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2011-08-08

〔フクシマ・For the Record・コラム〕 「どこに安全があるのか」 毎日新聞 山田孝男・論説委員 

 8日 ⇒ http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/ 

 太字強調は大沼

 ちかごろ、激越な首相批判などめずらしくもないが、それにしても日立製作所会長の次の発言には恐れ入った。

 「首相が何を言おうと原子力の海外展開を進めたい」(日経新聞7月23日朝刊)

 軽井沢の経団連フォーラムで「脱原発」首相への不満が爆発したらしい。商売熱心、経済大国を背負う責任感の発露には違いあるまいが、福島原発事故が映し出した問題の基本が見失われている。原発は安全ではないという基本が。

 ……

  「神州不滅」「国体護持」を叫んだ当時の軍人と、「何が何でも原発を」と息巻く今日の財界人は似ている。軍人が固執した国体は天皇と無敵陸海軍だった。今日の国体は経済大国である。経済大国の武装解除などありえぬと財界主流は言う。66年前と違い、ついに終戦には至らないかもしれない。

 毎日新聞7月31日朝刊にモンゴル核処分場計画の続報が出ていた。日米主導でゴビ砂漠に国際共同処分場をつくる。計画を本紙がすっぱ抜き(5月9日朝刊)、地元メディアの批判も高じて立ち消えになったかと思ったら、生きていた。

 続報によれば、6月16日、訪米中のモンゴル大統領がオバマ大統領と計画推進で合意。これに先立ち、米エネルギー省の副長官が、訪米中の細野豪志首相補佐官(当時)に計画推進の意向を伝えたという。

 使用済み燃料は高レベル放射性廃棄物だ。無害になるまで10万年かかる。地中深く埋めて管理しなければならないが、先進国では住民の反対が強くてつくれない。日本はもちろん、米国も、ラスベガス北西のネバダ州ユッカマウンテンにつくりかけたが、あきらめた。

 だからモンゴル。見返りは原発だ。このやり方は、札束を積んで農村部に原発を並べた日本の70年代と似ている。日本国民は3・11で誤りに気がついたが、外国なら問題なしと言えるだろうか。アメリカも一緒、モンゴルも喜んでいる、ですむか。熟考が問われている。

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 |

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