〔フクシマ・NEWS〕 「Fukushima 放出量 日本政府発表を上回る」――「サイエンティフィック・アメリカン」誌がネイチャー誌の記事を転載して報道 日本政府の「推計」(の嘘?)に「挑戦」!
ネイチャー誌に並ぶ権威ある科学誌、「サイエンティフィック・アメリカン」が本ブログで紹介した、Fukuhsima からの放射能放出量に関するネイチャー誌の記事を転載して報じている。→ http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=fukushima-nuclear-planet-released-more-radiation-government-said
ネイチャー誌の記事は、北欧チームによる、Fukushimaからの放射性物質の放出の実相に迫ったもの。→ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/10/post-e012.html
ネイチャー誌の元記事のタイトル(見出し)は「放射性物質放出の犯罪科学が放出量を引き上げ:フクシマに関するグローバル・データが日本政府の推計に挑戦(Fallout forensics hike radiation toll:Global data on Fukushima challenge Japanese estimates.)」だが、サイエンティフィック・アメリカン」誌が同記事に付けたタイトルは「Fukushima 放出量 日本政府発表を上回る:グローバルな放射能測定データ、日本政府の放出推計に挑戦 使用済み核燃料が果たした役割に着目(Fukushima Nuclear Plant Released Far More Radiation than Government Said:Global radioactivity data challenge Japanese estimates for emissions and point to the role of spent fuel pools)」。
「ネイチャー」に続いて、「サイエンティフィック・アメリカン」も!
これにより、日本政府の「推定」に対する疑問が――日本政府の事態矮小化に対する批判が、世界規模で、さらに強まりそうだ。
参考 ◎ 読売新聞 「放射性物質放出量、政府推計の2倍か」 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111027-OYT1T00072.htm
東京電力福島第一原発事故の初期に放出された放射性物質セシウム137は約3万5000テラ・ベクレルに上り、日本政府の推計の2倍を超える可能性があるとの試算を、北欧の研究者らがまとめた。
英科学誌「ネイチャー」が25日の電子版で伝えた。世界の核実験監視網で観測した放射性物質のデータなどから放出量を逆算。太平洋上空に流れた量を多く見積もっている。
Posted by 大沼安史 at 07:51 午前 | Permalink
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