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2011-08-29

〔☆ フクシマ・NEWS〕 必読! 増補・徹底追及版 「政府が学校の放射線量に新たな目安」報道は計算が合わない 「平和哲学センター」 新たに「文科省8月26日通知書」を入手し、完膚なきまでに批判

 ⇒ http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/08/blog-post_24.html

 以下、増補・追記分

 先日問題にした「政府が学校の放射線に新目安」報道は計算が合わないという件(⇒ http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/08/blog-post_24.html
 と、その元になる文科省通知「福島県内の学校の校舎・校庭等の線量低減について」(⇒ http://radioactivity.mext.go.jp/ja/8849/8850/8864/1000_082614_1.pdf
が見つかった。

 暫定的に毎時3.8μSVが校庭活動制限基準だったが今後「夏季休業終了後,学校において児童生徒等が受ける線量については,原則年間1mSv以下(※3)とし,これを達成するため,校庭・園庭の空間線量率については,児童生徒等の行動パターン(※4)を考慮し,毎時1μSv未満を目安」と。

 「夏季休業後」というのがまず問題だ。多量の被ばくをした3月を含め、1学期を考慮しないという意味である。お役所は勝手にそうやって基準を「リセット」できるが、被ばくしてしまった子供たちの体は「リセット」なんてできない。そして問題点がこの通知の注記(3)(4)にある。

 「※3 学校での内部及び外部被ばくを含み,自然放射線による被ばく及び医療被ばくは含まない。また,夏季休業終了後からの数値とする。 ※4 学校への通学日数を年間200日,1日当たりの平均滞在時間を6.5時間(うち,屋内4.5時間,屋外2時間)とする。」

 学校での被ばくしか考えていないということは、子供たちが学校外でする被ばくには責任を持ちませんよということだ。4月19日通達では少なくとも屋内16時間、屋外8時間と、一日に子どもは24時間生きて空気を吸っているということを認めているが、今回は計算を合わせるために基準を改悪した。

 「学校での内部および外部被ばくを含み」と簡単に言って、「内部被ばくを考慮していない」との批判をかわそうとしているように聞こえるが、子どもの学校での内部被ばくなどわかるのか。空間線量からの推測をしようとしているのだろうが数式もない。給食からの内部被ばくなど考慮してないだろう。
 
 あとは、問題にしてきた、毎時1μSVがどうしたら年間1mSVになるのかという計算だ。4・19通達では木造校舎での屋内を屋外の4割の被ばくとするという仮定があったが、今回の通達にはそれさえ見当たらない。この書類だけでは計算できる情報を出さず、人に胸張って出せる計算でないことがうかがえる。
 
 4・19通達と同じ、屋内が屋外の4割の被ばくと想定すると、注記(4)の、屋外2時間、屋内4.5時間、年間200日の登校で外の線量が毎時1μSVの場合(1 μSV X 2 hours + 0.4 μSV X 4.5 hours) X 200 = 760 μSV (0.76mSV)

 初期の大量被ばくはなかったことにして、学校にいるときだけの被ばくで、外部被ばくだけで、毎時1μSVの場合、年間0.76mSVなので、1mSVを下回るということか。子どもたちは学校にいない長時間の外部被ばくと全内部被ばく合計を年間0.24mSVに抑えなくてはいけなくなる。

 こんな数のつじつまだけ合わせ、「今後の対応」なんてよくも言えたものだ。悪質な印象操作で、現状はそのままで、年1ミリが達成できるような幻想を与えようとしている。それを鵜呑みにしてメディアも報道している。本当にこの国は子どもの命などどうでもいいのか。

 ◎ 関連記事は ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/08/post-edef.html

 (大沼) この狡猾さ、無責任さ! 福島の児童生徒諸君、上記の文章を読むのだ! 読んで、文科省に抗議したらいい!

  私が文科相なら、こんなゴマカシ文書をつくった「学校秀才」のなれの果てゴミ役人どもを、フクシマの最寄の学校の「学校職員」にすぐさま発令し、除染および被曝防止作業に従事させるだろう!

Posted by 大沼安史 at 10:12 午前 |

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