〔フクシマ・NEWS〕 IAEA天野事務局長 フクイチ・グラウンド・ゼロ(爆心地)を視察 「作業、かなり順調」 現場作業員の証言とは、かなり真逆な「感想」
未明、マグニチュード6.2の地震が襲った25日、IAEAの天野事務局長が、毒ガスマスクに完全防護服姿で、爆心地の「フクイチ」を視察した。
もう少し強烈な余震が起きていたなら、4号機の使用済み核燃料プールの崩壊などで、視察どころではなかったろう。
TBSによると、視察後、天野事務局長は「今回、現場を見て、かなり順調に作業が進んでいるというのは(政府に)伝えるポイントだと思います」と語った。汚染水処理が効率的に稼働しているとの見方を示した上で、現場の作業員については「士気が非常に高く、熱意をもって取り組んでいるので見通しは明るいと思う」と前向きな見方を示した。
⇒ http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4785218.html
実際に現場で復旧活動にあたる作業員の「実感」とは程遠い、とてもシュール(超現実主義)な発言だった。
下段に引用した「ハッピー」氏の現場ツイッターが言うように、連続爆発を起こした「フクイチ」は惨憺たるありさま。作業は順調に進んでいない
「それより汚染水処理システム全体を見直した方がいいんじゃないかなぁ…?騙し騙し運転してもいつまで続くかわかんないよ (>_<) 安定循環冷却っていつになるのやら」
「どの号機も同じだけどエレベーターが壊れて使えなくて遮蔽の鉛板や配管は全て階段で運んでるから一回運んだらヘトヘトだよ」
このどこが「かなり順調」なのだ?
そしてもうひとつ、天野事務局長よ、原発を推進して来たIAEAの長として、どうしてあなたは被爆地を慰問しないのか?
Posted by 大沼安史 at 07:20 午前 | Permalink
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