〔フクシマ・NEWS〕 3号機ガレキ撤去 1日1~2時間の作業 作業員全員 「来年1月までの冷温停止は無理」
「フクシマ」で被曝作業に従事する作業員たちの前線基地いなっているいわき市の湯本温泉に、英紙ガーディアンの記者が入り、聞き取り取材を行なった。⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2011/jul/13/fukushima-nuclear-gypsies-engineers-labourers
・北海道の建設会社の社員、ササキ・トシユキさんは、重機を運転し3号機周辺のガレキの撤去作業に従事している。月給35万円。「湯本」の同僚の中では最高給取りだ。
3号機に鋼鉄製の覆いを取り付ける700トンクレーンの作業スペースを確保するための撤去作業だが、1日の実働時間は(被曝の危険があるので)1~2時間。
(大沼 ササキさんの運転する重機は、東電が以前、発表していたように、遠隔操作の重機だろうか? 3号機周辺は核燃料の破片が散乱しているといわれている危険地帯。心配だ)
・アリヨシ・ルネさん(47歳)はトラック・ドライバー。日給は1万2000円。最初の1ヵ月で5ミリシーベルトを浴びた。東電は来年1月までに安定させる工程表を示しているが、「暑いから休憩しなくちゃならないので、1月までは無理だな」とルネさん。
(これはルネさんだけでなく、ガーディアン紙記者がインタビューした作業員全員の見方だった)
・現場での昼食はたいてい、カレーライス、ミネラル・ウォーター、ゼリー状のビタミン・サプル、お菓子。
(それでも前より比べ、良くなったようだ)
ニューヨーク・タイムズも以前、「湯本温泉」ルポを行なっている。⇒
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/06/post-c423.html
Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 | Permalink