑問を呈した。
福島県によると、同制度利用者のみの統計はないが、公営住宅も含めた県外の「住宅」には4万6276人(11月16日現在)が身を寄せている。
Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 環境省 放射性セシウム:水道汚泥焼却灰 セメントで固めず埋め立て廃棄 OK
環境省は2日、放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の上下水道汚泥の焼却灰について、セメントで固めなくても、雨水の流入を防ぐ措置で埋め立てできるとの方針を決めた。汚泥の焼却灰は放射性物質がほとんど溶出しないことが分かったため、方針を変更した。
また、1キロ当たり10万ベクレルを超える廃棄物については、地中に細かく仕切ったコンクリート製の構造物を設置した「遮断型処分場」に埋め立てることとした。福島県内で発生した場合は、除染後の汚染土壌などを入れる「中間貯蔵施設」を活用する。それ以外の都道府県で発生した場合は、新たに施設を建設する必要があるという。
一方、放射性物質に汚染され処分が進んでいない稲わらなどについては、焼却処理のガイドラインを策定する。そのため、1キロ当たり8000ベクレル以下のわらから、排ガス処理設備のある一般廃棄物焼却場で排ガスなどの安全試験を始める。
Posted by 大沼安史 at 10:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 原発からの電力ノー 城南信金 東電との契約解除
〔フクシマ・東京新聞〕 原発からの電力ノー 城南信金 東電との契約解除
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011120302000033.html
「脱原発」の取り組みを進める城南信用金庫(東京都品川区)は二日、東京電力から電力を買う契約を年内に打ち切り、来年一月からはガスや自然エネルギーで発電した電力を、ガス会社系の電力小売会社エネット(港区)から購入すると発表した。
原発に頼らないことを目的に、大手電力との契約をやめる金融機関は初めてとみられる。
都内で記者会見した吉原毅理事長は「大手電力会社の供給負担を軽くすることで、原発を使わない、安心できる地域社会を実現できる」と契約変更の狙いを説明。「多くの方に営業活動の中で呼び掛け、一種の国民運動を展開してはどうかと考えた」と語り、ビルオーナーや中小企業に働き掛け、賛同者を増やしていく考え。
全八十五の本支店のうち、ビルへの入居などで契約解除に制約がある八店を除く七十七店を対象に契約変更する。年二億円かかる電気代を約一千万円減らす効果もあるという。
エネットは東京ガスなどが出資し、原発を使わず、天然ガスによる発電や自然エネルギー、企業からの余剰電力の買い取りなどで電力を賄う。
Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(3日 土曜日)は午前中、日本海の佐渡島方面へ向かって、真西に流れる。午後からは日本海洋上の気団がこんどは逆に東向きの風に乗って、沖合から新潟・山形・秋田・青森方面に再上陸。強風にあおられ、深夜までに、東北地方の北部を太平洋沖合に向かって流れ去る。
Posted by 大沼安史 at 10:06 午前 | Permalink
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2011-12-02
〔フクシマ・ノート〕 運転マニュアルを墨塗りしたあげく、吉田所長の顔に泥を塗る(?)東電の大本営体質
前線基地の免震棟で闘い続けた東電福島第一原発所長、吉田昌郎氏が病に倒れた。
過労、心労、被曝。
250日。
「核火山」と化したフクイチと格闘する過酷な日々だったに違いない。
#
吉田氏の降板を知って、現場の作業員、「ハッピー」さんはツイッターにこう書いた。
・ みんなビックリとショックと残念がってた。これからの指揮に影響あるかも…。本店と喧嘩できる人だったのになぁ…。オイラもいつまでいるかわかんないけど一緒に戦った者の一人として悲しいです。
→ http://twitter.com/#!/Happy20790
#
本店と喧嘩できる骨のある人……。
だから吉田氏は、1号機への海水注入を中断するよう本店に命じられた時、命令を実行しなかったのだ。
……指示を受けた吉田所長は「これから首相の命令で注水停止を命令するが、言うことを聞くな」という内容の前置きをし、注水停止を命令、作業員は命令に従わずに海水注入を続けたという。
毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111130k0000e040016000c.html
1号機への海水注入を止めていたら、核爆発が起きていたかも知れない。
吉田所長が本店命令を無視してくれたおかげで、私たちはまだ、こうして生きていられる……。
#
NHKが、そんな吉田所長を「槍玉」にあげた。
→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111202/k10014352111000.html
ニュースのリードは、こんな調子だ。
「東京電力がみずから行った、福島第一原子力発電所の事故調査の中間報告で、事故発生日の夕方、1号機で唯一稼働できる非常用の冷却装置を、運転員の判断で停止したのに、所長らは、深夜まで、冷却装置が動いていると誤って認識していたことが分かりました。安全上重要な情報を共有できなかったことが、事故対応の遅れにつながった可能性があり、詳しい解明が求められます」
ここでいう「所長らは」の所長とはいうまでもなく、吉田昌郎氏のことだ。
NHKのニュースの記事の中ほどには、こうある。
「ところが、事故対応の指揮を執っていた、当時の吉田昌郎所長ら幹部がいる免震棟や、東京電力本店では、深夜まで、冷却装置は動いていると誤った認識を持っていたことが、東京電力の事故調査の中間報告で分かりました」
つまり、非常用の冷却装置(復水器)が動いているものと誤って認識していたのは、免震棟、および本店に詰めていた東電の幹部全員であり、吉田所長だけでなかった。
#
それなのに、NHKはどうして、ことさら「(吉田)所長らは」と報じたのだろう?
まるで、現場の責任者である吉田所長に責任をかぶせるような……
ネットでさっそく、「おお吉田所長がメルトダウンの原因?」(東海アマ管理人氏、ツイッターでのコメント)といった驚きと反発の声が上がったのも、当然のことである。
#
さて、NHKが報じた「東電の事故調査・中間報告」にある、「1号機で唯一稼働できる非常用の冷却装置を、運転員の判断で停止した」のは、すでに明らかな事実である。
そして、それが停止されたままなっていたことが「事故対応の遅れにつながった可能性」があることも、すでに承知の事実である。
では、運転員はなぜ非常用冷却装置を停止し、なぜ、それでよしとしていたのか?
#
米国の電気・電子テクロノジー専門誌、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )が11月初め、その電子版サイト、「フクシマの24時間」と題する、詳細な「再現レポート」を掲げた。
→ http://spectrum.ieee.org/energy/nuclear/24-hours-at-fukushima/0
そこに、以下のような重要な事実が指摘されている。
それによると、運転員が非常用の冷却装置(IC=隔離時復水器・非常用復水器)のスイッチを切ったのは、急激な冷却で圧力容器の鋼鉄にストレスが加わることを避けるためで、運転マニュアル通りの操作だった。
マニュアル通りのスイッチ・オフ……このこともまた(日本でも)すでに報じられ、よく知られていることだが、IEEEのレポートで注目すべきは、それに続く、以下のくだりだ。
「……しかし、運転マニュアルは3・11の非常事態のために書かれたものではなかった」
(……but the book wasn't written for the extraordinary events of 11 March.)
#
つまり、3・11当日、フクイチ(あるいは東電)には、非常用冷却装置の通常時運転マニュアルはあっても、(過度の冷却で圧力容器の鋼鉄にストレスが加わったとき、どう対応するか――そのまま冷却を続けるべきかどうかを定めた)事故時運転マニュアルは存在しなかったわけだ。
責められるべきは、現場で苦闘していた運転員や吉田所長でなく、事故時のIC運転マニュアルを整備していなかった東電本店――東電・大本営の最高責任者たちではないか!
#
この点で私がもうひとつ、疑っていることがある。
それはあの、事故時運転マニュアル・墨塗り問題に関することだ。
東電本店の責任者たちは、事故時の運転マニュアルに非常用冷却装置の操作法(手順)を書きこんでいなかったことが発覚することを恐れ、墨で真っ黒に塗りつぶしたのではないのか?
#
今回のフクイチの史上空前の大事故は、「安全神話」の陰で対策を怠って来た東電、そして日本政府――すなわち、この国の「原発国体」の「大本営」ともいうべき「安全地帯」にいて、わが世の春を謳歌して来た最高責任者たちの全体が、超A級戦犯として、自らすすんで責めを負うべき大惨事である。
太平洋戦争末期、東京の大本営が、硫黄島守備隊の栗林忠道中将の辞世の歌を勝手に改竄したのと同じような、現場を軽視し、あわよくば現場に責任を転嫁しようとする態度は、あってはならない。
東電大本営は墨塗りや人の顔に泥を塗ることばかりしていないで、自らの罪を潔く告白し、歴史のさばきを受けねばならない。
#
それにしても、「安全神話」のラッパを吹きならし、この世界最大の地震国を「原発列島」にしたあげく、「フクシマ」という史上空前の巨大事故を起こしながら、放出した「死の灰」は「無主物」であるとうそぶき、責任をとらないばかりか、自分たちこそ「最高戦犯」であるにもかかわらず、検察・警察をさしおいて事故報告書なるものを捏ねあげ、「公共放送」の仮面をかぶった御用報道機関に「放送」させる、「原発国体・大本営」の、なんとも醜悪な傲慢さよ!
#
そういえば、戦時中、こんなことがあった。「天気予報」を軍事機密だといって放送を禁止し、台風が来てもNHKは国民にラジオで警告しなかった。
あのSPEEDI隠蔽問題も、それと同じである。
Posted by 大沼安史 at 06:00 午後 | Permalink
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〔12月2日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき=午前分〕
Posted by 大沼安史 at 12:06 午後 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕 本店から配属の東電社員 力仕事や人海戦術に参加してくれればいいのに…
# ただいまっ(^O^)さぶいさぶいよ~(>_<)本格的な冬が近いでし。ヤードの作業員はつなぎ作業服の上からタイベック着てるけど建屋の中に入る作業員はすごく汚染するから、つなぎ作業服着れないです。16時間前
# 東電社員が本店から配属されて作業をやってるんだけど、道工具の名前がわからないのでカタログ準備や用途説明をしてくれって云われ最近困ってるでし(>_<)東電もメーカーへの経費削減や被曝分散でやってるんだろうけど、作業をやるなら最初から最後までやってほしいよなぁ…。
# オイラ達はそんな資料集めや作成に時間かけたくないでし。作業の中でも技術的な事じゃなくて遮蔽の鉛板やマット運んだり力仕事や人海戦術に参加してくれればいいのに…。こっちの方がメーカーの工数も被曝も低減出来ると思うんだけど。14時間前
Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 NHK 「吉田所長ら」が「非常用冷却装置 稼働と誤認識」と報道!
→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111202/k10014352111000.html
◎ これは(上記リンク記事)、報道のモラルの問題として、記録に残さなければならない「ニュース」だ!
NHKのニュース記事のリードに「所長らは」とだけ書かれ、「東電本店」が省かれている点に注目! (太字強調は大沼)
〔フクシマ・NEWS〕 NHK 「吉田所長ら」が「非常用冷却装置 稼働と誤認識」と報道!
→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111202/k10014352111000.html
◎ これは(上記リンク記事)、報道のモラルの問題として、記録に残さなければならない「ニュース」だ!
NHKのニュース記事のリードに「所長らは」とだけ書かれ、「東電本店」が省かれている点に注目! (太字強調は大沼)
◇
東京電力がみずから行った、福島第一原子力発電所の事故調査の中間報告で、事故発生日の夕方、1号機で唯一稼働できる非常用の冷却装置を、運転員の判断で停止したのに、所長らは、深夜まで、冷却装置が動いていると誤って認識していたことが分かりました。安全上重要な情報を共有できなかったことが、事故対応の遅れにつながった可能性があり、詳しい解明が求められます。
福島第一原発の中で最も早く深刻な事態に陥った1号機では、事故が起きた3月11日の午後6時すぎ、電源が失われても蒸気を利用して原子炉を冷却できる「非常用復水器」という装置を、現場の中央制御室にいた運転員がいったん動かしたにもかかわらず、すぐに停止させたことが分かっています。
ところが、事故対応の指揮を執っていた、当時の吉田昌郎所長ら幹部がいる免震棟や、東京電力本店では、深夜まで、冷却装置は動いていると誤った認識を持っていたことが、東京電力の事故調査の中間報告で分かりました。
誤った認識を持った理由について、中間報告では、原子炉の水位が燃料よりも上にあるというデータが水位計で得られたためとしています。水位計は当時、正しい値を測れなくなっていたとみられ、誤った情報を基に、誤った認識をしていた可能性があります。
東京電力の解析では、1号機は、最も早いケースで、地震発生の4時間後の午後7時ごろには、水面から露出した燃料の損傷が始まったと推定され、その後、大量の水素が発生して、翌12日に水素爆発を起こしています。
中間報告によりますと、所長らが燃料の損傷の可能性を初めて認識したのは、地震発生から8時間以上たった午後11時ごろ、原子炉建屋の放射線量の上昇を把握してからで、安全上重要な冷却装置の稼働状況を、運転員と幹部との間で共有できなかったことは、事故対応の遅れにつながった可能性があり、詳しい解明が求められます。東京電力の事故調査の中間報告は、2日午後、公表されます。
Posted by 大沼安史 at 11:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・情報〕 ◇ ツイッター情報 白血病 急増 ◇ 日本医師会 ネット上の書き込み「白血病患者急増 医学界で高まる不安」について
◇ ツイッターの声
# onodekita onodekita
tokaiamaがリツイート
急性骨髄性白血病、リンパ性白血病が本当に増えてきている。いくら隠そうと思っても、無理だ。医師会は無理だろうが、血液学会は一体何をしているのか?白血病の初期症状などはこちら。onodekita.sblo.jp/article/475193… 15時間前
# TokikoKato 加藤登紀子
とても詳しい説明です。参考に!RT @onodekita: 急性骨髄性白血病、リンパ性白血病が本当に増えてきている。いくら隠そうと思っても、無理だ。医師会は無理だろうが、血液学会は一体何をしているのか? 白血病の初期症状などはこちら。onodekita.sblo.jp/article/475193… 14時間前
# tutinoue ばぜどん
tokaiamaがリツイート
白血病急増のネット情報に関し日本医師会に、引き続き「患者調査」について厚生労働省に電話照会を行った asyura2.com/11/genpatu18/m… 質:えええええ!? なぜ、福島県が除外されているのか。国:復興を優先するため、被災した地域については今回の調査からはずした。 15時間前
# zebra_masa masa
レスラーの長島選手の急性骨髄性白血病の大手マスコミ記事は興味深い。どこにも生活場所や食事の記述がない。単に都内の病院に入院。凄い情報統制のような。bit.ly/vhzgnd 2時間前
# kamitori kamitori
厚労省が「福島県民を白血病の統計から除外する」と決定か (低気温のエクスタシー)bit.ly/tsDtTt 「白血病の統計的な追跡調査、今後は福島県に関しては除外します」厚生労働省 3時間前
# Todaidon Todaidon
吉田所長の動画見ました。頸部には3つの膨らみがあります。真ん中は、喉頭隆起(のどぼとけ)。問題は左右の胸鎖乳突筋前部の母子頭大の膨らみ。おそらくリンパ節腫大です。腫瘍(白血病・悪性リンパ腫)か炎症かの鑑別が大切です。RT@hanayuu :alcyone.seesaa.net/article/237825… 12月1日
◇ 日本医師会のコメント
→ http://www.med.or.jp/people/info/people_info/000614.html
現在、ネット上の掲示板、ツイッター、ブログ等において、「白血病患者急増 医学界で高まる不安」として、以下の内容が出回っています。
【ネット上からの引用】
各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした。
白血病と診断された患者の約60%以上が急性白血病で、統計をとりはじめた1978年以来、このような比率は例が無いという。
また、患者の約80%が東北・関東地方で、福島県が最も多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった。
日本医師会が、このような発表を行った事実はありません。
本文中には、「各都道府県の国公立医師会病院」との表現がありますが、そもそも医師会病院は、国公立ではありませんし、統計の数値につきましても、現段階でそのようなデータについて確認できず、信憑性を疑わざるを得ないものであります。
また、一部一般紙に掲載されたものであるとの噂もございますが、確認したところ掲載した事実はないとの回答を得ております。
日本医師会は、今回の福島第一原子力発電所事故に関しては、政府に対し正確な情報を国民の皆様に提供するよう求めているところでありますし、本会からの情報の提供に関しては、正確な情報提供に心がけております。
国民の皆様とともに安心・安全な医療を進めて参る所存でございますので、今後ともご理解いただきますようお願い申し上げます。
平成23年11月29日
Posted by 大沼安史 at 11:33 午前 | Permalink
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〔☆ フクシマ・アピール〕 ドイツ放射線防護協会 日本政府に「希釈政策」停止を勧告 もっと遠くへの移住支援も 食品・廃棄物汚染拡散で日本の全国民に「第2のフクシマ」の危機
11月27日 フクシマ事故に関する報道発表
→ http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242
・放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。
日本の官庁は現時点において、食品の範囲、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の範囲で、この希釈禁止に抵触しています。
ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告するものであります。
さもなければ、日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で、第二のフクシマに晒されることになるでしょう。
空間的に明確な境界を定め、きちんと作られ監視された廃棄物置き場を作らないと、防護は難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のまま汚染された物や食品を取り扱っていくと、国民の健康に害を及ぼすことになるでしょう。
・焼却や灰の海岸の埋め立てなどへの利用により、汚染物は日本の全県へ流通され始めていますが、放射線防護の観点からすれば、これは惨禍であります。
そうすることにより、ごみ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれている放射性核種は順当に環境へと運び出されてしまいます。
放射線防護協会は、この点に関する計画を中止することを、早急に勧告します。
・放射線防護協会は、少なくとも汚染地の妊婦や子供の居る家庭を、これまでの場合よりももっと遠くへ移住できるよう支援することを、早急に勧告します。
協会としては、子供たちに20ミリシーベルト(年間)までの線量を認めることを、悲劇的で間違った決定だと見ています。
・日本で現在通用している食物中の放射線核種の閾値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし国民の放射線被害については保護してくれないのです。
この閾値は、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを日本政府が受理していることを示している、と放射線防護協会は声を大にして指摘したい。
いかなる政府もこのようなやり方で、国民の健康を踏みにじってはならないのです。
・放射線防護協会は、日本の市民の皆さんに懇望します。できる限りの専門知識を早急に身につけてください。
皆さん、どうか食品の閾値を大幅に下げるよう、そして食品検査を徹底させるように要求してください。既に日本の多くの都市に組織されている独立した検査機関を支援してください。
・放射線防護協会は、日本の科学者たちに懇望します。どうか日本の市民の側に立ってください。
そして、放射線とは何か、それがどんなダメージ引き起こすかを、市民の皆さんに説明してください。
放射線防護協会 会長
Dr. セバスティアン・プフルークバイル
◇ ドイツ語原文 → http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111201/1322719204
◇ 木下黄太さん コメント → http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/34497dfc4aab542d9e7731d58a42ef61
ガレキ処理を目的として、全国にガレキ処理をさせることを止めるように放射線防護協会は求めています。放射性物質は拡散させてはいけないのは、基本中の基本です。こんな当たり前のことも、理解しない政治家、官僚、自治体職員、マスコミはおろかです。美名の名の下に、放射性物質を拡散させることは、本当におろかな行為です。取り返しがつきません。この全文もよく読んでください。
Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東電 読売の「東通原発を断念」報道を否定
12月1日付の読売新聞にて、「東電、東通原発を断念」との記事が報じられておりますが、当社が発表したものではなく、また、こうした事実はございません。
◇ 読売の記事 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000084-yom-bus_all
◎ 東電包囲網が敷かれはじめている……
Posted by 大沼安史 at 10:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 いわきの砂浜 砂中や河口で高濃度セシウム (渚も「死の灰」にまみれた!……)
いわき市の海岸で23年前から環境保全に取り組んでいる「いわき地域環境科学会」(会長=橋本孝一・福島高専名誉教授)は1日、砂浜の汚染状況の調査結果を発表した。市南部より北部の砂の放射性セシウムの濃度が高く、砂中40~50センチに汚染が集まっている傾向がみられたという。
……
橋本会長らは「海水の来ない場所は内陸部と同様に汚染は地表だけだが、波打ち際はセシウムに汚染された海水が染みこんだ」と推定した。汚染部位の変化については「浅い砂中は新しい海水で洗浄されたが、砂中のセシウムはそのまま残ったり、表層から下ったりしたとみられる」という。
一方、8月28日には夏井川の水辺5カ所の土壌も調査。市内最上流部で60ベクレルだったのが、下るにつれて数値が上がり、河口では607ベクレルに。橋本会長は「山間部などの放射性物質が川の流れで河口に集まっている恐れがある」とした。
Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「自主避難者」とされた「原発被災」の被害者難民たちが、「一律ではなく、個別の事情を踏まえて賠償するよう」要求
以下のNHKのニュース「記事」の書き方にも注意しながら、後世のため、記録として残す。
犠牲者・被害者はまっとうな「要求」しているのであって、オカミに「訴えている」のではない!
◇
福島第一原子力発電所の事故の避難区域以外から自主的に避難した人たちが、東京電力への賠償請求の和解を仲介する国の機関に申し立てを行い、一律ではなく、個別の事情を踏まえて賠償するよう訴えました。
申し立てを行ったのは、原発事故の避難区域以外から自主的に避難した、福島県郡山市の女性といわき市の男性です。自主的に避難した人たちへの賠償を巡っては、国の審査会で、避難した人も地元にとどまった人も一律の額を支払う方向で検討が進められていて、近く指針が示される見通しです。
これについて、2人は、避難によって必要になった生活費や、仕事を休んだことによる損害など、個別の事情に応じて十分な賠償を行うべきだと訴えて、1日、東京電力との和解を仲介する、国の「紛争解決センター」に申し立てを行いました。
いわき市から家族と一緒に山梨県に避難している39歳の男性は、記者会見で「会社を辞め、収入も途絶えました。指針が出る前に、自分たちから声を上げる必要があると思いました」と述べました。また、支援している弁護士は、「自主避難した人も、地元にとどまった人も、それぞれ事情が異なっており、一律ではなく、個別の事情を考慮するべきだ」と訴えました。
Posted by 大沼安史 at 10:36 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 横浜市、(いまごろ)道路の線量測定へ 子ども集まる施設周辺
福島第一原発の事故による放射線対策で、横浜市は、学校や公園など子どもが集まる施設周辺で、放射性物質がたまりやすい側溝などを中心に、道路の線量を測定することを決めた。来年三月までに、終えたいとしている。測定は外部に委託するため、開会中の市議会に、四千百万円の補正予算案を提出する。
市によると、学校や公園などの施設内で、放射性物質がたまりやすい場所の測定をほぼ終えたことから、周辺道路に測定範囲を広げる。これまで市民の通報を受け、道路の測定をしてきたが、計画的に実施するのは初めて。
今回、対象になるのは市立学校だけではなく、私立などを含めた計五百四十校、公園や親水拠点など計二千六百六十三カ所、幼稚園と保育園の計七百六十一園の周辺となる。
高線量を測定した場合は、市があらためて測定した上で、堆積物を除去するとしている。
市の管轄外の国道についても、対象施設の周辺道路であれば、測定する方向で進める。
市が管理する道路の総延長は約七千五百六十キロで、市の担当者は「全体を測定することは難しいので、子どもの安全、安心を図るため、優先的に実施することにした」と説明した。
Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 日光市 高濃度セシウム焼却灰、保管限界 新たにテント設置へ
日光市千本木のごみ焼却施設「市クリーンセンター」で生じる高濃度の放射性セシウムを含む焼却灰の保管問題で、来月にはこの施設での保管が限界を迎える見通しであることが分かった。市は一日開会した十二月定例市議会に、新たに灰を保管するためのテントを設置する費用約三千百九十万円を含む補正予算案を提出した。 (石川徹也)
同センターでは七月十三日、焼却灰のうち、ばいじんなどの「飛灰」から国の基準(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)の二倍に当たる一万六〇五〇ベクレルの放射性セシウムが検出され、国の指針に従って施設内の車庫棟などに一時保管してきた。
一日約三トンの飛灰が生じており、これまで搬出していた群馬県草津町の民間最終処分場が定める「三回連続で八〇〇〇ベクレルを下回り、うち一回は四〇〇〇ベクレル以下」という条件をクリアできず、同センターに保管するしかなかった。十一月末までに約三百四十八トンが保管されており、来年一月いっぱいで満杯になる見通しだ。
設置するテントは幅十メートル、長さ三十メートル、高さ数メートル。特殊繊維のドーム型で保管容量は約六百四十トンある。内側にコンクリート製の擁壁を張り巡らし、搬入口には鉛のシートを張り、飛灰の拡散と溶出を防ぐ。
市環境課の担当者は「草木や落ち葉などが原因とみられる。テントで来年九月までは保管できるが、あくまで仮置き。基準を下回り、草津へ持って行けるようになれば」と話している。
国は来年一月一日施行の放射性物質汚染対処特措法に基づき、八〇〇〇ベクレルを超えた飛灰は「指定廃棄物」として国が処分するとしているが、具体的な指針はまだできていない。
◎ 東照宮にも「死の灰」が降りそそいだのだろう。
Posted by 大沼安史 at 10:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 核燃料露出まで1・5メートル 福島4号機プールの水位低下
東電福島第1原発事故で、冷却機能を失った使用済み核燃料プールでは燃料の熱で水が蒸発、発熱量が多い4号機では水位が5・5メートル低下し、燃料の上端から1・5メートルに迫っていたとの評価結果を東電がまとめたことが1日、分かった。
水位低下は3月11日の事故発生後、4月20日すぎまで1カ月以上続き、燃料が露出する寸前の状態になった。22~27日に930トンを集中的に注水して満水状態に戻したが、東電が作成したグラフでは、この注水がなければ5月初めに燃料が露出していたと読み取れる。……
◎ 東電作成のグラフが正しければ、の話だ。
Posted by 大沼安史 at 10:18 午前 | Permalink
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〔フクシマ・毎日新聞〕 経産省と東電首脳 2002年に極秘協議 「六ケ所」から撤退で一致
核燃サイクルを巡り、東京電力と経済産業省の双方の首脳が02年、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理事業からの撤退について極秘で協議していたことが関係者の証言などで分かった。
トラブルの続発や2兆円超に建設費が膨らんだことを受け、東電の荒木浩会長、南直哉社長、勝俣恒久副社長と経産省の広瀬勝貞事務次官(いずれも当時)らが撤退の方向で検討することで合意し、再協議することを決めた。
しかし3カ月後、東京電力トラブル隠しが発覚し、荒木、南両氏が引責辞任したことから実現しなかったという。
毎日新聞は出席者の氏名や協議の時期、目的などが書かれた経産省関係者のメモを入手し、協議の関係者からの証言も得た。首脳による協議が判明したのは初めて。
核燃サイクルを巡っては高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉を含め継続の可否が検討される見通しでサイクルのもうひとつの柱である再処理事業でも東電、経産省のトップが9年も前から「撤退を検討すべきだ」と認識していたことは、内閣府の原子力委員会が来年夏をめどに進める原子力政策の見直し作業に影響しそうだ。
……
六ケ所村再処理工場の建設費は事業申請時(89年)は7600億円。
しかし使用済み核燃料貯蔵用プールからの漏水が相次ぐなどトラブルが続発し、2兆円を超えることが確実になっていた。
本格操業すると将来の解体費用などとしてさらに1兆円以上必要になる。
東電など複数の電力会社幹部から「こんなの(再処理事業を)やっても大丈夫なのか」と懸念の声が上がっていたため、経産省側が協議の場を設けたという。しかし02年8月、部品のひび割れなどを隠蔽(いんぺい)した東電トラブル隠しが発覚し荒木、南両氏が辞任、再協議は実現しなかった。
……
◇六ケ所村の再処理工場
使用済み核燃料から再利用可能なウランとプルトニウムを取り出す工場。東京電力の連結対象会社「日本原燃」(青森県六ケ所村)が建設・運営している。極秘協議があった02年当時、工場に放射性物質は流れていなかったが、04年に劣化ウランを流すウラン試験、06年に使用済み核燃料を流すアクティブ試験に移行。高レベル廃液をガラスで固める工程でトラブルが発生し08年12月以降、試験は中断している。完成予定時期は18回延期され現在は来年10月。
Posted by 大沼安史 at 10:01 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「福島のお母さん&山本太郎さんとドイツの旅」 グリーンピースが報告開始!
(1) ドイツの旅が始まりました(11月28日) → http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/1/blog/38035/
福島のお母さんたちと、俳優の山本太郎さんといっしょに、脱原発と自然エネルギーの今をたずねるドイツの旅が始まりました。
グリーンピース・ドイツの事務所がある街ハンブルクで、私たちを待っていたのは、地元メディアからの取材の嵐。
空港で待ち構えていたドイツテレビをはじめ、10社以上のメディアが福島の有機栽培農家・大河原さんと、2児の母・西片さん、俳優の山本太郎さんをインタビュー。
3は、福島の現状と、避難の権利の確立、原発のない世界を訴えました。
午後には、グリーンピース・エナジー社にCEOのロバートさんを訪問。
協同組合方式で運営される同社は、自然エネルギー100%の電気を11万世帯8000法人に届けています。……
(2)お母さん、2万3000人の聴衆にスピーチ(11月29日)
→ http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/2-23000/blog/38043/
ハンブルクの南東に2時間のところにあるダネンベルクでは、過去300年にわたって毎年、このような集会が行われています。
ダネンベルクの近くにある小さな村ゴアレーベンに、列車で運ばれてくる放射性廃棄物の輸送と、ゴアレーベンの放射性廃棄物の貯蔵施設に抗議するためです。……
【西片さんのスピーチ】
皆さまはじめまして。西片 嘉奈子と申します
今日はこのような場をいただきありがとうございます。私は11歳の男の子と9歳の女の子を持つシングルマザーです。3.11までは貧乏ながらも毎日子どもたちと楽しい日々を暮らしていました。
それが今では、ここドイツの地に子供たちと立っています。その理由は東京電力福島第一原発の事故が私たちの身に降り注ぎ、去年まで、いや3.10までの穏やかな日々をすべて奪われてしまったからです。
去年まで子供たちと一緒に遊んだ川原も奪われました。公園も今では草が生い茂り、誰も遊ぶことのなくなってしまった遊具が寂しくそこにあるだけです。普通の日常のすべてが、当たり前にしてきたこと全てが奪われました。
米沢市に引っ越して、窓を開けて風の通り抜ける気持ちよさ、洗濯物を外に干せる気持ちよさ、子供たちが学校から帰るとランドセルを投げ入れてすぐさま遊びに出て行く微笑ましさ、マスクをしなくてもいい爽快感。こんな普通のことがとてもありがたいことだったんだなと実感しました。
子どもたちの成長に、太陽を浴びること、虫を捕まえること、草花をつかむこと、川の中のどろの感触、木から落ちた栗のいがに指を痛めること、自然の中から学ぶことがこんなにも多き、重要だったことに気づかされました。
ある日子どもがこんなことを言いました。もう福島には帰れないと思うと。なぜ?と尋ねると、「福島にいたら病気になっちゃう。病気になったらママを悲しませちゃうし、治療にたくさんお金もかかるから迷惑かけちゃう、それにもし手術しても死んじゃったりするかもしれないから」と答えました。私がこの子と同じ年のころに、こんなこと考えたこともありません。
それが今では福島の子どもたちは皆、こんなことを考えながら生きているのです。
私は悲しくなるのと同時に、自分に腹が立ちました。今まで政治や電力、その他の利権や圧力がこの世に汚く存在していることすら知らず、また意識もせず、勉強もしてこなかった。その結果、子どもにこんな思いをさせてしまって、なんて愚かな人間だったんだろうと。
一生私は子どもたちに対して、申し訳ないという気持ちは拭えずに暮らしていくことと思います。でもけして過去は憎みません。
だって、今私がこうしてここにいるのは、過去があるからなんです。ほんのひとつでも欠けてたら今ここにはいません。3.11以降に出会った人々も、過去が会ったから出会えた私の宝です。
人間だって、犬だって、ライオンだって、カエルだって、みんな親というのは子どもを守る本能に変わりはありません。そしてそれはどんな大きな力よりも勝る強さを持っています。このことを忘れずに、未来の子どもたちのために、今私は立ち上がり、原子力のない世界を作るために全身全霊をかけて取り組みます。
それが今私に与えられた試練です。福島に住んでいたものとしてやらなければいけない人生の課題です。
【大河原さんのスピーチ】
皆さんこんにちは。私は大河原と申します。福島から来ました。
私は26年間、家族とともに農薬、化学肥料を一切使わない有機農業を営んできました。
年間約50種類の野菜や穀物を栽培し、和牛や鶏も飼っています。25年前、長女を出産した二ヵ月後に、チェルノブイリ原発事故がおき、8000キロ離れた日本でも放射能が検出され、母乳を飲ませていた私は恐怖を感じました。
家から東に約40キロにある福島第一原発。将来わが子を苦しめることになるのではないか。
私は原発について学習を始め、友人知人に原発の危険性について知らせ、講演会を開くなど活動を行ってきました。
しかし、その後5人の母となった私は、育児、畑仕事と忙しく動き回り、しだいに反原発の運動から遠のいていきました。そして近年、農民は異常気象に苦しみつづけ、原発が「温暖化防止によい」のであれば、必要悪なのかとさえ思い始めました。そして3月11日、経験したことのない揺れ、目の前で道路が割れました。家族の無事を確認した瞬間、戦慄が走りました。原発は大丈夫なのか? 思わず東の方向をみました。この後何が起きるのか、私は学習したはず。20年も前に何度もその怖さを知っていたはずなのに、私は何もしなかった・・・。
いまだに福島第一原発は放射性物質を空中に、海中に吐き続けています。国や東京電力の対応は、何を守ろうとしているのかわからないほど、期待とはほど遠いものです。
一滴の農薬も、一粒の化学肥料も使わずに耕してきた私たちの畑に今、放射能の塵が降っています。でも私はあきらめません。
いつか必ず再び豊かな農作物を収穫してみせます。
そして、この後の人生をかけて、この世界から原発をなくすための運動をします。故郷、福島で再び微笑みが戻るよう、一人の親として、一人の大人として、責任を果たしていこうと今、強く思っています。
(3)「声をださなきゃ、変えられない」(12月1日) → http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/3/blog/38108/
福島のお母さんたちと、俳優の山本太郎さんといっしょに、脱原発と自然エネルギーの今をたずねるドイツの旅の3日目です。
ダネンベルク(ウェンドランド地方)では、30年以上にわたって、ありとあらゆるクリエイティブな方法で、放射性廃棄物の輸送に対する抗議が続けられています。……
一方で、原発に頼らないために市民発電所をつくり、いまでは地域の電気の100%が自然エネルギーでまかなわれています。
さらに極めつけは、『フリー・ウェンドランド国』として、ドイツ連邦からの独立を正式に宣言(!)。
パスポートや運転免許証も発行し、もちろん国旗も存在します。*
「日本でも、原発を止めようと訴えるデモはたくさんありますか」
「どうして日本人は、黙っていられるの?」
滞在中に、ダネンベルクで何度も尋ねられたこの質問――。
「子どもや家族、仕事のことを考えると、なかなかデモに参加できない」
「原発や放射能のことを友達と話すのは、気まずくなってしまう」
「原発はいやだと思っているけど、行動に移すのは難しい」
そんな状況が日本にあることを話すと、「でも、声に出さずに、どうやって変えるんだ?」との返答が――。……
Posted by 大沼安史 at 09:52 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(2日 金曜日)は午前中、前日に引き続き、細長い帯状の気団が首都圏に流れるが、午後にはフクイチから真西に向き変え、群馬・新潟方面を襲う一方、首都に流れ込んでいた気団は静岡沖から、はるか大阪までの広い範囲を覆う見込み。
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink
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2011-12-01
〔12月1日 本日の記事一覧 主な見出し リンクつき〕
Posted by 大沼安史 at 12:03 午後 | Permalink
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〔南相馬市・大山こういち市議・ブログ〕 マスコミが報じない「トリチウム」
……以前から放出量が全く公表されていませんが、先日の汚染水散布事件で5・6号機について成分を公表していました。
トリチウム濃度は、なんと2600Bq/Lでした。
再臨界騒動の裏で5号機6号機のトリチウム漏れ
http://phnetwork.blogspot.com/2011/11/blog-post.html
危険性については極秘であるため、安全な核種と過少評価されていますが、その実態は「水爆の主原料」です。
バグフィルターでも除去できず、原発周辺では常に漏れている危険な核種です。
水と同化するため人体では最も危惧する核種と言う評価です。……
Posted by 大沼安史 at 11:55 午前 | Permalink
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〔ツイッター情報〕 国会事故調メンバーに田中三彦、石橋克彦、崎山比早子の3氏
# hatatomoko はたともこ
tokaiamaがリツイート
国会事故調民間委員10名の中になんと田中三彦氏、石橋克彦氏、崎山比早子氏の原発批判派3名が任命される。しかも原子炉・地震・放射線と原子力関連の専門家はこの3名のみ。画期的人事。地震による損壊、SPEEDI問題、事故手順書を保安院、安全委らは何故知らなかったのか等、解明してほしい。14時間前
Posted by 大沼安史 at 11:47 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 茨城県の野菜が超巨大化して農民は「今年はこんなのばっか」
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〔フクシマ・NEWS〕 浪江町民の避難先、本宮市の仮設住宅で高放射線量、室内 「場所によっては毎時2マイクロシーベルト前後」 遅い対策に住民不満
……「なぜ避難先でも放射線量を気にしながら生活しなければならないのか」。浪江町民が住む本宮市の恵向応急仮設住宅で避難生活を送る三輪昭次さん(66)は憤る。放射線量を低減するため、県に要望していた仮設住宅の床下にコンクリートを流し込む工事が28日から始まったが、「住民が声を上げて、やっと実現した。行政の対策は遅い」と訴える。
同仮設住宅には22日現在、114世帯、269人が入居。町が測定した同仮設住宅の高さ1メートルの空間放射線量は毎時0.27マイクロシーベルト前後。
しかし、2カ月前に引っ越してきた三輪さん家族が、仮設住宅内の空間放射線量を測定すると、室内で毎時1マイクロシーベルト以上の場所があり、場所によっては2マイクロシーベルト前後あった。
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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〔木下黄太さん・ブログ〕 国も、東電も、専門家も、ウソをつきつづける日本。メルトスルーもホールボディカウンターも。
……ウソの言い訳を続けている東電や国は、頭がおかしい人達の集合体ですし、良心のかけらはまったくない連中ばかりです。
本当に、腹が立ちます。反吐が出ます。
はっきりしていることは、核燃料のほとんどは、格納容器外に出ていることです。国や東電の説明は、まだまだ、ウソばかりで、核燃料は、燃料そのものが、水から海中に溶け出しているだけでなく、かなり広範囲に空間にも飛散していると考えてよいと思います。
恐らく、最低でも、柏近辺、東葛地域くらいまでは、核燃料そのものが、飛散していると僕はみています。この点については、公的機関が、プルトニウムを検出しているという情報もあります。
恐らく、爆発事象がおきた号機では、ほとんどの核燃料が外部に出てしまっていると思いますし、この中身をきちんと確認していくことで、ウラニウムなどの核燃料そのものが飛散した範囲は、「直ちに」住めないことは確定していくと思います。
福島が「直ちに」住めない場所であることは勿論、東葛地域も、そうした状況にあると思います。セシウムが大量にあるだけでなく、どうにもならない各種の放射性物質が、そのまま落ちている状態で大丈夫と考えることが、ありえない話です。
こうした、放射性物質、核燃料そのものの飛散状況を政府が認めて、国民に明示しない限り、何にも始まりません。いったいいつまでウソをつき続けるのか。どれだけの人がこのウソのために傷ついていくのか、腹立たしい限りです。
さらに、政府の頼みの綱だった、吉田所長の入院は、福島第一原発の処理スキームの崩壊の映し鏡です。
彼が被曝症状かどうかともかく、原発事故対応に本質的に敗れたのが、明確化したことには変わりはありません。
彼以外に対応できる人材はすぐみつからないでしょう。
こういう状況で、僕は本質的な解に、今の日本政府が、このままの政治体制で到達する可能性はゼロだと思います。日本政府の政治体制の変革は必須です。
福島に入った医療関係者が長崎大学のホールボディカウンターで検査し、最大で15ミリシーベルトなので、健康に影響はないという報道がされています。
何度も言いますが、ホールボディカウンターは、全身で何ベクレルという単位で見るものです。
体の内部にある放射性物質は、その計測の単位、ベクレルで表記すべきです。
換算して、外部線量的なイメージのミリシーベルトに直すことで、本質を見えなくする発想です。そもそも、それがおかしい。このミリシーベルトだと相当な放射性物質があるはずです。
これが全身で何ベクレルか出すべきです。そうしたことをごまかし続けて、体内にある放射性物質の問題をはっきりしめさない発表など、本質的な話ではありません。専門家がどこまでごまかすのかと思います。馬鹿か恥知らずです。
ごまかすな。内部被曝は尋常な話ではありません。
本当に腹が立ちますが、国も、東電も、専門家も、共犯関係です。おまえたちがうそを言い続けて、本質を国民から遠ざけて、それによって情報の格差が発生し、情報が取りきれなかった人のほうに多大な被害が出て行く構図です。
こうしたことをおこなった人間が、だれがどういうことをしたのか、これは政治家も、官僚も、東電幹部も、専門家も、「戦犯」として裁かれる構図にしなければならないと僕は思います。戦争法廷と、本質的には同じことです。
きょうから、年末、十二月になりました。こんな緊張感のある師走ははじめてです。
Posted by 大沼安史 at 11:29 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 スイス気象台 みえない雲拡散予報 日本語版が登場!
Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・現場・ツイッター〕やっぱりかぁって感じです
「ハッピー」さん → http://twitter.com/#!/Happy20790
# ただいまっ(^O^)今日はちょっと遅いでし。今日1号機の燃料がほぼ100%圧力容器から溶け落ちて抜けて、格納容器のペデスタル地下にに落ちコンクリートを67センチ溶かしたって発表あったよ。1号機は格納容器底部の温度パラメータからみても予測してたんだけど…。12時間前
# やっぱりかぁって感じです。1~3号機の圧力容器内に窒素入れ始めたんだけど、1号機は格納容器の方が水素濃度高いからあんまり効果ないかも…。1号機のガス管理システムも今試運転に入ってるから、本格運転すれば詳細なデータ集まるからそれから色々判断しないとね。12時間前
Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 | Permalink
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〔フクシマ・ツイッター情報〕 またも東電のウソ、バレる! 溶融核燃 1号機の鉄の壁まで「あと37センチ」との発表だが、5月24日には直径7センチの大穴が……と言っていた!
# EXSKF EX-SKF
福島原発1号機溶融燃料がコンクリにめり込んだ解析の件:東電はそれでも格納容器内に留まっている、と言いますが、5月25日時点では「1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴」と言っていました。http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/05/blog-post_9041.html 26分前
◇参考 本ブログ既報 5月25日付 「1号機の格納容器 直径7センチの大穴 2号機 直径10センチ相当の複数の穴 」→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/05/post-491b.html
ヤフーニュース(毎日新聞)⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000007-maip-soci
東電は24日公表した、2、3号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて明らかにした。
東電は……2号機では101時間後の15日午後8時ごろ、3号機では60時間後の14日午前3時ごろに燃料の大部分が圧力容器の底に落下する炉心溶融(メルトダウン)が起き、それぞれ6~8時間後に圧力容器が破損した。
2号機では計測された圧力データから、格納容器に10センチ相当の複数の穴が開き、1号機で7センチ相当の穴が開いている可能性が浮かんだ――としている。
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink
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〔フクシマ・河北新報・コラム〕 コーケーネンカ?! 「老朽化」と言えば済むものを。
「コーケーネンカした原発については…」とラジオのニュース番組で専門家が話していた。はて、何のことかと聞き耳を立てた。漢字で「高経年化」だと分かるまで少々要した
▼一昨日、原子力安全・保安院が高経年化対策を審査する会議を招集した。誰にも分かるように「老朽化」と言えば済むものを。パソコンで変換しても出てこない妙な用語を使う狙いは何だろう
▼日本原電敦賀1号機、関西電力美浜1号機の運転開始は1970年。大阪で万博があった年だ。誰だってはるかな昔だと思う。福島第1原発1号機は翌71年。老朽化という言葉がやはり合う
▼日本の原発54基のうち30年を超えるのは全体の約3分の1。多くの部品は新品と交換しており国は安全だと言う。しかし、30年も過ぎればどこか傷みも出てこよう。専門家の知見より素人の懸念が的を射ることはあるものだ
▼反対運動で新規建設が困難なこと、修理した方が廃炉より安上がりなこと。古い原発が多い背景だ。安全をコストに優先させているようには見えない。例えば心臓部の圧力容器などの交換例はない
▼先の専門家会議は福島第1原発事故に関しても老朽化の影響を検証する。古いから危ないという単純な話でもなかろうが、まずは分かりやすい説明が第一だ。瞬時に理解できる言葉で。
Posted by 大沼安史 at 10:50 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞〕 東電賠償問題 年内にも弁護団発足 再起の旅 福島・双葉町 町独自に「やさしい原発事故損害賠償申出書」作成 「加害者が作った枠組みで賠償されるという間違った歴史を残してはいけない」(井戸川克隆町長)
福島第一原発事故の賠償問題をめぐり、加須市の旧騎西高校に役場機能ごと避難する福島県双葉町は三十日、町が独自に設置することを決めた弁護団による賠償交渉の手続きを公表した。今月中にも、町民が避難する各都道府県の弁護士に協力を求めて弁護団を発足させ、町民に対する説明会を開く予定。
町は東京電力が作った請求書とは別に、埼玉県の弁護士と協力して「やさしい原発事故損害賠償申出書」を作成。質問に答えて記入していけば、国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に東電との和解の仲介を申し立てることができる。
町は、町民が弁護団を通じて和解を申し立てた場合、成功報酬以外の弁護士費用の半分程度を補助する方針で、既に五千万円を予算化。弁護団の活用は強制ではない。
井戸川克隆町長は「加害者が作った枠組みで賠償されるという間違った歴史を残してはいけない。町民が交渉に入れるよう、早急に弁護団を立ち上げたい」と話し、他の自治体との連携も視野に入れるという。
町は九月以降、「一方的な経緯と手順で進められている」と、東電の賠償に関する説明会開催を拒否している。
Posted by 大沼安史 at 10:44 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 軽井沢町 東電に約440万円の賠償請求書を送付 計測や除染費用
東京電力福島第1原発の事故後に町が行った放射性物質の除染作業などの費用を東京電力(東京)に賠償請求する方針を固めていた北佐久郡軽井沢町は30日、約440万円の賠償を求める請求書を、東電の西沢俊夫社長宛に内容証明で郵送した。
内訳は放射線の計測や除染作業をした職員の人件費180万円、落ち葉や水の放射能の測定を外部機関に委託した費用160万円、放射線測定器2台の購入費85万円などで、いずれも10月末の時点でまとめ、請求した。当初は約500万円と見積もったが、精査して最終的に金額を決めた。……
Posted by 大沼安史 at 10:39 午前 | Permalink
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〔フクシマ・東京新聞・特報〕 原子力協定 審議入り ヨルダンは地震国 テロも頻発
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011120102000077.html
「原発輸出」へとしゃにむに突っ走る野田政権。ヨルダンやベトナムなど4カ国との原子力協定を国会で承認するための一括審議が30日、衆院外務委員会で始まった。福島第一原発の事故は収束しておらず、原因究明もまだだ。国民の理解を得ているとは到底言えない中、「国際的信用」の名の下に、重要な国際間の取り決めを急いでいいのか。ヨルダンの現地事情をみた。(小国智宏、中山洋子)
◇ 以下、記事本文は → http://www.tokyo-np.co.jp/database/
◇ 参考記事 東京新聞 「原発輸出」承認へ 国会 4カ国と協定、審議入り
→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011120102000051.html
衆院外務委員会は三十日、原発輸出を可能とするヨルダンなど四カ国との原子力協定の国会承認案について審議入りした。民主、自民両党は賛成する方針で、十二月二日に首相が出席して質疑を行った上で採決し、衆院を通過。会期内に承認される見通し。原発の安全性をめぐる疑問を残したままの承認には批判が出そうだ。
協定はヨルダン、ロシア、ベトナム、韓国との間で、原発関連機材や技術を提供する際、軍事転用しないことなどを定めており、原発輸出の前提となる。政府間で署名済みだったが、福島第一原発事故を受けて国会承認手続きが遅れていた。
原発輸出を継続する方針を表明していた野田佳彦首相は、協定の早期承認を要請。自民党は、ヨルダンとの協定は昨年了承していたが、残り三カ国との協定について三十日の外交部会で協議した。署名が済んでいる協定を承認しなければ国際的信用にかかわることを理由に了承した。
一方、玄葉光一郎外相は外務委で、交渉中のインド、トルコ、ブラジルなど五カ国との協定締結に関し「原子力分野で協力する意義がある。枠組みを整備していきたい」と前向きな姿勢を示した。
◎ 聖書の地を死の灰で汚してはならない。蜜と乳とプルトニウムが流れる被曝地にしてはならない。
全世界のキリスト者は反対運動に立ちあがるべきだ。
イスラム教徒も立ちあがるべきだ。
Posted by 大沼安史 at 10:34 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 原発20キロ圏、土中のセシウム一転(いまごろ)調査へ 「(いちおう)政府」
Posted by 大沼安史 at 10:25 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 「脱原発は困る」 電力労組、「政治活動費」 7億5000万円(2010年) 民主議員に組織的な献金 東電出身の小林正夫・民主党参院議員(比例区)の関連政治団体と選挙事務所に計2650万円
……2010年の政治資金収支報告書によると、全国の電力系労組13団体が組合員らから集めた「政治活動費」は総額約7億5千万円。この資金は、主に民主党議員の支援に使われ、陳情活動も支援議員を中心に行ったという。
収支報告書などによると、全国の電力10社と関連3社の各労組の政治団体は10年に、組合員ら約12万7千人から会費などの形で約7億5千万円の「政治活動費」を集めた。うち計約6400万円が、電力総連の政治団体「電力総連政治活動委員会」に渡っていた。
活動委は同年、東電出身の小林正夫・民主党参院議員(比例区)の関連政治団体と選挙事務所に計2650万円、川端達夫総務相の政治団体に20万円などを献金。小林議員は同年の参院選で再選を果たした。
Posted by 大沼安史 at 10:22 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 文科省 内部被曝給食を強制 摂食放射能「キロ40ベクレル」を容認 東日本17都県へ通告
文部科学省は30日、小中学校の給食に含まれる放射性物質を「1キログラムあたり40ベクレル以下」とする安全の目安を定め、東日本の17都県の教育委員会に通知した。給食について文科省が目安を示すのは初めて。国費の補助で測定機器を購入して検査結果を公表することを求めており、事実上の基準となる。
……
現行の暫定基準は、飲料水や牛乳・乳製品で1キロあたり200ベクレル、野菜や肉、魚、穀類は500ベクレルだが、文科省は「安全サイドに立ち、厳しい方(200ベクレル)の5分の1の数値を採用した」と説明している。調理前の食材を品目ごとに検査することを想定している。
Posted by 大沼安史 at 10:16 午前 | Permalink
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〔小出裕章さん・コメント〕 政府・東電 「チャイナ・シンドローム」寸前解析 「根拠レスだと言っていい」 鋼鉄の壁まで37センチが「余裕」? 鋼鉄に穴が開いている疑い、捨てきれず
◇ 11月30日(水)、毎日放送「たね蒔きジャーナル」で。
非公式まとめ → http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/12/01/tanemaki-nov3-2/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
文字起こし → http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65778229.html
小出「……あのー、炉心が融けてですね、格納容器ではなくて圧力容器のそこに落ちて、底を貫き通したと。で、それがさらに格納容器という容器のえー底に落ちた。そこはあのーコンクリートの床張りがあるので、そのコンクリートを溶かしながら下に沈んで、え…場合によっては格納容器の鋼鉄製の、まあ容器を溶かしてさらに下に落ちているかもしれないと、言ったのだと思います」
……
小出「えー。私はそ、格納容器というのは、放射能を閉じ込める最後の砦、であって……」
水野「そうですね、おっしゃてました」
小出「はい。砦が壊れてしまうかどうかということは大変重要なことであって。私は格納容器の鋼鉄が壊されて、格納容器そのものの……あ、ごめんなさい、格納容器の底にあるコンクリートは壊されて、えーその下にある格納容器の鋼鉄製の、え……まあ構造物自身も壊れているかもしれないと。そうなってしまうと放射能を閉じ込める防壁が全て無くなってしまうので、え……もう仕方が無いので地下にダムを作ってくださいと言っていたのですね」
水野「そうですね」
小出「はい。えー……私自身もどこまでいってるか実は自信がないまま……」
水野「誰も見ることはできないわけです」
小出「そうなのです。ですから最悪のことを想定しながら、やらなければいけないと私は思ってきましたし、私自身は今でもその、格納容器の鋼鉄にすでに穴が開いているという疑いを捨てきれ、ない、でいますけれども。東京電力はそこまではいっていないという発表を今日はしたのですね」
……
小出「ようするにあのー、今回の事故はあの私たち全く経験のしたことがないことが起きている、わけで。えー……東京電力は解析をしたと言っていますけれども、解析というのはその、色々なパラメーターを入れなければいけない、のですが。例えば温度の条件とかですね、圧力の条件であるとか、様々な仮定に仮定を積み重ねるわけですけれども。仮定をするためのその、データ自身がないのです」
近藤「うーん」
小出「はい。格納容器のその、コンクリートの部分の温度が何度になっていることすら、わからないまま、計算をしてるわけです」
近藤「そうすると、こ、これもあくまでも、計算したって根拠がないんじゃないですか?」
小出「ない。根拠レスだと、私は言っていいと思います」
……
小出「例えば1979年に、米国のスリーマイル島の原子力発電所は原子力発電所というとこで事故が起きたのですが、原子力推進してる人たちは、原子炉の炉心自身は融けていないとずうっと言っていたのです」
近藤「うん」
水野「ううーん」
小出「解析も様々な解析をしながら融けていないといっていたのですが。えー事故が終わって7年半経って、圧力容器の蓋を開けてみたら実はもう原子炉の半分が溶け落ちていたということがわかったという」
水野「7年半経って開けてみないとわからなかったんですか」
小出「そうです。」
近藤「先生そうすると、先生も推測でそういうまあ過去の事例なんかも元に推測してそういうふうに判断したわけですよね」
小出「そうです」
近藤「そうすると、この後もその鋼鉄の板まで融か、融けて落ちるっていう推測もそれはできるわけですよね」
小出「私はそう、その可能性があると思って来ましたし、そうなってしまうと汚染の広がりを食い止められなくなりますので、可能性のある限りは対策を取らなければいけないと主張してきました」
……
近藤「もし、鋼鉄の板も溶かしていたらどうなるんですか」
小出「えーさらに、下に構造物を溶かしながら地面にめり込んでいくということになります」
近藤「それは永遠に果てしなくそういうことが続いていくんですか」
小出「そうではありません。えー……永遠に果てしなく続くということは、え、まあブラックジョークで言われたわけで、スリーマイル島の事故がある頃にチャイナ・シンドロームという映画ができて、果てしなく地下に融かし、融け込んでいって、地球のコアを通り抜けて、はん、地球の反対側の中国に飛び出してくるというのがまあチャイナ・シンドロームというブラックジョークですけれども。私はそうは多分ならないと、えー、格納容器のこう、鋼鉄を融かして地下にめり込むとしても、多分5メートル10メートルでとまるだろうと私は推測している」
近藤「水が止めるんですか」
小出「えっとですね。もともとその炉心という部分は、ウランの瀬戸物なんですが、約100トンの重さがあるのですね」
水野「はあはあ」
小出「それでそれを2800度を超えて融かして、瀬戸物が全体どろどろになって融け落ちて行くわけですけれども。えー溶け落ちていくと圧力容器の鋼鉄を溶かして一体になるわけだし。えーさらにまた格納容器のコンクリート、鋼鉄を融かしてまた一体になってくわけですね。どんどんその体型が大きくなってくわけです。でも発熱自身は崩壊熱という発熱しかありませんから、どこかでバランスがとれた段階で、もう融けることが出来なくなる、という条件がかならず来るのです」
近藤「ああそうですか」
小出「はい。私はそれが地下にまあめり込んだとしても5メートルか10メートルだろうと、あまり科学的な根拠はないのですが(苦笑)、多分そうだろうと私は思っていて」
平野「ああ……」
小出「地下に、その5メートルあるいは10メートルの遮水壁を作らなければいけないというのが、私のあの、要望でした。」
水野「そうですね」
小出「はい。」
水野「これをずっとおっしゃってきたわけですけれども」
小出「そうです。5月からです(苦笑)」
水野「そうですねえ。でも、これ、大切なところはだから鋼鉄の壁を、壊されているかどうかっていう今の判断って非常に大きな意味があるんでしょうが」
小出「とっても意味があるのですが。東京電力もようするにその、いわゆる計算をしたというだけなのですね。本当にその原子炉の融けた炉心がどこにあるかということは見ることもできないし、……実際に測定して知ることもできないということなのですね」
水野「うーん……あくまで、この容器は突き抜けていないという東電の今の判断が、これからの処置にも大きく関わるわけですね。結局遮水壁つくらなければいけないんかとか全部関わってくることですね」
小出「東京電力も遮水壁はいずれ作ると言っているのですけれども。私は、早くそれをやらなければいけないといっているわけだし。東京電力の今回の計算結果というのはまだ余裕がある30数センチですか? ぐらいはまだ余裕があると言っているわけですけれども。本当にその余裕があるかどうか、私には自信がないし不安ですので、えー最悪のことを考えて処置すべきだと、私は思います」
Posted by 大沼安史 at 09:57 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 政府・東電、原発事故のデータ解析 1号機「コンクリート床を浸食」コア・コンクリート反応「最大65センチ」 チャイナ・シンドローム前期状態
〔フクシマ・NEWS〕 政府・東電、原発事故のデータ解析 1号機「コンクリート床を浸食」コア・コンクリート反応「最大65センチ」 チャイナ・シンドローム前期状態
◇ 毎日新聞 → http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111201ddm001040056000c.html
1号機燃料85%超落下 格納容器内、東電など解析
コンクリ65センチ侵食
東京電力福島第1原発1号機で、炉心溶融(メルトダウン)によって原子炉圧力容器が破損し、85%以上の核燃料が格納容器に落下したとの解析を、経済産業省所管のエネルギー総合工学研究所が30日発表した。
東電の解析でも相当量の核燃料が格納容器に落ちてコンクリートを最大65センチ侵食したと推計。核燃料は格納容器の外に漏れていないが、事故の深刻さを改めて示す結果で、政府や東電は廃炉作業などに活用する。
同研究所は、詳細に原子炉内の状況を追跡できる方法を使用し、核燃料の損傷状態を試算した。
その結果、1号機では地震による原子炉の緊急停止から5時間31分後に核燃料の被覆管が壊れ、7時間25分後に圧力容器の底が破損。核燃料の85~90%が格納容器に落下したと算出された。
2、3号機でも約7割の核燃料が溶けて格納容器に落下した可能性があると推定した。
また、東電は別の方法で解析。1号機では、溶け落ちた核燃料の量は不明だが、「相当な量」とした。2、3号機も一部の核燃料が落下したと推定。
いずれも落下した溶融燃料が格納容器の床のコンクリートを溶かす「コア・コンクリート反応」が起き、1号機では最大65センチ侵食。燃料から格納容器の鋼板までは最悪の場合、37センチしかなかったことになる。
ただし、格納容器の下には厚さ7・6メートルのコンクリートがあり、地盤に達していないとしている。汚染水が大量発生している原因は、配管の隙間(すきま)などから格納容器の外に漏れているためと考えられる。
一方、2号機での侵食は最大12センチ、3号機で同20センチと推計した。
今回の解析が冷温停止状態の判断に与える影響について、経産省原子力安全・保安院は「原子炉の温度などの実測値を基にしているので関係ない」と説明。岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「燃料が格納容器の底に落ちていても、水につかって冷やされており原子炉は安定している。さらに情報を集めて解析精度を上げ今後の作業に役立てる必要がある」と提言する。
◇ 東京新聞 「1号機の溶融燃料 底部コンクリ65センチ侵食」→ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011120190070459.html
東京電力は三十日、最も早く炉心溶融が進んだ福島第一原発1号機では、溶けた核燃料の大部分が原子炉圧力容器から格納容器に落ち、床面のコンクリートを最大六十五センチ溶かしているとする解析結果を公表した。核燃料は格納容器内にとどまっているが、外殻の鋼板まであと三十七センチに迫っていた。
2、3号機でも溶けた核燃料の一部が同様に格納容器内に落ち、コンクリート床を侵食している可能性があるとの解析結果だった。廃炉で最重要なのが核燃料の回収だが、困難さがあらためて浮き彫りになった。
炉内は直接観察できないため、シミュレーションソフトを使って解析した。
1号機は冷却できなかった時間が最も長いため、核燃料のすべてが溶融して圧力容器を壊し、格納容器内に落下したと想定して解析した。
落ちた核燃料の高温で、球形をした格納容器の底に施されたコンクリートを熱分解する「コア・コンクリート反応」が起きたとの結果になった。
ある程度の時間は炉心を冷却できた2、3号機では、それぞれ最大で57%と63%の核燃料が溶けたと説明。この場合、底部のコンクリートの侵食は、2号機で最大十二センチ、3号機で同二十センチになるとした。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の会見で「格納容器内は水位が三十~四十センチあり、落ちた核燃料は水に漬かっているとみられる。仮にコンクリートが侵食されていたとしても容器の強度面での問題はない」との見解を示した。
解析結果は経済産業省原子力安全・保安院が開いた研究会で報告した。参加した岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「コンクリートの侵食の度合いについてはなんとも言えないが、格納容器に落ちた燃料が冷やされていることは確実だと思う。複数の機関の解析を持ち寄ることで炉の状態が少しずつ分かってくる」と話した。
◇ ウォールストリート・ジャーナル日本語版 → http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_353132
・東電と政府は1号機の核燃料棒が完全に溶融した可能性の高いことを初めて認めた。溶けた核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器の床にまで落下。堆積した燃料によってコンクリートの床(厚さ7.6メートル)のかなりの部分を浸食したと推定される。
(大沼 「チャイナ・シンドローム」の前期じゃないか!)
・東電は2、3号機の損傷について、1号機ほど深刻ではないものの、一部の核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器に落下した状況に変わりないと発表した。
・ただ、政府当局者によると、3基全てで核燃料が100度未満に冷却されており、事態がこれ以上悪化することはないという。 (この政府当局者は名前を名乗って発言すべきである)
Posted by 大沼安史 at 09:24 午前 | Permalink
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〔フクシマ・NEWS〕 東電 東通原発を断念…工事中断の1号機 (「脱原発」が始まった!)
読売新聞 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000084-yom-bus_all
東京電力は30日、青森県東通村で1月に着工した東通原子力発電所1号機の建設を断念する方針を固めた。
福島第一原発事故の賠償を進めるため、十分な建設資金が確保できないためだ。……
1号機は改良タイプの沸騰水型軽水炉(ABWR)で、出力は国内最大級の138万5000キロ・ワット。東電は2017年3月の運転開始を目指して工事を始めたが、福島第一原発の事故を受けて中断し、再開や中止についての判断を明らかにしていなかった。20年以降の運転開始を予定していた東通原発2号機の建設も取りやめる見通しだ。
◎ フクイチの事故がいかに巨大な「負担」であるか、これでハッキリした。
戦時の日本が「大東亜共栄圏」を維持できなかったように、いまの日本は「原発列島」の重圧に耐えられない……。
「必勝・神風神話」も「安全神話」も、国民に対する一時的な目くらましに過ぎなかった。
Posted by 大沼安史 at 09:11 午前 | Permalink
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〔みえない雲・警報〕 スイス気象台によると、本日(1日 木曜日)は朝方から引き続き茨城経由で房総を縦断、東海沖に流れる。午後から夜にかけて流れは希薄になるが、明日(2日)朝にかけ、引き続き、首都圏を襲い続ける。
Posted by 大沼安史 at 09:02 午前 | Permalink
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