〔☆ フクシマ・NEWS〕 『聞いてください』 長野・須坂市で原発廃絶を訴え続けた坂田静子さんの遺稿集 刊行
共同通信の英文配信記事(ヒラノ・ケイジ記者)によると、長野県須坂市で1977年から個人ニュースレター「聞いてください」を発行し、「原発廃絶」を訴え続け、九八年に74歳でお亡くなりになった坂田静子さんの同名の遺稿集が、長野市の出版社、「オフィスエム」から出版された。
ジャパンタイムズ掲載 ⇒ http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110723f1.html
静子さんの二女で映画監督の雅子さんが「フクシマ」の原発災害で「聞いてください」のバックナンバーをあらためて読み返して、母親が感じていた原発の恐怖が現実のものになったことを知り、それが今回の出版につながった。
広瀬隆さんと加藤登紀子さんが推薦文を書いている。四六版256頁・1365円
版元による紹介は ⇒ http://o-emu.net/archives/8101.html
ヒラノ記者の記事にも版元の「オフィスエム」の紹介記事にも、坂田静子さんがガリ版で出した手づくり新聞「聞いてください」の写真が載っている。
静子さんの遺影も載っている。
版元の紹介記事に、こうあった。
長野県須坂市で薬局を営んでいた坂田静子さん(故人)。
原子力発電とは無縁のふつうの主婦だった。
しかし、1977年、イギリス人と結婚し、イギリスのガンジー島で暮らしていた長女から、放射能による重度の障害を持った子どもを出産することを知らされる。
原発とは何か?
放射能とは何か?
坂田さんは駆り立てられるように、原発と放射能の勉強を始める……。
Posted by 大沼安史 at 09:57 午前 | Permalink