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2011-05-20

〔フクシマ・ノート〕 焼け太る 同じ穴のゾンビ

 BBC(英国放送協会)が、東電の今後について、4つのシナリオがあると書いていた。
 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/business-13450907

 「破産」「国営化」「ゾンビ会社化」「自力再建」の4つ。

 そのそれぞれについて、評価を下している。

 このうち、最も現実性の高い「あり得る(Likely)」とされているのは、「ゾンビ社化」である。

   ★

 Zonbie 超自然力によって操られる死体。
 Zombie company とは絶えざる救済措置で、あたりに死臭をまきちらしながら延命し続ける企業を指す。

 東電を「延命」させる「輸血」は2つのポンプから送り込まれる。ひとつは「血税ポンプ(公的資金)」。もうひとつは「電気料金ポンプ(公共料金)」。

 納税者・利用者の負担で東電はゾンビのごとく生き延びる……。

   ★

 日本の電力会社はいうまでもなく地域独占である。戦中・戦前の国策会社、「日本送・受電」が戦後、分割されて、いまの体制が出来上がった。

 戦後、地域ごとに「切断」されて復活したゾンビの一群。
 
 地域独占の電力ゾンビ各社は「電事連」でもって再度「一体化」を果たし、戦後世界の最大のゾンビ権力である米国=核権力、および戦後日本最大のゾンビである官僚機構と手を組んで、これまで戦時・戦前からの生き残りゾンビである政治・大企業・マスコミとともに「原子力政策」を進めて来た。
   
   ★

 経産省が東電に荒治療を施さないのは、同じ穴のゾンビ同士だからだ。

 米国が4月に入って、「フクシマ」をめぐり日本政府批判をやめたのも、同じ穴のゾンビ同士だからだ。

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 「電」と「官」の双頭のゾンビの延命のための、税金・電気料金による「輸血」は惜しまないが、原発被災者対策費は最小限・最低限に抑えなければならない。(だから20ミリシーベルであり、30キロ圏でなければならない)

 その最大の理由は、「フクシマ」の事故対策(廃炉化)に途方もない金がかかるからだ。

 数十兆円に達する、巨額な「火事場利権」を、米仏日を中心とした国際原子力業界がむさぼることになるからだ。

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 「フクシマ」で「ゾンビ」たちの焼け太りを許してはならない。

Posted by 大沼安史 at 11:20 午前 |

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