〔フクシマ・レクチャー〕 小出裕章さん 「海に流れたトリチウムは水の形になり、海水蒸発で雲になり、雨になり、また落ちて来る」
7月21日、MBSS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」
(いよいよ夏となりました。海の水温もどんどん上がり、入道雲の発生から雨という夏の自然サイクルが始まります。福島から海へ投棄された汚染水に含まれている放射性物質が雨となって再び陸に戻ってくる可能性というのはあるんでしょうか、という質問――に対して)
「原理に言えばありますね。……ですから海へ流れていってるわけで。海から蒸発したものがまた陸に雨となって降ったりするわけで。例えばその流されている放射能の中には、トリチウムという名前の放射能もあります。それは、いわゆる水素なんです。放射能をもった水素なんですが。それも海へ流れ出てるはずで。環境に出ると水の形になります。H2Oという形ですね。そういう形になりますので、海水が蒸発して雲になればそれがまた雨になって落ちてくるという事ですので、もちろん循環して陸にもまた戻って来ます」
Posted by 大沼安史 at 08:10 午前 | Permalink