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2011-11-25

〔★フクシマ・重要ブログ〕 その時、大熊町で何が! 「福島情報 1号機水素爆発――住民には知らせず逃げた町議会の人々」

 → http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-86.html

 ○ ……3月12日。夜も明け遣らぬ午前3時。
 大熊町の大駐車場に49台の大型バスが待機しているのを住民が見つけました。
 「いったいなにごとか。もしかしたら、とんでもないことが起こっているのか」。

 しかし、街は停電。
 テレビからの情報はありません。
 原発から遠く離れた公園に車を駐車して夜明かしした住民は、それならカーナビのテレビをと、スイッチを入れても、そのことについては一切触れていません。

 大熊町の住民には、それが北半球を破滅させるほどのシビア・アクシデントの始まりだとは想像だにしなかったのです。

 とにかく、49台のバスは、前夜のうちに大隈町に到着。そのまま大駐車場で待機していたのです。

 このバスは茨城交通のバスでした。

 3月11日の午後7時に、茨城交通に国土交通省から電話が入りました。
 「大熊町の住民を避難させるために、バスを出して大熊町で待機していてほしい」という要請でした。

 茨城交通は、国土交通省にバスの行き先を聞いたところ、「とにかく住民を乗せて西の方角に行って欲しい」と言うことでした。
 国土交通省は行き先を決めていなかったのです。

 茨城交通は、その日(3月11日の夜)のうちに茨城交通の営業所から140km離れた大隈町に向かったのです。

 3月11日の午後10時の記者会見で、元官房長官の枝野は、
 「放射能漏れは見つかっていません。冷却もちゃんとできています」と記者発表で繰り返し話していました。

 これは日本の憲政史上、比肩できないくらい重大で犯罪的な大嘘でした。
 彼は福島第一原発から深刻な放射能が大気中にばら撒かれていたことを、事前に報告を受けていたのです。

 国土交通省は大熊町の住民を避難させるために初動をかけたのですが、この時点では、どうもSPEEDI情報は彼らには伝わっていなかったようです。

 しかし、SEPPDI情報は、3月11日の夜にFAXで、福島県庁内の災害対策本部、原子力安全・保安院、文部科学省、経済産業省、そして枝野の待機していた官邸には、ちゃんと送られていたのです。

 後に、枝野はSPEEDI情報があること自体、知らなかったと言っています。
 しかし、官邸には届いていた。枝野が、どうシラを切ってもこれは事実です。

 大熊町の住民を乗せた最初のバスが大熊町を出たのは、3月12日の午後2時頃。
 大熊町の北東約4キロにある福島第一原発方面から「パーン」という爆発音が聞こえてきたのは午後3時36分、1号機での最初の水素爆発が起こったのです。

 大熊町の住民を乗せた茨城交通のバスの運転手は、国土交通省の「とにかく西の方角に走ってくれ」という指示のとおり、まずは国道288号線を東進、そこで避難者の車の渋滞にあって、被曝したのです。
 これは3月12日のことです。

 の後は恐怖の連鎖が続きました。
 全国の人たちは、14日に3号機が爆発、15日早朝には2号機、続いて4号機も水素爆発。いよいよ日本列島がクライシスに入った様子をリアルタイムで、それも繰り返し観ることができたのです。

 同時に、その内容は30秒遅れでインターネット放送を通じて、世界中に流されました。毎日毎日24時間。

 しかし、福島の避難者たちは、その様子を一切知ることができなかったのです。
 なぜなら、情報統制していた福島のテレビが、その映像を流さなかったのです。
 そして、それは驚いたことに、何日も続いたのです。

 2号機が水素爆発を起こしたのは、3月15日の午前6時頃でした。……

                     ◇ 

 ○ ……ものすごい量の報告書が、吉田所長から東電に送られていました。阿鼻叫喚の地獄の中で、逐一、報告していたことが、殴り書きの字の様子からもうかがい知ることができます。

 これだけ大量の第10条報告がFAXで送られていたのに、なぜ、この1通だけを、ここで取り上げるのか。
それは、特別な意味があります。

 このFAXは、原子力災害対策特別措置法に則っていますから、福島県知事、大熊町役場、二葉町役場にも送られていなれば法律違反になります。(その他の原発周辺立地の自治体にも送られていたことでしょう)

 ところで、福島県の人たち、福島県からすでに避難している人たち、茨城県の人たちが集っているフォーラムがあります。
 内容は、現地の状況や役所の動きなどについて、詳細に書かれた投稿が多く、閲覧するには登録を求められるサイトです。

 そのフォーラムに大熊町、あるいは双葉町のどちらかの住人から、このFAX文書へのリンクが貼られたコメントが投稿されました。
 その人のハンドルは「町議」です。

 その内容は、「町議会に、このFAXは届いていたが、議会は情報を外に出さなかった。この10条通報の内容を知ってた人だけが逃げた」と書かれてあるのです。

 そのフォーラムは、今はなくなっています。

 このコメントを投稿した人が誰なのか。それは町議会の議員か、もしく内部関係者です。

 良心の呵責に耐えかねたのか、または「大人しい内部告発」のつもりなのか、いずれにしても、この町議会では、町民を一刻も早く避難させなければならない、というこの重大な情報を町民に知らせることなく、知っていた人たちだけは逃げた、ということを告発しているのです。

 町議会の議員といえども、第10条通報の意味を、どれだけの議員が知っていたのかという疑問はありますが。

 その投稿者が誰なのかは特定することができます。(そこまでは、やりませんが)

 吉田所長からは、当日の風向も線量も、殴り書きではあるものの毎回、第10条報告するびに、直接、主だった関係行政へFAXされていたのです。

 もちろん、この3月12日(土)00時57分に福島第一原発から発信された1通だけではありません。
 吉田所長は、このとき東電の本店にFAXすると同時に、原発周辺の自治体にも同時に送っていたのです。何回も、何十通も。

 でなけれけば、東電や保安院が福島県知事、大熊町長、双葉町町長らに、同じ文書が送っていたのです。
それをやっていなかったとすれば、彼らは法令違反を犯したことになります。


 ですから、福島第一原発で原子炉が重大なことになっていることを自治体が知らなかったなどということは、ありえません。どの自治体も100%知っていたのです。……

Posted by 大沼安史 at 11:02 午前 |

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