〔フクシマ・NEWS〕 東電が「発表」 1号機 非常用復水器 目視できる範囲で「損傷なし」……しかし、復水器は3・11の当日夕方から3時間も停止していた……
◇ NHK 「1号機非常用冷却装置 損傷なし」→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111022/t10013435731000.html
東京電力福島第一原子力発電所1号機で事故調査の焦点となっている非常用の冷却装置について、東京電力が調査した結果、装置に損傷は見られず、地震で壊れた形跡がないことを明らかにしました。しかし、いったん起動した装置を運転員が停止したとされる理由については、依然、調査中だとしていて、詳しいことは分かっていません。
福島第一原発の1号機では、3月11日の地震直後にすべての電源が失われても原子炉を冷却できる「非常用復水器」と呼ばれる装置が起動しましたが、その後、午後6時半ごろからおよそ3時間にわたって運転が停止したとされていて、当時の操作や装置の状態が事故調査の焦点の一つになっています。東京電力は、今月18日、1号機の原子炉建屋に作業員を入れて装置の状態を初めて調査した結果、装置本体をはじめ、配管や弁に損傷は見られず、地震の揺れで装置が壊れた形跡はなかったということです。また、冷却装置の水位計は65%の水がたまっている値を示していたということです。この装置が停止したことを巡っては、東京電力の関係者が、政府の事故調査・検証委員会の調査に対して、「1号機の運転員が復水器の中の水がなくなって『空だき』になっていると疑い、装置が壊れるのを防ごうと運転を停止した」と証言していて、今回の水位計のデータはこの証言と矛盾しています。これについて、東京電力は「運転員がなぜ運転を停止したかは事実関係を含め調査中で、水位計についても故障して値が正しくない可能性もある」としていて、冷却装置が停止した原因は、依然分からず、今後の事故調査で解明すべき焦点の一つになっています。
◇ 毎日新聞 「1号機、非常用復水器の損傷確認されず」 → http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111022ddm008040059000c.html
東京電力は21日、福島第1原発1号機の原子炉を冷却する「非常用復水器(IC)」の本体や配管、弁への損傷は確認されなかったと発表した。原子炉建屋内に社員が入って目視で点検した。
東電によると、18日、社員6人がICがある建屋2~4階を調査した。水素爆発で、がれきなどが散乱しているが、目視できる範囲で設備に損傷はなかったという。社員の被ばく線量は最大で9・44ミリシーベルトだった。
ICは3月の東日本大震災で自動起動したが、運転員が手動で停止と再起動を行ったとされている。政府の事故調査・検証委員会は、ICが適切に操作され、作動したか検証している。
◎ NHKは見出しで「損傷なし」。これに対して毎日は「損傷確認されず」。
どちらがジャーナリズムとしてまっとうな態度かはすでに明らかだろう。
毎日は東電の「社員6人」が「目視できる範囲で」点検したとも記している。
それにしても、どうして保安院や原子力安全委員会の担当者は一緒に「目視」に加わらかったのだろう?
Posted by 大沼安史 at 09:19 午前 | Permalink
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