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2011-08-01

〔フクシマ・For the Record〕 「ノーモア・フクシマ」と叫ぼう――「脱原発」を世界にアピール 福島で初の原水禁大会

 原水禁 ⇒ http://www.peace-forum.com/gensuikin/taikai/110731_66taikai.html
 河北新報 ⇒ http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110801t65002.htm
 毎日新聞 ⇒ http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110801ddm041040057000c.html
 朝日新聞 ⇒ http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY201107310276.html
 共同通信 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011073101000369.html

 原水爆禁止世界大会が7月31日、福島市のホテルで開かれた。大会は例年、広島、長崎両市で原爆の日に合わせて開かれてきたが、福島市で初めて開催された。

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などの主催。国内外から約850人が参加し、藤本泰成・大会事務局長が「福島原発の事故は、核と人類は共存できないことを現実として示した。核の軍事利用も商業利用も、核被害に苦しむことは同じだ。私たちには原子力によらないエネルギー政策に移行させる責任がある」などとする大会メッセージを提案し、満場一致で承認された。

 原水禁の川野浩一議長は「この66年間の活動で核兵器は廃絶への道を歩んできたが、福島で原発事故を招いてしまった。しかし、この事故を最後にしよう。『ノーモア・フクシマ』と叫ぼう」と呼びかけた。

 福島県で40年以上反原発運動に取り組んできた県双葉地方原発反対同盟の石丸小四郎代表は、県民の避難が続く福島の現状を報告したうえで「狭い日本列島では絶対に原発事故を起こしてはならないと思って運動してきたが、実際に事故が起こり、逃げ惑う放浪の民になってしまった。日本から全ての原発をなくすためメッセージを発し続けたい」と決意を示した。

 原発から10キロ圏内の浪江町に自宅がある小学校教諭吉田博正さん(45)が、福島県民を代表して現状を報告。「原発事故の被害者は私たちで最後にしましょう。今こそ脱原発だ」と訴えた。

 ビキニ水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」の元乗組員大石又七さん(77)、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故で被災したアントン・ブドビチェンコさん(34)が、それぞれの体験を発表。大石さん
「原発は核兵器と同じ危険性を秘めている。原発はなくすしかないと認識すべきだ」との思いを訴えた。

 講演したルポライター鎌田慧さんは「原発反対で運動してきたが、社会を変える力になっていなかった」と振り返った。

 大会に先立ち、福島県平和フォーラムは「原発のない福島を求める県民集会」を市中心部で開いた。約1700人の参加者は「福島に原発はいらない」放射能のない福島を返せ」「すべての被害を補償しろ」とシュプレヒコールを上げながら、街頭をデモ行進した。

 大会は8月6日の広島、9日の長崎の原爆の日に合わせて両市に移り、11日には沖縄で集会が開かれる。

   ★ 「フクイチ」風向きマップ
 ⇒ http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/

Posted by 大沼安史 at 07:00 午前 |

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