« 〔フクシマ・NEWS〕 排気塔の「致死レベル」ホットスポット 排出セシウムが流れ落ち 濃縮の可能性 アーニー・グンダーセンさんが指摘  | トップページ | 〔フクシマ・レクチャー・ビデオ〕 フランスの「クリラッド(CRIIRAD)」が日本向けに放射能測定方法の解説ビデオ(日本語字幕つき) »

2011-08-05

〔フクシマ・NEWS〕 IAEA 1995年にWHOのチェルノブイリ調査結果の公表を阻止

 米国のドキュメント映画制作者のジョー・ジャムブローン氏(Joe Giambrone)は5日、カナダのグローバル・リサーチ研のサイトに掲載した「被曝:フクシマの子どもたちの未来」という論文の中で、IAEAが1995年、同じ国連機関であるWHO(世界保健機関)が「チェルノブイリ」で行なった調査結果の公表を阻んでいた事実を明らかにした。

 当時、WHOは中島宏・事務局長の時代。ドクター中島は「700人の専門家、医師らのよる」国際会議を開催した。この会議で、WHOが実施した「チェルノブイリ」調査の公表が阻止された。

 会議でのWHOの医師、科学者と、IAEAのバトルの模様は、スイスのチームが2004年に制作した「核の論争」というドキュメンタリーに記録されている。

 その中で中島宏・事務局長は、IAEAについて、「こと原子力の問題になると、軍事、民生の区別なく、権限は彼ら(IAEA)が持っているのです。彼らが命令できるのです」と語っている。

 The World Health Organization can simply be blocked – by the IAEA – from publishing its findings concerning radioactive disasters like Chernobyl.  This exact scenario occurred in 1995 under the tenure of WHO Director Dr. Hiroshi Nakajima .

 A Swiss documentary team discovered that Dr. Nakajima’s 1995 international conference of “700 experts and physicians” was prevented from publishing its findings on Chernobyl by the IAEA.  The 2004 Swiss film Nuclear Controversies documents this battle between doctors and scientists on the scene vs. the IAEA. 

 Regarding the IAEA, Dr. Nakajima said, “for atomic affairs, military use and civil use, peaceful or civil use they have the authority.  They command .”

(大沼) 中島氏はIAEAの現事務局長の天野氏とは正反対に、指導力を発揮して世界的な評価を集めた人だ。よほど悔しかったと思う。

 中島氏の言う通り、こと「核」の問題になると、WHOの発言権はない。両者の間で、そういう理不尽な協定が最初から交わされていたからだ。

Posted by 大沼安史 at 08:59 午後 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔フクシマ・NEWS〕 IAEA 1995年にWHOのチェルノブイリ調査結果の公表を阻止: