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2011-10-25

〔フクシマ・NEWS〕 福島市「渡利」の子どもたちを守れ! 福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上武さん

 → http://www.jca.apc.org/mihama/News/news114/news114watari.pdf

 福島市渡利地区は、福島駅の南東を流れる阿武隈川の対岸に広がる住宅街で、川と山林に挟まれた平地に、6,700 世帯、1 万6 千人が暮らす。県庁のある中心部まで橋を渡って歩いていける距離にある。この街の住民は今、高い放射能汚染と何も手を打たない行政の狭間で苦しんでいる。「渡利問題」はもはや福島市の一地域の問題ではない。……

 ……国が特定避難勧奨指定のための詳細調査を行ったのは、住民を動員して行われたモデル除染が行われた1 ヶ月後の8 月下旬、それも約6,700 世帯のうち山に近い1,080 世帯だけであった。その後、ようやく10 月8 日になって説明会が開かれた。事故から実に7 ヶ月が経過していた。

 ■ 雨のたびに線量が上がる…独自調査により明らかになった高汚染の実態

 フクロウの会と国際環境NGO FoE Japan は、渡利住民の要請に基づき、神戸大学の山内知也氏(放射線計測)に依頼し、渡利地区の線量調査と土壌調査を行った。調査から、以下のような渡利地区の汚染の実態が明らかになった。

 ・子どもたちが遊び場として利用している神社の敷地において、50cm 高さの線量で2.7μSv/時を記録した。除染モデル事業を実施した渡利小学校通学路でも50cm 高さで2.0μSv/時を超える地点があった。土壌汚染は、チェルノブイリの特別規制ゾーンに相当するものであった。この周辺は、国の詳細調査の対象外である。

 ・普段は水が流れていない用水路で非常に高い線量が観測された。(1m 高さで3.87μSv/時,50cmで5.30μSv/時,1cm で9.80μSv/時など)立ち入り禁止の措置は取られておらず、子どもたちが乾いた水路の中に入って遊んでいることもあるという。

 ・同様な調査を6 月にも行ったが、そのときの調査と同じ場所の土壌を採取した地点で6 月よりも放射能濃度が大きく上がっていた。これは、周囲を山林で囲まれた地形の特性から、常に放射能を含む土壌が供給され、それが集積することによるものと思われる。

 ■ 基準を超えても指定せず「除染がんばる」を繰り返す国と市に怒りを募らす住民

 こうして迎えた10 月8 日の説明会、渡利小学校の体育館で午後7 時に始まった説明会は深夜12 時に及び、5 時間の長丁場となった。470 名が参加し、12 時の段階でも50 名近く残っていた。

 住民は、渡利全域での再計測と避難勧奨指定の見直し、屋根瓦の葺き替えを含む根本的な除染、再度の説明会の実施、南相馬市と同様の子ども・妊婦基準の設定を何度も何度も要求した。しかし国と市は、頑なに除染がんばるとしか言わず、会場は徐々に怒りが募っていった。……

Posted by 大沼安史 at 03:43 午後 |

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