〔フクシマNEWS〕 「ベント」システムの欠陥 米エンジニアが5年前にNRCに通報
ニューヨーク・タイムズは18日、「フクシマ・ダイイチ」の「ベント」システムが自動的に作動せず、手動でもバルブを開けることができなかった問題を追究する続報記事を掲げた。
それによると、米国ミネソタ州の原発のエンジニア2人が「フクシマ」と同じ型のGE社製の「ベント」システムには重大な設計上の欠陥があることを、5年前に米原子力規制委員会(NRC)に通報してしていたことが、新たに判明した。
NRCに通報したエンジニアの一人、アンソニー・サラック氏は、「ベント」システムは電源に頼るべきでない、と指摘していた。非常事態においては停電することが考えられるからだ。
「フクシマ」では実際、こうした事態が生じたわけだ。
サラック氏は薄い鋼板でできた「破裂盤(rupture disk)」のような、一定の炉内の圧力で自動的に破れるものにすべだと主張したが、電力会社から受け容れられず、退社することになったという。
この「破裂盤」については、原発業界から「いったん破れてしまったら、閉じることができない」といった反論が出ている。
ニューヨーク・タイムズの記事によると、「フクシマ」は「ベント」システムが試練にされされた初めての事故。
NRCのスポークスマンは、「フクシマ」の事故の教訓にまなび、「ベント」システムを「よりパッシブ(受動系)」のものにして「リスクを低減する」いくつかの方法を考え出してはいるが、そのうちのどれを採用するか、絞り込んではいないという。
⇒ http://www.nytimes.com/2011/05/19/science/earth/19nuke.html?_r=1&emc=tnt&tntemail1=y
大沼: GEの「ベント」システムに問題があるとわかった以上、日本でも同じシステムを設備した原発は止めて、至急、対策をとるべきではないか?
NRCと連携し、「リスクを低減する」他の方法を採用すべきではないか?
本ブログですでに紹介したように、ニューヨーク・タイムズの指摘で、「フクシマ」では電源ストップで制御室からのコマンドが効かず、「手動」でもバルブを開けることができなかったことが分かったわけだから……。
Posted by 大沼安史 at 04:48 午後 | Permalink

















