〔フクシマ・NEWS〕 ニューヨーク・タイムズが「被曝に閾値なし」のBIER報告を紹介
ニューヨーク・タイムズが「日本にのしかかる知られざる被曝(Radiation’s Unknowns Weigh on Japan)という記事を掲載した。⇒ http://www.nytimes.com/2011/06/07/business/energy-environment/07radiation.html?_r=1&emc=tnt&tntemail1=y
この中でタイムズ紙は、「被曝の影響は直線的で閾値というものはない」と結論づけた、全米科学アカデミー「電離放射線の生物影響に関する委員会(BIER委員会)」の第7次報告(ベイル Ⅶ、2006年、リチャード・マンソン委員長)を紹介している。
⇒ http://www.nap.edu/openbook.php?record_id=11340&page=1
http://www.nap.edu/openbook.php?record_id=11340&page=1
http://dels-old.nas.edu/dels/rpt_briefs/beir_vii_final.pdf
タイムズによると、「BIER Ⅶ」は主に、ヒロシマ、ナガサキの原爆攻撃の際、高エネルギーのガンマ線を浴びた、数千人に及びヒバクシャのデータから、この「線形・敷居なしモデル(linear, no threshold model)」の結論を引き出した。
委員長のマンソン博士(ハーバード大学)は「それ以下のことを知ることのできないポイントというものはある。線引き(閾値を設定)で決めてしまうのは、単純きわまりないことだ」と語った。
タイムズはまた、ヒロシマ・ナガサキと「フクシマ」の違いにも注目する。
ヒロシマ・ナガサキの被曝は主に、急性の外部被曝だが、フクシマの場合は食べ物や水の摂取に伴う「内部被曝」が問題になっている――と。
大沼 小出裕章さんが引用する「ベイル報告」を、ニューヨーク・タイムズが紹介した。
線を引いて「基準」を設け、それを下回れば「安全」とするダイカトミー(2分法)は、たしかにあまりにも乱暴に過ぎることだ。
福島における被曝実態の解明が進むにつれ、日本政府――とくに文科省の子どもたちに対する「トンデモ閾値」設定問題は、世界のアカデミズムから糾弾されることになろう。
Posted by 大沼安史 at 04:43 午後 | Permalink
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ニューヨークタイムス6月6日付け記事に拙訳を添えます。
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Radiation’s Unknowns Weigh on Japan
放射能の未解明部分が日本を押しつぶす
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http://www.nytimes.com/2011/06/07/business/energy-environment/07radiationhtml?_r=1&emc=tnt&tntemail1=y
これは非常に興味深い記事です。
低線量被曝についての日本... 続きを読む
受信: 2011/06/08 15:37:40

















