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2011-08-04

〔フクシマ・NEWS〕 原子力マフィアが「死の灰」で5つの「不可能」を「技術課題」として描き始めた……原子力委員会の「廃炉」専門部会が初会合 

 国の原子力委員会(近藤駿介委員長)は3日、廃炉作業を終えるまでの中長期的な課題を検討する専門部会の初会合を都内で開いた。
 中国新聞 ⇒ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201108040073.html

 朝日新聞によると、東電は

 ①1~4号機燃料プールの燃料約3100体の取り出しと共用プールでの保管
 ②廃炉に向けた原子炉冷却や汚染水処理の安定化
 ③原子炉格納容器にも漏れた損傷燃料の取り出し準備
 ④廃炉に伴って発生する放射性廃棄物の処理
 ⑤事故の進展の解明と燃料取り出しへの活用
 ――の5項目を技術的な課題として挙げた。

 ⇒ http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201108030626.html

 (どれもこれもが極めて困難な「課題だ。原発を建設する前に検討を終え、技術的な解決ができる、と確認しておかなければならなかったものばかりである。きわめて難しい――いや、不可能な問題ばかりだから、これまで先送りしていたわけだ……)

 中国新聞によると、東電は報告の中で(③について)、損傷核燃料が圧力容器内にとどまっていたスリーマイルアイランド事故と比べ「より高度な取り出し技術・工法の開発」が必要である、と指摘した。

 また、①についても東電は、1~4号機の使用済み燃料プールにある計約3100本の燃料は「取り出して共用プールへの保管が有力」との見解を示した。
 「しかし、容量6840本の共用プールにはすでに6375本の燃料が入っており、他施設へ運び出すなどの対策が必要だ」(中国新聞)
 
 (他施設に運び出す?……東電の本社の倉庫の中にでも運び込んだらいい。「安全」なものなのだから……)

 一方、日経新聞は③について、「初会合では炉心溶融(メルトダウン)が起こった1979年の米スリーマイル島原発事故で燃料の取り出し終了までに10年以上かかったことが紹介された。福島第1原発の場合は溶融した燃料がスリーマイル島事故のときのように圧力容器にとどまらず、外に出たとされ、対応には高い技術力と長い年月がかかるだろうとの意見が相次いだ。
 ⇒ http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E1E2E09D8DE2E1E2EAE0E2E3E39797E0E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000

 (溶融燃料が圧力容器内にとどまってくれたスリーマイル島原発とちがって「フクシマ」は格納容器を貫通し、地下に潜りこんでいる可能性さえ指摘されている。それをどうやって回収するつもりなんだ?)

 大沼: いくら「死の灰」で「安全神話」を捏ね上げることができた原子力マフィアでも、事故後の「後始末」の「不可能性」を、「安全で実現可能なもの」と描くことはできないのだろう。だから、彼らは「より高度な技術的な課題を検討する」などとほざいているのだ。

   ☆ 「フクイチ」風向きマップ
 ⇒ http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/

Posted by 大沼安史 at 07:10 午前 |

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