〔フクシマ・新聞社説〕 毎日新聞 「除染基本方針 もっと住民の立場で」(28日)
⇒ http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110828k0000m070105000c.html
除染が緊急課題となっているのに政府の対応は遅い。
抜本的除染が開始されるまでの緊急措置として公表された「基本方針」も中途半端だ。もっと住民の立場に立って、きめ細かい除染計画を立ててほしい。
まず、問題なのは、詳しい汚染状況がわからないままに線量に応じた除染方針を示していることだ。これでは、地域でどのように除染を進めればいいのか、わからない。
「基本方針」が掲げる目標にも首をかしげる。被ばく線量を2年後に「子どもで60%減少」「一般市民で半減」というものだが、3カ月後、半年後にどの程度の削減をめざすのか、はっきりしない。しかも、削減の40%分は風雨など自然による減衰を見込んだものだ。あくまで推定値であり、これに頼るのは問題だ。
(大沼)命名!「ほったらかし除染」!「あとは野となれ除染」!「除染、しません除染」!
Posted by 大沼安史 at 09:08 午前 | Permalink