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2011-07-12

〔フクシマ・NEWS〕 37メートルもの崖上だった「フクイチ」用地を 25メートルも削り取って原発を建てていた東電 ウォールストリート・ジャーナル紙が報道

 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303982504576425312941820794.html#

 ウォールストリート・ジャーナルが12日に報じたところによると、「フクシマ・ダイイチ」の用地はもともと37メートルの高さにあり、ちょっとした景勝の地だったが、東電は1967年に、これを25メートルも削り取っていたことが、当時の政府当局への提出資料で分かった。

 この東電の44年前の決断が、「運命の決断」だったと、同紙は指摘している。
 
 When Tokyo Electric Power Co. broke ground on the now defunct Fukushima Daiichi nuclear-power station 44 years ago, the utility made a fateful construction decision that raised the plant's vulnerability to the tsunami that ultimately crippled its reactors.
 In 1967, Tepco chopped 25 meters off the 35-meter natural seawall where the reactors were to be located, according to documents filed at the time with Japanese authorities.

 同紙によると、東電が現場で用地買収を開始したのは、1960年代のこと。用地の大部分は、旧帝国陸軍飛行場の跡地だった。35メートルの崖は、用地の海岸線の中でもひときわ目立った場所だった。

 海岸の崖をなぜ削ったか?

 資材の海からの搬入、海水の給水を容易なものとし、(表土を削り取って)原発を岩盤の上に置くための措置。

 当たり前のこととして行われたという。

Posted by 大沼安史 at 11:18 午前 |

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