« 〔フクシマ・ビデオ・NEWS〕 「老木に花が」 米CBSテレビ 「原発暴走阻止・老人行動隊」を紹介 | トップページ | 〔フクシマ・レクチャー〕 「なぜドイツは原発を止められたのか」 ミランダ・シュラーズ・ベルリン自由大学教授 »

2011-07-05

〔フクシマ・レクチャー〕 広瀬隆さん 「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる……そのため、自家発電の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。

  たんぽぽ舎「地震と原発事故情報 その95」より
 ちきゅう座 ⇒ http://chikyuza.net/n/archives/10714?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

 なぜ電力会社は、これら当たり前の事実を隠そうとするのか、という疑問から、ここで重大なことが明らかになった。
 それは、「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる。そして制度が改善されて、誰もが送電線を自由に使えるようになると、地域を独占してきた電力会社の収益源の牙城が崩れる。送電線の利権だけは、何としても電気事業連合会の総力をあげて死守する必要がある、と彼らは考えている。九つの電力会社にとって、福島原発事故を起こした今となっては、原発の確保より、送電線の確保のほうが、独占企業としての存立を脅かすもっと重大な生命線である。そのため、自家発電の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。

  大沼 自分たちの利権を守るためには、「日本の復興」の足を引っ張り、「日本の経済」を沈没させても構わないと思っている、この電力ゴロツキどもよ!

 日本のマスコミよ、君たちがこういう電力ゴロの恫喝に屈し、おもねり続ける先に待ち構えるのは、「電力マフィア独り勝ち大不況」――「電力亡国」であることを知れ!

 

Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔フクシマ・レクチャー〕 広瀬隆さん 「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる……そのため、自家発電の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。: