〔フクシマ・ノート〕 東京に原発汚染土を!
不思議でならないことがある。
死の灰を撒きちらしたのは東電である。その死の灰で汚染された空気、水、作物、サカナ、土などの除染の責任は東電にある。
どうして東電は除染しないのだろう? 無責任ではないか?
汚染された水道水の放射性物質を除去する装置もある。
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土砂は表土をはがして撤去すればいい。撤去した死の灰入りの土砂の保管も、東電の責任だ。
フクシマの放射能汚染土放置問題を報じたロイター電に、こんな過去の事例が載っていた。
英国政府は1963年にオーストラリア南部での核実験を終えると、なんと2立方キロメートルもの汚染土を撤去したという。
また、核爆弾を搭載した米軍のB52爆撃機が1966年にスペイン南部に墜落したとき、米政府は1000立方メートルの土砂を撤去し、米国内に運んだそうだ。
⇒ http://af.reuters.com/article/worldNews/idAFTRE76408R20110705?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0&sp=true
東電も汚染地帯にブルドーザーを出し、大々的な汚染土撤去作業を開始しなければならない。
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汚染された土をどこに運ぶか? それは東電が決めることだ。
原発推進の経産省や文科省、原発大賛成の石原都知事に相談したらいい。
なんなら、あの警告と予言に満ちた警世の書、「東京に原発を!」を書いた広瀬隆さんにアドバイスしてもらおうか?
広瀬隆さんなら、集英社文庫版の52~53頁の「候補地一覧地図」を広げて、新宿中央公園とか日比谷公園とか自衛隊市谷駐屯地とか、懇切丁寧に教えてくれるはずだ。
僕なら、米軍の横田基地なんか、どうですか、と言うんだけど……。
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文科省も同罪だ。東電と同責任だ。
学校は文科省の管轄。
文科省は現職の職員より天下りの元職員が多いところだから、そうした連中にも動員をかけ、校舎・校庭の除染・汚染土の除去作業をさせたらいい。
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フクシマの大地を死の灰で汚した東電よ、原発安全洗脳教育を続けて来た文科省よ、土砂の撤去は君たちの務めだ。
「頬かぶり」ついでにモッコ担ぎに出たらどうか?
とりあえず、本店・本省の中庭に、フクシマの大地を殺した放射能土を運び込みなさい!
Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 | Permalink