« 〔フクシマ・ツイッター〕 命がけで撮影した4号機 | トップページ | 〔フクシマ・ツイッター〕 4号機の発光と白煙の正体は……? 「プール」補強中 »

2011-06-14

〔フクシマ・NEWS〕 村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチ 英紙ガーディアンが報道

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/books/2011/jun/13/murakami-japan-nuclear-policy

 英紙ガーディアンが村上春樹氏のカタルーニャ国際賞受賞スピーチを報じた。「ムラカミ 日本の原子力政策を嘆く(Murakami laments Japan's nuclear policy)」

 ……しかし「原子力(の安全性)に疑問を投げかける人々は『非現実的な夢想家』として周縁に追いやられていたのです」とムラカミは言った。

 But instead, "those who questioned (the safety of) nuclear power were marginalised as being 'unrealistic dreamers,'" said Murakami……

 9日、スペインのバルセロナでの受賞演説で村上春樹氏はつまり、「非現実的な夢想家」こそ「非夢想的な現実家」だった、と言ったのだ。

 バルセロナは「夢」を現実化しようと苦闘を続けて来た、夢想家たちの街だ。「エスクワイア・モデルナ」のフランシスコ・フェリエールの街だ。

 スペイン革命の街での村上春樹氏の、このスピーチ。

 それは日本で反原発を続けて来た少数派に対するオマージュであり、バルセロナを中心とするカタルーニャへの賛歌でもあっただろう。 
 〔追記〕
 カタルーニャ、そしてバルセロナを舞台にした小説に、カルロス・ルイス・サフォンの『風の影』(木村裕美訳、集英社文庫)というのがある。
 朝、ベッドで目覚め、村上春樹氏のバルセロナ・スピーチのことをあれこれ考えているうち、この小説のことを思い出した。

 私は英語版のペーパーバックで読んだのだが、この小説の中に、「ビクトル・ユーゴーの万年筆」が出て来る。

 説明は省く。読んでのお楽しみだが、村上春樹氏はたぶん、「見えない副賞?」として、カタルーニャ語を守るバルセロナの人たちに「ユーゴーの万年筆」をもらったのだ。
 あるいは逆に、バルセロナは「ユーゴーの万年筆」を贈るにふさわしい作家として村上春樹氏を評価したのだ。 

 ユーゴーのペンで書かれる、彼の次の作品に期待しよう。

 スピーチ全文
 ⇒ http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html?toprank=onehour
 ⇒ http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040019000c.html

Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔フクシマ・NEWS〕 村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチ 英紙ガーディアンが報道: