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2011-08-28

〔フクシマ・新聞コラム〕 毎日「余禄」 「本気で被災者に寄り添った政治を」

 毎日新聞 ⇒ http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20110828k0000m070107000c.html

  菅直人首相が福島県入りし、原発事故での放射能汚染の結果、「住民の帰還が困難となる地域」が生じる可能性を否定できないと説明した。「申し訳ない」と陳謝もした。正式な退陣表明の翌日、ケジメをつけたつもりかもしれない▲だが菅氏にせよ民主党代表選に名乗りを上げた面々にせよ、いやこの国の「政治」そのものが、本気で被災者に寄り添っているのか。そんな疑いを禁じ得ない。これは現地の人々の思いでもある▲先日、被災地の一部を訪ねた。福島第1原発の北に位置する南相馬市では、例年通りなら稲穂が伸びた美田が広がっているはずだが、今年は作付け断念で雑草が茂る。海から遠く離れた水田地帯のあちこちに、多くの漁船が津波に流された姿のまま散乱している。放射能だけでなく、塩分も除去せねば田んぼは生き返らない▲農家の苦境を懇切丁寧に説明してくれた地元農協の営農企画課長は津波で夫を亡くした。夫の遺体は見つかったが、ようやく葬式を出す気になれたのはお盆前だった。今は地域の復旧、復興に献身するしかないと言う▲こうした実態を見て歩き、聞いて歩く間、道を尋ねた相手が自分の車で被災現場を案内してくれるといった親切も経験した。この人情厚い地域に、原発事故の重荷がのしかかっている。子供の健康への懸念や、農家が直面している「風評被害」もその一部だ▲聞いた声が多数意見とは限らないが、政府の対策が後手に回り、希望が見えにくいという不安は痛いほど伝わってきた。せめて一筋の光でも見えなくては、頑張れと言われても頑張れるものではない。ぜひとも希望を届けねば。

 (大沼)全国紙は毎日新聞にしよう!

Posted by 大沼安史 at 09:26 午前 |

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