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2011-06-30

〔★訂正版 フクシマ・NEWS〕 東電、「テルル129m」 「初検出」を発表  

 読売新聞 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110629-OYT1T00953.htm?from=tw

 この「読売」が報じた「東電発表」は「記録」に残さなければならない。

 東京電力は29日、福島第一原子力発電所1号機の取水口付近で今月4日朝に採取した海水から、放射性物質「テルル129m」を初めて検出したと発表した。
 事故後3か月を過ぎて新しい核種が検出されたため、高濃度汚染水の流出などが疑われるが、東電は「採水の際に、なんらかの原因で混入したのではないか。ほかの放射性物質の検出値に変動はないので、汚染水が漏れるなどの異常事態が起きているとは考えられない」としている。

 東電は4月1日、「テルル129」(半減期70分)を検出といったん発表したあと、誤検出だとして取り消している。

 本ブログ読者の「ZOE」氏の教示によると、今回、「初検出」された「テルル129m」は「半減期34日」。
 
 (訂正前の本ブログ記事で私、大沼は「テルル129」と「テルル129m」を同一のものと、確認もせず、早とちりしてしまいました。お詫びして訂正します。「ZOE」氏のご指摘に感謝します)

 (私はまた、半減期70分(1時間10分)の「テルル129」が「初検出」されたと思い込み、「フクシマ」では断続的な再臨界が続いている証拠と言える!――と書きましたが、この部分は以下のように書き改めます)

 「テルル129m」の半減期が「一月ちょっと」である……ということは、

 ① 今回「初検出」されたものが「フクシマ」の事故の初期段階で生成・放出されたものである可能性を否定できない、

 ② しかし同時に、その後、「フクシマ」で続いているとみられる「再臨界」のより生成・放出されたものであるの可能性も否定できない。

 ③ あるいは検出したサンプルがその両方を含んでいる可能性も否定できない。

 「メルトダウン」どころか「メルトスルー」が進行中の現状を考えれば、③の事態を想定し、対策をとるべきだろう。東電はその指標(証拠)となる「テルル129」の検出作業に全力で取り組むべきだ。

 ところで、この「テルル」については、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長がウィーンでの今月6日の記者会見で、「今日、情報を得た」と明言していた。⇒ http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E4E2E7E78DE2E5E2E4E0E2E3E39790E0E2E2E2;at=ALL

 ここでいう「テルル」が「129」なのか「129m」なのかは明らかにされていないが、天野事務局長のこの「明言」は見逃せない。

 日経の記事は、以下のように書いている。

 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は6日の記者会見で、東日本大震災の発生翌日の3月12日に福島第1原子力発電所の炉心損傷を示す放射性物質が検出されていた問題について「今日情報を得た」と述べた。原子力安全・保安院は検出の事実を2カ月半以上も発表しなかったが、IAEAにも報告していなかったことになる。

 IAEAの調査団は5月24日から6月1日まで日本に滞在し、福島第1原発などを視察した。天野事務局長は会見で「調査団も情報を受け取っていない」と説明した。

 炉心損傷を示す放射性物質は核燃料が1000度にまで過熱しないと放出されないとされる「テルル」で、天野事務局長は「テルルの放出は重要な情報」と指摘した。テルルは1号機で最初に排気用の弁の開放(ベント)をする前に原発の敷地外で検出されていた。

 ――東電はIAEAには今月6日時点で「テルル検出」情報を伝えて起きながら、株主総会が終わった今頃になってようやく、「再臨界」の証拠である「テルル」検出を認めたのだ。

 日本国民を、世界の人々を欺き続けた東電!

 臨時株主総会を開いて、経営陣の責任を追及しなければならない。

 なお、「ZOE」氏の教示によると、

 ① 因みに「テルル129m」は、既に(日本国内の)いろんなところから検出されています。
   ⇒ http://www.acro.eu.org/OCJ_jp.html

 ② この「テルル129m」は、すごく厄介なもののようですね。上記に貼ったURL、アクロ(ACRO)のサイトに記されてるのですが、
  「テルル129mは崩壊して半減期の非常に長いヨウ素129になる。半減期は16百万年である。」

 「テルル129m」自体の半減期は34日でも、変身した「ヨウ素129」の半減期はなんと1600万年!

 「テルル」問題は、なまやさしい問題ではない。日本の主流メディアの責任ある取材と報道を求める!

Posted by 大沼安史 at 07:14 午後 |

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