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2011-05-18

〔フクシマ・NEWS〕 東電の武藤副社長と「ダイイチ」の吉田所長 「ベント」開始をめぐって「怒鳴り合い」 吉田所長 即時ベント開始 求める ニューヨーク・タイムズが報道

 前記ニューヨーク・タイムズによると、日本政府の関係筋(単数)は、「ベント」をめぐって東電の武藤副社長と、ダイイチの吉田所長の間で、怒鳴り合い(shouting match)があったことを明らかにした。

 吉田所長は一刻も早いベントを始めたがったが、武藤氏はベントでうまく行くかどうか懐疑的だった。

 タイムズ紙にこう証言した匿名の関係筋は、現在も政府のアドバイザーを務めている。「ためらいがあった。議論があった。どうしたらいいか、本当に混乱していた」と、この関係筋は語った。

 この結果、東電の経営陣はツナミに襲われてから17時間以上経ってから――政府の「ベント」命令が下ってから6時間経ったあとになってようやく、「ベイト」の開始を現場に命じた。

 The government became rattled enough that it ordered Tokyo Electric to begin venting. But even then, Tokyo Electric’s executives continued to deliberate, according to a person close to government efforts to bring the reactors under control. The exchanges became so heated, the person said, that the company’s nuclear chief, Vice President Sakae Muto, and the stricken plant’s director, Masao Yoshida, engaged in a “shouting match” — a rarity in reserved Japan.

Mr. Yoshida wanted to vent as soon as possible, but Mr. Muto was skeptical whether venting would work, the person said, requesting anonymity because he is still an adviser to the government and is not permitted to comment publicly. “There was hesitation, arguments and sheer confusion over what to do,” he said.

The executives did not give the order to begin venting until Saturday — more than 17 hours after the tsunami struck and 6 hours after the government order to vent.

Posted by 大沼安史 at 11:34 午前 |

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