〔フクシマ・ツイッター・情報〕 硫黄の臭いがする 再臨界が続いている……
米西海岸、サンジエゴ郊外で「フクシマ」発の放射性硫黄が測定され、北米大陸の汚染問題に警鐘を鳴らしているが、日本国内でも硫黄臭がたちこめた、といった報告が最近、ツイッターなどで相次いでいる。
私(大沼)自身も、本日の夕方5時ごろを含め、この数日間に2度、感知し、吐き気を催す不快感に襲われている。
以下は、最近のツイッターでの報告。
◎ 今、すごい硫黄臭いんですけど!ほんとの、ほんとに!(怖)8月22日
◎ そういえば8/20夜にうちでもそんな話した。何か硫黄の匂いするよね??と。 松戸市
サンジエゴに検出については、 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/08/post-e0c8.html
核燃料の溶融で発生した中性子は注水された海水中の塩素と衝突し、塩素原子から陽子を一個、放出させる。それによって塩素原子は放射性の硫黄に変わる。
サンジエゴの検出は「フクシマ」の事故直後に放出されたものとみられるが、いま、私たちが感知しているのは、「最近」のものだろう。
ということは「フクシマ」ではなお臨界が続き、海水由来の放射性硫黄の放出が続いているわけだ。
ここで私たちはクリス・バズビー博士が17日、「ロシア・ツデー」(英語国際放送」のインタビューで述べた、「今なお、10兆ベクレル/時の放出が続いている」(日本政府は2億ベクレル/時に減少と発表)を思い起こすべきだろう。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/08/post-c107.html
定評ある「ワシントン・ブログ」は、10兆ベクレル/時は、「フクシマ」最悪時に近い放出量だとしている。⇒ http://www.washingtonsblog.com/2011/08/radiation-expert-enormous-quantities-of.html
Huge Quantities of Radiation Are Still Being Released By Fukushima
Radiation expert Dr. Chris Busby says that huge quantities of radiation - 10×13 or 10 trillion becquerels per hour - are still being released from Fukushima.
This is down slightly from some of the radiation levels observed in March, which - as I noted in April - exceeded levels pumped out at Chernobyl during the week-long fire.
Posted by 大沼安史 at 09:41 午後 | Permalink