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2011-08-04

〔フクシマ・NEWS〕 英セラフィールドMox工場、「フクシマ」事故で閉鎖 浜岡や東電向けの出荷、不可能に 日本が持ち込んだプルトニウムは「保管」

 ガーディアン紙によると、英国セラフィールドの原子力施設にあるMox燃料工場が3日、「フクシマ」核災害の余波で閉鎖された。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2011/aug/03/sellafield-mox-plant-close?INTCMP=SRCH

 同工場は1996年に建設され、2001年から操業を開始したが、「長年にわたって失望させる結果を残し」(NDA〔英国原子力排気措置機関〕ファウンテン長官)、納税者の負担になっていた。
 
 同工場のための英国の納税者の負担額は14億ポンド(1771億円)に達する。

 閉鎖の理由についてNDAのファウンテン長官は、「最初にMox燃料を出荷することになっていた浜岡原発が運転中止になり、工場のMox燃料の半分を出荷することになっていた東電が、フクシマで事故を起こしてしまった」ことを挙げた。

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 TBSによると、「この工場は、日本の電力会社10社が改良工事の費用を負担することなどで経営が成り立ってい」た。⇒ http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4792693.html

 また、朝日新聞によると、「NDAと日本の電力会社は昨年、日本が英国内に保管するプルトニウムを加工しMOX燃料を製造する方針で合意。まず、中部電力の浜岡原発向けにMOX燃料を製造する予定だった」⇒ http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201108040007.html 

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 こうなると、日本がセラフィールドに運び込んでいたプルトニウムの「取り扱い」が問題になる。日本に「返還」する、となったら、いったい、どうなるのだろう?

 この点に関してガーディナン紙は上記の記事で、NDAは「日本のプルトニウムは引き続き、安全に保管する」としているが、「その再利用の仕方については、責任を持って日本の電力会社と話し合う」そうだ。

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 ガーディアン紙の報道によると、英政府は今回のMox燃料工場の閉鎖は原発の新規稼働を妨げるものではないとしている。英政府はまた、新たなMox工場の必要性まで口にしているそうだ。

 これに対して世界的な環境保護団体「地球の友」のクレイグ・ベネット局長は「またも納税者に、原子力産業の不思議の国の請求書がつきつけられようとしている。そんな金があったら再生可能エネルギーの開発に回したらいいのに」と批判している。 

Posted by 大沼安史 at 07:52 午前 |

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