〔フクシマ・資料〕 「2号機の汚染水 ヒロシマ型原爆 4個分以上」 「フクシマの燃料棒 3年燃え尽きでヒロシマ原爆1万9710個分の放出熱量」 「事故当時の放出は20~29.6個分」――7月27日 厚生労働委 児玉龍彦・東大教授 参考人説明 スライド資料(全31枚 最初の3枚 説明文を書き起こし)
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■ スライド1 東京における放射線量の推移(マイクロシーンベルト/時)
3月15日に微粒子の放射性物質の飛散があったがこれは一過性だったのに対し、3月21日の雨によって降下し土壌に付着したため汚染は、低下が遅く今日検出されている放射性物質の多くはこれに由来していると考えている。
当時、我々が最も懸念したのは、100kmで5マイクロ、200kmで0.5マイクロという膨大な量である。これは広島原爆を遥かに超える放出の存在を示唆する。
■ スライド2 2号炉ピッチ水の海への流出
4月5日の記者会見で東京電力は2号炉からのピット水が、ヨウ素131のみで540万ベクレル/ml(ミリリットル)に達することを報告した。これは、3000トンで広島原爆1個に相当する膨大な放射線量である。
2号炉の汚染水は1万トン以上あったと推定され、広島原爆4個分以上があり、ピットからの流出は、毎分100l(リットル)とすると、1時間で6トン、1日で約1440トンとなり、3週間で原爆1個分流出となる。2号炉地下には数個の原爆分あり、燃料がメルトダウンしていることを確定的とした。
原爆以上のレベルとなると、あるとこで濃縮され環境汚染、被曝、食品汚染がおこる。予想は難しく、測定して対応することが求められる。
■ スライド3 100kmで5μ、200kmで0.5μの意味。広島原爆の20-30倍の放射性物質の飛散
福島原発放出の熱量からの概算
広島原発は、63兆ジュールの熱
福島原発は爆発した4つの炉で1日でこの18倍の熱(東電)。燃料棒が3年持つとして19710個に相当する。
今回その0.15%が放出(原子力保安院)とすると、29.6個分の放出となる。
福島原発放出量の放射線量からの概算
チェルノブイリ 5.2-14 エクサベクレル
福島 0.77 エクサベクレル
チェルノブイリはウラン235で換算200kg相当、広島が1kg相当とみられ、その十分の一の福島は20個分のウラン235換算20kg相当の放出が
Posted by 大沼安史 at 11:56 午前 | Permalink