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2011-06-20

〔フクシマ・For the Record〕 IAEA報告書 「日本の原子力当局はIAEAの基準に沿って周辺住民を迅速に避難させなかったと指摘」 ウォールストリート・ジャーナル紙

 ウォールストリート・ジャーナル日本版 ⇒ http://jp.wsj.com/Japan/node_251746 

 ……報告書は、危機が深刻化した際、福島第1原発から半径20キロから30キロの間に住む住民に屋内待機を命じる一方で、20キロ以内の住民には避難を要請した日本当局の勧告の仕方に疑問を投げ掛け、「長期的な屋内避難は有効なアプローチではない」と述べた。
 IAEAは、周辺住民に対しては放射線量が危険な水準に近づくなど具体的な基準に応じて避難勧告すべきだったとしている

 (報告書は日本の地震・津波対策の不備を指摘している)

 IAEAはさらに、日本の規制当局は一義的に最近の地震データに依存していたため、地震リスクを過小評価していたとし、IAEAガイドラインで勧告されているように、「歴史的および前史的な地震に関する古地震学・考古学上の情報」を検討すべきだったと結論している。

 また、2002年にIAEA主導の専門家チームが実施した点検の勧告に応じた「津波被害のための多層防御規定が不十分だった」とし、「こうした追加的な防御措置は日本の規制当局によって点検・承認されていなかった」と指摘している。

 この部分の英文記事は以下の通り。

 The IAEA concluded that Japanese regulators underestimated the earthquake risk because they primarily relied on "recent historical seismological data." Instead, nuclear regulators also should have considered "paleoseismic and archaeological information on historical and pre-historical earthquakes," as recommended in IAEA guidelines, the report found.

 The IAEA said it also found "insufficient defense-in-depth provisions for tsunami hazards" as per the recommendations of a review conducted by an IAEA-led team of experts in 2002. "Moreover, those additional protective measures were not reviewed and approved by the [Japanese] regulatory authority," the IAEA report says.

 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304887904576395673460547438.html?KEYWORDS=IAEA

 (日本政府は2002年に1AEAが指摘したことを検討も承認にしていなかったのだ。この罪は重い!)

 (これに対して、日本のNHKはどんな報じ方をしているか?)

 ……その一方で、津波の想定が過小評価され、深刻な事故への対応策が不十分だったことに加え、日本の規制当局がその対策の有効性を検証していなかったと指摘しています。
 「IAEA報告書 教訓など示す」
⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110620/t10013647041000.html

 (「有効性の検証をしていなかった」――だって!? それと、上記のNHKの「大本営発表」には「避難」のヒの字もないことも、覚えておくことしよう)

Posted by 大沼安史 at 08:12 午後 |

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