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2011-11-25

〔ルモンド紙・ブログ・東洋の岸辺から〕 3人の母は語る……「ここは自然を征服しようとする人々と、自然をいつくしむ人々の間の戦場だ」

Croppedbandeau3

→ http://mesmer.blog.lemonde.fr/2011/11/23/paroles-de-mere-en-temps-de-crise-nucleaire/

 仏ルモンド紙の極東特派員、フィリップ・メスメール氏が23日付の同紙電子版ブログ「東洋の岸辺から」に、「フクシマの3人の母は語る」という記事を書いた。(仏文記事に英訳が添えられている)

 ◇ 東京・品川に住むコズエ・ノガミさん。7歳のお嬢さんがいる。

 静岡に避難した。娘さんにミネラルウオーターを持たせて通学させたいと思い、PTAの会合で提案した。場違いな問題を持ち込んだような空気が広がった。

 数カ月後、もう一度、言ってみた。校長室に来るように言われた。
 そこには教頭と担任の教師がいた。政府が問題はないと言っているのだから、心配する必要はないと言われた。放射性レベルを説明したが、答えはなかった。

 そして数カ月後、ミネラルウォーター登校を認めるという手紙が学校から届いた。

 学校にミネラルウォーターを持参するには、コズエさんのお嬢さんだけ。恥ずかしくて、隠している。

 家族で疎開したいが、旦那さんの仕事と家のローンがある。政府は信用できない。東電に電気料を払わされていることも信じられない。

 ◇ サツキさんは東京の大田区に住んでいる。小学生のお嬢さんがいる。食品はネットで購入するようになった。食費は倍増した。
 学校にはミネラルウォーターと弁当と持たせている。

 この夏はプール遊びさせなかった。癌保険も掛けた。

 小学校の校長は最初、弁当持参に反対だった。7月になって、ようやく認めてくれた。

 学校の放射能の測定は10月の終わりになって、ようやく行われた。「ホットスポット」が見つかった。その場所が立ち入り禁止になったのは2週間前。そこは運動会が行われた場所だった。

 ◇ サトウ・サチコ(佐藤幸子)さんは「子どもたちを被曝から守る福島ネットワーク」の代表だ。

 原発から35キロ離れたところで、有機農業を30年、実践して来た。子どもを遠くに避難させ、自分は福島にとどまっている。

 チェウノブイリ事故で生活様式を変えた。石油、原子力、輸入食品に頼らないで生きて来た。

 私の目にフクシマの被曝汚染地帯は戦場のように見える。放射能は見えないけれど。その戦場は、愚かにも自然を征服できると思った人々と、自然をいつくしむ人々との間の戦いの場だ。それは国家権力が、私たちの子どもたちの未来を盗んだ戦場だ。私たちは経済的な収益を優先して、子どもたちを守ることはできない。 

 A mes yeux, Fukushima est comme un champ de bataille, même si on ne peut pas voir les radiations. C'est un champ de bataille entre ceux qui ont la folie de penser qu’ils peuvent dominer la nature et ceux qui la chérissent. C'est un champ de bataille où la puissance de l'Etat a volé l'avenir de nos enfants. Nous ne pouvons sauver nos enfants en mettant la priorité sur la rentabilité économique."

Posted by 大沼安史 at 07:25 午後 |

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