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2011-06-09

〔フクシマ・NEWS〕 作業員たちの一日の疲れを癒す温泉の一風呂、焼酎の一杯

 ニューヨーク・タイムズ東京支局のタブチ・ヒロコ記者が、「フクシマ」への前線基地となっている、いわき市の湯本温泉を訪ね、作業員たちから話を聞いた。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/06/09/world/asia/09japan.html?_r=1 

 朝の6時、温泉宿から集合した作業員たちはバスに乗って「フクシマ」に向かう。

 福岡から来た20歳もその一人。
 「フクシマ」で働く、2200人の下請け・孫請け( subcontractors and subsubcontractors  タイムズは日本のマスコミのように「協力会社」とは書かない)作業員の一人。(東電正社員は300人)

 この福岡の若者は、4号機の足場を組む作業に従事している。(4号機に足場を組む……ということは、「使用済み核燃料プール」の崩壊を防ぐ、いま最も重要な作業に従事している……)

 現場での「作業」時間は3時間。(これが「フクシマ」の一般的な作業時間だという)

 片道1時間の「通勤」時間はもちろん、休憩・準備時間などは、この「3時間」に含まれていない。

 「起きて、出かけて、働いて、帰ってきて、食べて風呂に入って寝るだけ」の毎日だ。

 浜岡から働きに来た人(35歳)もいる。「被曝も仕事のうち。消防士が火を怖がっていたら、仕事にならないのと同じ」

 湯本温泉には飲み屋さんもあるが、作業員の多くはビールや焼酎を部屋で飲んで、一日の疲れを癒す。(飲みには出ない。次の日がある……)
 
 防護服で汗まみれの作業。先日、60代の男性が搬送先で死亡したが、「熱中症ではないか」と作業員たちは言う。

 「温泉につかるのが一番の楽しみ」と作業員たちは言った。

 取材を受けた作業員たちはしかし、タブチ記者に賃金のことは語らなかったそうだ。
 記事で判断するかぎり、苛酷な作業実態についても、多くを語らなかったようだ。

 でも、作業員たちは「ひと風呂を浴び、焼酎で疲れを癒す」「喜び」については彼女に語った。

 この「喜び」に注目し、記事に書いたタブチ記者は偉い!

 どれだけシンドイ作業を続けているか、それだけで想像がついてしまうから……。
 
 こういう下請け・孫請けの作業員によって、「フクシマ」は最悪の破局の危機を、なんとかしのいで来ている。

 がんばってください、とお願いする。

Posted by 大沼安史 at 02:13 午後 |

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